12日阪神甲子園球場でオープン戦：阪神－日本ハムが行われ、オープン戦 8試合目で初の完封負けを喫した。初めて攻撃のサインを出した金本監督の狙いははっきりしていた。まず動いたのは 1点を追う 3回一死 1塁。 1ボールから岡崎にヒットエンドランを命じた。昨季10勝をあげた北海道日本ハム先発・メンドーサの 135キロツーシームが内角に来て岡崎は空振り。スタートを切っていた 1走・高山は盗塁死となった。 7回先頭・西岡が中前打でチャンスメークした直後にも 2番・大和に初球バスター。大和は 1ゴロで結果的に送ったような形となった。昨季まで無死 1塁の場面などで判を押したような犠打が多かったが、簡単にバントをしないスタイルは徹底していた。昨季は夏場まで優勝争いを演じながらも失速。巨人のマイコラス、広島の黒田と前田健(現ドジャース)ら一線級の好投手に何度もやられた。就任以来、エース級を打ち崩すように打者を育ててきたが、指揮官として作戦面から攻略することも求められる。初めて｢０｣が 9つ並んだ悔しさをバネに虎の変革が始まる。
開幕投手を務めることが決定しているランディ・メッセンジャー投手(34)がオープン戦 2度目の先発マウンドに立ち、 5回 1安打 1失点の快投を披露した。 2回、先頭の 4番中田に外角低めカーブを左翼ポール際の最前列に届かせられたが、 6奪三振と危なげない内容。ズバズバと追い込み、あっという間にハムを料理した。メッセンジャーと岡崎が、オープン戦初バッテリーであうんの呼吸だ。沖縄・宜野座キャンプ中の 2月27日の練習試合・韓国サムスン戦(宜野座)以来のコンビ。開幕投手を務める25日の中日戦(京セラＤ)に向けて、バッテリーが心をひとつにして向かい合った。堂々と女房を待ち受けるメッセンジャーと、開幕マスクを勝ち取り“恋”を成就させたい岡崎。シーズンでも気持ちよく勝利のハイタッチができれば、最高だ。
阪神の新守護神候補、マルコス・マテオ投手(31＝前パドレス、ドミニカ共和国)がオープン戦 3度目の登板。 6回の 1イニングを投げ、 1安打無失点に抑えた。田中賢に対し、最速 150キロも計測したが見せ場は中田を三振に切った場面だ。二死 2塁、カウント 2－ 2から大きなスライダーをハーフスイングさせ、空振り三振に切った。阪神の新外国人マルコス・マテオ投手が日本ハム戦の 6回、中田翔内野手(26)を宝刀スライダーで空振り三振。初めて走者を背負っても 0封し、呉昇桓の退団で空席になっていたストッパーの座を決定的にした。2016年虎の最終回はヒゲモジャ魔神が締める。 1球 1球に聖地がどよめく。ブルンという音が聞こえそうな中田のフルスイングに、マテオが踊るようなフォームで向かっていく。中田のバットが空を切った瞬間、割れんばかりの歓声がマンモスに響いた。侍ジャパンの 4番を斬ったマテオは守護神について胸を張った。走者を置いた場面でも問題なかった。オープン戦 3試合目で初めて走者を許したが、素早いけん制もみせ、問題なし。最速は 150キロ。自己ＭＡＸまであと 6キロに迫った。キャンプでの紅白戦などを含めた実戦で 5試合連続無失点と抜群の安定感だ。マテオのすごみが日に日に増していく。
ドラフト 1位・高山俊外野手(22＝明治大學)が 3回の第 1打席で北海道日本ハム・メンドーサの初球を打って、中前打を記録した。
タッチアウトを試みた 2塁手・田中賢のグラブをぶっ飛ばして、ボールが転がった。横田慎太郎外野手(20)が鬼のようなスライディングで 2盗成功。若さみなぎる盗塁劇に甲子園の黒土が舞った。 4試合連続安打でオープン戦打率は12球団中 6位の 0.345。規定打席到達者では、チームトップだ。開幕１軍をつかみ取るまで突っ走る。
西岡剛内野手(31)が 2安打を放ち、オープン戦打率 0.375とし、開幕 2塁を決定的にした。ドラフト 1位・高山俊外野手が左翼に入るため、中堅は大和外野手(28)が回る形。打順は未定だが、25日の開幕中日戦(京セラＤ)のメンバーが大枠で固まった。自画自賛の一打は 4回だ。先頭で打席に入り、北海道日本ハム先発・メンドーサが多用したツーシームを狙い打った。外角への 135キロにバットを合わせて 3遊間を破ると、 7回先頭でも｢Ｈ｣ランプを灯した。 139キロを中前に運び、チャンスを作った。西岡は本気モードでバットを握り、結果を示してきた。 3月の 7試合中 5試合で 2塁で先発出場し、オープン戦の打撃成績はこれで16打数 6安打の打率 0.375、 4打点と好調を維持する。虎入り後けがに泣いてきたスピードスターは、トップスピードのまま開幕へと走り続ける。
ウエスタン春季教育リーグ(阪神 5－ 1ソフトバンク12日、鳴尾浜)で阪神 2軍は12日、教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)を 5－ 1で制した。掛布雅之 2軍監督(60)は 2軍落ちに発奮し、 2打数 2安打 2盗塁 1打点のプロ 4年目・緒方凌介外野手(25)を高く評価した。ひたむきさがいい！！ 掛布 2軍監督は鳴尾浜に合流した緒方の熱い心に目を細めた。激しい外野の定位置争いに身を置く若虎の闘志をひしひしと感じていた。 2回の第 1打席で左前打を放つと 2盗に成功。さらに 0－ 0で迎えた 4回二死 3塁の第 2打席は右前に先制打を放ち、再び 2盗。第 3、 4打席で連続四球を選び、塁上を賑わし続けた。2014年 9月に右膝半月板のクリーニング手術を受けたが、もう万全。 1軍入りを目指して、打って走り続ける。記事をまとめて見ました。
![2016.03.12 試合結果]()
＜オープン戦：阪神 0－ 1日本ハム＞◇12日◇阪神甲子園球場
オープン戦 8試合目で初の完封負けを喫した。初めて攻撃のサインを出した金本監督の狙いははっきりしていた。
｢攻めるという姿勢をね。守るときは守る。そこらへんは臨機応変に｣
まず動いたのは 1点を追う 3回一死 1塁。 1ボールから岡崎にヒットエンドランを命じた。昨季10勝をあげた北海道日本ハム先発・メンドーサの 135キロツーシームが内角に来て岡崎は空振り。スタートを切っていた 1走・高山は盗塁死となった。
｢あれは最高のツーシームだったね。何であの 1球だけシュートしたの！？ あれを当てる打者はいない。あれはもう、そのときにサインを出した私が悪いということよ｣
![簡単にバントをしない金本知憲監督]()
簡単にバントをしない金本知憲監督。攻撃は強気に徹する
7回先頭・西岡が中前打でチャンスメークした直後にも 2番・大和に初球バスター。大和は 1ゴロで結果的に送ったような形となった。昨季まで無死 1塁の場面などで判を押したような犠打が多かったが、簡単にバントをしないスタイルは徹底していた。
金本監督は 4回無死 1塁で大和が右打ち狙いのような格好で投ゴロ併殺に倒れた場面について言及。｢大和はインサイドをさばくのがうまいんだから。ノーサイン。ガンガン 3塁線に引っ張っていってほしい｣と話した。昨秋から大和の内角打ちを評価していただけに、打席で強気に攻める姿勢を求めた。
昨季は夏場まで優勝争いを演じながらも失速。巨人のマイコラス、広島の黒田と前田健(現ドジャース)ら一線級の好投手に何度もやられた。就任以来、エース級を打ち崩すように打者を育ててきたが、指揮官として作戦面から攻略することも求められる。初めて｢０｣が 9つ並んだ悔しさをバネに虎の変革が始まる。
![陽岱鋼を三振に仕留めたメッセンジャー投手]()
1回、陽岱鋼を三振に仕留めたランディ・メッセンジャー投手。岡崎との息もピッタリ＝阪神甲子園球場
開幕投手を務めることが決定しているランディ・メッセンジャー投手がオープン戦 2度目の先発マウンドに立ち、 5回 1安打 1失点の快投を披露した。
2回、先頭の 4番中田に外角低めカーブを左翼ポール際の最前列に届かせられたが、 6奪三振と危なげない内容。｢自分は完璧主義者。求めていくものは無限にある。緩めることなく続けていきたい｣と気を引き締めた。
ズバズバと追い込み、あっという間にハムを料理した。メッセンジャーと岡崎が、オープン戦初バッテリーであうんの呼吸だ。
｢よかったよ、本当に。ファームでも何度か受けてもらっていたけど、いつも気持ちよく投げられている。試合前も試合中もしっかりとコミュニケーションを取って、常に同じ考えで投げられたので、よかった｣
沖縄・宜野座キャンプ中の 2月27日の練習試合・韓国サムスン戦(宜野座)以来のコンビ。開幕投手を務める25日の中日戦(京セラＤ)に向けて、バッテリーが心をひとつにして向かい合った。
![左越え先制本塁打を浴びたメッセンジャー]()
2回表北海道日本ハム無死、ランディ・メッセンジャー投手は中田翔に左越え先制本塁打を浴びた＝阪神甲子園球場
フルメンバーの北の戦士たちを、剛腕助っ人はズバズバと早いカウントで追い込む。 1回から陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)と田中賢を連続三振に斬った。岡崎も必死のリードで応えた。 2回先頭の中田に外角低めのカーブをすくい上げられ左翼ポール際へのソロとされたが結局 5回を“ 1ヒット 1ラン”に封じた。最速 148キロ。 1－ 5番の中軸から 6三振を奪う快投に、金本監督も｢心配無用｣と目尻を下げた。
開幕にとっておきたいほどのコンビを見せたメッセンジャーは｢自分は完ぺき主義者というか、求めていくものはある。もっと修正しようと思うし、しっかりやっていきたいよ｣と満足感はない。首を振る場面もあった。まだまだすり合わせることも多い。岡崎も｢序盤、結構首を振られていた。そういう意図を読み取れるように、うまいことやっていかないと｣と反省した。
堂々と女房を待ち受けるメッセンジャーと、開幕マスクを勝ち取り“恋”を成就させたい岡崎。シーズンでも気持ちよく勝利のハイタッチができれば、最高だ。
![６回に登板し無失点に抑えたマテオ投手]()
6回に登板し 1イニングを無失点に抑えたマルコス・マテオ投手＝阪神甲子園球場
阪神の新守護神候補、マルコス・マテオ投手がオープン戦 3度目の登板。 6回の 1イニングを投げ、 1安打無失点に抑えた。
田中賢に対し、最速 150キロも計測したが見せ場は中田を三振に切った場面だ。二死 2塁、カウント 2－ 2から大きなスライダーをハーフスイングさせ、空振り三振に切った。
｢好打者と対戦するのは楽しみだ。メジャー(一流)選手と対戦することは自分にとってプラスだね｣
守護神の地位を目指し、確実に歩みを進めている。
![豪快なフォームで三振を奪うマテオ投手]()
豪快なフォームで三振を奪うマルコス・マテオ投手。新守護神確定だ＝阪神甲子園球場
中田斬りで守護神！！ 阪神の新外国人マルコス・マテオ投手が日本ハム戦の 6回、中田翔内野手を宝刀スライダーで空振り三振。初めて走者を背負っても 0封し、呉昇桓の退団で空席になっていたストッパーの座を決定的にした。2016年虎の最終回はヒゲモジャ魔神が締める。
1球 1球に聖地がどよめく。ブルンという音が聞こえそうな中田のフルスイングに、マテオが踊るようなフォームで向かっていく。中田のバットが空を切った瞬間、割れんばかりの歓声がマンモスに響いた。
｢直球を意識していたわけではないが、スライダーには自信がある。神様のおかげだよ。(中田は)知っていたよ。こういうメジャーの選手のような好打者と対戦するのは楽しみだし、いい経験になった｣
![投球するマルコス・マテオ投手]()
6回、投球するマルコス・マテオ投手＝阪神甲子園球場
6回から 2番手でメッセンジャーの後を継いだ。 1番からの主力級にぶつけさせたいという首脳陣の狙いに応えた。一死から田中賢の右前打を浴び、二死 1塁で中田を打席に迎えた。 2球目の捕逸で二死 2塁としたが、 2ボールから伝家の宝刀スライダーを外角に続けた。空振り、空振り、そして最後はハーフスイングで三振！ 中田は｢直球がなくて的が絞りづらかった。いいスライダーだと思った。スライダーの曲がりが大きい大きいと聞いていたけど予想以上だった｣と脱帽した。
侍ジャパンの 4番を斬ったマテオは守護神について｢自分の居場所だと思っている。自信を持っている｣と胸を張った。走者を置いた場面でも問題なかった。オープン戦 3試合目で初めて走者を許したが、素早いけん制もみせ、問題なし。最速は 150キロ。自己ＭＡＸまであと 6キロに迫った。キャンプでの紅白戦などを含めた実戦で 5試合連続無失点と抜群の安定感だ。
![中田を三振に仕留めたマテオ投手]()
6回、外角スライダーで中田翔内野手を三振に仕留めたマルコス・マテオ投手＝阪神甲子園球場
競争主義を打ち出している金本監督は｢開幕がマテオでいったからといって 1年間マテオで…ということじゃない｣と含みを持たせたが、当確とみていいだろう。香田投手コーチも｢楽観視はしていないが今のところ最有力｣とうなずいた。
打者をきりきり舞いさせる縦横数種類のスライダーも教わったものではない。｢自己流だ。左打者の左右(内角、外角)に対してどちらでも使えるように覚えたよ｣。縦系はスラーブ(カーブとスライダーの中間の球種)のようなイメージで抜く。それでカウントもとれる。柔と剛を兼ね備えているからこそ、自分の土俵で戦えるわけだ。
5日のロッテ戦から始まった甲子園 6試合は13日で終了。神戸市内に住むマテオはお気に入りの料理店を発掘する貴重な時間にもなっている。｢来日してすぐ沖縄に飛んで時間がなかったから｣。嫌いなものはなし。｢何でも食べるぜ｣。料理も打者も好き嫌いなしに消化していく。
次回登板は16日のロッテ戦(ＱＶＣ)が有力。香田コーチは今後｢イニングまたぎとか連投とかもさせていく｣と説明した。甲子園は気温 9度と肌寒かったが｢問題ない。(カブス時代の)シカゴはいつも寒いから。寒くてもできる｣と豪語。マテオのすごみが日に日に増していく。
![中前安打を放った高山俊外野手]()
3回裏阪神無死、高山俊外野手は中前安打を放った＝阪神甲子園球場
ドラフト 1位・高山俊外野手が 3回の第 1打席で北海道日本ハム・メンドーサの初球を打って、中前打を記録した。
これでオープン戦デビューから 7試合で連続安打をマーク。日本大学第三高校時代から続く甲子園球場での連続試合安打も｢１６｣に伸ばした。
![盗塁に成功した横田慎太郎外野手]()
鬼のようなスライディングで 2盗成功した横田慎太郎外野手＝阪神甲子園球場
タッチアウトを試みた 2塁手・田中賢のグラブをぶっ飛ばして、ボールが転がった。横田慎太郎外野手が鬼のようなスライディングで 2盗成功。若さみなぎる盗塁劇に甲子園の黒土が舞った。
｢練習でやっていることができて良かったです｣
1点を追う 8回二死に 3番手・谷元の直球をコンパクトに振り抜き、中前打。 1塁ベースから大きくリードを取ると、カウント 1－ 0からの 2球目に走った。オープン戦 4盗塁目とし、並んでいた中村(ロッテ)、外崎(西武)を抜いて単独トップに躍り出た。それでも 3塁コーチャーの高代ヘッドコーチは｢スタートが悪かった｣とバッサリ。金本監督も｢内容が悪いわ。あそこであのスタートを切るか！？｣と苦笑いだったが、｢あんまり言ったら足が止まったらいけんから、目をつぶっているけど｣と積極的な姿勢は評価した。
もちろん横田も｢スタートが遅かったので次はしっかりしないといけない｣と納得していなかった。 4試合連続安打でオープン戦打率は12球団中 6位の 0.345。規定打席到達者では、チームトップだ。｢打てて良かった。結果を残せて良かったです｣。キャンプから続く快進撃。開幕１軍をつかみ取るまで突っ走る。
![４回、安打を放った西岡剛内野手]()
4回、安打を放った西岡剛内野手＝阪神甲子園球場
開幕メンバー見えた！！ 西岡剛内野手が 2安打を放ち、オープン戦打率 0.375とし、開幕 2塁を決定的にした。ドラフト 1位・高山俊外野手が左翼に入るため、中堅は大和外野手が回る形。打順は未定だが、25日の開幕中日戦(京セラＤ)のメンバーが大枠で固まった。
答えが見えたといっても過言ではない。 2塁手争いに決着をつけるような 2度の快音。右肘痛からの完全復活を見据える西岡が、ライバルを引き離した。
｢他の打者の配球を見ていれば、外にタレる球を多く使っていることは分かったし、無理に引っ張るとセカンドゴロになってしまうと思った。(第 2打席は)うまく流せた｣
![１２日のスタメン]()
12日のスタメン。福留が右翼に入り、 8番岡崎、 9番メッセの顔ぶれで開幕を迎えそうだ＝阪神甲子園球場
自画自賛の一打は 4回だ。先頭で打席に入り、北海道日本ハム先発・メンドーサが多用したツーシームを狙い打った。外角への 135キロにバットを合わせて 3遊間を破ると、 7回先頭でも｢Ｈ｣ランプを灯した。 139キロを中前に運び、チャンスを作った。
金本監督は｢こういう投手はこうやって打つという狙い球も的確だったと思う。打つ方も段々上がっていきているけどね｣と技ありの打撃を持ち上げた後｢ま、ヤツのことだから、これだけでは信用できん(笑)。冗談ですよ！｣と思い切り落とした。
西岡は本気モードでバットを握り、結果を示してきた。 3月の 7試合中 5試合で 2塁で先発出場し、オープン戦の打撃成績はこれで16打数 6安打の打率 0.375、 4打点と好調を維持する。
![中前打を放った西岡剛内野手]()
7回、中前打を放った西岡剛内野手。マルチ安打で開幕 2塁に当確ランプを灯した＝阪神甲子園球場
｢競争といわれている以上、調整ではなくシーズンと同様の気持ちで打席に入っている｣
ライバルで昨年の開幕 2塁スタメンの上本はオープン戦打率 0.133と苦戦。大きな差をつけ、開幕 2塁は決定的だが、指揮官は開幕のオーダー、ポジションについては｢すべてじゃない。開幕ベンチを外れたのだから残念で終わりでもないし、競争はずっと続くんだから｣と争いに終わりがないことを強調した。
西岡も臨むところだ。
｢今年 1年レギュラーでといわれていれば、もっと(打席での)内容にアジャストしていきますけど、レギュラー争いが続くぞといわれている以上、結果でアピールしていかないといけない｣
虎入り後けがに泣いてきたスピードスターは、トップスピードのまま開幕へと走り続ける。
![江越大賀外野手を出迎える掛布２軍監督]()
1回、遊ゴロに倒れた江越大賀外野手(25番)をＯＫサインで出迎える掛布 2軍監督。形は悪くない＝鳴尾浜球場
ウエスタン春季教育リーグで阪神 2軍は12日、教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)を 5－ 1で制した。掛布雅之 2軍監督(60)は 2軍落ちに発奮し、 2打数 2安打 2盗塁 1打点のプロ 4年目・緒方凌介外野手(25)を高く評価した。
ひたむきさがいい！！ 掛布 2軍監督は鳴尾浜に合流した緒方の熱い心に目を細めた。激しい外野の定位置争いに身を置く若虎の闘志をひしひしと感じていた。
｢緒方はすごく足の状態もよさそうだし、スピードも去年より出てきたね。すごく気持ちが前に向いているのを感じますね。ボールの見極めもいいから、打てるんだろうね｣
![４回、２盗した緒方凌介外野手]()
4回、 2盗した緒方凌介外野手＝鳴尾浜球場
2回の第 1打席で左前打を放つと 2盗に成功。さらに 0－ 0で迎えた 4回二死 3塁の第 2打席は右前に先制打を放ち、再び 2盗。第 3、 4打席で連続四球を選び、塁上を賑わし続けた。
外野争いでリードする高山と横田の存在に発奮している。緒方は｢あの 2人が結果を出すことはプレッシャーにもなっていますが、いい刺激でもあります。自分でやることをやって、負けないように食らいつきたいです｣と話した。ミスタータイガースも｢打ちにいっての四球だから、すごく気持ちを感じますよね｣と成長を実感している。
2014年 9月に右膝半月板のクリーニング手術を受けたが、もう万全。 1軍入りを目指して、打って走り続ける。
虎ちゃんが、10日間も入院しているうちに開幕戦も面白くなってきた！2016年シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
![オープン戦日程 2月]()
オープン戦日程と結果 2月
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オープン戦日程と結果 3月
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虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
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![お手紙付きチケットデザイン]()
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※ニッポン放送｢ショウアップナイター｣はここだ！
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から（土は5時50分から）、完全実況中継！
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします！！
江本孟紀、若松勉、大矢明彦、田尾安志、野村弘樹、宮本和知、里崎智也、山﨑武司、石井一久、関根潤三・・・一流解説陣が連日登場！
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開幕投手を務めることが決定しているランディ・メッセンジャー投手(34)がオープン戦 2度目の先発マウンドに立ち、 5回 1安打 1失点の快投を披露した。 2回、先頭の 4番中田に外角低めカーブを左翼ポール際の最前列に届かせられたが、 6奪三振と危なげない内容。ズバズバと追い込み、あっという間にハムを料理した。メッセンジャーと岡崎が、オープン戦初バッテリーであうんの呼吸だ。沖縄・宜野座キャンプ中の 2月27日の練習試合・韓国サムスン戦(宜野座)以来のコンビ。開幕投手を務める25日の中日戦(京セラＤ)に向けて、バッテリーが心をひとつにして向かい合った。堂々と女房を待ち受けるメッセンジャーと、開幕マスクを勝ち取り“恋”を成就させたい岡崎。シーズンでも気持ちよく勝利のハイタッチができれば、最高だ。
阪神の新守護神候補、マルコス・マテオ投手(31＝前パドレス、ドミニカ共和国)がオープン戦 3度目の登板。 6回の 1イニングを投げ、 1安打無失点に抑えた。田中賢に対し、最速 150キロも計測したが見せ場は中田を三振に切った場面だ。二死 2塁、カウント 2－ 2から大きなスライダーをハーフスイングさせ、空振り三振に切った。阪神の新外国人マルコス・マテオ投手が日本ハム戦の 6回、中田翔内野手(26)を宝刀スライダーで空振り三振。初めて走者を背負っても 0封し、呉昇桓の退団で空席になっていたストッパーの座を決定的にした。2016年虎の最終回はヒゲモジャ魔神が締める。 1球 1球に聖地がどよめく。ブルンという音が聞こえそうな中田のフルスイングに、マテオが踊るようなフォームで向かっていく。中田のバットが空を切った瞬間、割れんばかりの歓声がマンモスに響いた。侍ジャパンの 4番を斬ったマテオは守護神について胸を張った。走者を置いた場面でも問題なかった。オープン戦 3試合目で初めて走者を許したが、素早いけん制もみせ、問題なし。最速は 150キロ。自己ＭＡＸまであと 6キロに迫った。キャンプでの紅白戦などを含めた実戦で 5試合連続無失点と抜群の安定感だ。マテオのすごみが日に日に増していく。
ドラフト 1位・高山俊外野手(22＝明治大學)が 3回の第 1打席で北海道日本ハム・メンドーサの初球を打って、中前打を記録した。
タッチアウトを試みた 2塁手・田中賢のグラブをぶっ飛ばして、ボールが転がった。横田慎太郎外野手(20)が鬼のようなスライディングで 2盗成功。若さみなぎる盗塁劇に甲子園の黒土が舞った。 4試合連続安打でオープン戦打率は12球団中 6位の 0.345。規定打席到達者では、チームトップだ。開幕１軍をつかみ取るまで突っ走る。
西岡剛内野手(31)が 2安打を放ち、オープン戦打率 0.375とし、開幕 2塁を決定的にした。ドラフト 1位・高山俊外野手が左翼に入るため、中堅は大和外野手(28)が回る形。打順は未定だが、25日の開幕中日戦(京セラＤ)のメンバーが大枠で固まった。自画自賛の一打は 4回だ。先頭で打席に入り、北海道日本ハム先発・メンドーサが多用したツーシームを狙い打った。外角への 135キロにバットを合わせて 3遊間を破ると、 7回先頭でも｢Ｈ｣ランプを灯した。 139キロを中前に運び、チャンスを作った。西岡は本気モードでバットを握り、結果を示してきた。 3月の 7試合中 5試合で 2塁で先発出場し、オープン戦の打撃成績はこれで16打数 6安打の打率 0.375、 4打点と好調を維持する。虎入り後けがに泣いてきたスピードスターは、トップスピードのまま開幕へと走り続ける。
ウエスタン春季教育リーグ(阪神 5－ 1ソフトバンク12日、鳴尾浜)で阪神 2軍は12日、教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)を 5－ 1で制した。掛布雅之 2軍監督(60)は 2軍落ちに発奮し、 2打数 2安打 2盗塁 1打点のプロ 4年目・緒方凌介外野手(25)を高く評価した。ひたむきさがいい！！ 掛布 2軍監督は鳴尾浜に合流した緒方の熱い心に目を細めた。激しい外野の定位置争いに身を置く若虎の闘志をひしひしと感じていた。 2回の第 1打席で左前打を放つと 2盗に成功。さらに 0－ 0で迎えた 4回二死 3塁の第 2打席は右前に先制打を放ち、再び 2盗。第 3、 4打席で連続四球を選び、塁上を賑わし続けた。2014年 9月に右膝半月板のクリーニング手術を受けたが、もう万全。 1軍入りを目指して、打って走り続ける。記事をまとめて見ました。
＜オープン戦：阪神 0－ 1日本ハム＞◇12日◇阪神甲子園球場
オープン戦 8試合目で初の完封負けを喫した。初めて攻撃のサインを出した金本監督の狙いははっきりしていた。
｢攻めるという姿勢をね。守るときは守る。そこらへんは臨機応変に｣
まず動いたのは 1点を追う 3回一死 1塁。 1ボールから岡崎にヒットエンドランを命じた。昨季10勝をあげた北海道日本ハム先発・メンドーサの 135キロツーシームが内角に来て岡崎は空振り。スタートを切っていた 1走・高山は盗塁死となった。
｢あれは最高のツーシームだったね。何であの 1球だけシュートしたの！？ あれを当てる打者はいない。あれはもう、そのときにサインを出した私が悪いということよ｣
簡単にバントをしない金本知憲監督。攻撃は強気に徹する
7回先頭・西岡が中前打でチャンスメークした直後にも 2番・大和に初球バスター。大和は 1ゴロで結果的に送ったような形となった。昨季まで無死 1塁の場面などで判を押したような犠打が多かったが、簡単にバントをしないスタイルは徹底していた。
金本監督は 4回無死 1塁で大和が右打ち狙いのような格好で投ゴロ併殺に倒れた場面について言及。｢大和はインサイドをさばくのがうまいんだから。ノーサイン。ガンガン 3塁線に引っ張っていってほしい｣と話した。昨秋から大和の内角打ちを評価していただけに、打席で強気に攻める姿勢を求めた。
昨季は夏場まで優勝争いを演じながらも失速。巨人のマイコラス、広島の黒田と前田健(現ドジャース)ら一線級の好投手に何度もやられた。就任以来、エース級を打ち崩すように打者を育ててきたが、指揮官として作戦面から攻略することも求められる。初めて｢０｣が 9つ並んだ悔しさをバネに虎の変革が始まる。
1回、陽岱鋼を三振に仕留めたランディ・メッセンジャー投手。岡崎との息もピッタリ＝阪神甲子園球場
開幕投手を務めることが決定しているランディ・メッセンジャー投手がオープン戦 2度目の先発マウンドに立ち、 5回 1安打 1失点の快投を披露した。
2回、先頭の 4番中田に外角低めカーブを左翼ポール際の最前列に届かせられたが、 6奪三振と危なげない内容。｢自分は完璧主義者。求めていくものは無限にある。緩めることなく続けていきたい｣と気を引き締めた。
ズバズバと追い込み、あっという間にハムを料理した。メッセンジャーと岡崎が、オープン戦初バッテリーであうんの呼吸だ。
｢よかったよ、本当に。ファームでも何度か受けてもらっていたけど、いつも気持ちよく投げられている。試合前も試合中もしっかりとコミュニケーションを取って、常に同じ考えで投げられたので、よかった｣
沖縄・宜野座キャンプ中の 2月27日の練習試合・韓国サムスン戦(宜野座)以来のコンビ。開幕投手を務める25日の中日戦(京セラＤ)に向けて、バッテリーが心をひとつにして向かい合った。
2回表北海道日本ハム無死、ランディ・メッセンジャー投手は中田翔に左越え先制本塁打を浴びた＝阪神甲子園球場
フルメンバーの北の戦士たちを、剛腕助っ人はズバズバと早いカウントで追い込む。 1回から陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)と田中賢を連続三振に斬った。岡崎も必死のリードで応えた。 2回先頭の中田に外角低めのカーブをすくい上げられ左翼ポール際へのソロとされたが結局 5回を“ 1ヒット 1ラン”に封じた。最速 148キロ。 1－ 5番の中軸から 6三振を奪う快投に、金本監督も｢心配無用｣と目尻を下げた。
開幕にとっておきたいほどのコンビを見せたメッセンジャーは｢自分は完ぺき主義者というか、求めていくものはある。もっと修正しようと思うし、しっかりやっていきたいよ｣と満足感はない。首を振る場面もあった。まだまだすり合わせることも多い。岡崎も｢序盤、結構首を振られていた。そういう意図を読み取れるように、うまいことやっていかないと｣と反省した。
堂々と女房を待ち受けるメッセンジャーと、開幕マスクを勝ち取り“恋”を成就させたい岡崎。シーズンでも気持ちよく勝利のハイタッチができれば、最高だ。
6回に登板し 1イニングを無失点に抑えたマルコス・マテオ投手＝阪神甲子園球場
阪神の新守護神候補、マルコス・マテオ投手がオープン戦 3度目の登板。 6回の 1イニングを投げ、 1安打無失点に抑えた。
田中賢に対し、最速 150キロも計測したが見せ場は中田を三振に切った場面だ。二死 2塁、カウント 2－ 2から大きなスライダーをハーフスイングさせ、空振り三振に切った。
｢好打者と対戦するのは楽しみだ。メジャー(一流)選手と対戦することは自分にとってプラスだね｣
守護神の地位を目指し、確実に歩みを進めている。
豪快なフォームで三振を奪うマルコス・マテオ投手。新守護神確定だ＝阪神甲子園球場
中田斬りで守護神！！ 阪神の新外国人マルコス・マテオ投手が日本ハム戦の 6回、中田翔内野手を宝刀スライダーで空振り三振。初めて走者を背負っても 0封し、呉昇桓の退団で空席になっていたストッパーの座を決定的にした。2016年虎の最終回はヒゲモジャ魔神が締める。
1球 1球に聖地がどよめく。ブルンという音が聞こえそうな中田のフルスイングに、マテオが踊るようなフォームで向かっていく。中田のバットが空を切った瞬間、割れんばかりの歓声がマンモスに響いた。
｢直球を意識していたわけではないが、スライダーには自信がある。神様のおかげだよ。(中田は)知っていたよ。こういうメジャーの選手のような好打者と対戦するのは楽しみだし、いい経験になった｣
6回、投球するマルコス・マテオ投手＝阪神甲子園球場
6回から 2番手でメッセンジャーの後を継いだ。 1番からの主力級にぶつけさせたいという首脳陣の狙いに応えた。一死から田中賢の右前打を浴び、二死 1塁で中田を打席に迎えた。 2球目の捕逸で二死 2塁としたが、 2ボールから伝家の宝刀スライダーを外角に続けた。空振り、空振り、そして最後はハーフスイングで三振！ 中田は｢直球がなくて的が絞りづらかった。いいスライダーだと思った。スライダーの曲がりが大きい大きいと聞いていたけど予想以上だった｣と脱帽した。
侍ジャパンの 4番を斬ったマテオは守護神について｢自分の居場所だと思っている。自信を持っている｣と胸を張った。走者を置いた場面でも問題なかった。オープン戦 3試合目で初めて走者を許したが、素早いけん制もみせ、問題なし。最速は 150キロ。自己ＭＡＸまであと 6キロに迫った。キャンプでの紅白戦などを含めた実戦で 5試合連続無失点と抜群の安定感だ。
6回、外角スライダーで中田翔内野手を三振に仕留めたマルコス・マテオ投手＝阪神甲子園球場
競争主義を打ち出している金本監督は｢開幕がマテオでいったからといって 1年間マテオで…ということじゃない｣と含みを持たせたが、当確とみていいだろう。香田投手コーチも｢楽観視はしていないが今のところ最有力｣とうなずいた。
打者をきりきり舞いさせる縦横数種類のスライダーも教わったものではない。｢自己流だ。左打者の左右(内角、外角)に対してどちらでも使えるように覚えたよ｣。縦系はスラーブ(カーブとスライダーの中間の球種)のようなイメージで抜く。それでカウントもとれる。柔と剛を兼ね備えているからこそ、自分の土俵で戦えるわけだ。
5日のロッテ戦から始まった甲子園 6試合は13日で終了。神戸市内に住むマテオはお気に入りの料理店を発掘する貴重な時間にもなっている。｢来日してすぐ沖縄に飛んで時間がなかったから｣。嫌いなものはなし。｢何でも食べるぜ｣。料理も打者も好き嫌いなしに消化していく。
次回登板は16日のロッテ戦(ＱＶＣ)が有力。香田コーチは今後｢イニングまたぎとか連投とかもさせていく｣と説明した。甲子園は気温 9度と肌寒かったが｢問題ない。(カブス時代の)シカゴはいつも寒いから。寒くてもできる｣と豪語。マテオのすごみが日に日に増していく。
3回裏阪神無死、高山俊外野手は中前安打を放った＝阪神甲子園球場
ドラフト 1位・高山俊外野手が 3回の第 1打席で北海道日本ハム・メンドーサの初球を打って、中前打を記録した。
これでオープン戦デビューから 7試合で連続安打をマーク。日本大学第三高校時代から続く甲子園球場での連続試合安打も｢１６｣に伸ばした。
鬼のようなスライディングで 2盗成功した横田慎太郎外野手＝阪神甲子園球場
タッチアウトを試みた 2塁手・田中賢のグラブをぶっ飛ばして、ボールが転がった。横田慎太郎外野手が鬼のようなスライディングで 2盗成功。若さみなぎる盗塁劇に甲子園の黒土が舞った。
｢練習でやっていることができて良かったです｣
1点を追う 8回二死に 3番手・谷元の直球をコンパクトに振り抜き、中前打。 1塁ベースから大きくリードを取ると、カウント 1－ 0からの 2球目に走った。オープン戦 4盗塁目とし、並んでいた中村(ロッテ)、外崎(西武)を抜いて単独トップに躍り出た。それでも 3塁コーチャーの高代ヘッドコーチは｢スタートが悪かった｣とバッサリ。金本監督も｢内容が悪いわ。あそこであのスタートを切るか！？｣と苦笑いだったが、｢あんまり言ったら足が止まったらいけんから、目をつぶっているけど｣と積極的な姿勢は評価した。
もちろん横田も｢スタートが遅かったので次はしっかりしないといけない｣と納得していなかった。 4試合連続安打でオープン戦打率は12球団中 6位の 0.345。規定打席到達者では、チームトップだ。｢打てて良かった。結果を残せて良かったです｣。キャンプから続く快進撃。開幕１軍をつかみ取るまで突っ走る。
4回、安打を放った西岡剛内野手＝阪神甲子園球場
開幕メンバー見えた！！ 西岡剛内野手が 2安打を放ち、オープン戦打率 0.375とし、開幕 2塁を決定的にした。ドラフト 1位・高山俊外野手が左翼に入るため、中堅は大和外野手が回る形。打順は未定だが、25日の開幕中日戦(京セラＤ)のメンバーが大枠で固まった。
答えが見えたといっても過言ではない。 2塁手争いに決着をつけるような 2度の快音。右肘痛からの完全復活を見据える西岡が、ライバルを引き離した。
｢他の打者の配球を見ていれば、外にタレる球を多く使っていることは分かったし、無理に引っ張るとセカンドゴロになってしまうと思った。(第 2打席は)うまく流せた｣
12日のスタメン。福留が右翼に入り、 8番岡崎、 9番メッセの顔ぶれで開幕を迎えそうだ＝阪神甲子園球場
自画自賛の一打は 4回だ。先頭で打席に入り、北海道日本ハム先発・メンドーサが多用したツーシームを狙い打った。外角への 135キロにバットを合わせて 3遊間を破ると、 7回先頭でも｢Ｈ｣ランプを灯した。 139キロを中前に運び、チャンスを作った。
金本監督は｢こういう投手はこうやって打つという狙い球も的確だったと思う。打つ方も段々上がっていきているけどね｣と技ありの打撃を持ち上げた後｢ま、ヤツのことだから、これだけでは信用できん(笑)。冗談ですよ！｣と思い切り落とした。
西岡は本気モードでバットを握り、結果を示してきた。 3月の 7試合中 5試合で 2塁で先発出場し、オープン戦の打撃成績はこれで16打数 6安打の打率 0.375、 4打点と好調を維持する。
7回、中前打を放った西岡剛内野手。マルチ安打で開幕 2塁に当確ランプを灯した＝阪神甲子園球場
｢競争といわれている以上、調整ではなくシーズンと同様の気持ちで打席に入っている｣
ライバルで昨年の開幕 2塁スタメンの上本はオープン戦打率 0.133と苦戦。大きな差をつけ、開幕 2塁は決定的だが、指揮官は開幕のオーダー、ポジションについては｢すべてじゃない。開幕ベンチを外れたのだから残念で終わりでもないし、競争はずっと続くんだから｣と争いに終わりがないことを強調した。
西岡も臨むところだ。
｢今年 1年レギュラーでといわれていれば、もっと(打席での)内容にアジャストしていきますけど、レギュラー争いが続くぞといわれている以上、結果でアピールしていかないといけない｣
虎入り後けがに泣いてきたスピードスターは、トップスピードのまま開幕へと走り続ける。
1回、遊ゴロに倒れた江越大賀外野手(25番)をＯＫサインで出迎える掛布 2軍監督。形は悪くない＝鳴尾浜球場
ウエスタン春季教育リーグで阪神 2軍は12日、教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)を 5－ 1で制した。掛布雅之 2軍監督(60)は 2軍落ちに発奮し、 2打数 2安打 2盗塁 1打点のプロ 4年目・緒方凌介外野手(25)を高く評価した。
ひたむきさがいい！！ 掛布 2軍監督は鳴尾浜に合流した緒方の熱い心に目を細めた。激しい外野の定位置争いに身を置く若虎の闘志をひしひしと感じていた。
｢緒方はすごく足の状態もよさそうだし、スピードも去年より出てきたね。すごく気持ちが前に向いているのを感じますね。ボールの見極めもいいから、打てるんだろうね｣
4回、 2盗した緒方凌介外野手＝鳴尾浜球場
2回の第 1打席で左前打を放つと 2盗に成功。さらに 0－ 0で迎えた 4回二死 3塁の第 2打席は右前に先制打を放ち、再び 2盗。第 3、 4打席で連続四球を選び、塁上を賑わし続けた。
外野争いでリードする高山と横田の存在に発奮している。緒方は｢あの 2人が結果を出すことはプレッシャーにもなっていますが、いい刺激でもあります。自分でやることをやって、負けないように食らいつきたいです｣と話した。ミスタータイガースも｢打ちにいっての四球だから、すごく気持ちを感じますよね｣と成長を実感している。
2014年 9月に右膝半月板のクリーニング手術を受けたが、もう万全。 1軍入りを目指して、打って走り続ける。
虎ちゃんが、10日間も入院しているうちに開幕戦も面白くなってきた！2016年シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
オープン戦日程と結果 2月
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