●タレント鈴木ちなみさん(29)が始球式を行った。「九州移転30周年記念」ユニホームを着て、マウンドへ。山なりながら 2バウンドで捕手のミットへ。球審役の阪神マスコット、トラッキーが豪快にストライクポーズをつくった。この日は「ポッカサッポロ知覧にっぽん紅茶スペシャルデー」として開催され、同社のCMに出演している鈴木が 2年連続での登板となった。昨年 6月16日の福岡 ヤフオク!ドームでの始球式では 1塁側、左打者の背後へコロコロと転がっただけに、今回の投球に納得の表情だった。ベテラン福留孝介外野手(42)が欠場した。試合前のフリー打撃や守備練習を通常通り実施。試合もベンチ入りしたが、出場はしなかった。清水雅治ヘッドコーチ(54)はアクシデントを否定。右ふくらはぎ筋挫傷から 1軍復帰した前夜は、12回引き分けとなった試合にフル出場していた。試合の方では、阪神は 2回と 3回の得点機を生かせず。ソフトバンクは 3回に先頭の内川聖一内野手(36)が敵失で出塁し、二死 3塁から福田秀平外野手(30)の内野安打で先制。阪神は 4回に梅野隆太郎捕手(27)の「6号2ラン」で逆転し、 6回も梅野の「2点適時打」で加点。ソフトバンクはその裏に福田が 2試合連発の「4号ソロ」。阪神が終盤に本塁打攻勢で加点し、逃げ切った。 7回 2失点の青柳晃洋投手(25)が「5勝」目。ソフトバンクは打線が低調で散発 4安打に終わり、「3位」転落した。青柳晃洋投手(25)「5勝」目、和田毅投手(38)「1敗」目。
●ルーキー近本光司外野手(24=大阪ガス)が死球の影響を感じさせないヒットを放った。 3回一死 1塁から和田の初球変化球を右前に運んだ。前日11日、延長12回の打席でボールが左肘を直撃。この日フル出場し問題なしを強調した。
●梅野隆太郎捕手が故郷の福岡で豪快な逆転弾を放り込んだ。 1点を追う 4回、実戦復帰後、初スタメンの原口文仁捕手(27)がしぶとく右前へ落として一死 1塁。「6番」梅野は先発和田の甘く入った高め 138キロを振り抜いた。大きな弧を描いた打球は、左翼スタンド中段に飛び込む「6号逆転2ラン」。凱旋(がいせん)弾で試合をひっくり返した。本塁打を打てば「11連勝」と不敗神話も伸ばし、地元福岡で格好良くお立ち台に立つと「明日も勝つバーイ!」と絶叫。左翼席から響く「梅野コール」にはマスクを脱ぎ、ミットを上げて応える。お立ち台では決めぜりふを叫んだ。首位広島に「1.5差」まで接近。奪首の時が近づいてきた。故郷のファンに苦手鷹戦の 7年ぶり勝ち越しを約束した。
●キャプテン糸原健斗内野手(26)が貴重な中押し点を奪った。 4- 2の 7回一死 3塁で、高橋純の 150キロ直球をとらえて右中間へ 5点目の適時 3塁打。胸を張った。それでも後輩のびっくり弾には舌を巻いていた。植田海内野手(23)がプロ初本塁打を放った。 4点リードの 8回、一死 2塁で、元同僚の「3番手」松田遼馬投手(25)の内角直球を右翼スタンドへ運んだ。代走で途中出場し、この日の 1打席目。普段は代走や守備固めに起用される植田の 1発にベンチは大盛り上がりで出迎えた。俊足を生かすため、 2年目の16年に両打ちに転向した。プロで築いた左打ちで、通算 275打席目。 175センチ、68キロと決して大きくない体から、広いヤフオクドームのテラス席ではなく、スタンドまで運んだ。ソフトバンクを力で突き放す快勝の中、矢野燿大監督(50)も驚くばかり。昨年 9月 5日の広島戦では、通算 216打席目で「プロ初打点」をマーク。今年も「初」を刻んだ走りのスペシャリストは首をすくめて照れ笑いした。
●大腸がんから再起した原口文仁捕手(27)が、「5番DH」で復帰後初のスタメン出場を果たし、適時打を含む 2安打で勝利に貢献した。 3点リードの 7回。二死 1、 3塁の得点機で「2番手」高橋純平投手(22)の初球、内角 150キロ直球を右前に運んだ。昨年 7月27日のヤクルト戦(神宮)以来 320日ぶりのスタメンで、勝負を決定づけるダメ押し打点をマークした。 1点ビハインドの 4回には粘って粘って梅野の決勝弾をお膳立てした。ベテラン和田の直球、変化球に食らいついて球数を投げさせた。そして 9球目の内角 143キロ直球を右前にポトリ。当たりは良くなかったが、地道に復活への道を歩んできた男らしい泥臭い安打で、続く「6番」梅野の「逆転2ラン」を呼び込んだ。 5打席立って今季初のマルチ 2安打。 3ゴロに打ち取られた 6回第 3打席も、 4球ファウルを打って和田に 8球を投げさせ、再び梅野の 2点打につなげた。本来の「5番」福留の休養日。矢野監督は、スタメン起用に2安打で応えた姿に評価した。 1軍復帰後の打率は、代打も含めて「4割」ジャスト。やはり背番号「94」はチームの躍進に欠かせない。
●13日のソフトバンク戦に先発する高橋遥人投手(23=亜細亜大学OB)が「2勝」目を目指す。ここまで 4試合に先発して「1勝0敗、防御率2.42」。相手先発は「17年育成ドラフト4位」の大竹耕太郎投手(23)で、大卒で18年にプロ入りした同期の同学年だ。
記事をまとめてみました。
日本生命セ・パ交流戦<ソフトバンク 2- 8阪神>◇第 2回戦◇阪神 1勝 0敗 1分◇12日◇福岡 ヤフオク!ドーム
タレント鈴木ちなみが始球式を行った。「九州移転30周年記念」ユニホームを着て、マウンドへ。山なりながら 2バウンドで捕手のミットへ。球審役の阪神マスコット、トラッキーが豪快にストライクポーズをつくった。
始球式をする鈴木ちなみさん=福岡 ヤフオク!ドーム
この日は「ポッカサッポロ知覧にっぽん紅茶スペシャルデー」として開催され、同社のCMに出演している鈴木が 2年連続での登板となった。「 2回目ですが、すごく緊張しました! ヤフオクドームはスタンドにファンの方がいっぱいいて、すごいパワーを感じますし、元気ももらえます。投球はノーバウンド、とはいきませんでしたが、ボールの方向はまずまずだったのでよかったです」。昨年 6月16日のヤフオクドームでの始球式では 1塁側、左打者の背後へコロコロと転がっただけに、今回の投球に納得の表情だった。
11日、高山俊外野手の右前適時打で生還した福留孝介外野手=福岡 ヤフオク!ドーム
ベテラン福留孝介外野手が欠場した。試合前のフリー打撃や守備練習を通常通り実施。試合もベンチ入りしたが、出場はしなかった。
清水ヘッドコーチは「昨日は復帰していきなり延長12回を全部出た。監督が考えて(の欠場)。次につながると思います」とアクシデントを否定。右ふくらはぎ筋挫傷から 1軍復帰した前夜は、12回引き分けとなった試合にフル出場していた。
6回表阪神一死 2、 3塁、和田毅投手は梅野隆太郎捕手に 2点適時打を浴びる=福岡 ヤフオク!ドーム
阪神は 2回と 3回の得点機を生かせず。ソフトバンクは 3回に先頭の内川が敵失で出塁し、二死 3塁から福田の内野安打で先制。
阪神は 4回に梅野の「6号2ラン」で逆転し、 6回も梅野の「2点適時打」で加点。ソフトバンクはその裏に福田が 2試合連発の「4号ソロ」。
阪神が終盤に本塁打攻勢で加点し、逃げ切った。 7回 2失点の青柳が「5勝」目。ソフトバンクは打線が低調で散発 4安打に終わり、「3位」転落した。青柳「5勝」目、和田「1敗」目。
3回表阪神一死 1塁、近本光司外野手は右前打を放った=福岡 ヤフオク!ドーム
阪神ルーキー近本光司外野手が死球の影響を感じさせないヒットを放った。 3回一死 1塁から和田の初球変化球を右前に運んだ。
前日11日、延長12回の打席でボールが左肘を直撃。この日フル出場し「思ったより影響はないです。打撲みたいな感じです」と問題なしを強調した。
4回表阪神一死 1塁、梅野隆太郎捕手は左越えに「逆転2点本塁打」を放った=福岡 ヤフオク!ドーム
梅野隆太郎捕手が故郷の福岡で豪快な逆転弾を放り込んだ。
1点を追う 4回、実戦復帰後、初スタメンの原口がしぶとく右前へ落として一死 1塁。「6番」梅野は先発和田の甘く入った高め 138キロを振り抜いた。大きな弧を描いた打球は、左翼スタンド中段に飛び込む「6号逆転2ラン」。
4回表阪神一死 1塁、梅野隆太郎捕手は左越えに「逆転2点本塁打」を放った=福岡 ヤフオク!ドーム
「点を取られた後に、グッチ(原口)がしぶとく塁に出てくれたので、自分も後ろにつなぐ意識で打席に立ちました。球が速いので、コンパクトに打った結果がホームランという最高の形となりました」
凱旋(がいせん)弾で試合をひっくり返した。
4回表阪神一死 1塁、梅野隆太郎捕手は左越えに「逆転2点本塁打」を放った=福岡 ヤフオク!ドーム
梅野隆太郎捕手が「先制2ラン」に続く追加点をたたき出した。
1点リードの 6回、糸井、大山の連打から一死 2、 3塁の得点機。「6番」梅野はフルカウントから左腕和田の外角低めに落ちるチェンジアップに食らいついた。打球は 3遊間を破り、 2者が生還。先発青柳に援護点をもたらした。
6回表阪神一死 2、 3塁、梅野隆太郎捕手は左前に「2点適時2塁打」を放った=福岡 ヤフオク!ドーム
「追加点の欲しい場面だったので、集中力を持って打席に立ちました。地元の声援も後押ししてくれたおかげで打つことができました」
地元福岡に凱旋(がいせん)の一戦で 4回は左翼スタンド中段に運ぶ豪快な逆転の 1発。 6回は見送ればボールの変化球を技ありの一振りでしぶとくはじき返した。
6回表阪神一死 2、 3塁、梅野隆太郎捕手は左前に「2点適時打」を放った=福岡 ヤフオク!ドーム
梅野隆太郎捕手が「日本生命セ・パ交流戦」のソフトバンク戦で、逆転の「6号2ラン」を含むプロ最多タイの 4打点で快勝を呼び込んだ。
本塁打を打てば「11連勝」と不敗神話も伸ばし、地元福岡で格好良くお立ち台に立つと「明日も勝つバーイ!」と絶叫。首位広島に「1.5差」まで接近し、故郷のファンに苦手鷹戦の 7年ぶり勝ち越しを約束した。
◇ ◇ ◇
1発で、福岡の空気を変えた。梅野会心の打球は左翼席中段に飛び込んだ。逆転の6号2ラン」。着弾を確認した背番号「44」は、右手でバットを放り投げた。
9回を抑えた守屋功輝投手は梅野隆太郎捕手とタッチする=福岡 ヤフオク!ドーム
「もう完璧でした。点を取られた後にグッチ(原口)がしぶとく塁に出てくれたので、後ろにつなぐ意識で。コンパクトに打った結果が最高の形になりました」
1点を追う4回一死。同学年の原口が 9球粘って右前打で出塁。その執念を受け継ぎ、和田の 3球目、直球を強振。打った瞬間、スタンドインを確信する強烈な当たりだった。 1点リードの 6回には 2点適時打で 3点差に拡大。プロ最多タイの 4打点で、故郷凱旋(がいせん)に花を添えた。
「打てる捕手」と言われた福岡大時代は、大学ジャパンでも「4番」を務めた。ドラフト前の評判も「強打の捕手」だった。だが、今は打てるだけではない。「イメージとして、捕手は体格が大きい選手がなるものだと思われがち。でも捕手は機敏じゃないとできない。(送球など)瞬間の動きがゲームの流れを変えるポジションだから」。
声援に応える梅野隆太郎捕手=福岡 ヤフオク!ドーム
抜群の信頼感でホームを守り、勝負どころでは果敢にスタートを切り、足でも流れを呼び込む。盗塁「7個」はセ界捕手のトップだ。
6年の時を経て「走攻守3拍子」をそろったスーパー捕手として福岡に帰ってきた。「友達だったり、家族だったり、いろんな人に来てもらっている。元気な姿をみんなに見せて。福岡であと 1試合しかないんで、明日も勝って勢いづけたい」。交流戦のカード別で「24勝30敗4分け」と一番苦手とするソフトバンク戦で、12年以来 7年ぶりの勝ち越しを誓った。
本塁打を打てば「11連勝」。昨年 6月末に始まった不敗神話ももうすぐ 1年だ。矢野監督も「飛距離も十分。地元でね。いい働きを。しっかり守ってくれて申し分ないです」と絶賛した。
左翼席から響く「梅野コール」にはマスクを脱ぎ、ミットを上げて応える。お立ち台では決めぜりふを叫んだ。「明日も、勝つバーイ!」。首位広島に「1.5差」まで接近。奪首の時が近づいてきた。
7回表阪神一死 3塁、糸原健斗内野手は「右越え適時3塁打」を放った=福岡 ヤフオク!ドーム
阪神キャプテン糸原健斗が貴重な中押し点を奪った。
4- 2の 7回一死 3塁で、高橋純の 150キロ直球をとらえて右中間へ 5点目の適時 3塁打。「大きな 1点になったのは良かった」と胸を張った。それでも「植田海がすごいホームランを打った。ナイスホームランだった」と後輩のびっくり弾には舌を巻いていた。
7回表阪神一死 3塁、糸原健斗内野手は右中間へ適時三塁打を放ち笑顔を見せる(右)=福岡 ヤフオク!ドーム
植田海内野手がプロ初本塁打を放った。
4点リードの 8回、一死 2塁で、元同僚の「3番手」松田遼の内角直球を右翼スタンドへ運んだ。
代走で途中出場し、この日の 1打席目。普段は代走や守備固めに起用される植田の 1発にベンチは大盛り上がりで出迎えた。
8回表阪神一死 2塁、植田海内野手は右越えに「2点本塁打」を放った=福岡 ヤフオク!ドーム
植田海内野手が「プロ1号」となるダメ押し 2ランを放った。
2点リードの 7回に北條の代走で出場すると、チーム 5点目のホームイン。そのまま遊撃に就き、 8回一死 2塁で元同僚の松田遼の 143キロ真っすぐを右越えにかっ飛ばした。「打球は見ていなかった。周りとコーチャーが喜んでいるので分かりました」。
俊足を生かすため、 2年目の16年に両打ちに転向した。プロで築いた左打ちで、通算 275打席目。 175センチ、68キロと決して大きくない体から、広いヤフオクドームのテラス席ではなく、スタンドまで運んだ。
ソフトバンクを力で突き放す快勝の中、矢野監督も「プロ入り初ホームランっていうプレミアムなことも起きた。バッティング練習でもあんなの見たことない」と驚くばかり。昨年 9月 5日の広島戦では、通算 216打席目で「プロ初打点」をマーク。今年も「初」を刻んだ走りのスペシャリストは「なかなかないのでうれしい気持ちと恥ずかしい気持ちです。(記念球は)戻ってきました」と首をすくめて照れ笑いした。
8回表阪神一死 2塁、植田海内野手は右越えに「2点本塁打」を放ちベンチ前でナインの出迎えを受ける=福岡 ヤフオク!ドーム
-梅野が大きな 1発
矢野監督:すごかったね。飛距離も十分やったし。取られた後やったし、逆転やったし。タイムリーも最後はボールかなっていうところを食らいついて。まぁあの2点がなかったら流れがこっちになかなか来なかったところだと思うけど。地元でね。いい働きを、守りもしっかり守ってくれて。申し分ないです。
-原口は先発で 2安打
矢野監督:しぶといね、フミ(原口)のそういうバッティングはチームの力にもなる。アウトの打席でも、何とかしようという粘り強さっていうのがね、すごくいいところだと思うので。そういうところは今日もらしさを出してくれていたし。いいところでタイムリーも打ったし、良かったと思います。
7回表阪神二死 1、 3塁、右前適時打を放った原口文仁捕手に向かってガッツポーズをする矢野燿大監督=福岡 ヤフオク!ドーム
-今後先発っていうのは
矢野監督:それはもう…分からん。どうするか。
-効果的な得点で突き放した
矢野監督:やっぱり俺らはああいうところで 1点 1点取っていくっていう野球をしていかないと。ケント(糸原)も追い込まれながらもタイムリー打ってくれたし。海(植田)もプロ入り初ホームランっていうプレミアムなことも起きたし。バッティング練習でもあんなの見たことないんだけど。完璧なスタンドまで行ったホームランを目の前で見られて、うれしそうな顔でベースを一周して帰ってくるカイ(植田)の顔を見られてうれしかった。本当にいい点の取り方ができたと思う。
8回表阪神一死 2塁、「プロ1号本塁打」を放った植田海内野手を出迎える矢野燿大監督=福岡 ヤフオク!ドーム
-青柳が粘投
矢野監督:本当に安定感がありながらね。 1点はユウスケ(大山)のエラーからの1点だったしね。内野安打で1点というね。完全にやられたなというところもなくね。最近もいいピッチングをしても勝ちが付いてなかったと思うんでね。ピッチング内容も勝ちも付いたんで素晴らしかったと思います。
-昨夜の粘りがつながった
矢野監督:毎日、毎日勝負でね。毎日、毎日大事な試合にはなるんだけどね。やっぱり昨日、土俵際まで行って、こっちが勝てるかというところまで行ってね。追いつかれてまた、最後ね。土俵際まで追い込まれてでも、粘れたっていうのが。やっぱり、こういう勝ちになるか、負けになるかは全然違うので。ましてや、ソフトバンクは交流戦に入ってもしっかりとした戦い方をしている。そういうチームにこういった試合ができたのは大きいと思うし。まずはヤギ(青柳)とリュウ(梅野)がそういう流れをしっかりつくってくれたんで、よかったと思います。
7回表阪神二死 1、 3塁、原口文仁捕手は右前適時打を放った=福岡 ヤフオク!ドーム
大腸がんから再起した原口文仁捕手(27)が、「5番DH」で復帰後初のスタメン出場を果たし、適時打を含む 2安打で勝利に貢献した。
3点リードの 7回。二死 1、 3塁の得点機で「2番手」高橋純の初球、内角 150キロ直球を右前に運んだ。「飛んでくれた方向が良かった。何点差があっても怖い相手。とにかく点を取れるだけ取るという気持ちで打席に立ちました」。昨年 7月27日のヤクルト戦(神宮)以来 320日ぶりのスタメンで、勝負を決定づけるダメ押し打点をマークした。
1点ビハインドの 4回には粘って粘って梅野の決勝弾をお膳立てした。一死無走者でカウント 1- 1から 6球連続ファウル。ベテラン和田の直球、変化球に食らいついて球数を投げさせた。そして 9球目の内角 143キロ直球を右前にポトリ。当たりは良くなかったが、地道に復活への道を歩んできた男らしい泥臭い安打で、続く「6番」梅野の「逆転2ラン」を呼び込んだ。
7回表阪神二死 1、 3塁、原口文仁捕手は右前適時打を放ち、ベンチに向けてガッツポーズ=福岡 ヤフオク!ドーム
5打席立って今季初のマルチ 2安打。 3ゴロに打ち取られた 6回第 3打席も、 4球ファウルを打って和田に 8球を投げさせ、再び梅野の 2点打につなげた。「凡打でも意味のある凡打が打てた」。代打で勝負強さを発揮する男が、フル出場でも「らしさ」を見せた。
苦しいリハビリに励む中でも、後輩への気遣いは忘れない。退院して鳴尾浜に合流。若手を見つける度に立ち止まり、自分を指さして言った。「ちゃんと検査したりして、気をつけた方がいいよ。身近にこんな病気になった選手だっているんだから。良い勉強。人生、いつ終わるかなんてわからないから一生懸命やらないとね!」。明るく話す表情に、曇りはなかった。
本来の「5番」福留の休養日。矢野監督は、スタメン起用に2安打で応えた姿に「しぶといね。フミ(原口)のそういうバッティングはチームの力にもなる。アウトの打席も何とかしようという粘り強さもフミのいいところ」と評価した。 1軍復帰後の打率は、代打も含めて「4割」ジャスト。やはり背番号「94」はチームの躍進に欠かせない。
阪神高橋遥人投手=阪神甲子園球場(2019年 5月30日撮影)
13日のソフトバンク戦に先発する阪神高橋遥人投手が「2勝」目を目指す。ここまで 4試合に先発して「1勝0敗、防御率2.42」。
相手先発は「17年育成ドラフト4位」の大竹で、大卒で18年にプロ入りした同期の同学年だ。「プロでの成績とか大学でも、向こうの方が上。対戦するのはバッターなので、しっかり向かっていけたら」と意気込んだ。
※ 6月13日の予告先発は、ソフトバンク・大竹耕太郎投手(23)ー阪神・高橋遥人投手(23=亜細亜大学OB)です。
「マイナビオールスターゲーム2019」につきましては、日本野球機構(NPB)オフィシャルサイト/マイナビオールスターゲーム2019を参照して下さい。
プロ野球・夢の球宴「マイナビオールスターゲーム2019」のファン投票もいよいよ大詰め、投票受付は16日(日)までとなっております。 7月12、13日の出場メンバーはファンの皆さんの投票で決まります。皆さんの清き一票でチームの枠を超えた夢の対戦を実現させましょう!
投票受付締切: 6月16日(日)まで
※最終結果発表:6月24日(月)
公式戦開催球場、有名書店、郵便はがき、NPB公式サイトで投票受付中!
マイナビオールスターゲーム2019 ファン投票
http://npb.jp/r/mlmg/82/1/allstar/2019/fanballot.html
ファン投票中間発表
http://npb.jp/r/mlmg/82/2/allstar/2019/ballot_interim.html
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と結果(05月)
2019年 公式戦 日程と結果(06月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
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