21日に阪神甲子園で阪神-巨人13回戦が行われ、岩田は 8回 5安打無失点の好投で 8勝目を挙げた。 9回は守護神呉昇桓が締め、日韓通算 300セーブを記録した。巨人が完封負けし、 2位阪神との差が 2.5に詰まった。
岩田-呉昇桓の前に攻め手を欠いた。原辰徳監督(55)のコメント。
「沢村は、もう少し勝負強くなって、信頼感を得てほしい。相手がゼロなら自分もゼロで競っていく状況がほしい。いいピッチャーだけに、あえてね。長野はいいスタートを切った。 1番から 4番まで機動力を使える。今日に関しての、ベストだった」
懐かしい虎のレジェンドがダブって見えた。後半戦の開幕投手に指名された岩田稔投手(30)が 8回 5安打無失点。 7月無傷の 4勝でチームトップタイのチームトップタイの「8勝目」を挙げた。“江夏の金言”を遂行した。
ドラフト 4位・梅野隆太郎捕手(23)が先制 2点適時打を放った。 2回無死満塁で打席に立つと、 1ボールからの 2球目をスイング。打球はつまったものの、 3遊間をしぶとく破った。
鳥谷敬内野手(33)、好守また好守で 0封援護!鳥谷が好守連発で、完封リレーにひと役買った。
西岡剛内野手(29)が 2点リードの 8回に代打で登場。貴重な 3点目をもぎとった。
守護神・呉昇桓投手(32)が 9回二死 1、 2塁。代打高橋由を 1ゴロに抑え、日韓通算 300セーブを達成した。記事をまとめてみました。
<阪神 3- 0巨人>◇21日◇甲子園◇13回戦
阪神は 2回、無死満塁の好機をつくり、梅野の左前 2点適時打で 2点先制。岩田は 3回 1安打無失点と上々のスタート。
阪神先発岩田は 4回、 5回と得点圏に走者を背負うも粘り、 6回まで無失点。巨人沢村も 4回から 6回まで無安打無失点に抑える。
岩田は 8回 5安打無失点の好投で 8勝目を挙げた。 9回は守護神呉昇桓が締め、日韓通算 300セーブを記録した。
阪神に 2.5差に迫られ、うつむきがちに引き揚げる原辰徳監督
巨人が完封負けし、 2位阪神との差が 2.5に詰まった。
先発沢村が 2回、四球絡みの 2失点。中盤立ち直るも 8回、暴投で 3点目を献上した。長野を2011年 9月20日以来の 4番に据えた打線は、岩田-呉昇桓の前に攻め手を欠いた。原辰徳監督のコメント。
「沢村は、もう少し勝負強くなって、信頼感を得てほしい。相手がゼロなら自分もゼロで競っていく状況がほしい。いいピッチャーだけに、あえてね。長野はいいスタートを切った。 1番から 4番まで機動力を使える。今日に関しての、ベストだった」。
江夏の再来!!後半戦の開幕投手に指名された岩田稔投手が 8回無失点の快投した
懐かしい虎のレジェンドがダブって見えた。後半戦の開幕投手に指名された岩田稔投手が 8回 5安打無失点。 7月無傷の 4勝でチームトップタイのチームトップタイの「8勝目」を挙げた。“江夏の金言”を遂行した。
「江夏さんからは試合前に『自分のスタイルをかえるなよ』と言われました。きょう自分のピッチングができたと思います」
試合前の始球式に登板した江夏氏から助言をもらい、奮い立った。最大の見せ場は 2点の援護をもらった直後の 3回だ。先頭の橋本を見逃し三振に仕留めると、続く沢村も空振り三振。最後は坂本を外角へのツーシームで見逃しに。 3者連続三振。かつての虎の奪三振王と比較するのは失礼だが、その瞬間だけはシーズン 401奪三振の日本記録(1968年)を樹立した姿と重なった。
7回表巨人二死、沢村を投ゴロに抑えベンチに戻る岩田稔投手
「浜風が強かったので球場の特徴を生かした。風と広さに助けてもらった部分もある」
中盤にピンチを背負うも、低めへ丁寧にボールを集め、決定打を許さなかった。「中盤に先頭をいっぱい出したので、先頭を出さないように、より低めにという意識は回を追うごとに強くなっていきました」。
鳥谷の好守にも助けられ「いつも助けてもらっています。今日もヒット性の当たりを 2本なので。助かっています」と感謝を忘れなかった。
フォークを多投して 7奪三振。 9回は守護神・呉昇桓にマウンドを譲り、初完封は逃したが、2011年 6月 3日のソフトバンク戦から 7月 1日の横浜戦でマークして以来の 4連勝だ。
試合後ウイニングカーに乗り、ファンの声援に応える岩田稔投手
開幕ローテを外れ、 1軍首脳から無期限 2軍を言い渡された鳴尾浜で久保 2軍投手チーフコーチの指導を受けた。
「横からボールを投げてはダメだ。しっかり上から体全体を使って投げないと強い球は投げれないぞ」
素直に耳を傾けて原点に回帰した。徐々に戻る強い球。 2軍、そして 1軍で結果を残した。今や最も安定したローテーション投手だ。巨人に 2連勝ってところがファンの琴線に触れる。
「『江夏を目標に』となってほしいという思いはある。私も巨人戦ではON(王、長嶋)という素晴しいバッターに育ててもらったからなあ」
そう言い残して球場を後にした伝説の左腕。一番喜んでくれているのは、江夏氏かもしれない。
投打に活躍した梅野隆太郎捕手(左)と岩田稔投手のバッテリーがお立ち台に上がり笑顔でポーズを取る
ドラフト 4位・梅野隆太郎捕手が先制 2点適時打を放った。 2回無死満塁で打席に立つと、 1ボールからの 2球目をスイング。打球はつまったものの、 3遊間をしぶとく破った。
OBによる始球式で江夏豊氏(66)とバッテリーを組んだ田淵幸一氏(67)から「打った時は大統領みたいな気分。22番をつけられるように頑張れ」と後継者に指名された。3連勝で貯金を「8」とし、巨人に 2.5差に接近。はや 7月の勝ち越し決定! 猛虎の夏、到来です!!
海の日は[「梅の日」となった。今季最多の 4万6803人観衆が、その認定者だ。梅野が、打って決勝タイムリー、守って無失点リード。虎のレジェンドたちの残り香に触れながら、G倒&後半戦快幕の立役者となった。
呼ばれた 2度目のお立ち台-。岩田の隣で「まだまだ慣れないです」と初々しいが「どんどん立てるようにこれからも活躍していきたいです!!」と声を張り上げた。ニューヒーロー誕生に地鳴りのような歓声が沸き起こり、マンモスが揺れた。
2回裏阪神無死満塁、梅野隆太郎捕手は左前に 2点適時打を放った
2回無死満塁。巨人先発・沢村のシュートを叩いた打球が、黒土をトビウオのように跳ねて、しぶとく 3遊間を割った。 2塁走者も生還し、 2点を先制。「当たりは良くなかったんですけど、打ったコースが良かったので、きょうはもってるなと思いました。三振や内野フライでは得点にならないし、後ろの打順は投手。自分でランナーをかえせる打撃をしようと思って打席に立ちました。なにより岩田さんを援護する打撃になってよかったです」と喜んだ。
マスクを被っては、真っすぐと変化球を絶妙に配合し、岩田、呉昇桓を好リードした。
攻守に躍動する、その雄姿。歓喜に沸いたファンも3時間前に拝んだ名選手にダブらせたはずだ。始球式には、阪神OBの田淵氏が、江夏氏とともに登場。虎の黄金バッテリーが甦った。セレモニー後、田淵氏は「久々に打って守れるキャッチャーが出てきたな」とルーキーを称賛した。
「今は無我夢中でやっているだろうけど、梅野には『アピールしろよ』と伝えた。ここで僕が打った時には大統領みたいな気分だったよ」
プレジデント級のV打でミッションをクリアした梅野は試合前、後継者に指名されていた。
田淵氏(左)に後継者に指名された梅野隆太郎捕手(右)が花束を贈った
「『22番をつけられるように頑張れ』と言っていただいた。でも22番はヒョンさん(呉昇桓)が付けているので…。でも、そう言ってもらえるほど、期待をかけてもらっている。田淵さんに近づけるように打てる捕手を目指したい」
球宴期間を挟んでも、神通力に陰りはない。スタメンマスクを被った 7月の13試合で、チームは12勝( 1敗)。後半戦初戦の直接対決を制し、チームは 3連勝。はや 7月の勝ち越しを決めて、首位・巨人に 2.5ゲーム差と迫った。
田淵氏は試合前「我々は巨人という大きな山を崩すためにやってきた」と話していた。猛虎に脈々と流れる打倒Gイズム。お立ち台に上がった梅野はすでに受け継いでいた。呼応するように「あと 2試合、なんとか勝ち越して(巨人との)差を縮めていきたい」と締めた。
頼もしい梅野に虎党は確信しただろう。「ほんまに田淵みたいや!!」と。本人とファンに認められた若き正妻が虎を逆転Vに導く。
梅野の活躍を電話で伝え聞いた福岡大學の樋口修二監督(62)は「用事で外出していたのですが、今から家に帰って見ようと思います。楽しみですね」と声を弾ませた。得点圏での一打は折り紙付き。「あの子は大学時代から勝負強かったですからね。野球に対して勉強や練習を他の誰よりも熱心にやるので、ここ一番のチャンスで打てるんですよ」と話していた。
1回、安打を放った鳥谷敬内野手
鳥谷敬内野手、好守また好守で 0封援護!
鳥谷が好守連発で、完封リレーにひと役買った。 1回と 8回。いずれも先頭・坂本の 3遊間への打球だ。 1回は回り込み、 8回はバックハンド。深い位置からダイレクトのストライク送球で、 1番からの好打順を止めた。「捕ったというか入った。いつでも先頭打者は出さない方がいいですから。投手のリズムがよくて守りやすかった」。打っては、 1回に中前打。「ひとつ勝ってよかった」といい形で後半戦のスタートを切った。
8回裏阪神、代打西岡剛内野手は右中間を破る 2塁打を放った
西岡剛内野手が貴重な 3点目をもぎとった。
2点リードの 8回に代打で登場。巨人沢村の直球をジャストミートし、右中間を破る 2塁打で出塁。その後、上本の犠打と暴投で 3点目のホームを踏んだ。 1週間ぶりの打席となったが、持ち味の積極性は失わなかった。「ストライクが来たらね」と 2ボールの後の甘い球を見逃さなかった。
日韓通算 300セーブを達成し、花束を手に笑顔の守護神・呉昇桓投手
守護神・呉昇桓投手が日韓通算 300セーブを達成した。
9回二死 1、 2塁。代打高橋由を 1ゴロに抑え、今季23セーブ目を挙げた。これで日韓通算 300セーブを数えた。
「チームメートが帰らずに拍手だったり、おめでとうと言ってくれて、特別な日になりました」。ベンチ前でナインに出迎えられると笑顔。花束を受け取り、手を挙げファンの祝福の声に応えた。
レジェンド級の投球をした岩田が良かった。それ以上に良かったのが守護神・呉昇桓投手かも知れない。
梅野捕手のリードも良いものを物語る様な試合展開だった。この調子で、後期は頑張って欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 7月
阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス「虎テレ」において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス「パ・リーグTV」との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
球団公式動画配信サービス「虎テレ」に会員登録してください。
視聴価格:月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
メールアドレス:89@1242.com
番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から(土は5時50分から)、完全実況中継!
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします!!
江本孟紀、関根潤三、若松勉、大矢明彦、田尾安志、達川光男、野村弘樹、宮本和知、
高津臣吾・初芝清・・・一流解説陣が連日登場!
18時少し前と19時,20時の時報の後にクイズが有ります。
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スペシャル!』 1問目は現金 1万円、 2問目も現金 1万円、 3問目は現金 3万円、合計 5万円
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岩田-呉昇桓の前に攻め手を欠いた。原辰徳監督(55)のコメント。
「沢村は、もう少し勝負強くなって、信頼感を得てほしい。相手がゼロなら自分もゼロで競っていく状況がほしい。いいピッチャーだけに、あえてね。長野はいいスタートを切った。 1番から 4番まで機動力を使える。今日に関しての、ベストだった」
懐かしい虎のレジェンドがダブって見えた。後半戦の開幕投手に指名された岩田稔投手(30)が 8回 5安打無失点。 7月無傷の 4勝でチームトップタイのチームトップタイの「8勝目」を挙げた。“江夏の金言”を遂行した。
ドラフト 4位・梅野隆太郎捕手(23)が先制 2点適時打を放った。 2回無死満塁で打席に立つと、 1ボールからの 2球目をスイング。打球はつまったものの、 3遊間をしぶとく破った。
鳥谷敬内野手(33)、好守また好守で 0封援護!鳥谷が好守連発で、完封リレーにひと役買った。
西岡剛内野手(29)が 2点リードの 8回に代打で登場。貴重な 3点目をもぎとった。
守護神・呉昇桓投手(32)が 9回二死 1、 2塁。代打高橋由を 1ゴロに抑え、日韓通算 300セーブを達成した。記事をまとめてみました。
<阪神 3- 0巨人>◇21日◇甲子園◇13回戦
阪神は 2回、無死満塁の好機をつくり、梅野の左前 2点適時打で 2点先制。岩田は 3回 1安打無失点と上々のスタート。
阪神先発岩田は 4回、 5回と得点圏に走者を背負うも粘り、 6回まで無失点。巨人沢村も 4回から 6回まで無安打無失点に抑える。
岩田は 8回 5安打無失点の好投で 8勝目を挙げた。 9回は守護神呉昇桓が締め、日韓通算 300セーブを記録した。
阪神に 2.5差に迫られ、うつむきがちに引き揚げる原辰徳監督
巨人が完封負けし、 2位阪神との差が 2.5に詰まった。
先発沢村が 2回、四球絡みの 2失点。中盤立ち直るも 8回、暴投で 3点目を献上した。長野を2011年 9月20日以来の 4番に据えた打線は、岩田-呉昇桓の前に攻め手を欠いた。原辰徳監督のコメント。
「沢村は、もう少し勝負強くなって、信頼感を得てほしい。相手がゼロなら自分もゼロで競っていく状況がほしい。いいピッチャーだけに、あえてね。長野はいいスタートを切った。 1番から 4番まで機動力を使える。今日に関しての、ベストだった」。
江夏の再来!!後半戦の開幕投手に指名された岩田稔投手が 8回無失点の快投した
懐かしい虎のレジェンドがダブって見えた。後半戦の開幕投手に指名された岩田稔投手が 8回 5安打無失点。 7月無傷の 4勝でチームトップタイのチームトップタイの「8勝目」を挙げた。“江夏の金言”を遂行した。
「江夏さんからは試合前に『自分のスタイルをかえるなよ』と言われました。きょう自分のピッチングができたと思います」
試合前の始球式に登板した江夏氏から助言をもらい、奮い立った。最大の見せ場は 2点の援護をもらった直後の 3回だ。先頭の橋本を見逃し三振に仕留めると、続く沢村も空振り三振。最後は坂本を外角へのツーシームで見逃しに。 3者連続三振。かつての虎の奪三振王と比較するのは失礼だが、その瞬間だけはシーズン 401奪三振の日本記録(1968年)を樹立した姿と重なった。
7回表巨人二死、沢村を投ゴロに抑えベンチに戻る岩田稔投手
「浜風が強かったので球場の特徴を生かした。風と広さに助けてもらった部分もある」
中盤にピンチを背負うも、低めへ丁寧にボールを集め、決定打を許さなかった。「中盤に先頭をいっぱい出したので、先頭を出さないように、より低めにという意識は回を追うごとに強くなっていきました」。
鳥谷の好守にも助けられ「いつも助けてもらっています。今日もヒット性の当たりを 2本なので。助かっています」と感謝を忘れなかった。
フォークを多投して 7奪三振。 9回は守護神・呉昇桓にマウンドを譲り、初完封は逃したが、2011年 6月 3日のソフトバンク戦から 7月 1日の横浜戦でマークして以来の 4連勝だ。
試合後ウイニングカーに乗り、ファンの声援に応える岩田稔投手
開幕ローテを外れ、 1軍首脳から無期限 2軍を言い渡された鳴尾浜で久保 2軍投手チーフコーチの指導を受けた。
「横からボールを投げてはダメだ。しっかり上から体全体を使って投げないと強い球は投げれないぞ」
素直に耳を傾けて原点に回帰した。徐々に戻る強い球。 2軍、そして 1軍で結果を残した。今や最も安定したローテーション投手だ。巨人に 2連勝ってところがファンの琴線に触れる。
「『江夏を目標に』となってほしいという思いはある。私も巨人戦ではON(王、長嶋)という素晴しいバッターに育ててもらったからなあ」
そう言い残して球場を後にした伝説の左腕。一番喜んでくれているのは、江夏氏かもしれない。
投打に活躍した梅野隆太郎捕手(左)と岩田稔投手のバッテリーがお立ち台に上がり笑顔でポーズを取る
ドラフト 4位・梅野隆太郎捕手が先制 2点適時打を放った。 2回無死満塁で打席に立つと、 1ボールからの 2球目をスイング。打球はつまったものの、 3遊間をしぶとく破った。
OBによる始球式で江夏豊氏(66)とバッテリーを組んだ田淵幸一氏(67)から「打った時は大統領みたいな気分。22番をつけられるように頑張れ」と後継者に指名された。3連勝で貯金を「8」とし、巨人に 2.5差に接近。はや 7月の勝ち越し決定! 猛虎の夏、到来です!!
海の日は[「梅の日」となった。今季最多の 4万6803人観衆が、その認定者だ。梅野が、打って決勝タイムリー、守って無失点リード。虎のレジェンドたちの残り香に触れながら、G倒&後半戦快幕の立役者となった。
呼ばれた 2度目のお立ち台-。岩田の隣で「まだまだ慣れないです」と初々しいが「どんどん立てるようにこれからも活躍していきたいです!!」と声を張り上げた。ニューヒーロー誕生に地鳴りのような歓声が沸き起こり、マンモスが揺れた。
2回裏阪神無死満塁、梅野隆太郎捕手は左前に 2点適時打を放った
2回無死満塁。巨人先発・沢村のシュートを叩いた打球が、黒土をトビウオのように跳ねて、しぶとく 3遊間を割った。 2塁走者も生還し、 2点を先制。「当たりは良くなかったんですけど、打ったコースが良かったので、きょうはもってるなと思いました。三振や内野フライでは得点にならないし、後ろの打順は投手。自分でランナーをかえせる打撃をしようと思って打席に立ちました。なにより岩田さんを援護する打撃になってよかったです」と喜んだ。
マスクを被っては、真っすぐと変化球を絶妙に配合し、岩田、呉昇桓を好リードした。
攻守に躍動する、その雄姿。歓喜に沸いたファンも3時間前に拝んだ名選手にダブらせたはずだ。始球式には、阪神OBの田淵氏が、江夏氏とともに登場。虎の黄金バッテリーが甦った。セレモニー後、田淵氏は「久々に打って守れるキャッチャーが出てきたな」とルーキーを称賛した。
「今は無我夢中でやっているだろうけど、梅野には『アピールしろよ』と伝えた。ここで僕が打った時には大統領みたいな気分だったよ」
プレジデント級のV打でミッションをクリアした梅野は試合前、後継者に指名されていた。
田淵氏(左)に後継者に指名された梅野隆太郎捕手(右)が花束を贈った
「『22番をつけられるように頑張れ』と言っていただいた。でも22番はヒョンさん(呉昇桓)が付けているので…。でも、そう言ってもらえるほど、期待をかけてもらっている。田淵さんに近づけるように打てる捕手を目指したい」
球宴期間を挟んでも、神通力に陰りはない。スタメンマスクを被った 7月の13試合で、チームは12勝( 1敗)。後半戦初戦の直接対決を制し、チームは 3連勝。はや 7月の勝ち越しを決めて、首位・巨人に 2.5ゲーム差と迫った。
田淵氏は試合前「我々は巨人という大きな山を崩すためにやってきた」と話していた。猛虎に脈々と流れる打倒Gイズム。お立ち台に上がった梅野はすでに受け継いでいた。呼応するように「あと 2試合、なんとか勝ち越して(巨人との)差を縮めていきたい」と締めた。
頼もしい梅野に虎党は確信しただろう。「ほんまに田淵みたいや!!」と。本人とファンに認められた若き正妻が虎を逆転Vに導く。
梅野の活躍を電話で伝え聞いた福岡大學の樋口修二監督(62)は「用事で外出していたのですが、今から家に帰って見ようと思います。楽しみですね」と声を弾ませた。得点圏での一打は折り紙付き。「あの子は大学時代から勝負強かったですからね。野球に対して勉強や練習を他の誰よりも熱心にやるので、ここ一番のチャンスで打てるんですよ」と話していた。
1回、安打を放った鳥谷敬内野手
鳥谷敬内野手、好守また好守で 0封援護!
鳥谷が好守連発で、完封リレーにひと役買った。 1回と 8回。いずれも先頭・坂本の 3遊間への打球だ。 1回は回り込み、 8回はバックハンド。深い位置からダイレクトのストライク送球で、 1番からの好打順を止めた。「捕ったというか入った。いつでも先頭打者は出さない方がいいですから。投手のリズムがよくて守りやすかった」。打っては、 1回に中前打。「ひとつ勝ってよかった」といい形で後半戦のスタートを切った。
8回裏阪神、代打西岡剛内野手は右中間を破る 2塁打を放った
西岡剛内野手が貴重な 3点目をもぎとった。
2点リードの 8回に代打で登場。巨人沢村の直球をジャストミートし、右中間を破る 2塁打で出塁。その後、上本の犠打と暴投で 3点目のホームを踏んだ。 1週間ぶりの打席となったが、持ち味の積極性は失わなかった。「ストライクが来たらね」と 2ボールの後の甘い球を見逃さなかった。
日韓通算 300セーブを達成し、花束を手に笑顔の守護神・呉昇桓投手
守護神・呉昇桓投手が日韓通算 300セーブを達成した。
9回二死 1、 2塁。代打高橋由を 1ゴロに抑え、今季23セーブ目を挙げた。これで日韓通算 300セーブを数えた。
「チームメートが帰らずに拍手だったり、おめでとうと言ってくれて、特別な日になりました」。ベンチ前でナインに出迎えられると笑顔。花束を受け取り、手を挙げファンの祝福の声に応えた。
レジェンド級の投球をした岩田が良かった。それ以上に良かったのが守護神・呉昇桓投手かも知れない。
梅野捕手のリードも良いものを物語る様な試合展開だった。この調子で、後期は頑張って欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 7月
阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス「虎テレ」において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス「パ・リーグTV」との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
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