藤浪、充実のキャンプ！能見が、キャンプ投手ＭＶＰ！藤井が、小児病棟慰問！巨人戦で永久欠番デー開催

　阪神は25日、沖縄・宜野座キャンプ最終日を終えた。藤浪晋太郎投手(20)がゆとりのある 3度目のキャンプに充実感だ。
　先発 4本柱の一角を担う能見篤史投手(35)が25日、沖縄・宜野座キャンプ最終日を終え、｢投手ＭＶＰ｣に選ばれた。自らの調整だけでなく、後輩投手を兄貴分としてサポート。和田監督は｢自分のことだけではなくて、いろいろな選手に声をかけてやりやすい雰囲気をつくってくれた｣と感謝の気持ちを表現した。
　Ｇキラーが打ち勝つ！！ランディ・メッセンジャー投手(33)が26日、サンスポ名物企画｢猛虎のお約束｣に参戦。昨季 4勝を挙げた巨人戦における打撃成績を上回る 5安打 3打点をノルマに掲げた。
　和田豊監督(52)が26日、｢盗塁倍増計画｣を明かした。リーグワーストだった昨季の｢55｣から｢ 100｣以上を目指す。上本博紀内野手(28)、大和外野手(27)、鳥谷敬内野手(33)へのノルマは｢30｣。 2年目の梅野隆太郎捕手(23)にもドンドン走らせる算段だ。
　藤井彰人捕手(38)が球団マスコットのトラッキーを伴い、大阪狭山市の近大医学部付属病院の小児病棟を慰問した。
　阪神は、 3月 8日の甲子園でのオープン戦・巨人戦(午後 1時開始予定)で、｢球団創設８０周年｣記念イベント｢永久欠番デー｣を開催する。記事をまとめてみました。

　阪神は25日、沖縄・宜野座キャンプ最終日を終えた。
　藤浪晋太郎投手がゆとりのある 3度目のキャンプに充実感だ。投球面では余計な力を抜く脱力フォームに取り組み｢80点ぐらい。(オープン戦の結果を踏まえると)甘いかもしれないですけれど、これからしっかり結果を残していきたい｣と 1つの区切りをつけた。
　21日ＤｅＮＡ戦(宜野湾)では 3回 3安打 3四死球で 4失点。それでも今キャンプでの取り組みを踏まえ｢フォームもバランスも良かった｣と納得した。過度のオーバーペースを防ぐため、 1年目からキャンプでは制限が多かった。それが 3年目になり自由な調整に費やせる時間が増えた。｢守備、バッティング、バントもじっくりできた。充実していました｣と笑顔で締めくくった。
　次回は 2月28日の練習試合オリックス戦(安芸)で 5回前後を投げる予定だ。 1カ月の成果を発揮するのはもちろん、これからの戦いだ。


　投内連係に励む藤浪晋太郎投手

　先発 4本柱の一角を担う能見篤史投手が25日、沖縄・宜野座キャンプ最終日を終え、｢投手ＭＶＰ｣に選ばれた。自らの調整だけでなく、後輩投手を兄貴分としてサポート。和田監督は｢自分のことだけではなくて、いろいろな選手に声をかけてやりやすい雰囲気をつくってくれた｣と感謝の気持ちを表現した。
　今オフは国内ＦＡ権を宣言して残留。その決断と比例するように、今キャンプでは榎田に次ぎ投手陣 2番目となる約1500球の投げ込みを敢行した。｢この歳(35歳)でなかなか何年できるか分からないし、 1年 1年が勝負と思ってやっている｣。指揮官が評したように、悲願のリーグ制覇に向けて雰囲気づくりも重視。｢聞かれたことはいろいろと自分の範囲内で言いました｣と38歳福原が途中離脱する中、リーダーとしても多大な影響を与えた。
　次回は 3月 4日ソフトバンク戦(甲子園)で先発予定。｢慣らしたいというよりある程度結果も求めないと｣。昨季 9勝13敗のリベンジへ、充実の第 1段階をクリアした。


　充実したキャンプを終え笑顔を見せる能見篤史投手

　Ｇキラーが打ち勝つ！！ランディ・メッセンジャー投手が26日、サンスポ名物企画｢猛虎のお約束｣に参戦。昨季 4勝を挙げた巨人戦における打撃成績を上回る 5安打 3打点をノルマに掲げた。 3月27日の中日戦(京セラＤ)の開幕投手に内定し、早速 3カード目( 4月 3～ 5日、東京Ｄ)にぶつかる宿敵にバットでも襲いかかる。
　今年も伝統の一戦で活躍する姿が目に浮かぶ。もはや、Ｇキラーに対する虎党の期待感は投げるだけに止まらない。そんなアナタだからこそのお願いを！　メッセンジャーさん、｢猛虎のお約束｣ですが…。


　頼もしい！　宿敵相手に投げるだけじゃなく、“打倒”を公約したランディ・メッセンジャー投手

　｢勝負は大丈夫さ。じゃあ、今年は本塁打10本でいいかい！？｣
　2010年に来日して以降、 5回目の依頼。常連ともなれば、こちらの問いかけに、すぐさま反応してくれる。ただ、さすがにジョーク交じりの提案では、現実味がない。何より、今回はどうしても、背番号｢５４｣に挑んでほしい、ノルマがあった。昨季の巨人戦での打撃成績を上回る 5安打 3打点の“離れ業”だ。
　｢オーマイガー！！　それは難しい。杉内さんがずっと、投げてくれるなら、いいけど(笑)｣　確かに、たたき出した数字( 4安打 2打点)はすべて杉内からだった。なかでも、首位攻防戦となった 8月12日の巨人戦(東京Ｄ)では無類の勝負強さを発揮。 6回一死満塁の絶好機で左腕の浮いたスライダーを中前へはじき返す、貴重な 2点打を放っていた。
　もちろん、メッセの言い分はごもっとも。それでも、昨年は本職で虎の助っ人史上初のシーズン巨人戦４連勝を飾っている。和田監督は今季も積極的に巨人戦を託す意向を示しており、さらなるフル回転が見込まれている。つまり、登板数が増えれば、自然と打席数も増える。すると、こちらの熱い訴えに…。


　今年こそ達成するぜ！　とばかりに右手をあげるランディ・メッセンジャー投手

　｢それは、その通りだ。俺も巨人戦に数多く投げるつもりでいるんだ。ああ、いいさ、挑戦を受けて立つぜ！！｣
　なんとも頼もしい回答をもらい、交渉成立。そして、右腕自身が早くも打倒Ｇに燃えていることを知ることができた。昨シーズンの覇者を破れば、10年ぶりのリーグＶへの近道になる。希望に胸は膨らむ一方だ。
　すでに 3月27日の中日戦(京セラＤ)の開幕投手に内定し、宿敵との初顔合わせは 3カード目の 4月 3日(東京Ｄ)が決定的。ローテ通りなら 4月中に巨人と２度対戦予定で、交流戦までには最大４試合に先発することも可能だ。今春のキャンプは黙々と練習を続け、24日の練習試合・ＤｅＮＡ戦(宜野座)で 3回 1失点。次は 3月 6日の西武戦(甲子園)に向かう。この日は静養に努め、パワーを蓄えた。
　｢ファンが楽しんでくれたらいい。でも、今回は興味深い挑戦になる｣
　2014年に最多勝(13勝)と最多奪三振( 226個)の 2冠に輝いた大黒柱は腕をぶした。願うはライバル相手に投げて、打っての大暴れ－。とりわけ、恐怖の 9番打者としての働きに大注目だ。
◆猛虎のお約束とは：1996年から始まったサンスポ名物企画。監督、選手にシーズンの目標を掲げてもらい、達成時にはご褒美としてサンスポから賞品などを贈呈。未達成の場合は、読者との触れ合い企画に協力するなど、趣向を凝らした罰ゲームに挑戦したり、お宝罰則品を抽選で選ばれた読者にプレゼントする仕組み。

　和田豊監督が26日、｢盗塁倍増計画｣を明かした。リーグワーストだった昨季の｢55｣から｢ 100｣以上を目指す。上本博紀内野手、大和外野手、鳥谷敬内野手へのノルマは｢30｣。 2年目の梅野隆太郎捕手にもドンドン走らせる算段だ。
　キャンプ打ち上げから一夜明け、和田監督が集大成ともいえる就任 4年目へのテーマを決めた。
　｢とにかく走塁に力を入れて、先の塁(を狙う)という姿勢でやってきたけど、少しずつ走れる選手が増えてきた。(チーム全体で) 100を目指そうとやっている。昨年は減ったので、しっかりとやっていく｣


　和田監督から30盗塁を課せられた上本博紀内野手。目指す機動力アップは大和、鳥谷の 3人次第だ

　昨季の盗塁｢55｣はリーグワースト。対照的に 1位は巨人の｢ 102｣だった。チーム最多を比較すると阪神は上本の｢20｣で、巨人は片岡の｢24｣と突出して走る選手がいるわけでもない。全員が走塁に対し、いかに高い意識を持っているか。そして、ベンチワークの後押し。この歯車のかみ合わせが、次の塁への推進力となる。
　｢上本とか大和とかは30ぐらい走る力があるだろうから。 2人で最低50は。最低やで。60ぐらい走るか。鳥谷も走って。あとみんなで、10ぐらい走ってくれたらいい｣
　和田監督は今季の新オーダーを｢ 1番・鳥谷｣でいく方針を固めている。｢そりゃ 3番より 1番の方が走れるから｣。いかに得点圏で４番・ゴメスを送り出せるか。機動力という軸で考える。


　和田監督から３30塁を課せられた鳥谷敬内野手。目指す機動力アップは大和、上本の 3人次第だ

　上本、大和がどちらかが下位にまわろうとも盗塁させる。上本も｢最低でも30｣と話し、大和もサンスポ名物｢猛虎のお約束｣で｢30盗塁｣と約束している。上本、大和、鳥谷の 3人で90盗塁以上が虎将の青写真だ。
　｢昨年は大和も上本ももっと走れると思ったし、企画数を増やしながらやっていく｣
　広い甲子園を本拠地として戦う。チームとしてシーズン盗塁最多記録の｢205｣(1954年。当時大阪タイガース)の更新は夢のまた夢だが、昨季の盗塁成功率59.8％(リーグワースト、 1位は巨人の77.3％)からの改善は可能だろう。
　｢梅野にも『走れ』といってるからね。十分、走る脚力はあるよ。あいつひそかに速いんやで｣
　まるで阪神電車の青銅車｢ジェットカー｣のように高加速で次の塁を奪う。


　和田監督から30盗塁を課せられた大和外野手。目指す機動力アップは上本、鳥谷の 3人次第だ

　藤井彰人捕手が球団マスコットのトラッキーを伴い、大阪狭山市の近大医学部付属病院の小児病棟を慰問した。
　入院患者や家族、病院スタッフ約70人の前で、野球選手を職業に選んだ理由や優勝への意気込みなどを披露。患者の｢夢はどうすればかなうのでしょうか？｣という質問に答え｢絶対になれる！　出来る！　と自分が思うこと。自分を信じ、自分に勝つことです｣と熱く語った。野球好きの患者とキャッチボールも行い｢ナイスボール！｣と声をかけ、相手を喜ばせていた。


　トラッキーを連れて近大医学部付属病院で子どもたちと交流した藤井彰人捕手

　阪神は、 3月 8日の甲子園でのオープン戦・巨人戦(午後 1時開始予定)で、｢球団創設８０周年｣記念イベント｢永久欠番デー｣を開催する。
　当日は阪神の永久欠番選手、背番号｢１０｣の藤村富美男氏、同｢１１｣の村山実氏、同｢２３｣の吉田義男氏(日刊スポーツ客員評論家)をたたえ、和田監督、コーチ、選手全員が初代永久欠番の背番号｢１０｣のユニホームで試合に臨む。当日は特別記念映像なども紹介され、球界を代表する選手だった 3氏の活躍や功績を伝える。

　今年は、面白いほど盗塁が見られるかも知れない。｢球団創設８０周年｣に良い記念を挙げろ！
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！


　2015年春季キャンプ日程


　2015年 練習試合・オープン戦 日程と結果( 2月)


　2015年 オープン戦・公式戦 日程と結果( 3月)


　2015年 公式戦 日程と結果( 4月)


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