3塁バトル本格参戦！新井良太 1軍合流へ！藤浪、侍エースで招集！和田監督、高血圧で体調不良…

　 5年目で初めて 1軍宜野座キャンプに参加している荒木郁也内野手(26)が15日、紅白戦で豪快な 1発を放った。今キャンプでは本職の 2塁ではなく、ゴメスの合流遅れなどで 1塁を中心に練習参加しているが、この日は 3塁守備も無難にこなした。
　熱く直球勝負を挑んだ。ドラフト２位石崎剛投手(24＝新日鉄住金鹿島)が 1回無失点でプロ初登板をクリアした。15日、紅白戦の白組 5番手で登場。観客席から拍手で出迎えられた背番号｢３０｣は、 3人斬りで期待に応えた。
　腰痛の影響で高知・安芸スタートし、 2軍調整していた新井良太内野手(31)が16日 1軍に昇格し、沖縄・読谷村の 1軍宿舎に入った。17日から 1軍宜野座キャンプに参加する。17日からスタートする第 4クールに向け、平常心をテーマに掲げた。いよいよ今成亮太内野手(27)との 3塁バトルが本格開戦する。
　欧州代表と強化試合( 3月10、11日、東京Ｄ)を行う侍ジャパンの代表メンバー26人が16日に発表され、阪神からは藤浪晋太郎投手(20)が選出された。北海道日本ハム・大谷翔平投手(20)の選出が見送られたヤングジャパンのエースとして期待される。エース格としての招集。これからの球界の先頭に立つ虎の背番号｢１９｣は、大役を任されることになった。
　和田豊監督(52)が15日、体調不良のため沖縄・宜野座キャンプを休養した。読谷村にある宿舎ホテルで起床後にふらつきを訴え、大事を取って休み、うるま市内の病院で診察を受けた。記事をまとめてみました。

　 5年目で初めて 1軍宜野座キャンプに参加している荒木郁也内野手が15日、紅白戦で豪快な 1発を放った。白組の｢ 2番サード｣でスタメン出場すると 1点を追う 3回一死 1塁で右腕メッセンジャーの直球をとらえ、逆転 2ランだ。
　｢甘めの真っすぐでしたね。この時期、思い切って振っていくことを第一に考えながらやっています。まあ(メッセンジャーは)調整段階なので…｣。練習試合を含めた実戦 3試合目でチーム初本塁打をマーク。その後も左前打を放つなど目立った。
　明治大學の先輩で、昨季まで 2軍監督だった平田ヘッドコーチは｢素晴らしい当たりだったな。メッセから打ったんだから、自信になるやろ｣と目を細めていた。今キャンプでは本職の 2塁ではなく、ゴメスの合流遅れなどで 1塁を中心に練習参加しているが、この日は 3塁守備も無難にこなした。


　紅白戦の 3回、荒木郁也内野手はメッセンジャーから右越えに 2点本塁打を放った

　熱く直球勝負を挑んだ。ドラフト２位石崎剛投手が 1回無失点でプロ初登板をクリアした。15日、紅白戦の白組 5番手で登場。観客席から拍手で出迎えられた背番号｢３０｣は、 3人斬りで期待に応えた。
　｢ホッとしています。 3人ともしっかり打ち取れた。アップ中はそれなりに緊張しましたが、キャッチボールやブルペン、マウンドに上がれば、絶対に抑えてやるという気持ちが大きかった｣


　 7回に登板したドラフト２位石崎剛投手は打者 3人でしっかりまとめた

　直球主体でプロの先輩たちをねじ伏せた。 1人目の西田にはカウント 2－ 2からファウル 3本で粘られた。｢あそこは三振を狙いにいった。クソッと思いながら投げました｣と強気で攻め続けた。結果は中飛だったが、自慢の 1球で封じ込んだ。強心臓ぶりを発揮。球速こそ 144キロだったが、自身の投球スタイルを披露した。
　｢しっかり 1イニングを抑えられたことは合格かなと。70点ですかね。でも真っすぐで三振が取れなかった。それが心残りです｣
　堂々たる投球も、少し不満を残した。前日14日も 3者三振宣言をしていたが、こだわる三振が 1つも取れなかった。実際にプロの打者と対戦し、分かったこともあった。｢テンポが 1つしかない。どうしたら打者を崩せるのか聞いてやっていきたい｣。自らの投球を客観視し、改善点を挙げた。心は熱く燃えたぎっているが、冷静さも忘れなかった。

　腰痛の影響で高知・安芸スタートし、 2軍調整していた新井良太内野手が16日 1軍に昇格し、沖縄・読谷村の 1軍宿舎に入った。17日から 1軍宜野座キャンプに参加する。
　17日からスタートする第 4クールに向け、平常心をテーマに掲げた。
　｢変わらずです。高知キャンプ入りした時と気持ちは変わらない。腰の事を考えて、しっかりやって行きたい｣


　宿舎入りする新井良太内野手

　新井は｢監督とヘッドコーチと相談しての安芸スタートでしたし、気持ちは高知入りした時と特別変わりません。問題はないです｣と、静かな口調で秘めた闘志を明かした。13日に腰の張りを訴えて練習を早退し、さらなる出遅れが懸念されたが、その後 2度の実戦で復調をアピール。いよいよ今成亮太内野手との 3塁バトルが本格開戦する。
　 2軍の実戦 3試合で打率 0.428( 7打数 3安打)。確かな手応えを持って今成との 3塁のレギュラー争いに挑む。
　｢普通に頑張るだけです。やってみてどうなるか、ですから｣
　キャンプ中の実戦は残り 5試合。17日の楽天との練習試合(宜野座)から生き残りをかける。


　侍ジャパンに選出された藤浪晋太郎投手。ヤング侍のエースだ

　欧州代表と強化試合( 3月10、11日、東京Ｄ)を行う侍ジャパンの代表メンバー26人が16日に発表され、阪神からは藤浪晋太郎投手が選出された。虎ただ 1人の侍右腕は10、11日いずれかの先発が有力。北海道日本ハム・大谷翔平投手(20)の選出が見送られたヤングジャパンのエースとして期待される。
　日の丸に袖を通すことが当然の立場となった。メンバーは若手中心。主力として代表入りする藤浪は日本を背負う自覚を前面に出した。
　｢選出していただき光栄です。チームにとってはシーズン直前の大事な時期ですが、侍ジャパンの一員として全力で頑張りたいと思います｣
　発表された10投手には、前田(広島)もいなければ、金子(オリックス)の名前もなかった。舞台は 3月10、11日の欧州代表との 2試合。メンバー構成から考えて、藤浪はどちらかの先発が有力だ。エース格としての招集。これからの球界の先頭に立つ虎の背番号｢１９｣は、大役を任されることになった。


　侍ジャパンに選出された楽天・松井裕樹投手(左)は小久保監督にピンバッジを着けてもらう

　昨年11月には日米野球にも出場し、第 4戦の先発も経験した。小久保監督は沖縄・宜野座で春季キャンプも視察して｢いい球を投げていた｣と、期待。今後も代表の常連になる男を、今回も当然のように選んだ。
　右腕が語るように、ペナントレース開幕を直前に控えた時期だ。開幕投手候補でもあり、シーズンに向けて大事な期間。二刀流の大谷は辞退していた。藤浪も調整に専念する選択肢もあったが、受けたのは｢球界の顔｣としての自覚に他ならない。すでに15日の紅白戦に登板。17日から第 4クールに突入するキャンプは開幕をにらむ一方で、日本代表も意識。難しい調整になるが、のぞむところだ。
　藤浪は昨年の日米野球の後に語っていた。｢正直、休めるなら休んだ方がいいでしょうけど、いい経験にもなる｣。好投手から投球術を学び、絆を強めた前田との合同自主トレも実現した。今回も成長のヒントはある。那覇市内で会見した小久保監督は｢思い切ったプレーで自分の名前を売ってほしい｣とハッパ。開幕前に、ひとまわり大きくなって帰ってくるはずだ。

　侍ジャパンメンバーは以下の通り。
【投手】
▽牧田和久(西武)：昨年の日米野球に続き(代表の)ユニホームを着ることができて光栄に思います。任されたポジションでチームの勝利に貢献できるように頑張ります。
▽井納翔一(ＤｅＮＡ)：日本代表で戦う責任感は強くなっている。昨年の日米野球で戦わせていただいて期待はすごく強く感じた。テンポよく、ストライク先行で攻めていく。
▽沢村拓一(巨人)：少しでも自分のレベルアップにつなげ、(自分の)チームのプラスになるものを吸収して戻りたい。
▽松葉貴大(オリックス)：相手どうこうではなく、自分のスタイルでいつも通りいきたい。持ち味が真っすぐなので、押していければいい。
▽又吉克樹(中日)：初めて日本代表という肩書で、野球させていただけることを光栄に思う。小久保監督には成績で恩返しできるように頑張りたい。
▽西野勇士(ロッテ)：（昨秋の日米野球から）連続で選ばれるのは光栄。シーズン前なので、けがはしないようにしながら、しっかり結果を出したい。
▽大瀬良大地(広島)：選んでいただいて光栄。自分にとってプラスの経験になると思う。ベストピッチができるようにしっかり準備したい。
▽武田翔太(ソフトバンク)：若さを出していきたい。自分らしいピッチングを見せて、侍ジャパンは強いんだという気持ちを見せていきたい。
▽藤浪晋太郎(阪神)：選出していただき光栄。チームにとってはシーズン直前の大事な時期となりますが、侍ジャパンの一員として全力で頑張りたい。
▽松井裕樹(楽天)：持ち味は真っすぐ、変化球で空振りを取れるところ。真っ向勝負で三振をたくさん取りたい。
【捕手】
▽嶋基宏(楽天)：選んでいただいたことを非常に感謝しているし、シーズン前の大事な時期なので高い意識で試合をしたい。シーズンに臨むのと同じような準備をしたい。
▽会沢翼(広島)：初めての選出なので、他の代表選手のプレーを見て、コミュニケーションをとって、勉強していきたい。自分の持ち味を生かせるようにしっかり準備して臨みたい。
▽伊藤光(オリックス)：プロである限りは日本代表に選ばれたいと思ってやっている。結果を出したい。
▽小林誠司(巨人)：チャンスがあれば自分の力を出してチームの力になれるようにしたい。高い意識を持ってやりたいと思う。
【内野手】
▽松田宣浩(ソフトバンク)：「元気印ここにあり」と言われるように全力で頑張りたい。年齢的には（３１歳で）上だが、一番元気を出して若いというところを見せたい。
▽銀次(楽天)：選んでいただき本当に感謝している。日本人らしい積極的なプレーを見せられれば。けがを恐れず、強い気持ちで勝ちにこだわってやりたい。
▽坂本勇人(巨人)：試合まであまり時間がないのでしっかり調整したい。若い選手が多いと聞いたので引っ張っていけるところは引っ張っていきたい。
▽中田翔(北海道日本ハム)：すごくありがたいです。４番かどうかに関係なく、チームが勝つために戦いたいですし、個人的にも勉強していきたい。とにかく勝ちにこだわって、一生懸命頑張ります。
▽菊池涼介(広島)：日本の代表として自分ができる限りの力を発揮し、自分のプレーでチームの勝ちに貢献したい。
▽今宮健太(ソフトバンク)：自分の持ち味である守備をしっかり出し切ってやっていきたい。去年も選ばれたが、違うところを見せたい。
▽山田哲人(ヤクルト)：やっぱりうれしいです。任されたポジションで頑張るだけ。大事なところで活躍したい。
【外野手】
▽雄平(ヤクルト)：遠い存在、夢の存在と思っていました。自分が入ることは想像していなかった。
▽大島洋平(中日)：名誉あること。プロ野球選手の代表として恥のないプレーをしたい。守備と走塁が売りなので、何とか打って塁に出て相手をかき回したい。
▽柳田悠岐(ソフトバンク)：しっかり打撃でアピールできるように振り込んでいく。日本の野球ファンにもっと名前を覚えてもらえるようにアピールしたい。
▽丸佳浩(広島)：昨年の侍ジャパン代表の時よりチームに貢献できるよう、自分の持てる力を精いっぱい発揮し、勝負したい。
▽筒香嘉智(ＤｅＮＡ)：いい結果を出せるように頑張る。代表に選ばれるのはすごく重みのあること。野球人生においても大事な時間になる。まだまだいろいろなことを勉強していきたい。

　和田豊監督が15日、体調不良のため沖縄・宜野座キャンプを休養した。読谷村にある宿舎ホテルで起床後にふらつきを訴え、大事を取って休み、うるま市内の病院で診察を受けた。
　和田豊監督が15日から16日にかけて、入院していたことが明らかになった。中村ＧＭが｢今朝、退院した。大丈夫だと思う｣と説明した。持病の高血圧による症状で15日朝に体のふらつきを覚えたため、球場には姿をみせなかった。沖縄・うるま市内の病院で診察を受け、そのまま、検査入院していた。
　指揮官はこの日、退院し、宿舎で静養に努めた。電話で話をした中村ＧＭは｢あまり無理をしないように｣と伝えたという。和田監督は17日からの第 4クールから現場に復帰する予定。
　四藤専務取締役は｢大したことはない。もともと血圧が高めで若干ふらつきがあった。本人は元気です。受診は念のため。疲れがたまる時期だし、年齢的にもあること｣と話した。16日は当初からのキャンプ休日で、 2日間静養し、17日から現場復帰する見通しだ。
　休養の一報は午前10時前に、球団側から急きょ発表された。和田監督は球場に行きたそうな様子だったが、南球団社長から｢無理しない方がいい｣などと説得され、休んだという。就任 4年目になる和田監督が休養するのは、シーズンはもちろんキャンプ中でも初めて。この日は紅白戦が行われ、主力級が初めての実戦に出場した。平田ヘッドコーチは夕方、｢監督には紅白戦の内容などを電話で報告しました。元気な声だったのでホッとした｣などと話していた。

　誰が 1軍に上がれるのか、誰が 2軍に落ちるのか…。今年は、｢球団創設８０周年｣の年だ！全員でガンバって行け！
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！


　2015年春季キャンプ日程


　2015年 練習試合・オープン戦 日程と結果( 2月)


　2015年 オープン戦・公式戦 日程と結果( 3月)


　2015年 公式戦 日程と結果( 4月)


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