●来季阪神のキャプテンに就任する福留孝介外野手(39)はフォア・ザ・チームを強調した。3000万円増の年俸 2億3000万円(推定)で契約を更改。今季は日米通算2000安打、最年長サイクル安打など多くの記録を達成し、低迷するチームで孤軍奮闘した。攻守でチームを引っ張ったが｢チームとして優勝という以前にＢクラスだった。そこに悔いが残る｢と、渋い表情を浮かべた。福留は、闘う集団のあるべき姿を語った。記録ラッシュだった今季とはまた違うシーズンに臨む。
●分からないことは何でも聞いてこい。飛躍の 1年目を終えた高山俊外野手(23)が 3日、新入団選手たちのアドバイザー役を引き受けた。近日中にも 8人のルーキーたちがタテジマに袖を通す。年上も年下もいるが、高山はプロの世界を 1年先に知る“先輩”となる。今季の新人選手ではただ一人、フルシーズンを 1軍で過ごした。球団新人記録の 136安打をマークし、新人王を獲得。新入団 8選手の中に同じ外野手こそいないが、どの選手もあたたかく迎え入れる心の準備は整っている。“新人王エキス”の注入で若虎の底上げに貢献する。
●金本知憲監督(48)が 3日、新外国人、エリック・キャンベル内野手(29＝メッツ)を｢４番・３塁｣として来季起用する構想を明かした。メジャー通算７発と物足りないが、勝負強さがあれば問題なし。昨季まで阪神に在籍したマット・マートン外野手(35＝現カブス３Ａ)のような 4番としての活躍を期待した。糸井加入も主砲のいすは空いたまま…。大丈夫か？ 徐々にくすぶってきた虎党の不安を金本監督が一掃した。いかに前評判は低くとも、そこにキャンベルを入れたい考えがあることを話した。長距離砲のゴメスを手放し、メジャー通算 196試合、打率 0.221、 7本塁打、44打点のキャンベルに舵を切った。本塁打こそ多くないが、｢３Ａ｣では 4年連続 3割以上をマークした巧打が持ち味。もちろん一発長打は期待したいものの、 4番を選ぶ基準はそこではない。決定力という武器があるかどうか、を最重視することを明かした。 3月31日の開幕広島戦(マツダ)でのスタメン方針を明言したが、｢臨機応変にいかないと｣と 1塁を含めて柔軟に対応する構え。来春のキャンプ、オープン戦で打撃の実力を測っていくが、現在の構想は｢４番・３塁｣。新打線の中心がひとまず定まった。
●阪神ＯＢの森田一成氏(27)が 3日、兵庫・姫路市内の香寺総合公園スポーツセンターで行われた野球教室に参加した。ファンミーティングでは湯舟敏郎氏(50)らと登壇。森田氏は2011年 7月26日中日戦で球団初のプロ初打席初本塁打をマークするなど、長打力で甲子園を沸かせたが、2014年に戦力外になっていた。米国留学をへて、今後は柔道整復師を目指すという。
●佐野日本大學高等学校(栃木)の新監督に、同校ＯＢで元阪神投手の麦倉洋一氏(45)が就任することが 3日、分かった。来年 4月から指揮を執る予定で、巨人沢村らを育てた松本弘司監督(65)の勇退と合わせて、 5日にも発表される。松本監督は名誉監督に就任する。麦倉氏は松本監督の教え子で、甲子園初出場を果たした1989年夏のエース。記事をまとめてみました。
来季阪神のキャプテンに就任する福留はフォア・ザ・チームを強調した。3000万円増の年俸 2億3000万円(推定)で契約を更改。今季は日米通算2000安打、最年長サイクル安打など多くの記録を達成し、低迷するチームで孤軍奮闘した。攻守でチームを引っ張ったが｢チームとして優勝という以前にＢクラスだった。そこに悔いが残る｢と、渋い表情を浮かべた。
契約更改を終えテレビ出演し、笑顔を見せる福留孝介外野手
来季からは｢高校生(ＰＬ学園)以来｣という主将を務める。金本監督や球団フロントからの信頼も厚く選手との橋渡し役としても期待される。
福留は｢常にゲームに入っていてほしい。全員で集中してほしい。試合中にボールが動いているのは１球だけ。こうなれば、こうすると常に考えられるように。自分がこうやりましたという意図があれば、また次のステップに進める｣と、闘う集団のあるべき姿を語った。記録ラッシュだった今季とはまた違うシーズンに臨む。
鳴尾浜で元気にダッシュする(右から)植田海内野手、望月惇志投手、高山俊外野手、板山祐太郎外野手、小滝トレーナー＝阪神鳴尾浜球場
分からないことは何でも聞いてこい。飛躍の 1年目を終えた高山俊外野手が 3日、新入団選手たちのアドバイザー役を引き受けた。
｢自分も(入団時は)分からないことだらけだったので、いろいろ聞いてもらえれば。直接聞かれたら言えることは言おうと思ってますし、答えられる範囲で答えようと思います｣
室内での打撃練習を終えた高山俊外野手＝阪神鳴尾浜球場
近日中にも 8人のルーキーたちがタテジマに袖を通す。年上も年下もいるが、高山はプロの世界を 1年先に知る“先輩”となる。今季の新人選手ではただ一人、フルシーズンを 1軍で過ごした。球団新人記録の 136安打をマークし、新人王を獲得。｢ 1年経っても全く慣れてないですけど｣と話したが、紆余(うよ)曲折した経験からの学びを、傾けてくる耳にささやくつもりだ。
｢みんな、野球をしに(プロに)きているので一緒に頑張りたい｣
新入団 8選手の中に同じ外野手こそいないが、どの選手もあたたかく迎え入れる心の準備は整っている。“新人王エキス”の注入で若虎の底上げに貢献する。
来季 4番として期待されるエリック・キャンベル内野手。本塁打は少ないが、巧打が持ち味だ
金本知憲監督が 3日、新外国人、エリック・キャンベル内野手(29＝メッツ)を｢４番・３塁｣として来季起用する構想を明かした。メジャー通算７発と物足りないが、勝負強さがあれば問題なし。昨季まで阪神に在籍したマット・マートン外野手(現カブス３Ａ)のような 4番としての活躍を期待した。
糸井加入も主砲のいすは空いたまま…。大丈夫か？ 徐々にくすぶってきた虎党の不安を金本監督が一掃した。いかに前評判は低くとも、そこにキャンベルを入れたい考えがあることを話した。
｢チャンスで強かったらもちろん( 4番もある)。マートンも 4番打っとったし。やっぱり長距離、ホームランを打てる 4番が理想かもしれないけど、それ以前に勝負強い、チャンスに強いというのが大前提だから｣
長距離砲のゴメスを手放し、メジャー通算 196試合、打率 0.221、 7本塁打、44打点のキャンベルに舵を切った。本塁打こそ多くないが、｢３Ａ｣では 4年連続 3割以上をマークした巧打が持ち味。｢中距離ヒッターかな。マートンみたいになってくれたらな、と。ミート中心の打者｣というのが、映像を見た指揮官の印象。もちろん一発長打は期待したいものの、 4番を選ぶ基準はそこではない。決定力という武器があるかどうか、を最重視することを明かした。
来季の打線構想を明かした金本知憲監督。 4番には長打よりもチャンスでの強さを求める
｢どうしても 1点(が欲しい)とか。打ったら勝ち、打たなかったら試合が終わりというところで、どう打ってくれるか、というね。いつもいうけど、それが打者の価値だと俺は思っている｣
将のいう｢打者の価値｣とは、得点圏打率や勝利打点など一見してわかるものではなく、白星をつかむパフォーマンスが大一番でできるか、ということ。虎では2013年に 4番として 111試合に出場し、両リーグ最多の決勝打17本を放ったマートンがいいお手本。助っ人だからといって、必ずしも本塁打が必要ではない。
｢外国人選手だから、絶対、力はあるんだから、基本的に。スイングをちょっとみるだけで、変わる可能性もあるしね。( 3塁で)最初は使いますわね。特別何か(アクシデントが)ない限り｣
3月31日の開幕広島戦(マツダ)でのスタメン方針を明言したが、｢臨機応変にいかないと｣と 1塁を含めて柔軟に対応する構え。来春のキャンプ、オープン戦で打撃の実力を測っていくが、現在の構想は｢４番・３塁｣。新打線の中心がひとまず定まった。
★2013年 111試合｢４番｣
マートンは阪神 1年目の2010年は主に先頭打者として当時日本記録となる 214安打をマーク。2011年 7月 7日の中日戦(ナゴヤＤ)で初めて 4番に座り、2013年には 4番で 111試合に出場、打率 0.303、14本塁打、69打点。同年は先制や勝ち越しなどの殊勲打が28本(サヨナラ打 3本)、 3度目の最多安打( 178)とリーグ最多の37 2塁打も記録するなど勝負強さを発揮した。 4番通算では 120試合、打率 0.306、14本塁打、69打点。
｢姫路ベースボールフェスティバル｣で参加選手を集める中谷将大外野手(左)と森田一成氏
阪神ＯＢの森田一成氏が 3日、兵庫・姫路市内の香寺総合公園スポーツセンターで行われた野球教室に参加した。
ファンミーティングでは湯舟敏郎氏らと登壇。今季の戦いぶりについて問われると｢中谷や北條ら、 2軍のときに一緒だった選手が出ていてうれしい｣と話す一方で、盟友の大和について話題を振られると｢自主トレも一緒にさせてもらって、かわいがってもらった。個人的には出てほしい｣とエールを送っていた。森田氏は2011年 7月26日中日戦で球団初のプロ初打席初本塁打をマークするなど、長打力で甲子園を沸かせたが、2014年に戦力外になっていた。米国留学をへて、今後は柔道整復師を目指すという。
佐野日本大學高等学校新監督に就任する元阪神の麦倉洋一氏
佐野日本大學高等学校(栃木)の新監督に、同校ＯＢで元阪神投手の麦倉洋一氏が就任することが 3日、分かった。
来年 4月から指揮を執る予定で、巨人沢村らを育てた松本弘司監督の勇退と合わせて、 5日にも発表される。松本監督は名誉監督に就任する。
麦倉氏は松本監督の教え子で、甲子園初出場を果たした1989年夏のエース。甲子園では開幕試合となった近畿大學附属広島高等学校・福山校戦で、自らの決勝アーチによる 1－ 0完封勝利を飾った。
◆麦倉洋一(むぎくら・よういち)
1971(昭46)年 7月29日生まれ、栃木・都賀町(現栃木市)出身。佐野日大ではエースとして1989年夏に甲子園初出場に貢献。栃木大会は全試合無失点で、甲子園の 1回戦も完封。 2回戦の初回まで48イニング無失点を続けた。同年ドラフト 3位で阪神に入団。右肘痛に悩まされて1994年に引退。プロ通算12試合 2勝 4敗。 178センチ、79キロ。右投げ右打ち。
来シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって進め！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
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