安藤優也投手(34)は 4回、ヘルマンの強烈な打球が右脛を直撃し、両脇を抱えられながらの降板となった。
3試合ぶりにマット・マートン外野手(30)がスタメン復帰したが、 3打数無安打と振るわなかった。
鳥谷敬内野手(30)が「流れに左右されないように、何とか打開しないと」と石井一久投手(38)から意地打!二死から真ん中低め 140キロ直球を中前に落とした。
2塁も踏めず<西武 2- 0阪神>今季 9度目の完封負け。17イニング連続で適時打なしという貧打ぶりに、和田豊監督(49)ら首脳陣も嘆き節のオンパレード。交流戦も 7勝12敗 2分けで 4年連続の負け越しが決まった。西武ドームに詰めかけた虎ファンからは「コーチ陣の入れ替えも考えてもいいのではないか」と厳しい声が飛んだ。記事をまとめてみました。
西武は 3回、一死 2塁のチャンスを得たが、片岡、栗山が凡退し、先制機を逃した。阪神も 3回まで 1安打に抑え込まれた。
西武が 4回、中村の13号ソロで先制。秋山も 1号ソロで続き、 2点を奪った。石井は 6回まで 1安打無失点。
先発石井は今季 2度目の完封勝利で、岸に並ぶチームトップタイの 6勝目をマーク。阪神戦通算30勝も達成した。
安藤は 4回、あまりにも痛いイニングになった。打球直撃で途中降板だ。
一死から中村にカーブを中堅スタンドに運ばれると、続く秋山にも右翼ポール際に弾丸ソロを浴び 2連続被弾でグロッギーになった直後の一撃で病院送りにされた。
ヘルマンの強烈な打球が右脛を直撃した。その場にうずくまり、スタッフに両脇を抱えられながらの降板となった。ベンチに下がると、そのまま病院へ直行したが、球団によると今後もチームに同行することから、大事には至らなかったようだ。
4回裏西武一死、ヘルマンの打球を右足に受け顔をしかめる安藤
「わからない…」
骨に直接当たったのかの問いに苦悶の表情で言葉を絞り出した。それが精一杯だった。
西武ドーム名物のスタンド下の 109段の階段は、手すりにつかまり、テーピングをグルグル巻きにした右足を引きずりながら上った。
中村、秋山の連続本塁打で 2失点した直後のアクシデント。「打線のいいチーム。当たってきているのは確か」と警戒していたが、長打を防げなかった。これで 4月19日を最後に勝ち星から見放されている。
1回は二死から中島に左前打されたが、 4番・中村を左飛。 3回には四球とボークで一死 2塁のピンチを招くも、片岡を遊ゴロ、栗山はフォークで空振り三振に料理した。山口投手コーチも「序盤はボールもよかった」とし、期待の持てるマウンドだったが…。
ヘルマンの打球を受けて倒れ込む安藤
アクシデントとはいえ今季最短 3回 1/3KO。 4連敗で 4敗目( 2勝)を喫し、 4月19日ヤクルト戦(甲子園)から白星がない。関係者によると大事には至らなかった模様で、ロッテ戦(16、17日、QVC)の千葉遠征も帯同するが、登板間隔が空くため14日にも 1軍選手登録を抹消される見込み。患部に問題がなければ、リーグ戦再開 2カード目の26日からの中日 3連戦で登板する予定だが…。
キャンプから 2軍でスタートした昨年は 6月12日の西武戦(西武D)で最初のチャンスをつかんだが 1回 2/3を 5安打 3失点と炎上。 2軍へ戻り、 1軍登板はこの 1試合だけだった。雪辱するはずの舞台で再び悪夢に襲われた。
3試合ぶりにスタメン復帰したマートンは、 3打数無安打と振るわなかった。試合後は「ごめんなさい。きょうも話せないよ」と英語で話し、帰りのバスへと乗り込んだ。片岡コーチは「石井とは相性がいい(昨季 3打数 2安打)し、先頭打者アーチも打っているんだが…」。和田監督は復調の兆しについて「きょうのゲームに関しては、ないね」と厳しかった。本来の姿を取り戻すまで、まだ時間がかかりそうだ。
1回表阪神二死、中前打を放った鳥谷
鳥谷が初回二死に西武先発石井から 3試合ぶりの安打となる中前打を放った。二死から真ん中低め 140キロ直球を中前に落とした。 2安打完封負けを喫したが、「甘い球をファウルにしたりしたしね。流れに左右されないように、何とか打開しないと」と前を向いた。
しかし、その後は空振り三振、左飛に倒れた。「何球か甘い球はありましたけど、それを仕留めきれなかった」。波に乗れない打線の中核を担うだけあって、厳しい表情のまま帰りのバスに乗り込んだ。
8回のスコアボードに「0」が刻まれると、所沢まで駆けつけた虎党が次々と球場を去った。もうおなじみとなった光景だ。わずか 2安打で今季 9度目の完封負け。首脳陣は悲鳴を上げ、ファンはチームの構成に疑問を投げかけた。
「心配どころの話じゃない。兆しみたいなものもきょうの試合に限っては、ない。気持ちでおされている。打とうという気持ちはあるんだろうけど焦りにつながって全部を打ちにいっている。タイミングがとれてないからポンポンとすぐに追い込まれてしまう。絞りきれていないな」
和田監督は試合後、厳しい表情で嘆いた。 1回二死で鳥谷が中前打を放って以降、石井に打つ手なし。 9回にようやく新井良太が中前に打ったものの、 2塁すら踏めず、借金は今季ワーストタイの「3」に逆戻り。交流戦も 7勝12敗 2分けとなり、 4年連続の負け越しが決まった。
マートンを 3試合ぶりにスタメン復帰させたが、 3タコとまったく機能しなかった。
7回のアニキ・金本見送り三振の瞬間、ベンチで両手を広げる片岡コーチ。隣の和田監督も呆然…
17イニング連続で適時打なし。 3得点以下は10試合連続となった。片岡打撃コーチは「打開の手立ては毎日考えている。具体的に? まぁ、毎日考えてますよ」と苦悩ぶりを口にし、「相手がよかったから打てないというのではなく、何とかしていかないと」と渋い表情をみせた。
チーム打率は 0.223でリーグ 5位。もう58試合を消化し、シーズンの半ばに差し掛かろうとしている。待てど暮らせど開花しない打線に対し、和田監督は「打席で気が出てこないと」と話し、“元気印”野原祐の 1軍昇格が濃厚となったが、果たして、それだけの問題だろうか。
東京都新宿区から知人と駆けつけた新田直之さん(25=会社員)は「打てないなぁ。チーム全体の問題だと思う。編成面の課題も含めて、コーチ陣の入れ替えも考えてもいいのではないか」と手厳しかった。
和田監督は就任当時、「現在の戦力に少しスパイスを加えれば十分優勝争い、優勝できるような戦力はある」と宣言した。若手の突き上げ自体も寂しい現状で、今月 11日のソフトバンク戦(甲子園)前には南球団社長が監督室を訪れ、「そろそろ(監督が)前に出ていく時期じゃないか」とゲキを飛ばしていた。
今後、球団内ではコーチらが適材適所なのかどうかの検証も進められていく見通し。年俸総額約33億円の選手たちの眠りを起こせなければ、厳しい風が吹きそうだ。
ファンを大切にしなければいけない。未だに歯車が噛み合わない状態どいうよりも、首脳陣の考え方がまちまちなのではないだろうか?
東京都新宿区の新田直之さんが「コーチ陣の入れ替え」と言っているが、それだけでは足りないと思っている。
今シーズンの出だしは、今年こそ行ける!と思っていたのに現状ではそれも遠い夢に終わりそうだ。(T-T)
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
2012年度 日本生命セ・パ交流戦 試合日程は、次の所で調べることができます。
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