●阪神は 3回に木浪聖也内野手(25=ホンダ=亜細亜大學OB)の先制打、福留孝介外野手(42)の「「7号2ラン」で 3得点。プロ初勝利を狙う先発望月惇志投手(22)は 3回まで 2安打無失点。DeNAは 3点を追う 4回一死満塁の好機で無得点。阪神望月は 6回無失点と好投し、プロ初勝利の権利を持って降板した。阪神は救援陣が踏ん張り、先発望月が「プロ初勝利」。「3連勝」で「3位」DeNAとのゲーム差を」3.5」に縮めた。DeNAは「3連敗」。「3位」DeNAに「同一カード3連勝」し、これでCS圏内まで「3.5ゲーム」。阪神がDeNA相手に今季「13勝7敗1分け」。 4試合を残して「6年連続のカード勝ち越し」を決めた。「同一カード3連勝」は 7月 5日から 7日の広島戦(甲子園)以来。CS争いが熱くなってきた。
●望月惇志投手が 6回 3安打無失点の好投で、「プロ初勝利」の権利を持ってマウンドを降りた。 4年目右腕はプロ 3度目の先発マウンド。 150キロを越える持ち前の直球を中心に、力でDeNA打線に向かっていった。 3回に 3点の援護をもらい、 3- 0で迎えた 4回。この日最大のピンチを迎える。安打と 2四球で一死満塁。それでも、自慢の直球で押した。「7番」大和内野手(31)を外角 153キロ直球で見逃し三振。続く代打戸柱恭孝捕手(29)も 153キロ直球で左飛に打ち取った。この日の最速は 154キロ。 6回を 106球で先発の役割を果たし、 7回から「2番手」能見篤史投手(40)にバトンをつないだ。降板後は、投球を振り返った。望月は 7月17日中日戦(豊橋)でプロ初先発するも、 5回 4失点で勝ち負けは付かず。 2度目の先発となった 8月11日広島戦(京セラドーム大阪)は 5回途中 8安打 5失点で降板していた。チームは「3連勝」し、DeNAに「3.5」差。夏の終わりに楽しみな若虎が台頭した。
●近本光司外野手(24=大阪ガス)が地元の声援に応えた。この日は、出身地の兵庫・淡路島から、出身中学の生徒など 100人超の応援団がかけつけた。その前で 3回に右 2塁打。 4試合ぶりのヒットで出塁すると、木浪の適時打で先制のホームイン。木浪聖也内野手、福留孝介外野手の連打で先制に成功した。 0- 0の 3回、先頭の「1番」近本が右越え 2塁打で出塁。続いて、木浪が右前適時打を放ち、DeNA先発の右腕平良拳太郎投手(24)から先制点を奪った。なおも無死 1塁で、「3番」福留が逆方向の左翼席へ運ぶ「7号2ラン」。プロ 3度目の先発で「初勝利」を目指す 4年目右腕の望月に、序盤から3点のリードをプレゼントした。木浪は力を込める。矢野チルドレンが打ちまくって、勝利に導く。
●チーム最年長42歳の福留孝介外野手が、20歳離れた若虎望月の「プロ初勝利」を援護した。 3回、先頭で 2塁打を放った近本、先制打の木浪に続いた。無死 1塁からDeNA先発の右腕平良の外角低め直球を逆方向の左翼席へ運んだ。平良からの自身「3本目」は、貴重な追加点となる「7号2ラン」。ルーキーコンビの活躍に呼応するように、ベテランもしっかりと結果で示した。望月と上がったお立ち台では、 1歩下がって隣から優しく見守りねぎらった。矢野燿大監督(50)は福留の 1発に最敬礼で評価した。高校球児の夏がクライマックスを迎えた日。1995年、PL学園の“高校ナンバーワンスラッガー”として躍動したスーパースターが輝いたのは何かの縁か。普段から「夏バテなんてしたことがない」と豪語する。インタビューからその理由を問われると白い歯をこぼしたが、食欲も一切落ちない。とにかく体が欲するものを好きなだけ食べるのが福留流だ。だから、若手にも負けない。言葉でもチームを鼓舞してきた。 9日からの広島 3連戦(京セラ)。試合前の円陣で、熱くて重い言葉が響いた。「2カード連続負け越し」中の虎へ、闘魂を注入した。勝つためなら、どんな“役”でも引き受ける。
●大山悠輔内野手(24)が意地の適時 2塁打だ。 3点リードの 8回。無死 1、 2塁で「4番手」斎藤の 143キロ直球を右中間へ運んだ。 6回の第 3打席では同じ無死 1、 2塁にサインは送りバントだった。 2度目は得意の初球をたたき、バットで示した。矢野監督は復調気配の大山に評価した。
●23日のヤクルト戦(神宮)に先発する高橋遥人投手(23)が 1発を防ぐ。 前回の 8月16日巨人戦(東京ドーム)では好投を続けるも、「逆転2ラン」を浴び 1球に泣いた。ここ 3試合連続で被弾。ヤクルト打線を警戒した。神宮球場は本塁打が多い傾向にある。
記事をまとめてみました。
<阪神 8- 0DeNA>◇第21回戦◇阪神13勝 7敗 1分◇22日◇京セラドーム大阪
阪神は 3回に木浪の先制打、福留の「「7号2ラン」で 3得点。プロ初勝利を狙う先発望月は 3回まで 2安打無失点。
DeNAは 3点を追う 4回一死満塁の好機で無得点。阪神望月は 6回無失点と好投し、プロ初勝利の権利を持って降板した。
阪神は救援陣が踏ん張り、先発望月が「プロ初勝利」。「3連勝」で「3位」DeNAとのゲーム差を」3.5」に縮めた。DeNAは「3連敗」。
6回力投する望月惇志投手=京セラドーム大阪
高卒 4年目の望月惇志投手(22)が 6回 3安打無失点と好投し、「プロ初勝利」を飾った。「3位」DeNAに「同一カード3連勝」し、これでCS圏内まで「3.5ゲーム」。
阪神がDeNA相手に今季「13勝7敗1分け」。 4試合を残して「6年連続のカード勝ち越し」を決めた。
「同一カード3連勝」は 7月 5日から 7日の広島戦(甲子園)以来。
「初勝利」をあげた望月惇志投手(右)は矢野燿大監督と握手をする=京セラドーム大阪
4年目の望月が 6回 3安打無失点の好投で、「プロ初勝利」を挙げた。チームは「3連勝」を飾り、「3位」DeNAとのゲーム差が「3.5」まで詰まってきた。このカード「6年連続の勝ち越し」も決定。CS争いが熱くなってきた。
矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。
- 3回は上位打線が機能した
点の取り方も良かった。孝介(福留)の本塁打ももちろん、すごく効きました。内容のある3点だった。
-先発野手全員安打だ
3-0で勝つより後半にみんなが打って勝つのは明日からの勢いにつながる。
望月惇志投手(右)は福留孝介外野手とともにお立ち台に呼ばれ、ウイニングボールを掲げた=京セラドーム大阪
-望月は内角へいい球も多かった
俺も捕手をやっていて、そういう課題は伝えていたし。ロペスとか伊藤とか、そういうふうに攻められた収穫もあった。スピードもある。そういうところにいかなくても抑えられそうな感じもある。幅を広げるとか、より相手に嫌な投球というところで、そういうところへ投げてくれないと。
-木浪は状態もいい
内容もいいし、今日も最初のタイムリーも内容のある打撃。見逃している姿、いろんなものを見ても状態がいいのは間違いない。いい悩みが増えます。
-一気に 3ゲームを詰めた。次も乗っていける
あきらめるつもりは何もない。ジャイアンツで悔しい3連敗をして、帰ってきてここで踏みとどまって。また新たなスタートという形をみんなでつくれた。
阪神先発の望月惇志投手=京セラドーム大阪
望月惇志投手が 6回 3安打無失点の好投で、「プロ初勝利」の権利を持ってマウンドを降りた。
4年目右腕はプロ 3度目の先発マウンド。 150キロを越える持ち前の直球を中心に、力でDeNA打線に向かっていった。
3回に 3点の援護をもらい、 3- 0で迎えた 4回。この日最大のピンチを迎える。安打と 2四球で一死満塁。それでも、自慢の直球で押した。「7番」大和を外角 153キロ直球で見逃し三振。続く代打戸柱も 153キロ直球で左飛に打ち取った。この日の最速は 154キロ。 6回を 106球で先発の役割を果たし、 7回から「2番手」能見にバトンをつないだ。
3回を無失点に抑えた望月惇志投手は笑顔を見せる=京セラドーム大阪
降板後は「配球通りに投げることができず、(捕手の)梅野さんに迷惑をかけてしまいましたがとにかく 1人 1人、目の前の打者を抑えることに集中して投げました。内容的にはまだまだ納得いくものではないですが、野手のみなさんに助けていただいて、結果( 6回を) 0点で抑えることができたことは良かったです」と、投球を振り返った。 望月は 7月17日中日戦(豊橋)でプロ初先発するも、 5回 4失点で勝ち負けは付かず。 2度目の先発となった 8月11日広島戦(京セラドーム大阪)は 5回途中 8安打 5失点で降板していた。
4回表DeNA二死満塁、戸柱恭孝捕手を左飛に仕留め雄叫びをあげる望月惇志投手=京セラドーム大阪
4年目の阪神望月惇志投手が 6回 3安打無失点の好投で、「プロ初勝利」を挙げた。 150キロを越える持ち前の直球を武器にDeNA打線を抑え込んだ。チームは「3連勝」を飾り、「3位」DeNAとのゲーム差が「3.5」まで詰まってきた。このカード「6年連続の勝ち越し」も決定。CS争いが熱くなってきた。
◇ ◇ ◇
緊迫した場面で、望月が一瞬にやりと笑った。 4回二死満塁でフルカウント。「もう開き直って、自分のボールを投げるしかないと思ったので、梅野さんの構えたミットだけ見て、全力で投げました」。懸命に腕を振った。 153キロの直球。代打戸柱の打球は力ない左飛となった。
威力十分の直球で押し込んだ。初回は 151キロ直球でロペスのバットを真っ二つ。 2回も 150キロ直球で嶺井のバットを折った。「前回のことを考えながら、余裕を持って真っすぐで押せたかなと思います」。 4回に戸柱を打ち取る直前も、大和を 153キロ直球で見逃し三振とした。 3度目の先発でつかんだプロ 4年目の「初勝利」だ。
「初勝利」をあげた望月惇志投手はウイニングボールを手に笑顔を見せる=京セラドーム大阪
ルーキーイヤーの16年にいきなり 153キロを出し、鮮烈な甲子園デビュー。しかしその後は右肘痛や腰痛に苦しんだ。17年12月、腰部ヘルニアの手術に踏み切った。実戦復帰したのは18年 3月30日。「けが、けがで本当に大変だったんで、周りにいて支えてくれた方々に本当に感謝してます」。お立ち台では感謝の言葉があふれ出た。
プロ入り前から藤川の「火の玉ストレート」にあこがれた。高校の自由研究で藤川のボールの回転について、 400字の原稿用紙 2枚にまとめたこともある。今年の沖縄春季キャンプ序盤。紅白戦で打ち込まれた望月は藤川に「どうしたらいいですか」と相談した。その後のブルペンで、捕手を約 1メートル後ろに座らせて投球練習を行う望月の姿があった。自慢の直球を伸ばすため、望月の投球を映像で見ていた藤川がアドバイスした練習法だった。
昨秋キャンプで「MVP」に挙げた矢野監督は「先発も苦しいところで新しく出てきてくれるのは本当に大きい」。チームは「3連勝」し、DeNAに「3.5」差。夏の終わりに楽しみな若虎が台頭した。
▽福原忍投手コーチ(先発望月惇志投手がプロ初勝利)
「力のあるボールがいっていた。中盤ぐらいから、いい意味で力が抜けて良くなった。次も勝てるように投げてほしい」
「初勝利」をあげた望月惇志投手(右)は矢野燿大監督に祝福される=京セラドーム大阪
▽金村曉投手コーチ(望月惇志投手の投球に)
「よく頑張った。変化球の制球もよかった」
<阪神望月アラカルト>
◆生年月日:1997年(平 9) 8月 2日、横浜市生まれ。
◆経歴: 5歳で野球を始め、芹が谷小では東芹が谷ジュニアフェニックス、芹が谷中では横浜南ボーイズに所属。横浜創学館では 2年春からベンチ入り。15年「ドラフト4位」で阪神入団。
◆餅トレ:望月だけに“餅好き”。高校時代は 1日約 400グラムの餅を食べ体作り。入寮時には 1キロ分のカット餅を持参した。
◆すぐにエース候補:入団直後の16年 4月末、プロアマ交流戦に登板した望月を当時監督の金本知憲氏が視察。「すごいね。エース候補やね」とぞっこん。
◆大魔神フォーク:今春の沖縄キャンプで、矢野監督に連れられ佐々木主浩氏から伝授され「しっかりたたきつけるフォークを投げたい。いい感触はありました」と感謝していた。
近本光司外野手と応援団=京セラドーム大阪
近本光司外野手が地元の声援に応えた。この日は、出身地の兵庫・淡路島から、出身中学の生徒など 100人超の応援団がかけつけた。その前で 3回に右 2塁打。 4試合ぶりのヒットで出塁すると、木浪の適時打で先制のホームイン。
近本は「タイミングだけを意識してボールにしっかり合わせることができた。(地元の)子どもたちの前で、先制のベースを踏めた。いいところを見せられましたね」と笑顔で話した。
近本光司外野手を応援するファン=京セラドーム大阪
阪神が木浪聖也内野手、福留孝介外野手の連打で先制に成功した。
0- 0の 3回、先頭の「1番」近本が右越え 2塁打で出塁。続いて、木浪が右前適時打を放ち、DeNA先発の右腕平良から先制点を奪った。
絶好調の木浪は「チカ(近本)がいい形で出塁してくれたので、先の塁に進める意識で打ちにいった結果がタイムリーとなって良かったです」。
なおも無死 1塁で、「3番」福留が逆方向の左翼席へ運ぶ「7号2ラン」。直球を逆らわずにはじき返し「目の前でルーキーコンビ(近本、木浪)が頑張ってくれていたので、そのいい流れに乗ることができました」と振り返った。
プロ 3度目の先発で「初勝利」を目指す 4年目右腕の望月に、序盤から3点のリードをプレゼントした。
3回裏阪神無死二塁、先制の右前適時打を放った木浪聖也内野手=京セラドーム大阪
ルーキーコンビだけで先制点をもぎとった。近本が出て、木浪がかえす。矢野虎らしい攻撃パターンがここにきて戻った。
「チカ(近本)がいい形で出塁してくれたので、先の塁に進める意識で打ちにいった結果がタイムリーとなってよかったです」
3安打 2打点の木浪が汗をぬぐった。 3回だ。まずは近本が右越えの 2塁打でチャンスメーク。犠打もあるか? と思われた場面で、木浪はヒッティング。外角低めのシンカーを捉え、右前への先制の適時打を放った。
「結果は結果なので。運がいいなと思いました」
木浪聖也内野手が右前適時打で先制に成功だ=京セラドーム大阪
運も味方にした。 5回には右中間へ 2塁打。そして、 8回。一死 1、 3塁から斎藤の直球を打つも打球は投手の正面へ。だが、ボールはグラブに挟まり送球できず。結果的に投手への適時内野安打となり、18日の巨人戦(東京ドーム)以来、 2度目の「猛打賞」となった。
木浪のおぜん立てをした近本は、 3回の 2塁打が「4試合&19打席」ぶりの「H」ランプ。赤星憲広氏がルーキーイヤーに放った 128安打まであと「2」に迫った。淡路島から母校の東浦中学校野球部や小学生の野球少年・少女たち 100人以上がバス 2台で観戦に訪れ、声援を送っていた。「子供たちの前で、先制のベース踏めたというのはいいところ見せられたかな」。バットで応えた。
木浪は「打たないと盛り上がらないので。打って盛り上げられるようにこれからもやっていきたい」と力を込める。
矢野チルドレンが打ちまくって、勝利に導く。
3回裏阪神無死一塁、「左越え2点本塁打」を放った福留孝介外野手=京セラドーム大阪
チーム最年長42歳の福留孝介外野手が、20歳離れた若虎望月の「プロ初勝利」を援護した。
3回、先頭で 2塁打を放った近本、先制打の木浪に続いた。無死 1塁からDeNA先発の右腕平良の外角低め直球を逆方向の左翼席へ運んだ。平良からの自身「3本目」は、貴重な追加点となる「7号2ラン」。「前の 2人(近本、木浪)がいい 1点目を取ってくれた。打った瞬間はフェンスまで届くかという感じでしたが、まだ力がありましたね。(若手には)まだまだ負けられないです」。ルーキーコンビの活躍に呼応するように、ベテランもしっかりと結果で示した。
3回、「2ラン」を放った福留孝介外野手。キナチカコンビに続いた=京セラドーム大阪
望月と上がったお立ち台では、 1歩下がって隣から優しく見守り「僕らも(プロ初勝利を)意識していた。途中ヒヤヒヤしましたけど、よく粘ってくれたと思います」とねぎらった。矢野監督は福留の 1発に「一番野球を知っている。俺らも経験したことがないようなことを経験している選手。内容のある打撃をしてくれるので、本当に助かる」と最敬礼で評価した。
お立ち台で笑顔を見せる望月惇志投手(右)と福留孝介外野手=京セラドーム大阪
外野の頭を越えた? ん? いや、いつまでも落ちてこない! 大歓声に後押しされた福留の打球は左翼席へと吸い込まれた。 1塁ベースをまわり、ようやくスピードダウン。ホームインすると、珍しく小さく、激しくガッツポーズをした。
「若い 2人(近本、木浪で)が 1点とってくれたので、僕も後ろにつなごうと思って。一番いい結果になりました。フェンスまで届くかなという感じでしたが…まだ(若手に)負けないですね」 プロ初勝利の望月を従えたお立ち台で、舌も滑らかに虎党を沸かせた。
“キナチカ”で 1点をもぎとった直後の 3回無死 1塁。DeNA先発・平良の外角直球に逆らわなかった。17日の巨人戦(東京ドーム)以来、 4試合ぶりの今季「7号2ラン」。大勝へとつなげた。
高校球児の夏がクライマックスを迎えた日。1995年、PL学園の“高校ナンバーワンスラッガー”として躍動したスーパースターが輝いたのは何かの縁か。普段から「夏バテなんてしたことがない」と豪語する。インタビューからその理由を問われると「わからないです」と白い歯をこぼしたが、食欲も一切落ちない。とにかく体が欲するものを好きなだけ食べるのが福留流だ。だから、若手にも負けない。
お立ち台でプロ初勝利を挙げた望月惇志投手(右)の右腕を持ってたたえる福留孝介外野手=京セラドーム大阪
言葉でもチームを鼓舞してきた。 9日からの広島 3連戦(京セラ)。試合前の円陣で、熱くて重い言葉が響いた。「悔しさがあって初めて楽しめる。グラウンドで喜怒哀楽を出していこう」。「2カード連続負け越し」中の虎へ、闘魂を注入した。
矢野監督は福留について「一番野球を知っている。俺らも経験したことのないような経験をしている。本当に孝介に任せられる」と目を細める。糸井の負傷離脱もあるが、最近 9試合では「打率0.303(33打数10安打)、2本塁打、8打点」と一気に状態をあげた。
「若い選手が多いなかで勢いだけじゃなく、試合に出ているなかでの駆け引きだとか、年をとっている分できれば、いい強弱にはなる。そういうところも意識しながら」
勝つためなら、どんな“役”でも引き受ける。
■福留孝介外野手について濱中治打撃コーチ
「この 3連戦は孝介(福留)さんが勢いをつけてくれた」
6回裏阪神無死 1、 2塁、捕前犠打を決めた大山悠輔内野手=京セラドーム大阪
大山悠輔内野手が意地の適時 2塁打だ。 3点リードの 8回。無死 1、 2塁で「4番手」斎藤の 143キロ直球を右中間へ運んだ。 6回の第 3打席では同じ無死 1、 2塁にサインは送りバントだった。
2度目は得意の初球をたたき、バットで示した。「明日も頑張ります」と力強く残し、球場を後にした。矢野監督は復調気配の大山に「(練習では)兆しというか、迷っているところから 1歩 2歩、前に進み出している状態。悠輔にとって大きな 1本」と評価した。
8回裏阪神無死 1、 2塁、大山悠輔内野手は「中越え適時2塁打」を放ちガッツポーズ=京セラドーム大阪
23日のヤクルト戦(神宮)に先発する高橋遥人投手が 1発を防ぐ。
前回の 8月16日巨人戦(東京ドーム)では好投を続けるも、「逆転2ラン」を浴び 1球に泣いた。ここ 3試合連続で被弾。「 1発は駄目だと思うので、低めでゴロを打たせられればいいかなと思います。山田さんだったり、バレンティンだったり村上君だったり、 1発があるバッターがいっぱいいる」とヤクルト打線を警戒した。
神宮球場は本塁打が多い傾向にあるが「みんな同じ条件なので。西さんも、気にしちゃ駄目と言っていた。意識していないです」と話した。
キャッチボールして調整する高橋遥人投手=京セラドーム大阪
※ 8月23日の予告先発は、ヤクルト・山田大樹投手(31)ー阪神・高橋遥人投手(23=亜細亜大學OB)です。
昨年の屈辱を跳ね返し て、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を 打ち破 るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状 況でも「オレ がやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思 いをスローガンと して表現しています。
※このスローガン・デザ インは 2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と 結果 (08月)
2019年 公式戦 日程と 結果 (09月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュ ース を配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!