19日東京ドームでプレミア１２：日本－韓国準決勝が行われ、世界一を目指した侍ジャパン(Ｂ組 1位)が韓国(Ｂ組 3位)にまさかの逆転負けで決勝進出を逃した。先発の大谷翔平(21＝北海道日本ハム)が 7回を投げ 1安打無失点、11奪三振の力投で韓国打線を寄せ付けず。 2番手則本昂大(24＝楽天)が 8回を無失点で抑え、 4回に平田良介(27＝中日)の適時打などで挙げた 3点を守り 9回を迎えたが、続投の則本が 3連打を浴びるなど暗転。 3番手松井裕樹(20＝楽天)、 4番手増井浩俊(31＝北海道日本ハム)をつぎ込んだが押し出し四球などで 4点を奪われ逆転された。日本は21日の 3位決定戦に回る。20日に準決勝のもう 1試合、米国－メキシコが行われ、決勝と 3位決定戦は21日に行われる。小久保裕紀監督(44)は｢( 9回は)則本でいくのは決めていたが、結果的に相手に 1点多く与えてしまった。あの流れを止められなかった僕の継投ミス。絶対に勝たないといけない試合で負けた。非常に悔しい｣と話した。
日本が準決勝で韓国に、まさかの 3－ 4で逆転負けを喫した。日本は、先発の大谷翔平投手が、最速 160キロを連発し、 5者連続を含む11奪三振。 7回をわずか 1安打無失点の好投をみせたが、 9回に則本、松井、増井の継投で逃げきれず。一挙 4点を奪われ、逆転負けした。日本は20日に行われる準決勝｢米国－メキシコ｣の敗者と、21日の 3位決定戦(東京ドーム)にまわる。
大谷を援護したい日本は 4回、先頭の中田翔外野手(26＝北海道日本ハム)が四球、中村晃外野手(26＝ソフトバンク)が左前打で一死 1、 3塁から、平田が左前に先制適時打を放ち、 1－ 0。さらに、嶋基宏捕手(30＝楽天)のゴロを捕球した遊撃手が 2塁に悪送球する間に、 2走。中村晃が生還し、 2－ 0とした。さらに、満塁のチャンスを作ると、坂本勇人内野手(26＝巨人)が右犠飛を放ち、この回 3点を奪った。 1点を追う日本は 9回、 3番・山田哲人内野手(23＝ヤクルト)からの好打順。しかし、山田が空振り三振、筒香嘉智外野手(23＝ＤｅＮＡ)が 1ゴロ。二死から中田が中前打を放つと、代打・中村剛也内野手(32＝西武)が打席に立ったが 3ゴロに倒れた。
韓国の李大浩内野手(33)が、 9回に逆転の 2点適時打を放った。 3点差から 1点差に追いつき、なお無死満塁の場面で登場。 4番手で登板した増井の 136キロのフォークボールを左翼線へ運んだ。
日本勢トップの13打点を稼ぐなど絶好調だった中田が好機でブレーキとなった。 1回と 7回は走者 2人を置いた場面で凡退。
秋山翔吾外野手(27＝西武)が｢ザ・キャッチ｣を見せたが、逆転勝利にはつながらなかった。21日の 3位決定戦へ｢最後の試合になる。ファンの方も見ているし、勝って終わりたい｣と静かに話した。
侍ジャパン大谷翔平投手(21＝北海道日本ハム)の快投は、報われなかった。 8日の開幕戦で 6回 2安打無失点、10三振と完璧に封じた韓国との再戦。攻略に燃えるライバル相手に、 7回を85球で 1安打無失点、11三振と完璧に返り討ちにした。最速 160キロもマークするパワー投球だった。今後のさらなる成長促進剤にすることを誓っていた。
2番でマウンドに上がった則本昂大投手が、まさかの乱調に泣いた。先発大谷からバトンを受けた 8回は 3者凡退で滑り出したが、 2イニング目の 9回に 3連打で 1点を返された。死球を与えたところで降板を告げられた。今大会、不慣れな救援に回った楽天のエースは｢悔しいの一言。 9回を締めるのがどれだけ難しいか思い知らされた。今後の野球人生に生かしたい｣と唇をかんだ。
9回途中のピンチでマウンドに上がった松井裕樹投手と増井浩俊投手は、ともに韓国打線の勢いを止められなかった。松井裕は 3－ 1となった無死満塁の場面で登板した。だが、制球が定まらず押し出し四球を与えて降板。代わった増井は続く李大浩(イ・デホ)内野手(33＝ソフトバンク)に 2点適時打を浴びて逆転を許した。記事をまとめてみました。
＜プレミア１２：日本 3－ 4韓国＞◇準決勝◇19日◇東京ドーム
世界一を目指した侍ジャパン(Ｂ組 1位)が韓国(Ｂ組 3位)にまさかの逆転負けで決勝進出を逃した。 1次ラウンドＢ組初戦で快勝した韓国との再戦。先発の大谷翔平が 7回を投げ 1安打無失点、11奪三振の力投で韓国打線を寄せ付けず。 2番手則本昂大が 8回を無失点で抑え、 4回に平田良介の適時打などで挙げた 3点を守り 9回を迎えたが、続投の則本が 3連打を浴びるなど暗転。 3番手松井裕樹、 4番手増井浩俊をつぎ込んだが押し出し四球などで 4点を奪われ逆転された。
日本は21日の 3位決定戦に回る。20日に準決勝のもう 1試合、米国－メキシコが行われ、決勝と 3位決定戦は21日に行われる。
9回表韓国無死満塁、李大浩に逆転の 2点滴時打を許した 4番手増井浩俊投手＝東京ドーム
日本先発の大谷は、 3回まで無安打無失点、 3奪三振と最高の立ち上がり。打線は毎回走者を出すも後続が倒れ、無得点に終わった。
日本は 4回一死 1、 3塁から平田の左前打で先制。坂本の右犠飛などで 3点を奪った。先発大谷は 6回まで無安打無失点の投球。
日本が決勝進出を逃した。 3点リードの 9回に連打と押し出し四球などで 4点を返され逆転負け。韓国が決勝にコマを進めた。
9回表韓国無死満塁、金賢洙に押し出し四球を与え降板する 3番手松井裕樹投手(左)＝東京ドーム
侍ジャパンが、準決勝で敗退した。 3点リードの 9回に 2番手の則本が 3連打で 1点を返され、なお無死満塁のピンチで 3番手松井裕も押し出し四球を与え降板。 1点差となった場面で、 4番手の増井が李大浩に痛恨の逆転 2点適時打を浴びた。
日本は決勝進出を逃し、21日に行われる 3位決定戦に回る。小久保裕紀監督は｢( 9回は)則本でいくのは決めていたが、結果的に相手に 1点多く与えてしまった。あの流れを止められなかった僕の継投ミス。絶対に勝たないといけない試合で負けた。非常に悔しい｣と話した。
日本が準決勝で韓国に、まさかの 3－ 4で逆転負けを喫した。日本は、先発の大谷翔平投手が、最速 160キロを連発し、 5者連続を含む11奪三振。 7回をわずか 1安打無失点の好投をみせたが、 9回に則本、松井、増井の継投で逃げきれず。一挙 4点を奪われ、逆転負けした。日本は20日に行われる準決勝｢米国－メキシコ｣の敗者と、21日の 3位決定戦(東京ドーム)にまわる。
大谷は立ち上がりから、全力投球をみせた。 1回一死、 2番・李容圭の 3球目にいきなり 160キロをマーク。 3番・金賢洙の初球にも 160キロを計時するなど、力で押し切り 3ゴロ、 3ゴロ、空振り三振の 3者凡退に抑えた。
大谷は 2回、 4番・李大浩に死球を与えたが、後続を抑えた。 3回も大谷の好投は続いた。 3度目の 160キロをマークするなど、 3者凡退に抑えた。球数も 3回までわずか25球だった。
大谷は 4回も快調なペース。二死から 3番・金賢洙を 160キロで空振り三振に斬るなど、 3者凡退に仕留めた。
大谷を援護したい日本は 4回、先頭の中田翔外野手が四球、中村晃外野手が左前打で一死 1、 3塁から、平田が左前に先制適時打を放ち、 1－ 0。さらに、嶋基宏捕手のゴロを捕球した遊撃手が 2塁に悪送球する間に、 2走。中村晃が生還し、 2－ 0とした。さらに、満塁のチャンスを作ると、坂本勇人内野手が右犠飛を放ち、この回 3点を奪った。
試合に敗れた小久保裕紀監督＝東京ドーム
リードをもらった大谷は 5回、さらにギアを上げた。先頭の李大浩をスライダーで見逃し三振。 5番・朴炳鎬はスプリットで空振り三振、 6番・ 閔炳憲はスライダーで見逃し三振と、 3者三振。 4回から５者連続三振となった。 5回まで53球の快ペースをみせた。
6回も先頭の 7番・黄載鈞のバットをへし折り、三直に仕留めるなど 3者凡退。 5回以降、スライダー、スプリットを多めに交えるなど、投球の幅も見せつけ、依然として韓国打線を無安打に抑えた。 6回まで、わずか68球で 9三振を奪った。
しかし、 7回の先頭、 1番・鄭根宇に高めに入った真っすぐを中前に運ばれ、初安打を許した。それでもペースを崩さず、続く李容圭を外角 158キロで空振り三振。これで、韓国戦では 8日に次いで 2試合連続 2けた10奪三振となった。 さらに、金賢洙を 157キロで 3打席連続三振を奪うと、李大浩は 3ゴロ。 3、 4番を力で抑えこみ、得点を与えなかった。
結局、大谷は 7回を85球、 1安打11奪三振の 1死球で無失点。
8回から、 2番手で則本がマウンドに上がった。その則本は、 8回を 3者凡退に抑えた。しかし、 9回もマウンドに上がると、先頭から 3連打で 1失点。続く打者に死球を与え、一死もとれず無死満塁のピンチの場面で降板。 3番手の松井(楽天)が押し出し四球で 3－ 2と 1点差に迫られた。
小久保監督は、ここで 4番手で増井を投入。しかし、李大浩に左越えに 2点 2塁打を浴び、逆転を許した。結局、この回 5安打で 4点を奪われた。
1点を追う日本は 9回、 3番・山田哲人内野手からの好打順。しかし、山田が空振り三振、筒香嘉智外野手が 1ゴロ。二死から中田が中前打を放つと、代打・中村剛也内野手が打席に立ったが 3ゴロに倒れた。
試合に敗北し沈痛な面持ちで会見場を後にする小久保裕紀監督＝東京ドーム
日本が準決勝で韓国に、まさかの 3－ 4で逆転負けを喫した。 3点リードの 9回に則本(楽天)、松井(楽天)、増井(北海道日本ハム)の継投で逃げきれず。一挙 4点を奪われ、逆転負けした。日本は20日に行われる準決勝｢米国－メキシコ｣の敗者との21日の 3位決定戦(東京ドーム)に回る。
試合後、小久保監督は｢負けられない試合で、最後の 9回の継投のところで同点で終われなかったのは私の責任｣と、悔しさを押し殺すように話した。 3点リードの 8回からマウンドに送った則本が、 9回に先頭から 3連打で 1失点を喫するなど、ピンチを招いたが｢則本で行くのは決めていた。あの流れを止められなかった僕の継投ミス｣と、救援陣を責めず敗戦の責任を背負い込んだ。
結果的に 3点リードを守れなかったが、｢ 8回、 9回の押せ押せのところでもう 1点取れなかったのが痛かった｣と、終盤の攻めにも課題を感じていた。
日本に逆転勝ちし喜ぶ韓国ナイン＝東京ドーム
韓国が土壇場の 9回に執念を見せた。
8回に 3者凡退に封じられた右腕の則本に対し、代打出場させた呉載元、孫児葉の 2人の左打者が好機をつくる。これに上位打線が応え、鄭根宇の 2塁打、李大浩の 2点打などで一気に 4点を奪って逆転した。
大谷に好投を許すなど 8回まで得点圏に走者を進められなかったが、数少ないチャンスをものにした。
韓国・金寅植監督は｢最後まで諦めなければこういうこともある。大変な試合だったが、 9回が終わるまで誰も結果は分からない。窮地に追い込まれても逆転することができる。そういうことを実感した｣とコメントした。
9回表韓国無死満塁、左適時打を放ちガッツポーズで 1塁に向かう李大浩内野手＝東京ドーム
韓国の李大浩内野手が、 9回に逆転の 2点適時打を放った。 3点差から 1点差に追いつき、なお無死満塁の場面で登場。 4番手で登板した増井の 136キロのフォークボールを左翼線へ運んだ。
韓国ベンチはお祭り騒ぎとなって、李大浩は｢同点になることだけ考えていた。飛んだコースがよかった。(打てて)気分がよかったよ。勝ててうれしい｣と喜んだ。 7回まで完全に封じ込められていた大谷には｢最高の投手。日本にも韓国にも 160キロを投げるのは、彼しかいない。短期決戦なので、最初から飛ばしてきたしね｣と、評価していた。
試合に敗れ、韓国を見つめる中田翔外野手と筒香嘉智外野手＝東京ドーム
日本勢トップの13打点を稼ぐなど絶好調だった中田が好機でブレーキとなった。 1回と 7回は走者 2人を置いた場面で凡退。 9回二死から中前打を放ったが得点には結び付かず｢悔しい。(大谷)翔平に申し訳ない気持ちでいっぱい｣と快投が報われなかった北海道日本ハムの後輩にわびた。
チームを引っ張ってきた打撃についても｢負けてしまったので、全く無意味というか｣と言葉少な。 3位決定戦に向け｢一日でも早く切り替え、絶対に勝ちにいく｣と自らに言い聞かせた。
9回裏日本二死 1塁、 3ゴロに倒れ喜ぶ韓国ナインを横目に引き揚げる中村剛也内野手＝東京ドーム
代打で出場した中村剛也内野手が無念の凡打に終わった。 1点を追う 9回二死 1塁、松田の代打で出場。
｢完全に自分が決めるつもりで打席に入った｣と起死回生の一打を狙ったが、 3ゴロに倒れ、最後の打者となった。
9回表韓国二死満塁、呉載元の打球をフェンスにぶつかりながらも好捕する中堅手秋山翔吾外野手＝東京ドーム
秋山翔吾外野手が｢ザ・キャッチ｣を見せたが、逆転勝利にはつながらなかった。
9回に逆転を許し、なおも二死満塁。呉載元に前進守備のセンター後方を襲う大飛球を打たれたが、懸命に背走し、最後はフェンスにぶつかりながら好捕した。｢(打球が)来る感じはあった。抜けていれば試合が終わっていたので｣。 1番打者としては、 4打数無安打 1四球に終わった。｢ 1番打者として仕事ができなかった｣と反省した。
21日の 3位決定戦へ｢最後の試合になる。ファンの方も見ているし、勝って終わりたい｣と静かに話した。
客席のストロボ光を浴びながら力投する侍ジャパン大谷翔平投手＝東京ドーム
侍ジャパン大谷翔平投手の快投は、報われなかった。
8日の開幕戦で 6回 2安打無失点、10三振と完璧に封じた韓国との再戦。攻略に燃えるライバル相手に、 7回を85球で 1安打無失点、11三振と完璧に返り討ちにした。最速 160キロもマークするパワー投球だった。
同じ相手とは｢この短期間で 2度も対戦するとは思わなかった｣と当初の想定外も、先発として完璧に仕事をした。中継ぎ陣がこらえ切れずに 9回に一挙 4失点で逆転負け。｢悔しいです。韓国は粘り強かった｣と脱帽も、貴重な経験は積んだ。｢まだまだ課題はいっぱいある｣と、今後のさらなる成長促進剤にすることを誓っていた。
9回表韓国無死 1、 2塁、則本昂大投手は鄭根宇に適時 2塁打を打たれ失点＝東京ドーム
2番でマウンドに上がった則本昂大投手が、まさかの乱調に泣いた。
先発大谷からバトンを受けた 8回は 3者凡退で滑り出したが、 2イニング目の 9回に 3連打で 1点を返された。死球を与えたところで降板を告げられた。
1回 0/3、 3安打 4失点で敗戦投手となり｢低めに投げていればゴロアウトが取れた。注意深さ、気持ちの部分で甘かった。打たれたのは全部、甘い球。結果を見たら守りに入ってしまった｣と悔しさだけをにじませた。
9回、満塁に危機を招き降板する楽天・則本昂大投手＝東京ドーム
8回から 2番手で登板した則本は、 2イニング目となった 9回に突如崩れた。先頭打者から変化球を 3連打されて 1点を失い｢守りに入ったところもある｣と反省。続く打者には最速 157キロと気迫で押したが、内角球が死球と判定されて無死満塁となり降板を告げられた。
今大会、不慣れな救援に回った楽天のエースは｢悔しいの一言。 9回を締めるのがどれだけ難しいか思い知らされた。今後の野球人生に生かしたい｣と唇をかんだ。
9回、押し出し四球を与えた松井裕樹投手＝東京ドーム
9回途中のピンチでマウンドに上がった松井裕樹投手と増井浩俊投手は、ともに韓国打線の勢いを止められなかった。
松井裕は 3－ 1となった無死満塁の場面で登板した。だが、制球が定まらず押し出し四球を与えて降板。｢これが今の実力｣と下を向いた。代わった増井は続く李大浩内野手に 2点適時打を浴びて逆転を許し｢カウントが悪くなり、厳しくいけなかった｣と悔いた。
★プレミア１２
世界野球ソフトボール連盟(ＷＢＳＣ)主催で新設された国際大会で 4年に 1度、11月に開
催。第 1回大会は 8日から21日まで行われる。世界ランキング上位12位までの国・地域が出
場。 6チームずつ 2組に分かれて総当たりのリーグ戦を行い、各組上位 4チームが決勝トー
ナメントに進む。予告先発、ＤＨ制を採用。投手の球数制限はなく、準決勝以降はコールド
ゲームも採用しない。 9回終了時に同点の場合、延長戦は無死 1、 2塁からプレーするタイ
ブレーク制で決着がつくまで行う。
試合をぶちこわした則本らだが、たまにはこういう試合も有るだろう。韓国も研究してきたことだろうから勝って当たり前は、甘い…。これからも日本の勝利の為に全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！日本！勝利を掴め！
｢プレミア１２｣ 1次ラウンド順位表
準決勝トーナメント
侍ジャパン日本代表メンバー
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韓国の勢い止められず…中村剛也、代打不発…秋山９回好捕も無安打悔やむ…大谷７回０封１１Ｋ実らず…
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