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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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なでしこ悔し準V!川澄弾含む激闘3発!川澄「チーム成長感じる」/アルガルベ杯

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 アルガルベ杯決勝( 7日、ドイツ 4- 3日本、ポルトガル・ファロ)W杯女王の日本女子代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング 3位)は決勝でドイツ代表(同 2位)に 3- 4で敗れ、大会初優勝を逃した。しかし、精神的支柱のMF沢穂希(INAC神戸)が体調不良で欠場するなか、 0- 2の前半35分にMF川澄奈穂美(INAC神戸)が追撃弾。エースが存在感を示し、チームも脅威の粘り。
 川澄奈穂美が「米国ともドイツとも試合ができた。課題も出たので」とチームの成長を口にした。 7月のロンドン五輪での、悲願の金メダル獲得に自信を深める内容だった。記事をまとめてみました。

 壮絶に散った。しかし敗れてなお、なでしこジャパンは強かった。
  2- 2で迎えた後半43分から、両軍合わせ 3得点を奪い合う展開。ゲルマン魂と大和魂が火花を散らした。 3- 3の後半ロスタイム。DF裏に飛び出したドイツ代表MFオコイノダムバビが浮き球でGK海堀をかわすと、この日 3点目を倒れ込みながらズドン。さすがのMF川澄も反撃の余力はなかった。
 「チームの成長と課題が残った、いい試合でしたね。(ゴールは)狙い通りでした」
 前半に 2失点を喫するよもやの序盤戦。心が折れそうな時間帯に川澄が反撃の旗を振る。 0- 2の前半35分。左サイドでFW安藤(デュイスブルク)からパスを受けると、角度のない位置からゴール右のサイドネットを揺らした。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-MF川澄奈穂美
 右足弾を決め、反撃ムードをつくった川澄(左)。世界ランク 2位の強豪を相手に、エースの
存在感を示した

 川澄がチームの成長を口にした。ドイツに敗れたが「昨年のアルガルベよりもチームは成長していると感じる」と話した。前半35分には左から切り込み見事なシュートを決めた。後半10分にはショートコーナーをもらい相手をかわすなど、 2点目に絡んだ。最後まで運動量を落とさずピッチを走った。川澄は「米国ともドイツとも試合ができた。課題も出たので」と前向きに話していた。
 後半10分にMF田中(INAC神戸)のゴールで 2点差を追いついた。しかし、同43分に川澄の日体大時代の 2年後輩、DF有吉(日テレ)がPKを与え、痛恨の 1点ビハインド。万事休すと思った 2分後、FW永里(ポツダム)のミラクル弾で再び同点に。体調不良のMF沢を欠いても、脅威の粘りを世界に披露した。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-川澄奈穂美と宮間あや
 優勝を喜ぶドイツの奥で悔しそうな表情を見せる川澄(右)と宮間

  4年時に左ひざ前十字靱帯を断裂した有吉に、川澄は小包を届けたことがある。中身はひざのサポーターやリハビリ機器。さらに前向きになれる詩に、かわいい絵や激励メッセージを添えた手作り詩集も入れた。自身も4年時に同じけがで手術を受けていた。
 「ナホさんが乗り越えたのだから、自分もと思ってがんばった。大学時代のナホさんは自分に厳しい人だった。その姿を見て、みんなナホさんについていこうと思った」と有吉。試合後は悔し涙を流したが、不屈の闘志を示した先輩からまたひとつ学んだ。
 「昨年よりチームがひとつ成長した」と川澄。 5日にFIFAランク 1位でロンドン五輪の最大のライバルと目される米国を、26度目の対決で初めて撃破。この日敗れたランク 2位のドイツは五輪出場権を逃している。米国戦で決勝弾を決めたFW高瀬(INAC神戸)ら若手の底上げも成功した。悲願の金メダル獲得へ、アルガルベの空には一点の曇りもなかった。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-宮間と宇津木
 空中戦で競り合う宮間と宇津木

 なでしこの主将、MF宮間あや(岡山湯郷)は普段の左サイドではなく、欠場した沢のポジションであるボランチでプレー。ドイツの激しいマークにあいながら、試合を組み立てた。激闘の末に勝利は逃したが、大会MVPには新主将としてチームを牽引したMF宮間が選出された。
 「最後まであきらめずに戦ったんですけど、優勝できずに残念。でも精いっぱいやったと思うので、誇りを持ちたい」
 悔しさをにじませながらも、胸を張ってチームメートをねぎらった。昨年のW杯の雪辱を期したドイツには研究のあとがありあり。司令塔の宮間を厚く高い壁が徹底マークした。前半は2点を先行される苦しい展開。それでもあきらめない姿勢は変わらなかった。
 「沢さんに早く(試合に)戻りたいと思ってもらえるように頑張ろう」。大会前にMF沢に代わって新主将に就任した。体調不良で決勝を欠場した沢のためにもと、チームに呼びかけた。
 それでも試合後は「新しく組むメンバーとも声をかけあって精いっぱいやったと思うので、それには誇りを持ちたい。でも結果を残せなかったことにすごい責任を感じます。ここまできて、優勝できなかったことが自分たちの力不足、自分の力不足だと思います」と反省していた。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-同点弾を決めた田中
 同点弾を決めた田中(中央)は満面の笑み。試合の流れをいったんは引き寄せた

 「主将に就いてから、すべて変わった」とMF大野。米国戦が代表通算 100試合目だった大野に、宮間は試合当日の朝のミーティングでVTRレターをサプライズ披露。大野は「もともと責任感があるけれど、より周囲のことを見て考えるようになった。沢さんとは違うキャプテン像なのかな」と口にした。
 MVPは昨年の沢に続く栄誉だ。それでも新主将は「ここまできて優勝できなかったのは自分たちの力不足だし、自分の力不足」と反省した。
 来月には米国、ブラジルという強豪とキリンチャレンジ杯で対戦する。五輪での金メダル獲得へ、今度こそ圧倒的な強さを披露する。


 実力の差だったのかも知れない…。しかし、沢が欠場してもここまで来られた事を誉めてあげたい。なでしこ、準優勝でも良いではないか。次の目標に向かって進んで行け!











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