●金本知憲監督(48)が16日、高山俊外野手(23＝明治大學)、原口文仁捕手(24)らが見守る中で“実演指導”を行った。22スイングで安打性の当たりは 6本、うち 1本は、右翼ポール際のスタンドに飛び込む“本塁打”。自らのバットで、若虎にお手本を示す格好となった。高山、原口らが居残り特打の準備をしていたときだ。金本監督が白木のバットを手に、打席に入った。中井打撃投手を相手に、22スイング。 1本はきれいな放物線を描いて、右翼ポール際のスタンドに着弾した。29日からの高知・安芸での秋季キャンプでも打席に立つか問われると、｢ない、ない、ない。素振りとティー打撃ぐらいならやるけど。全身筋肉痛になって大変なことになる｣と否定したが…。アニキのことだから、じっとしていられない！？
●北條史也内野手(22)が16日、甲子園で行われている秋季練習で外野でノックを受けた。シートノックで遠投強化を目的にセンターに就いた。来季、遊撃定着を狙う北條が、中堅に“初挑戦”した。シートノックで外野に回ると、バックホーム送球などを行った。首脳陣の狙いは遠投と、内外野の意思疎通。本職の内野守備へのヒントを得た様子だった。
●藤浪晋太郎投手(22)は、来季の開幕投手について現時点では無心を強調した。15日はシャトルランなどで足腰の強化を図った。前日14日、金本監督は開幕投手の筆頭候補にメッセンジャーを挙げた。プロ 4年間でまだ開幕投手の経験はない。秋季練習第 2クール最終日の16日、今オフ初めてブルペン入り。変化球を交えて50球、すごみのある球で周囲を驚かせた。今季わずか 7勝に終わったが、今後は 2日に 1度のハイペースでブルペン投球を行う予定。フォームをしっかり固めて、代表戦へと臨む。初の投球練習。見守った香田投手コーチも“評価”はしなかったが、周囲からすれば、変わり身と意気込みを十分に感じるものだった。前日15日に11月の野球日本代表｢侍ジャパン｣強化試合(10、11日メキシコ戦、12、13日オランダ戦)でメンバー入りしたことが判明。今回の代表戦は、日の丸定着のアピールとともに、この秋の成果をはかる絶好の舞台でもある。 2日に 1度の投球練習。さらに、ネットピッチなどフォームチェックを含めれば、毎日ブルペンに入ることになる。またチーム内では代表戦での故障防止のため、代表合宿(11月 6日～千葉)前にシート打撃など実戦的な登板をさせるプランも、浮上しているという。“ブルペン漬け”の成果を、まずは侍ジャパンで見せる。完全覚醒プランは、着実に進み出している。
●今季10勝をあげた岩貞祐太投手(25)が投内連係の一環で行われたけん制球の練習で、高代延博ヘッドコーチ(62)から密着指導を受けた。
●金本知憲監督(48)の特命を受けて権田トレーナーが宮崎入りした。16日の練習から 2軍チームに合流。甲子園での秋季練習組と宮崎組のトレーニング内容にズレが出ないための派遣。金本監督からは｢選手が戸惑わないようにしてくれ｣と、送り出された。
●掛布雅之 2軍監督(61)がすぐさま動いた。16日、みやざきフェニックス・リーグ、ハンファ戦(宮崎市生目の杜運動公園アイビースタジアム)の雨天中止が決定。前日15日から 2日連続となり、これで同リーグ 6試合目となる中止だ。阪神は16日、ハンファ戦が雨天中止となり、宮崎市内の室内練習場で調整。 1年目の板山祐太郎外野手(22＝亜細亜大學)が、“鉄人道”を歩む覚悟を示した。前日15日に金本知憲監督から秋季キャンプの強化選手に指名されたことを受け、目を輝かせた。フェニックス・リーグでは打率 0.423(26打数11安打)と好成績。29日からの高知・安芸キャンプでの鍛錬はもちろん、オフもアニキの進んだ道をなぞるように、肉体強化に挑む。記事をまとめてみました。
高山俊外野手、今成亮太内野手ら(左から)の前で“実演”する金本知憲監督＝阪神甲子園球場
阪神秋季練習(16日、甲子園)金本知憲監督が16日、高山、原口らが見守る中で“実演指導”を行った。22スイングで安打性の当たりは 6本、うち 1本は、右翼ポール際のスタンドに飛び込む“本塁打”。｢遊び、遊び｣と謙遜したが、自らのバットで、若虎にお手本を示す格好となった。
高山、原口らが居残り特打の準備をしていたときだ。金本監督が白木のバットを手に、打席に入った。中井打撃投手を相手に、22スイング。 1本はきれいな放物線を描いて、右翼ポール際のスタンドに着弾した。
｢遊び、遊び。北條でもいれるで。お手本？ 関係ない、関係ない。恥ずかしいところを見せてしまった｣
秋季練習でフリー打撃を行う金本知憲監督＝阪神甲子園球場
テレ笑いの将だが、48歳とは思えない力強いスイング。通算2539安打＆ 476本塁打のスラッガーによる“実演指導”だ。食い入るように見つめていた原口も｢格好いいですね。参考になった？ はい。トップの位置を高くするとか、バットの出し方とかですね｣と感激した。
目下フォーム修正中の原口。指揮官は、構えたときの重心が前寄りであることを指摘し、｢重心を真ん中に｣と指導している。そんな男へ、俺のスイングを見ろ、とばかりの“手本”だった。
29日からの高知・安芸での秋季キャンプでも打席に立つか問われると、｢ない、ない、ない。素振りとティー打撃ぐらいならやるけど。全身筋肉痛になって大変なことになる｣と否定したが…。アニキのことだから、じっとしていられない！？
北條がセンターで一石二鳥だ！ 北條史也内野手が16日、甲子園で行われている秋季練習で外野でノックを受けた。
シートノックで遠投強化を目的にセンターに就いた。｢外野はカットに投げるだけと思いますが、難しい。カットに入るラインを崩したら、投げづらい｣。遠投強化に加えて外野目線での中継プレーを学び、本職遊撃に生かしたいところだ。
外野で守備練習を行う北條史也内野手＝阪神甲子園球場
来季、遊撃定着を狙う北條が、中堅に“初挑戦”した。シートノックで外野に回ると、バックホーム送球などを行った。首脳陣の狙いは遠投と、内外野の意思疎通。本人も｢(内野手の)カットの(送球先への)ラインがずれていたら(外野手は)投げにくい。何を感じるかは自分次第｣と、本職の内野守備へのヒントを得た様子だった。
シーズン後、初のブルペン投球を行った藤浪晋太郎投手は、シートノックでも軽快な動きを披露した＝阪神甲子園球場
藤浪は、来季の開幕投手について現時点では無心を強調した。
15日はシャトルランなどで足腰の強化を図った。前日14日、金本監督は開幕投手の筆頭候補にメッセンジャーを挙げた。この話題に藤浪は｢まだ先の話ですし、何も考えていないです｣に話すにとどめた。プロ 4年間でまだ開幕投手の経験はない。
侍へ、そして来季へ－。前日15日に、11月の強化試合での日本代表入りが判明した藤浪晋太郎投手が秋季練習第 2クール最終日の16日、今オフ初めてブルペン入り。変化球を交えて50球、すごみのある球で周囲を驚かせた。今季わずか 7勝に終わったが、今後は 2日に 1度のハイペースでブルペン投球を行う予定。フォームをしっかり固めて、代表戦へと臨む。
軽快にノックを受ける藤浪晋太郎投手＝阪神甲子園球場
乾いたミット音だけが響く。報道陣からは見えないブルペン。出てきたチーム関係者は｢バッチリやったわ｣とＯＫポーズを作った。藤浪がいきなりすごい球を投げた。迫力満点の50球だ。
｢シーズンが終わって初めてだったので、軽くしか投げていません。バランスを考えながら、しっかり自分のフォームで投げることを意識しました｣
初の投球練習。見守った香田投手コーチも｢まだキャッチボールに毛の生えたようなもの｣と“評価”はしなかったが、周囲からすれば、変わり身と意気込みを十分に感じるものだった。
軽快にノックを受ける藤浪晋太郎投手＝阪神甲子園球場
前日15日に11月の野球日本代表｢侍ジャパン｣強化試合(10、11日メキシコ戦、12、13日オランダ戦)でメンバー入りしたことが判明。正式発表は18日のため本人は｢特に意識はしません｣とコメントしなかったが、今回の代表戦は、日の丸定着のアピールとともに、この秋の成果をはかる絶好の舞台でもある。
今季わずか 7勝。高卒 4年目で初の 1桁勝利に終わり、秋季練習から、首脳陣主導で修正に取り組んでいる。15回 1失点と好投したラスト 2試合の登板の感覚を保ちながら、腕を横振りから縦振りへ。制球力向上のため、バランス重視のフォームに変更。フィールディング面の改善…。さまざまな課題に対し、基礎中の基礎であるキャッチボールから見直しているが、この日は、途中経過を確認した形だ。
ノックを受けた藤浪晋太郎投手＝阪神甲子園球場
今後の方針についても詳細が明らかになった。香田コーチは｢( 1クール) 4勤のスケジュールであれば、最低 2回入ってほしい。 1日 1度、マウンドの傾斜を使ったフォームの確認を行いたい｣と具体的に説明。 2日に 1度の投球練習。さらに、ネットピッチなどフォームチェックを含めれば、毎日ブルペンに入ることになる。またチーム内では代表戦での故障防止のため、代表合宿(11月 6日～千葉)前にシート打撃など実戦的な登板をさせるプランも、浮上しているという。
｢体の張りを考えながら（ブルペンに）入れるときに入れたらですね｣
“ブルペン漬け”の成果を、まずは侍ジャパンで見せる。完全覚醒プランは、着実に進み出している。
★今季の藤浪晋太郎
開幕 3連勝も、そこから 6試合勝てず。 6月 2日の楽天戦(コボスタ)で完封後も自身ワーストの 7試合勝ち星無し。 7月 8日の広島戦(甲子園)では“懲罰続投”で 161球、 8回 8失点。 8月30日の中日戦(ナゴヤＤ)では 1回 7失点ＫＯ。ただ 9月14日の広島戦(甲子園)で自身最速 160キロをマークすると、同22日の広島戦(マツダ)は 1失点完投で 7勝目。30日の巨人戦(甲子園)でも 6回 0封とラスト 2登板は好投。今季26試合、 7勝11敗、防御率3.25。
今季10勝をあげた岩貞が投内連係の一環で行われたけん制球の練習で、高代ヘッドコーチから密着指導を受けた。｢『レパートリーを多くもつことは必要だ』とおっしゃっていただいた｣。もちろん企業秘密。詳細は明かさなかったが「反復練習をして、フォームを固めていこうと思う。(ブルペン入りも)トレーニングと並行しながらやっていく｣と話した。
金本知憲監督の特命を受けて権田トレーナーが宮崎入りした。16日の練習から 2軍チームに合流。｢ランニング、ウエートトレーニングについての確認。(ウエートの)フォームの修正。それが私のミッションです｣と説明した。
甲子園での秋季練習組と宮崎組のトレーニング内容にズレが出ないための派遣。金本監督からは｢選手が戸惑わないようにしてくれ｣と、送り出された。
室内練習場で行われた練習を見つめる掛布雅之 2軍監督＝宮崎市生目の杜運動公園アイビースタジアム
掛布雅之 2軍監督(61)がすぐさま動いた。
16日、みやざきフェニックス・リーグ、ハンファ戦(宮崎アイビー)の雨天中止が決定。前日15日から 2日連続となり、これで同リーグ 6試合目となる中止だ。指揮官はオフの予定だった17日に練習をすることを即決。｢このところ雨が続いている。そんなに長い時間はやらないけど、汗を流さないと｣と、説明した。
室内でノックを受ける板山祐太郎外野手。体重増でパワーアップだ＝宮崎市生目の杜運動公園アイビースタジアム
阪神は16日、ハンファ戦(アイビー)が雨天中止となり、宮崎市内の室内練習場で調整。 1年目の板山祐太郎外野手が、“鉄人道”を歩む覚悟を示した。
｢教えてもらえればレベルアップしたい。自分も(オフに金本監督と同じジム)『アスリート』にいっていて、監督が 1年目でどれくらい(重量を)上げたか聞ける。監督の 1年目より、という気持ちがあります｣
守備練習をする板山祐太郎外野手、植田海内野手(右)＝宮崎市生目の杜運動公園アイビースタジアム
前日15日に金本知憲監督から秋季キャンプの強化選手に指名されたことを受け、目を輝かせた。フェニックス・リーグでは打率 0.423(26打数11安打)と好成績。29日からの高知・安芸キャンプでの鍛錬はもちろん、オフもアニキの進んだ道をなぞるように、肉体強化に挑む。
｢監督は目標にしている選手。充実した秋、冬が過ごせれば｣
体重も現在の83キロから自己最重量86キロまで上げる予定。 1軍定着だけを見据えて、熱血漢が突っ走る。
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2016年 公式戦順位表
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