14日神宮球場でセＣＳファイナルステージ：ヤクルト－巨人第 1戦が行われ、巨人は 6回、アンダーソンの右前適時打で 2点を追加すると、継投で逃げ切った。アドバンテージを含めた勝敗を 1勝 1敗とした。巨人は内海を始め、 6投手のリレーで逃げ切り、初戦をものにした。
巨人内海哲也投手(33)が先発として好投した。初回。いきなり一死満塁とするも、
バレンティンを併殺打に仕留めた。 4回に畠山にソロを浴び先制されるも、追加点を与えなかった。 5回二死 1塁で山田を迎えたころで、田原誠にマウンドを託した。
絶対的守護神に衝撃的な事実が判明した。阪神呉昇桓(オ・スンファン)投手(33)に、米大リーグの複数球団から獲得オファーが届いていることが13日、分かった。今季は 2年連続セーブ王に輝き、いまや不動の地位に君臨する。救援陣は主力が高齢化し、退団すれば来季の戦力構想で大きな痛手になる。球団は引き留めを図る方向だが、去就は不透明だ。来季は34歳になり、年齢的なリミットも近づく。尊敬する韓国球界の先輩、林昌勇もヤクルトから米球界入りしており、同じ道を進んでもおかしくない。故障でＣＳ登板できなかった。阪神残留か。メジャーか。その進路が注目される。
今季限りでの退団が決定的なマット・マートン外野手(34)が13日、関西国際空港から米国に帰国した。複雑な心境、チームへの愛、感謝、今後について16分間、語り続けた。ファンや関係者と握手を交わすなどＭ砲は最後まで笑顔だった。
西岡剛内野手(31)がフリーエージェント(ＦＡ)権を行使せずに残留する方針であることが14日、明らかになった。今季、故障などにより不本意なシーズンに終わった悔しさを阪神で巻き返す思いが強く、 1億8000万円からの大減俸も覚悟の上。近日中に球団との交渉に臨む予定だ。球団関係者は、近日中に残留要請をする方針を明らかにした。 2年連続でシーズンを通じて活躍できていない近況を考えれば、 1億8000万円からの大減俸は避けられない状況だ。それでも、悔しい 2年分を、来シーズンはぶつけてくれるはずだ。
掛布雅之球団本部付育成＆打撃コーディネーター(60、ＤＣ)が14日、フェニックスリーグが行われている宮崎市の生目第 2球場で、陽川尚将内野手(24)ら若虎に“ゴロ禁止令”を出した。この日は試合がなく、練習のみ。約 2時間、みっちりと汗を流した若虎に、掛布ＤＣからフリー打撃で珍指令が出た。残り10試合。南国で大砲候補らが牙を磨く。
藤浪晋太郎投手(21)が14日、来季ノルマに投球回数 200イニングを掲げた。今季は最終的に 199イニングに達した。ただ、最終戦の 4日の広島戦(甲子園)では 5回で降板。 200イニングをあと一歩で逃し、最多勝にもあと｢１｣届かなかった。もどかしいシーズンだっただけに、早くも最低ラインを明言した。リーグワースト82与四球など、まだまだ課題はある。さらなる高みを目指し、来季に向けて鍛えていく。
解体、再建、改革－。阪神坂井信也オーナー(67＝阪神電鉄会長)が13日、新監督にチーム再建を託す思いを初めて公言した。大阪市内の電鉄本社で和田豊監督(53)の退任会見に同席。球団は次期監督としてカリスマＯＢの金本知憲氏(47)に就任要請し、 3度交渉を行った。会見に同席した坂井オーナーは金本氏という個人名こそ挙げなかったが、初めて新体制の理想像を語った。金本氏は今週中に返答することを決めており、関係者によれば、慎重だった姿勢は受諾へと傾いているという。現監督の退任とともに、新監督誕生の鼓動が間近に感じられた。イエスか、それともノーか。熟考に熟考を重ねて、どんな最終決断をするのか。早ければ17日にも注目の答えを出すことになりそうだ。
｢球団創設８０年｣、阪神タイガース全魅力がつまった記念本発売！ 今年、｢球団創設８０周年｣の記念の年を迎えた阪神タイガースのメモリアルブック｢阪神タイガース ヒストリー・トレジャーズ｣(ベースボールマガジン社刊)が16日に発売される。これに先がけて産経ネットショップでは予約販売を開始した。宿敵巨人軍の長嶋茂雄、王貞治や、元朝日放送アナウンサーで｢阪神タイガースの歌｣(六甲おろし)をレコーディングした生粋の虎ファン、中村鋭一氏の寄稿を収録した。タイガースファンはもちろん、プロ野球ファンには必携の一冊。 1万5120円(税込)。記事をまとめてみました。
＜セＣＳファイナルステージ：ヤクルト 1－ 4巨人＞◇第 1戦◇14日◇神宮球場
巨人が先勝、ヤクルトのアドバンテージを消し、タイとした。
好投の先発内海を５回二死 1塁で降板させ、積極的な継投を展開。田原誠－宮国－マシソン－山口－沢村と前倒しにつなぎ、 1失点に封じ込めた。
打線は 5回、坂本の 2ランで逆転。 6回一死 2、 3塁の好機で代打アンダーソンが 2点適時打を放ち、突き放した。原辰徳監督(57)のコメント。
｢内海は、初回をゲッツーで切り抜けたことが非常に大きかった。みんなの力で 1点に抑えた。(タイにしたという)過程の話をしても。これからです｣。
5回裏ヤクルト二死 1塁、原辰徳監督(左)は降板した内海哲也投手へ声を掛ける＝神宮球場
ヤクルトは 1回、四球と 2本の安打で一死満塁のチャンスをつくったが、バレンティンが遊ゴロ併殺に倒れた。
ヤクルトは 4回、先頭の畠山が左越えソロを放ち先制した。巨人は 5回一死 2塁、坂本が逆転 2ラン。 6回にも 2点を加えた。
巨人は 6回、アンダーソンの右前適時打で 2点を追加すると、継投で逃げ切った。アドバンテージを含めた勝敗を 1勝 1敗とした。
自らの逆転弾で初戦をものにした巨人坂本勇人内野手(右端)はナインとハイタッチ＝神宮球場
リーグ優勝のヤクルトと、ファ－ストステージを勝ち上がったレギュラーシーズン 2位の巨人が対戦。巨人は 5回、坂本勇人内野手(26)が逆転 2ランを放つなど、 4－ 1で勝利。対戦成績を 1勝 1敗(ヤクルトのアドバンテージ 1勝を含む)とした。
巨人は 1回、四球と安打で二死 1、 2塁のチャンスを作ったが、長野が右飛に倒れた。ヤクルトも 1回、四球と 2安打で一死満塁と絶好の先制機を迎えたが、 5番バレンティンが遊ゴロ併殺打に倒れた。
先制したのはヤクルト。 4回、先頭の畠山が内海の 132キロを左越えに運び、 1点を先制した。
1点を追う巨人は 5回、先頭の立岡が左前打で出塁すると、一死後に坂本が石川の内角高めの球を左越えに逆転 2ランを放った。巨人は、 6回にも代打アンダーソンが右前に 2点打を放ち、 4－ 1とリードを広げた。
巨人は内海を始め、 6投手のリレーで逃げ切り、初戦をものにした。
7回表巨人一死 1塁、安打の打球が飛球で捕球されたと勘違いした 1塁走者阿部捕手(左)は帰塁中に打者長野外野手に指摘されるも追い越された後だった＝神宮球場
巨人にまさかの珍プレーが生まれた。 3点リードの 7回一死 1塁。打者に長野、 1塁走者に阿部という場面だった。
長野が放った打球は、センター最深部、フェンス間際への飛球。ヤクルトの中堅上田は打球近くまで追いついたが、キャッチはできず、記録はヒットとなったが、フライをキャッチされたと勘違いした阿部が 1塁へ帰塁。 2塁を狙った長野が阿部を追い越してしまい、長野がアウトを宣告された。阿部は状況を飲み込めず、戸惑う素振りを見せ、原監督も審判団に説明を求めたが結果は変わらなかった。
ダメ押し点を狙いたい場面で、ほころびが出てしまった。
力投した巨人先発の内海投手＝神宮球場
巨人内海哲也投手が先発として好投した。
初回。いきなり一死満塁とするも、バレンティンを併殺打に仕留めた。 4回に畠山にソロを浴び先制されるも、追加点を与えなかった。 5回二死 1塁で山田を迎えたころで、田原誠にマウンドを託した。
4回 2/3、 1失点の投球内容に｢立ち上がりは浮足立ってしまい、自分をコントロールすることが難しかったのですが、バックの守備に助けられて何とか粘り強く投げることができました。(試合前、監督に)ストライク先行で攻めていこうと言われましたがそれをできなかったことが反省です。(シーズンは)チームに貢献することができなかったので、チームの力になりたいと思っていました。ＣＳのマウンドに立っている自分を想像してこの日のために準備してきました。(次回)修正する部分は修正し自分のできることをやっていきたい｣とコメントした。
絶対的守護神に衝撃的な事実が判明した。阪神呉昇桓投手に、米大リーグの複数球団から獲得オファーが届いていることが13日、分かった。今季は 2年連続セーブ王に輝き、いまや不動の地位に君臨する。救援陣は主力が高齢化し、退団すれば来季の戦力構想で大きな痛手になる。球団は引き留めを図る方向だが、去就は不透明だ。
｢呉昇桓流出｣が現実味を持って迫る。大リーグから触手が伸びていた。しかも、リップサービス交じりのスカウトの高評価ではなく、実際にメジャー複数球団からオファーが届いた。西海岸から東海岸まで、全米からのラブコールだ。
メジャー数球団からオファーが届いている呉昇桓
今季は 2年契約が終了するため、米球界スカウトが何度も視察していた。外国人史上最多タイの41セーブを挙げ、阪神も奮闘ぶりを高評価する。来季の契約更新に向けて下交渉を開始しているとみられるが、今季推定年俸 2億5000万円からの上積みは確実だ。今後、本格的な交渉に入る。
7日には来季の去就に関して｢残りたい気持ちはある。愛着はある｣と残留希望を明かしていた。だが、懸案もある。昨年11月には韓国メディアに｢好成績を出せれば来年は挑戦というよりメジャーリーグ進出することになれば行って戦うべきだと考えている｣と話し、将来的な目標としてメジャー挑戦をにおわせた。
来季は34歳になり、年齢的なリミットも近づく。尊敬する韓国球界の先輩、林昌勇もヤクルトから米球界入りしており、同じ道を進んでもおかしくない。故障でＣＳ登板できなかった。阪神残留か。メジャーか。その進路が注目される。
韓国メディアが呉昇桓投手のメジャー挑戦を報道。阪神も残留交渉するが…
2年契約満了となる阪神・呉昇桓投手について14日、韓国メディアのスポーツ東亜が、来季は｢メジャーに挑戦｣と報じた。右腕のエージェント会社の代表が明かしたという。一方、阪神サイドも右腕を必要戦力と考えており、これから残留交渉を本格化させていく。
2年連続セーブ王の周辺が騒がしくなってきた。海の向こうから、虎党を驚かせるニュースが飛び込んできた。阪神と 2年契約満了となる呉昇桓について、韓国メディアのスポーツ東亜が｢呉昇桓 日本去る『無条件でメジャーリーグへ』｣の見出しで報じた。
同紙は｢メジャーリーグに挑戦する。日本残留と国内Ｕターンは、現時点で考慮していない｣とも題し、初めてメジャー行きを公式に宣言したとしている。そのうえで、代理人の金氏の談話を掲載。｢呉昇桓選手は今、日本でやるべきことはやったと考えている。だから、メジャーリーグの方に比重を置いて検討していく予定である｣｢メジャーリーグでもやれるという自信を持っている。韓国と日本の野球を経験し、メジャーリーグの舞台を経験すれば、自分の野球人生に大きな助けになると思っている｣などと紹介した。
韓国メディアが呉昇桓のメジャー挑戦を報道
事実、シーズン中から虎の守護神のもとにはメジャーの複数球団が視察に訪れ、獲得調査を行った。代理人も、契約が切れる今オフにメジャー球団と交渉のテーブルに着く考えを明かしていた。それだけに、当人がかねてから抱いていた目標へ加速するのは自然な流れ。ただ、米球界の編成関係者によると、評価は抑えではなく中継ぎとしての位置づけが強いという。これから正式な獲得オファーが届いた場合、年俸面も踏まえ、本人の納得する形で交渉が進展するかは未知数だ。
同時に阪神も必要戦力を黙って“流出”させるつもりはない。今後、残留交渉を本格化していく方針で、呉の代理人も真っ先に交渉する意向を固めている。金氏は別に｢現在、メジャーと日本、両方に可能性がある｣ともコメントしており、呉自身も｢残りたい気持ちはある｣と強い愛着をのぞかせている。阪神が、どこまで誠意を伝えられるかがポイントになりそうだ。
来年34歳を迎える韓流クローザーが長年の夢を追うのか、虎残留を選ぶのか。近日中に帰国する男のオフの動向から、目が離せない。
帰国を前に取材に応じるマット・マートン外野手
今季限りでの退団が決定的なマット・マートン外野手が13日、関西国際空港から米国に帰国した。複雑な心境、チームへの愛、感謝、今後について16分間、語り続けた。
｢この 1年はこれが最後かもしれないと思ってプレーをしてきた。監督も代わるし、引退する選手もいる。チームが変革の時期だと感じている｣
グラウンドでプレーしながらも、退団を意識する日々だったことを明かした。来日 6年目の今季は 140試合に出場し、打率 2割 7分 6厘、 9本塁打、59打点。審判のストライク判定に不満の色をあらわにするシーンが何度かあった。 1年目の2010年に 214安打し当時シーズン最多記録を樹立したヒットメーカーも｢浮き沈みのあるシーズン｣と認めたが｢巨人とのＣＳでは個人的に力を発揮できたと思う｣と最後に意地を見せた。
今後について問われると｢自分もどうなるか分からない。もしお話をいただけたら、耳を傾けて考えたいと思う｣と話した。阪神で 6年間を過ごし日本の生活も慣れた。｢第 2のふるさと｣と愛着のある土地にもなった。日本球界通算1020安打の実績も光る。｢違うチームでプレーすることになれば、自分としては大きな動きになる。ただこの 6年間、タイガースでやるべきことはやったと思っている｣と他球団でのプレーも示唆した。
｢阪神で 6年間、同じユニホームを着られたことは誇り。球団の方、チームメート、多くのファンと出会えた。感謝をしています｣。ファンや関係者と握手を交わすなどＭ砲は最後まで笑顔だった。
西岡剛内野手がフリーエージェント(ＦＡ)権を行使せずに残留する方針であることが14日、明らかになった。今季、故障などにより不本意なシーズンに終わった悔しさを阪神で巻き返す思いが強く、 1億8000万円からの大減俸も覚悟の上。近日中に球団との交渉に臨む予定だ。
屈辱のシーズンが、巻き返しへのエネルギーとなる。西岡がＦＡ宣言せずに残留する見通しとなった。球団関係者は｢開幕から万全の状態で試合に出られる状態。十分に戦力となる｣と、近日中に残留要請をする方針を明らかにした。
西岡剛内野手は右肘の故障で５０試合の出場にとどまった。残留して巻き返しを狙う
5月下旬に右肘内側側副じん帯損傷で戦線を離脱。出場は50試合にとどまり、打率 0.262、 2本塁打、14打点。シーズン最終盤に戦列復帰も代打のみの起用で、 9月終盤に失速したチームの起爆剤になれなかった。
2012年オフに 2年契約で入団。昨季は開幕直後に肋骨骨折などの重症を負い、24試合しか出場できなかった。今季は単年契約で復活をかけたシーズンだったが、昨オフに手術した右肘を負傷。長いリハビリ生活を余儀なくされていた。
球団としては若手野手が伸び悩み、さらに関本が引退して｢顔｣で勝負できる存在がいなくなっている現状を憂慮。 2、 3塁を守れて、攻撃面でも若手にアドバイスでき、守っていてもマウンドで投手に声をかけるなど、細やかな野球を熟知している西岡は、体調さえ元に戻れば、大きな戦力と考えている。
2年連続でシーズンを通じて活躍できていない近況を考えれば、 1億8000万円からの大減俸は避けられない状況だ。それでも、悔しい 2年分を、来シーズンはぶつけてくれるはずだ。
陽川尚将内野手は掛布ＤＣのゴロ禁止令を受けて、高々とボールを打ち上げる＝宮崎市の生目第 2球場
掛布雅之球団本部付育成＆打撃コーディネーターが14日、フェニックスリーグが行われている宮崎市の生目第 2球場で、陽川尚将内野手ら若虎に“ゴロ禁止令”を出した。そのココロは－。
この日は試合がなく、練習のみ。約 2時間、みっちりと汗を流した若虎に、掛布ＤＣからフリー打撃で珍指令が出た。
｢きょうはゴロ禁止だからな！ ボールを(土で)汚したらダメだぞ｣
掛布ＤＣは若虎にゴロ禁止の珍指令を出した＝宮崎市の生目第 2球場
それに応えて陽川が、横田が豪快な打球をかっ飛ばした。同ＤＣが、練習の狙いを明かす。
｢ゲームが続くと、バッティングが小さくなってくる。テークバックをしっかり作ろうと(いうこと)ね｣
5日に始まったフェニックスリーグは晴天続きとあって 9連戦。ヒットを打ちたい－と選手のフォームがこぢんまりとしてきていることを、危惧した。陽川は指令に発奮して、21スイングで 4発のサク越えを放った。
｢練習での形はできつつある。(ホームランを)期待しているよ｣と同ＤＣ。残り10試合。南国で大砲候補らが牙を磨く。
藤浪晋太郎投手は早々と来季 200イニングを目標に掲げた
藤浪晋太郎投手が14日、来季ノルマに投球回数 200イニングを掲げた。
｢今年は最低 180イニングと(目標を)言っていて、軽く超えることができた。来年は 200イニングを軽く超えられるようにしたい｣
今季は最終的に 199イニングに達した。ただ、最終戦の 4日の広島戦(甲子園)では 5回で降板。 200イニングをあと一歩で逃し、最多勝にもあと｢１｣届かなかった。もどかしいシーズンだっただけに、早くも最低ラインを明言した。
｢ 7、 8回をしっかり投げていけば、おのずと(投球回数は)増えていくと思う｣
3年連続２桁勝利で自己最多となる14勝を挙げ、 221奪三振で初タイトルも獲得。 3年目で大きく飛躍したが、目指すところはもっと高い。
｢これまでにないくらい成長できたと思う。技術面に比例して自信もついたし、メンタル面も。でも、満足はしていない。いいシーズンだったけど、もったいないなという試合もあった｣
リーグワースト82与四球など、まだまだ課題はある。さらなる高みを目指し、来季に向けて鍛えていく。
解体、再建、改革－。阪神坂井信也オーナーが13日、新監督にチーム再建を託す思いを初めて公言した。大阪市内の電鉄本社で和田豊監督(53)の退任会見に同席。球団は次期監督としてカリスマＯＢの金本知憲氏に就任要請し、 3度交渉を行った。誕生間近となっている中、虎の総帥は｢新しく第 1歩を｣と大改革の担い手として期待を寄せた。
金本阪神誕生への期待をひしひしと感じた。 4年間、チームを率いた和田監督の退任会見は同時にタイガースにとっての新しいスタートでもあった。会見に同席した坂井オーナーは金本氏という個人名こそ挙げなかったが、初めて新体制の理想像を語った。
まず、代表質問の中で新監督について問われると｢申し訳ないですが、この場で申し上げることは控えさせていただきたいと思います。また、違う機会にお話しさせていただきたいです｣と断った上で、新体制の目指すべき方向性について“再建”というキーワードを用いた。
｢熱くタイガースを変えていけるという。フロント私も含めて今まで以上に反省を踏まえながら、チームにかかわっていくと。再建するという言葉が適切なのか。出直すという言葉が適切なのか。 1度、つぶしてしまって、新しくつくっていく言葉が適切なのか。新しく第 1歩をスタートしていける体制を早くつくりたいと思います｣ 
阪神が新監督就任を要請しているカリスマＯＢの金本知憲氏
また、南球団社長も｢今は申し上げられない。明日からです｣と前置きした上で、理想とする新監督の人物像についてこう話した。
｢オーナーも言いましたが、チームの雰囲気、ムードを変えたい、ここは一からつくっていくつもりで。来年より再来年、さらにその次とチーム力が上がっていくように。もちろん阪神としては勝負を度外視するわけにはいかないんだけれど。勝ちながら育てる、そう言いながらも腰を据えてやっていかないと。フロントもそういう覚悟を決めてやらないといけない｣
球団トップの口からもやはり｢変革｣｢再建｣につながる言葉が出た。終盤の失速で10年連続で優勝を逃した猛虎改革のため、 1日にカリスマＯＢの金本氏に新監督就任を要請した。ＣＳ敗退が決まった直後の前日を含めて 3度の交渉を行った。 3年を基本線に最長 5年も視野の長期契約を準備し、ゼロからの改革を託したい誠意を伝えてきた。 2人の口から名前こそ出なかったが、求めているのはだれか、会場のだれもが分かっていた。
金本氏は今週中に返答することを決めており、関係者によれば、慎重だった姿勢は受諾へと傾いているという。現監督の退任とともに、新監督誕生の鼓動が間近に感じられた。
虎党の｢なぜ｣に答える－。阪神から監督就任要請を受けているＯＢの金本知憲氏が14日、兵庫県内でサンケイスポーツの取材に応じた。 1日に初交渉を行ったものの、なぜここまで態度を保留しているのか。なぜ熟考を続けているのか。あらゆる疑問に答え、最後は｢ 2、 3日考えて(球団に)返事をします｣。早ければ17日にも結論を出す。
自分の真意をわかってほしい。阪神から監督就任要請を受けている金本氏は解説などで球場を訪れても、報道陣にほとんどコメントしなかった。虎党が抱いた｢なぜ｣。沈黙を貫いてきた理由を、初めて語った。
｢みなさんに黙っていたのは、チームが戦っていたから。選手にも失礼でしょう。プロ野球人として(自分のことで)騒がせて、邪魔をしたくなかった。これがすべて｣
1日に兵庫県内で南球団社長らと初めて会い、次期監督就任を打診された。沈黙していたのは、阪神がまだ戦っていたからだ。 1、 8、12日と過去 3度交渉したが、金本氏にとってはあくまでも｢１０・１２｣がスタート。初接触から 2週間以上が過ぎ、その間、さまざまな声が耳に入っていたが、あえて黙っていた理由がここにあった。
金本知憲氏がサンケイスポーツの取材に激白。沈黙を貫いた理由などを明かした
｢僕の心の中では、10月12日が第 1回交渉という気持ちでした。確かに(監督)要請は受けましたが、それまでの 2回はチーム再建のためにどうすればいいのかといった野球の話がほとんど。例えばドラフトにしても、『面白い将来性のある選手を獲ればいいのでは』とか…。いろいろな意見を言わせていただきました。これは本当です｣
12日に阪神はクライマックスシリーズ・ファーストステージで巨人に敗れ、全日程が終了。その夜の交渉では回答を保留した。そして13日に和田監督が退任会見。 1つの区切りを迎えたことで、話せるようになった。
阪神の監督は特別な存在だ。巨人と並ぶ伝統の球団であり、12球団随一の注目度を誇る。負けが込めばメディアから手厳しい批判を受ける。加えて2005年を最後にリーグ優勝から遠ざかるチームは、まさに過渡期を迎えている。長年続いた助っ人依存体質から脱却できるのか。電鉄本社、フロントから挙党一致態勢でのバックアップを受けられるのか。再建に向けて、課題は山積みだ。
全日程を終え、回答を先延ばしにするわけにはいかないことは承知している。コーチ人事も15日にも動き出す。それでもコーチ経験なく、いきなり虎の指揮官となることを考えれば、熟考の時間が必要だった。
｢自分だけの問題ではない。これから家族や(親しい)知人らにも相談しなければいけない。ただ、早く結論を出さないと球団の方にも迷惑をかけることになる。あと 2、 2日考えて返事をします。(｢前向きか｣との問いに)何を言っているんですか。本当に悩んでいます｣
イエスか、それともノーか。熟考に熟考を重ねて、どんな最終決断をするのか。早ければ17日にも注目の答えを出すことになりそうだ。
球団創設８０周年記念 阪神タイガースヒストリー・トレジャーズ
｢球団創設８０年｣、阪神タイガース全魅力がつまった記念本発売！
今年、｢球団創設８０周年｣の記念の年を迎えた阪神タイガースのメモリアルブック｢阪神タイガース ヒストリー・トレジャーズ｣(ベースボールマガジン社刊)が16日に発売される。これに先がけて産経ネットショップでは予約販売を開始した。
日本に現存する球団の中で二番目に長い歴史を持つ阪神タイガース。その｢創設８０周年｣を記念した豪華な内容で、阪神タイガースの歴史を秘蔵写真で振り返るとともに、タイガースの歴史を語る上で欠かせない貴重なお宝47点を収録した。
その内容は、大阪タイガースが創設された昭和10年度の記念すべき創設初年度のポスターや、戦前から戦後にかけて｢七色の変化球｣で対戦相手を幻惑した若林忠志の入団時の契約書を複製など初期のものから、世界記録の 401奪三振など球界の大記録を打ち立てた江夏豊の当時のポスター、また、｢ミスタータイガース｣こと掛布雅之の引退試合チケットに、金本知憲氏が阪神タイガース在籍中にＭＶＰを獲得した際のサインなど、現在に至るまでのタイガースの軌跡を豊富な資料でたどることができる。もちろん悲願の日本一に輝いた1985年を記念するお宝も含まれている。
その他にも宿敵巨人軍の長嶋茂雄、王貞治や、元朝日放送アナウンサーで｢阪神タイガースの歌｣(六甲おろし)をレコーディングした生粋の虎ファン、中村鋭一氏の寄稿を収録した。タイガースファンはもちろん、プロ野球ファンには必携の一冊。 1万5120円(税込)。
アニキ金本は、帰って来てくれるのだろうか？そうして、赤星クンは？監督やコーチが替わっても、来シーズンは全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2015年 公式戦 日程と結果(10月)
10月 7日現在順位表
10月 7日現在対戦表
クライマックスシリーズ日程
クライマックスシリーズ ファーストステージ
クライマックスシリーズ ファイナルステージ
※阪神タイガース公式スマホ携帯サイト
◇公式戦全試合実況速報
公式戦全試合をテキスト速報！タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が｣一目で分かる｢観戦モード｣も必見！
◇現場からお届け！トラ番LIVEニュース
主催試合時は、現場から直接ニュースを配信！ タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。｢生｣の情報もお届けします!!
◇モバイル限定のコラムを配信
貴重なファームの情報や、ＯＢへのインタビュー等、ここでしか読めないコラムをさまざまな目線で配信！ コラムは随時追加予定です！
◇会員限定選手サイン色紙のプレゼント
毎月末は、選手サイン色紙などがあたる会員限定キャンペーンを実施！ このチャンスを
お見逃しなく！
※阪神戦を見るなら｢虎テレ TORATELE｣だ！交流戦全24試合放送します！
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス｢虎テレ｣において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス｢パ・リーグTV｣との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる｢ライブ中継｣や、見たいシーンを検索することができる｢シーン検索｣、ファンのみなさんの感情が反映される｢熱狂メーター!!｣など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です！！
球団公式動画配信サービス｢虎テレ｣に会員登録してください。
視聴価格：月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
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呉昇桓にメジャー数球団が獲得オファー！マートン退団決定的！坂井オーナー金本新体制へ期待！
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