6日神宮でヤクルト－阪神16回戦が行われ、ヤクルトは 9回に 1点差まで迫られるも逃げ切り、松岡が 2勝目。阪神は先発岩田が 6回途中 7失点と崩れて 3連勝を逃した。
今成亮太捕手(26)が 9回の 2点タイムリー 2塁打を含む 3安打 3打点の大当たり。一時同点となる適時打を放った。 和田豊監督(51)はこだわりを捨てて勝つための最善手を打つ。
一打同点、一発ならば逆転。 4点ビハインドから 1点差まで詰め寄る猛攻撃に神宮に残っていた虎党は沸き立った。それでも 1点届かず、悔しい敗戦。 3連勝を逃して、巨人と 1.5差のままの和田監督は悔しがった。
土壇場の追い上げがあっただけに、余計に悔やまれる。福留孝介外野手(37)が、 3度の得点機にすべて凡退。大ブレーキの 1日となってしまった。
和田監督は｢(バントが)難しいとかじゃなくて、あそこは勝負を懸けた｣と強攻策に出た理由を説明した。
阪神が最終回に粘りの猛攻を見せたが、 1歩及ばなかった。一打逆転のチャンスで最後の打者となった 4番マウロ・ゴメス内野手(29)は天を仰いだ。
2試合ぶりにスタメンの伊藤隼太外野手(25)が今季 3度目のマルチ安打をマークした。
先発の岩田稔投手(30)は 5回 1/3を投げ11安打 7失点で降板した。 2回に 4安打で 2点の先制を許すと、 3回にはバレンティンにソロを浴びた。記事をまとめてみました。
![2014.08.06 試合結果]()
＜ヤクルト 7－ 6阪神＞◇ 6日◇神宮◇16回戦
ヤクルトは 2回に畠山の中前適時打などで 2点を先制。 3回にはバレンティンが左中間席上段に23号ソロを放ち、リードを広げた。
阪神は 4回にマートンの犠飛、 5回には上本の犠飛と今成の適時打で同点。ヤクルトは 6回、 3本の適時打で 4点を勝ち越した。
ヤクルトは 9回に 1点差まで迫られるも逃げ切り、松岡が 2勝目。阪神は先発岩田が 6回途中 7失点と崩れて 3連勝を逃した。
![同点適時打を放った今成亮太捕手]()
5回表阪神二死 2塁、今成亮太捕手は同点適時打を放った
今成亮太捕手が 9回の 2点タイムリー 2塁打を含む 3安打 3打点の大当たり。一時同点となる適時打を放った。 1点差届かず、ヤクルトに敗れたが、左腕村中が先発する 7日の同カード(神宮)も先発で起用されることが濃厚になった。和田豊監督はこだわりを捨てて勝つための最善手を打つ。
1点差に追い上げた 5回二死 2塁から中前へ落とした。｢早い段階で追いついておきたいという気持ちで打席に入りました。守備で岩田さんに迷惑をかけたので、何とか取り返したかった｣と振り返った。 2回の守備で正面のゴロを内野安打にしていた。
![１点届かず敗れた和田豊監督]()
1点届かず敗れた和田豊監督(中)。取りたいゲームだった
一打同点、一発ならば逆転。 4点ビハインドから 1点差まで詰め寄る猛攻撃に神宮に残っていた虎党は沸き立った。それでも 1点届かず、悔しい敗戦。 3連勝を逃して、巨人と 1.5差のままの和田監督は悔しがった。
｢ヤクルト打線の状態がいいんで。どう抑えるか。あした( 7日)もあるから。配球面も洗い直さないといけない。読まれている感じがある｣
あきらめない虎の象徴は今成だった。 9回一死満塁。先頭の伊藤隼の中前打から始まり、代打・新井と上本が四球でもぎとったラストチャンス。守護神・バーネットの２球目。外寄りの 151キロ直球に逆らわなかった。
｢僕自身はビハインドが大きい小さい関係なく、自分の気持ちは変わりません。ああいう場面で１本出たのはいいと思います。これからもそういう気持ちで臨みたい｣
白球は勢いよく左翼線を転がり、 2者が生還した。鳥谷の遊ゴロで 1点差に迫った。今成がもたらした粘り腰に和田監督は｢そりゃ、全然違うよ｣とうなずいた。
4回一死でも中前に弾き返し、 5回二死 2塁では中前適時打を放った。 7月27日の広島戦(マツダ)以来となる今季 5度目の猛打賞で、打率も 0.298８と 3割目前まで上昇した。
![安打を放った今成亮太捕手]()
4回、安打を放った今成亮太捕手
勢いに乗るバットマンが和田監督の方針までも変えそうだ。 7月26日に｢ 2番｣で不動だった大和が左脇腹を痛めて離脱して以降、首脳陣は代役を日替わりとしていた。
対右投手では｢ 2番・今成、中堅・伊藤隼｣、対左投手では｢ 2番・俊介、 3塁・新井｣という布陣を主に敷いていた。23安打20得点を挙げた前日満塁弾のヒーロー、新井は先発が右の石山とあり、ベンチスタート。シーズンを通じても結果を出した選手が次の試合、投手の左右で出られない起用法が続き、周囲からの疑問の声が渦巻いていた。それでも、頑として譲らなかった。
だがこの日の試合後、サウスポーに対しての今成起用を問われると将は｢それは、また考える｣と否定しなかった。今成自身、今季の対左投手の相性もいい。打率 0.321(28打数 9安打)を誇っている。 7日のヤクルト先発は左腕・村中。 7月31日の前回対戦(甲子園)に続き、先発の可能性が高まった。
前日 5日から真夏のロードに突入した。移動ばかりの日々だが、元気者は笑い飛ばす。
｢僕は昔、イースタンで 3時間のバス移動とかもありましたし、移動による疲れとかはまったく問題ない｣
北海道日本ハム時代から夏バテ知らず。今成が虎をバットで引っ張る。
![福留孝介外野手は４回二死１、３塁も２ゴロ]()
福留孝介外野手は 4回二死 1、 3塁も二ゴロ
土壇場の追い上げがあっただけに、余計に悔やまれる。福留孝介外野手が、 3度の得点機にすべて凡退。大ブレーキの 1日となってしまった。最大の好機は、 3－ 3で迎えた 6回、ヤクルト 2番手・松岡が安打、四球で無死 1、 2塁と傷口を広げた。さらに 3球連続ボール。そこから 1球待ったが、ベンチからのサインではなかった。
｢自分のタイミングが合わなかっただけ。(待てのサインは)別にないよ。手を出す必要がなかったから、打ちにいかなかっただけ｣
結局フルカウントに追い込まれて最悪の 2ゴロ併殺。二死 3塁で後続の伊藤隼も右飛に倒れ、勝ち越しを逸する痛恨のシーンとなった。 4回の得点機でも 2ゴロに倒れていた福留に、バント策はなかったのか－。
![６回最悪の２ゴロ併殺に倒れた福留孝介外野手]()
6回無死 1、 2塁で最悪の 2ゴロ併殺に倒れた福留孝介外野手。ベンチの打てのサインに応えられなかった
和田監督は｢(バントが)難しいとかじゃなくて、あそこは勝負を懸けた｣と強攻策に出た理由を説明した。
7月22日の巨人戦(甲子園)で延長12回にサヨナラ弾。 8月 1日のＤｅＮＡ戦(同)でもサヨナラヒットと、立て続けに奇跡を起こしてきたバットマン。そこから 2試合連続雨天中止で、前日 5日はスタメン落ち。 5日ぶりのスタメンに燃えたが、この日も、そこまで 2打席凡退。辿ってきた場面と結果を考えると心を鬼にしてバントを命じても…と、歯がゆい思いを抱いてしまう。
結局、 4点を追う 8回二死 1、 2塁でも中飛に終わっての 4打数無安打。和田監督も｢(クリーンアップの)状態が良いだけに、そのあとつながるかどうかで点の入り方が変わってくる｣と、あと 1本に苦しんだ打線を嘆いた。
｢打ってくれよっ！！｣。神宮虎党の悲痛な声を浴びる中、帰りのバスへと歩を進めた福留は｢あした、また切り替えてやるだけ｣と前を向いた。打てば神様、打てなきゃ戦犯となる虎の世界。逆境を跳ね返してきた背番号｢８｣は何度も立ち上がる。
![空振り三振に倒れたマウロ・ゴメス内野手]()
9回表阪神二死 3塁、マウロ・ゴメス内野手は空振り三振に倒れた
阪神が最終回に粘りの猛攻を見せたが、 1歩及ばなかった。一打逆転のチャンスで最後の打者となった 4番マウロ・ゴメス内野手は天を仰いだ。 1点差に迫った 9回二死 3塁、バーネットの外角低めのカーブに空振り三振に倒れ、試合は終わった。
4点を追う 9回表、今成の 2点適時打の後、鳥谷の遊ゴロの間に 1点を奪い、 1点差に迫った。
ゴメスが二死 3塁で打席へ。一打同点の場面で、ヤクルトの剛腕バーネット相手に粘る。だが、 6球目の外角低めスライダーに空振り三振し、万事休す。
｢外の球はチャンスだと思っていた。あそこはチャンスだし、準備はしていた。相手が上回ったということ。何とかしたかった｣と悔しげに振り返った。 6回には左前打で連続試合安打を 5に伸ばしたが、最後に試合をひっくり返す一打を打てず、浮かない表情だった。
![２塁打を放った伊藤隼太外野手]()
5回、 2塁打を放った伊藤隼太外野手
2試合ぶりにスタメンの伊藤隼太外野手が今季 3度目のマルチ安打をマークした。 4点を追う 9回先頭、 4番手・木谷の直球に詰まりながらも中前に運び、 1点差まで迫る粘りにつながった。｢積極的にいけたと思う。得点にはつながったのですが、勝ちにはつながりませんでした｣。 5回にも中越えの 2塁打。中堅のレギュラー奪取を目指してバットでアピールを続ける。
![中西コーチに交代を告げられた岩田稔投手]()
中西コーチ(左)に交代を告げられる岩田稔投手(中央)。11安打を浴び、 7失点を喫した
先発の岩田稔投手は 5回 1/3を投げ11安打 7失点で降板した。 2回に 4安打で 2点の先制を許すと、 3回にはバレンティンにソロを浴びた。
6回は一死から上田に右前打を許し、山田に右越え 2塁打。谷内に四球を与え、川端に 2点適時打を許したところでマウンドを降りた。｢何とか粘りたかったのですが、粘りきることが出来ませんでした｣とうつむいた。
抜群の安定感を誇っていた岩田でさえ、燕の新星の勢いに飲まれた。 3－ 3の 6回一死 1塁。ヤクルト・山田が放った打球は、右翼方向へ高く舞い上がった。福留が背走しながらジャンプキャッチを試みるが、一歩届かず、勝ち越しの適時 2塁打を浴びた。 5回 1/3を投げ、被安打11、自己ワーストタイの 7失点。今季 5敗目を喫した。
![グラブをベンチでたたきつけた岩田稔投手]()
降板となった先発の岩田稔投手は悔しそうにグラブをベンチでたたきつけた
｢きょうは打たれたボールはすべて高めに集まり、決め球が甘く入ってしまいました。同点に追いついてもらっただけに、何とか粘りたかったのですが、粘り切ることができませんでした｣
2回の先頭・雄平に左翼フェンス直撃の 2塁打を浴びると、続く畠山に中前へ先制打。その後、 3回にバレンティンに一発を浴びるなど、 4回までに 3失点。一度は打線の奮起で同点に追いついてもらうも 6回途中で降板。怒りからか、グラブをベンチに叩きつけた。
防御率は2.51でリーグ 2位に躍り出たが、今季、試合前まで 5戦 4勝無敗を誇っていたビジターで初黒星。とにかく山田 1人にやられたようなものだった。
前日 5日の同戦でも 3安打 2本塁打 3打点と打ち込まれた。対戦成績は64打数23安打15打点で、打率 0.359。中西投手コーチは｢同じ打者に何度もやられるわけにはいかん｣と警戒。ヤクルト戦は、 7日も含めて残り 8試合あり、これ以上好きにはさせられない。
チーム内では 4年目の燕戦士の特徴を｢ハイボールヒッター｣と分析しているが、抑え切れていない。高めの失投は絶対に厳禁。徹底出来なければ、セ界の頂点は見えてこない。
岩田投手が先発だと聞いて、今日( 6日)も勝ち試合かな？と思っていたが、蓋を開けたら期待外れな結果になってしまった。
一昨日( 5日)の試合では大量得点をしたが、その疲れが出たのか本当に残念な結果になってしまった。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
![2014年 公式戦勝敗表]()
2014年 公式戦勝敗表
![日程と結果 8月]()
日程と結果 8月
阪神戦を見るなら｢虎テレ TORATELE｣だ！交流戦全24試合放送します！
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス｢虎テレ｣において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス｢パ・リーグTV｣との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる｢ライブ中継｣や、見たいシーンを検索することができる｢シーン検索｣、ファンのみなさんの感情が反映される｢熱狂メーター!!｣など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です！！
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
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今成亮太捕手(26)が 9回の 2点タイムリー 2塁打を含む 3安打 3打点の大当たり。一時同点となる適時打を放った。 和田豊監督(51)はこだわりを捨てて勝つための最善手を打つ。
一打同点、一発ならば逆転。 4点ビハインドから 1点差まで詰め寄る猛攻撃に神宮に残っていた虎党は沸き立った。それでも 1点届かず、悔しい敗戦。 3連勝を逃して、巨人と 1.5差のままの和田監督は悔しがった。
土壇場の追い上げがあっただけに、余計に悔やまれる。福留孝介外野手(37)が、 3度の得点機にすべて凡退。大ブレーキの 1日となってしまった。
和田監督は｢(バントが)難しいとかじゃなくて、あそこは勝負を懸けた｣と強攻策に出た理由を説明した。
阪神が最終回に粘りの猛攻を見せたが、 1歩及ばなかった。一打逆転のチャンスで最後の打者となった 4番マウロ・ゴメス内野手(29)は天を仰いだ。
2試合ぶりにスタメンの伊藤隼太外野手(25)が今季 3度目のマルチ安打をマークした。
先発の岩田稔投手(30)は 5回 1/3を投げ11安打 7失点で降板した。 2回に 4安打で 2点の先制を許すと、 3回にはバレンティンにソロを浴びた。記事をまとめてみました。
＜ヤクルト 7－ 6阪神＞◇ 6日◇神宮◇16回戦
ヤクルトは 2回に畠山の中前適時打などで 2点を先制。 3回にはバレンティンが左中間席上段に23号ソロを放ち、リードを広げた。
阪神は 4回にマートンの犠飛、 5回には上本の犠飛と今成の適時打で同点。ヤクルトは 6回、 3本の適時打で 4点を勝ち越した。
ヤクルトは 9回に 1点差まで迫られるも逃げ切り、松岡が 2勝目。阪神は先発岩田が 6回途中 7失点と崩れて 3連勝を逃した。
5回表阪神二死 2塁、今成亮太捕手は同点適時打を放った
今成亮太捕手が 9回の 2点タイムリー 2塁打を含む 3安打 3打点の大当たり。一時同点となる適時打を放った。 1点差届かず、ヤクルトに敗れたが、左腕村中が先発する 7日の同カード(神宮)も先発で起用されることが濃厚になった。和田豊監督はこだわりを捨てて勝つための最善手を打つ。
1点差に追い上げた 5回二死 2塁から中前へ落とした。｢早い段階で追いついておきたいという気持ちで打席に入りました。守備で岩田さんに迷惑をかけたので、何とか取り返したかった｣と振り返った。 2回の守備で正面のゴロを内野安打にしていた。
1点届かず敗れた和田豊監督(中)。取りたいゲームだった
一打同点、一発ならば逆転。 4点ビハインドから 1点差まで詰め寄る猛攻撃に神宮に残っていた虎党は沸き立った。それでも 1点届かず、悔しい敗戦。 3連勝を逃して、巨人と 1.5差のままの和田監督は悔しがった。
｢ヤクルト打線の状態がいいんで。どう抑えるか。あした( 7日)もあるから。配球面も洗い直さないといけない。読まれている感じがある｣
あきらめない虎の象徴は今成だった。 9回一死満塁。先頭の伊藤隼の中前打から始まり、代打・新井と上本が四球でもぎとったラストチャンス。守護神・バーネットの２球目。外寄りの 151キロ直球に逆らわなかった。
｢僕自身はビハインドが大きい小さい関係なく、自分の気持ちは変わりません。ああいう場面で１本出たのはいいと思います。これからもそういう気持ちで臨みたい｣
白球は勢いよく左翼線を転がり、 2者が生還した。鳥谷の遊ゴロで 1点差に迫った。今成がもたらした粘り腰に和田監督は｢そりゃ、全然違うよ｣とうなずいた。
4回一死でも中前に弾き返し、 5回二死 2塁では中前適時打を放った。 7月27日の広島戦(マツダ)以来となる今季 5度目の猛打賞で、打率も 0.298８と 3割目前まで上昇した。
4回、安打を放った今成亮太捕手
勢いに乗るバットマンが和田監督の方針までも変えそうだ。 7月26日に｢ 2番｣で不動だった大和が左脇腹を痛めて離脱して以降、首脳陣は代役を日替わりとしていた。
対右投手では｢ 2番・今成、中堅・伊藤隼｣、対左投手では｢ 2番・俊介、 3塁・新井｣という布陣を主に敷いていた。23安打20得点を挙げた前日満塁弾のヒーロー、新井は先発が右の石山とあり、ベンチスタート。シーズンを通じても結果を出した選手が次の試合、投手の左右で出られない起用法が続き、周囲からの疑問の声が渦巻いていた。それでも、頑として譲らなかった。
だがこの日の試合後、サウスポーに対しての今成起用を問われると将は｢それは、また考える｣と否定しなかった。今成自身、今季の対左投手の相性もいい。打率 0.321(28打数 9安打)を誇っている。 7日のヤクルト先発は左腕・村中。 7月31日の前回対戦(甲子園)に続き、先発の可能性が高まった。
前日 5日から真夏のロードに突入した。移動ばかりの日々だが、元気者は笑い飛ばす。
｢僕は昔、イースタンで 3時間のバス移動とかもありましたし、移動による疲れとかはまったく問題ない｣
北海道日本ハム時代から夏バテ知らず。今成が虎をバットで引っ張る。
福留孝介外野手は 4回二死 1、 3塁も二ゴロ
土壇場の追い上げがあっただけに、余計に悔やまれる。福留孝介外野手が、 3度の得点機にすべて凡退。大ブレーキの 1日となってしまった。最大の好機は、 3－ 3で迎えた 6回、ヤクルト 2番手・松岡が安打、四球で無死 1、 2塁と傷口を広げた。さらに 3球連続ボール。そこから 1球待ったが、ベンチからのサインではなかった。
｢自分のタイミングが合わなかっただけ。(待てのサインは)別にないよ。手を出す必要がなかったから、打ちにいかなかっただけ｣
結局フルカウントに追い込まれて最悪の 2ゴロ併殺。二死 3塁で後続の伊藤隼も右飛に倒れ、勝ち越しを逸する痛恨のシーンとなった。 4回の得点機でも 2ゴロに倒れていた福留に、バント策はなかったのか－。
6回無死 1、 2塁で最悪の 2ゴロ併殺に倒れた福留孝介外野手。ベンチの打てのサインに応えられなかった
和田監督は｢(バントが)難しいとかじゃなくて、あそこは勝負を懸けた｣と強攻策に出た理由を説明した。
7月22日の巨人戦(甲子園)で延長12回にサヨナラ弾。 8月 1日のＤｅＮＡ戦(同)でもサヨナラヒットと、立て続けに奇跡を起こしてきたバットマン。そこから 2試合連続雨天中止で、前日 5日はスタメン落ち。 5日ぶりのスタメンに燃えたが、この日も、そこまで 2打席凡退。辿ってきた場面と結果を考えると心を鬼にしてバントを命じても…と、歯がゆい思いを抱いてしまう。
結局、 4点を追う 8回二死 1、 2塁でも中飛に終わっての 4打数無安打。和田監督も｢(クリーンアップの)状態が良いだけに、そのあとつながるかどうかで点の入り方が変わってくる｣と、あと 1本に苦しんだ打線を嘆いた。
｢打ってくれよっ！！｣。神宮虎党の悲痛な声を浴びる中、帰りのバスへと歩を進めた福留は｢あした、また切り替えてやるだけ｣と前を向いた。打てば神様、打てなきゃ戦犯となる虎の世界。逆境を跳ね返してきた背番号｢８｣は何度も立ち上がる。
9回表阪神二死 3塁、マウロ・ゴメス内野手は空振り三振に倒れた
阪神が最終回に粘りの猛攻を見せたが、 1歩及ばなかった。一打逆転のチャンスで最後の打者となった 4番マウロ・ゴメス内野手は天を仰いだ。 1点差に迫った 9回二死 3塁、バーネットの外角低めのカーブに空振り三振に倒れ、試合は終わった。
4点を追う 9回表、今成の 2点適時打の後、鳥谷の遊ゴロの間に 1点を奪い、 1点差に迫った。
ゴメスが二死 3塁で打席へ。一打同点の場面で、ヤクルトの剛腕バーネット相手に粘る。だが、 6球目の外角低めスライダーに空振り三振し、万事休す。
｢外の球はチャンスだと思っていた。あそこはチャンスだし、準備はしていた。相手が上回ったということ。何とかしたかった｣と悔しげに振り返った。 6回には左前打で連続試合安打を 5に伸ばしたが、最後に試合をひっくり返す一打を打てず、浮かない表情だった。
5回、 2塁打を放った伊藤隼太外野手
2試合ぶりにスタメンの伊藤隼太外野手が今季 3度目のマルチ安打をマークした。 4点を追う 9回先頭、 4番手・木谷の直球に詰まりながらも中前に運び、 1点差まで迫る粘りにつながった。｢積極的にいけたと思う。得点にはつながったのですが、勝ちにはつながりませんでした｣。 5回にも中越えの 2塁打。中堅のレギュラー奪取を目指してバットでアピールを続ける。
中西コーチ(左)に交代を告げられる岩田稔投手(中央)。11安打を浴び、 7失点を喫した
先発の岩田稔投手は 5回 1/3を投げ11安打 7失点で降板した。 2回に 4安打で 2点の先制を許すと、 3回にはバレンティンにソロを浴びた。
6回は一死から上田に右前打を許し、山田に右越え 2塁打。谷内に四球を与え、川端に 2点適時打を許したところでマウンドを降りた。｢何とか粘りたかったのですが、粘りきることが出来ませんでした｣とうつむいた。
抜群の安定感を誇っていた岩田でさえ、燕の新星の勢いに飲まれた。 3－ 3の 6回一死 1塁。ヤクルト・山田が放った打球は、右翼方向へ高く舞い上がった。福留が背走しながらジャンプキャッチを試みるが、一歩届かず、勝ち越しの適時 2塁打を浴びた。 5回 1/3を投げ、被安打11、自己ワーストタイの 7失点。今季 5敗目を喫した。
降板となった先発の岩田稔投手は悔しそうにグラブをベンチでたたきつけた
｢きょうは打たれたボールはすべて高めに集まり、決め球が甘く入ってしまいました。同点に追いついてもらっただけに、何とか粘りたかったのですが、粘り切ることができませんでした｣
2回の先頭・雄平に左翼フェンス直撃の 2塁打を浴びると、続く畠山に中前へ先制打。その後、 3回にバレンティンに一発を浴びるなど、 4回までに 3失点。一度は打線の奮起で同点に追いついてもらうも 6回途中で降板。怒りからか、グラブをベンチに叩きつけた。
防御率は2.51でリーグ 2位に躍り出たが、今季、試合前まで 5戦 4勝無敗を誇っていたビジターで初黒星。とにかく山田 1人にやられたようなものだった。
前日 5日の同戦でも 3安打 2本塁打 3打点と打ち込まれた。対戦成績は64打数23安打15打点で、打率 0.359。中西投手コーチは｢同じ打者に何度もやられるわけにはいかん｣と警戒。ヤクルト戦は、 7日も含めて残り 8試合あり、これ以上好きにはさせられない。
チーム内では 4年目の燕戦士の特徴を｢ハイボールヒッター｣と分析しているが、抑え切れていない。高めの失投は絶対に厳禁。徹底出来なければ、セ界の頂点は見えてこない。
岩田投手が先発だと聞いて、今日( 6日)も勝ち試合かな？と思っていたが、蓋を開けたら期待外れな結果になってしまった。
一昨日( 5日)の試合では大量得点をしたが、その疲れが出たのか本当に残念な結果になってしまった。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 8月
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※ニッポン放送｢ショウアップナイター｣はここだ！
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から（土は5時50分から）、完全実況中継！
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします！！
江本孟紀、関根潤三、若松勉、大矢明彦、田尾安志、達川光男、野村弘樹、宮本和知、
高津臣吾・初芝清・・・一流解説陣が連日登場！
18時少し前と19時，20時の時報の後にクイズが有ります。
『プレゼントもクライマックス！毎試合 現金５万円が当たる クイズ・トリプルチャンス
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