●藤浪晋太郎投手(22)が野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合(11月10、11日メキシコ戦。12、13日オランダ戦。いずれも東京D)のメンバー入りしたことが15日、分かった。今季 7勝11敗に終わったが、日本代表・小久保裕紀監督(45)が期待をかけた。18日に正式発表される。この日までに、「侍ジャパン」行の切符が届いたことが、わかった。今季 7勝11敗、防御率3.25。 2桁勝利は 3年連続でストップし、高卒 4年目にして初めてといえる挫折を味わった。制球面、フィールディングなどさまざまな課題を残し、オフに突入。秋季練習では基本中の基本であるキャッチボールの練習などプライドをかなぐり捨てて取り組んでいる。待望の招集通知。藤浪は29日から高知・安芸でスタートする秋季キャンプに参加するが、途中でチームを離れ、来月 6日からQVCマリンで始まる「侍ジャパン」の直前合宿に参加する予定。今月18日に正式発表されるが、虎で唯一の選出はBクラスに終わったチームにとって朗報。序盤の制球難を克服し、シーズン残り 2試合で見せた本来の投球を見せれば、鬼に金棒。並み居る強打者たちをねじ伏せ、剛腕の底力をみせつける。
●阪神秋季練習(15日、甲子園)金本知憲監督(48)が速球に弱い若手野手の打力強化に乗り出す方針を明かした。29日から高知・安芸で始まる秋季キャンプでは新たに少数精鋭の監督指定強化選手を作ることを明言。宮崎フェニックス・リーグで好調な来季 2年目の板山祐太郎外野手(22=亜細亜大學)が第 1号に決まった。鬼は鬼でも、半速球の鬼は要らん! 金本監督が若虎に警告した。秋晴れの甲子園で打撃スタイルの「超変革」を求めた。課題を克服するための秋季練習であり、秋季キャンプ。安芸での新たな指定強化選手も決まった。 2年目を迎える板山だ。宮崎フェニックス・リーグの全 7試合で打率 0.423(26打数11安打)、 5打点、 1本塁打。 8日の西武戦(南郷)から 3試合連続 3安打とマークした。早速指定強化選手第 1号に指名した。“速球の鬼”を作る。スイングで相手をおじけさせる集団にする。板山は宮崎フェニックス・リーグのロッテ戦(天福)が雨天中止となり、球場に隣接する室内練習場で調整し、金本監督の強化指定選手入りを伝え聞いた。「プロに入ったときから金本監督が目標といってきましたし、教えていただけることがあれば、自分のものにしたいです」と気合十分。「秋、冬は自分でも想像つかないくらい追い込みたい」と強い決意を口にした。
●秋季練習で左翼方向への打撃を磨く高山俊外野手(23=明治大學)は、金本監督からの修正を受けながら着実にレベルアップしている。フリー打撃の後半には気持ちよく引っ張る、本来の打撃も解禁。ラスト一振りは右中間席中段へ豪快弾を突き刺していた。
●甲子園の秋季練習に参加している岩貞祐太投手(25)が15日、前日に続き精力的にランニングメニューをこなした。第 2クール折り返しはシャトルランやゴロ捕球などで汗を流した。
●来季 8年目を迎える秋山拓巳投手(25)が15日、ブルペンで73球の投球練習を実施した。みやざきフェニックス・リーグ、ロッテ戦(天福)が降雨のため中止。先発予定だった右腕はブルペン投球を終えて、恨めしそうに雨空を見上げた。記事をまとめてみました。
侍ジャパン復帰が明らかになった藤浪晋太郎投手。日本代表のタテジマユニホームもよく似合う
藤浪晋太郎投手が野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合(11月10、11日メキシコ戦。12、13日オランダ戦。いずれも東京D)のメンバー入りしたことが15日、分かった。今季 7勝11敗に終わったが、日本代表・小久保裕紀監督(45)が期待をかけた。18日に正式発表される。
秋晴れの甲子園にサクラが咲いた。自然と顔もほころぶ。キャッチボールにも力が入る。藤浪が再び、日の丸を背負って世界の舞台で投げる。この日までに、「侍ジャパン」行の切符が届いたことが、わかった。
今季 7勝11敗、防御率3.25。 2桁勝利は 3年連続でストップし、高卒 4年目にして初めてといえる挫折を味わった。制球面、フィールディングなどさまざまな課題を残し、オフに突入。秋季練習では基本中の基本であるキャッチボールの練習などプライドをかなぐり捨てて取り組んでいる。
円陣で笑顔を見せる藤浪晋太郎投手(右から 2人目)。朗報が届いた=阪神甲子園球場
同い年の大谷(北海道日本ハム)らとは異なり、シーズンでは圧倒的なパフォーマンスを証明できなかった。金本監督からも「正直大谷に負けているんだから、そのうち勝ちますといえばいい」とハッパをかけられていた。球団内でも今回の「侍ジャパン」入りは非常に厳しいという声も多かったが、小久保監督ら日本代表首脳陣は、その能力を評価。来年 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を見据えて、世界と戦うメンバーに加えた。
藤浪にとって「侍ジャパン」入りは2015年 3月の欧州代表戦以来、 1年 7カ月ぶり。昨年11月の「プレミア12」はシーズン終盤から抱えていた右肩の炎症で辞退していた。今回のメキシコ、オランダとの強化試合はWBC本番を見すえた最終選考の場となるだけに、快投すれば、侍定着の可能性が高まる。さらに巻き返しの来季に向けて、大きなステップとなるのは間違いない。
キャッチボールをする藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
この日、午前10時半から甲子園で始まった秋季練習ではウオーミングアップ開始直前、バックスクリーン下で組まれた投手陣の円陣の中心に背番号「19」がいた。二言三言話した後、万雷の拍手を受ける姿があった。
待望の招集通知。藤浪は29日から高知・安芸でスタートする秋季キャンプに参加するが、途中でチームを離れ、来月 6日からQVCマリンで始まる「侍ジャパン」の直前合宿に参加する予定。今月18日に正式発表されるが、虎で唯一の選出はBクラスに終わったチームにとって朗報。序盤の制球難を克服し、シーズン残り 2試合で見せた本来の投球を見せれば、鬼に金棒。並み居る強打者たちをねじ伏せ、剛腕の底力をみせつける。
◎藤浪の日本代表VTR
★U-18代表(2012年):大阪桐蔭高のエースとして、甲子園春夏連覇に貢献。 8月の「U-18世界選手権」(韓国)に出場。 1次ラウンド(R)の台湾戦で完封勝利、 2次Rのコロンビア戦は 5回 3失点で負け投手となるが同韓国戦では 9回 2点で完投勝利を挙げた。
★初のトップチーム(2014年、阪神):2014年11月、日米野球の日本代表に選出された。トップチームでは初の代表で第 4戦に先発。一発を浴びるなど 4回 4失点で負け投手となった。
★強化試合とプレミア12(2015年、阪神): 開幕を控えた 3月10日の強化試合・欧州代表戦に 3番手で登板。 2回 3奪三振、無失点と好投。11月 8日開幕の国際大会「プレミア12」の代表に選出されたが、シーズン終盤から右肩の状態が悪く出場を辞退した。
中谷将大外野手(左)の前でトスバッティングを披露する金本知憲監督。直球に強い打者を育てる=阪神甲子園球場
阪神秋季練習(15日、甲子園)金本知憲監督が速球に弱い若手野手の打力強化に乗り出す方針を明かした。29日から高知・安芸で始まる秋季キャンプでは新たに少数精鋭の監督指定強化選手を作ることを明言。宮崎フェニックス・リーグで好調な来季 2年目の板山祐太郎外野手が第 1号に決まった。
鬼は鬼でも、半速球の鬼は要らん! 金本監督が若虎に警告した。秋晴れの甲子園で打撃スタイルの「超変革」を求めた。
「陽川、江越、中谷、全員、半速球の鬼やで。真っすぐにどれだけ遅れるんか、というぐらい遅れる。ちょっと不思議やぞ。(阪神に)そういう印象ない? 他のチームの若い選手は『真っすぐだけ』という感じやん」
北條史也内野手(左)と話す金本知憲監督=阪神甲子園球場
全体練習後、中谷の特打をみながら、思わず首をかしげた。シーズン中も各球団の速球派投手にことごとくやられた。
「投手の球の速さとスイングスピードの速さが合ってないもん、ベンチからみとって。連続ティーをやればいいんだよ」
課題を克服するための秋季練習であり、秋季キャンプ。安芸での新たな指定強化選手も決まった。 2年目を迎える板山だ。宮崎フェニックス・リーグの全 7試合で打率 0.423(26打数11安打)、 5打点、 1本塁打。 8日の西武戦(南郷)から 3試合連続 3安打とマークした。
「キャンプにいって、『あ、コイツ』と思うものをみせてくれたら土俵に上がってくると思う。板山とかは、その候補」
早速指定強化選手第 1号に指名した。“速球の鬼”を作る。スイングで相手をおじけさせる集団にする。
打撃練習をする板山祐太郎外野手。手前は掛布雅之 2軍監督=日南市天福球場
金本知憲監督が29日から高知・安芸で始まる秋季キャンプでは新たに少数精鋭の監督指定強化選手を作ることを明言。宮崎フェニックス・リーグで好調な来季 2年目の板山祐太郎外野手が第 1号に決まった。
板山は宮崎フェニックス・リーグのロッテ戦(天福)が雨天中止となり、球場に隣接する室内練習場で調整し、金本監督の強化指定選手入りを伝え聞いた。「プロに入ったときから金本監督が目標といってきましたし、教えていただけることがあれば、自分のものにしたいです」と気合十分。「秋、冬は自分でも想像つかないくらい追い込みたい」と強い決意を口にした。
◆半速球(はんそっきゅう)
野球用語で全力で投げる速球に対して、少し力を抜いて投げるスピードを抑えたボールのこと。スライダー、フォーク、チェンジアップなどを指すことが多い。ストライクを狙う場合が多く、全力投球でないので打たれると飛距離が出るケースがほとんど。
打撃練習をする高山俊外野手(後方・右は金本知憲監督)=阪神甲子園球場
秋季練習で左翼方向への打撃を磨く高山は、金本監督からの修正を受けながら着実にレベルアップしている。「外のボールを(左翼へ)打つときに、ポイントを近くにし過ぎていた。それを『このあたりだぞ』と(バットで地面を指し示して)教えてもらいました。いい感触の打球も増えてきた」と心地よい汗をぬぐった。フリー打撃の後半には気持ちよく引っ張る、本来の打撃も解禁。ラスト一振りは右中間席中段へ豪快弾を突き刺していた。
キャッチボールを行う岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
甲子園の秋季練習に参加している岩貞祐太投手が15日、前日に続き精力的にランニングメニューをこなした。
第 2クール折り返しはシャトルランやゴロ捕球などで汗を流した。
前日は投手陣で階段ダッシュを敢行。連日の走り込みに「体力強化をさせたい。ケアもしながらケガをしないようにしたい」と意欲をみせた。
ブルペンで投球練習をする秋山拓巳投手=日南市天福球場
来季 8年目を迎える秋山拓巳投手が15日、ブルペンで73球の投球練習を実施した。
みやざきフェニックス・リーグ、ロッテ戦(天福)が降雨のため中止。先発予定だった右腕はブルペン投球を終えて「ゲームが空いているんで球数を投げようかなと。まだこっちに来て先発出来ていないんですよ…]と、恨めしそうに雨空を見上げた。
来シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2016年 公式戦順位表
2016年 フェニックスリーグ試合日程
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