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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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梅野2戦連続先制フェン直打!糸井V打!糸井300 2塁打NPB史上10位!ジョンソンが好救援!1

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阪神が思わぬ形で勝ち越しに成功した。中日は柳裕也投手(25)、阪神は岩貞祐太投手(27)が先発。阪神は 2回、梅野隆太郎捕手(27)の「適時2塁打」で 1点先制。中日は 3回、平田良介外野手(31)の適時打で同点に追いついた。阪神は 4回二死 1、 3塁からの敵失で 1点を勝ち越し。中日は 5回二死満塁から阿部寿樹内野手(29)の適時打で 2- 2の同点に追いついた。阪神は 7回糸井嘉男外野手(37)の「適時2塁打」で 2点勝ち越し。 6回からの継投で逃げ切った。藤川球児投手(38)は今季「初勝利」。ラファエル・ドリス投手(31)は「6セーブ」。中日田島慎二投手(29)が今季「初黒星」。

梅野が攻守で存在感を示した。梅野隆太郎捕手が、 2戦連続で先制の 2塁打を放った。 2回一死から「6番」糸原健斗内野手(26)がライトへ 2塁打。一死 2塁で続く「7番」梅野が柳の 141キロ直球をとらえ、左翼フェンス直撃の「適時2塁打」で先制に成功した。27日にも初回二死満塁で、梅野が先制の「3点適時2塁打」。 4月 2日の巨人戦で負傷した左足薬指の骨折を抱えながらも、 9日のDeNA戦ではサイクル安打を達成。ここまで攻守でチームを支えている。

阪神ルーキー「D3位」・木浪聖也内野手(24=ホンダ=亜細亜大學OB)が「プロ初盗塁」を記録。貴重な得点を挙げた。同点に追いつかれた直後の 4回二死 1、 3塁。 1塁走者としてスタートを切ると、重盗を意識した加藤が送球を引っ掛けて悪送球。白球が 3遊間を転がる間に勝ち越し点を奪った。自らの右前打で好機を拡大したのも大きかった。試合前練習では矢野燿大監督(50)から打撃指導を受けていた。 5試合連続安打と打撃好調だ。守備でも冷静な判断。 5回二死満塁、阿部の 3遊間への深い打球に追いつくと、 2走・京田陽太内野手(25)もホームへ。本塁に転送しアウトに仕留め、最大のピンチを切り抜け、攻守に存在感を示した。

阪神ルーキー「D1位」・近本光司外野手(24=大阪ガス)が同点の 7回無死 1塁で好機を拡大する左前打。勝ち越しのチャンスをお膳立てした。近本光司外野手のつなぎの打撃が効いた。同点の 7回無死 1塁。田島の外角球に逆らわず、ライナーで左前へ運んだ。無死 1、 2塁とチャンスを広げ、糸井の勝ち越し打を呼んだ。この日は 2安打を刻んで、 9試合連続安打に伸ばした。外角高めの球に食らいつき、強攻策に応えた。セオリー通りならば犠打のサインが出てもおかしくない場面だった。 2- 2の 7回、代わったばかりの「2番手」・田島から代打・エフレン・ナバーロ内野手(32)が四球を選んで無死 1塁。代走・植田海内野手(23)が送られ、近本が打席へ。 1ボールから 4球連続ファウルで粘ると、 6球目を左前へ運んだ。さらに続く上本博紀内野手(32)の犠打で 2塁に進み、糸井の右翼線 2塁打で 4点目のホームを踏んだ。矢野監督は作戦を説明。この日は 5回先頭でも中前打。18日のヤクルト戦(神宮)から 9試合連続安打とすると、 2試合ぶり 8度目のマルチ安打に。打率も「0.312」にまで上昇だ。虎のリードオフマンとして、好機を演出する一打を放ち続ける。

糸井嘉男外野手が 7回に「V打」を放ち、初戦で逆転負けを喫した中日へのリベンジに成功した。糸井嘉男外野手が、通算「300 2塁打」を達成した。初回二死から中堅フェンス直撃の 2塁打。あと 1歩でスタンドインという大きな当たりで節目を飾った。史上71人目。現役選手では、巨人中島の「318 2塁打」に次いで「10位」の数字となる。初回には史上71人目となる「通算300 2塁打」に記録。1425試合での到達は「NPB史上10位」のスピード達成となった。主軸の活躍で、正念場の12連戦を「1勝1敗」とした。同点で迎えた 7回一死 2、 3塁。 2球目、真ん中低めにきた 138キロフォークを強振。 1塁線への鋭い打球はダヤン・ビシエド内野手(30)のミットをはじき、右翼線に抜けた。願いは通じた。勝敗を左右する 1本に、 2塁ベース上で右拳を握る。 3塁側ベンチのナインも身を乗り出して祝福した。ベテランの域に入っても、誰にも負けない練習量を誇る。ちょうど 1カ月前、開幕前日の 3月28日だった。京セラドーム大阪で午後 1時の全体練習が始まる前から、糸井はバットをずっと振っていた。ロングティーで柵越え連発。他の選手がグラウンドに出てくる直前に引き上げると、練習開始時間に再び現れた。汗も拭き取り、今来たかのような表情で体を動かし始めた。今季も開幕から「打率3割」前後をキープ。糸井の存在が猛虎打線の原動力だ。器の大きさこそ、超人たるゆえん。だからこそ「301」までこれた。オフの自主トレはグアムから沖縄に変更。ソフトバンク・柳田悠岐外野手(30)、オリックス・吉田正尚外野手(25)らと汗を流した。シーズンに向け備える姿を、たくさんのファンの目に焼き付けてもらった。さらに約10日間の鍛錬の末、余ったスポーツドリンクは球場関係者へ。使用したボールは地元の野球チームにプレゼント。そんな姿を野球の神様も見ていたからこそ、この日の紙一重の一打につながった。球団広報にも問いかけるほど、糸井は前だけを見つめている。超人の笑顔が弾ければ、虎の黄金週間はもっと輝く。

先発した岩貞は 5回 8安打 2失点。粘りの投球だった。 2回以外は毎回走者を出す内容だったが 5回 2失点にまとめた。13日の中日戦では京田に満塁弾を浴びるなど 5回 6失点で敗れていた。

マウンドに「ミスターゼロ」が君臨した。ピアース・ジョンソン投手(27)が、開幕から無失点投球でチームを救った。 2点リードの 7回一死 1、 2塁。この回から登板した能見に代わってマウンドに。迎えたのは、前日に逆転の「3ラン」を打たれた「4番」ビシエドだ。「梅野くんがいい考えを持ってリードしてくれた。いい配球で、野手の皆さんも守ってくれた」。 150キロ直球を 2球連続で投げ、主砲を圧倒。中飛に仕留めると、続く阿部も 150キロ直球で 2飛に打ち取った。今季 2度目の「またぎ登板」も苦にしなかった。 8回も続けてマウンドに上がると高橋周平内野手(25)、堂上直倫内野手(30)を連続三振。最後は加藤匠馬捕手(26)を 152キロ直球で 2ゴロに仕留め、打者 5人連続で仕事をさせなかった。これで開幕から11戦連続無失点。グラブにはカタカナで「ピー ジェー」と記し、リュックサックには神社のお守りをぶらさげる。アメリカから来た助っ人が、早くもリリーフ陣の切り札になった。12連戦 2戦目でも、必勝の一戦だった。決死のタクトと、最強助っ人リリーバーの右腕で、見事につかみとった。

3月のオープン戦中に右ふくらはぎの張りを訴え、 2軍調整が続いていた阪神の新助っ人、ジェフリー・マルテ内野手(27=前米大リーグエンゼルス)が、29日の中日戦(ナゴヤドーム)にも 1軍昇格することが28日、分かった。この日、ウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ球場)に「3番1塁」でフル出場。 5回二死から左前打を放ち、 5打数 1安打。 2戦連続で守備にも就いたことでメドが立った。 1、 2軍ともに名古屋市内で開催していることもあり、合流もスムーズだ。打力を強化し、中日戦の勝ち越しを目指す。 4月24日のソフトバンク戦で実戦復帰。25日には「来日1号」も出るなど、ここまで 4戦連続安打と好調を維持している。待望の助っ人が打線の起爆剤になる。ドミニカ共和国出身で、昨季までは大谷の同僚でもあった。「メジャー通算30本塁打」を誇り、甲子園にもフィットする右打ちのプルヒッターとして期待され、虎入りしていた。代わって、エフレン・ナバーロ内野手(32)が降格するとみられる。

記事をまとめてみました。

 

 

 <中日 2- 4阪神>◇第 5回戦◇阪神 2勝 3敗 0分◇28日◇ナゴヤドーム

 中日は柳、阪神は岩貞が先発。阪神は 2回、梅野の「適時2塁打」で 1点先制。中日は 3回、平田の適時打で同点に追いついた。

 阪神は 4回二死 1、 3塁からの敵失で 1点を勝ち越し。中日は 5回二死満塁から阿部の適時打で 2- 2の同点に追いついた。

 阪神は 7回糸井の「適時2塁打」で 2点勝ち越し。 6回からの継投で逃げ切った。藤川は今季初勝利。ドリスは「6セーブ」。中日田島が今季「初黒星」。

  7回表阪神一死 2、 3塁、「2点適時2塁打」を放ちガッツポーズをする糸井嘉男外野手=ナゴヤドーム

 阪神が思わぬ形で勝ち越しに成功した。

  1- 1と同点に追いつかれた直後の 4回二死 1、 3塁。 1塁走者の木浪が 2盗を試みた。すると捕手加藤の 2塁への送球が 3遊間を転々とする悪送球になった。その間に 3塁走者の梅野が本塁へ生還し、阪神は 1点を勝ち越した。

  4回表阪神二死 1、 3塁、加藤匠馬捕手が悪送球、 3塁走者の梅野隆太郎捕手が生還=ナゴヤドーム

--展開的には重たかった

 「チャンスはあったけどなかなか点取られへんというところで、まあまあ苦しい展開になったけど、うん。まあどうなんやろ、嘉男(糸井)ももちろんよく打ってくれたし、あとのピッチャーがね、特にPJ(ジョンソン)が、苦しいところしっかり行ってくれたっていうのは大きかったね」

 勝利し、ナインとタッチを交わす矢野燿大監督(左)=ナゴヤドーム

-- 6回から継投に入ったが、きょうの岩貞の状態を見ての判断か

 「粘ってくれたというのはもちろんあるんだけど。まあ、その安定感というところではやっぱり。(藤川)球児も昨日も良かったし。まあ、そういうふうなことを総合的に判断したときに、まあ球児で行って、もう1回こう仕切り直しというか、できたらなというところで代えたけど」

--直後の 7回に得点が入っていい形になった

 「野球って流れがあるからさ。球児も先頭には打たれたけど、その後しっかり抑えてくれたっていうのは、もちろんこっちに流れが来る状況を作ってくれたと思う」

 

  2回表阪神一死 2塁、梅野隆太郎捕手は先制の「左適時2塁打」を放った=ナゴヤドーム

 梅野隆太郎捕手が、 2戦連続で先制の 2塁打を放った。 2回一死から「6番」糸原がライトへ 2塁打。一死 2塁で続く「7番」梅野が柳の 141キロ直球をとらえ、左翼フェンス直撃の「適時2塁打」で先制に成功した。「岩貞になんとか先制点をという気持ちで打席に入りました。(糸原)健斗に続くことができて良かったです」。

 27日にも初回二死満塁で、梅野が先制の「3点適時2塁打」。 4月 2日の巨人戦で負傷した左足薬指の骨折を抱えながらも、 9日のDeNA戦ではサイクル安打を達成。ここまで攻守でチームを支えている。

  8回、安打を放った梅野隆太郎捕手=ナゴヤドーム

 梅野が攻守で存在感を示した。 2回一死 2塁から左越えの「適時2塁打」を放って 2試合連続の先制打。「何とかかえすという気持ちだけで」と振り返った。さらに守備でも投手陣をリードし、前日に「逆転3ラン」を浴びたビシエドを 4打数無安打に封じた。「同じバッターに何回もやられていた。相手も打つ気でくる中で、球数を使って打ち取ることができた」と声を弾ませた。

 

  4回表阪神二死 1塁、木浪聖也内野手は右前安打を放った=ナゴヤドーム

 阪神ルーキー木浪聖也内野手の「プロ初盗塁」で貴重な得点を挙げた。同点に追いつかれた直後の 4回二死 1、 3塁。 1塁走者としてスタートを切ると、重盗を意識した加藤が送球を引っ掛けて悪送球。白球が 3遊間を転がる間に勝ち越し点を奪った。

 木浪は「戦略のことなので何も言えないですけど、良かったです」と振り返った。自らの右前打で好機を拡大したのも大きかった。試合前練習では矢野監督から打撃指導を受けていた。 5試合連続安打と打撃好調だ。

  4回、「プロ初盗塁」を決めた木浪聖也内野手。加藤の悪送球を誘発した=ナゴヤドーム

 「D3位」・木浪聖也内野手(ホンダ)が「プロ初盗塁」を記録した。 4回二死 1塁から右前打で 1、 3塁とすると、次打者・岩貞の 3球目にスタート。捕手・加藤の悪送球も誘発し、 3走・梅野が生還。一時勝ち越しとなる 2点目を呼び込んだ。「戦略なんでいえないですけど…。(得点につながり)よかったです」。 2回一死 2塁でも左前打を放ち、今季 3回目の「マルチ安打」を記録した。

 守備でも冷静な判断。 5回二死満塁、阿部の 3遊間への深い打球に追いつくと、 2走・京田陽太内野手もホームへ。本塁に転送しアウトに仕留め、最大のピンチを切り抜け、攻守に存在感を示した。

 

  5回、安打を放った近本光司外野手=ナゴヤドーム

 阪神ルーキー近本光司外野手のつなぎの打撃が効いた。同点の 7回無死 1塁。田島の外角球に逆らわず、ライナーで左前へ運んだ。無死 1、 2塁とチャンスを広げ、糸井の勝ち越し打を呼んだ。

 この日は 2安打を刻んで、 9試合連続安打に伸ばした。「大事な場面で打てて良かったです」と振り返った。

  7回無死 1塁、左前打を放った近本光司外野手。強攻策に結果で応えてみせた=ナゴヤドーム

 外角高めの球に食らいつき、強攻策に応えた。「D1位」・近本光司外野手(大阪ガス)が同点の 7回無死 1塁で好機を拡大する左前打。勝ち越しのチャンスをお膳立てした。

 「打てているので(内容的に)いいと思います」

 セオリー通りならば犠打のサインが出てもおかしくない場面だった。 2- 2の 7回、代わったばかりの「2番手」・田島から代打・ナバーロが四球を選んで無死 1塁。代走・植田が送られ、近本が打席へ。 1ボールから 4球連続ファウルで粘ると、 6球目を左前へ運んだ。さらに続く上本の犠打で 2塁に進み、糸井の右翼線 2塁打で 4点目のホームを踏んだ。

  7回表阪神無死 1塁、近本光司外野手は左前打を放った。投手田島慎二=ナゴヤドーム

 矢野監督は「総合的に判断して、得点(の可能性が)広がるんじゃないかなというところで」と作戦を説明。この日は 5回先頭でも中前打。18日のヤクルト戦(神宮)から 9試合連続安打とすると、 2試合ぶり 8度目のマルチ安打に。打率も「0.312」にまで上昇だ。

 長期連戦にも自己管理を徹底する。遠征先にも自宅と同じ低反発枕を持参。「社会人の時からずっと同じものを使っていて、今ので 3個目。すごく楽に寝られるので」。“相棒”のおかげで疲れを残すことなく、翌日に向かえる。

 「大事な場面で打てたのでよかったです」。虎のリードオフマンとして、好機を演出する一打を放ち続ける。

 

  7回表阪神一死 2、 3塁、糸井嘉男外野手は右翼線へ「2点適時2塁打」を放った=ナゴヤドーム

 糸井嘉男外野手が、「300 2塁打」を達成した。  初回二死から中堅フェンス直撃の 2塁打。あと 1歩でスタンドインという大きな当たりで節目を飾った。

 史上71人目。現役選手では、巨人中島の「318 2塁打」に次いで「10位」の数字となる。

  1回表阪神二死、糸井嘉男外野手は「中越え2塁打」を放ち「通算300 2塁打」を達成する=ナゴヤドーム

 神様、お願い! 糸井嘉男外野手が 7回に「V打」を放ち、初戦で逆転負けを喫した中日へのリベンジに成功した。

 初回には史上71人目となる「通算300 2塁打」に記録。1425試合での到達は「NPB史上10位」のスピード達成となった。主軸の活躍で、正念場の12連戦を「1勝1敗」とした。

◇    ◇    ◇

 打球の行方を見つめながら、糸井は祈るような思いだった。「神様! 抜けてくれ!」。同点で迎えた 7回一死 2、 3塁。 2球目、真ん中低めにきた 138キロフォークを強振。 1塁線への鋭い打球はビシエドのミットをはじき、右翼線に抜けた。願いは通じた。勝敗を左右する 1本に、 2塁ベース上で右拳を握る。 3塁側ベンチのナインも身を乗り出して祝福した。

 節目の記録で、勢いに乗った。初回だ。力強く打ち上げた打球は中堅フェンス最上部に直撃。通算の 2塁打数は「300」に到達した。あと少しでスタンドインという大きな当たりで史上71人目の節目を飾った。所要1425試合での到達は「NPB史上10位」の早さだ。野手に転向しながら、長打力と脚力を生かしてのスピード達成だ。試合後は「勝ってよかったです。どんどん上を目指してやっているので」と力強かった。ぐるりと巻いた右手のテーピングを外しながら、チームバスに乗り込んだ。

  1回表阪神二死、糸井嘉男外野手は「中越え2塁打」を放ち「通算300 2塁打」を達成する=ナゴヤドーム

 ベテランの域に入っても、誰にも負けない練習量を誇る。ちょうど 1カ月前、開幕前日の 3月28日だった。京セラドーム大阪で午後 1時の全体練習が始まる前から、糸井はバットをずっと振っていた。ロングティーで柵越え連発。他の選手がグラウンドに出てくる直前に引き上げると、練習開始時間に再び現れた。汗も拭き取り、今来たかのような表情で体を動かし始めた。今季も開幕から「打率3割」前後をキープ。糸井の存在が猛虎打線の原動力だ。

 主軸が打てば、白星をつかめる。糸井の「V打」に浜中打撃コーチは「よく決めてくれた。ああいうところで決めてくれるのが、ヨシオの勝負強いところ。調子を落としていた部分もあったけど、これからどんどん上がってくると思う」とたたえた。

 「平成」は残り 2試合となった。「令和」へと時代をまたいでも、超人は突っ走る。

  1回、 2塁打を放った糸井嘉男外野手=ナゴヤドーム

 祈り通じた! V二塁打や! 糸井嘉男外野手(37)が、中日戦の 7回に右翼線へ 2点 2塁打を放ち、試合を決めた。 1打席目にも中堅フェンス直撃の 2塁打を放って、「史上71人目の通算300 2塁打」を達成。GW12連戦で初勝利を挙げた虎が、ここから加速していくで~!

 勝ちたい。純粋な祈りだけをバットに込め、必死に右手を伸ばした。わずか数センチ-。執念が勝り、白球がミットを弾かせた。糸井が 1塁線を破る決勝の 2点 2塁打。連休で名古屋に足を運んだ虎党に勝利を届け、 2塁上でちょっぴり恥ずかしそうに右手を掲げた。

 「『神様! 抜けてくれ!』と祈りながら走りました。上本のバントで返せたので、よかったです」

  2- 2で迎えた 7回。無死 1、 2塁から上本が 1前犠打をきっちり決め一死 2、 3塁。舞台は整い、超人の出番だ。 1塁も空いている場面だったが、中日ベンチの判断は糸井勝負。右腕・田島のフォークに泳がされながらも、右手だけで 1塁・ビシエドのミットを弾かせた。打点も安打も 3試合ぶり。「得点圏打率0.227」と影を潜めていた超人のここ一番での集中力で勝負ありだ。

  7回、田島慎二投手のフォークに食らいつく糸井嘉男外野手=ナゴヤドーム

 剛柔を兼ねそろえた、超人らしい記録に到達した。 1回二死、先発・柳から中堅フェンスを直撃する快音を響かせた。悠々と滑り込むと、これが「通算300本」目の 2塁打だ。球場のファンから拍手でお祝いしてもらった一本は、「歴代71人目」。「300」の上で足踏みすることなく、すぐさま放った決勝 2塁打に「勝ってよかったッスね」と笑顔が弾けた。世間は大型連休中でも、糸井はここまで堂々の全試合スタメン出場。グラウンドに立ち続ける超人に矢野監督も「ヨシオ(糸井)ももちろんよく打ってくれた」と最敬礼だ。

 器の大きさこそ、超人たるゆえん。だからこそ「301」までこれた。オフの自主トレは「暑すぎた」というグアムから沖縄に変更。ソフトバンク・柳田、オリックス・吉田正らと汗を流した。オフ真っ直中でスタンドも閉鎖しての自主トレだったが、ファンが殺到。多いときには 100人を超えるファンが足を運んだことから、球場関係者がスタンドの開放をお願いすると…。

 打球はダヤン・ビシエド内野手のミットを弾いて右翼線へ=ナゴヤドーム

 「たくさんきていただいているので。大丈夫ですよ」

 糸井が先頭に立ち、快諾。シーズンに向け備える姿を、たくさんのファンの目に焼き付けてもらった。さらに約10日間の鍛錬の末、余ったスポーツドリンクは球場関係者へ。使用したボールは地元の野球チームにプレゼント。そんな姿を野球の神様も見ていたからこそ、この日の紙一重の一打につながった。

 「どんどん上を目指してやっているので。なぁ?」

 球団広報にも問いかけるほど、糸井は前だけを見つめている。借金は再び「3」。シーズンも連戦もまだまだ序盤。超人の笑顔が弾ければ、虎の黄金週間はもっと輝く。

■糸井を日本ハム時代から指導してきた清水雅治ヘッドコーチ

 「野手になって 2年目から見ているのでね。こんなに打ったかと思って、うれしいよね。きょうは勝利打点つきなので、文句ないです。あしたからも頑張ってもらいます」

  7回、打球を見ながら 1塁を蹴る糸井嘉男外野手。捕球できなかったダヤン・ビシエド内野手(右)は膝をついて呆然=ナゴヤドーム

★GW男の本領だ

 ゴールデンウイークの糸井は熱い。虎 1年目の2017年、GW 8試合( 6勝 2敗)で「打率0.400(30打数12安打)1本塁打、7打点」。ノーヒットは1試合だけだった。昨季は 8試合( 5勝 3敗)で「打率0.294(34打数10安打)、2本塁打、8打点」。GW初戦の 4月28日の広島戦(マツダ)で「4号2ラン」など昨季初の「猛打賞」をマークし、最終 5月 6日の中日戦(甲子園)でも 3安打 2盗塁と大暴れした。

◇データBOX◇

◎…阪神・糸井が 1回、「71人目」となる「通算300 2塁打」を記録。 7回にも「301本目」となる 2塁打をマーク。内訳は北海道日本ハム(2007-12年)で 138本、オリックス(12-16年)で「115本」、阪神では17年から「計48本」を放っている。

◎… 2塁打通算最多は立浪和義(中日)の「487」。現役では福浦和也(ロッテ)の「388」。福留もこの日 2塁打を 1本放っており、門田博光の「383」に並ぶ「歴代20位タイ」。

 

 阪神先発の岩貞祐太投手=ナゴヤドーム

 阪神先発岩貞祐太は粘りの投球だった。 2回以外は毎回走者を出す内容だったが 5回 2失点にまとめた。

 それでも「有利なカウントでの失投でピンチを広げることがあった。課題が明確になったので次回に向けて修正していかないと」と反省。13日の中日戦では京田に満塁弾を浴びるなど 5回 6失点で敗れていた。

  5回、マウンドに集まる岩貞祐太投手(中央)らナイン=ナゴヤドーム

 先発した岩貞は 5回 8安打 2失点。今季「2勝」目を手に入れることはできなかった。「有利なカウントでの失投でピンチを広げてしまいました」。 2- 1の 5回に連打と四球で二死満塁のピンチをつくり、阿部に遊撃へ適時内野安打を浴びて同点に追いつかれてしまった。「次回への課題は明確なので、しっかり修正していきたいです」と前を向いた。

 

※梅野2戦連続先制フェン直打!糸井V打!糸井300 2塁打NPB史上10位!ジョンソンが好救援!2に続く!

 

 

 

 

 

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