●DeNAが序盤で 2点を先制した。初回に阪神岩田の暴投で 1点を奪い、 2回は一死 2塁から倉本寿彦内野手(26)の適時打で 2点目を追加した。阪神が 4回に逆転した。先頭・北條史也内野手(22)の四球と大山悠輔内野手(22=白鴎大学)の安打、ジェイソン・ロジャース内野手(29)の凡退で一死 1、 2塁とし、中谷将大外野手(24)が「11号3ラン」を放った。阪神は 8回、大山の「2ラン」などで突き放し、「2位タイ」浮上。今季初先発の岩田稔投手(33)が 2年ぶりの白星。
●中谷将大外野手が値千金の「逆転3ラン」を放った。中谷将大外野手が、「11号3ラン」を放った。 4回一死 1、 2塁でDeNA石田健大投手(24)から意地の 1発。お立ち台では、チーム最多の「11号」に力を込めた。DeNAに並んで「2位」に再浮上した。前日の拙守を取り返す鮮やかな一発を置き土産に、虎は恒例の夏のロードに出発。必ず首位広島との差を詰めて、甲子園に帰ってくる。傷だらけでも、谷底からはい上がった。舞い上がる白球にしばらく目をやり、中谷はバットを派手に放り投げて少しずつ 1塁へ。前夜の汚名返上、絶対に負けられない一戦で「11号逆転3ラン」をかっ飛ばした。気持ちが打球に乗り移っていた。打球は美しい放物線を描き、虎党の大声援の渦巻く左中間スタンドに吸い込まれた。悪天候による中断を挟んだ 8回にも中前打を放って、一挙「7得点」のビッグイニングを演出した。チームトップを走る 3試合ぶりの今季「11号」を含む 4打数 2安打 3打点。今季13度目のマルチを記録し、甲子園での連敗を「4」で止めた。獲物を狙う獣のように、豪快な一発に勝利への執念を込めた。 7月は「10勝8敗」とし月間勝ち越しに王手をかけた。28日の中日戦(ナゴヤドーム)からは本拠地甲子園を高校球児に明け渡し、恒例の約 1カ月の夏のロードに旅立つ。昨季までプロ「通算4本塁打」だった男は力を込めた。中谷のバットが長期ロードを乗り切るカギになる。
●雨が降りしきる甲子園を、一本の放物線が切り裂いた。大歓声を浴びながら、表情を変えずにダイヤモンドを回る。D 1位ルーキー・大山が、試合を決定づける一発を放った。 3- 2の 8回一死 2塁。リードしているものの、のどから手が出るほど追加点がほしい場面。砂田の 124キロスライダーを振り切ると、打球は左中間スタンドへ一直線。リードを「3点」に広げる「3号2ラン」を突き刺した。酸いも甘いも経験中。燃える気持ちを抱いて、試合に臨んでいた。現在、 1塁にはロジャース、 3塁には鳥谷敬内野手(36)が固定されており、大山の主戦場は外野になる。福留孝介外野手(40)の積極的休養や、糸井嘉男外野手(35)の離脱もあり出番が増えてきた。守りに不安はあるが、思い切って、とにかく目の前のことを必死にやるだけだ。自分のためにも、チームのためにも。打って打って打ちまくる。
●今季 1軍初登板初先発した岩田稔投手は 5回 3安打 2失点で踏ん張り、勝ち投手の権利を持って降板した。 1回は暴投で先制点を献上し、毎回の 5四球。降板後は反省の言葉が並んだ。今季初めて上がるお立ち台に、黄色一色のスタンドから届く「岩田」コール。“懐かしい”光景に、少し照れくさそうに笑みを浮かべながら、ペコリと頭を下げた。 1回に暴投、 2回には適時打と、立ち上がりに「2点」を失った。ここで終われないと奮起。中谷の「逆転3ラン」に助けられ、 5回を 3安打 2失点で今季初勝利。2015年 9月20日のヤクルト戦(甲子園)以来、実に 676日ぶりの白星にニガ笑いしながらも喜んだ。スタンドには、自身と同じく「1型糖尿病」と戦う子供たち10組20名を招待していた。昨年は電話でしか交流ができなかったが、大声援を浴びる姿を披露できた。夢をかなえよう、共に-。再び歩み出した岩田が、虎投をより強固なモノとする。
●高橋聡文投手(34)は 1点リードの 7回二死 3塁から登板し、筒香を 2ゴロに仕留めた。一打同点のピンチも、内角を強気に攻めて切り抜けた。また、 8回からバトンを受けた桑原謙太朗投手(31)は宮崎敏郎内野手(28)に左前打、後藤武敏内野手(37)に遊失など一死 2、 3塁のピンチを招いたが、梶谷隆幸外野手(28)を 2飛、代打・荒波翔外野手(31)を遊飛と打ち取り、ピンチ脱出。珍しくポーカーフェースを崩していた。
●藤浪晋太郎投手(23)がウエスタン・リーグ広島戦(由宇)で 5回からリリーフ登板。 1イニングを 1安打 1四球で無失点に抑えた。先頭で迎えた天谷を空振り三振に仕留めると、続く坂倉は左飛に打ち取った。二死走者なしで迎えた桑原に、初球を打ち返され中安打を許すと、代打・高橋大には 4球連続ボールを投じて四球。二死死 1、 2塁のピンチを迎えたが、庄司を右飛に抑えて 3つのアウトを取り終えた。この日は 1回を16球で抑え、由宇に集った観客からは温かい拍手が送られた。次回の登板は29日のオリックス戦(丸亀)で、先発する見通しとなった。打席には前回登板で唯一安打を許した高橋大。 3球連続で外角にボールが外れると、 4球目はきれいに指にかかった直球もわずかに低く、四球となった。掛布 2軍監督は納得の表情。さらに次回の登板を、29日の同・オリックス戦(丸亀)で先発で登板の予定を明かした。 2軍に降格してから約 2カ月。結果以上に内容が求められる登板が続いていくが、何とか期待に応え昇格をつかみ取る。記事をまとめてみました。
<阪神10- 3DeNA>◇14回戦◇阪神 8勝 6敗◇27日◇阪神甲子園球場
DeNAが序盤で 2点を先制した。初回に阪神岩田の暴投で 1点を奪い、 2回は一死 2塁から倉本の適時打で 2点目を追加した。
阪神が 4回に逆転した。先頭・北條の四球と大山の安打、ロジャースの凡退で一死 1、 2塁とし、中谷が「11号3ラン」を放った。
阪神は 8回、大山の「2ラン」などで突き放し、「2位タイ」浮上。今季初先発の岩田が 2年ぶりの白星。DeNAの連勝は「3」で止まった。石田は「4敗」目。
5回表DeNA二死 1塁、宮崎敏郎内野手を打ち取りポーンとグラブを叩く岩田稔投手=阪神甲子園球場
中谷将大外野手が値千金の「逆転3ラン」を放った。 2点を追う 4回一死 1、 2塁、左腕石田の 139キロ直球を左翼席へ。
「チャンスで回ってきた打席でしたし、何とかしたいと思っていました。甘くきたボールをしっかりと振り抜くことができ、最高の形になってくれて良かったです」と振り返った。
4回裏阪神一死 1、 2塁、中谷将大外野手は左越え「3点本塁打」を放った=阪神甲子園球場
中谷将大外野手が、「11号3ラン」を放った。 4回一死 1、 2塁でDeNA石田から意地の 1発。
「ほんとよかったですし、 2点取られて流れが悪かったんで、流れを変えられたんじゃないかと思います」
お立ち台では、チーム最多の「11号」に「もっと打てるように頑張ります」と力を込めた。
お立ち台でポーズを取る、左から中谷将大外野手、岩田稔投手、大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
中谷将大外野手が 2点を追う 4回、左中間に「11号3ラン」を放って、逆転勝ち。DeNAに並んで「2位」に再浮上した。前日の拙守を取り返す鮮やかな一発を置き土産に、虎は恒例の夏のロードに出発。必ず首位広島との差を詰めて、甲子園に帰ってくる。
傷だらけでも、谷底からはい上がった。舞い上がる白球にしばらく目をやり、中谷はバットを派手に放り投げて少しずつ 1塁へ。前夜の汚名返上、絶対に負けられない一戦で「11号逆転3ラン」をかっ飛ばした。気持ちが打球に乗り移っていた。
「ほんとうに(感触は)よかったですし、 2点とられて流れも悪かった。流れを変えられたと思います。勝ったことがよかったです」
4回、「逆転3ラン」を放った中谷将大外野手。前夜の守りのミスを千金弾で取り返した=阪神甲子園球場
ヒーローは表情を緩め、汗びっしょりのまま喜びをかみしめた。 0- 2の 4回。先頭の北條はしぶとく四球を選び、大山が中前打で続いた。一死 1、 2塁でカウント 1- 0から先発石田の真ん中低め、 139キロを一閃。打球は美しい放物線を描き、虎党の大声援の渦巻く左中間スタンドに吸い込まれた。
悪天候による中断を挟んだ 8回にも中前打を放って、一挙「7得点」のビッグイニングを演出した。チームトップを走る 3試合ぶりの今季「11号」を含む 4打数 2安打 3打点。今季13度目のマルチを記録し、甲子園での連敗を「4」で止めた。
阪神が勝利。ヒーローインタビュー。右から岩田稔投手、大山悠輔内野手、中谷将大外野手=阪神甲子園球場
前日の同戦では 1点差に詰め寄った直後の 8回に左中間への飛球を中堅の中谷と左翼の大山がお見合い。痛恨の 1点を献上した。手痛いミスを挽回する一発を放ち「日々切り替えてやっていっているので、きょうはしっかりと結果が残せてよかったです」と胸を張った。大山も 8回「2ラン」を放ち、アベック弾でそろって汚名を返上した。
もうバットを握りたくない、と思うほど手は豆だらけだ。甲子園での試合前練習の、さらに前。室内練習場では片岡打撃コーチのチェックのもと、汗だくになりながら、時には 1時間も振り込んだ。終わったと思ったら、メニューを追加されてさらに振る。投げ出してたまるかという反骨心で目をぎらつかせる。そんな光景を遭遇したチーム関係者は「異様な雰囲気だった」というほど。獲物を狙う獣のように、豪快な一発に勝利への執念を込めた。
勝利しナインとタッチを交わす中谷将大外野手=阪神甲子園球場
ミスを反発力に変えた若虎について金本監督は「ほんとホームランバッターが打つようなね。ホームランらしいホームランといいますか、ほんと豪快に運んでくれました」と目を細めた。待望の右の長距離砲の誕生へ-。勝利と育成の両立を同時進行で進める指揮官は納得の表情だった。
連敗は「2」で止まり、 1日でDeNAと「同率2位」に並んだ。さらに、 7月は「10勝8敗」とし月間勝ち越しに王手をかけた。28日の中日戦(ナゴヤドーム)からは本拠地甲子園を高校球児に明け渡し、恒例の約 1カ月の夏のロードに旅立つ。昨季までプロ「通算4本塁打」だった男は「もっと打てるように頑張ります」と力を込めた。中谷のバットが長期ロードを乗り切るカギになる。
4回、左翼席へ逆転の「3点本塁打」を放った中谷将大外野手=阪神甲子園球場
★中谷将大外野手、大山悠輔内野手の拙守VTR
7月26日のDeNA戦(甲子園、● 5- 6)、 1点差に迫った直後の 8回、中谷が倉本のライナー性の打球をダイビングキャッチしたが、左手首に当てて捕れず 2塁打。一死 3塁で、柴田の左中間への飛球を左翼の大山と中堅の中谷がお見合いし、適時 2塁打となり追加点を許した。金本監督は「ルーキーで素人を守らせている僕の責任。ある程度、ミスは覚悟して使っている。そんなことを怖がっていたら、いつまでたっても選手は使えない」と話した。
8回、左翼にトドメの「3号2ラン」を放った大山悠輔内野手。前日のお見合いミスを取り返した=阪神甲子園球場
雨が降りしきる甲子園を、一本の放物線が切り裂いた。大歓声を浴びながら、表情を変えずにダイヤモンドを回る。D 1位ルーキー・大山が、試合を決定づける一発を放った。
「カンペキでした。きょうはほっとしました」
3- 2の 8回一死 2塁。リードしているものの、のどから手が出るほど追加点がほしい場面。砂田の 124キロスライダーを振り切ると、打球は左中間スタンドへ一直線。リードを「3点」に広げる「3号2ラン」を突き刺した。
酸いも甘いも経験中。燃える気持ちを抱いて、試合に臨んでいた。前日26日の同戦での、 3- 4の 8回一死 3塁。柴田の飛球を、中堅・中谷とお見合い。手痛い追加点につながった。金本監督は「そりゃ、ルーキーで素人を守らせている。これは僕の責任ですから。そりゃ、ある程度のミスは覚悟して使っているわけですから」とかばったが、責任感でいっぱいだった。
8回、「2点本塁打」を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
「きのう(26日)、守備でチームに迷惑かけたので、打って返そうという日にしたかった」
ミスは、バットで取り返す-。「3番」で続けて起用してくれた指揮官に、トドメのアーチで応えてみせた。
現在、 1塁にはロジャース、 3塁には鳥谷が固定されており、大山の主戦場は外野になる。福留の積極的休養や、糸井の離脱もあり出番が増えてきた。守りに不安はあるが、思い切って、とにかく目の前のことを必死にやるだけだ。
「ミスは返ってこないので、打って返すしかない。悪かったところを反省して試合に入るのが大事。それができてよかった」
少しだけ笑顔を見せ、ロッカーへと引き揚げた。自分のためにも、チームのためにも。打って打って打ちまくる。
1回、ボールカウントを四球と間違えて 1塁へ行きかけた大山悠輔内野手(左)=阪神甲子園球場
★ 3打席目まで凡退の後、中断後の 8回に左前打を放ったジェイソン・ロジャース内野手
「 4打席目は雨の中断でいい形になったかな」
★ 8回先頭で右前打を放ちチャンスメークした俊介外野手
「あの場面は出ることが優先なので結果を出せてよかったです」
◇データBOX◇
◎…阪神の 1イニング「7得点」は、球団初の「9点」差を逆転した 5月 6日の広島戦(甲子園)の 6回に記録して以来、「今季2度目」で今季最多タイ。
◎…金本監督就任後の 1イニング最多得点は昨年の 7月27日のヤクルト戦(甲子園)の 4回に記録した「9得点」。球団記録は1969年 5月27日のアトムズ戦(神宮)の 6回に記録した「13得点」で、セ・リーグタイ記録。プロ野球記録は、2009年 6月11日にロッテが広島戦(千葉)の 6回に記録した「15得点」。
今季 1軍初登板初先発した岩田稔投手は 5回 3安打 2失点で踏ん張り、勝ち投手の権利を持って降板した。
1回は暴投で先制点を献上し、毎回の 5四球。「久々の先発マウンドで、抑えてやろうという気持ちが力みに変わってしまった部分がありました。イニングの先頭や投手への四球、ボークなどもありいいリズムを作ることができませんでしたが、中谷のホームランで試合をひっくり返してもらって救われました。長いイニングを投げていけるような投球ができずに悔しいです」。降板後は反省の言葉が並んだ。
阪神先発の岩田稔投手=阪神甲子園球場
岩田稔投手が今季初登板初先発し、2015年 9月20日ヤクルト戦以来、 676日ぶりの白星を手にした。
今季初登板は 5回 3安打 2失点に抑え「ほんとうにもう、終わると思ってたんで、このタイミングで呼んでいただいたので、自分を出し切れるようにと思って臨んだ試合でしたけど、フラフラのピッチングで、本当に申し訳ないと思っています」と反省を口にしながらも笑顔を見せた。
お立ち台でポーズを決める、左から中谷将大外野手、岩田稔投手、大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
今季初めて上がるお立ち台に、黄色一色のスタンドから届く「岩田」コール。“懐かしい”光景に、少し照れくさそうに笑みを浮かべながら、ペコリと頭を下げた。
「もう終わると思っていたのでこのタイミングで呼んでいただいたので、しっかり自分を出し切れるようにと臨んだ試合でしたけど、もうフラフラの投球で本当に申し訳ないと思っています」
1回に暴投、 2回には適時打と、立ち上がりに「2点」を失った。ここで終われないと奮起。中谷の「逆転3ラン」に助けられ、 5回を 3安打 2失点で今季初勝利。2015年 9月20日のヤクルト戦(甲子園)以来、実に 676日ぶりの白星に「恥ずかしいですね」とニガ笑いしながらも「うれしいです」と喜んだ。
4回、汗を飛ばしながら力投する岩田稔投手。打線に感謝の 2年ぶり勝利だ=阪神甲子園球場
昨季は 6試合で「0勝3敗」、防御率8.85と大不振に陥った。巻き返しを誓い、グラブをヨコ振りからタテ振りに変え、臨んだ今季は開幕ローテ争いから脱落。 2軍暮らしが続き、周囲には「チャンスがもらえるように、準備だけはしておく」と口にしながらも、「下手したら、このまま終わってしまうんじゃないか…」。これが本音だった。
痩せにくい体質だが、 5月頃から食事の量を減らし、週 2回ほどだったウエートトレは 3~ 4回に増やした。毎朝体重もチェックし、公称94キロから 5、 6キロ減に成功。スリムになると腕の振りがより鋭く、スライダーのキレも増した。必死にあがき、もがいた先に、ご褒美が待っていた。
お立ち台には岩田稔投手(中)、中谷将大外野手(左)、大山悠輔内野手(右)が上がった=阪神甲子園球場
「『おっちゃんでもがんばっているよ』って」
スタンドには、自身と同じく「1型糖尿病」と戦う子供たち10組20名を招待していた。昨年は電話でしか交流ができなかったが、大声援を浴びる姿を披露できた。「きょう 1つ勝てた。ここからがスタートなんで」。夢をかなえよう、共に-。再び歩み出した岩田が、虎投をより強固なモノとする。
ヒーローインタビューを受ける岩田稔投手=阪神甲子園球場
★金本知憲監督から直球を生かせ
前日26日の練習中、甲子園のグラウンドで金本監督が岩田にアドバイスを与えていた。変化球多彩でゴロアウトを得意としていた岩田に対し、指揮官はツーシームに頼りすぎず本来の力強い直球と縦割れスライダーを生かすことを求めた。岩田は「自分も考えるところもあって、真っすぐにこだわって投げています」と答え、虎将は「その通り投げればいいよ」とうなずいた。2008年には「10勝」をマーク。いい頃を知る2人の呼吸が合った上での今季初勝利だった。
高橋は 1点リードの 7回二死 3塁から登板し、筒香を 2ゴロに仕留めた。一打同点のピンチも「 1球 1球集中して投げられました」と、内角を強気に攻めて切り抜けた。また、 8回からバトンを受けた桑原は宮崎に左前打、後藤に遊失など一死 2、 3塁のピンチを招いたが、梶谷を 2飛、代打・荒波を遊飛と打ち取り、ピンチ脱出。「先頭をだしたのがすべてです。なんとかカバーできてよかったです」と珍しくポーカーフェースを崩していた。
★ 6回、 1軍 3試合目で初めてリードした場面で登板し、 1回 2/3を無失点のロマン・メンデス投手
「自分の仕事ができたと思います。結果が出てよかったです」
ウエスタンリーグ<広島13- 9阪神>◇27日◇由宇球場(広島東洋カープ由宇練習場)
藤浪晋太郎投手がウエスタン・リーグ広島戦(由宇)で 5回からリリーフ登板。 1イニングを 1安打 1四球で無失点に抑えた。
先頭で迎えた天谷を空振り三振に仕留めると、続く坂倉は左飛に打ち取った。二死走者なしで迎えた桑原に、初球を打ち返され中安打を許すと、代打・高橋大には 4球連続ボールを投じて四球。二死死 1、 2塁のピンチを迎えたが、庄司を右飛に抑えて 3つのアウトを取り終えた。
前回に登板した25日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)の試合後には「バランスがよかった。練習の感覚からよくて、それが出せた」と語っていた。
この日は 1回を16球で抑え、由宇に集った観客からは温かい拍手が送られた。
中継ぎで 1回無失点の藤浪晋太郎投手。29日のウエスタン・オリックス戦で先発復帰する=由宇球場
藤浪晋太郎投手が27日のウエスタン・広島戦(由宇)に 5回から中継ぎで登板した。前回登板から中 1日で、 1イニングを 1安打 1四球無失点。次回の登板は29日のオリックス戦(丸亀)で、先発する見通しとなった。
1塁側から温かい拍手を受け、マウンドへ向かった。藤浪が中 1日でウエスタン・広島戦に 5回から登板。打者 5人に対し 1安打 1四球無失点で、予定通りの 1イニングを投げ終えた。
「イニングも短いですし、思い切っていけました」
最速は前回登板と同じ 156キロ。本人は「前回と変わりはないです」と振り返ったが、バッテリーを組んだ長坂は「おとといよりも球が来ていました」とうなずき、状態の良さをうかがわせた。
課題の右打者との対戦は、この日は 1人のみ。簡単に二死を取った後に桑原に外角直球を中前打され、走者一塁の場面だった。
ウエスタン・リーグ広島戦で 5回に救援登板した藤浪晋太郎投手=由宇球場
打席には前回登板で唯一安打を許した高橋大。 3球連続で外角にボールが外れると、 4球目はきれいに指にかかった直球もわずかに低く、四球となった。藤浪は「あれはクイックですね。もっとブルペンで練習しておけばよかったです」と冷静に振り返った。
掛布 2軍監督は「あれだけ指にかかったボールを投げてるからね。イニングをある程度投げられる状態まできている」と納得の表情。
さらに次回の登板を「まずは 3イニング。イニングを伸ばすなら頭からの方がいいでしょう」と、29日の同・オリックス戦(丸亀)で先発で登板の予定を明かした。藤浪は「そんなに長いイニングを投げるわけではないので、同じようにやりたいです」と平常心を強調した。
2軍に降格してから約 2カ月。結果以上に内容が求められる登板が続いていくが、何とか期待に応え昇格をつかみ取る。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(07月)
2017年 公式戦 日程と結果(08月)
※阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE 」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。 プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
球団公式動画配信サービス「虎テレ」に会員登録してください。
視聴価格:月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。