●鳥谷敬内野手(37)は開幕遊撃スタメンへ巻き返す。キャンプでは37歳としては異例のハイペース調整を続け、矢野監督も評価。一方でポジションを争う北條史也内野手(24)が「キャンプMVP」に選ばれた。オープン戦はほぼフル参戦する見込みで力を込めた。鳥谷自身もさらなる猛アピールへ前を向いた。
●阪神が27日、沖縄・宜野座キャンプを打ち上げ、就任 1年目の矢野燿大監督(50)は「90点」と手応えを口にした。一方で、残りの10点に若手投手陣の物足りなさを指摘。 3月29日の開幕(ヤクルト戦)まで、あと 1カ月。「最下位」からの巻き返しを期す矢野虎が 100点を目指して、熱く、激しく仕上げていく。競争を焚きつけ、熱く燃えた27日間のキャンプが、終わった。照りつける宜野座の日差しを浴びながら、矢野監督が充実の笑みを浮かべた。ナインに競争と自主性をあおる。新人「D3位」・木浪聖也内野手(24=ホンダ=亜細亜大學OB)が打撃で非凡さを見せ、内野争いに殴り込み。一気にヒートアップした。外野も中谷将大外野手(26)、江越大賀外野手(25)、高山俊外野手(25)が実戦で本塁打を応酬する猛アピール。激しく火花を散らし、レギュラー争いは 3月に持ち越す。指揮官自身はブルペンに足しげく通った。主戦のランディ・メッセンジャー投手、新顔の西勇輝投手(28)、オネルキ・ガルシア投手(29)の 3枚看板に信頼を寄せる。 3人を名指しして開幕ローテーション入りを明言した。注目は 3月29日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)の開幕投手だろう。近年はキャンプ中にメッセンジャーに大役を通達していたが、今年は慎重に見極めるスタンスだ。 3月中旬までに決断し、 3枚看板の「三つどもえ」のバトルになりそうだ。課題も浮き彫りになった。先発候補の藤浪晋太郎投手(24)が不調で、小野泰己投手(24)が右肘違和感でペースダウン。期待の才木浩人投手(20)や望月惇志投手(21)も及第点の登板にならず、10点の減点だ。競争が激しくなればなるほど、手腕が問われるのは承知の上。昨年は金本前監督が「一番強い」と語った春季キャンプの後、オープン戦、シーズンと失速した。開幕まで 1カ月。矢野監督が勝負師の顔を研ぎ澄ませて、残り「10点」を追い求めていく。
記事をまとめてみました。
守備練習で送球する鳥谷敬内野手=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
鳥谷敬内野手は開幕遊撃スタメンへ巻き返す。キャンプでは37歳としては異例のハイペース調整を続け、矢野監督も「トリが何とかしたいという部分がすごく表れていた」と評価。一方でポジションを争う北條が「キャンプMVP」に選ばれた。
オープン戦はほぼフル参戦する見込みで「他の選手どうこうよりも、自分のやるべきことをやって勝負していければ。しっかり勝負に勝って、 1年間ショートを守りたい」と力を込めた。
守備練習をする鳥谷敬内野手=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
遊撃に再挑戦し、若手との競争の渦に飛び込んだ鳥谷も充実の打ち上げだ。「けがなくできてよかった。しっかり振って行く準備はできた。守備の方でもしっかり体を動かせる準備はできた」。現状では北條が一歩リードとしている矢野監督も「トリ(鳥谷)は何かそういうのがにじみでていた。俺はすごく感じた」と、悲壮な覚悟を感じ取る。鳥谷自身も「イチからやるって決めて臨んだので。そういう意味では、そう言ってもらえてよかった。しっかり結果を残していきたい」とさらなる猛アピールへ前を向いた。
矢野燿大監督が27日、宜野座キャンプを高評価した。就任 1年目で初めての指導。27日間の鍛錬を終え「特に野手は高いレベルで競争をしてくれて楽しみで、いい悩みがたくさん増えた。充実したキャンプになりました。90点ぐらいですかね」と振り返った。
ナインに競争と自主性をあおる。新人木浪が打撃で非凡さを見せ、内野争いに殴り込み。一気にヒートアップした。外野も中谷、江越、高山が実戦で本塁打を応酬する猛アピール。激しく火花を散らし、レギュラー争いは 3月に持ち越す。
インタビューに答える矢野燿大監督=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
指揮官自身はブルペンに足しげく通った。主戦のメッセンジャー、新顔の西、ガルシアの 3枚看板に信頼を寄せる。 3人を名指しして「ほぼ間違いなく入ってくる」と開幕ローテーション入りを明言した。注目は 3月29日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)の開幕投手だろう。近年はキャンプ中にメッセンジャーに大役を通達していたが、今年は慎重に見極めるスタンスだ。
矢野燿大監督(左から 3人目)らはキャンプを打ち上げハイタッチする=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
「もう少し、考えていきたい。( 3月)中旬までにはもちろん決めていかないとダメだと思うけど、もうちょっと見ていきたい」
3月中旬までに決断し、 3枚看板の「三つどもえ」のバトルになりそうだ。課題も浮き彫りになった。「どこまでいっても 100点はない。投手がもうちょっと出てくるかなと思って…」。先発候補の藤浪が不調で、小野が右肘違和感でペースダウン。期待の才木や望月も及第点の登板にならず、10点の減点だ。本番まで 1カ月で戦力を整えていく。
キャンプを終え一本締めの音頭を取る梅野隆太郎捕手=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
もっとヤレる! 阪神が27日、沖縄・宜野座キャンプを打ち上げ、就任 1年目の矢野燿大監督は「90点」と手応えを口にした。一方で、残りの10点に若手投手陣の物足りなさを指摘。 3月29日の開幕(ヤクルト戦)まで、あと 1カ月。「最下位」からの巻き返しを期す矢野虎が 100点を目指して、熱く、激しく仕上げていく。
競争を焚きつけ、熱く燃えた27日間のキャンプが、終わった。照りつける宜野座の日差しを浴びながら、矢野監督が充実の笑みを浮かべた。
「競争をテーマに、特に野手は高いレベルで競争をしてくれた。楽しみというか、いい悩みがたくさん増えたなっていう。充実したキャンプになりました。どこまでいっても 100点はないと思うのでね。あえて点数をつけるなら、90点ぐらいだと思います」
手締めの後、運営スタッフらと笑顔でハイタッチする矢野燿大監督=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
昨年10月18日の就任会見から、 132日-。「ますます楽しみになった」。言葉には、確かな手応えがにじんだ。 17年ぶりの最下位に沈んだ昨季。盟友の金本前監督が退任し、急転直下の就任要請に、覚悟を決めた。初の春季キャンプに挑む1月31日には「日本一を狙えるチーム」とハッパをかけた。熱い思いに、ナインは期待以上の姿で応えてくれた。
「 2遊間、センターの争いは本当に高いところでやってくれた。どうしようかなって」
遊撃を直訴した鳥谷をしのぐ存在感を見せた北條。「D3位」・木浪聖也内野手ら新戦力のアピール。もちろん、まだまだ足りない。特に残り10点。課題は明確だ。
「ピッチャーがもうちょっと出てくるかなと思って。現状、思うように行っていない部分」 開幕ローテーションでメッセンジャー、ガルシア、西はほぼ確定だが、「4番手」以降に力強く名乗りを上げた投手がいなかったことを嘆いた。
キャンプを総括する矢野燿大監督。手応えと課題を胸に、視線はさらに先へ-=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
オープン戦は残り15試合。「奪い取っていってもらわないと困る。意外にピッチャーの登板機会が少ないんで1回1回が大事になってくる」。これまでは姿勢も評価しながら尻を叩いたが、これからはより、シビアな目つきに変わる。 自身もモットーを貫いた27日間だった。毎日必ずドーム横のサイン待ちの行列に顔を出した。ファンと直接ふれあうコミュニケーションを重視し、ペンを走らせた色紙は合計で3000枚にも及んだ。「沖縄にもたくさんの人たちが来てくれて、その気持ちが伝わった。やってやろうという気持ちを、ますます持たせてくれた」。ただ喜ばせるためでなく、自身の活力にも変えてきた。
いろいろなことを考えて眠れない夜もあった。チームに頼み、部屋を和室に変えてもらって、気分を変えたりもした。ただ本当の勝負は、眠れないほど厳しい日々は、ここから始まっていく。
「本当に、俺の選択がすごく大事になる」
囲み取材で笑顔を見せる矢野燿大監督=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
競争が激しくなればなるほど、手腕が問われるのは承知の上。昨年は金本前監督が「一番強い」と語った春季キャンプの後、オープン戦、シーズンと失速した。開幕まで 1カ月。矢野監督が勝負師の顔を研ぎ澄ませて、残り「10点」を追い求めていく。
★阪神のチーム内競争
先発投手はメッセンジャー、西、ガルシア以外は競争。抑えは藤川とドリスが争う。野手では遊撃は北條が一歩リードしたが、鳥谷、植田らも元気。 2塁は主将の糸原と、上本が激突。内野全般を守れる「D3位」・木浪が台風の目だ。 3塁は大山が基本線も、キャンプは 2軍で過ごした陽川らが虎視眈眈。また矢野監督の構想には新外国人マルテの 3塁起用もあり、好調なナバーロを 1塁に置く併用プランも示唆。外野は左翼・福留、右翼・糸井が健在だが、残り 1枠は中谷、高山、江越、「D1位」・近本ら大混戦となっている。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2月 1日より実施いたします春季キャンプ中の練習試合(阪神タイガース主催)を下記の通り実施いたしますのでお知らせいたします。練習試合のため雨天等で中止の場合、振替試合等はございません。
2019年 公式戦 日程と結果(02月)
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
※阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
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