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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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糸井10年ぶり2番で猛打賞!木浪、菅野からプロ1号3ラン!メッセンジャー右手打球直撃!-1

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巨人は 2回一死 1、 2塁から「8番」小林誠司捕手(29)の「1号3ラン」で先制した。阪神は巨人先発菅野智之投手(29)の前に 3回まで 1安打で無得点だった。巨人は 4回、 2敵失を絡めて 2点を追加。 5回も岡本和真内野手の「7号ソロ」で加点。阪神先発ランディ・メッセンジャー投手(37)は 5回途中 6失点で降板した。阪神は 7回、木浪聖也内野手(24=ホンダ=亜細亜大學OB)が「プロ1号3ラン」を放つも反撃及ばず。巨人は 8回に坂本勇人内野手(30)の「2ラン」などで 6点を追加。菅野が「3勝」目を挙げた。阪神メッセンジャーが「2敗」目。「伝統の一戦」で、またしても負の歴史が刻まれた。平成最後となる巨人 3連戦は、甲子園で屈辱の大敗で幕開けだ。投壊に守乱で、平成初、32年ぶりの「G戦開幕4戦4連敗」。矢野燿大監督(50)は懸命に悔しさを押し殺した。 7回に「D3位」・木浪の「3ラン」で 3点差に迫った直後、 8回に桑原謙太朗投手(33)が二死から山本泰寛内野手(25)に 2点 3塁打を許すと、続く小林誠司捕手(29)の中飛を「D1位」・近本光司外野手(24=大阪ガス)が落球。坂本勇にはトドメの「2ラン」を浴びるなど 6失点し、聖地は怒号とため息に包まれた。必死に前を向いた指揮官だが…。気づけば「最下位」カープにも 1ゲーム差。開幕前「受け継いだ戦いをしていきたい」と誓っていたが、突きつけられたのは厳しすぎる現実だった。

10年ぶりに「2番」で先発した糸井嘉男外野手(37)が、「猛打賞」でベンチの起用に応えた。巨人菅野対策で組んだ超攻撃的オーダー。その肝が、北海道日本ハム時代の2009年 9月12日ロッテ戦以来の「2番」に入った糸井だった。 1回は菅野から右前打で出塁。 6回には 2塁内野安打、 8回には左腕高木から右翼手の頭を越える 2塁打。守備のミスも多発し大敗した伝統の一戦で、自身今季初の 3安打を放ち気を吐いた。神宮からの移動日ゲームとなったこの日、糸井は甲子園での試合前練習に姿を現さず、室内練習場で調整した。試合前にはジョークをいいながらベンチ入り。サプライズ起用にも超人は余裕たっぷりだった。だが、試合後は険しい表情のまま、沈黙を貫いた。 8回には 2塁走者として、大山の 2塁打で本塁で憤死した。悔しさを、次にぶつけるしかない。チームの今季19戦目。矢野監督はここまで13通りのオーダーを組んできたが、14通り目で、これまで福留孝介外野手(41)の休養日以外では不変だったクリーンアップを、ついに変えた。何としても菅野を打ち崩そうと、前日18日のヤクルト戦(神宮)でそろって 2打席連続本塁打を放った中谷将大外野手(26)、大山悠輔内野手(24)を「3、4番」に。そして、その前に糸井が入った。今季初実戦となった 3月16日の西武とのオープン戦(甲子園)では「3番」に入り初安打。敗れはしたが、虎打線がつながり、希望をつないでいくための、大きな選択肢が備わった。

木浪聖也内野手(24)が、巨人のエース菅野から「プロ1号」を放った。 0- 6で迎えた 7回二死 1、 3塁で菅野のスライダーを捉え、右翼ポール際に「3ラン」。右手でガッツポーズをつくり、会心の笑顔でダイヤモンドを 1周した。木浪は前日18日のヤクルト戦で 1回に空振り三振を喫した際、振り逃げを試みず、 1塁に走らなかった。その次打席を迎えた 3回に交代を命じられていた。この日は先発メンバーから外れて 6回の守備から出場していた。悔しさをバネに! ルーキーに続け!! 阪神は甲子園で巨人との「平成最後の伝統の一戦」初戦に 4- 12で大敗。32年ぶり、平成では初となる開幕からの「G戦4戦4連敗」を喫した。屈辱的敗戦の中、途中出場の「ドラフト3位」・木浪聖也内野手(24=ホンダ)が巨人・菅野から「プロ初本塁打」を放つなど 4打点。このまま負けっぱなしで終われない!! 6回の守備から遊撃に入り、 0- 6の 7回二死 1、 3塁で打席へ。 2球目の 129キロスライダーに反応した。菅野は呆然。甲子園では試合前時点で「防御率1.33」を誇った右腕を 6年ぶりに 7回持たずに、降板させた。悔しさを噛みしめた前夜-。18日のヤクルト戦(神宮)で 1回に空振り三振した際、振り逃げの可能性があったにもかかわらず、走らなかった。指揮官から“懲罰交代”を受けた。だからこそ、最後まで絶対にあきらたくなかった。必死に食らいつき表情を引き締めた。チームは開幕から「巨人戦4試合4連敗」。平成最後の伝統の一戦となるこのカードで平成初、1987年(7連敗)以来の屈辱を味わった。しかも平成の30年間でシーズン勝ち越しはたった 4度で「7年連続負け越し」中。まさに負の歴史。しかし昨年まで木浪はいなかった-。必死のルーキーが、新たな歴史をこじ開けようと、もがいている。借金は今季ワーストタイ「4」。何より巨人に昨年から「1分け」を挟んで「7連敗」だ。このまま平成を終われない。虎の令和を明るく照らすべく、木浪が走る。ルーキーの奮闘に虎ナインは燃えないわけにいかないはずだ。

ランディ・メッセンジャー投手が 5回途中で 6点を失い、降板した。 2回一死 1、 2塁で、巨人小林に初球のカーブを左翼スタンドに運ばれ、 3失点。 4回は田中俊太内野手(25)、小林に連打を許し、一死 2、 3塁から遊撃・北條史也内野手(24)の失策などで 2点を失った。 5回は先頭の岡本に「7号ソロ」を浴び、無死 1、 2塁のピンチを残して守屋功輝投手(25)と交代した。巨人菅野との開幕投手対決は、試合前半のメッセンジャー降板であっけない幕切れとなった。終わってみれば 4回 0/3を 8安打 6失点。「2敗目(1勝)」を喫した。

阪神「ドラフト4位」の斎藤友貴哉投手(24=ホンダ)が巨人戦で無失点デビューを飾った。17日に初昇格したばかりの背番号「48」は、「3番手」でマウンドへ。 3四球を出したが、重量打線相手に 2回 1安打無失点と踏ん張った。7回は先頭の田中俊に四球、小林に 2塁打を許し無死 2、 3塁のピンチを招くも、後続を 3者凡退。最速は 151キロをマーク。走者を背負っても動じず、真っすぐを押し込んだ。妻子持ちながら、1年目は野球に集中するため“単身赴任”で入寮を決意。 2月のキャンプは近本やホンダ同僚、木浪とともに 1軍の沖縄で過ごした。キャンプ後は 2軍に合流となったが、武器の直球に磨きをかけ、変化球の精度を高めながらこの日を待っていた。初登板が伝統の一戦。初々しくも頼もしかった。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 4-12巨人>◇第 4回戦◇阪神 0勝 4敗 0分◇19日◇阪神甲子園球場

 巨人は 2回一死 1、 2塁から「8番」小林の「1号3ラン」で先制した。阪神は巨人先発菅野の前に 3回まで 1安打で無得点だった。

 巨人は 4回、 2敵失を絡めて 2点を追加。 5回も岡本の「7号ソロ」で加点。阪神先発メッセンジャーは 5回途中 6失点で降板した。

 阪神は 7回、木浪が「プロ1号3ラン」を放つも反撃及ばず。巨人は 8回に坂本勇の「2ラン」などで 6点を追加。菅野が「3勝」目を挙げた。  阪神メッセンジャーが「2敗」目。

 7回裏阪神二死 1、 3塁、木浪聖也内野手は「1号の右越え3点本塁打」を放った=阪神甲子園球場

 「伝統の一戦」で、またしても負の歴史が刻まれた。平成最後となる巨人 3連戦は、甲子園で屈辱の大敗で幕開けだ。投壊に守乱で、平成初、32年ぶりの「G戦開幕4戦4連敗」。矢野監督は懸命に悔しさを押し殺した。

 「(ミスが)全部、点になったんかな。もちろん反省してうまくなっていって、改善していくしか…」

 メッセンジャーと菅野のエース同士の激突。過去 4度はメッセの「3勝0敗」で、耐えながら勝機を見いだすプランだったが、早々に崩壊した。

  2回一死 1、 2塁から小林に「3ラン」被弾。「相手は菅野やしね。あそこで 3点は苦しい展開になった」と肩を落とした指揮官だが、本当の悲劇はここからだった。

  0- 3の 4回一死 2、 3塁。前進守備で坂本勇を遊ゴロに仕留めたが、北條が本塁悪送球。一度は止まった 3走・田中俊に生還を許した。さらに一死 1、 3塁。丸の 2ゴロで併殺のはずが、送球を受けた北條が今度は 1塁へワンバウンド送球。 1塁・陽川のグラブにおさまらず(北條の失策) 5失点目だ。

  4回、坂本勇人内野手のゴロを捕球し、バックホームした北條史也内野手だが…悪送球となった=阪神甲子園球場

 「 1軍の試合に出させてもらって経験もしているので、ああいうプレーをしたらダメ。ランディ(メッセンジャー)に迷惑をかけた」と猛省の北條。矢野監督は「ああいうミスをして、流れがこっちにこない状況になってしまう」と嘆いた。

 負の連鎖はまだ終わらない。 7回に「D3位」・木浪の「3ラン」で 3点差に迫った直後、 8回に桑原が二死から山本に 2点 3塁打を許すと、続く小林の中飛を「D1位」・近本光司外野手(大阪ガス)が落球。坂本勇にはトドメの「2ラン」を浴びるなど 6失点し、聖地は怒号とため息に包まれた。

 今季初の 1試合 3失策で、ワーストの12失点。甲子園での巨人戦12失点は18年ぶりで、「G戦2試合連続2桁失点」は17年ぶり。何より宿敵相手に 4試合で計37失点と、屈辱に屈辱を重ねた。

 「もちろん、反省すべき点は改善していかないと。うまくなるように練習を頑張っていきます」

 必死に前を向いた指揮官だが…。気づけば「最下位」カープにも 1ゲーム差。開幕前「巨人(を倒すこと)はやっぱり喜んでもらえるところ。昔の人たちが作ってくれた『伝統の一戦』といわれるところを、受け継いだ戦いをしていきたい」と誓っていたが、突きつけられたのは厳しすぎる現実だった。

 ミスの連鎖に、ベンチでぼう然とする矢野燿大監督=阪神甲子園球場

■菅野智之投手から安打を放つも、プロ初失策をおかした阪神「D1位」・近本光司外野手

 「風は頭の中でわかっていた。甲子園の難しさを実感しました」

■ 8回に登板し、 4安打 6失点(自責 2)の阪神・桑原謙太朗投手

 「打たれたので何もないです。自分の力不足で試合を壊してしまいました」

★1987年の阪神

  2度目の吉田義男監督の 3年目。 4月後半に「7連敗」を喫するなど「最下位」に沈み、 5月には掛布が腰痛で 2軍落ち。バース、キーオが孤軍奮闘も、チームは最後まで浮上することなく「41勝83敗6分け」、「球団ワースト勝率0.331」に終わり、首位巨人と「37.5ゲーム」差で 9年ぶりの「最下位」。日本一からわずか 2年で吉田監督は退任した。

  8回、巨人・小林誠司捕手の打球を落球した近本光司外野手=阪神甲子園球場

◇データBOX◇

◎…阪神が巨人に「開幕4連敗」を喫するのは2009年(●●△●●)以来10年ぶり。引き分けを挟まないと1987年(7連敗)以来32年ぶり。

◎… 4日の東京ドーム(● 1-10)に続く巨人戦「2試合連続2桁失点」。2002年 8月25日(● 1-10)、 9月13日(● 3-10、いずれも東京ドーム)以来17年ぶり。

◎…巨人戦 1試合12失点は15年 8月19日(● 3-12、東京ドーム)以来 4年ぶりで、甲子園では01年 5月25日(● 4-12)以来118年ぶり。

◎…メッセンジャーと巨人・菅野の投げ合いは過去 4度あり、メッセの「3勝0敗」。 5度目で「初黒星」となった(15年のCSファーストステージ第 2戦でもメッセが勝利)。

◎…阪神の 1試合 3失策は昨年 8月30日のヤクルト戦(甲子園)以来。

 

  1回裏阪神一死、糸井嘉男外野手は右前安打を放った=阪神甲子園球場

 10年ぶりに「2番」で先発した糸井嘉男外野手が、「猛打賞」でベンチの起用に応えた。巨人菅野対策で組んだ超攻撃的オーダー。その肝が、日本ハム時代の09年 9月12日ロッテ戦以来の「2番」に入った糸井だった。

  1回は菅野から右前打で出塁。 6回には 2塁内野安打、 8回には左腕高木から右翼手の頭を越える 2塁打。守備のミスも多発し大敗した伝統の一戦で、自身今季初の 3安打を放ち気を吐いた。

 神宮からの移動日ゲームとなったこの日、糸井は甲子園での試合前練習に姿を現さず、室内練習場で調整した。試合前には「今着いたわー」などとジョークをいいながらベンチ入り。サプライズ起用にも超人は余裕たっぷりだった。だが、試合後は険しい表情のまま、沈黙を貫いた。 8回には 2塁走者として、大山の 2塁打で本塁で憤死した。悔しさを、次にぶつけるしかない。

  8回、大山悠輔内野手の 2塁打でホームへ突入した糸井嘉男外野手だが、タッチアウト=阪神甲子園球場

 10年ぶりの「2番」で糸井が気を吐いた。どんなに劣勢でも、懸命に出塁し、長打も放った。指揮官の大胆起用に、超人らしいつなぎで応えた。

 「…」

 今季初の 3安打でも、結果が大敗では糸井に語れることはなかった。無言でクラブハウスへと続く階段を登っていった。

 チームの今季19戦目。矢野監督はここまで13通りのオーダーを組んできたが、14通り目で、これまで福留の休養日以外では不変だったクリーンアップを、ついに変えた。何としても菅野を打ち崩そうと、前日18日のヤクルト戦(神宮)でそろって 2打席連続本塁打を放った中谷、大山を「3、4番」に。そして、その前に糸井が入った。

  1回に菅野智之投手から右前打を放つなど「2番」で3安打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 「2番」を打つのは日本ハム時代の2009年 9月12日、ロッテ戦(札幌ドーム)以来、3506日ぶり。超人は、それでもいきなり適応する。 1回一死で右前打すると、 0- 6の 6回二死でも 2塁内野安打で菅野からマルチ安打だ。

  9点を追う 8回は高木から右越え 2塁打。その後、大山の左中間フェンス際への当たりで、中堅手・重信が捕球できずに 2塁打となったのを確認してから本塁を狙うも、憤死。矢野監督から「ハーフウエーでも嘉男(糸井)の足やったら、もちろんかえってこないとあかんと思う」と苦言を呈されたが、大敗でも「恐怖の2番」ぶりは際立っていた。

 18日の阪神スタメン

 今季初実戦となった 3月16日の西武とのオープン戦(甲子園)では「3番」に入り初安打。その試合後に「僕は2番がいいです。ガチ(本気)って書いておいて」と報道陣を通じて冗談ともつかない“アピール”をしていた。「つなぎ役」の枠に収まらない「強打の2番」は、近年の球界のトレンドでもある。ひと月を経て実現した形だが、矢野監督は「自分の中で考えはあるんだけど。それはみんなに言えるような(ことではない)。作戦とかいろんな状況のことなんで」と、真意はベールに包んだ。

 敗れはしたが、虎打線がつながり、希望をつないでいくための、大きな選択肢が備わった。

◇データBOX◇

◎…糸井の「2番」は北海道日本ハム時代の2009年 9月12日のロッテ戦(札幌ドーム)以来10年ぶり。08、09年は「2番」で計32試合に出場し、「114打数33安打(打率0.289)、3本塁打、12打点」だった。

◎…糸井の 3安打猛打賞は今季初。昨年 8月14日の広島戦(京セラ)以来。

 

 木浪聖也内野手が、巨人のエース菅野から「プロ1号」を放った。 0- 6で迎えた 7回二死 1、 3塁で菅野のスライダーを捉え、右翼ポール際に「3ラン」。右手でガッツポーズをつくり、会心の笑顔でダイヤモンドを 1周した。

 「チャンスで回ってきた打席だったので、がむしゃらに、思い切ってスイングしていきました」

 木浪は前日18日のヤクルト戦で 1回に空振り三振を喫した際、振り逃げを試みず、 1塁に走らなかった。その次打席を迎えた 3回に交代を命じられていた。

 この日は先発メンバーから外れて 6回の守備から出場していた。

 執念の一発! 木浪聖也内野手が 7回、菅野智之投手(手前)からプロ初本塁打となる「3ラン」を放った=阪神甲子園球場

 悔しさをバネに! ルーキーに続け!! 阪神は甲子園で巨人との「平成最後の伝統の一戦」初戦に 4- 12で大敗。32年ぶり、平成では初となる開幕からの「G戦4戦4連敗」を喫した。屈辱的敗戦の中、途中出場の「ドラフト3位」・木浪聖也内野手(ホンダ)が巨人・菅野から「プロ初本塁打」を放つなど 4打点。このまま負けっぱなしで終われない!!

 意地と執念を込めた白球が右翼ポール際に飛び込むと、右腕を突き上げた。今季ワースト12失点と屈辱にまみれた聖地の夜空に、若虎の咆吼が響く-。木浪がプロ初アーチ。しかも、あの菅野をとらえる「3ラン」で、球界のエースをマウンドから引きずり降ろした。

 「打てたのはすごく誇りに思います。積極的にいこうと。(ベンチから)タイミングだけはずっと合わせていました」

  6回の守備から遊撃に入り、 0- 6の 7回二死 1、 3塁で打席へ。 2球目の 129キロスライダーに反応した。菅野は呆然。甲子園では試合前時点で「防御率1.33」を誇った右腕を 6年ぶりに 7回持たずに、降板させた。

 7回裏阪神二死 1、 3塁、菅野智之投手から右越えに「3点本塁打」を放った木浪聖也内野手=阪神甲子園球場

  9回二死 3塁でも左腕・吉川光から右越え 2塁打でプロ初の「マルチ安打&4打点」。大敗の中、チームの全打点をたたき出す活躍に、矢野監督も「菅野から打つのは自信にもなると思うし、最後しっかり打ったのはなんとかしたいっていう気持ちがよかったんじゃないかな」とうなずいた。

 悔しさを噛みしめた前夜-。18日のヤクルト戦(神宮)で 1回に空振り三振した際、振り逃げの可能性があったにもかかわらず、走らなかった。指揮官から「やることやらん選手とかあきらめるような選手は使いたくない」と“懲罰交代”を受けた。だからこそ、最後まで絶対にあきらたくなかった。必死に食らいつき「自分が悪かったのに監督が使ってくれた。本当に感謝しています」と表情を引き締めた。

 チームは開幕から「巨人戦4試合4連敗」。平成最後の伝統の一戦となるこのカードで平成初、1987年(7連敗)以来の屈辱を味わった。しかも平成の30年間でシーズン勝ち越しはたった 4度で「7年連続負け越し」中。まさに負の歴史。しかし昨年まで木浪はいなかった-。必死のルーキーが、新たな歴史をこじ開けようと、もがいている。

 7回、阪神・木浪聖也内野手に3ランを浴びた巨人・菅野智之投手=阪神甲子園球場

 「開幕を 1軍で迎えることになりました」

 開幕前夜。 2年を過ごしたホンダの岡野監督に電話をかけた。想像以上の重圧、不安、期待。全てが始まる前に恩師と言葉を交わしたかった。初安打の際には、岡野監督から「これからだよ」とメールが届いた。この日は同門の「D4位」・斎藤もプロ初登板。「あいつ、きっと(マウンドで)慌てると思いますよ」と笑顔で期待していたが、元気な姿が、お世話になった人たちへの恩返し。これからが、始まりだ。

 「思い切っていくことが自分自身の中で、いいことだと思いました」

 借金は今季ワーストタイ「4」。何より巨人に昨年から「1分け」を挟んで「7連敗」だ。このまま平成を終われない。虎の令和を明るく照らすべく、木浪が走る。ルーキーの奮闘に虎ナインは燃えないわけにいかないはずだ。

  9回、適時 2塁打を放った木浪聖也内野手=阪神甲子園球場

★記念球「一生忘れられないです」

  木浪の記念球を手にしたのは大阪府の大橋礼翔くん(13=中学生)。「ずっと『0点』で、『1号』が自分のところにきてうれしかったです」と興奮。今季 2度目の観戦で初めてホームランボールをキャッチし、「一生忘れられないです」と最高の思い出を届けてくれた感謝。ボールは試合中に木浪の手元に渡り、両親に手渡すという。

◇データBOX◇

◎…阪神の平成での巨人戦の対戦成績は、これで 768試合、「318勝433敗17分け」。甲子園では 383試合、「170勝204敗9分け」。

◎…阪神は巨人に2007年に「14勝9敗1分け」で勝ち越して以降、11年間シーズン勝ち越しなしで 7年連続負け越し中。平成で阪神が勝ち越したのは、わずか 4シーズン(タイが 4シーズン)。

◎…巨人・菅野は「対阪神戦通算14勝目」で、甲子園では「9勝2敗、防御率1.50」。甲子園での被弾は通算 3本目で、 3失点するのは2013年 7月16日以来、先発13試合ぶり。 7回を投げきれなかったのも同日以来。

 

  5回でマウンドを降りるランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場

 ランディ・メッセンジャー投手が 5回途中で 6点を失い、降板した。 2回一死 1、 2塁で、巨人小林に初球のカーブを左翼スタンドに運ばれ、 3失点。

  4回は田中俊、小林に連打を許し、一死 2、 3塁から遊撃・北條の失策などで 2点を失った。 5回は先頭の岡本に「7号ソロ」を浴び、無死 1、 2塁のピンチを残して守屋と交代した。巨人菅野との開幕投手対決は、試合前半のメッセンジャー降板であっけない幕切れとなった。

 5回表巨人無死、亀井善行外野手の打球が直撃したメッセンジャー投手=阪神甲子園球場

 メッセンジャーが5回途中8安打6失点でKOされた。

  2回一死 1、 2塁で小林に「先制3ラン」を献上。 5回は岡本に「ソロ本塁打」を浴びた。その直後に亀井の打球が右手付近を直撃。続くゲレーロに左前打を許したところで降板となった。右手に打球を受けた影響で、試合中に兵庫県内の病院へ向かった。診断結果の発表は20日以降になる見込み。球団関係者は「大事ではないと思います」と説明したが、不安が募る。

  5回、巨人・亀井善行外野手の打球が直撃したランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場

 阪神のランディ・メッセンジャー投手が19日の巨人戦(甲子園)の 5回に亀井のライナー性の打球が右手に直撃し、試合途中で兵庫県内の病院へ向かった。病院では患部のレントゲンを撮影。詳細は20日に発表される。

 この日は 2回に小林に「3ラン」を浴びるなど踏ん張れず。 5回は右手に打球が直撃した後も投球を続けたが、続くゲレーロにも左前打を浴びたところで降板した。終わってみれば 4回 0/3を 8安打 6失点。「2敗目(1勝)」を喫した。

 

  6回から登板した斎藤友貴哉投手=阪神甲子園球場

 阪神「ドラフト4位」の斎藤友貴哉投手(ホンダ)が巨人戦で無失点デビューを飾った。17日に初昇格したばかりの背番号「48」は、「3番手」でマウンドへ。 3四球を出したが、重量打線相手に 2回 1安打無失点と踏ん張った。

 7回は先頭の田中俊に四球、小林に 2塁打を許し無死 2、 3塁のピンチを招くも、後続を 3者凡退。「 0点(に抑える)というのは中継ぎにとって大事なことだと思うので、そこに関しては良かった」。最速は 151キロをマーク。「あがってしまって、ストライクを取れる球がなかなかなくて、変化球を投げられなかった」。そう振り返ったが、走者を背負っても動じず、真っすぐを押し込んだ。

 妻子持ちながら、 1年目は野球に集中するため“単身赴任”で入寮を決意。 2月のキャンプは近本やホンダ同僚、木浪とともに 1軍の沖縄で過ごした。キャンプ後は2軍に合流となったが、武器の直球に磨きをかけ、変化球の精度を高めながらこの日を待っていた。

 初登板が伝統の一戦。「見渡す限りお客さんがいて、緊張してあがってしまった。次からは緊張感を力に変えて、どんどんやっていきたいと思います」。初々しくも頼もしかった。

 

※ 4月20日の予告先発は、阪神・岩貞祐太投手(27)ー巨人・テイラー・ヤングマン投手(29)です。

 

 昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。

 

 2019年オープン戦順位表

 

 2019年 公式戦 順位表

 

 2019年 公式戦 日程と結果(04月)

 

 2019年 公式戦 日程と結果(05月)

 

 

 

 

 

 

 

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