藤浪｢脱力投法｣習得中！江夏臨時Ｃ、初ブルペン藤浪に親心喝！メッセ体重増122キロも問題なし！

　藤浪晋太郎投手(20)が 2日、沖縄・宜野座球場でキャンプ初ブルペンに入った。江夏臨時コーチ、和田監督から熱視線を送られる中、61球を投じたが、臨時コーチを務める江夏豊氏(66)は｢コントロールがよくない｣とバッサリ。真のエースになるための高い目標も提示され、さらなる成長を誓った。
　ランディ・メッセンジャー投手(33)は昨年からふっくらした姿でキャンプイン。ランディ・メッセンジャー投手がダイエット指令を受けた。 2キロ増加し 122キロだという。 198センチの大男は、軽快にランニングに取り組んでいた。
　春季キャンプで大和外野手(27)は 135スイングで安打性の当たりは70本、驚異の打率 0.518だ。視察に訪れた中日のスコアラーをびびらせた。
　主力が 2日目にして、アクシデント…。マット・マートン外野手(33)と鶴岡一成捕手(37)が故障離脱した。ベースランニング中にマートンは右太もも裏、鶴岡は右ふくらはぎを痛め、病院に直行した。ともに軽度の筋挫傷と診断されたが、Ｍ砲は 2月中旬まで別メニュー調整となりそうだ。宜野座に残っての別メニューかどうかを問われた和田豊監督(52)は｢様子をみながら｣と明言を避けたが、Ｍ砲は沖縄残留させる見通しとなった。 4番ゴメスは 4日に来日することが濃厚になったが、あくまでも前向きにとらえる虎将の言葉が、やりきれなさを感じさせた。
　阪神 3年目松田遼馬投手(20)が 2日、 2軍の高知・安芸キャンプで 2日連続ブルペン入りし、変化球を交えて57球の熱投。順調な仕上がりをアピールした。記事をまとめてみました。


　ブルペンで今キャンプ初の投球練習を行った藤浪晋太郎投手は明るい表情を見せる＝宜野座村営野球場

　藤浪晋太郎投手が 2日、沖縄・宜野座球場でキャンプ初ブルペンに入った。江夏臨時コーチ、和田監督から熱視線を送られる中、61球を投じた。
　44球の直球を中心に変化球 6種類の感触も確かめた。広島前田から教わった｢脱力投法｣の習得を進めている段階。｢いかにリリースポイントまで力を抜くか。上半身に力が入りやすい。いかに力を抜いてリリース１点に集中できるか｣と説明した。
　キャッチボールの際には江夏臨時コーチから｢キャッチボールから全身を使ってやっていけ｣とアドバイスを受けたという。｢気に掛けていただいて光栄です。自分に合ったものがあれば、モノにしていきたい｣と振り返った。


　ブルペン入りした藤浪晋太郎投手。61球を投げ込み、まずまずの手応えだったが…＝宜野座村営野球場

　春季キャンプ( 2日、宜野座)藤浪、伝説左腕から喝！藤浪が 2日、今キャンプ初めてブルペン入りした。直球中心に変化球を織り交ぜ、61球を投げたが、臨時コーチを務める江夏豊氏は｢コントロールがよくない｣とバッサリ。真のエースになるための高い目標も提示され、さらなる成長を誓った。
　静寂に包まれた宜野座のブルペンで、視線を独り占めにした。ファン、報道陣、首脳陣、そして江夏氏がみつめる中、ボールがミットに収まる音が鳴り響く。藤浪がキャンプ 2日目で初のブルペン入り。 1球 1球、状態を確かめるように右腕を振った。
　｢まだ(マウンドの)傾斜に慣れていないので慣れることと、体が開かないように意識した。感触は悪くなかった｣


　キャッチボールの際、藤浪晋太郎投手(右)に｢全身を使って｣とアドバイスする江夏臨時コーチ＝宜野座村営野球場

　呉昇桓をのぞく、17投手がブルペン入りし、藤浪は“大トリ”で登場した。投げていた投手が次々と引き揚げる中、ひとり残された20歳は直球中心に、カーブやチェンジアップなどの変化球も織り交ぜて61球。｢少し力は入ったが、いい感触のボールも何球かあった｣と口にした。
　中西投手コーチも｢最初にしてはいいんじゃない｣と納得の表情。だが、臨時コーチを務める江夏氏だけは全く違った。
　｢あのピッチングで、よう 2桁勝ったなと思う。ボールに勢いはあったが、コントロールがよくない｣
　通算 206勝を挙げ、シーズン 401奪三振や江夏の21球など数々の栄光を築いてきた“レジェンド”左腕は厳しい言葉を突きつけた。藤浪にとって、ここまで心に突き刺さる言葉はなかっただろう。大阪桐蔭高時代に甲子園で春夏連覇。プロ入り後も 2年連続で 2桁勝利を挙げた。もてはやされることが多かった優等生が、耳にすることもなかった苦言…。


　舌を出す藤浪晋太郎投手＝宜野座村営野球場

　だが、裏を返せば、江夏氏がそれだけ期待している証でもある。臨時コーチ就任が決まった昨年11月に｢彼は阪神だけでなくリーグ、日本球界の宝。もっともっと大きく育ってもらいたい｣と口にした。タテジマの先輩としての親心なのだ。
　｢エースと言われるには10、11勝ではね。『15』は勝たないと。 220イニングで、負けは『10』以下。(藤浪は)それくらいの器。あとは本人次第だね。今のままでいいと思えば、11勝10敗で終わるかも。器だけでなく中身をもってやらんと｣
　キャッチボール中の遠投では自ら歩み寄り、｢もっと全身を使って投げなさい｣とアドバイスした。｢腕だけでもすばらしいボールがいっている。優れたものがありすぎて、成長を止めてしまっている｣。現状に満足せず、絶対的エースになれ！　それが藤浪に求められるものだ。
　｢江夏さんの考え方や気持ちの持ちようなどをしっかり聞いていきたい。満足はしていないし、上を目指していきたい。チームの中心になる気持ちでやっていく｣
　虎の大先輩からの厳しく熱い金言を、成長の糧にしてみせる。


　ブルペンでの投球練習で捕手に投球数を確認するランディ・メッセンジャー投手＝宜野座村営野球場

　ランディ・メッセンジャー投手(33)は 2キロ増もノープロブレムだ。
　昨年からふっくらした姿でキャンプイン。 2キロ増加し 122キロだという。｢ 2キロなんて問題ない。去年のシーズン中より軽いぐらいだよ！｣と笑った。 198センチの大男は、軽快にランニングに取り組んでいた。
　この日、キャンプ初ブルペン投球を行った。正捕手を狙う梅野と今年初のバッテリーを組んだ。｢昨年の終盤から息も合ってきた。梅野も投手を学んで、投手も梅野を学んでいきたい。お互い高めていきたいね｣。32球を投げ終えると、ハイタッチを交わしていた。


　ブルペン入りしたランディ・メッセンジャー投手。雰囲気が何か…おなか出てます！？＝宜野座村営野球場

　春季キャンプでランディ・メッセンジャー投手がダイエット指令を受けた。第 1クール 2日目で初めてブルペン投球を行い、順調な調整具合を見せたが、コーチやトレーナーから体重増加の指摘が入った。本人はベスト体重から、わずか 2キロ増の 122キロであることを強調したが、例年以上に汗を流すキャンプになりそうだ。
　剛腕を振り下ろす度におなかがプルルンっと揺れた。気温20度の陽気に包まれたとはいえ、例年以上に汗をかいているように映った。メッセンジャーによもやのイエローカード。第 1クール早々に減量指令が下った。


　昨シーズンのランディ・メッセンジャー投手

　｢いまの体重は 122キロ。でも、ベストから２キロしか増えていない。それに、これだけ体が大きければ、微々たるものだよ。昨年のシーズン後半の方が重いぐらいなんだから｣
　本人はあくまで“微増”を強調するが…。球団トレーナーは｢見た目でわかるけど、体重は恐ろしくて、計れないね｣と苦笑い。いつもは短く刈り上げる髪を伸ばしている印象度を差し引いても、ピチピチのＴシャツ姿は目についた。
　山口投手コーチも｢ランディには『デブ』って言っている(笑)。キャンプ中に絞るんとちゃうか｣と言えば、土屋トレーナーは｢本数を増やすとか、走る量は考えないといけない｣と、特別ランメニューの可能性を示唆。さっそく、ダイエットを促す発言が周囲から飛び出した。右腕も内心では、気に掛けている！？


　あごひげも違うけど、やっぱり腹まわりが…＝宜野座村営野球場

　｢みんなの見えないところでやるよ｣
　ニヤリとしたが、実際、関係者によれば、キャンプ地のウエートルームにはシーズン中も愛用する有酸素運動のマシンがないため、選手宿舎に戻ってから、取り組んでいるという。そんな練習熱心な助っ人なら、ぽっちゃりしたおなかも、すぐにスッキリさせてくれるはずだ。
　｢自分としては軽めに力まず、投げられたよ｣
　今オフは一切、ブルペンに入らず、来日。それでも、今キャンプ初の投球練習では自慢の直球をズバズバ低めに決めた。投じた32球はさすがの超一級品だった。昨季、最多勝＆最多奪三振に輝いた虎の大黒柱。 2年ぶりの開幕投手の座を狙い、まずはストイックな日々を送ることになりそうだ。


　打撃改造の大和外野手は、巧打を連発。中日のスコアラーをびびらせた＝宜野座村営野球場

　春季キャンプで大和外野手は 135スイングで安打性の当たりは70本、驚異の打率 0.518だ。視察に訪れた中日のスコアラーをびびらせた。
　キャンプ特有のスイング量をこなしても崩れない。ライナーではじき返される打球に敵も注目だ。打力向上を今季のテーマに掲げる大和が自主トレの成果をみせた。
　｢いい感じで打てていますよ｣
　フリー打撃は、右ふくらがぎを痛めて離脱した鶴岡の順番も利用して２周。他の選手の倍の 135スイングを気持ちよくこなした。中堅を中心に安打性が70本。的確さに加え、 2本のサク越えも放った。


　ノックを受けた大和外野手＝宜野座村営野球場

　打撃フォームを、ステップの踏み出す幅を小さく、テークバックもシンプルにした。前日 1日に和田監督が｢シャープになっている｣と目を細めたが、今度はライバルの偵察隊も警戒した。 3月27日の開幕戦(京セラＤ)で対戦する中日・井本スコアラーは｢強い打球が増えた。開幕 3連戦が終わってから打ってくれたら…｣。実は、大和は“開幕男”。昨季まで 2年連続開幕戦で猛打賞を放っている。ロケットスターターのパワーアップは、竜にはたまらないはずだ。
　同スコアラーは｢打線がつながるには大和はポイント｣と続けた。鳥谷、ゴメス、マートンと続く強力な主軸が控える虎だからこそ“脇役”が大事。底上げを担う背番号｢０｣は、新打撃フォームを｢完成｣と話して沖縄入りしたが、キャンプインしても手応えはそのままだ。
　｢(打球が強く9なったように見えます？　ならいいんですけど｣
　打率を求めた昨秋からの取り組みは順調。虎の 2番打者が進化を遂げれば、10年ぶりのリーグＶ、そして30年ぶりの日本一は確実に近づく。


　練習を切り上げ、早退の準備をするマット・マートン外野手(中)＝宜野座村営野球場

　主力が 2日目にして、アクシデント…。マット・マートン外野手と鶴岡一成捕手が故障離脱した。ベースランニング中にマートンは右太もも裏、鶴岡は右ふくらはぎを痛め、病院に直行した。ともに軽度の筋挫傷と診断されたが、Ｍ砲は 2月中旬まで別メニュー調整となりそうだ。
　マートンが荷物をまとめ、メーングラウンドのベンチ裏から消えた。鶴岡も同じだった。


　ベースランニングには参加したが、右太もも裏を痛めたマット・マートン外野手＝宜野座村営野球場

　ベースランニングを終えた直後、主力 2人の異変に周囲が慌ただしくなった。トレーナーが和田監督ら首脳陣のもとへと集まる。キャンプ 2日目にして、故障離脱した。
　｢鶴岡が右ふくらはぎ。マートンが右太もも、ハムストリング。( 2人とも)軽度の筋挫傷。軽いもの。ちょっと様子をみる。別メニューやね。無理はさせない｣
　指揮官が眉間にしわを寄せながら説明した。
　マートンは前日 1日、ランチ特打で 3連発を含む15発と快調だった。この日も同メニューが予定されていたが、それも伊藤隼に交代。 2人とも午前11時12分にトレーナーに連れられて病院に向かった。険しい表情でともに無言だった。


　ランディ・メッセンジャー投手(右)と話すマット・マートン外野手

　掛布ＤＣはマートンについて｢ 1週間から10日間ぐらい休んで、 2月半ばには戻ってくるでしょう｣と見通しを語った。
　 3日以降は、患部の朝の状態をみて判断する。宜野座に残っての別メニューかどうかを問われた和田監督は｢様子をみながら｣と明言を避けたが、Ｍ砲は沖縄残留させる見通しとなった。
　 4番ゴメスは 4日に来日することが濃厚になったが、パスポート紛失というドタバタを演じた。
　｢時期的に焦る必要はないし、しっかりと治してから本隊に戻すようにする｣
　あくまでも前向きにとらえる虎将の言葉が、やりきれなさを感じさせた。


　ブルペンで投げ込む松田遼馬投手

　阪神 3年目松田遼馬投手が 2日、順調な仕上がりをアピールした。 2軍の高知・安芸キャンプで 2日連続ブルペン入りし、変化球を交えて57球の熱投。
　古傷の肩や肘への影響を考慮して50球の球数制限が設けられているが、 7球オーバーした。松田は｢50球で終わろうと思ったけど調子が良かったので｣と照れ笑い。受けた本田ブルペン捕手に｢ここは沖縄ちゃうぞ｣と驚かれながら、 1人半袖で投げ続けた。

　けが人が出てはイタイ！ 4番ゴメスはまだ来ていないし、今シーズンは｢球団設立８０周年｣の年だけに、狙うは｢二文字｣だと信じていたのだが…
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！


　2015年 オープン戦 日程と結果( 2月)


　2015年 オープン戦・公式戦 日程と結果( 3月)


　2015年 公式戦 日程と結果( 4月)


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