“普段着野球”で敵地開幕を制す!!和田豊監督(52)が27日、福岡へ移動。「全体練習なし&自由移動」という、過去の常識を覆すスケジュールで、日本シリーズ第 3戦(28日、ヤフオクD)に臨む。第 3戦に先発するソフトバンク・大隣憲司投手(29)はヤフオクドームで最終調整。阪神の 4番、マウロ・ゴメス内野手(30)を封じるべく、強烈に内角を突くことを誓った。
これも“和田流”。阪神は福岡への移動日、藤浪らが甲子園で投手指名練習を行った以外、スケジュールはフリー。和田監督は新神戸駅のホームでさらりと説明した。
阪神は27日、甲子園新室内練習場で投手指名練習を行った。28日にヤフオクドームで行われる第 3戦に先発の藤浪晋太郎投手(20)ら、先発投手陣が参加。甲子園室内で投手指名練習に参加後、移動。博多駅には大勢のファンが詰めかけ、別の出口から“脱出”した。
キーマンは俺!!第 2戦で、意地のタイムリーを放った西岡剛内野手(30)が敵地では自らキーマンとなる。西岡が27日、28日の日本シリーズ第 3戦(ヤフオクD)へ向け、先攻となる敵地での初回の攻撃と、 1番打者の重要性を熱弁した。
阪神ドラフト 1位の新日鉄住金鹿島・横山雄哉投手(20=山形中央高校)が27日、東京・八王子市内で行われた明治安田生命とのオープン戦にドラフト後初めて実戦に登板した。同 2位石崎剛投手(24=三和高校)も 9回に登板し、 1回を無安打無失点だった。
阪神が国内FA権をもつロッテ・成瀬善久投手(29)の獲得調査を行っていることが27日、分かった。日本シリーズには進出したが、来季の補強のメーンは間違いなく投手。北海道日本ハムのセットアップ左腕・宮西尚生投手(29)とともに調査を重ねていく。記事をまとめてみました。
“普段着野球”で敵地開幕を制す!!和田豊監督が27日、福岡へ移動。「全体練習なし&自由移動」という、過去の常識を覆すスケジュールで、日本シリーズ第 3戦(28日、ヤフオクD)に臨む。一方、第 3戦に先発するソフトバンク・大隣憲司投手はヤフオクドームで最終調整。阪神の 4番、マウロ・ゴメス内野手を封じるべく、強烈に内角を突くことを誓った。
これも“和田流”。阪神は福岡への移動日、藤浪らが甲子園で投手指名練習を行った以外、スケジュールはフリー。和田監督は新神戸駅のホームでさらりと説明した。
「予定通りのこと。クライマックスシリーズ(CS)が終わった段階から、日程を逆算して決めたこと。積極的な休養? そうだね」
CSの激闘を制した選手の疲労回復を最優先させたわけだが、もちろん、極めて異例だ。
日本シリーズの移動日は、規定でホームの練習が午後 6時まで。ビジターが同 6時から 8時までと設定されている。するかどうかは各チームに任されているが、過去の例を見ても、全体練習なしというのは、稀だ。
福岡へ向けて新幹線に乗りこむ和田豊監督。普段着野球を貫く
しかも交流戦があるとはいえ、パ・リーグの本拠地でプレーする機会は限られる。今年、阪神はヤフオクドームではオープン戦、交流戦を 2試合ずつ計 4試合のみ。球場の特色や雰囲気などをつかむべく、練習をするのはこれまでの通例だ。
2010年にロッテと戦った中日は 1勝 1敗で迎えた移動日、QVCで 3時間もナイター練習。強風対策にノックを入念に行った。昨年、楽天と戦った巨人は 2勝 3敗で仙台に移動し、コボスタ宮城で全体練習。田中対策に打撃投手が 1メートルも前から投げて、打ち込んだ。しかし和田監督は、あえて休むことを選択。レギュラーシーズン同様、移動日は基本、投手指名練習という“普段着野球”を貫く。
さらに移動も自由となった。乗車駅も時間もバラバラ。選手、コーチ、スタッフに各自移動を許可した。 1勝 1敗のタイに並ばれた前夜26日から、気分一新-。選手を心身ともリフレッシュさせることに務めた指揮官は、語気を強めた。
「まずは明日。初戦だよね。初戦を取ることだけを考えてやる」
1985年以来、29年ぶりの日本一へ。休息を得た虎が、再び加勢していく。
日本シリーズ第 3戦に向け、甲子園の室内練習場でキャッチボールする藤浪晋太郎投手
大きな声援を受け、いざ出陣!「SMBC日本シリーズ2014」の第 3戦は28日、ヤフオクドームで行われる。
阪神は27日、甲子園新室内練習場で投手指名練習を行った。28日にヤフオクドームで行われる第 3戦に先発の藤浪晋太郎投手ら、先発投手陣が参加。
キャッチボールやダッシュなどで汗を流した藤浪は「当然、点をやらないに越したことはない。ゼロに近い数字で抑えたい」と意気込んだ。
甲子園室内で投手指名練習に参加後、移動。博多駅には大勢のファンが詰めかけ、別の出口から“脱出”した。 1勝 1敗で乗り込む敵地だが、虎にとって相性の悪い福岡での初戦を制し、29年ぶりの日本一へ導く。
甲子園で調整した藤浪晋太郎投手。第 3戦のマウンドに上がる
必勝の決意を胸に、藤浪が運命の地に乗り込んだ。 1勝 1敗で迎える第3戦。福岡の町は、早くもヒートアップしていた。博多駅の改札付近は 200人を超える人であふれ返り、午後 7時14分着の新幹線で到着した右腕は、喧騒を避けて別ルートから“脱出”。気持ちはいやでも高ぶった。
「点を与えないに越したことはないので。できるだけ、ゼロに近い数字を目指します」
およそ 8時間前。甲子園室内での投手指名練習でショートダッシュ、キャッチボールなどに汗を流した藤浪は、強い言葉で決意を語っていた。
対するは鷹のエース大隣。リーグ優勝の試合も、クライマックスシリーズ(CS)優勝の試合も、好投した左腕だ。1点もやれない。だからこそ「ゼロ」の 2文字が、自然と口をついた。
高卒 2年目で昨年の10勝を超える11勝を挙げた今季は、ローテを守って規定投球回 144も初突破( 163)。相手のエース級と対戦を重ねながら、成長してきた。
バットを振る藤浪晋太郎投手
1勝 1敗以上に、大事な 1戦であることはわかっている。虎の鬼門、ヤフオクドーム。 3勝 4敗でダイエー(現ソフトバンク)に屈した2003年の日本シリーズは、すべて勝利が本拠地という“内弁慶シリーズ”だった。その後も同ドームで交流戦は22試合 9勝11敗 2分け。オープン戦13試合 3勝 9敗 1分け。ただ藤浪には無関係だ。
同ドームの登板は昨年 6月 2日の交流戦のみだが 5回 1/3を 2失点。チームも 4- 3で勝利した。嫌なイメージはなく「勝ち負けの数に関わらず、試合に勝つことが大事。そこに集中したいです」と言い切った。
巨人とのCSファイナルステージ(東京D)でも初戦に登板し、 7回 1失点の熱投。チームに勢いをつけ、 4連勝の原動力となった。レギュラーシーズンで打率 3割を記録した打者が 5人もいるタカ打線相手でも、その再現を目指す。
室内練習場を走る藤浪晋太郎投手
「各打者のイメージはもっています。多少は打たれることを想定しながら、(打線を)つなげないようにしていければいいかなと思います」
前日26日に一発を放った 4番・李大浩についても「力強くて柔らかいスイングをしますね。(秘策は)言えません」と不敵な笑み。自信をのぞかせた。
「こういう舞台まで勝つことができた。マウンドで楽しむという感覚はない。マウンドに上がれば2年目も関係ない。しっかり自分の仕事をしたい」
29年ぶりの日本一へ。その鍵を握りしめ、藤浪が福岡のマウンドに立つ。
第 2戦で、意地のタイムリーを放った西岡剛内野手。敵地では自らキーマンとなる。
キーマンは俺!!西岡が27日、28日の日本シリーズ第 3戦(ヤフオクD)へ向け、先攻となる敵地での初回の攻撃と、 1番打者の重要性を熱弁した。大事な先制点の鍵は自分にあると、気合十分に福岡へ移動した。
鷹のわずか 5球の速攻で、虎の連勝街道は止まった。舞台を移せば立場は逆になる。流れるような攻撃で先手をとるのは、こちらの番だ。福岡に入った西岡は、敵地での戦いのポイントを迷わず語った。
「 1、 2番がカギになるでしょう」
言葉とともに前日26日の甲子園での第 2戦がよみがえる。ソフトバンクは 1回、先頭の柳田が 2球目を中前へ。今宮の犠打と内川の適時打で、あっさり先制した。流れが重要な短期決戦。阪神はリードをはね返すことができず、ポストシーズン初黒星を喫した。
2点を追う 6回に右翼線へ反撃の適時 2塁打を放った西岡だが、それよりも悔まれる 2打席を強調した。先頭で迎えた 1回と 4回。突破口を開くことができなかった。
スーツ姿で博多入りした西岡剛内野手。気持ちを高ぶらせた
「相手は 1回に柳田くんが出て、先制点が入った。うちも 1回裏、 4回裏の 1番(打者)からの攻撃で点を取りたかった。塁に出ることを必要とされたのに、それができなくて悔しかったです」
振り返ることは終わった。28日から舞台はヤフオクドームに移る。先攻になることの最大の利点は、先制のチャンスを先に迎えること。つまり、「1番」の最初の打席がいかに重要か。プロ野球人生の大半をリードオフマンとして過ごしてきた男は、キーマンに自身を指名した。
巨人とのCSでは「僕が塁に出れば点が入る」と、言い切った。数字も証明した。 4試合で 8度出塁して、 5度が得点に結びついた(本塁打 1本)。同じビジターでの戦いで再現できれば、主導権は虎のもの。スーツ姿の背番号「7」は高らかに宣言した。
「先に点を取ることで、空気をこっちのものにしたいです」
電光石火の攻撃こそ、福岡での 3試合を勝ち抜くポイントになる。 1勝 1敗の頂上決戦。今後の行方を占うのは、試合開始と同時にバットを構える切り込み隊長だ。
7回から登板した新日鉄住金鹿島・横山雄哉投手
阪神ドラフト 1位の新日鉄住金鹿島・横山雄哉投手が27日、東京・八王子市内で行われた明治安田生命とのオープン戦にドラフト後初めて実戦に登板した。
7回から 3番手で登板。 2回無安打 3三振無失点に抑えた。「課題だったカットボールの精度が良かった」と振り返った。
同 2位石崎剛投手も 9回に登板し、 1回を無安打無失点だった。
阪神が国内FA権をもつロッテ・成瀬善久投手の獲得調査を行っていることが27日、分かった。日本シリーズには進出したが、来季の補強のメーンは間違いなく投手。北海道日本ハムのセットアップ左腕・宮西尚生投手とともに調査を重ねていく。
激闘の日本シリーズと同時進行で、オフの補強に向けたFA戦線への動きも本格化してきた。さまざまな調査を重ねる上で、新たな名前が浮上した。それが成瀬だ。
今オフのFA補強について、球団首脳は常に「投手陣を強化しなければいけない。駒不足は明らか」と口にしてきた。日本シリーズには進出したが、ペナントレースは 2位。来季、10年ぶりの優勝を目指すための補強ポイントは明確だ。
FA権をもつロッテ・成瀬善久投手。阪神も調査に乗り出した
これまでオリックス・金子、平野佳、中日・山井、そして中継ぎでは北海道日本ハム・宮西らの獲得調査を続けてきた。しかし金子、平野佳、山井の 3人は国内移籍の可能性がほぼなくなってきたなかで、FA権を持つ投手の目玉となってきたのが、成瀬。すでにヤクルトなど複数球団が、その動向に興味を示している。
ロッテで通算90勝の左腕。2009年から 4年連続 2桁勝利を挙げた。今季は 9勝11敗、防御率4.67だったが、 130キロ台後半の直球ながら抜群の制球力で試合を作る能力は非凡。まだ29歳という年齢を考えても、まだまだ伸びしろはある。
成瀬はこの日、ロッテサイドから 2度目の残留交渉を受けたが、結論には至らなかった。ロッテはFA権を行使しての残留は基本的に認めない方針で、仮に成瀬が宣言した場合、阪神が速攻アタックするとみられる。
FAでの獲得可能枠は「2」。捕手の楽天・嶋の動向をうかがいつつ、成瀬、そして中継ぎ補強として宮西に照準を合わせる。来季は球団創設80周年。10年ぶりのリーグ優勝へ投手王国を作る。
▽成瀬善久(なるせ・よしひさ):投手。1985(昭和60)年10月13日生まれ、栃木県出身、29歳。横浜高から2004年ドラフト 6巡目でロッテ入団。2006年の 5月17日の横浜戦(横浜)でプロ初登板初先発初勝利を記録。翌年には最高勝率と最優秀防御率を獲得した。 1メートル80、87キロ。左投げ左打ち。今季年俸 1億4400万円。背番号「17」
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
日本シリーズ 日程と結果
日本野球機構(NPB)は22日、阪神とソフトバンクが日本一を争う「SMBC 日本シリーズ2014」(25日開幕)のテレビ中継予定を発表した。
第 1、 3戦はテレビ朝日系列で、第 2、 5戦はTBS系列で、第 4、 6戦はフジテレビ系列で、第 7戦は日本テレビ系列で放送される。第 2戦以降はNHKのBSでも放送される。
「SMBC 日本シリーズ2014」の入場券が23日から一般発売される。 ローソンチケット、イープラス、チケットぴあで、午前10時から受付を開始する。また、甲子園のビジター専用応援席も同日発売される。
FC会員先行販売プレーヤーズマスコットセット(FC特別特典付)販売中!!
2015年度会員も購入可能です!!
【プレーヤーズマスコット種類(全5種類)】
1.助っ人セット(マートン選手・ゴメス選手)
2.キャプテン&エースセット(鳥谷選手・能見選手)
3.若手バッテリーセット(藤浪選手・梅野選手)
4.新井兄弟セット(新井(兄)選手・新井(弟)選手)
5.マスコットセット(トラッキー・キー太)
※FC会員先行販売プレーヤーズマスコットセットの内、 1.助っ人セット(マートン選手・ゴメス選手) 5.マスコットセット(トラッキー・キー太)は完売しました。その他セットも残りわずかとなっております。購入者全員ニ「2014 CS セ優勝記念A5サイズクリアファイル」をプレゼント。申し込みは早めに!!是非この機会をお見逃しなく!!
阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス「虎テレ」において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス「パ・リーグTV」との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
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※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から(土は5時50分から)、完全実況中継!
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします!!
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これも“和田流”。阪神は福岡への移動日、藤浪らが甲子園で投手指名練習を行った以外、スケジュールはフリー。和田監督は新神戸駅のホームでさらりと説明した。
阪神は27日、甲子園新室内練習場で投手指名練習を行った。28日にヤフオクドームで行われる第 3戦に先発の藤浪晋太郎投手(20)ら、先発投手陣が参加。甲子園室内で投手指名練習に参加後、移動。博多駅には大勢のファンが詰めかけ、別の出口から“脱出”した。
キーマンは俺!!第 2戦で、意地のタイムリーを放った西岡剛内野手(30)が敵地では自らキーマンとなる。西岡が27日、28日の日本シリーズ第 3戦(ヤフオクD)へ向け、先攻となる敵地での初回の攻撃と、 1番打者の重要性を熱弁した。
阪神ドラフト 1位の新日鉄住金鹿島・横山雄哉投手(20=山形中央高校)が27日、東京・八王子市内で行われた明治安田生命とのオープン戦にドラフト後初めて実戦に登板した。同 2位石崎剛投手(24=三和高校)も 9回に登板し、 1回を無安打無失点だった。
阪神が国内FA権をもつロッテ・成瀬善久投手(29)の獲得調査を行っていることが27日、分かった。日本シリーズには進出したが、来季の補強のメーンは間違いなく投手。北海道日本ハムのセットアップ左腕・宮西尚生投手(29)とともに調査を重ねていく。記事をまとめてみました。
“普段着野球”で敵地開幕を制す!!和田豊監督が27日、福岡へ移動。「全体練習なし&自由移動」という、過去の常識を覆すスケジュールで、日本シリーズ第 3戦(28日、ヤフオクD)に臨む。一方、第 3戦に先発するソフトバンク・大隣憲司投手はヤフオクドームで最終調整。阪神の 4番、マウロ・ゴメス内野手を封じるべく、強烈に内角を突くことを誓った。
これも“和田流”。阪神は福岡への移動日、藤浪らが甲子園で投手指名練習を行った以外、スケジュールはフリー。和田監督は新神戸駅のホームでさらりと説明した。
「予定通りのこと。クライマックスシリーズ(CS)が終わった段階から、日程を逆算して決めたこと。積極的な休養? そうだね」
CSの激闘を制した選手の疲労回復を最優先させたわけだが、もちろん、極めて異例だ。
日本シリーズの移動日は、規定でホームの練習が午後 6時まで。ビジターが同 6時から 8時までと設定されている。するかどうかは各チームに任されているが、過去の例を見ても、全体練習なしというのは、稀だ。
福岡へ向けて新幹線に乗りこむ和田豊監督。普段着野球を貫く
しかも交流戦があるとはいえ、パ・リーグの本拠地でプレーする機会は限られる。今年、阪神はヤフオクドームではオープン戦、交流戦を 2試合ずつ計 4試合のみ。球場の特色や雰囲気などをつかむべく、練習をするのはこれまでの通例だ。
2010年にロッテと戦った中日は 1勝 1敗で迎えた移動日、QVCで 3時間もナイター練習。強風対策にノックを入念に行った。昨年、楽天と戦った巨人は 2勝 3敗で仙台に移動し、コボスタ宮城で全体練習。田中対策に打撃投手が 1メートルも前から投げて、打ち込んだ。しかし和田監督は、あえて休むことを選択。レギュラーシーズン同様、移動日は基本、投手指名練習という“普段着野球”を貫く。
さらに移動も自由となった。乗車駅も時間もバラバラ。選手、コーチ、スタッフに各自移動を許可した。 1勝 1敗のタイに並ばれた前夜26日から、気分一新-。選手を心身ともリフレッシュさせることに務めた指揮官は、語気を強めた。
「まずは明日。初戦だよね。初戦を取ることだけを考えてやる」
1985年以来、29年ぶりの日本一へ。休息を得た虎が、再び加勢していく。
日本シリーズ第 3戦に向け、甲子園の室内練習場でキャッチボールする藤浪晋太郎投手
大きな声援を受け、いざ出陣!「SMBC日本シリーズ2014」の第 3戦は28日、ヤフオクドームで行われる。
阪神は27日、甲子園新室内練習場で投手指名練習を行った。28日にヤフオクドームで行われる第 3戦に先発の藤浪晋太郎投手ら、先発投手陣が参加。
キャッチボールやダッシュなどで汗を流した藤浪は「当然、点をやらないに越したことはない。ゼロに近い数字で抑えたい」と意気込んだ。
甲子園室内で投手指名練習に参加後、移動。博多駅には大勢のファンが詰めかけ、別の出口から“脱出”した。 1勝 1敗で乗り込む敵地だが、虎にとって相性の悪い福岡での初戦を制し、29年ぶりの日本一へ導く。
甲子園で調整した藤浪晋太郎投手。第 3戦のマウンドに上がる
必勝の決意を胸に、藤浪が運命の地に乗り込んだ。 1勝 1敗で迎える第3戦。福岡の町は、早くもヒートアップしていた。博多駅の改札付近は 200人を超える人であふれ返り、午後 7時14分着の新幹線で到着した右腕は、喧騒を避けて別ルートから“脱出”。気持ちはいやでも高ぶった。
「点を与えないに越したことはないので。できるだけ、ゼロに近い数字を目指します」
およそ 8時間前。甲子園室内での投手指名練習でショートダッシュ、キャッチボールなどに汗を流した藤浪は、強い言葉で決意を語っていた。
対するは鷹のエース大隣。リーグ優勝の試合も、クライマックスシリーズ(CS)優勝の試合も、好投した左腕だ。1点もやれない。だからこそ「ゼロ」の 2文字が、自然と口をついた。
高卒 2年目で昨年の10勝を超える11勝を挙げた今季は、ローテを守って規定投球回 144も初突破( 163)。相手のエース級と対戦を重ねながら、成長してきた。
バットを振る藤浪晋太郎投手
1勝 1敗以上に、大事な 1戦であることはわかっている。虎の鬼門、ヤフオクドーム。 3勝 4敗でダイエー(現ソフトバンク)に屈した2003年の日本シリーズは、すべて勝利が本拠地という“内弁慶シリーズ”だった。その後も同ドームで交流戦は22試合 9勝11敗 2分け。オープン戦13試合 3勝 9敗 1分け。ただ藤浪には無関係だ。
同ドームの登板は昨年 6月 2日の交流戦のみだが 5回 1/3を 2失点。チームも 4- 3で勝利した。嫌なイメージはなく「勝ち負けの数に関わらず、試合に勝つことが大事。そこに集中したいです」と言い切った。
巨人とのCSファイナルステージ(東京D)でも初戦に登板し、 7回 1失点の熱投。チームに勢いをつけ、 4連勝の原動力となった。レギュラーシーズンで打率 3割を記録した打者が 5人もいるタカ打線相手でも、その再現を目指す。
室内練習場を走る藤浪晋太郎投手
「各打者のイメージはもっています。多少は打たれることを想定しながら、(打線を)つなげないようにしていければいいかなと思います」
前日26日に一発を放った 4番・李大浩についても「力強くて柔らかいスイングをしますね。(秘策は)言えません」と不敵な笑み。自信をのぞかせた。
「こういう舞台まで勝つことができた。マウンドで楽しむという感覚はない。マウンドに上がれば2年目も関係ない。しっかり自分の仕事をしたい」
29年ぶりの日本一へ。その鍵を握りしめ、藤浪が福岡のマウンドに立つ。
第 2戦で、意地のタイムリーを放った西岡剛内野手。敵地では自らキーマンとなる。
キーマンは俺!!西岡が27日、28日の日本シリーズ第 3戦(ヤフオクD)へ向け、先攻となる敵地での初回の攻撃と、 1番打者の重要性を熱弁した。大事な先制点の鍵は自分にあると、気合十分に福岡へ移動した。
鷹のわずか 5球の速攻で、虎の連勝街道は止まった。舞台を移せば立場は逆になる。流れるような攻撃で先手をとるのは、こちらの番だ。福岡に入った西岡は、敵地での戦いのポイントを迷わず語った。
「 1、 2番がカギになるでしょう」
言葉とともに前日26日の甲子園での第 2戦がよみがえる。ソフトバンクは 1回、先頭の柳田が 2球目を中前へ。今宮の犠打と内川の適時打で、あっさり先制した。流れが重要な短期決戦。阪神はリードをはね返すことができず、ポストシーズン初黒星を喫した。
2点を追う 6回に右翼線へ反撃の適時 2塁打を放った西岡だが、それよりも悔まれる 2打席を強調した。先頭で迎えた 1回と 4回。突破口を開くことができなかった。
スーツ姿で博多入りした西岡剛内野手。気持ちを高ぶらせた
「相手は 1回に柳田くんが出て、先制点が入った。うちも 1回裏、 4回裏の 1番(打者)からの攻撃で点を取りたかった。塁に出ることを必要とされたのに、それができなくて悔しかったです」
振り返ることは終わった。28日から舞台はヤフオクドームに移る。先攻になることの最大の利点は、先制のチャンスを先に迎えること。つまり、「1番」の最初の打席がいかに重要か。プロ野球人生の大半をリードオフマンとして過ごしてきた男は、キーマンに自身を指名した。
巨人とのCSでは「僕が塁に出れば点が入る」と、言い切った。数字も証明した。 4試合で 8度出塁して、 5度が得点に結びついた(本塁打 1本)。同じビジターでの戦いで再現できれば、主導権は虎のもの。スーツ姿の背番号「7」は高らかに宣言した。
「先に点を取ることで、空気をこっちのものにしたいです」
電光石火の攻撃こそ、福岡での 3試合を勝ち抜くポイントになる。 1勝 1敗の頂上決戦。今後の行方を占うのは、試合開始と同時にバットを構える切り込み隊長だ。
7回から登板した新日鉄住金鹿島・横山雄哉投手
阪神ドラフト 1位の新日鉄住金鹿島・横山雄哉投手が27日、東京・八王子市内で行われた明治安田生命とのオープン戦にドラフト後初めて実戦に登板した。
7回から 3番手で登板。 2回無安打 3三振無失点に抑えた。「課題だったカットボールの精度が良かった」と振り返った。
同 2位石崎剛投手も 9回に登板し、 1回を無安打無失点だった。
阪神が国内FA権をもつロッテ・成瀬善久投手の獲得調査を行っていることが27日、分かった。日本シリーズには進出したが、来季の補強のメーンは間違いなく投手。北海道日本ハムのセットアップ左腕・宮西尚生投手とともに調査を重ねていく。
激闘の日本シリーズと同時進行で、オフの補強に向けたFA戦線への動きも本格化してきた。さまざまな調査を重ねる上で、新たな名前が浮上した。それが成瀬だ。
今オフのFA補強について、球団首脳は常に「投手陣を強化しなければいけない。駒不足は明らか」と口にしてきた。日本シリーズには進出したが、ペナントレースは 2位。来季、10年ぶりの優勝を目指すための補強ポイントは明確だ。
FA権をもつロッテ・成瀬善久投手。阪神も調査に乗り出した
これまでオリックス・金子、平野佳、中日・山井、そして中継ぎでは北海道日本ハム・宮西らの獲得調査を続けてきた。しかし金子、平野佳、山井の 3人は国内移籍の可能性がほぼなくなってきたなかで、FA権を持つ投手の目玉となってきたのが、成瀬。すでにヤクルトなど複数球団が、その動向に興味を示している。
ロッテで通算90勝の左腕。2009年から 4年連続 2桁勝利を挙げた。今季は 9勝11敗、防御率4.67だったが、 130キロ台後半の直球ながら抜群の制球力で試合を作る能力は非凡。まだ29歳という年齢を考えても、まだまだ伸びしろはある。
成瀬はこの日、ロッテサイドから 2度目の残留交渉を受けたが、結論には至らなかった。ロッテはFA権を行使しての残留は基本的に認めない方針で、仮に成瀬が宣言した場合、阪神が速攻アタックするとみられる。
FAでの獲得可能枠は「2」。捕手の楽天・嶋の動向をうかがいつつ、成瀬、そして中継ぎ補強として宮西に照準を合わせる。来季は球団創設80周年。10年ぶりのリーグ優勝へ投手王国を作る。
▽成瀬善久(なるせ・よしひさ):投手。1985(昭和60)年10月13日生まれ、栃木県出身、29歳。横浜高から2004年ドラフト 6巡目でロッテ入団。2006年の 5月17日の横浜戦(横浜)でプロ初登板初先発初勝利を記録。翌年には最高勝率と最優秀防御率を獲得した。 1メートル80、87キロ。左投げ左打ち。今季年俸 1億4400万円。背番号「17」
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
日本シリーズ 日程と結果
日本野球機構(NPB)は22日、阪神とソフトバンクが日本一を争う「SMBC 日本シリーズ2014」(25日開幕)のテレビ中継予定を発表した。
第 1、 3戦はテレビ朝日系列で、第 2、 5戦はTBS系列で、第 4、 6戦はフジテレビ系列で、第 7戦は日本テレビ系列で放送される。第 2戦以降はNHKのBSでも放送される。
「SMBC 日本シリーズ2014」の入場券が23日から一般発売される。 ローソンチケット、イープラス、チケットぴあで、午前10時から受付を開始する。また、甲子園のビジター専用応援席も同日発売される。
FC会員先行販売プレーヤーズマスコットセット(FC特別特典付)販売中!!
2015年度会員も購入可能です!!
【プレーヤーズマスコット種類(全5種類)】
1.助っ人セット(マートン選手・ゴメス選手)
2.キャプテン&エースセット(鳥谷選手・能見選手)
3.若手バッテリーセット(藤浪選手・梅野選手)
4.新井兄弟セット(新井(兄)選手・新井(弟)選手)
5.マスコットセット(トラッキー・キー太)
※FC会員先行販売プレーヤーズマスコットセットの内、 1.助っ人セット(マートン選手・ゴメス選手) 5.マスコットセット(トラッキー・キー太)は完売しました。その他セットも残りわずかとなっております。購入者全員ニ「2014 CS セ優勝記念A5サイズクリアファイル」をプレゼント。申し込みは早めに!!是非この機会をお見逃しなく!!
阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス「虎テレ」において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス「パ・リーグTV」との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
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決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
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視聴価格:月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から(土は5時50分から)、完全実況中継!
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします!!
江本孟紀、関根潤三、若松勉、大矢明彦、田尾安志、達川光男、野村弘樹、宮本和知、
高津臣吾・初芝清・・・一流解説陣が連日登場!
18時少し前と19時,20時の時報の後にクイズが有ります。
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