8日札幌ドームでプレミア１２：日本－韓国 1次ラウンドＢ組が行われ、世界一を目指す侍ジャパンが投打にわたり、強敵韓国を圧倒し白星発進した。投打ガッチリかみ合った日本が韓国を 5－ 0で下し、白星スタートをきった。大会の行方を左右しかねないオープニングゲームで 6回 0封と完璧投球を見せた大谷翔平(21＝北海道日本ハム)に称賛の声を惜しまなかった。打線も序盤で点を奪い、主導権をもたらした。 2回無死 1、 2塁から平田良介(27＝中日)の放った打球は 3塁ベースに当たる幸運な 2塁打となり先制。さらに一死満塁から坂本勇人(26＝巨人)の右犠飛で 2点目を奪った。 2点リードで迎えた 5回には平田がライト前にタイムリーを放ち 3点目。 6回には坂本が左越えに大会第 1号。 8回にも二死 1塁から山田哲人(23＝ヤクルト)の左翼線 2塁打で 1塁走者坂本が 5点目のホームを踏んだ。投げては先発大谷が最速 161キロをマークするなど 6回 2安打無失点、10奪三振の力投。 2番手以降、則本昂大(24＝楽天)が 2イニング 0封、 9回登場した若き守護神松井裕樹(楽天＝19)も 3連打で無死満塁のピンチを招くも後続を抑えて無失点、完封リレーを完成させた。小久保ジャパンが世界一に向けて、まずは順調に白星で船出を飾った。 侍ジャパンは次戦11日、台湾に移動しメキシコと対戦する。
6日のプエルトリコとの強化試合で右手に投球を受けた中村剛也内野手(32＝西武)が｢ 4番・ＤＨ｣で先発出場し、 5打数 2安打。試合前に小久保監督に｢行けます｣と出場を直訴した。
松田宣浩内野手(32＝ソフトバンク)が、全出塁の 2安打 2四球！韓国戦に｢ 7番・ 3塁｣で出場。 2回無死 1塁から右前打を放ち、先制点につなげた。
侍打線は効果的に点を重ねた。｢ 2番・遊撃｣で先発出場した坂本勇人内野手が 6回、左翼席に今大会チーム 1号となるソロを放つなど 2安打 2打点の活躍。｢ 8番・右翼｣で先発した平田良介外野手は 2回に打球が 3塁ベースに当たるラッキーな先制 2塁打で、日本に勢いをもたらした。坂本は今季、 1塁に走者を置いた場面の打率が 0.354。併殺が少ない点と勝負強さがチーム内で評価されている。守りでも活躍した。 8回一死 1、 2塁のピンチでは中前に抜けそうなライナーに飛びついて好捕。｢集中力を保ち続けたことがいいプレーが出たと思います｣。坂本が韓国を相手に勝負強さを発揮。リーグ制覇を逃した巨人では悔しい思いをしたが、日の丸を背負い、大暴れの予感だ。
「開幕投手」を務めた大谷翔平投手は、 6回を投げ 2安打10奪三振無失点。 3塁を踏ませない好投だった。 1回、 3番の金賢洙(キム・ヒョンス)の打席では、今季最速タイとなる 161キロをマーク。 5回無死 1、 2塁の最大のピンチも、 3者連続三振で切り抜けた。 161キロで白星発進！！ 新設された野球の国際大会｢プレミア１２｣が開幕し、日本は 1次ラウンドＢ組初戦で韓国に 5－ 0で快勝した。先発の大谷翔平投手が今季最速タイの 161キロをマークし、10奪三振を奪うなど 6回無失点と好投。日本が誇る剛腕が、宿敵・韓国を力でねじ伏せた。初代王者へ白星スタートを切った小久保ジャパンは 9日、メキシコ戦(11日)に向けて台湾へ移動する。21歳右腕が、侍ジャパンを引っ張る。記事をまとめてみました。
＜プレミア１２：日本 5－ 0韓国＞◇ 1次ラウンドＢ組◇ 8日◇札幌ドーム
世界一を目指す侍ジャパンが投打にわたり、強敵韓国を圧倒し白星発進した。
投打ガッチリかみ合った日本が韓国を 5－ 0で下し、白星スタートをきった。
試合後、勝利を収めた小久保監督も手応え十分の様子だった。｢今日は大谷翔平のピッチングに尽きると思います。札幌で開幕ということで、かなり前に『行くぞ』と話していたんでね。彼もかなりプレッシャーがあったと思うんですけど、最高のピッチングをしてくれました｣。大会の行方を左右しかねないオープニングゲームで 6回 0封と完璧投球を見せた大谷翔平に称賛の声を惜しまなかった。
打線も序盤で点を奪い、主導権をもたらした。 2回無死 1、 2塁から平田良介の放った打球は 3塁ベースに当たる幸運な 2塁打となり先制。さらに一死満塁から坂本勇人の右犠飛で 2点目を奪った。
開幕戦を 5－ 0の快勝で飾り、小久保裕紀(左)と笑顔で握手する大谷翔平投手＝札幌ドーム
2点リードで迎えた 5回には平田がライト前にタイムリーを放ち 3点目。 6回には坂本が左越えに大会第 1号。 8回にも二死 1塁から山田哲人の左翼線 2塁打で 1塁走者坂本が 5点目のホームを踏んだ。｢打線の方はヒーローがたくさんいる。二死からつないで点取ったりね。あとは 1、 2塁での(坂本)勇人のファインプレーも素晴らしかったですね｣(小久保監督)。 1番秋山、 5番筒香は無安打だったが、上位も下位もいずれからも得点できる頼もしい打線に満足げ。さらに守りでも再三もり立てた野手の頑張りも高評価だった。
投げては先発大谷が最速 161キロをマークするなど 6回 2安打無失点、10奪三振の力投。 2番手以降、則本昂大が 2イニング 0封、 9回登場した若き守護神松井裕樹も 3連打で無死満塁のピンチを招くも後続を抑えて無失点、完封リレーを完成させた。｢点差は最後 5－ 0でしたけど国際大会は何があるか分からない。最後の最後まで気持ちは引き締めていました。松井裕樹もプレッシャーの中、 5点あったとはいえ、 0点に抑えてくれて良かった。台湾に行っても緩めることなく、全部勝って予選を通過したいと思います｣。小久保ジャパンが世界一に向けて、まずは順調に白星で船出を飾った。
侍ジャパンは次戦11日、台湾に移動しメキシコと対戦する。
1回、安打を放った中村剛也＝札幌ドーム
6日のプエルトリコとの強化試合で右手に投球を受けた中村剛也内野手が｢ 4番・ＤＨ｣で先発出場し、 5打数 2安打。試合前に小久保監督に｢行けます｣と出場を直訴した。打撲の影響を感じさせないフルスイングを披露し｢これからにつながる勝ち方ができた｣と笑顔。指揮官は｢痛みを押して出場してくれたおかげで、他の打者が普段通り入れた。中村のおかげで点が取れた｣と感謝した。
7回、暴投の間に 3塁へ進んだ 2走の松田宣浩内野手＝札幌ドーム
松田宣浩内野手が、全出塁の 2安打 2四球！
韓国戦に｢ 7番・ 3塁｣で出場。 2回無死 1塁から右前打を放ち、先制点につなげた。 7回にも右翼へ 2塁打を放つなど、 2打数 2安打 2四球。｢( 4打席)全部出塁できて、 7番の役割を果たせてよかった。初戦が鍵だった。独特の雰囲気はある｣と満足そうに話した。
貴重な一発を放った坂本勇人内野手(右)はベンチに戻って大喜び。大谷翔平投手(左)も手を伸ばしてタッチを求めた＝札幌ドーム
侍打線は効果的に点を重ねた。｢ 2番・遊撃｣で先発出場した坂本勇人内野手が 6回、左翼席に今大会チーム 1号となるソロを放つなど 2安打 2打点の活躍。｢ 8番・右翼｣で先発した平田良介外野手は 2回に打球が 3塁ベースに当たるラッキーな先制 2塁打で、日本に勢いをもたらした。
腕をたたんだ。美しい内角打ちが開幕戦で披露された。 6回一死、侍 1号は 2番・坂本のバットから飛び出した。韓国 4番手の左腕の内角直球を左翼ポール際へ運んだ。
6回、本塁打を放った坂本勇人内野手＝札幌ドーム
｢初めての韓国戦で、すごく緊張した。大谷がいいテンポでピッチングをしてくれたので、僕も良い流れで打席に入ることができた。結果的にホームランも出て、ホッとしています｣
大会第 1号のメモリアルアーチ。巨人ではチーム最多の68打点を稼ぎ、 3番など中軸の起用が多かったが、小久保監督は｢併殺の数も 5個。それでいってみようと｣と考え、つなぎ役の 2番に起用した。
坂本は今季、 1塁に走者を置いた場面の打率が 0.354。併殺が少ない点と勝負強さがチーム内で評価されている。
6日のプエルトリコとの強化試合前には、稲葉コーチの助言に耳を傾けた。
守りでも美技。 8回、横っ飛びでライナーを好捕した坂本勇人内野手＝札幌ドーム
｢トップを早く作りすぎて、かたくなっている｣と指摘され、テークバックを柔らかく取るフォームに修正した。その試合で 2安打を放ち、この日も 2回の右犠飛など 3打数 2安打 2打点。稲葉コーチにアドバイスを受けるのは国際試合の期間だけだが、貪欲に技術を吸収している。
守りでも活躍した。 8回一死 1、 2塁のピンチでは中前に抜けそうなライナーに飛びついて好捕。｢集中力を保ち続けたことがいいプレーが出たと思います｣。坂本が韓国を相手に勝負強さを発揮。リーグ制覇を逃した巨人では悔しい思いをしたが、日の丸を背負い、大暴れの予感だ。
5回表韓国一死 1、 2塁、姜珉鎬を三振に仕留めガッツポーズで雄たけびを上げる大谷翔平投手＝札幌ドーム
｢開幕投手｣を務めた大谷翔平投手は、 6回を投げ 2安打10奪三振無失点。 3塁を踏ませない好投だった。
1回、 3番の金賢洙(キム・ヒョンス)の打席では、今季最速タイとなる 161キロをマーク。 5回無死 1、 2塁の最大のピンチも、 3者連続三振で切り抜けた。
｢点をやらないつもりでいきました。(韓国打者は)真っすぐ一本で振ってきていたけど、空振りが取れたし押し込めたのでよかったです｣。慣れ親しんだ、北海道日本ハムの本拠地で行われた一戦。｢いつも通りの雰囲気でやれました｣と、スタンドのファンにも感謝していた。
試合前、投球練習する大谷翔平投手＝札幌ドーム
161キロで白星発進！！ 新設された野球の国際大会｢プレミア１２｣が開幕し、日本は 1次ラウンドＢ組初戦で韓国に 5－ 0で快勝した。先発の大谷翔平投手が今季最速タイの 161キロをマークし、10奪三振を奪うなど 6回無失点と好投。日本が誇る剛腕が、宿敵・韓国を力でねじ伏せた。初代王者へ白星スタートを切った小久保ジャパンは 9日、メキシコ戦(11日)に向けて台湾へ移動する。
世界に衝撃を与えた。｢プレミア１２｣の開幕投手をまかされた大谷の剛球が、うなりを上げる。 1回二死、 3番・金賢洙への 2球目。内角低めの直球は今季最速タイの 161キロを計測した。
｢きのうから緊張してマウンドに上がった。札幌ドームで何とかいいピッチングをしたかったので、よかったです｣
お立ち台で笑みがはじけた。自己最速の 162キロには届かなかったが、 160キロ台は 3球。11月の札幌で規格外の投球を披露した。
6回、91球を投げ、10三振を奪うなど 2安打無失点。ソフトバンクで日本シリーズＭＶＰに輝いた 4番の李大浩(イ・デホ)、韓国で 2年連続50本塁打をマークした 5番・朴炳鎬(パク・ビョンホ)が中軸に座る強力打線に直球でカウントを稼ぎ、決め球のフォークボールで 0を並べた。
侍ジャパン先発の大谷翔平投手＝札幌ドーム
圧巻は 5回無死 1、 2塁のピンチ。この後 3者連続三振で切り抜け、雄たけびをあげた。
野球の世界ランキング上位12カ国・地域による初の国際大会。ネット裏には米大リーグのヤンキース、レッドソックス、カブスなど 7球団の編成担当者が集結した。あるスカウトは大谷の投球に驚きを隠せなかった。｢フォークが92マイル( 148キロ)を計測。なかなか出ない数字だ。彼はますます進化している｣。21歳の若武者に、スカウト陣がくぎ付けとなった。
負けられない一戦だった。今季 8勝 1敗と無類の強さを誇った札幌ドームのマウンド。相性の良さを買われ、先月中旬に小久保監督から電話で開幕戦の先発を言い渡された。今月 3日に福岡市内のホテルで催された｢侍ジャパン壮行会｣では、ファン 500人の前で指揮官が発表。決意は行動に表れた。その日、中田ら日本ハムの選手らは決起集会を開いた。しかし、大谷は｢調整を優先したい｣と参加を断り、夜にウエートトレーニングで汗を流した。
ワールド・ベースボール・クラシックや五輪などで日本と数々の死闘を演じた韓国。宿敵との対戦は大谷にとっても世界を夢見る契機となった。2012年、岩手・花巻東高校 3年時の｢１８Ｕワールドカップ｣(韓国)。 5位決定戦の韓国との試合に先発し、 7回 2失点と好投したが、試合に敗れた。｢負けたくないと思った｣。そのときの経験から海外に目を向け、高校時代に一時、米大リーグ挑戦を表明した。
3年越しのリベンジに成功。｢こういう場所で結果を出すことはあまりない。自分の違う部分がみられた｣と喜びに浸った。次回先発は16日の準々決勝の見込みだ。｢世界一しか見ていない｣」と言い切った大谷。21歳右腕が、侍ジャパンを引っ張る。
良いスタートを切った！これからも日本の勝利の為に全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！日本！勝利を掴め！
｢プレミア１２｣ 1次ラウンド順位表
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