東京マラソン・猫ひろし自己ベスト更新！世界の今井だ 7分台！｢無名の大学｣から世界見えた！

　22日東京マラソン東京都庁前－東京ビッグサイト(42.195キロ)が行われ、タレント猫ひろし(37)は自己ベストを 2分34秒上回る 2時間27分52秒でゴールした。ほかに水沢アリー(24)もマラソン初挑戦で完走した。西谷綾子(28)，魚住咲恵(33)，西内ひろ(26)がんばれゆうすけ(30)らも完走した。水沢アリーは号泣しながらゴールした。初マラソンは 4時間34分18秒(速報値)。ゴール後に報道陣の取材に応じる間も、大粒の涙が止まらなかった。
　水沢アリーは、カレ(元サッカー日本代表で、Ｊ１浦和ＤＦ槙野智章(27)からは｢サッカー選手でもフルマラソンを走り切るのは大変なんだから｣と温かい激励をもらいました。
　元祖｢山の神｣今井正人(30＝トヨタ自動車九州)が、日本歴代 6位の 2時間 7分39秒で日本勢最高の 7位に入り、世界選手権( 8月、北京)代表を確実にした。エチオピアのエンデショー・ネゲセ(26)が、 2時間 6分 0秒で初優勝した。エンデショー・ネゲセ(エチオピア)が 2時間 6分 0秒で初優勝し、2012年ロンドン五輪王者のスティーブン・キプロティク(ウガンダ)は33秒差で 2位だった。佐野広明(ホンダ)が 9位、五ケ谷宏司(ＪＲ東日本)が11位。仁川アジア大会 2位の松村康平(三菱重工長崎)は 2時間16分 8秒で25位に終わった。2011年 4月に結婚した麻美夫人(32)は｢私も一緒に夢を追いかけたい｣とアナウンサーの仕事を辞めた。子どもの存在が救いになった。2012年 5月に長男秀馬君(2)が、昨年11月に次男悠人(ゆうと)君が誕生。自宅では子どもと一緒に風呂に入り添い寝した。北京切符はほぼ手にした。今井は｢(秀馬は) 1番、 1番と言っているから 7番じゃダメかも。子どもの記憶にはっきり残るまで走る姿を見せたい｣。
　世界の強豪に互して、佐野広明(26)が日本勢 2位の 9位でゴールした。｢最低限の目標｣ 2時間10分以内も達成し、｢無名の大学(出身)でもあきらめずにやればここまでたどり着ける｣と、喜びをかみしめた。
　昨年の同大会で 3時間 3分 3秒の女性芸能人ランナー最速記録を出したタレント、西谷綾子(28)は 3時間 9分32秒でゴール。東京ＭＸテレビ｢ＴＯＫＹＯ　ＭＸ　ＮＥＷＳ｣のメーンキャスター、魚住咲恵(33)は 3時間25分49秒で完走。記事をまとめてみました。

　＜東京マラソン＞◇22日◇東京都庁前－東京ビッグサイト(42.195キロ)＝サンケイスポーツほか後援
　タレント猫ひろしは自己ベストを 2分34秒上回る 2時間27分52秒でゴールした。｢最高ですね。マラソンは裏切らない｣とカンボジア代表として、リオデジャネイロ五輪出場へ自信を深めた。本業のお笑いでは、｢Ｒ－１ぐらんぷり｣ 2回戦敗退と振るわなかった。｢奥歯をかみしめながら走ってました｣。今回の自己記録更新で、2020年の東京五輪出場も見据えた。
　ほかに水沢アリーもマラソン初挑戦で完走した。｢これまで自分と向き合ってこなかった。止まらない目標を達成できた｣と号泣した。西谷綾子，魚住咲恵，西内ひろがんばれゆうすけらも完走した。


　東京マラソンで、バンザイしながらゴールする猫ひろし

　水沢アリーは号泣しながらゴールした。初マラソンは 4時間34分18秒(速報値)。ゴール後に報道陣の取材に応じる間も、大粒の涙が止まらなかった。
　完走した心境について｢何か…これまで自分に向き合ったことがなかった。自分自身がライバルで、止まろうか、止まらないか、ずっと自分の中で戦ってた。目標だった止まらないことが達成できてうれしい｣と言葉を搾り出した。
　サッカー元日本代表ＤＦ槙野智章(27＝浦和)と交際中だが｢みんなに褒めてほしいし、ご想像の人にも褒めてほしい｣と笑った。｢彼も自分と戦う仕事。いっぱいアドバイスや激励をくれた。絶妙にアメとムチをくれた｣と感謝し、完走したこともあって｢胸をはって会える｣と話した。
　｢恋のゴールは｣と聞かれると、｢お互い恥ずかしがり屋だから、それはまだ｣と答えた。
　サンケイスポーツに手記を寄せ、｢人生で初めて自分と向き合えた｣と充実感をにじませた。


　東京マラソンを完走した水沢アリー

　ゴールの瞬間は自分の中にある涙のストッパーがポ～ンと取れちゃって。何でだろうって考えたら、私、学生時代はずっと帰宅部だったし、運動も苦手で…。今までは運動から逃げてきていた。今回は人生で初めて自分と向き合えたんだなって実感しています。
　今回は、昨年 8月にモデルさんたちのランニングチーム｢東京ガールズラン｣に入ったのがきっかけで挑戦しました。最初は 1キロ走っただけで息がゼーゼーだったけど、私、一つのことにのめり込みやすい性格で(笑)。 2月上旬には(静岡と神奈川の県境にある)足柄峠で特訓したんですよ！　雪が降っていたけど、高低差 654メートルを走り切りました。
　フルマラソンは今回が初挑戦でした。30キロ付近では辛くて、気持ち的にはやめようかどうかのスレスレのラインでした。だけど、沿道から｢俺は抽選で落ちたぞ～｣って言われて、『ここでやめたら出場できずに悔しい思いをしている方々に悪いな』と思って、気合を入れ直しました。


　完走者に贈られる記念メダルを手に笑顔の水沢アリー＝東京・有明　

　カレ(元サッカー日本代表で、Ｊ１浦和ＤＦ槙野智章からは｢サッカー選手でもフルマラソンを走り切るのは大変なんだから｣と温かい激励をもらいました。カレは自分自身と闘う仕事をしているし、良いアドバイスをたくさんもらいました。カレには自分の成長した姿を見せつけてやりたいです(笑)。
　今回の完走で、頑張っている人のスゴさを思い知ったし、そのおかげでこれからは人に対してもっと優しくなれるんじゃないかって…。軽々しく｢またマラソンに挑戦します｣とは言えないけど、走ることが病みつきになりそうです！


　Ｊ１浦和の槙野智章

　男子は30歳の今井正人が日本歴代 6位の 2時間 7分39秒で日本勢最高の 7位に入った。
　日本選手の 2時間 7分台は2012年の東京で藤原新(ミキハウス)が 2時間 7分48秒を出して以来。男子は世界選手権( 8月・北京)の代表選考会を兼ねており、今井の選出が有力となった。
　エンデショー・ネゲセ(エチオピア)が 2時間 6分 0秒で初優勝し、2012年ロンドン五輪王者のスティーブン・キプロティク(ウガンダ)は33秒差で 2位だった。佐野広明(ホンダ)が 9位、五ケ谷宏司(ＪＲ東日本)が11位。仁川アジア大会 2位の松村康平(三菱重工長崎)は 2時間16分 8秒で25位に終わった。
　女子の日本勢は扇まどか(十八銀行)の 2時間30分25秒の 7位が最高で、ベルハネ・ディババ(エチオピア)が 2時間23分15秒で制した。


　日本人選手トップの 7位でゴールし、関係者に向かって笑顔で応える今井正人

　元祖｢山の神｣今井正人が、日本歴代 6位の 2時間 7分39秒で日本勢最高の 7位に入り、世界選手権( 8月、北京)代表を確実にした。箱根駅伝の山登りの 5区で名をはせた30歳が、世界標準の高速ペースに食らいつき、2012年大会の藤原新以来 3年ぶりに 2時間 7分台をマーク。｢山の神｣の殻を破り、現役最速ランナーとなった。エチオピアのエンデショー・ネゲセが、 2時間 6分 0秒で初優勝した。
　涙を浮かべて、何度も言葉につまった。今井は｢これまで悔しい思いしかしていなくて、笑顔でゴールしたかった。やっとマラソンのスタートラインに立てた｣と目を赤くした。愛称｢山の神｣からの脱却を問われて｢変わるのかな…。今日も(沿道から)そういう声ありましたし。少しは少なくなるかな｣と笑った。
　箱根のスターが、日本男子マラソンの主役に躍り出た。30キロで先頭集団から遅れたが、36キロ地点の佃大橋の上り坂でペースを上げて、前の選手に食らいつく。 1カ月前に導入した新走法が奏功し｢いつもよりも体が硬くならなかった｣。膝を高く上げるのではなく、股関節から足全体を動かすイメージで残り10キロを乗り切った。最後は出場選手中最高の 2時間 4分38秒を誇るケベデを抜いて、 7位。｢ 7分台が出たのは前進できる｣。10度目のマラソンで、ついに殻を破った。


　両手を広げ、 7位でゴールする元祖｢山の神｣今井正人

　｢山の神｣の呪縛があった。五輪を目標にマラソン転向。2011年 4月に結婚した麻美夫人は｢私も一緒に夢を追いかけたい｣とアナウンサーの仕事を辞めた。だが周囲の期待と裏腹に結果が出ない。今井は｢いい練習をしても裏切り続けてきた｣。妻は｢ 2人で考え込み過ぎて…｣。東洋大學の 2代目｢山の神｣柏原竜二(現富士通)が活躍した際は妻に｢やっと離れられるかな…｣とこぼした。
　子どもの存在が救いになった。2012年 5月に長男秀馬君が、昨年11月に次男悠人君が誕生。
自宅では子どもと一緒に風呂に入り添い寝した。大切なものができて、オンとオフの切り替えができるようになった。秀馬君は父の仕事を理解して、ダイニングテーブルの周囲をぐるぐると20周も走り回る。妻は｢うるさくて大変です。でも家族で一緒にいることがいいみたい｣。前日21日も長男が走っている映像を見てリラックス。レース中も沿道から｢正人！｣と叫ぶ妻の声を聞いた。競技に入れ込んで、空回りしてきた過去と決別した。
　北京切符はほぼ手にした。今井は｢(秀馬は) 1番、 1番と言っているから 7番じゃダメかも。子どもの記憶にはっきり残るまで走る姿を見せたい｣。次の目標は北京経由リオ五輪行き。30歳で｢山の神｣とおさらばした現役最速ランナーは｢やっとここまできた｣と少し笑った。


　東京マラソンから一夜明け、取材に応じる今井正人＝23日、東京都内のホテル

　22日の東京マラソンで日本歴代 6位の 2時間 7分39秒をマークし、日本勢トップの 7位に入った今井正人がレースから一夜明けた23日、東京都内で取材に応じた。
　10度目のマラソン挑戦での快走に｢今まで悔しいマラソンばかり。しっかり走れてよかった。でも一本だけでは評価されない｣。順天堂大學時代に箱根駅伝の山上り 5区で活躍した元祖“山の神”はレース後、駆けつけた友人たちと｢自分を見失わない程度｣に息抜きした。無料通信アプリＬＩＮＥに約 200件、携帯電話には約 100件の祝福メールが届いたという。
　代表入りが有力となった 8月の世界選手権(北京)に向けては｢疲れを早めに抜いて(練習を)やっていきたい。暑さに抵抗感はない｣と自信を示した。
◆今井正人(いまい・まさと)1984年(昭59) 4月 2日、福島県生まれ。順天堂大學では箱根駅伝 5区の山登り区間を任され、 2年時に史上最多の11人抜きなど、大学 3年間で合計20人抜き。2007年トヨタ自動車九州入り。これまでのマラソンの自己ベストは 2時間 9分30秒。 169センチ、55キロ。
◆世界選手権男子マラソン代表選考：代表枠は最大 3。昨年12月の福岡国際、東京、 3月 1日のびわ湖毎日の日本勢上位 3人と、 2月の別大毎日の日本人トップ(門田浩樹＝カネボウ)が選考対象。日本陸連が設定した 2時間 6分30秒に到達した選手やナショナルチームのメンバーが優先される。世界選手権で 8位以内に入った日本人最上位は2016年リオデジャネイロ五輪代表に決まる。


　日本勢 2位でゴールした佐野広明。 2時間10分を切り、世界選手権代表候補に浮上した

　世界の強豪に互して、佐野広明が日本勢 2位の 9位でゴールした。｢最低限の目標｣ 2時間10分以内も達成し、｢無名の大学(出身)でもあきらめずにやればここまでたどり着ける｣と、喜びをかみしめた。
　33キロ過ぎで先頭集団に離されたが、なんとか食らいついていけた。苦手なトラックでのスピード練習に取り組んできた 1年間の成果を実感した。
　千葉・麗沢(れいたく)大學時代は、 3年時の箱根駅伝で関東学連選抜のアンカーとして区間 2位になったのが最大の勲章。実業団では当初、結果が出ず、引退も考えた。だが、初マラソンだった一昨年 3月の延岡西日本で優勝。現役続行を決意した。
　今大会は基準記録を持つ｢エリート｣の登録だが、招待選手ではなく5400円の参加費を支払った。それでも結果を出したことで｢世界選手権の選考に上る｣と日本陸連の宗猛長距離・マラソン部長。雑草ランナーは、｢ 1年後は 8分台を出して、五輪代表に選ばれたい｣と夢を描いた。
◆佐野広明(さの・ひろあき)：1988(昭和63)年 2月28日生まれ、26歳。静岡県出身。浜北西高校時代は全国高校総体出場経験はない。麗沢大學 3年時に関東学連選抜で箱根駅伝10区に出場、区間 2位。2013年 3月の延岡西日本マラソンで初マラソン優勝。同年10月のシカゴ・マラソンでは自己記録(当時)の 2時間10分29秒で 7位。自己ベストは5000メートル13分45秒32、 1万メートル28分43秒61、ハーフ 1時間 2分40秒。 1メートル75、52キロ。


魚住咲恵と西谷綾子.jpg
　魚住咲恵(左)と西谷綾子

　昨年の同大会で 3時間 3分 3秒の女性芸能人ランナー最速記録を出したタレント、西谷綾子は 3時間 9分32秒でゴール。昨年11月に左膝裏靱帯を痛め、満足な練習ができなかったが、｢いい走りができた｣と笑顔。東京ＭＸテレビ｢ＴＯＫＹＯ　ＭＸ　ＮＥＷＳ｣(月～金曜午後12・15ほか)のメーンキャスター、魚住咲恵は 3時間25分49秒で完走。好記録にも｢これからも、ほどほどに頑張ります｣と満足そうだった。

　虎ちゃんは、田町駅前付近の17km給水場 1班でボランティアリーダーとして活動していましたが、タレント猫ひろしや水沢アリーとはニアミス状態を経験しました。
　右膝が粉砕骨折状態で無ければ、今一度出てみたいと思いました。











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