ツイ虎、幻被弾で燕と同率首位！引き分けで同率首位！福留１２試合連続安打！能見１１勝目ならず！

　12日阪神甲子園球場で阪神－広島20回戦が行われ、阪神は延長11回一死 1、 2塁を、広島は延長12回一死 3塁を生かせず、 2－ 2で引き分け。阪神はヤクルトと並んで同率首位。
　和田豊監督(53)が、執念のタクトを振るった。同点の延長12回二死 1塁。 1塁走者マウロ・ゴメス内野手(30)への代走は何と投手の島本浩也(22)だった。この日は終盤以降、再三の好機を生かせず、引き分けに終わった。それでも、ヤクルトが敗れたため同率首位に返り咲いた。“忍び返し”でホームランも撃退や！　阪神は13残塁の拙攻で広島と 2－ 2で引き分けたが、ヤクルトが中日に敗れたため同率で首位に並んだ。延長12回、広島・田中のセンターへの大飛球は本塁打かと思われたが、ビデオ判定の結果、 3塁打となり、失点を免れた。奇跡のドロー。試合後、責任審判の東利夫 3塁塁審(55)はビデオ判定について説明した。横からの映像があれば、判定は覆っていたかもしれない。まさに幻の本塁打。阪神にとっては“忍び返し”に助けられた形だ。阪神は最短で18日に優勝マジックが点灯する。18日までの間、阪神が 3連勝、ヤクルトが 4連敗し、巨人が13日のＤｅＮＡ戦、15日の広島戦に連敗。広島が18日の中日戦に敗れると、阪神以外の 5球団の自力Ｖが消滅する。
　鳥谷敬内野手(34)が、 5試合連続安打＆23試合連続出塁！延長11回一死 1、 2塁ではサヨナラの好機で 2ゴロに倒れたが、リードオフマンは好調。 5試合連続安打と23試合連続出塁を継続中だ。
　福留孝介外野手(38)が初回に同点適時打を放った。二死 2塁から外角スライダーに泳がされながらも捉え、中前に運んだ。これで12試合連続安打。 4番の仕事をしっかりと果たしている。12試合連続安打。 8回先頭でも右前打を放つなど、 3度出塁した。今季の広島戦は打率 0.312で、13日も期待される。
　 2番 2塁で先発出場した大和外野手(27)が 1点を追う 5回に同点タイムリーを放った。二死 1、 3塁で内角低めの直球を巧みにさばき左前へ。試合を再び振り出しに戻した。上本博紀内野手(29)がこの日、左太もも裏を痛め出場選手登録を抹消。代役として見事に起用に応えた。ボテボテの打球にダッシュ一番！　捕球後も、素早い送球をみせ、虎党を絶望から救った。泥だらけのユニホームがまぶしかった。上本が離脱しても大和がいる。 8月27日の広島戦(マツダ)以来となる｢ 2番・ 2塁｣で先発の大和が好守＆同点適時打でチームに貢献した。10回二死では、安打になったが、 2遊間を抜けそうな丸の打球にダイビングキャッチ。11回一死でも、 2塁ベース近辺への野間の打球に追いつくと、素早く体を反転させ、キッチリとアウトにしてみせた。昨季、中堅手としてゴールデングラブ賞を受賞した男。 2塁守備でも美技で虎党をわかしたが、サラリと振り返った。前回、上本が骨盤の一部を亀裂骨折で離脱していたときも、しっかりと代役を果たした。誰かが欠けても、穴を埋める選手が出てくるのが、強いチームの証。大和がいれば虎党も安心だ。
　上本博紀内野手が12日、左太もも裏を痛め、出場選手登録を抹消された。近日中にも病院で精密検査を受け、診断結果次第では長期離脱の可能性もある。上本は今季 108試合に出場し、打率 0.253、 4本塁打、31打点。 8月上旬に骨盤周辺を亀裂骨折し、同26日に 1軍復帰。今季 2度目の戦線離脱となる。阪神は11日に狩野恵輔外野手(32)が右手の骨折で離脱したばかり。和田監督は｢無理はさせられない。(大事な時期で)誰が欠けても痛いけど、頑張ります｣と話した。代わって中谷将大外野手(22)が 1軍に昇格した。
　勝ちたかった。ただ、勝利への執念と悔しさが、別の方向に向いてしまっては危険だ。ブレーキとなったマット・マートン外野手(33)は試合後、イライラした気持ちを隠しきれなかった。自身の打席では、良川球審のストライクゾーンが広く感じられたという。すべての打者に平等なら納得するしかない。それを確認しようとしたのか、報道陣に何度も逆質問した。途中で通訳に止められる始末。後味の悪い幕切れとなった。ナインは毎日、一喜一憂するよりも次戦を見据えている。気持ちを整理して次の朝へ。それは背番号｢９｣も同じだ。前日11日には｢打席での感触は悪くない｣と話していた。その感覚だけは忘れてはいけない。ストライクはストライク。深みにはまれば、優勝への道は厳しくなる。
　能見篤史投手(36)が 7回 6安打 2失点で降板。11勝目とはならなかった。記事をまとめてみました。



　＜阪神 2－ 2広島＞20回戦◇12日◇阪神甲子園球場
　広島は初回一死 1、 3塁からエルドレッドが右犠飛を放ち先制。阪神はその裏、二死 2塁から福留の中前適時打で同点に追いつく。
　広島は 4回、エルドレッドの15号ソロで勝ち越し。しかし阪神は 5回、二死 1、 3塁から大和の適時打再び同点に追いつく。
　 7回、広島は二死 1、 2塁、阪神は一死満塁の好機を迎えるも互いに無得点。 9回で決着がつかず、延長戦に突入した。
　阪神は延長11回一死 1、 2塁を、広島は延長12回一死 3塁を生かせず、 2－ 2で引き分け。阪神はヤクルトと並んで同率首位。
　セ・リーグはヤクルトが負け、阪神は引き分け、巨人が勝った結果、ヤクルトと阪神が再び同率首位となり、 3位巨人までが 1ゲーム差になった。残り20試合を切ったセ・リーグで上位 3球団が 1ゲーム差以内は2010年終了時以来だが、2010年は中日の優勝決定後に接近したもの。優勝決定前では、 3球団が 0.5ゲーム差だった2007年 9月21日以来、 8年ぶり。それ以前には1975、92年にも見られるが、今回は阪神、ヤクルト、巨人が同じ65勝。1992年10月 6日に同率 1位の阪神とヤクルト、同率 3位の巨人と広島の 4球団が66勝で並んだものの、ゲーム差は 1.5。残り20試合を切って、同じ勝利数の上位 3チームが 1ゲーム差以内はセ・リーグ史上初めて。


　12回裏阪神二死 1塁、マウロ・ゴメス内野手の代走に向かう島本浩也投手＝阪神甲子園球場

　和田豊監督が、執念のタクトを振るった。
　同点の延長12回二死 1塁。 1塁走者マウロ・ゴメス内野手への代走は何と投手の島本浩也だった。後続が凡退して奇策は実らなかったが、徹底的に勝ちにこだわった。指揮官は｢ 1点を取ればいいんだから。あそこは。少しでも速い方を行かせた｣と説明した。この日は終盤以降、再三の好機を生かせず、引き分けに終わった。それでも、ヤクルトが敗れたため同率首位に返り咲いた。


　12回表広島一死、中越え 3塁打を放った広島・田中の打球を見つめる和田豊監督(右)ら＝阪神甲子園球場

　和田豊監督は延長12回、田中の本塁打性の打球へのビデオ判定について｢ベンチからは見えないよ、あそこは。ビデオで確認して、そういう答えが出たわけやからね｣と話すにとどめた。
　結果的には、致命的な傷を負うことなく引き分けた。


　12回、広島・田中の打球に飛びつく藤川俊介外野手(タイガーマスクの前にボールあり)＝阪神甲子園球場

　“忍び返し”でホームランも撃退や！　阪神は13残塁の拙攻で広島と 2－ 2で引き分けたが、ヤクルトが中日に敗れたため同率で首位に並んだ。延長12回、広島・田中のセンターへの大飛球は本塁打かと思われたが、ビデオ判定の結果、 3塁打となり、失点を免れた。奇跡のドロー。この幸運をつなげてほしい！
　“幸運”に救われた。延長12回一死、広島・田中の大飛球はビデオ判定で 3塁打となったが、実は“ホームラン”。命拾いした虎が、奇跡のドローを演じた。


　広島・田中の打球は藤川俊介外野手の頭上を越え、明らかにフェンスの向こう側に入っていった＝阪神甲子園球場

　｢ベンチからは見えないよ、あそこは。ビデオで確認してそういう答えが出たんだからね｣
　和田監督がそう振り返ったように、きわめて微妙な一打だった。安藤のシュートをはじき返した田中の打球が中堅・俊介の頭上を襲う。必死にグラブを伸ばすも届かず、ボールは大きく跳ね返り、外野の芝に落ちた。ビデオ判定となり、その結果は 3塁打。 4万6904人の大観衆は大騒ぎ。その後、二死 2、 3塁のピンチを５番手の高宮がしのぎ、 2－ 2で引き分けた。
　試合後、責任審判の東利夫 3塁塁審はビデオ判定について説明した。｢審判団でリプレー映像を 3回見て確認しましたが、(外野フェンスの)ラバーとトップの間に当たって跳ね返ったと判断しました｣。しかし、問題のプレーを目の前で見ていたタイガーマスク姿の虎ファンが証言した。


　10回二死、広島・丸の打球を 1塁にジャンピングスローする 2塁手大和内野手＝阪神甲子園球場

　｢入っていましたよ。ビデオ判定で覆ると思っていたけど、 3塁打のままだったので、アレ～となりました｣
　甲子園の外野フェンスの後ろには、ファンが乗り越えるのを防止するため、2003年に鉄製の網(ワイヤー)が設置された。田中の打球はそこに当たって戻ったという。テレビ中継の映像でも明らかにボールがフェンスを越えていた。東塁審によると、ビデオ判定は中継していた読売テレビの映像を使用し、バックスクリーンからの 1カ所だけの映像を確認したという。そして、衝撃の発言。｢ワイヤーがあるとは認識していませんでした｣。仮に、横からの映像があれば、判定は覆っていたかもしれない。まさに幻の本塁打。阪神にとっては“忍び返し”に助けられた形だ。
　打線は 6回以降はあと一本が出ず、計13残塁。田中の打球が本塁打だったら、追いつけたかどうか…。それだけに幸運だったドロー。ヤクルトが敗れたため、前日11日の 2位への転落から一夜で再び首位に並んだ。


　延長10回、広島・丸の打球を 1塁に送球し、でんぐり返り状態になった大和内野手＝阪神甲子園球場

　｢チャンスがあっただけに、勝ち越したかったけど、投手陣がよく投げてくれた｣
　和田監督は 5回以降、得点を許さなかった投手陣をたたえた。野手を全員使い切り、延長12回はゴメスの代走に投手の島本を送るなど、最後まで執念を見せた。ラッキーな判定もあった。まだ虎にツキはある。運も味方にして戦っていく。
　阪神は13残塁の拙攻で広島と 2－ 2で引き分けたが、ヤクルトが中日に敗れたため同率で首位に並んだ。
　阪神は最短で18日に優勝マジックが点灯する。18日までの間、阪神が 3連勝、ヤクルトが 4連敗し、巨人が13日のＤｅＮＡ戦、15日の広島戦に連敗。広島が18日の中日戦に敗れると、阪神以外の 5球団の自力Ｖが消滅する。
★甲子園球場の“忍び返し”
　阪神が18年ぶりのリーグ優勝に向けて快走していた2003年、兵庫県警甲子園署の要望によって設置。 7月11日にお目見えした。アルプス席と外野席のフェンスに、長さ 252メートルにわたって直角に80センチ幅の鉄線の網を張り巡らせ、興奮したファンがフェンスを乗り越えるのを防ぐ。まるで、賊の侵入を防ぐ忍び返しのような構造となっている。
◆ビデオ判定◆
　セ・パ両リーグともに2010年から本塁打に限り、ビデオ判定を導入。使用される映像についてのルールはなく、試合を中継しているテレビの映像を見て判断する。昨季からは本塁打以外のフェンス際への飛球も対象となった。


　 1回、安打を放った鳥谷敬内野手＝甲子園球場

　鳥谷敬内野手が、 5試合連続安打＆23試合連続出塁！ 4度出塁した 1番鳥谷は｢あした頑張ります｣と、気持ちを切り替えた。 1回先頭で左前打、 5回二死 1塁で中前打。いずれも得点につながり、 7回と 9回には四球を選んだ。延長11回一死 1、 2塁ではサヨナラの好機で 2ゴロに倒れたが、リードオフマンは好調。 5試合連続安打と23試合連続出塁を継続中だ。


　 1回裏阪神二死 2塁、福留孝介外野手は中前適時打を放った＝阪神甲子園球場

　福留孝介外野手が初回に同点適時打を放った。二死 2塁から外角スライダーに泳がされながらも捉え、中前に運んだ。｢ 2球で追い込まれた状況を作られてしまったのですが、なんとか最後に外寄りの変化球を拾うことが出来ました｣と喜んだ。これで12試合連続安打。 4番の仕事をしっかりと果たしている。
　先制された直後の 1回二死 2塁で、福留が 1点を取り返した。戸田の外角スライダーをとらえて中前適時打。 5試合ぶりの打点を挙げた。｢とりあえず、また明日｣。言葉は少なかったが、好調はキープしている。12試合連続安打。 8回先頭でも右前打を放つなど、 3度出塁した。今季の広島戦は打率 0.312で、13日も期待される。


　 5回裏阪神二死 1、 3塁、大和外野手(右)は左前適時打を放ち攻守交代でベンチへ戻ると鳥谷敬内野手と笑顔でタッチした＝阪神甲子園球場

　 2番 2塁で先発出場した大和外野手が 1点を追う 5回に同点タイムリーを放った。
　二死 1、 3塁で内角低めの直球を巧みにさばき左前へ。試合を再び振り出しに戻した。｢能見さんが作ってくれたチャンスでしたし、凡退するわけには行かないと思って打席に入りました。低めのボールにうまく対応できました｣。上本博紀内野手がこの日、左太もも裏を痛め出場選手登録を抹消。代役として見事に起用に応えた。


　大和は捕球してから送球するまでが速い。華麗な 2塁守備でチームを救った＝阪神甲子園球場

　ボテボテの打球にダッシュ一番！　捕球後も、素早い送球をみせ、虎党を絶望から救った。泥だらけのユニホームがまぶしかった。上本が離脱しても大和がいる。 8月27日の広島戦(マツダ)以来となる｢ 2番・ 2塁｣で先発の大和が好守＆同点適時打でチームに貢献した。
　｢急ではなかったです。準備はできていました。守備で、ミスをしなくてよかったです｣
　延長12回二死 2、 3塁のピンチで、丸が打ち損じた打球は、間に合うか間に合わないか、危機一髪のボテボテの当たり。猛ダッシュでチャージをかけ捕球すると、すかさず 1塁へ送球。ヘッドスライディングで執念をみせた丸との競争に勝った。


　大和外野手は 5回に同点タイムリー。バットでも貢献した＝阪神甲子園球場

　10回二死では、安打になったが、 2遊間を抜けそうな丸の打球にダイビングキャッチ。11回一死でも、 2塁ベース近辺への野間の打球に追いつくと、素早く体を反転させ、キッチリとアウトにしてみせた。昨季、中堅手としてゴールデングラブ賞を受賞した男。 2塁守備でも美技で虎党をわかしたが、サラリと振り返った。
　｢捕るほうも難しいですけど、( 1塁手の)ゴメスがよく捕ってくれました｣
　 1点ビハインドの 5回には同点タイムリーも放った。二死 1、 3塁で、広島・戸田のチェンジアップをライナーで左前へ運んだ。貴重な同点適時打となった。それでも、｢延長のときもチャンスがあったので、打ちたかったです｣と、 7回と11回の好機での凡退に反省も忘れなかった。
　前回、上本が骨盤の一部を亀裂骨折で離脱していたときも、しっかりと代役を果たした。誰かが欠けても、穴を埋める選手が出てくるのが、強いチームの証。大和がいれば虎党も安心だ。


　試合前練習で、和田豊監督(右)、平田ヘッドコーチと話す上本博紀内野手＝阪神甲子園球場

　上本博紀内野手が12日、左太もも裏を痛め、出場選手登録を抹消された。近日中にも病院で精密検査を受け、診断結果次第では長期離脱の可能性もある。
　前日11日の広島戦(甲子園)の 9回、 3ゴロを放った際の走塁中に左太もも裏に激痛が走ったという。球団関係者によると、上本は試合後、アイシング治療などを行ってから帰宅。この日は試合前練習に参加し、打撃練習は行ったが、守備練習などのメニューは取りやめた。クラブハウスでアイシング治療などを行ったもようだ。
　上本は今季 108試合に出場し、打率 0.253、 4本塁打、31打点。 8月上旬に骨盤周辺を亀裂骨折し、同26日に 1軍復帰。今季 2度目の戦線離脱となる。
　阪神は11日に狩野恵輔外野手が右手の骨折で離脱したばかり。和田監督は｢無理はさせられない。(大事な時期で)誰が欠けても痛いけど、頑張ります｣と話した。代わって中谷将大外野手が 1軍に昇格した。


　 1回、見逃し三振に倒れたマット・マートン外野手＝阪神甲子園球場

　勝ちたかった。ただ、勝利への執念と悔しさが、別の方向に向いてしまっては危険だ。ブレーキとなったマット・マートン外野手は試合後、イライラした気持ちを隠しきれなかった。
　｢ハードラック！　ビッグゾーン！｣
　自ら言葉を切り出し、興奮は収まらなかった。 6打数無安打で 3三振。延長12回は先頭で見逃し三振に倒れ、ストライクの判定に苦笑いで不満を表した。
　｢カープピッチャー、ワイド！(広島の投手はストライクゾーンが広い)　タイガース(の投手)も一緒ですか？｣
　自身の打席では、良川球審のストライクゾーンが広く感じられたという。すべての打者に平等なら納得するしかない。それを確認しようとしたのか、報道陣に何度も逆質問した。途中で通訳に止められる始末。後味の悪い幕切れとなった。


　イライラ最高潮。 3回、 3ゴロに倒れたマット・マートン外野手はヘルメットをたたきつけて悔しがった＝阪神甲子園球場

　散々な一日だった。ここ 5試合で21打数１安打。 3試合連続で｢Ｈ｣ランプが点灯することなく、 9日の巨人戦(甲子園)のサヨナラ打を最後に14打席無安打だ。 1回一死 2塁で見逃し三振を喫すると、 5回は同点としてなお二死 1、 2塁で中飛に倒れた。同点の 7回二死満塁では10球粘ったが、空振り三振。 3度の好機で不発に終わった。
　結果論としては、どこかで 1本出ていれば…。Ｍ砲のバットが勝敗を左右することが、改めて証明された一戦となった。和田監督も｢ストライク、ボールというところで集中できていないところがあった｣と心配。判定に心が乱れることは、今季序盤にもあった。毎年のように目立つ助っ人の悪い癖。優勝争いの大事な終盤に大きな不安材料だ。
　ナインは毎日、一喜一憂するよりも次戦を見据えている。気持ちを整理して次の朝へ。それは背番号｢９｣も同じだ。前日11日には｢打席での感触は悪くない｣と話していた。その感覚だけは忘れてはいけない。ストライクはストライク。深みにはまれば、優勝への道は厳しくなる。


　 4回表広島一死、エルドレッドに左越え本塁打を浴びた能見篤史投手＝阪神甲子園球場

　能見篤史投手が 7回 6安打 2失点で降板。11勝目とはならなかった。
　初回、広島 4番エルドレッドに右犠飛を浴び先制されると、 4回にはまたもエルドレッドに特大のソロ本塁打を浴びた。それでも 6回二死 1、 3塁、 7回二死 1、 2塁のピンチを切り抜け 2失点。 7回の攻撃に代打伊藤隼を送られ、この回限りでマウンドを降りた。

　能見で勝利！とは行かなかったが、全員野球で広島を討ち取ったのはエライ！今日(13日)の試合も勝ち試合と行きたいところですね。これからも、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！


　2015年 公式戦 日程と結果( 9月)


　2015年 公式戦 日程と結果(10月)


　 9月12日現在順位表


　 9月12日現在対戦表


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