鳥谷敬内野手(33)が日刊スポーツ新聞社制定｢エネルギッシュ・タイガース｣(協賛＝ＥＣＣ)の 6月度ＭＶＰに選出された。 6月 8日ソフトバンク戦(甲子園)で、 6号逆転 2ランを含む 3安打 3打点。カード初戦の連敗を10で止めた。月間11打点をマークし、波に乗りきれない打線を引っ張った。
8日甲子園で阪神－広島 9回戦が行われた。
マウロ・ゴメス内野手(29)が 3回二死 1塁、相手がノーマークだったスキを突いてスタートすると、 2塁へ猛然と滑り込み来日初盗塁を決めた。
1－ 1で迎えた 3回、福留孝介外野手(37)が勝ち越しの中前適時打を放った。
鯉に勝った！！ 梅ちゃんも打った！！ドラフト 4位梅野隆太郎捕手(23)が 4回に 5号ソロを放った。
もはやバットを振ればヒットになる。得点こそ絡まなかったが、鳥谷敬内野手が 3安打の固め打ちだ。 2戦連続、今季 9度目の猛打賞は通算 107度目。掛布雅之を抜き、虎歴代単独 6位となった。
熱気がこもった聖地で、ガムシャラに左腕を振った。台風８号の影響もなんのその。先発した岩田稔投手(30)が圧巻の鯉斬り。猛虎を勝利に導く快投で、じめじめとした空気を吹き飛ばした。自身 2連勝、チームトップタイの 6勝目( 3敗)だ。
大型で非常に強い台風 8号が 8日、巨人とＤｅＮＡが滞在する沖縄・那覇市に最接近した。巨人は11日からの阪神 3連戦(東京ドーム)に向け、10日に帰京予定だが、航空会社は欠航の可能性を指摘。前半戦最後となる『伝統の一戦』の開催に影響を及ぼすかもしれない。記事をまとめてみました。
![2014.07.08 試合結果]()
＜阪神 3－ 1広島＞◇ 8日◇甲子園◇ 9回戦
鳥谷敬内野手が日刊スポーツ新聞社制定｢エネルギッシュ・タイガース｣(協賛＝ＥＣＣ)の 6月度ＭＶＰに選出された。 6月 8日ソフトバンク戦(甲子園)で、 6号逆転 2ランを含む 3安打 3打点。カード初戦の連敗を10で止めた。月間11打点をマークし、波に乗りきれない打線を引っ張った。
果てしない猛攻を導いた。 6月 8日ソフトバンク戦。 1回に打者14人で 8安打 9得点した大爆発は、鳥谷が火を付けた。 1点を追って一死 3塁。オセゲラの初球、内角シュートを強振。ライナー性の打球が右翼ポール際に着弾。初対決の助っ人左腕を沈める 5号逆転 2ランとなった。
｢大和が何とか右方向に打って(走者を)送ってくれて、どんな形でもいいから思い切っていこうと思っていた。内野も前に来て、バットに当てれば何とかなる。チャンスでかえすのがクリーンアップの仕事｣
![６月８日右越えに本塁打を放った鳥谷敬内野手]()
6月 8日、阪神対ソフトバンクの 1回、鳥谷敬内野手は右越えに２点本塁打を放った
ネクストバッターズサークルで待った無死 1塁の場面。上本が 2盗を決め、大和がファウルで食らいつき、最後は右打ちの 1ゴロで上本を進めた。後輩がつくったチャンスに主将が奮起。後続の猛攻も呼んだ。初回から先発全員が出塁し、全員が本塁を踏んだ。鳥谷は 3回の左前適時打も含む 3安打 3打点で、10カード続いた初戦の連敗を止めた。
4日楽天戦(コボスタ宮城)でも打線を勢いづけたのは鳥谷だった。 2回、同点に追いついた直後の二死満塁。カウント 3－ 1から川井の内寄り直球を振り抜くと強烈なゴロが右前へ抜けた。｢走者も埋まっていた。ストライクゾーンに来たら打つつもりだった｣。 2者がかえる勝ち越し打となった。
攻撃の手は緩めない。 6点リードの 6回一死 2塁では 3号 2ランで試合を決めた。宮川の外角高め直球を思い切りたたくと、左翼へライナー性の打球が飛んだ。勢いそのままにフェンスを越えた。｢たまたまです｣と笑いながらバスに乗り込んだ。11安打 9得点を締めるアーチだった。 6日オリックス戦(甲子園)は 3回にエース金子から 4号ソロ。 4年ぶりの２戦連発だった。
26日で33歳を迎えた 6月。梅雨空のようなチームの雰囲気を、キャプテン鳥谷のバットが晴らした。
![盗塁に成功したマウロ・ゴメス内野手]()
3回裏阪神二死 1塁、ゴメスは 2塁盗塁に成功した
マウロ・ゴメス内野手が来日初盗塁を決めた。 3回二死 1塁、相手がノーマークだったスキを突いてスタートすると、 2塁へ猛然と滑り込んだ。
福留のタイムリーで本塁を踏むと、これが決勝点となった。 7日に妻と生まれたばかりの長女が来日したゴメスは打っても 2安打。
｢自宅に家族がいてくれるというのは大きい｣と話し、さらなる活躍を予感させた。
![中前に勝ち越し適時打を放った福留孝介外野手]()
3回裏阪神二死 1、 2塁、福留孝介外野手は中前に勝ち越し適時打を放った
1－ 1で迎えた 3回、福留孝介外野手が勝ち越しの中前適時打を放った。
ゴメスが 2盗に成功し迎えた二死 1、 2塁のチャンスだった。｢チャンスだったので、思い切って打ちにいきました。いいところに落ちてくれました｣。
ここまで 2連敗している広島先発ルーキー大瀬良大地投手(23)の内角へのカットボールを中前に落とした。 2塁走者ゴメスがかえり、勝ち越した。
鯉に勝った！！ 梅ちゃんも打った！！ドラフト 4位梅野隆太郎捕手が 4回に 5号ソロを放った。
4回の先頭で打席に入った。カウント 1－ 0からの 2球目。広島先発のルーキー大瀬良の 147キロの直球を、左中間スタンドまで打ち返した。｢早いカウントだったので、思い切って振り切りました。岩田さんがピンチでも粘って投げてくれていたので、援護できてよかったです｣とコメントした。
本拠地・甲子園での初アーチだった。 2位の鯉に｢１差｣。台風も吹き飛ばす勢いだ！！
![本塁打を放った梅野隆太郎捕手]()
4回、本塁打を放った梅野隆太郎捕手
持ち味のフルスイングで、おなじみの甲高い打球音を奏でた。白球は歓声が最高潮に達する前に、あっという間に外野席へ。聖地｢１号｣。梅野が甲子園で初のアーチをかけた。
｢これだけ応援してくださる皆さんの前でうれしいです。いつ打てるかなと思っていたけど、きょう打てて最高です｣
本拠地のお立ち台も初めて。声を弾ませて振り返るのは、 2－ 1の 4回だ。先頭で 1ボールから 2球目。高めの 147キロを左中間へ。 5号ソロで広島を突き放した。甲子園での新人の本塁打は2004年の鳥谷以来の快挙。チームの歴史に名を連ねたことに｢こういうチャンスをもらっている限りは、こうやって歴史を変えていける選手にないたい｣と言い切った。
![｢梅野｣のボードを手に大喜びの虎ファン]()
｢梅野｣のボードを手に大喜びの虎ファン
打った相手も特別だった。大学時代に九州でしのぎを削り、全日本で一緒に戦った鯉のドラ 1位、大瀬良だ。｢ずっと三振でやられていたけど。一応やり返せてよかったです｣。
第 1打席は空振り三振を喫した。今季は 3打席 3三振。大学では 5打数 3安打のライバルに完璧に抑えられていたが、最高の形で雪辱した。
右腕とは、誕生日も同じ1991年 6月17日だ。先月、携帯アプリ｢ＬＩＮＥ｣のグループメールを通じて、大学日本代表の仲間から同時に祝福された。 2人の思い出は、福岡市内の焼き肉店。まだ崩れきっていない字体で、壁に直接書かれたサインが並んでいる。
![左中間へ本塁打を放った梅野隆太郎捕手]()
4回裏阪神無死、広島大瀬良から左中間へ本塁打を放った梅野隆太郎捕手
｢サインにもなっていないです。ドラフトの 1週間くらい前でした｣
運命の日を前に、ペンを握って健闘を誓いあった。何より、アマチュア選手がサインを要求されるのはすごいこと。地元ではそれだけ期待されていた証拠だが、そろって全国区になる日も近い。ただ、梅野は同級生を打ち砕いたことより、チームの状況を強調した。
｢(広島と)いい争いをしていて、チームもいい流れの中で、甲子園で価値のある 1本が打ててよかったです｣
広島－巨人－中日と続く 9連戦の初戦を制し、今季 2度目の 6連勝で貯金は｢４｣。鯉と｢１ゲーム差｣、巨人とは 5.5差に詰めた。和田監督は｢上位と当たるので、何としても初戦を取りたかった。15安打で 3点しか取れなかったのは反省だが、なんとかいいゲームができた｣と振り返った。
7回無死満塁では、ヒーローの梅野から 3者連続三振。毎回の15安打で15残塁と拙攻が目立ったが、広島に勝って40勝に到達した。ルーキーは、虎党に誓った。
｢これだけのファンの前でのインタビュー。阪神に入ってよかったです。あしたも勝って、カープを抜きたいです｣
戦いはこれから。成長著しい23歳が、勝利を呼べば、虎はもっと強くなる。
![右前打を放った鳥谷敬内野手]()
鳥谷敬内野手は 6回、この日 3本目となる右前打を放った。掛布を超える 107度目の猛打賞だ！
もはやバットを振ればヒットになる。得点こそ絡まなかったが、鳥谷敬内野手が 3安打の固め打ちだ。 2戦連続、今季 9度目の猛打賞は通算 107度目。掛布雅之を抜き、虎歴代単独 6位となった。
｢いやあ。(記録は)知らないですよ｣
試合後は“ミスタータイガース超え”を問われて、ニガ笑い。個人記録にはあまり興味のないキャプテンは、続けて｢チームが勝ったんで。それが何よりです｣と、少しだけ頬を緩めた。
手がつけられない状態だ。 6日のＤｅＮＡ戦の 4安打を合わせ、 2戦10打数 7安打。 6連勝中は24打数12安打(打率 0.500)を誇る。特に、この日は 1回に大瀬良の内角 145キロを力強く引っ張るなど、すべて右方向。中堅から左方向へ弾き返す高い技術は言うまでもないが、 3安打すべてが右前打というのも、珍しい。引っ張れるのは、好調のバロメーター？
｢(打球)方向ではなく、しっかりとらえようと。コースに逆らわないで、打てています｣。クールな言葉に手応えがにじむ。リーグ戦再開前の 6月24日に右膝検査を受けるなど心配されたが、力強いスイングが問題なしを証明。 3番が快音を響かす限り、連勝は続きそうだ。
![エルドレッドを中飛に仕留めた岩田稔投手]()
1回二死 3塁でエルドレッドを中飛に仕留めた岩田稔投手。チームトップタイの６勝目だ！
熱気がこもった聖地で、ガムシャラに左腕を振った。台風８号の影響もなんのその。先発した岩田稔投手が圧巻の鯉斬り。猛虎を勝利に導く快投で、じめじめとした空気を吹き飛ばした。自身 2連勝、チームトップタイの 6勝目( 3敗)だ。
｢ 1イニングでも長く投げて、中継ぎの負担をなくしたいと思って投げています。序盤は…なさけない投球でした。 5回からこの湿気のせいか、汗が出きって体が楽になった。それでいける、と思いました｣
バッテリーを組んだドラフト 4位・梅野隆太郎捕手とともに上がったお立ち台で、安堵の表情を浮かべた。16日の中日戦(ナゴヤＤ)まで続く 9連戦の初戦を託された期待に応え、 7回を 4安打 1失点(自責 0)。 2回には、 3年ぶりとなる今季初適時打も放った。規定投球回に達していないものの防御率1.95は、セ界トップの数字だ。
言葉通り、立ち上がりは不安定だった。 1回に先頭打者・堂林にいきなり左翼線二塁打を浴びるなど、ピンチの連続。だが、尻上がりに調子を上げ、 5回から 3イニング連続で三者凡退。序盤に精彩を欠いた原因は、蒸し暑さだった。
![広島・エルドレッドを中飛に仕留めた岩田稔投手]()
1回、広島・エルドレッドを中飛に仕留めた岩田稔投手
試合開始時点で西宮市内の湿度は80％。球場はじめっとした空気に包まれており｢むちゃくちゃしんどかった。体が重かった。この時期しかないですけどね。台風が来ているんで｣と苦笑いで振り返ったが、対策もバッチリだった。ベンチでは氷のうを首筋や頭頂部に当て、試合中盤からの好投に結びつけた。
続けているトレーニングも好成績につながっている。登板日も、試合前練習では腰を落としてボールを転がす、下半身強化メニューをこなすのがルーティーン。投球に役立つと思えば、練習に取り入れる。
｢目の前の相手を倒さないと上も見えてこない。みんなもがんばっていますので、もっともっと球場に来てください｣
ヒーローインタビューの最後に、ファンへメッセージを送った。まずは 2位浮上。そこから宿敵巨人をたたきのめす。開幕は出遅れた岩田が、台風の目どころか、大きな柱として虎投を支えている。
大型で非常に強い台風 8号が 8日、巨人とＤｅＮＡが滞在する沖縄・那覇市に最接近した。同市では特別警報が発令され、瞬間風速50.2メートルの猛烈な風を観測。予定通り、この日の試合(那覇)は中止となり、両球団とも宿舎からの外出禁止の措置をとった。巨人は11日からの阪神 3連戦(東京ドーム)に向け、10日に帰京予定だが、航空会社は欠航の可能性を指摘。前半戦最後となる『伝統の一戦』の開催に影響を及ぼすかもしれない。
阪神甲子園球場で鯉を釣り上げた！この次は料理するだけだ！今日も勝って、鯉のあらいを作っちゃえ！そうして明日も勝って鯉酷(濃)料理だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
![2014年 公式戦勝敗表]()
2014年 公式戦勝敗表
![日程と結果 7月]()
日程と結果 7月
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8日甲子園で阪神－広島 9回戦が行われた。
マウロ・ゴメス内野手(29)が 3回二死 1塁、相手がノーマークだったスキを突いてスタートすると、 2塁へ猛然と滑り込み来日初盗塁を決めた。
1－ 1で迎えた 3回、福留孝介外野手(37)が勝ち越しの中前適時打を放った。
鯉に勝った！！ 梅ちゃんも打った！！ドラフト 4位梅野隆太郎捕手(23)が 4回に 5号ソロを放った。
もはやバットを振ればヒットになる。得点こそ絡まなかったが、鳥谷敬内野手が 3安打の固め打ちだ。 2戦連続、今季 9度目の猛打賞は通算 107度目。掛布雅之を抜き、虎歴代単独 6位となった。
熱気がこもった聖地で、ガムシャラに左腕を振った。台風８号の影響もなんのその。先発した岩田稔投手(30)が圧巻の鯉斬り。猛虎を勝利に導く快投で、じめじめとした空気を吹き飛ばした。自身 2連勝、チームトップタイの 6勝目( 3敗)だ。
大型で非常に強い台風 8号が 8日、巨人とＤｅＮＡが滞在する沖縄・那覇市に最接近した。巨人は11日からの阪神 3連戦(東京ドーム)に向け、10日に帰京予定だが、航空会社は欠航の可能性を指摘。前半戦最後となる『伝統の一戦』の開催に影響を及ぼすかもしれない。記事をまとめてみました。
＜阪神 3－ 1広島＞◇ 8日◇甲子園◇ 9回戦
鳥谷敬内野手が日刊スポーツ新聞社制定｢エネルギッシュ・タイガース｣(協賛＝ＥＣＣ)の 6月度ＭＶＰに選出された。 6月 8日ソフトバンク戦(甲子園)で、 6号逆転 2ランを含む 3安打 3打点。カード初戦の連敗を10で止めた。月間11打点をマークし、波に乗りきれない打線を引っ張った。
果てしない猛攻を導いた。 6月 8日ソフトバンク戦。 1回に打者14人で 8安打 9得点した大爆発は、鳥谷が火を付けた。 1点を追って一死 3塁。オセゲラの初球、内角シュートを強振。ライナー性の打球が右翼ポール際に着弾。初対決の助っ人左腕を沈める 5号逆転 2ランとなった。
｢大和が何とか右方向に打って(走者を)送ってくれて、どんな形でもいいから思い切っていこうと思っていた。内野も前に来て、バットに当てれば何とかなる。チャンスでかえすのがクリーンアップの仕事｣
6月 8日、阪神対ソフトバンクの 1回、鳥谷敬内野手は右越えに２点本塁打を放った
ネクストバッターズサークルで待った無死 1塁の場面。上本が 2盗を決め、大和がファウルで食らいつき、最後は右打ちの 1ゴロで上本を進めた。後輩がつくったチャンスに主将が奮起。後続の猛攻も呼んだ。初回から先発全員が出塁し、全員が本塁を踏んだ。鳥谷は 3回の左前適時打も含む 3安打 3打点で、10カード続いた初戦の連敗を止めた。
4日楽天戦(コボスタ宮城)でも打線を勢いづけたのは鳥谷だった。 2回、同点に追いついた直後の二死満塁。カウント 3－ 1から川井の内寄り直球を振り抜くと強烈なゴロが右前へ抜けた。｢走者も埋まっていた。ストライクゾーンに来たら打つつもりだった｣。 2者がかえる勝ち越し打となった。
攻撃の手は緩めない。 6点リードの 6回一死 2塁では 3号 2ランで試合を決めた。宮川の外角高め直球を思い切りたたくと、左翼へライナー性の打球が飛んだ。勢いそのままにフェンスを越えた。｢たまたまです｣と笑いながらバスに乗り込んだ。11安打 9得点を締めるアーチだった。 6日オリックス戦(甲子園)は 3回にエース金子から 4号ソロ。 4年ぶりの２戦連発だった。
26日で33歳を迎えた 6月。梅雨空のようなチームの雰囲気を、キャプテン鳥谷のバットが晴らした。
3回裏阪神二死 1塁、ゴメスは 2塁盗塁に成功した
マウロ・ゴメス内野手が来日初盗塁を決めた。 3回二死 1塁、相手がノーマークだったスキを突いてスタートすると、 2塁へ猛然と滑り込んだ。
福留のタイムリーで本塁を踏むと、これが決勝点となった。 7日に妻と生まれたばかりの長女が来日したゴメスは打っても 2安打。
｢自宅に家族がいてくれるというのは大きい｣と話し、さらなる活躍を予感させた。
3回裏阪神二死 1、 2塁、福留孝介外野手は中前に勝ち越し適時打を放った
1－ 1で迎えた 3回、福留孝介外野手が勝ち越しの中前適時打を放った。
ゴメスが 2盗に成功し迎えた二死 1、 2塁のチャンスだった。｢チャンスだったので、思い切って打ちにいきました。いいところに落ちてくれました｣。
ここまで 2連敗している広島先発ルーキー大瀬良大地投手(23)の内角へのカットボールを中前に落とした。 2塁走者ゴメスがかえり、勝ち越した。
鯉に勝った！！ 梅ちゃんも打った！！ドラフト 4位梅野隆太郎捕手が 4回に 5号ソロを放った。
4回の先頭で打席に入った。カウント 1－ 0からの 2球目。広島先発のルーキー大瀬良の 147キロの直球を、左中間スタンドまで打ち返した。｢早いカウントだったので、思い切って振り切りました。岩田さんがピンチでも粘って投げてくれていたので、援護できてよかったです｣とコメントした。
本拠地・甲子園での初アーチだった。 2位の鯉に｢１差｣。台風も吹き飛ばす勢いだ！！
4回、本塁打を放った梅野隆太郎捕手
持ち味のフルスイングで、おなじみの甲高い打球音を奏でた。白球は歓声が最高潮に達する前に、あっという間に外野席へ。聖地｢１号｣。梅野が甲子園で初のアーチをかけた。
｢これだけ応援してくださる皆さんの前でうれしいです。いつ打てるかなと思っていたけど、きょう打てて最高です｣
本拠地のお立ち台も初めて。声を弾ませて振り返るのは、 2－ 1の 4回だ。先頭で 1ボールから 2球目。高めの 147キロを左中間へ。 5号ソロで広島を突き放した。甲子園での新人の本塁打は2004年の鳥谷以来の快挙。チームの歴史に名を連ねたことに｢こういうチャンスをもらっている限りは、こうやって歴史を変えていける選手にないたい｣と言い切った。
｢梅野｣のボードを手に大喜びの虎ファン
打った相手も特別だった。大学時代に九州でしのぎを削り、全日本で一緒に戦った鯉のドラ 1位、大瀬良だ。｢ずっと三振でやられていたけど。一応やり返せてよかったです｣。
第 1打席は空振り三振を喫した。今季は 3打席 3三振。大学では 5打数 3安打のライバルに完璧に抑えられていたが、最高の形で雪辱した。
右腕とは、誕生日も同じ1991年 6月17日だ。先月、携帯アプリ｢ＬＩＮＥ｣のグループメールを通じて、大学日本代表の仲間から同時に祝福された。 2人の思い出は、福岡市内の焼き肉店。まだ崩れきっていない字体で、壁に直接書かれたサインが並んでいる。
4回裏阪神無死、広島大瀬良から左中間へ本塁打を放った梅野隆太郎捕手
｢サインにもなっていないです。ドラフトの 1週間くらい前でした｣
運命の日を前に、ペンを握って健闘を誓いあった。何より、アマチュア選手がサインを要求されるのはすごいこと。地元ではそれだけ期待されていた証拠だが、そろって全国区になる日も近い。ただ、梅野は同級生を打ち砕いたことより、チームの状況を強調した。
｢(広島と)いい争いをしていて、チームもいい流れの中で、甲子園で価値のある 1本が打ててよかったです｣
広島－巨人－中日と続く 9連戦の初戦を制し、今季 2度目の 6連勝で貯金は｢４｣。鯉と｢１ゲーム差｣、巨人とは 5.5差に詰めた。和田監督は｢上位と当たるので、何としても初戦を取りたかった。15安打で 3点しか取れなかったのは反省だが、なんとかいいゲームができた｣と振り返った。
7回無死満塁では、ヒーローの梅野から 3者連続三振。毎回の15安打で15残塁と拙攻が目立ったが、広島に勝って40勝に到達した。ルーキーは、虎党に誓った。
｢これだけのファンの前でのインタビュー。阪神に入ってよかったです。あしたも勝って、カープを抜きたいです｣
戦いはこれから。成長著しい23歳が、勝利を呼べば、虎はもっと強くなる。
鳥谷敬内野手は 6回、この日 3本目となる右前打を放った。掛布を超える 107度目の猛打賞だ！
もはやバットを振ればヒットになる。得点こそ絡まなかったが、鳥谷敬内野手が 3安打の固め打ちだ。 2戦連続、今季 9度目の猛打賞は通算 107度目。掛布雅之を抜き、虎歴代単独 6位となった。
｢いやあ。(記録は)知らないですよ｣
試合後は“ミスタータイガース超え”を問われて、ニガ笑い。個人記録にはあまり興味のないキャプテンは、続けて｢チームが勝ったんで。それが何よりです｣と、少しだけ頬を緩めた。
手がつけられない状態だ。 6日のＤｅＮＡ戦の 4安打を合わせ、 2戦10打数 7安打。 6連勝中は24打数12安打(打率 0.500)を誇る。特に、この日は 1回に大瀬良の内角 145キロを力強く引っ張るなど、すべて右方向。中堅から左方向へ弾き返す高い技術は言うまでもないが、 3安打すべてが右前打というのも、珍しい。引っ張れるのは、好調のバロメーター？
｢(打球)方向ではなく、しっかりとらえようと。コースに逆らわないで、打てています｣。クールな言葉に手応えがにじむ。リーグ戦再開前の 6月24日に右膝検査を受けるなど心配されたが、力強いスイングが問題なしを証明。 3番が快音を響かす限り、連勝は続きそうだ。
1回二死 3塁でエルドレッドを中飛に仕留めた岩田稔投手。チームトップタイの６勝目だ！
熱気がこもった聖地で、ガムシャラに左腕を振った。台風８号の影響もなんのその。先発した岩田稔投手が圧巻の鯉斬り。猛虎を勝利に導く快投で、じめじめとした空気を吹き飛ばした。自身 2連勝、チームトップタイの 6勝目( 3敗)だ。
｢ 1イニングでも長く投げて、中継ぎの負担をなくしたいと思って投げています。序盤は…なさけない投球でした。 5回からこの湿気のせいか、汗が出きって体が楽になった。それでいける、と思いました｣
バッテリーを組んだドラフト 4位・梅野隆太郎捕手とともに上がったお立ち台で、安堵の表情を浮かべた。16日の中日戦(ナゴヤＤ)まで続く 9連戦の初戦を託された期待に応え、 7回を 4安打 1失点(自責 0)。 2回には、 3年ぶりとなる今季初適時打も放った。規定投球回に達していないものの防御率1.95は、セ界トップの数字だ。
言葉通り、立ち上がりは不安定だった。 1回に先頭打者・堂林にいきなり左翼線二塁打を浴びるなど、ピンチの連続。だが、尻上がりに調子を上げ、 5回から 3イニング連続で三者凡退。序盤に精彩を欠いた原因は、蒸し暑さだった。
1回、広島・エルドレッドを中飛に仕留めた岩田稔投手
試合開始時点で西宮市内の湿度は80％。球場はじめっとした空気に包まれており｢むちゃくちゃしんどかった。体が重かった。この時期しかないですけどね。台風が来ているんで｣と苦笑いで振り返ったが、対策もバッチリだった。ベンチでは氷のうを首筋や頭頂部に当て、試合中盤からの好投に結びつけた。
続けているトレーニングも好成績につながっている。登板日も、試合前練習では腰を落としてボールを転がす、下半身強化メニューをこなすのがルーティーン。投球に役立つと思えば、練習に取り入れる。
｢目の前の相手を倒さないと上も見えてこない。みんなもがんばっていますので、もっともっと球場に来てください｣
ヒーローインタビューの最後に、ファンへメッセージを送った。まずは 2位浮上。そこから宿敵巨人をたたきのめす。開幕は出遅れた岩田が、台風の目どころか、大きな柱として虎投を支えている。
大型で非常に強い台風 8号が 8日、巨人とＤｅＮＡが滞在する沖縄・那覇市に最接近した。同市では特別警報が発令され、瞬間風速50.2メートルの猛烈な風を観測。予定通り、この日の試合(那覇)は中止となり、両球団とも宿舎からの外出禁止の措置をとった。巨人は11日からの阪神 3連戦(東京ドーム)に向け、10日に帰京予定だが、航空会社は欠航の可能性を指摘。前半戦最後となる『伝統の一戦』の開催に影響を及ぼすかもしれない。
阪神甲子園球場で鯉を釣り上げた！この次は料理するだけだ！今日も勝って、鯉のあらいを作っちゃえ！そうして明日も勝って鯉酷(濃)料理だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 7月
阪神戦を見るなら｢虎テレ TORATELE｣だ！交流戦全24試合放送します！
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス｢虎テレ｣において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス｢パ・リーグTV｣との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる｢ライブ中継｣や、見たいシーンを検索することができる｢シーン検索｣、ファンのみなさんの感情が反映される｢熱狂メーター!!｣など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です！！
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視聴価格：月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から（土は5時50分から）、完全実況中継！
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします！！
江本孟紀、関根潤三、若松勉、大矢明彦、田尾安志、達川光男、野村弘樹、宮本和知、
高津臣吾・初芝清・・・一流解説陣が連日登場！
18時少し前と19時，20時の時報の後にクイズが有ります。
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