●阪神「ドラフト4位」の島田海吏外野手(22=上武大學)が13日、沖縄・宜野座キャンプの全体練習終了後に金本知憲監督(49)から熱意のこもった指導を受けた。「D4位」・島田海吏外野手は、全体メニュー消化後、金本監督からマンツーマン指導を受けた。ロングティーを打ちながら、約40分間。下半身の使い方について指南を受け、汗をぬぐった。指揮官が自ら置きティーを打って実践するなど、約40分間の熱血指導を受け感謝した。金本監督は育成方針を話した。ルーキーが監督から受けた指導が、今日イチバン熱かった。ここまで実戦 3試合全てで安打を放つなど売り出し中の快足ルーキー。指揮官は指導内容を明かすと、大きな期待を寄せた。
●盟友からの挑戦状に“火の玉”で応える-。藤川球児投手(37)が13日、今キャンプ初めてフリー打撃に登板し、順調な仕上がりを披露した。14球を投げ、伸びのある速球で安打性の当たりは 2本。同学年の中日・松坂大輔投手(37)から熱望された対戦についても、オール直球勝負を約束した。わかっていても、打てないストレート-。あの代名詞がよみがえる。今キャンプ初のフリー打撃登板。藤川がギアを上げた。最高気温14度。南国の照りつける太陽よりも熱い“火の玉”を投げ込んだ。マウンドに立ったのは 4分間。 5年目・陽川尚将内野手(26)相手に14球投じた。ただ、その 1球 1球の中身が濃い。捕手から打者に球種が伝達されるため、変化球は感触を確認するためにカーブ 1球、フォーク 2球を試しただけ。あとは真っすぐだ。安打性の打球は 2本。力で押し込み、ことごとくファウルを奪った。今季から 2段モーションが緩和されることもあり、左足を上げた際にしっかりと軸足にタメを作るフォームで右腕を振った。先日、サンケイスポーツのインタビューで中日・松坂が今季目標のひとつに掲げていることを知り、真っ向勝負を誓った。打撃ケージ裏で球児の投球を見守った金本監督は絶賛。香田勲男投手コーチ(52)もうなった。昨季はビハインドの展開など、縁の下の力持ちとして52試合に投げ、「3勝6ホールド、防御率2.22」と健在をアピール。今年は調整を意図的に早め、余裕を持って日々を過ごしている。発奮材料は事欠かない。その目はさらなる高みを見据えている。
●14年目のベテラン左腕・能見篤史投手(38)も、満を持してフリー打撃に初登板。直球のみ、55球を投じた。江越には28球で、 1被弾を含む 6本の安打性。植田には27球で、安打性 3本に抑えた。本人は淡々と振り返ったが、速いテンポでポンポンとリズムよく投げ込む姿は、38歳とは思えないはつらつさだ。昨季は「6勝」に終わり、 3年ぶりの「2桁勝利」へ向けて、順調な調整を続けている。
●阪神の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手(28=前韓国ハンファ)がフリー打撃の際、審判団とストライクゾーンの確認を行った。この日もスコアボードの時計直撃弾など50スイングで「15発」を放ち、打撃は絶好調だが、頭も冷静。ノーモア・マートンだ!さぁ、いつものロサリオのホームランショーの始まり…という空気が流れる中、なにやら、ケージ横で“青空会談”が行われた。R砲が審判に近寄る。なんとストライクゾーンについて、質問攻めにしていたのだった。ロサリオがバットでグラウンドに図を描く。メジャー、韓国、そして日本。その違いを問われたのは、柳田浩一審判員(51)だった。答えは単純明快。もちろんストライクゾーンは世界共通だ。ストライクゾーンにおける認識の違い。相手投手と戦うはずが、審判と戦っていては野球にならない。審判とコミュニケーションを図りながら、フリー打撃では50スイングで「15発」。27スイング目にバックスクリーンの時計にブチあてる推定 150メートル弾を放つと、47イング目にはバットを折りながら再びバックスクリーンにほうり込んだ。その後はドームに移って、 1塁守備の特守を志願だ。ロサリオはすっきりとした表情で球場を後にした。トラブルとも“無縁”のクレバーさをあわせ持ち、メジャー通算「71発」の実力をいかんなく発揮する。
●「ドラフト2位」の高橋遥人投手(22=亜細亜大學)の株が上昇を続けている。13日には高知・安芸 2軍キャンプでシート打撃に初登板し、打者 4人のうち直球で見逃し三振 2個を奪う快投。矢野燿大 2軍監督(49)の評価もすこぶる高い。亜大でソフトバンク東浜から広島九里亜蓮投手(26)、薮田和樹投手(25)、DeNA山崎康晃投手(25)と継承されてきたツーシームは鋭く沈み、スライダーのキレ味も抜群。そして何より最速 151キロを誇る直球の強さが最大の魅力だ。金本知憲監督がブルペン投球を視察した後に絶賛した逸材に、要注目だ。記事をまとめてみました。
島田海吏外野手(左)に熱血打撃指導をする金本知憲監督=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神「ドラフト4位」の島田海吏外野手が13日、沖縄・宜野座キャンプの全体練習終了後に金本監督から熱意のこもった指導を受けた。
指揮官が自ら置きティーを打って実践するなど、約40分間の熱血指導を受け「下半身の使い方を教わりました。指導していただいて、ありがたいです」と感謝した。
金本監督は「彼は『中距離打者くらいになりたい』という願望を持っている。意外と体の筋力があるから。もしかしたら、中距離くらいになれるかも分からん。大きく可能性だけは見てあげて無理させないように、あまり背伸びさせないようにしないと」と育成方針を話した。 ルーキーが監督から受けた指導が、今日イチバン熱かった。
金本知憲監督(右)から直接指導を受ける島田海吏外野手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神春季キャンプ(13日、沖縄・宜野座)「D4位」・島田海吏外野手は、全体メニュー消化後、金本監督からマンツーマン指導を受けた。ロングティーを打ちながら、約40分間。下半身の使い方について指南を受け、「自分がよくなってほしいという思いで教えてもらったと思うので、大変ありがたい」と汗をぬぐった。
「まだまだですが、感触がよくなっているところもありました。継続してやらないと、教えてもらった意味がないので」
ここまで実戦 3試合全てで安打を放つなど売り出し中の快足ルーキー。指揮官は「しっかり体幹を使えるスイングといいますか、回転の仕方…。ちょっと後ろに反っくり返るような感じがあったんで、しっかり前に乗っていけるように」と指導内容を明かすと、「投手の速球や変化球へのコンタクトが非常にいい。これはなかなか教えてできることじゃない。あとはしっかり振る力と最低限の下半身の使い方を覚えれば楽しみ。すぐ使えそうな気がします」と大きな期待を寄せた。
フリー打撃に登板した藤川球児投手。松坂の挑戦に応えるとばかり、力強い速球を投げ込んだ=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
盟友からの挑戦状に“火の玉”で応える-。藤川球児投手が13日、今キャンプ初めてフリー打撃に登板し、順調な仕上がりを披露した。14球を投げ、伸びのある速球で安打性の当たりは 2本。同学年の中日・松坂大輔投手から熱望された対戦についても、オール直球勝負を約束した。
わかっていても、打てないストレート-。あの代名詞がよみがえる。今キャンプ初のフリー打撃登板。藤川がギアを上げた。最高気温14度。南国の照りつける太陽よりも熱い“火の玉”を投げ込んだ。
「よかったと思います。変化球は打者も(事前に捕手から伝えられるので)球種がわかっているから、あまり投げてもね。それに直球の感じがよかったので」
マウンドに立ったのは 4分間。 5年目・陽川相手に14球投じた。ただ、その 1球 1球の中身が濃い。捕手から打者に球種が伝達されるため、変化球は感触を確認するためにカーブ 1球、フォーク 2球を試しただけ。あとは真っすぐだ。安打性の打球は 2本。力で押し込み、ことごとくファウルを奪った。今季から 2段モーションが緩和されることもあり、左足を上げた際にしっかりと軸足にタメを作るフォームで右腕を振った。
キャンプでは打撃練習にも熱心な松坂大輔投手=北谷(ちゃたん)公園野球場
“火の玉”が燃えさかる理由に、中日入りした同期の存在は無関係じゃない。夢対決-。先日、サンケイスポーツのインタビューで中日・松坂が今季目標のひとつに「球児の球をもう一度見たい。ヒットを打てたら最高」と掲げていることを知り、真っ向勝負を誓った。
「自分も対戦しそうな気がして。そのときは全球、直球勝負をしたい。本塁打を打たれそうだけどね」
唯一の対戦は2005年の 5月18日の交流戦。甲子園で西武時代の“怪物”と相まみえ、遊ゴロに打ち取っていた。あれから、12年以上の月日が流れた。互いに右肘の手術を経験し、酸いも甘いも味わった。ときに自主トレを共にし、エールを送り合ってきた。今キャンプ中にも食事に行き、今後も会う約束をしている。「もう、同志が少なくなったから。特に同じ右投げのね」。松坂世代の主役が再起を図る姿は大きなモチベーションになっている。
打撃ケージ裏で球児の投球を見守った金本監督は「キレというか伸びが相変わらず、ある。ちょっと球が重くなったようにも見えた」と絶賛。香田投手コーチも「本来の姿に戻りつつある。( 2段モーションだった)2005年に戻すというのもあるかもしれないけど、いまの年齢にあったものをやっていると思う。勝ちパターンに入ってくるような意気込みを感じる」とうなった。
フリー打撃で打撃投手を務める阪神・藤川(手前)。打者は陽川尚将内野手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
昨季はビハインドの展開など、縁の下の力持ちとして52試合に投げ、「3勝6ホールド、防御率2.22」と健在をアピール。今年は調整を意図的に早め、余裕を持って日々を過ごしている。だが「順調に来ている?」という問いかけには「いまからですね」と気を引き締めた。発奮材料は事欠かない。その目はさらなる高みを見据えている。
☆藤川球児投手の投球を受けた阪神・坂本誠志郎捕手
「いいボールがきていました。打者が立つと(ブルペンとは)全然ボールが違う。打者が真っすぐとわかっていても差し込まれていました」
☆藤川球児投手について巨人・森中聖雄スコアラー
「真っすぐがいいね。(昨年は)負け試合でも彼が出てきて、ひっくり返る試合があった。あれくらいの投手が、あういう役目をしているのは大きい。しっかり練習もしてきている」
12日付大阪サンスポ
★松坂大輔投手インタビューVTR
12日付のサンスポ「主役インタビュー THE MAN」に登場した中日・松坂は「甲子園の打席で球児の球をもう一度見たい。2005年の交流戦で『これが火の玉と呼ばれる直球なんだ』と感動した」と目標を語った。「球児がマウンドに出てくるのは七回前後。つまり先発しても長いイニングを投げられないと彼とは対戦できない」。同世代で親交もあり「彼もけがをして大変な思いをしている。昨年、投げている姿を見て、うらやましいなと。自分も同じ場所で投げたい、という思いが強くなった」と話した。
◇藤川球児投手、阪神復帰後の打者相手の初投げ
★2016年:先発として早めの調整。フリー打撃登板などを挟まず、 2月14日の紅白戦(宜野座)で初の実戦マウンドへ。 2回 1安打無失点、最速 147キロをマークした。
★2017年:中継ぎとして調整し、 2月17日にフリー打撃に初登板。「D1位」の大山、「5位」の糸原に対し、計33球を投げ、安打性は 5だった。
フリー打撃に登板した能見篤史投手。仕上がりは順調だ=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
14年目のベテラン左腕・能見も、満を持してフリー打撃に初登板。直球のみ、55球を投じた。江越には28球で、 1被弾を含む 6本の安打性。植田には27球で、安打性 3本に抑えた。
「自分のタイミングで投げるというところだったので。順調? そんなところですね」
本人は淡々と振り返ったが、速いテンポでポンポンとリズムよく投げ込む姿は、38歳とは思えないはつらつさだ。昨季は「6勝」に終わり、 7年ぶりに規定投球回数に届かなかった。 3年ぶりの「2桁勝利」へ向けて、順調な調整を続けている。
ドーム内で、志願の特守を受けるロサリオ内野手。打つだけじゃない意識の高さも魅力です=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手がフリー打撃の際、審判団とストライクゾーンの確認を行った。この日もスコアボードの時計直撃弾など50スイングで「15発」を放ち、打撃は絶好調だが、頭も冷静。ノーモア・マートンだ!
さぁ、いつものロサリオのホームランショーの始まり…という空気が流れる中、なにやら、ケージ横で“青空会談”が行われた。R砲が審判に近寄る。なんとストライクゾーンについて、質問攻めにしていたのだった。
「ストライクゾーンの外寄りはとるのか?」
ロサリオがバットでグラウンドに図を描く。メジャー、韓国、そして日本。その違いを問われたのは、柳田浩一審判員だった。「ベースの上であればストライクです」-。答えは単純明快。もちろんストライクゾーンは世界共通だ。
2013年 8月14日の広島戦で、審判への暴言で退場となったマット・マートン外野手=京セラドーム大阪
ただ、最近ではマートンがそうだったように、日本に来る新外国人野手で必ずといってほどフォーカスされるのが、ストライクゾーンにおける認識の違い。相手投手と戦うはずが、審判と戦っていては野球にならない。
だからこそ、審判と事前にしっかり話をして、確認していくことこそ、大事だ。勤勉な助っ人の姿勢を、金本監督も「いいんじゃないの」と高く評価した。
審判とコミュニケーションを図りながら、フリー打撃では50スイングで「15発」。27スイング目にバックスクリーンの時計にブチあてる推定 150メートル弾を放つと、47イング目にはバットを折りながら再びバックスクリーンにほうり込んだ。その後はドームに移って、 1塁守備の特守を志願だ。
「しっかり(練習が)できているし、続けていきたいね。試合になればまた違う状況でやらないといけないし、しっかり準備するだけだよ」
守備練習を終え、高代延博作戦兼総合コーチ(右)から指導を受けるロサリオ内野手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
ロサリオはすっきりとした表情で球場を後にした。実戦 2戦連発など、 3試合で「6打数5安打」と止まらない快音。その打力は確かだ。そしてトラブルとも“無縁”のクレバーさをあわせ持ち、メジャー通算「71発」の実力をいかんなく発揮する。
★マット・マートン外野手の判定による退場VTR
2013年 8月14日の広島戦(京セラ)の 3回、 1ストライクから 2球目の外角球をストライクと判定され、バットでベース付近に線を引いた行為が侮辱行為ととられ、退場を宣告された。さらに2014年 8月23日の広島戦(マツダ)でも 1回、 2ストライクから外角球で見逃し三振に倒れると、審判に暴言を吐き、 1回で退場に。また退場にはならなくとも、ストライク判定に不満を露わにして調子を崩していくことは多々あった。
シート打撃に初登板の高橋遙人投手は圧巻のピッチングを披露した=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)
「ドラフト2位」の高橋遥人投手の株が上昇を続けている。13日には高知・安芸 2軍キャンプでシート打撃に初登板し、打者 4人のうち直球で見逃し三振 2個を奪う快投。
矢野燿大 2軍監督の評価も「変化球も強い。スライダーも“角”があるから空振りを取れるし、ツーシームもカウント球と追い込んでからのボールで変えていると、本人も言っていた。打者は嫌じゃないかなと思う」とすこぶる高い。
亜大でソフトバンク東浜から広島九里、薮田、DeNA山崎康と継承されてきたツーシームは鋭く沈み、スライダーのキレ味も抜群。そして何より最速 151キロを誇る直球の強さが最大の魅力だ。金本知憲監督がブルペン投球を視察した後に「潜在能力は素晴らしい。スゴイわ。ノビノビとド真ん中に回転のいい球をドーンと。それだけでいいと思う。まずは。あれ、打てないと思うよ」と絶賛した逸材に、要注目だ。
◇春季キャンプの日程について
2018年01月08日 更新 2月1日(木)より行われます春季キャンプの日程は以下の通りです。
一軍:かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
ファーム:安芸タイガース球場(安芸市営球場)
【一軍・ファーム共通】
キャンプ期間:2月1日(木)~28日(水)まで
<休日:2月5日(月)、9日(金)、14日(水)、19日(月)、23日(金)>
※休日は雨天により変更する可能性があります。
2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年 練習試合・オープン戦 日程と結果(02月)
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)