●17日阪神甲子園球場で阪神－ＤｅＮＡ25回戦が行われ、押しメン阪神北條と東京五輪で共演し たい！ リオデジャネイロ五輪レスリング女子69キロ級で金メダリストとなった土性沙羅選手(21 ＝至学館大學)がファーストピッチを行った。金メダルを取った階級である｢６９｣の番号の入った ユニホームで登場。 3日間かけて練習したという注目の 1球は見事ノーバン投球に。場内からは 割れんばかりの拍手がおこった。
●阪神が 1回、二死 1塁から 4番ゴメスの22号 2ランで 2点を先行した。先発能見は 3回を 2安 打無失点とまずまずの立ち上がり。ＤｅＮＡが 8回に倉本の 2点適時打で阪神を突き放した。先 発モスコーソは 6回 2失点で 5勝目。阪神はまたまた守備の乱れからの失点で逆転負け。 8回に 失策した上本博紀内野手(30)のほか、記録に表れない拙守も続出した。上位 3チームによるクラ イマックスシリーズ(ＣＳ)出場の可能性が消滅し、金本知憲監督(48)の就任 1年目はＢクラスが 確定した。就任 1年目。｢超変革｣というスローガンの下、勝利と育成の“二兎”を追った。鳥谷 や藤浪の不振といった予想だにしなかったアクシデントにも見舞われ、白星には恵まれなかった が、その一方で、北條、高山、原口、岩貞、青柳らのフレッシュな顔ぶれの奮闘は実にまぶしく 映った。勝負の2017年シーズンはもう始まっている。下を向いている時間はない。
●阪神の 4年ぶりＢクラスが確定した。初回にゴメスの22号 2ランなどで先行したが、 5回に先 発の能見が踏ん張りきれずに逆転を許した。終盤には守備のミスが出るなど今季を象徴するよう な試合だった。大量ドラフト指名から出直しや。阪神はＤｅＮＡに逆転負けし、再び 5位タイに 落ちたチームの貧打解消へ、10月20日のドラフト会議で野手を幅広く指名することが明らかにな った。『超変革』のスローガンを掲げた今季、若手を育てながら優勝を目指したが、現実は厳し かった。打てない、守れないという課題山積の中、来季の巻き返しに向けて、阪神が10月20日の ドラフト会議で大量指名する方針を固めたことが明らかになった。球団と現場で今季の戦いぶり を分析。投手力、守備力も課題ではあるが、打線の弱さがここ数年の停滞の一番の要因であると いう意見が支配的になったという。今季は支配下登録選手70人のうち59人が 1軍を経験。ほとん どの選手が首脳陣の目に触れており、来季以降期待できる選手とそうでない選手についてはおお よその仕分けが終了した形だ。 1位で即戦力投手を指名する方針は不変で、現状では創価大學 の 156キロ右腕・田中正義投手が有力候補に上がるが、中位以降は高校、大学、社会人、独立リ ーグにまで着目。打てる野手を幅広くリストアップする構えだ。今オフは超大物外国人カルロス ・ゴメス(レンジャーズ)や楽天・嶋ら国内フリーエージェント選手の補強も水面下で検討中だが、 超変革の源流である若手育成の方針は崩さない。どん底まで沈んだ虎を再建する。
●ドラフト 1位ルーキーが一矢報いた。高山俊外野手(23＝明治大學)が右前適時打を放ち、球団 新人安打記録で 2位赤星憲広氏に並んだ。 2点を追う 7回二死 1、 2塁。右の須田から左の砂田 にスイッチした直後の初球だった。外角 126キロスライダーを引っ張り、 1塁手ロペスの右横を 破り右前へ運んだ。 2塁走者の原口が生還して 1点差に追い上げた。この安打で阪神で新人時代 の2001年赤星憲広が記録した 128安打に肩を並べた。 1位は1998年坪井智哉氏(現ＤｅＮＡ打撃コ ーチ)の 135安打。残り 7試合。聖地が一瞬にして大歓声に包まれた。 2点を追う 7回二死 1、 2 塁。しぶとく 1、 2塁間を抜いた。阪神の新人安打数で 2位タイとなる一打は、追撃のタイムリー。 虎党に希望を示したが、チームは無念の終戦。高山は多くを語らない。 1点リードの 5回二死満 塁の守備。ＤｅＮＡ・筒香の左中間への飛球は浜風に流された。落下点が読めず慌てて追う形に なり、最後は伸ばしたグラブの先を抜け、外野フェンスを直撃する走者一掃の 2塁打となった。 バットでも 6回までの 3打席で無安打。前日16日も 4打席すべて走者を置きながら 4タコ。苦し い流れの中で意地を見せたのが 7回だった。左腕・砂田にスイッチした直後の初球。外角スライ ダーをたたきつけた。右前適時打で一時 1点差に詰め寄った。1998年に坪井智哉氏が残した球団 新人最多の 135安打まで、あと 7試合で 7本。猛打賞はここまで12度記録し、1958年に長嶋茂雄 氏(巨人)が残した新人記録の14度に、あと｢２｣。目前に迫る記録更新をチームもバックアップする。
●先発の能見篤史投手(37)が 5回途中で降板した。 5回にＤｅＮＡ白崎に 5号ソロと二死満塁か ら筒香の走者一掃の中越え 2塁打で 4点を献上。次打者のロペスを迎えたところでマウンドを降 りた。 4回までＤｅＮＡ打線を無失点に抑えていたが 5回に突如乱れた。 5回一死で投手の モスコーソに四球を与え、鳥谷ら守備の乱れもあってピンチ拡大。二死満塁から筒香に大飛球を 打たれ、中堅・高山の追いかたも悪く、走者一掃の逆転 2塁打とされた。今季最終登板となる見 込みで、18日にも出場選手登録を抹消される。 記事をまとめてみました。
＜阪神 3－ 6ＤｅＮＡ、25回戦(阪神15勝 9敗 1分)＞◇17日◇阪神甲子園球場
押しメン阪神北條と東京五輪で共演したい！ リオデジャネイロ五輪レスリング女子69キロ級 で金メダリストとなった土性沙羅選手がファーストピッチを行った。
金メダルを取った階級である｢６９｣の番号の入ったユニホームで登場。 3日間かけて練習した という注目の 1球は見事ノーバン投球に。場内からは割れんばかりの拍手がおこった。
ファンである北條からセレモニー前に金メダル獲得の祝福を受けたといい｢同じ歳なので刺激を 受けています。東京五輪では一緒に出られたらいいなと思っています｣とエールを送った。
阪神甲子園球場で始球式を行ったレスリング金メダリストの土性沙羅選手
阪神が 1回、二死 1塁から 4番ゴメスの22号 2ランで 2点を先行した。先発能見は 3回を 2安 打無失点とまずまずの立ち上がり。
ＤｅＮＡが 5回に先頭白崎の 5号ソロで 1点を返すと、さらに二死満塁から筒香が左中間へ の 3点適時 2塁打で逆転に成功した。
ＤｅＮＡが 8回に倉本の 2点適時打で阪神を突き放した。先発モスコーソは 6回 2失点で 5勝 目。阪神はＢクラスが確定した。
ＣＳ進出のかすかな望みも断たれ、阪神甲子園球場を埋めた虎党は肩を落として引き揚げた
阪神はまたまた守備の乱れからの失点で逆転負け。 8回に失策した上本博紀内野手のほか、 記録に表れない拙守も続出した。上位 3チームによるクライマックスシリーズ(ＣＳ)出場の可能 性が消滅し、金本知憲監督の就任 1年目はＢクラスが確定した。
今季を象徴するような内容で終戦した。点を取ってカウンターを食らって、自滅…。 4年ぶり のＢクラスが確定した金本監督は厳しい表情で来季への課題を口にした。
｢攻撃においても守りにおいても、見られているわけだから、すべて、来年どれぐらい(できる のか)というのを｣
守備の乱れから失点。今季を象徴する敗戦に、金本知憲監督も苦い表情だ＝阪神甲子園球場
1回にゴメスの 2ランで先制するも、 5回に能見が投手・モスコーソへの四球も絡んで 4失点 ＫＯ。｢投手が打者で四球となれば、投手のミスで投手のエラーだから。自滅といわれても仕方が ない部分はある。もったいない｣。 8回一死 1塁では併殺コースの打球を 2塁手・上本が失策して 傷口が広がり、ＤｅＮＡに突き放された。｢痛いわね。あそこでチェンジと 2点入るのでは…｣。 失策はチームとして 4試合連続で今季通算92個目(セ・リーグワースト)。これで勝とうとは虫が よすぎる。
残り 7試合。消化試合では、ない。ステップやジャンプが求められる来季への試験場。若手だ けに向けての話ではない。
7回、安打を放った北條史也内野手＝阪神甲子園球場
就任 1年目。｢超変革｣というスローガンの下、勝利と育成の“二兎”を追った。鳥谷や藤浪の 不振といった予想だにしなかったアクシデントにも見舞われ、白星には恵まれなかったが、その 一方で、北條、高山、原口、岩貞、青柳らのフレッシュな顔ぶれの奮闘は実にまぶしく映った。
来季、彼らがどこまで成長した姿をみせてくれるのか。誰もが楽しみで仕方がない。それと同 時にこれまでのようなイージーミスはもう許してくれない。北條に遊撃の椅子を奪われた鳥谷に しても、このまま老け込んでしまうのか、が問われる。上本、大和ら中堅クラスも、それでいい のか、と。だから、練習する。もうそれしかない。
金本監督はＣＳ進出を逃したことについて｢今さら？｣とあえて触れなかった。勝負の2017年シ ーズンはもう始まっている。下を向いている時間はない。
◆データＢＯＸ◆
◎…阪神が 3位ＤｅＮＡに敗れたため、クライマックスシリーズ進出が完全消滅した。阪神が残 り 7試合に全勝すると64勝76敗 3分け、勝率 0.457。一方、ＤｅＮＡが残り 6試合を全敗しても 65勝75敗 3分け、勝率 0.464となり、阪神が勝率でＤｅＮＡを上回れない。
厳しい表情の金本知憲監督＝阪神甲子園球場
阪神の 4年ぶりＢクラスが確定した。初回にゴメスの22号 2ランなどで先行したが、 5回に先 発の能見が踏ん張りきれずに逆転を許した。終盤には守備のミスが出るなど今季を象徴するよう な試合だった。
試合後、ＣＳ進出が消滅したことについて問われた金本知憲監督は｢いまさら…｣とだけ話した。
ついにＣＳが消滅。金本知憲監督の 1年目はＢクラスが決まった＝阪神甲子園球場
大量ドラフト指名から出直しや。阪神はＤｅＮＡに逆転負けし、クライマックスシリーズ(ＣＳ) 進出の可能性が完全消滅。金本知憲監督の 1年目はＢクラスで終わることが確定した。再び 5位 タイに落ちたチームの貧打解消へ、10月20日のドラフト会議で野手を幅広く指名することが明ら かになった。
いちるの望みも消え去った。 7回に高山のタイムリーで 1点差に迫ったが、 8回一死 1塁の守 りで、普通なら併殺の宮崎のゴロをスルーした 2塁手・上本の失策から 2失点。ありえないミス を取り戻すだけの力は今の虎にはなかった。ＣＳ進出の可能性が消え、 4年ぶりのＢクラスが確 定。金本監督は沈痛な表情だった。
｢見ての通り。なんとも言いようがない。練習するしかない｣
就任直後の金本知憲監督も出席した昨年のドラフト会議。今年は大忙しとなりそうだ
『超変革』のスローガンを掲げた今季、若手を育てながら優勝を目指したが、現実は厳しかっ た。打てない、守れないという課題山積の中、来季の巻き返しに向けて、阪神が10月20日のドラ フト会議で大量指名する方針を固めたことが明らかになった。
球団幹部は｢ドラフトで獲れるだけ選手を獲ろうという話になっている。支配下登録選手の枠 (70人)があるから、育成指名も復活することになるだろう｣と 5年ぶりに育成ドラフトにも参加 する見通しという。
球団と現場で今季の戦いぶりを分析。投手力、守備力も課題ではあるが、打線の弱さがここ数 年の停滞の一番の要因であるという意見が支配的になったという。今季は支配下登録選手70人の うち59人が 1軍を経験。ほとんどの選手が首脳陣の目に触れており、来季以降期待できる選手と そうでない選手についてはおおよその仕分けが終了した形だ。
9回に登板した岩崎優投手＝阪神甲子園球場
今季、育成選手だった原口が金本監督に見いだされて 1軍に定着したように、保有選手を増や せば、可能性は広がる。ただし、 3軍制導入を視野に入れたものではないという。
｢もっと打てるチームで、 5点ぐらいの援護があれば、藤浪の成績( 6勝11敗)も変わっていただ ろう。とにかく打てる選手を集めたい｣と球団幹部。 1位で即戦力投手を指名する方針は不変で、 現状では創価大學の 156キロ右腕・田中正義投手が有力候補に上がるが、中位以降は高校、大学、 社会人、独立リーグにまで着目。打てる野手を幅広くリストアップする構えだ。
掛布雅之は1973年の 6位、新庄剛志は1989年の 5位指名から主力野手に成長した。星野仙一監 督(現楽天副会長)は 4位に終わった就任 1年目のオフ、ドラフトで大量12人を指名し、血の入れ 替えを断行。翌2003年の優勝に結びつけた。今オフは超大物外国人カルロス・ゴメスや楽天・嶋 ら国内フリーエージェント選手の補強も水面下で検討中だが、超変革の源流である若手育成の方 針は崩さない。どん底まで沈んだ虎を再建する。
8回、投ゴロに倒れた原口文仁捕手＝阪神甲子園球場
◆ドラフトあらかると
★ 1球団指名は原則10人 2001年から 1球団の最大指名は10人となった。全体の指名人数が 120 人に満たない場合、11人以上の指名が可能で、計 120人に達するまで指名ができる。かつては上 限が 4人、 6人、 8人の時期があった。
★ 1球団最多は18人 1965年の第 1回ドラフトで広島が18人指名したのが歴代最多指名。 4位の 水谷実雄(宮崎商高)らが入団したが、 8人が入団を拒否した。
★近年の大量指名は 巨人が 3軍制創設に伴い、昨年ドラフトで 8位まで、育成ドラフトで 8位 までの計16人を指名。オリックスも昨年10位まで指名し、育成ドラフトで 2位までの12人を指名。 オリックスは契約金 0円選手として2001年に14人を指名している。
7回裏阪神二死 1、 2塁、右前適時打を放った高山俊外野手＝阪神甲子園球場
ドラフト 1位ルーキーが一矢報いた。高山俊外野手が右前適時打を放ち、球団新人安打記録で 2 位赤星憲広氏に並んだ。
2点を追う 7回二死 1、 2塁。右の須田から左の砂田にスイッチした直後の初球だった。外 角 126キロスライダーを引っ張り、 1塁手ロペスの右横を破り右前へ運んだ。 2塁走者の原口が 生還して 1点差に追い上げた。
この安打で阪神で新人時代の2001年赤星憲広が記録した 128安打に肩を並べた。 1位は1998年 坪井智哉氏(現ＤｅＮＡ打撃コーチ)の 135安打。残り 7試合。
7回、適時打を放った高山俊外野手＝阪神甲子園球場
聖地が一瞬にして大歓声に包まれた。 2点を追う 7回二死 1、 2塁。しぶとく 1、 2塁間を抜 いた。阪神の新人安打数で 2位タイとなる一打は、追撃のタイムリー。虎党に希望を示したが、 チームは無念の終戦。高山は多くを語らない。 5回の守備でのミスを指摘されると｢はい、そうで すね｣と応じるだけだった。
1点リードの 5回二死満塁の守備。ＤｅＮＡ・筒香の左中間への飛球は浜風に流された。落下 点が読めず慌てて追う形になり、最後は伸ばしたグラブの先を抜け、外野フェンスを直撃する走 者一掃の 2塁打となった。
高山俊外野手は 7回に適時打を放って 128安打。虎の新人で 2位タイとなった＝阪神甲子園球場
バットでも 6回までの 3打席で無安打。前日16日も 4打席すべて走者を置きながら 4タコ。苦 しい流れの中で意地を見せたのが 7回だった。
左腕・砂田にスイッチした直後の初球。外角スライダーをたたきつけた。右前適時打で一時 1 点差に詰め寄った。
今季 128安打とし、2001年の赤星憲広氏に並んだ。｢ 1番・左翼｣で開幕を迎えた今季。理想の 1 番像を問われ｢足が速くて出塁率が高い｣と赤星のスタイルを挙げていた。今は３番を任されてい るが、偉大な先輩に肩を並べた。
2001年に新人で 128安打した赤星憲広氏
1998年に坪井智哉氏が残した球団新人最多の 135安打まで、あと 7試合で 7本。猛打賞はここ まで12度記録し、1958年に長嶋茂雄氏(巨人)が残した新人記録の14度に、あと｢２｣。目前に迫る 記録更新をチームもバックアップする。
｢明確な数字の目標もある。猛打賞とか、最多安打とか、狙っていけばいい。 1年目は一生に一 回だし、記録を残したら彼の力｣ 片岡打撃コーチはルーキーにハッパをかけると｢(高山の)打順は 3番でいく。基本は｣と今後の スタンスを強調した。来季を見据えた戦いに完全にシフトする残り 7試合。高山が奏でる快音が、 虎ファンの期待値を高めていく。
先発の能見篤史投手(37)が 5回途中で降板した。
5回にＤｅＮＡ白崎に 5号ソロと二死満塁から筒香の走者一掃の中越え 2塁打で 4点を献上。 次打者のロペスを迎えたところでマウンドを降りた。 4回までＤｅＮＡ打線を無失点に抑えてい たが 5回に突如乱れた。
5回表ＤｅＮＡ無死、能見篤史投手は白崎浩之内野手に左越え本塁打を浴びた＝阪神甲子園球場
能見は 5回途中 5安打 4失点ＫＯ。リーグ最多の12敗目( 8勝)を喫した。 4回まで 2安打無失 点と好投していたが、 2－ 1の 5回一死で投手のモスコーソに四球を与え、鳥谷ら守備の乱れも あってピンチ拡大。二死満塁から筒香に大飛球を打たれ、中堅・高山の追いかたも悪く、走者一 掃の逆転 2塁打とされた。今季最終登板となる見込みで、18日にも出場選手登録を抹消される。
◆データＢＯＸ◆
◎…能見は今季12敗目( 8勝)を喫し、 3年連続の 2桁黒星。2014年と2015年はいずれも13敗でリ ーグ最多だった。今季も17日現在でリーグ最多敗戦となっている。
◎…阪神は能見のほかにメッセンジャーと藤浪がともに11敗している。昨季は能見13敗、 メッセンジャー12敗、岩田10敗、岩崎10敗と 2桁黒星が 4人いた。
残り 7試合残しながら阪神15勝 9敗 1分だったが最下位に逆もどり、しかし全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かっての前進も完全に無くなった！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
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