8日阪神の第 2スタジアム・京セラドーム大阪で阪神－広島14回戦が行われ、阪神先発藤浪晋太郎投手(20)は 7回 3失点(自責 1)で 8勝目、鯉の難敵・前田健太投手(26)は 7回途中 7失点(自責 4)で 5敗目を喫した。
2度目の“禁じ手”！呉昇桓(オ・スンファン)投手(32)が、イニングまたぎ締めた26Ｓ！！
マット・マートン外野手(32)が 2－ 3と 1点差に迫った 3回二死 1塁で、広島エース前田の 144キロシュートを中前に運び同点打を放った。
伊藤隼太外野手(25)が、プロ 3年目で初猛打ショー！！しかも、相手がマエケンだけに、その価値が上がる。
マエケンを粉砕や！！福留孝介外野手(37)が、右翼へ汚名返上の勝ち越し弾を放った。負ければ 3位転落の危機だったが、不振のベテランのひと振りでムードは一変。 1.5ゲーム差の首位巨人を追撃や！！
岩田稔投手(30)が、「 7月度セ・リーグ月間ＭＶＰ｣を受賞した。受賞は自身初。
チアリーディングチーム｢タイガースガールズ｣が 8日、夏仕様の新ユニホームをお披露目した。島田若枝子ディレクター(33)は｢タイガースガールズのご声援もよろしくお願いいたします｣と話した。記事をまとめてみました。
![2014.08.08 試合結果]()
＜阪神 7－ 5広島＞◇ 8日◇京セラドーム大阪◇14回戦
阪神は失策などが絡み 3回までに 3失点。だが、 3回に 4番ゴメスの遊撃強襲 2点 2塁打、 5番マートンの適時打で同点とした。
阪神は同点の 6回一死、福留が右翼席へ 4号ソロを放ち 1点を勝ち越し。先発藤浪は 4回以降立ち直り、追加点を許さない。
阪神は 7回、 3連打などでリードを 4点に広げる。 8回途中からは呉昇桓がイニングをまたいで逃げ切り、連敗を｢２｣で止めた。
阪神先発藤浪は 7回 3失点(自責 1)で 8勝目、広島前田は 7回途中 7失点(自責 4)で 5敗目を喫した。
![メジャーでも通用すると言われ笑顔の藤浪晋太郎投手]()
お立ち台で呉昇桓投手(右)にメジャーでも通用すると言われ笑顔の藤浪晋太郎投手
尻上がり 8勝や！藤浪晋太郎投手が投げるとマエケンに 3戦 3勝！！藤浪晋太郎投手が 7回 5安打 3失点(自責 1)で 8勝目を挙げた。
｢藤浪！ ナイスピッチング！！｣－。大歓声を浴びながら、小走りでお立ち台に上がった。
やはり、この男は頼りになる。先発した藤浪は、 7回を 3失点(自責 1)。粘りの投球で今季 8勝目( 4敗)を手にした。崩壊寸前だった投手陣を見事に救った。
1回に打者 3人でいきなり 1点先制を許すも、 2回以降は立ち直った。 3回に味方の失策も絡んで 2点を失ったが、 4回以降はゼロを並べた。
広島先発前田との投げ合いを制した。｢チームとして失点も多かったですし、安打もたくさん打たれた。なんとか流れを変えようと思って、マウンドに上がりました。運の問題もありますが、相手のエースピッチャーにゲームとして勝つのは大事｣と喜んだ。
![藤浪晋太郎投手と呉昇桓投手]()
試合後のお立ち台で握手をする藤浪晋太郎投手(右)と呉昇桓投手。チームの悪い流れを止めた！
1回は無死 1、 3塁から丸の左犠飛で失点。 3回にも味方の失策絡みで 2点を奪われた。だが、尻上がりに調子を上げ、鯉の反撃を許さなかった。投球テンポに変化をもたせるなどの工夫で、 4回以降はゼロ封。｢いい言葉で言えば修正ですが、悪い言葉で言えばごまかした。いろいろ試しました。今後につなげられるようにしたい｣。
負の連鎖を断ち切った。前日 7日までのヤクルト 3連戦(神宮)では投手陣が崩壊。 1戦目のメッセンジャーは 5回 8失点で、 2戦目の岩田は 5回 1/3を 7失点。前夜の歳内は 3回 2/3を 6失点と、 3試合で虎投は計31失点も奪われた。チームにも重たい空気が漂っていたが、20歳の若者が振り払った。
![マエケンに投げ勝った藤浪晋太郎投手]()
藤浪晋太郎投手は 7回 3失点の粘投。マエケンに投げ勝った！
広島のエース・前田との投げ合いも制した。公式戦では通算 3度目となるマッチアップだが、右腕は 2勝負けなし。試合自体、すべて猛虎が勝利している。今後の対戦に向けても｢相手のエース投手。ゲームとして勝つことが大事。これからも勝てるようにがんばりたい｣と力を込めた。
お立ち台では守護神から｢日本を代表するピッチャーになれると思いますし、これからもっと頑張ってメジャーでも頑張れる選手になってほしいです｣と言葉を送られ、思わず苦笑い。｢そういってもらえてうれしい。がんばりたい｣と返答したが、まずは猛虎のエースを担ってもらわなければならない。
｢夏の甲子園の時期は自分も大好きなんで、これから優勝に向かって、必死のパッチで頑張ります！！｣
8月の登板試合は昨季から 7戦 5勝無敗。登板翌日にはプールで体をほぐすなど、夏バテ対策もバッチリ。 6月11日のロッテ戦(ＱＶＣ)で負け投手になったのを最後に、藤浪が投げた試合はチームも｢７連勝｣。これからも白星を積み重ねていく。
![中前同点適時打を放ったマット・マートン外野手]()
3回裏、マット・マートン外野手は中前同点適時打を放った
マット・マートン外野手が同点打を放った。
2－ 3と 1点差に迫った 3回二死 1塁で、広島エース前田の 144キロシュートを中前に運んだ。｢しっかりとセンターに打ち返すことができたね。 3点を先に取られてしまったけれども、すぐに取り返すことができて良かったよ｣。直前では 4番ゴメスが遊撃強襲の 2点 2塁打を放っていた。｢ＧＭ砲｣の連打で天敵マエケンを攻略した。
![中前打を放った伊藤隼太外野手]()
伊藤隼太外野手は 2回に中前打を放つなど前田から 3安打。プロ初の猛打賞でレギュラー奪取や！！
マエケンキラーや！伊藤隼太外野手、プロ 3年目で初猛打ショー！！
もう間違いない。正真正銘の覚醒だ。｢ 7番・中堅｣」でスタメン出場の伊藤隼が、プロ 3年目で初の猛打賞。しかも、相手がマエケンだけに、その価値が上がる。
｢結果はたまたまかもしれませんが、打席の中で『こうしてやろう』という感じになっている。狙い球をうまく絞れている感じです。それが結果につながっていると思います。(前田打ちは)もちろん、自信になります｣
2回に中前打。 4回にも中前打を放つと、すかさず盗塁も決めた。これもプロ初のスチール。勢いに乗ると六回には右前打。 7月25日(マツダ)に代打で左前打を放っており、対前田の今季成績は 4打数 4安打で打率10割。今成に続く｢新マエケンキラー｣が誕生した。
![４回に中前打を放った伊藤隼太外野手]()
4回に中前打を放った伊藤隼太外野手
｢いい投手なんで打てなくても仕方ないと思って、思い切っていけている。割り切っていますね｣
ここ 5試合で、 3度目の複数安打。離脱中の大和の不在を埋める活躍に和田監督も｢入団当時から見ているが、今が 1番状態が良い｣と高評価。そして、｢まだ、隼太にしたら始まったばかりだと思う。これをいかに継続していくか。そこでレギュラー争いというレベルになってくる。この気持ちを忘れずにやってほしい｣と続けた。
指揮官のエールに応じるように、2012年のドラ 1は｢毎日毎日が結果を求められる立場ですから、続けていきたいです｣と継続性を誓った。球団の、虎党の大きな期待を裏切ってきた 2年間。時間を取り戻すかのような、ハヤタの逆襲が続いている。
![右越えに勝ち越し本塁打を放った福留孝介外野手]()
6回裏阪神一死、福留孝介外野手は広島前田から右越えに勝ち越し本塁打を放った
マエケンを粉砕や！！福留孝介外野手が、右翼へ汚名返上の勝ち越し弾を放った。鯉の難敵・前田を打ち崩した。負ければ 3位転落の危機だったが、不振のベテランのひと振りでムードは一変。 1.5ゲーム差の首位巨人を追撃や！！
3－ 3の同点で迎えた 6回。一死走者なしから右翼へ 4号ソロを放った。｢打ったのはスライダー。振ったら当たりました｣とコメントした。
対戦相手の広島前田は大阪・ＰＬ学園の後輩にあたる。前回対戦の 7月25日にも適時打を放っており、うれしい２試合連続の｢後輩打ち｣となった。
![本塁打を放った福留孝介外野手]()
6回、本塁打を放った福留孝介外野手
鮮やかなスイングから放たれた美しい弾道が、勝ち越し点を待つ右翼席へ届いた。ＰＬ学園高校の後輩で、日本を代表するエースの決め球を打ち砕く決勝弾－。福留が、虎の難敵・前田をとらえた。
｢(前田の)決め球でもあるし、自信を持っている球だと思うから。そのボールをつかまえられたのはよかった。いいところで 1本打てて、チームにとってもだし、僕自身も打てないよりは打てた方がいいので｣
3回に 3点差を追いついた。試合の流れが止まっていた 6回一死だ。豪快なひと振りで、再び試合を動かした。前田の宝刀、内角低めのスライダー。左打者の泣きどころのボールを、完璧に拾った。45度の角度で上がった打球は右越えの 4号ソロ。ついに勝ち越した。
｢(スライダーは)頭にはあった。でも、狙ったからといって簡単に打てる投手じゃないから。とりあえず振ったら、当たりました｣
最近は、先発を外れることも多く、 6日のヤクルト戦(神宮)では 3度の好機で倒れた。試合後、帰りのバスに向かう福留に向かって 3塁側スタンドから｢打ってくれ！！｣と強烈な野次が飛んだが、反論のしようがなかった。チームもそこから連敗し、“戦犯”扱い。まさに汚名返上弾だった。これで勝利打点はクリーンアップの 3人に次ぐ｢ 5｣。ここぞというときの集中力はさすがだ。
![勝ち越しのアーチを放った福留孝介外野手]()
福留孝介外野手が 6回に前田の宝刀スライダーをジャストミートした！！
中日時代に首位打者を 2度獲得して海を渡った。不振が続いても憧れの目を向けられるのも存在感の大きさ。 2軍落ちした 6月には練習姿勢や細かいプレーで若手の目を奪った。平田 2軍監督が｢勉強になるな｣と若虎に語りかけるほど。グラウンド外でも気配りは忘れない。ときには同郷の大和、榎田や金田を食事に誘って｢鹿児島県人会｣を開催。｢金田が主役だからな｣。最年少を和ませる男気も魅力だ。
チームは窮地だった。連敗で、負ければ 3位転落。しかも相手は、昨季45イニングで 2点しか奪えなかった前田だ。和田監督は｢本当に欲しい、理想の一発だった。相手エースの投げる試合で初戦が取れた。初めてじゃないかな、こういう形で攻略できたのは｣と手を叩いた。
じつは、福留も昨季は 7打数無安打だったが、今季は 5打数 3安打。同時にチームもマエケンの登板日に 2戦 2勝で貯金を｢７｣に戻した。
｢去年は去年、今年は今年と割り切って。気持ちを新たにしています｣
もう苦手意識も過去の話だ。上位が競り合うセ・リーグ。好投手を攻略した虎が、このまま波に乗る。
![福留孝介外野手の一発にスタンドも沸いた]()
歓喜のジェット風船。福留孝介外野手の一発にスタンドも沸いた！
2度目の“禁じ手”！呉昇桓投手、イニングまたぎ締めた26Ｓ！！
8回、快勝ムードが一転した。 2番手の福原がキラに 2ランを浴び、 5－ 7。なおも二死 1、 3塁とピンチが続く。｢あの場面はスンファンしかいない｣。和田監督は呉昇桓をマウンドに送った。来日 2度目となるイニングをまたいでの登板で、守護神が鯉の勢いを封じた。
｢(イニングまたぎも)あるぞ、と言われていたので準備はできていた｣
代打・会沢を 4球連続の真っすぐで追い込むと、最後はカットボールで 2ゴロに仕留めた。 9回も天谷をカットボールで空振り三振に斬るなど、圧巻の 3者凡退で激戦を締めた。
5月13日の広島戦(米子)以来となるイニングまたぎで、さすがの26セーブ目。藤浪とともに呼ばれたお立ち台に｢自分はなにもしていないのに恥ずかしい…｣ととまどいを見せたが、｢藤浪君の勝ちをなくしたこともあったから、取り返してやろうと思った｣と気迫の熱源を虎党に知らせた。
｢福原さんから『ごめん』と謝られたけど、自分はなにも気にしていない。勝つことが大事だから。自分だけじゃなく野手のみなさんも頑張っている。勝ちを重ねて、 1位になれるようにやりたい｣
今季 2度目となる“禁じ手”の解禁に、和田監督は｢できれば(呉昇桓を)出したくなかった｣と 2度繰り返したが、絶対に取らないといけなかった一戦。最後に、呉がいる。これほど頼もしいことはない。
![チームの勝利に貢献した呉昇桓投手]()
呉昇桓投手は 8回途中からマウンドへ。チームの勝利に貢献した！
岩田稔投手が、「 7月度セ・リーグ月間ＭＶＰ｣を受賞した。受賞は自身初。
7月は安定感抜群の投球で、 5試合に登板し 4勝 1敗、防御率1.25の成績を残した。 7月13日、21日と 2戦連続となった巨人戦ではいずれも勝利投手になった。さらに中 4日での登板もこなすなど、大車輪の活躍だった。
初受賞にあたり｢まさか取れるとは思っていなかったので、賞を取れて励みになります。縁がないものだと思っていたので。(投球では)テンポを意識して、考えすぎないようにしています｣とコメントした。
![夏バージョン衣装を披露するタイガースガールズ]()
ヘソ出しの夏バージョン衣装を披露するタイガースガールズ
チアリーディングチーム｢タイガースガールズ｣が 8日、夏仕様の新ユニホームをお披露目した。
黄色を基調としたユニホームから一新した。白をベースにし、女性らしいピンクのライン。おなかを大胆に見せ夏らしさをアピールした。この日のパフォーマンスから着用する。
島田若枝子ディレクターは｢さらにパワーアップして阪神タイガースを応援していきます。タイガースガールズのご声援もよろしくお願いいたします｣と話した。
![チアリーディングチーム｢タイガースガールズ｣]()
チアリーディングチーム｢タイガースガールズ｣（阪神タイガースFC会報誌｢T-magazine｣より）
マエケンVS藤浪晋太郎の勝負だったが、結果的に藤浪晋太郎に勝利が有った。実に良い試合でしたね。
このままで行って欲しいですね。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
![2014年 公式戦勝敗表]()
2014年 公式戦勝敗表
![日程と結果 8月]()
日程と結果 8月
阪神戦を見るなら｢虎テレ TORATELE｣だ！交流戦全24試合放送します！
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から（土は5時50分から）、完全実況中継！
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします！！
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2度目の“禁じ手”！呉昇桓(オ・スンファン)投手(32)が、イニングまたぎ締めた26Ｓ！！
マット・マートン外野手(32)が 2－ 3と 1点差に迫った 3回二死 1塁で、広島エース前田の 144キロシュートを中前に運び同点打を放った。
伊藤隼太外野手(25)が、プロ 3年目で初猛打ショー！！しかも、相手がマエケンだけに、その価値が上がる。
マエケンを粉砕や！！福留孝介外野手(37)が、右翼へ汚名返上の勝ち越し弾を放った。負ければ 3位転落の危機だったが、不振のベテランのひと振りでムードは一変。 1.5ゲーム差の首位巨人を追撃や！！
岩田稔投手(30)が、「 7月度セ・リーグ月間ＭＶＰ｣を受賞した。受賞は自身初。
チアリーディングチーム｢タイガースガールズ｣が 8日、夏仕様の新ユニホームをお披露目した。島田若枝子ディレクター(33)は｢タイガースガールズのご声援もよろしくお願いいたします｣と話した。記事をまとめてみました。
＜阪神 7－ 5広島＞◇ 8日◇京セラドーム大阪◇14回戦
阪神は失策などが絡み 3回までに 3失点。だが、 3回に 4番ゴメスの遊撃強襲 2点 2塁打、 5番マートンの適時打で同点とした。
阪神は同点の 6回一死、福留が右翼席へ 4号ソロを放ち 1点を勝ち越し。先発藤浪は 4回以降立ち直り、追加点を許さない。
阪神は 7回、 3連打などでリードを 4点に広げる。 8回途中からは呉昇桓がイニングをまたいで逃げ切り、連敗を｢２｣で止めた。
阪神先発藤浪は 7回 3失点(自責 1)で 8勝目、広島前田は 7回途中 7失点(自責 4)で 5敗目を喫した。
お立ち台で呉昇桓投手(右)にメジャーでも通用すると言われ笑顔の藤浪晋太郎投手
尻上がり 8勝や！藤浪晋太郎投手が投げるとマエケンに 3戦 3勝！！藤浪晋太郎投手が 7回 5安打 3失点(自責 1)で 8勝目を挙げた。
｢藤浪！ ナイスピッチング！！｣－。大歓声を浴びながら、小走りでお立ち台に上がった。
やはり、この男は頼りになる。先発した藤浪は、 7回を 3失点(自責 1)。粘りの投球で今季 8勝目( 4敗)を手にした。崩壊寸前だった投手陣を見事に救った。
1回に打者 3人でいきなり 1点先制を許すも、 2回以降は立ち直った。 3回に味方の失策も絡んで 2点を失ったが、 4回以降はゼロを並べた。
広島先発前田との投げ合いを制した。｢チームとして失点も多かったですし、安打もたくさん打たれた。なんとか流れを変えようと思って、マウンドに上がりました。運の問題もありますが、相手のエースピッチャーにゲームとして勝つのは大事｣と喜んだ。
試合後のお立ち台で握手をする藤浪晋太郎投手(右)と呉昇桓投手。チームの悪い流れを止めた！
1回は無死 1、 3塁から丸の左犠飛で失点。 3回にも味方の失策絡みで 2点を奪われた。だが、尻上がりに調子を上げ、鯉の反撃を許さなかった。投球テンポに変化をもたせるなどの工夫で、 4回以降はゼロ封。｢いい言葉で言えば修正ですが、悪い言葉で言えばごまかした。いろいろ試しました。今後につなげられるようにしたい｣。
負の連鎖を断ち切った。前日 7日までのヤクルト 3連戦(神宮)では投手陣が崩壊。 1戦目のメッセンジャーは 5回 8失点で、 2戦目の岩田は 5回 1/3を 7失点。前夜の歳内は 3回 2/3を 6失点と、 3試合で虎投は計31失点も奪われた。チームにも重たい空気が漂っていたが、20歳の若者が振り払った。
藤浪晋太郎投手は 7回 3失点の粘投。マエケンに投げ勝った！
広島のエース・前田との投げ合いも制した。公式戦では通算 3度目となるマッチアップだが、右腕は 2勝負けなし。試合自体、すべて猛虎が勝利している。今後の対戦に向けても｢相手のエース投手。ゲームとして勝つことが大事。これからも勝てるようにがんばりたい｣と力を込めた。
お立ち台では守護神から｢日本を代表するピッチャーになれると思いますし、これからもっと頑張ってメジャーでも頑張れる選手になってほしいです｣と言葉を送られ、思わず苦笑い。｢そういってもらえてうれしい。がんばりたい｣と返答したが、まずは猛虎のエースを担ってもらわなければならない。
｢夏の甲子園の時期は自分も大好きなんで、これから優勝に向かって、必死のパッチで頑張ります！！｣
8月の登板試合は昨季から 7戦 5勝無敗。登板翌日にはプールで体をほぐすなど、夏バテ対策もバッチリ。 6月11日のロッテ戦(ＱＶＣ)で負け投手になったのを最後に、藤浪が投げた試合はチームも｢７連勝｣。これからも白星を積み重ねていく。
3回裏、マット・マートン外野手は中前同点適時打を放った
マット・マートン外野手が同点打を放った。
2－ 3と 1点差に迫った 3回二死 1塁で、広島エース前田の 144キロシュートを中前に運んだ。｢しっかりとセンターに打ち返すことができたね。 3点を先に取られてしまったけれども、すぐに取り返すことができて良かったよ｣。直前では 4番ゴメスが遊撃強襲の 2点 2塁打を放っていた。｢ＧＭ砲｣の連打で天敵マエケンを攻略した。
伊藤隼太外野手は 2回に中前打を放つなど前田から 3安打。プロ初の猛打賞でレギュラー奪取や！！
マエケンキラーや！伊藤隼太外野手、プロ 3年目で初猛打ショー！！
もう間違いない。正真正銘の覚醒だ。｢ 7番・中堅｣」でスタメン出場の伊藤隼が、プロ 3年目で初の猛打賞。しかも、相手がマエケンだけに、その価値が上がる。
｢結果はたまたまかもしれませんが、打席の中で『こうしてやろう』という感じになっている。狙い球をうまく絞れている感じです。それが結果につながっていると思います。(前田打ちは)もちろん、自信になります｣
2回に中前打。 4回にも中前打を放つと、すかさず盗塁も決めた。これもプロ初のスチール。勢いに乗ると六回には右前打。 7月25日(マツダ)に代打で左前打を放っており、対前田の今季成績は 4打数 4安打で打率10割。今成に続く｢新マエケンキラー｣が誕生した。
4回に中前打を放った伊藤隼太外野手
｢いい投手なんで打てなくても仕方ないと思って、思い切っていけている。割り切っていますね｣
ここ 5試合で、 3度目の複数安打。離脱中の大和の不在を埋める活躍に和田監督も｢入団当時から見ているが、今が 1番状態が良い｣と高評価。そして、｢まだ、隼太にしたら始まったばかりだと思う。これをいかに継続していくか。そこでレギュラー争いというレベルになってくる。この気持ちを忘れずにやってほしい｣と続けた。
指揮官のエールに応じるように、2012年のドラ 1は｢毎日毎日が結果を求められる立場ですから、続けていきたいです｣と継続性を誓った。球団の、虎党の大きな期待を裏切ってきた 2年間。時間を取り戻すかのような、ハヤタの逆襲が続いている。
6回裏阪神一死、福留孝介外野手は広島前田から右越えに勝ち越し本塁打を放った
マエケンを粉砕や！！福留孝介外野手が、右翼へ汚名返上の勝ち越し弾を放った。鯉の難敵・前田を打ち崩した。負ければ 3位転落の危機だったが、不振のベテランのひと振りでムードは一変。 1.5ゲーム差の首位巨人を追撃や！！
3－ 3の同点で迎えた 6回。一死走者なしから右翼へ 4号ソロを放った。｢打ったのはスライダー。振ったら当たりました｣とコメントした。
対戦相手の広島前田は大阪・ＰＬ学園の後輩にあたる。前回対戦の 7月25日にも適時打を放っており、うれしい２試合連続の｢後輩打ち｣となった。
6回、本塁打を放った福留孝介外野手
鮮やかなスイングから放たれた美しい弾道が、勝ち越し点を待つ右翼席へ届いた。ＰＬ学園高校の後輩で、日本を代表するエースの決め球を打ち砕く決勝弾－。福留が、虎の難敵・前田をとらえた。
｢(前田の)決め球でもあるし、自信を持っている球だと思うから。そのボールをつかまえられたのはよかった。いいところで 1本打てて、チームにとってもだし、僕自身も打てないよりは打てた方がいいので｣
3回に 3点差を追いついた。試合の流れが止まっていた 6回一死だ。豪快なひと振りで、再び試合を動かした。前田の宝刀、内角低めのスライダー。左打者の泣きどころのボールを、完璧に拾った。45度の角度で上がった打球は右越えの 4号ソロ。ついに勝ち越した。
｢(スライダーは)頭にはあった。でも、狙ったからといって簡単に打てる投手じゃないから。とりあえず振ったら、当たりました｣
最近は、先発を外れることも多く、 6日のヤクルト戦(神宮)では 3度の好機で倒れた。試合後、帰りのバスに向かう福留に向かって 3塁側スタンドから｢打ってくれ！！｣と強烈な野次が飛んだが、反論のしようがなかった。チームもそこから連敗し、“戦犯”扱い。まさに汚名返上弾だった。これで勝利打点はクリーンアップの 3人に次ぐ｢ 5｣。ここぞというときの集中力はさすがだ。
福留孝介外野手が 6回に前田の宝刀スライダーをジャストミートした！！
中日時代に首位打者を 2度獲得して海を渡った。不振が続いても憧れの目を向けられるのも存在感の大きさ。 2軍落ちした 6月には練習姿勢や細かいプレーで若手の目を奪った。平田 2軍監督が｢勉強になるな｣と若虎に語りかけるほど。グラウンド外でも気配りは忘れない。ときには同郷の大和、榎田や金田を食事に誘って｢鹿児島県人会｣を開催。｢金田が主役だからな｣。最年少を和ませる男気も魅力だ。
チームは窮地だった。連敗で、負ければ 3位転落。しかも相手は、昨季45イニングで 2点しか奪えなかった前田だ。和田監督は｢本当に欲しい、理想の一発だった。相手エースの投げる試合で初戦が取れた。初めてじゃないかな、こういう形で攻略できたのは｣と手を叩いた。
じつは、福留も昨季は 7打数無安打だったが、今季は 5打数 3安打。同時にチームもマエケンの登板日に 2戦 2勝で貯金を｢７｣に戻した。
｢去年は去年、今年は今年と割り切って。気持ちを新たにしています｣
もう苦手意識も過去の話だ。上位が競り合うセ・リーグ。好投手を攻略した虎が、このまま波に乗る。
歓喜のジェット風船。福留孝介外野手の一発にスタンドも沸いた！
2度目の“禁じ手”！呉昇桓投手、イニングまたぎ締めた26Ｓ！！
8回、快勝ムードが一転した。 2番手の福原がキラに 2ランを浴び、 5－ 7。なおも二死 1、 3塁とピンチが続く。｢あの場面はスンファンしかいない｣。和田監督は呉昇桓をマウンドに送った。来日 2度目となるイニングをまたいでの登板で、守護神が鯉の勢いを封じた。
｢(イニングまたぎも)あるぞ、と言われていたので準備はできていた｣
代打・会沢を 4球連続の真っすぐで追い込むと、最後はカットボールで 2ゴロに仕留めた。 9回も天谷をカットボールで空振り三振に斬るなど、圧巻の 3者凡退で激戦を締めた。
5月13日の広島戦(米子)以来となるイニングまたぎで、さすがの26セーブ目。藤浪とともに呼ばれたお立ち台に｢自分はなにもしていないのに恥ずかしい…｣ととまどいを見せたが、｢藤浪君の勝ちをなくしたこともあったから、取り返してやろうと思った｣と気迫の熱源を虎党に知らせた。
｢福原さんから『ごめん』と謝られたけど、自分はなにも気にしていない。勝つことが大事だから。自分だけじゃなく野手のみなさんも頑張っている。勝ちを重ねて、 1位になれるようにやりたい｣
今季 2度目となる“禁じ手”の解禁に、和田監督は｢できれば(呉昇桓を)出したくなかった｣と 2度繰り返したが、絶対に取らないといけなかった一戦。最後に、呉がいる。これほど頼もしいことはない。
呉昇桓投手は 8回途中からマウンドへ。チームの勝利に貢献した！
岩田稔投手が、「 7月度セ・リーグ月間ＭＶＰ｣を受賞した。受賞は自身初。
7月は安定感抜群の投球で、 5試合に登板し 4勝 1敗、防御率1.25の成績を残した。 7月13日、21日と 2戦連続となった巨人戦ではいずれも勝利投手になった。さらに中 4日での登板もこなすなど、大車輪の活躍だった。
初受賞にあたり｢まさか取れるとは思っていなかったので、賞を取れて励みになります。縁がないものだと思っていたので。(投球では)テンポを意識して、考えすぎないようにしています｣とコメントした。
ヘソ出しの夏バージョン衣装を披露するタイガースガールズ
チアリーディングチーム｢タイガースガールズ｣が 8日、夏仕様の新ユニホームをお披露目した。
黄色を基調としたユニホームから一新した。白をベースにし、女性らしいピンクのライン。おなかを大胆に見せ夏らしさをアピールした。この日のパフォーマンスから着用する。
島田若枝子ディレクターは｢さらにパワーアップして阪神タイガースを応援していきます。タイガースガールズのご声援もよろしくお願いいたします｣と話した。
チアリーディングチーム｢タイガースガールズ｣（阪神タイガースFC会報誌｢T-magazine｣より）
マエケンVS藤浪晋太郎の勝負だったが、結果的に藤浪晋太郎に勝利が有った。実に良い試合でしたね。
このままで行って欲しいですね。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 8月
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