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日本ハム1イニングで2勝!5回の6得点で鷹狩り!ソフトバンク魔の5回、鬼門札幌でCS6戦全敗…

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12日札幌ドームでパCSファイナルステージ・北海道日本ハム-ソフトバンク第 1戦が行われ、北海道日本ハムは先発大谷が 1回に 162キロを計測。 3回まで無安打無失点と盤石。ソフトバンクは先発武田が 2安打無失点で中盤へ。北海道日本ハムは 5回無死満塁から西川の 2点適時打で先制。この回に一挙 6点を先制した。北海道日本ハムは先発大谷から 8回谷元、 9回マーティンとつないで完封リレー。ソフトバンクは打線が沈黙したままで完敗した。

CS男の面目躍如だ。北海道日本ハム中田翔内野手(27)が、ダメ押し 2ランでソフトバンク武田翔太投手(23)をKOした。武田の 144キロの速球を、左中間スタンド最深部に放り込む特大の 130メートル弾でトドメを刺した。 4点を先制した 5回、なおも一死 1塁から左中間席に放り込み、一挙 6得点のビッグイニングを締めくくった。自身CS通算 6本塁打目。2014年のCSではポストシーズン史上初の 4試合連続本塁打を記録した主砲が、今年も爆発の気配だ。西川、近藤の 2点打で 4点を奪い、なおも一死 1塁。武田が投じた内角低めの 144キロの速球を一撃で仕留めた。札幌ドームの天井が吹き飛びそうな大歓声に押された打球は、左中間スタンド最深部に飛び込む 130メートル弾。武田を沈めた。規格外の二刀流だけではない。規格外の 4番打者もチームを日本シリーズの舞台へ導いていく。

今季不敗のリアル二刀流だ。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第 1戦で、北海道日本ハム大谷翔平投手(22)が「8番・投手」で出場し、投げては最速 162キロを軸に 7回 1安打無失点の快投。ポストシーズン史上初のDH解除となった打席では、 5回に先制点につながる中前打、 6回にはプロ初の犠打も成功した。投打で出場した試合は今季 8戦 8勝。チームは宿敵ソフトバンクに快勝し、アドバンテージを含めて「2勝」を先行した。「8番・投手」のリアル二刀流。頂上決戦の主役は、地元スタンドの思いを裏切らなかった。胴上げ投手となった 9月28日西武戦の快投に、アレンジを加えた。先制点が許されない緊迫の舞台。前回同様、変化球はスライダーを中心に組み立てた。リードを奪う 5回まで、変化球35球のうち31球がスライダー。さらに、西武よりも打たせて取るスタイル。最速は前回を上回る 162キロだが、15三振を奪った前回とは球種が同じでも内容は違った。 5回、前打者レアードが左翼フェンス直撃打で出塁すると、打者としてのスイッチも入った。栗山監督から「セーフティー気味のバント」の指示。「バントは得意」と 2球目で投前に転がし、プロ 4年目で初の犠打を記録した。これで“リアル二刀流”では 8戦 8勝。「 1番・投手」で先発出場した 7月 3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では先頭打者アーチを放つなど、最大11.5ゲーム差を逆転しての優勝を象徴する試合を演出。CSファイナルステージの初戦は一発こそなかったが、 8番としてチャンスメークに徹した。お立ち台に上がった大谷は「打席で増井さんを援護できるように頑張りたいです」と、今日13日の第 2戦出場を“公開直訴”。 193センチの野球少年は今、急激に成長している。大舞台の重圧を、大谷はとことん楽しんだ。マウンドから剛速球を投げ、打席ではチャンスメーク。投打二刀流の活躍で、見事にヒーローの座を射止めた。招待した岩手・奥州市に住む父・徹さん(54)と母・加代子さん(53)に、どうしても勝利を届けたかった。アドバンテージの 1勝を含めて 2勝目。勝てば王手のかかる13日の第 2戦の打者出場について、栗山監督は明言を避けたが、大谷は意欲を示した。日本シリーズ進出まであと「2勝」。全力で突っ走る。

手も足も出なかった。工藤公康監督(53)の言葉が、すべてを物語っていた。今季 4度の対戦で 5点しか奪えなかった天敵。不安定な投球が多い立ち上がりを攻略のポイントに挙げていたが「球が浮くこともなかった」。打球がなかなか前に飛ばず、 1回から各打者が思わず苦笑い。「実力の差。球がすごい。俺じゃ、打てないです」と柳田悠岐外野手(28)も力負けを認めるしかなかった。アドバンテージを含めて「2勝」差。2007年に始まったCSファイナルステージで初戦を落としたパ・リーグのチームが日本シリーズに進んだ例はない。重い 1敗。CSでの就任後初黒星が、工藤監督にずっしりとのしかかる。相手にアドバンテージがあるため、あと 1つしか負けられない。短期決戦だけにショックを引きずるわけにはいかない。早々と次戦に目を向けた。CSに限れば、ソフトバンクは札幌ドームで 6戦全敗。完敗のショックを忘れられるか。今日13日の第 2戦は何が何でも勝つ必要がある。

ソフトバンクの武田は 0- 0の 5回に暗転し、 6点を失った。レアード、大谷に連打を浴び無死 1、 2塁から大野のバント処理で自らが球をこぼしてピンチを広げた。ここで西川に中前へ 2点打、犠打後の一死 2、 3塁で近藤に中前へ 2点打を許し、気落ちして迎えた中田には甘く入った初球を左中間席に運ばれた。 4回までは無得点に抑えたが、大事な初戦で先発の役割を果たせなかった。記事をまとめてみました。

 

 

 パCSファイナルステージ<北海道日本ハム 6- 0ソフトバンク>◇第 1戦◇12日◇札幌ドーム

 北海道日本ハムは先発大谷が 1回に 162キロを計測。 3回まで無安打無失点と盤石。ソフトバンクは先発武田が 2安打無失点で中盤へ。

 北海道日本ハムは 5回無死満塁から西川の 2点適時打で先制。さらに近藤の中前 2点打、中田の左中間越え 2ランも出て、この回に一挙 6点を先制した。

 北海道日本ハムは先発大谷から 8回谷元、 9回マーティンとつないで完封リレー。ソフトバンクは打線が沈黙したままで完敗した。

 

  7回表ソフトバンク無死、内川聖一外野手を 3ゴロにとりガッツポーズの大谷翔平投手=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

 CS男の面目躍如だ。北海道日本ハム中田翔内野手が、ダメ押し 2ランでソフトバンク武田をKOした。 4点を先制した 5回、なおも一死 1塁から左中間席に放り込み、一挙 6得点のビッグイニングを締めくくった。自身CS通算 6本塁打目。2014年のCSではポストシーズン史上初の 4試合連続本塁打を記録した主砲が、今年も爆発の気配だ。

 描いた放物線を、打席から悠々と見つめた。中田が本能むき出しで、甘い球を仕留めた。 4点を先行し、イケイケ状態の 5回一死 1塁。ソフトバンク武田の初球。外角を狙った 144キロ直球が、逆球となって内寄りに来た。「真っすぐを待っていたし、 1球で決められて良かった。ボールも、しっかり見えていたしね」。一振りでケリをつけた。

 短期決戦、さすがの集中力だ。CSでは通算 6本塁打目。史上 5位タイとなり、 5本を勝利に結びつけている。「あんまり覚えてないんよね」。 2年前のCSでは、ポストシーズン記録となる 4試合連続本塁打をマークしたが、当時の記憶はほとんどないという。「前回は前回。今年は今年」。邪念を捨て、目の前の1試合、 1打席に全力を注ぐ覚悟だ。

 

 

  5回裏日本ハム一死 1塁、 2点本塁打を放った中田翔内野手(背中)をハイタッチで迎える大谷翔平投手(右から 2人目)らナイン=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

 周囲の心配も吹き飛ばした。試合前は、ゴホッゴホッ…。人目を避けながら、大きな音を立てて、せき払いしていた。打撃練習を終え、知人と談笑中もこらえきれない。大丈夫かと問われると「大丈夫。空気が汚いというか…」。心配されまいと、ごまかした。実はシーズン終了後から、せきに悩まされている。 7日に札幌ドームで行われた紅白戦は途中交代して早退するほどだったが、試合が始まれば関係なかった。

 かつて、体調不良からの一夜明けに言い放ったことがある。「オレは普通の人と、体のつくりが違うんや」。せきが止まらなくても、バットを持てば 4番の仕事をするだけ。栗山監督も「うれしかったし、久々にジーンとなるホームランだった」と絶賛した。球場から帰路に就く際、半袖のTシャツ姿で言った。「流れ的に翔平で取れたのは大きい。すごく今日の 1試合は大きい」。規格外の二刀流だけではない。規格外の 4番打者もチームを日本シリーズの舞台へ導いていく。

 

 

  5回、北海道日本ハム・中田翔内野手は2点本塁打を放った=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

 北海道日本ハム・中田翔内野手が 5回のビッグイニング( 6得点)を締めくくる 1号 2ラン。武田の 144キロの速球を、左中間スタンド最深部に放り込む特大の 130メートル弾でトドメを刺した。CS通算 6本塁打となり、うち 5本がソフトバンク戦。敗れた工藤公康監督はわずか 1分半で会見を切り上げて、悔しさをにじませた。

 涙腺の弱い栗山監督を“瀬戸際”まで追い込む一発だった。「うれしかったね。なんか、久々にジーンときました。ちょっと気になるところもあったしね」。本番直前、主砲の状態を気にかけていた指揮官を喜ばせる中田のCS 1号が飛び出したのは 5回だった。

 西川、近藤の 2点打で 4点を奪い、なおも一死 1塁。武田が投じた内角低めの 144キロの速球を一撃で仕留めた。札幌ドームの天井が吹き飛びそうな大歓声に押された打球は、左中間スタンド最深部に飛び込む 130メートル弾。武田を沈めた。

 

 

  5回、 2点本塁打を放った北海道日本ハム・中田翔内野手=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

 「まずは最高の形でチームが勝てたことが一番。ストレート待ちだったし、 1球で決められたのはよかった。バットもしっかり振れていた」

 中田のドヤ顔が頼もしい。シーズン中、武田との対戦打率は 0.111。超苦手としていたが、ポストシーズンを迎え、気持ちをリセット。CS通算 6本塁打目は、ソフトバンクから同 5本目。開戦のゴングとともに“タカ撃ち職人”の本能が目覚めた。

 「あれが 4番なんでしょうね。着実に成長している」と今シーズン中、中田の打撃を称賛したのはロッテ・伊東監督だった。「優秀というよりは有能。簡単にはアウトにならない。ボール球に手を出さない。甘い球は一撃で持っていく。だから侍ジャパンの 4番でもあるんだろうけど…」。敵ながらあっぱれの視線を注ぎ続けていた。

 快勝で第 1戦をものにした。13日の第 2戦にも日本シリーズに王手をかける。「あくまでチャレンジャー。油断なく一戦一戦に臨むだけ。CS 6発目? 関係ないね。今年は今年と切り替えている」。主砲の言葉がいちいち頼もしい。

 

 

  5回、中田翔内野手(左)が左中間スタンドへ一発。主砲も存在感を放った。右は川名コーチ=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

▼中田がCS通算 6本目の本塁打。プレーオフ、CSの通算本塁打では(1)ウッズ(中日)、和田(中日) 8本、(3)森野(中日)、中村(西武) 7本に次ぎ里崎(ロッテ)、井口(ロッテ)、坂本(巨人)に並ぶ 5位タイ。 6本中5本はチームの勝利に結びついている。中田はソフトバンクと対戦した2014年ファイナルSで同一ステージ最多の 4本塁打。同年 1Sからは日本シリーズを含めポストシーズン史上初の 4戦連発を記録している。

★頼れる「大将」

 プロ 9年目の今季は 110打点を挙げ、 2年ぶりの打点王に輝いた。チームでは年下の選手に「大 将」の愛称で親しまれる。ポストシーズンを知らない若手のために、食事の際には自身の経験談を 披露。D 3位・井口和朋投手(22=東京農業大学北海道オホーツク)が「ありがたいです」と話すなど、 投手陣にも影響を与えている。

◆ データBOX◆

〔1〕北海道日本ハム・中田が 5回に 2ラン。プレーオフ、CSでの本塁打は通算 6本目で、2014年ファイナルステージ第 5戦以来。通算 6本は、坂本勇人(巨人)らと並ぶ歴代 5位。通算最多は和田一浩(中日など)、タイロン・ウッズ(中日)の 8本で、パ・リーグ最多は中村剛也(西武)の 7本。中田は 6本塁打中 5本をソフトバンク戦で放っている。 〔2〕北海道日本ハムが 5回、 6得点。プレーオフ、CSでの 1イニング 6得点以上は2012年ファーストステージ第 2戦の 3回に 7得点を挙げた西武以来 4年ぶり。北海道日本ハムの 6得点は最多タイで、2007年第 2ステージ第 3戦の 7回以来 9年ぶり 2度目。

 

 

 今季不敗のリアル二刀流だ。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第 1戦で、北海道日本ハム大谷翔平投手が「8番・投手」で出場し、投げては最速 162キロを軸に 7回 1安打無失点の快投。ポストシーズン史上初のDH解除となった打席では、 5回に先制点につながる中前打、 6回にはプロ初の犠打も成功した。投打で出場した試合は今季 8戦 8勝。チームは宿敵ソフトバンクに快勝し、アドバンテージを含めて「2勝」を先行した。

 盤石だった。連勝で札幌に乗り込んできた相手の勢いを受け止め、完全に分断した。

 大谷:使ってもらったからには期待に応えたいし、それを超える活躍をしたいと思っています。

 「8番・投手」のリアル二刀流。頂上決戦の主役は、地元スタンドの思いを裏切らなかった。

 胴上げ投手となった 9月28日西武戦の快投に、アレンジを加えた。先制点が許されない緊迫の舞台。「フォークが(抜けて)半速球になるのが嫌」。前回同様、変化球はスライダーを中心に組み立てた。リードを奪う 5回まで、変化球35球のうち31球がスライダー。さらに、西武よりも「粘ってくる打者が多い。(三振を)ムキに取りに行かない」と、打たせて取るスタイル。最速は前回を上回る 162キロだが、15三振を奪った前回とは球種が同じでも内容は違った。

 

  4回表ソフトバンク二死 3塁、松田宣浩内野手を中飛に仕留め右手を突き上げる大谷翔平投手。後方は静まるソフトバンクベンチ=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

  5回、前打者レアードが左翼フェンス直撃打で出塁すると、打者としてのスイッチも入った。「試合を決めるポイントだと思った」。ソフトバンク武田の初球 145キロを中前にはじき返し、好機を拡大した。併殺を避けるため「センターラインは外そうと思った」。意図通りに打球は飛ばず、「いい打席ではない」と苦笑いしたが、大量点への足掛かりになった。

  6回にはプロで初の送りバントも成功。投打で出場する「リアル二刀流」は、今季 8戦全勝と不敗神話も継続した。「打席に立つことによって、マウンドで打たれる確率が高くなるとは思ってないです」。大谷の本能は、二刀流出場でこそ覚醒する。「どうやったら、野球少年に戻るかな」。序盤に苦しんだ大谷を復調させるため、栗山監督が悩んだ末に踏み出したのがDH解除。狙いは的中した。

 お立ち台に上がった大谷は「打席で増井さんを援護できるように頑張りたいです」と、今日13日の第 2戦出場を“公開直訴”。「初戦が大事とは思ってましたけど、勝った今は、明日が大事」。 193センチの野球少年は今、急激に成長している。

 

 

 蹴り上げた右足が力強い。大谷翔平投手が自慢の剛球で強力打線を牛耳った=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

 ファイナルステージ( 6試合制、優勝チームに 1勝のアドバンテージ)が開幕し、パ・リーグ優勝の日本ハムが 6- 0で 2位のソフトバンクに快勝し「2勝0敗」とした。「8番・投手」で先発出場した大谷翔平投手(22)が 7回 1安打無失点と好投。打ってもプロ 4年目で初の犠打を含む 2打数 1安打で勝利に貢献した。DHを解除する“リアル二刀流”で臨んだ試合は今季 8戦 8勝。過去にプレーオフ、CSで「2勝0敗」としたケースの突破率は 100%。日本シリーズ進出は間違いない!

 大舞台の重圧を、大谷はとことん楽しんだ。マウンドから剛速球を投げ、打席ではチャンスメーク。投打二刀流の活躍で、見事にヒーローの座を射止めた。

 「緊張しました。使っていただいたからには、期待に応えたい。それを超える活躍をしたい。大事な試合で結果を出せたのはよかった」

 

 

 中前打を放った北海道日本ハム・大谷翔平投手=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

 最速 162キロを記録した直球とスライダーを武器に、 7回 1安打 6奪三振で無失点。鷹打線を翻弄した試合後は、あどけない笑みを浮かべた。 9月21日のソフトバンク戦以来となるDHを解除して「8番・投手」の先発出場。打者としての役目も果たした。 5回無死 1塁から「 1点を取るために積極的にいった」と中前打。西川の先制打で生還し、一挙 6得点のビッグイニングを演出した。

 さらに 6回無死 1塁では、打席に入る前に栗山監督から「セーフティー気味のバント」の指示。「バントは得意」と 2球目で投前に転がし、プロ 4年目で初の犠打を記録した。これで“リアル二刀流”では 8戦 8勝。「 1番・投手」で先発出場した 7月 3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では先頭打者アーチを放つなど、最大11.5ゲーム差を逆転しての優勝を象徴する試合を演出。CSファイナルステージの初戦は一発こそなかったが、 8番としてチャンスメークに徹した。

 

 

 送りバントを成功させた北海道日本ハム・大谷翔平投手=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

 栗山監督が、 8月中には決めていたというCS開幕投手。お立ち台では「たまたまです。(大一番に)もともと弱かったのが役に立っている」と照れたが、招待した岩手・奥州市に住む父・徹さんと母・加代子さんに、どうしても勝利を届けたかった。

 仕事の都合で年に数回しか観戦できない徹さんは、CSに合わせて休暇を取って、前日11日に札幌入り。昨年のCSファーストステージ初戦(札幌ドーム)では両親が見守る中、 2回 2/3を投げ 2失点と炎上。 1回二死から四球を出してヒヤヒヤさせたが、後続を断って無失点。幼少期に野球を教えてくれた父から「立ち上がりに四球で自滅しなかった。力が付いてきたのかな」とお褒めの言葉をもらった。

 アドバンテージの 1勝を含めて 2勝目。勝てば王手のかかる13日の第 2戦の打者出場について、栗山監督は明言を避けたが、大谷は「勝ったいまはあした(13日)が一番大事。僕は出るつもりです。打席で何とか援護できるように」と意欲を示した。日本シリーズ進出まであと「2勝」。全力で突っ走る。

 

 

 試合後、大谷翔平投手は今季限りで現役引退する武田勝投手が発してリーグ優勝を後押しした「俺のために優勝しろ」の“名言”がプリントされたTシャツに着替えて、ファンと喜びを分かち合った=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

◆ポストシーズンのDH解除は初 大谷が「8番・投手」で先発。パ・リーグのプレーオフ、CSでは前後期の優勝チームが対戦した1975~1982年を含めDH制を採用しているが、今年の 1Sまでの 108試合は全球団がDHを使用。日本シリーズでもDH制を採用した1985年の全試合と1987年以降のパ・リーグ本拠地では全球団がDHを使っており、ポストシーズンでDH解除は初めて。また、ポストシーズンで先発投手が 9番以外の打順を打つのは日本シリーズの2002年西武以来( 9人制の第 1戦で 7番松坂、第 2戦で 8番石井)で、DH制のないセ・リーグを含めプレーオフ、CSでは初。

◆データBOX◆

〔1〕北海道日本ハムが対戦成績を「2勝0敗」(アドバンテージの 1勝を含む)とした。日本シリーズ進出をかけたプレーオフ、CSで「2勝0敗」としたケースは、セ・パ合わせて過去18度すべて日本シリーズに進出(パでは14度)し、突破率は 100%となっている。

〔2〕大谷が 7回 1安打で勝利投手。プレーオフ、CSで 7回以上を投げて 1安打に抑えたのは、2008年第 1ステージ(S)第 3戦の阪神・岩田稔( 8回)、2011年ファイナルS第 2戦のヤクルト・石川雅規( 7回)以来 5年ぶり 3人目で、勝利投手になったのは石川に次いで 2人目。

〔3〕パの投手がプレーオフ、CSで安打を放ったのは、1974年プレーオフ第 1戦のロッテ・三井雅晴以来、42年ぶり 5人目。チームでは初。

★指名打者(DH)制

 投手に代わり、打撃専門の野手を打順に組み入れる制度。得点アップにより観客を増やす目的で1975年にパ・リーグが採用した。ただチームは必ずしも指名打者を使わなくてもいい。その場合、試合中に指名打者を使うことはできず、大谷の降板後も投手が打席に入らなくてはならない。米大リーグではア・リーグが1973年に導入した。

 

 空気が重い。工藤公康監督(右端)は厳しい表情で腕組み=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

 手も足も出なかった。工藤監督の言葉が、すべてを物語っていた。

 「(隙は)ないね、きょうの大谷くんには。完敗です」

 今季 4度の対戦で 5点しか奪えなかった天敵。不安定な投球が多い立ち上がりを攻略のポイントに挙げていたが「球が浮くこともなかった」。打球がなかなか前に飛ばず、 1回から各打者が思わず苦笑い。「実力の差。球がすごい。俺じゃ、打てないです」と柳田も力負けを認めるしかなかった。

 「H」ランプがともったのは 4回の内川の左翼線 2塁打のみ。指揮官は、 5回に崩れた先発の武田についても「(大谷と)我慢比べで精神が削られた」と振り返った。 8回からは救援陣にも無安打に抑えられ、今季初の 1安打零封負け。しかも、 1安打はCS史上最少。屈辱的な惨敗となった。

 アドバンテージを含めて「2勝」差。2007年に始まったCSファイナルステージで初戦を落としたパ・リーグのチームが日本シリーズに進んだ例はない。重い 1敗。CSでの就任後初黒星が、工藤監督にずっしりとのしかかる。

 

 チームバスに乗り、浮かない表情を見せる工藤公康監督=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

 「終わった瞬間に切り替える。以上」。わずか 1分半。今季初めて、自ら会見を打ち切った。求められるのは、残り 5試合で 4勝。 2年連続日本一に輝いた常勝軍団が、窮地に追い込まれた。

 ソフトバンク工藤公康監督が大谷の投球に脱帽した。

 立ち上がりを攻略のポイントにしていたが、序盤 3回は 2四球だけでノーヒット。「浮いたボールもなく、低めに来ていた。完敗ですね」と潔く認めた。CSは自身 5連勝中だったが、就任以来初黒星を喫した。「終わった瞬間に、切り替えることが大事だ」。相手にアドバンテージがあるため、あと 1つしか負けられない。短期決戦だけにショックを引きずるわけにはいかない。早々と次戦に目を向けた。

 北海道日本ハムへの雪辱ムードが一気にしぼんだ。ソフトバンクは投打ともに完敗。ファーストステージを連勝で突破した勢いは消え、ペナントレースで大逆転Vを許した現実に引き戻された。敗戦の後、工藤監督は 1塁側ベンチで深々と一礼。自身のCS初黒星は、手も足も出ない敗戦だった。

 

 北海道日本ハム対ソフトバンク  5回裏北海道日本ハム無死 1、 2塁、大野奨太捕手の送りバントをファンブルしピンチを広げる武田翔太投手=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

 「とにかく、切り替えて、明日、行くしかない。終わった瞬間に、切り替えるのが大事だ。以上、終わり」  就任以来、初めて自ら会見を打ち切った。約 1分半という質疑応答は異例とも言える短さだった。振り返りようのない完敗。必死に視線を次戦に向けた。  北海道日本ハム大谷には不安定な立ち上がりを、攻略のポイントに掲げていた。攻略の糸口さえ見つからず、工藤監督も「高めに浮いたボールがなく、低めに来ていた。完敗ですね」と潔く認めた。  内川が放った左翼線 2塁打の 1安打だけ。 3投手による無失点リレーを許した。爆発が期待された柳田はこれでCS 3戦で11打数ノーヒット、 5三振。「実力の差。(大谷は)すごい。俺じゃ打てない。打てるように頑張ります」と自嘲気味に話した。  相手にアドバンテージがあるため、あと 2敗すれば、今季が終わってしまう。CSに限れば、ソフトバンクは札幌ドームで 6戦全敗。完敗のショックを忘れられるか。今日13日の第 2戦は何が何でも勝つ必要がある。

 

◆CSファイナルステージ: 6試合制で先に 4勝した球団が日本シリーズに進出。シーズン優勝球団に 1勝のアドバンテージが与えられる。引き分けを除いた勝ち数が同じ場合は優勝球団が勝者。延長戦は12回まで。12回表終了で勝ち上がりが確定した場合、裏を行わずコールドゲームとなる。予告先発はパだけ実施。

 

  5回、降板するソフトバンク・武田翔太投手=12日午後、北海道札幌市の札幌ドーム

 

 ソフトバンクの武田は 0- 0の 5回に暗転し、 6点を失った。レアード、大谷に連打を浴び、無死 1、 2塁から大野のバント処理で自らが球をこぼしてピンチを広げた。ここで西川に中前へ 2点打、犠打後の一死 2、 3塁で近藤に中前へ 2点打を許し、気落ちして迎えた中田には甘く入った初球を左中間席に運ばれ「チームに申し訳ない」と悔しそうに言った。

 前回登板は 9月28日のロッテとのリーグ戦。間隔が空いたために投球フォームの微調整などを行い「状態はかなり良かった」と言う。 4回までは無得点に抑えたが、大事な初戦で先発の役割を果たせなかった。

 

 第 2戦(13日)は、18時開始予定。予告先発は北海道日本ハムが増井浩俊、ソフトバンクが中田賢一。

 

 札幌ラーメンを食べるような感じになってきた…。嫌いじゃ無いけれど、豚骨らあめんの方がもっと好き!(ボソ…)

 

 

 2016年 公式戦順位表 

      

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