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日本男子レスリング24年ぶり快挙!米満が金メダル!男子マラソン中本 6位!日本 2大会ぶり入賞

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 ロンドン五輪最終日レスリングのフリースタイル男子66キロ級決勝で、米満達弘(26=自衛隊)がスシル・クマール(29=インド)を下し、金メダルを獲得した。涙はなく笑顔だった。レスリング日本男子の五輪優勝は1988年ソウル五輪フリースタイル48キロ級の小林孝至と52キロ級の佐藤満以来24年ぶり。
 ロンドン五輪最後の競技男子マラソンが、バッキンガム宮殿前の大通りを発着点にロンドン市内を 3周するコースでを行い、「第 3の男」中本健太郎(29=安川電機)が、 2時間11分16秒で 6位入賞を果たした。山本亮(28=佐川急便)は 2時間18分34秒で40位、藤原新(30=ミキハウス)が 2時間19分11秒で45位に終わった。スティーブン・キプロティク(23=ウガンダ)が 2時間08分01秒で初優勝した。記事をまとめてみました。

 五輪初出場の米満達弘がレスリング男子フリースタイル66キロ級決勝で北京五輪銅メダリストのスシル・クマールと対戦、 2― 0で金メダルを獲得した。歓喜を告げる試合終了のブザーが鳴り響いた。米満達弘は、険しい表情を崩さぬまま右腕を掲げた。1988年ソウル五輪の48キロ級の小林孝至と52キロ級の佐藤満以来、24年ぶりの日本男子レスリング金メダル。今大会の有終の美を飾り「ずっと目指していたけど、まさか自分が取れるとは思わなかったです。メダルを首にかけられた瞬間、夢のようだった。死ぬほど練習してきたけど、ほかの人も練習している。自分が取っても大丈夫だったのかなぁ」と夢見心地だった。

$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-金メダルを獲得した米満達弘
 男子フリースタイル66キロ級・決勝で金メダルを獲得した米満達弘

 大一番の決勝で、大技がさく裂した。北京五輪 3位で2010年世界王者のクマールから第 1ピリオドはタックルからバックを奪いポイントを奪うと、続く第 2ピリオドの開始早々。クマールを頭上に両足タックルから抱え上げ、豪快にマットにたたき落とす大技で 3ポイント奪い突き放し、完勝。最後の金メダリストだった
佐藤チームリーダーは「本当にうれしい。やってくれると信じていた」と、かすれた声で喜んだ。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-ポイントを奪う米満達弘
 男子フリー66キロ級決勝でインドのクマール(手前)からポイントを奪う米満達弘

 組み合わせは厳しかった。昨年の世界王者を倒したロペス(キューバ)、10年世界選手権 5位のベラネス(カナダ)、昨年世界 3位のハサノフ(アゼルバイジャン)と、強豪とばかり激突した。守りを固められ、加えて、 6月に負傷した背中の筋肉が初戦で痛みをぶり返し、準々決勝では右ふくらはぎも肉離れを起こした。そんな状態でも、昨年の世界 2位はダテじゃなかった。「もうタックルしかない」との決意通り、得意技で何度も得点を奪い、勝ちきった。
 米満が今大会 7個目の金メダル獲得し、日本の獲得メダル数が五輪史上最多の38個となった。
 目指していた金メダル。ただ、実感が湧かないのか満足感はないようで「次は何をしようかな」。早くも次の目標を探す、堂々たる王者の風格を身につけていた。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-ガッツポーズする米満達弘
 男子フリー66キロ級で優勝を決め、ガッツポーズする米満達弘

 米満達弘に敗れた2008年北京五輪銅メダリストのスシル・クマールは、決勝の前におなかを壊したという。インドのチームリーダーは「食べたものが良くなかったようだ。彼は 1時間で 6度もトイレに行った」と明かした。
 2010年世界選手権を制した強豪。準決勝では相手が耳にかみつかれたとアピールするほど、激しい気迫で勝ち上がってきた。最後はやや勢いを欠いたが、クマールは「困難や痛みもこの競技の一部。それがなければもっと激しくいけたが」と悔しそうだった。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-日の丸を手に喜ぶ米満達弘
 男子フリー66キロ級で優勝を決め、日の丸を手に喜ぶ米満達弘

 ロンドン五輪レスリング男子66キロ級で金メダルを獲得した米満達弘選手の母校韮崎工業高校(山梨県韮崎市)では、勝利の瞬間、レスリング部員や教職員ら約 100人が大歓声を上げた。
 大スクリーンに映し出された米満選手がポイントを取る度に歓声が起き、勝利が決まると盛り上がりは最高潮に。総立ちとなって拍手を送った。
 レスリング部後輩の小柳和也さん(16)は「OBがメダルを取ってくれてうれしい。自分もオリンピックを目指したい」と笑顔。米満選手と寮生活や練習を共にしていたレスリング部コーチの後藤翼さん(25)も「誇りに思う。米満さんのような強い選手を育てていきたい」と大喜びだった。
 出身地、山梨県富士吉田市のふじさんホールで観戦した堀内茂富士吉田市長は「金メダルを確信していたが、本当にやってくれた。市民栄誉賞を贈ることも考えている」と満足げ。中学校の同級生だという堀内佑香さん(26)は「この日のために頑張って来たと思うので、結果が出て良かった。世界一の同級生だと思う」と話した。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-6位でゴールする中本
  2時間11分16秒で日本人最高 6位でゴールする中本健太郎

 バッキンガム宮殿前の大通りを発着点にロンドン市内を 3周するコースで男子マラソンを行い、ウガンダのキプロティクが 2時間08分01秒でマラソン初の金メダルをもたらした。 2位はキルイ(ケニア)、 3位はキプサング(ケニア)。「第 3の男」中本健太郎が、 2時間11分16秒で 6位入賞を果たした。日本の入賞はアテネ五輪の油谷繁の 5位、諏訪利成の 6位以来、日本男子 2大会ぶりの入賞を果たした。
  3人で先頭集団を形成していたキルイとキプサングが、35キロ過ぎにスパートをかけ差をつけるも、キプロティクが37キロ手前で追い付き 1位に浮上。そのまま独走でゴールを駆け抜けた。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-ロンドン市内を疾走する中本
 ロンドン市内を疾走する中本(中央)。日本男子“第三の男”が 6位入賞という大仕事を成し遂げた

 中本と藤原新は、30キロ過ぎまで入賞圏内の 8位にいたが、藤原は33キロ付近で脱落。中本は35キロを 5位で通過するも、40キロ付近でアメリカのケフレジギに追い抜かれた。
 中本は前半からマイペースを守った。最初の 5キロの入りは15分28秒の33番手。そこから先頭集団の速いペースとは別に、 1キロ 3分05~10秒のペースをかたくなに守った。20キロすぎから順位を上げ、25キロ通過は 9番手。さらに落ちてくる選手を拾い、40キロを 5番手で通過するなど、安定感あふれるレースで盛り上げた。最後は伸びず、 6位に後退したが、納得のいく内容だった。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-商店街を駆け抜ける中本健太郎
 ロンドン中心部の商店街を駆け抜ける中本健太郎

 レース後は淡々とした表情ながら「目標だった入賞ができてよかった。 3周目で必ず前が落ちてくると思っていたので、あきらめず最後までしっかり走ろうと思った。今までやってきたことが間違いでなかったことを証明できた」と満足げ。タフなコースと暑さがプラスに働いた結果とあって、昨年の世界選手権(10位)で真夏の韓国・大邱を走った経験が生きた。河野匡強化副委員長は「日本のマラソンの歴史をつなぐ、意味のある入賞だった」と評価した。

$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-疲れた表情の藤原
 45位でゴールし、疲れた表情の藤原

 入賞が期待された藤原新は、45位とまさかの惨敗に終わった。 2時間19分11秒の日本人最下位に沈んだ。重い足取りで引き上げてきた藤原は、「ペースの上げ下げがきつかった。中盤以降、一度は持ち直したが最後は足にきた」。アップダウンにカーブの多いタフなコースが影響し、30キロすぎで両ふくらはぎをつり、入賞ラインから一転、終盤は大失速を招いた。

$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-45位でゴールし引き揚げる藤原新
 45位でゴールし引き揚げる藤原新

 また、山本亮は 2時間18分34秒の40位と沈んだ。前半から30位台でレースを推移。25キロから順位を落とし、30キロの通過は45位だったが、そこから一つずつ順位を上げた。レース後は疲労困憊(こんぱい)の様子で「力不足。自分が情けない。じりじりと遅れ、何もしないまま終わった」。その言葉には悔しさがにじんだ。

$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-安川電機本社で大喜びする社員ら
 中本健太郎が 6位入賞し、所属先の安川電機本社で大喜びする社員ら=12日夜、北九州市八幡西区

 ロンドン五輪陸上男子マラソンで 6位に入賞した中本健太郎の出身地、山口県下関市菊川町では12日夜、市の施設での応援会に同級生や小中学生ら約 140人が集まり、声援を送った。序盤は遅れたが徐々に追い上げ、最後は入賞という結果に、参加者から「すごい」と割れるような歓声が上がった。
 町内のスポーツクラブに所属する小中学生らは、おそろいの青いTシャツ姿で「ファイト」と声を張り上げ応援。ゴールした中本が画面に映ると、日の丸を振りながら大歓声を上げた。
 中本が所属する北九州市八幡西区の安川電機の本社では、社員や同僚の陸上部員ら約150人が「必勝」と書かれた鉢巻きを巻き、大型スクリーンで観戦。 6位入賞が決まると、「中本、中本」と歓声が上がり、万歳三唱で祝った。


href="http://stat.ameba.jp/user_images/20120813/07/55tigers53/c0/04/j/o0383048712131698621.jpg">$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-並走する中本健太郎と藤原新
 男子マラソンで並走する中本健太郎と藤原新

 日本男子のエースとして期待された藤原は33キロ付近で集団から脱落し「序盤のペース変化で体力が奪われた。ガス欠です。まったく満足できない」と無念の表情だった。 4年前の北京五輪は補欠。 2年前にJR東日本を退社してプロランナーで生きる決意をしたが、スポンサー企業の契約破棄や故障に苦しみ、貯金を切り崩しての孤独な戦いだった。あこがれの五輪を終え、「やはり特別な場所だった」と振り返った。

$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-母校諫早高の陸上部員たち
 藤原新を応援する母校諫早高の陸上部員たち=12日夜、長崎県諫早市役所

 ロンドン五輪陸上男子マラソンに出場した藤原新の地元、長崎県諫早市では12日夜、同級生や出身高校の生徒ら約 180人が集まり声援を送った。45位でのゴールだったが、参加者からは「残念、でもアラタよく頑張った」と大きな拍手が送られた。
 市役所のロビーに大型スクリーンが設置され、序盤、先頭集団の後ろに姿が見えると拍手と歓声が湧き起こった。
 終盤に遅れ始めると「あー」と重いため息が漏れたが、ゴール手前の直線を走る姿が映ると、惜しみない拍手で健闘をたたえた。
 2009年の世界選手権女子マラソン代表で、現在は諫早高で指導している藤永佳子さん(30)も駆け付けた。藤永さんは「スタートラインに立つまでが苦しかったと思う。無事にゴールすることができて良かった。お疲れさま」とねぎらった。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-集団の中を走る中本健太郎
 集団の中を走る中本健太郎=マル発着周回コース

 男子マラソンは、木崎の16位が最高だった女子よりも厳しい戦いが予想されたが、29歳の中本が後半の健闘で 6位に入った。 2大会ぶりの入賞に河野匡コーチは「日本男子マラソンの歴史をつないでくれた。非常に意味のある入賞」と称賛の言葉を並べた。
 日本陸連はレース前、「優勝タイムは 2時間08分台。入賞ラインは 2時間10~11分台」と予想し、結果はほぼその通りとなった。同コーチは「世界のトップとは厳然とした差がある」と差を認めた上で、「ペース配分を戦略的に進め、後半拾っていく戦い方をすれば入賞はいける。それを中本が示した」と今後の戦い方に一つ方策を見いだした様子だった。


 米満達弘が日本男子レスリング24年ぶりの快挙を刻んだが、バッキンガム宮殿前の大通りを発着点にロンドン市内を 3周するコースでを行われたロンドン五輪最後の競技男子マラソンで、 2時間07分代を目標にしていた藤原新が途中でガス欠状態になり目標を果たせなかった。しかし、「第 3の男」と言われた中本健太郎が実は「 1番の男」ではと言わせるような、本領発揮で良い走りをして日本チームトップの 6位で入賞してくれた。
 良い成績に終わった選手達、そうして不甲斐ない成績に終わった選手達に拍手を贈りたい。10数日間に渡って行われたロンドン五輪、本当にお疲れ様でした。




$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-ロンドン五輪競技日程表
 ロンドン五輪競技日程表

 「公益財団法人日本オリンピック委員会」のサイトは、次のURLになります。
http://www.joc.or.jp/games/olympic/london/
 こちらでは、会場マップ実施競技・種目比較日本の大会参加状況等ロンドン五輪情報関係がご覧頂けます。












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