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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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岩貞無念4回2失点降板4敗、長野に先制許す…梅野が谷繁抜きセ新110補殺!プロ記録119!-1

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広島は 3回二死無走者から連打と四球で満塁とし、長野久義外野手(34=巨人)の適時打で 2点を先制。阪神は 1、 2回の得点機を生かせず。広島は 5回に松山竜平内野手(33)の適時打で 1点を追加。先発クリス・ジョンソン投手(34)は 6回 4安打無失点と好投。阪神は先発岩貞祐太投手(28)を 4回 2失点。阪神は 8回にジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス )と糸原健斗内野手(26)の適時打で 2点を返すも、広島が逃げ切った。ジョンソンは「11勝」目、岩貞は「4敗」目。広島ヘロニモ・フランスア投手(25)が「11セーブ」。逆転での「クライマックスシリーズ(CS)進出」を目指す阪神が、「3位」広島3連戦で痛恨の負け越しを喫した。矢野燿大監督(50)は必勝パターンのラファエル・ドリス投手(31)を「来日200試合」目で最短の 5回に投入したが、手痛い失点。打線も食い下がり、 8回に 2点をかえしたがあと 1点届かなかった。広島と再び「3.5」差に開いたばかりか、「5位」の中日が「0.5」差に接近。勝負手不発で虎が崖っぷちに追い込まれた。天国か地獄の分かれ目で阪神は白星を引き寄せられない。痛恨の「1敗」だった。「CS進出圏内」の「3位」広島とのゲーム差は「1.5」に迫れず、再び「3.5」に広がった。残り15試合。厳しい状況に追い込まれた。 3塁側ロッカー裏で矢野監督は悔しさを押し殺した。劣勢の終盤も、リード展開の救援陣が出てくる。岩崎優投手(28)、ピアース・ジョンソン投手(28=サンフランシスコ・ジャイアンツ)も力投したが、報われなかった。必死に戦っても広島に力及ばず。 1回はセーフティーバントで出塁した近本光司外野手(24=大阪ガス)に続いて福留孝介外野手(42)も敢行。意表を突く 3塁前のバントは犠打になったが先制できなかった。目の上の敵に負け越し、「5位」中日も「0.5」差に肉薄する。いよいよ敗北が許されない苦境に陥った。

阪神先発の岩貞祐太投手は「4番」長野に手痛い先制打を浴び、 4回 5安打 2失点で降板した。逆転での「CS進出」に向け、「2.5」差で追う「3位」広島との直接対決第3ラウンド。「1勝1敗」で迎え、勝ち越しをかけたマウンドを託された左腕だったが、相手先発クリス・ジョンソン投手(34)よりも先に得点を許した。 2回まで無安打投球も 3回。二死を取ってから連打と四球で二死満塁のピンチを招く。踏ん張りたいところだったが、「4番」長野に低めチェンジアップを左前に運ばれ、 2点適時打となった。大事な一戦で先制点を許した岩貞は 4回の攻撃で代打を送られ、64球で交代。 5回からは「2番手」ドリスがマウンドに上がった。試合前まで広島戦は「通算19戦で1勝11敗」。苦手なデータを克服することはできなかった。約 4カ月ぶりの 1軍登板となった 9月 1日巨人戦(甲子園)で先発し、 6回 3安打無失点で「復活星」。そのままローテーションを任された一戦だったが、無念の 4回降板となった。打順の兼ね合いもあり 4回で降板となったが、及第点の投球。

敗戦の中で、梅野隆太郎(28)が「捕手のセ・リーグ新記録」を打ち立てた。「シーズン110補殺」。少し地味に映るが、強肩で、体を張って本塁を守る梅ちゃんらしい金字塔だ。新記録は 6回二死の場面だった。代打會澤翼捕手(31)に対し、カウント 1- 2から「3番手」島本浩也投手(26)にフォークを要求。ワンバウンドの球で空振りを奪うと、身体を投げ出してボールストップ。胸に当てて自身の前に落とした球を拾い上げ、 1塁に送球した。このアウトが新記録の「110補殺」目となった。正捕手で 116試合に出場。うち、 109試合で先発マスクを被っている。補殺数は「2位」のヤクルト中村悠平捕手(29=76個)を大きく離し、「22盗塁刺」は「リーグ2位」。この日も岩貞のスライダーにドリス、島本のフォークなどをことごとくセーブした。プロ野球記録は54年土井垣武氏(東映=77歳没)の「119補殺」。残り15試合、十分な射程圏だ。投手、チームを助ける小さなワンプレーの積み重ねが大記録になった。「逆転CS」を信じ、体を張って全力を尽くす。

近本光司外野手が 8日の広島戦(マツダ)の 1回一死で 3塁へ内野安打を放ち、今季「141安打」目をマーク。「140安打」を放った高橋由伸氏(巨人=44=現・読売ジャイアンツ球団特別顧問、野球解説者、野球評論家)を抜き、セ・リーグの新人で「単独3位」に立った。 1回一死で打席に入り、 2ボールからの 3球目にスッとバットを寝かせた。絶妙なセーフティーで 3塁・アレハンドロ・メヒア内野手(26)の前に転がすと、快足でバント安打をもぎとった。これでセ新人最多の「153安打」を放った長嶋茂雄氏(巨人=83=現・読売ジャイアンツ球団終身名誉監督。日本プロ野球名球会顧問)まであと「12」とした。しかし、福留の犠打で 2塁へ進んで二死 1、 2塁となって打席に糸原の場面で、ジョンソンと捕手石原慶幸(39)、遊撃手の三好匠内野手(26)の連係から 2塁けん制死を喫した。 4日DeNA戦でのプロ初となるけん制死に続き、チャンスをつぶし表情はくもった。それでも敵失で出塁した 8回はマルテの適時打で 1塁から長駆して反撃のホームを踏み、最後までファイティングポーズを続けた。

「D3位・木浪聖也内野手(25=ホンダ=亜細亜大學OB)」が 5回二死で中前打を放ったが、得点にはつながらず。これで今季「84安打」目となり、残り15試合で「100安打」到達も射程圏。球団新人では近本に続く 8人目の偉業へ、「1番打者」として、攻撃の突破口を開く。

阪神はベテラン野手 2人の奮闘は実らなかった。 7回一死 1塁で代打鳥谷敬内野手(38)は菊池保則投手(29)の速球を痛烈に引っ張るも 1ゴロ併殺。 8月末に事実上の「戦力外通告」を受け、阪神ではレギュラーシーズン最後のマツダスタジアムでの 3連戦だったが、快音は奏でられなかった。 8月29日に球団から「引退勧告」を受けて以降、これで 5打席に立ち 4打数無安打 1四球。大歓声に応える快音を響かせられないまま、今季の打率も「0.198」と「2割」を切ってしまった。

阪神「4番」ジェフリー・マルテ内野手が「0行進」を止めるタイムリーを放った。 0- 3で迎えた 8回二死 1塁。中村恭平投手(30)から左翼手の頭上を越す適時 2塁打を放ち、 1点をかえした。試合は敗れたがネバーギブアップを宣言。「4番」を任された23試合は「打率3割2分9厘」で依然、好調をキープしている。残すは15試合。日に日に頼もしさを増す「4番」が、最後までここぞの一打を打ち続ける。

糸原健斗内野手が 8回に 1点差に追い上げる適時 2塁打を放った。マルテのタイムリーで 1点を返し、なおも二死 2塁。ヘロニモ・フランスア投手(25)の真っすぐをたたき、中越えに運んだ。今回の広島 3連戦で 5安打するなど、 8月下旬から起用される「5番」は、打順別打率で最も高い「3割7分7厘」をキープ。残り15試合に向けて誓った。 8月21日のDeNA戦(京セラ)から14試合連続で「5番」に座る主将が、意地で引っ張っていく。

島本が 0- 3の 6回から登板し、 2三振を奪って三者凡退に。これで 8月 1日の中日戦(甲子園)から「13試合連続無失点」。チーム最多の54試合に登板して「4勝0敗7ホールド、防御率1.93」と抜群の安定感でブルペンを支えている。

記事をまとめてみました。

 

 

 <広島 3- 2阪神>◇第24回戦◇阪神12勝12敗 0分◇ 8日◇Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(通称:「マツダスタジアム」)

 広島は 3回二死無走者から連打と四球で満塁とし、長野の適時打で 2点を先制。阪神は 1、 2回の得点機を生かせず。

 広島は 5回に松山の適時打で 1点を追加。先発ジョンソンは 6回 4安打無失点と好投。阪神は先発岩貞を 4回 2失点。

 阪神は 8回にマルテと糸原の適時打で 2点を返すも、広島が逃げ切った。ジョンソンは「11勝」目、岩貞は「4敗」目。広島フランスアが「11セーブ」。

  5回裏広島二死 2塁、ドリス投手は松山竜平内野手に右前適時打を浴びる。後方は生還した菊池涼介内野手=マツダスタジアム

 逆転での「クライマックスシリーズ(CS)進出」を目指す阪神が、「3位」広島3連戦で痛恨の負け越しを喫した。矢野燿大監督は必勝パターンのラファエル・ドリス投手を「来日200試合」目で最短の 5回に投入したが、手痛い失点。

 打線も食い下がり、 8回に 2点をかえしたがあと 1点届かなかった。広島と再び「3.5」差に開いたばかりか、「5位」の中日が「0.5」差に接近。勝負手不発で虎が崖っぷちに追い込まれた。

◇   ◇   ◇

 天国か地獄の分かれ目で阪神は白星を引き寄せられない。痛恨の「1敗」だった。「CS進出圏内」の「3位」広島とのゲーム差は「1.5」に迫れず、再び「3.5」に広がった。残り15試合。厳しい状況に追い込まれた。 3塁側ロッカー裏で矢野監督は悔しさを押し殺した。

 「どんな形であれ、勝ちたい、最低でも勝ち越しをして帰りたいのはあった。まあ、それはもちろん、総力戦になるのは、もう試合前から思っていた」

 言葉通り、指揮官は攻めダルマに徹する。継投も攻撃的だった。 2点ビハインドの 5回、マウンドに現れたのはドリスだった。直前、先発岩貞に代打を送る。必勝パターンの一翼を担う剛腕を早くも投入。だが前倒し継投は裏目に出た。長野を追い込んだ直後、 1塁走者菊池涼にモーションを盗まれる。ドリスが気づいたときはすでに遅し。緩く本塁に投球するしかない。

 ドリス投手は松山竜平内野手に右前適時打を打たれ失点する=マツダスタジアム

 二死 2塁。松山に内角低め速球を打たれ、ライナーで右前へ。勝敗を分ける 1点は広島に入り、 3点差に拡大。流れは敵へと傾いた。ドリスが「次、頑張ります」とうなだれ、矢野監督も「一番、勝てる方法を探したらそうなった」と意図を明かす。普段は 7、 8回の登場が多いドリスの 5回登板は来日 4年目、「通算200試合」目で初めて。「2番」菊池涼からの上位打線。手ごわいラインアップを見据えて勝負手を繰り出したが不発だった。逆に傷口は広がり、旗色が悪くなった。

 劣勢の終盤も、リード展開の救援陣が出てくる。岩崎、ジョンソンも力投したが、報われなかった。必死に戦っても広島に力及ばず。 1回はセーフティーバントで出塁した近本に続いて福留も敢行。意表を突く 3塁前のバントは犠打になったが先制できなかった。指揮官は言う。「(ジョンソンは)すごい調子が良い感じには見えなかった。だから、早い回で何とか 1点でも取りたかった」。目の上の敵に負け越し、「5位」中日も「0.5」差に肉薄する。いよいよ敗北が許されない苦境に陥った。

▽金村曉投手コーチ( 5回のドリス投手投入に)

 「岩貞を 4回で代えたら、 5回からドリスで行かないといけない。計算ずく。 4回二死から、ドリスに準備させていた。今日は(藤川)球児以外、空いていた。どんどんつぎ込める展開だった」

 

  3回裏広島二死、西川龍馬外野手の投手返しを捕ることができず中前打を許した岩貞祐太投手=マツダスタジアム

 阪神先発の岩貞祐太投手は「4番」長野に手痛い先制打を浴び、 4回 5安打 2失点で降板した。

 逆転での「CS進出」に向け、「2.5」差で追う「3位」広島との直接対決第3ラウンド。「1勝1敗」で迎え、勝ち越しをかけたマウンドを託された左腕だったが、相手先発ジョンソンよりも先に得点を許した。

  3回、長野久義外野手に 2点適時打を打たれ肩を落とす岩貞祐太投手=マツダスタジアム

  2回まで無安打投球も 3回。二死を取ってから連打と四球で二死満塁のピンチを招く。踏ん張りたいところだったが、「4番」長野に低めチェンジアップを左前に運ばれ、 2点適時打となった。大事な一戦で先制点を許した岩貞は 4回の攻撃で代打を送られ、64球で交代。 5回からは「2番手」ドリスがマウンドに上がった。試合前まで広島戦は「通算19戦で1勝11敗」。苦手なデータを克服することはできなかった。

 約 4カ月ぶりの 1軍登板となった 9月 1日巨人戦(甲子園)で先発し、 6回 3安打無失点で「復活星」。そのままローテーションを任された一戦だったが、無念の 4回降板となった。

  3回裏広島二死満塁、岩貞祐太投手は長野久義外野手に左前適時打を打たれ失点する=マツダスタジアム

 岩貞祐太投手が 8日の広島戦(マツダ)に先発も、 4回 5安打 2失点で今季「3勝」目をつかむことはできなかった。

 「 1人 1人丁寧に投げることを心掛けていましたが、 3回はもうひと踏ん張りしなければいけない場面で、粘り切ることができませんでした。今日は特に先制を許してはいけない試合だっただけに、悔しいしチームに申し訳ない気持ちです」

  3回二死満塁から長野に左前適時打を浴びて 2点を先制された。 4回は先頭のメヒアに左中間へ 2塁打を許してピンチを背負ったが、後続を断って失点は防いでいた。しかし 5回一死で回ってきた打席で代打が送られ交代。 5回からは「2番手・ドリス」がマウンドに上がった。

  4回裏広島一死 1、 3塁、ピンチに集まる岩貞祐太投手(中央)と阪神の選手たち=マツダスタジアム

 阪神の先発岩貞祐太投手が先制点を悔やんだ。序盤は緩急をうまく使いながら、三振を奪うなど上々のスタート。

 だが 3回二死走者なしから連打を浴び、長野の左前適時打で 2点を先制された。「大事な試合で、先制点を与えてしまったという部分では悔しいです」。打順の兼ね合いもあり 4回で降板となったが、及第点の投球。「ピッチングの内容自体は悪くなかった。次回も継続してやっていきたいと思います」と前を向いた。

▽福原忍投手コーチ(岩貞祐太投手の 4回降板について)

 「チームとして点を取りに行かないといけなかったので、ボールは悪くなかったし、今日はしょうがないという部分はあります。丁寧に投げていたと思うし、悪いわけじゃなかった」

▽清水雅治ヘッドコーチ(序盤で岩貞祐太投手に代打)

 「どうしても勝ちたい、そういう部分が監督にあって、そうなったと思う。負けたことはしょうがないし、 1個でも勝てるように頑張ります。クライマックスシリーズまで、まだ分からないし」

 

 敗戦の中で、梅野隆太郎が「捕手のセ・リーグ新記録」を打ち立てた。「シーズン110補殺」。少し地味に映るが、強肩で、体を張って本塁を守る梅ちゃんらしい金字塔だ。

 新記録は 6回二死の場面だった。代打會澤に対し、カウント 1- 2から「3番手」島本にフォークを要求。ワンバウンドの球で空振りを奪うと、身体を投げ出してボールストップ。胸に当てて自身の前に落とした球を拾い上げ、 1塁に送球した。このアウトが新記録の「110補殺」目となった。

 梅野:光栄です。狙って狙えるものではない。自分も盗塁阻止だったり、いろんな(自分に)できることを常にやって、数多くできた結果が今になっている。

 阪神梅野隆太郎捕手(左)=マツダスタジアム (2019年 9月 6日撮影)

 正捕手で 116試合に出場。うち、 109試合で先発マスクを被っている。補殺数は「2位」のヤクルト中村(76個)を大きく離し、「22盗塁刺」は「リーグ2位」。この日も岩貞のスライダーにドリス、島本のフォークなどをことごとくセーブした。

  4回はワンバウンドした西川の空振り三振を 1塁送球して「108補殺」。 5回もワンバウンドしたメヒアの空振り三振に 1塁送球して「109補殺」とし、1971年(昭46)辻恭彦(阪神)、01年谷繁元信(横浜)のリーグ記録に並んだ。この日 1試合で計 3補殺。高橋遥が「梅野さんが全て止めてくれるので、思い切って投げられる」と話すなど投手陣の信頼は厚い。プロ野球記録は54年土井垣武(東映)の「119補殺」。残り15試合、十分な射程圏だ。

  6回裏広島二死、會澤翼捕手の空振り三振できっちりボールを止める捕手梅野隆太郎(奥)=マツダスタジアム

 梅野:シーズンが終わるまで(記録を)意識することなく 1試合 1試合。自分ができることをしっかり準備して、やることが結果になると思う。それをコツコツと。試合に出させてもらっているからこういうことも起きる。責任感を持って今後も努力していきたい。

 投手、チームを助ける小さなワンプレーの積み重ねが大記録になった。「逆転CS」を信じ、体を張って全力を尽くす。

▽阪神藤井バッテリーコーチ(梅野の補殺新記録に)

 「試合に出続けた結果だと思う」

  6回裏広島二死、梅野隆太郎捕手は會澤翼捕手の空振り三振の時、バウンドしたボールをキッチリ止め、 1塁に送球する=マツダスタジアム

▼梅野隆太郎捕手が「捕手シーズン110補殺」のセ・リーグ新記録。

  8日の広島24回戦(マツダ)で今季「110補殺」となり、71年辻恭(阪神)01年谷繁(横浜)の「109補殺」を抜いた。プロ野球記録は54年土井垣(東映)の「119補殺」。

◆補殺

 送球で走者をアウトにした場合、送球した野手に補殺が記録される。たとえばゴロを捕球した 3塁手が 1塁へ投げて打者走者をアウトにしたとき、 3塁手に補殺がつく。捕手の場合では、捕手ゴロを塁に送球した場合のほか、盗塁を阻止するための 2塁や 3塁への送球、振り逃げを防ぐための 1塁送球、リードを取っている走者を刺すけん制球、 3本間の挟殺プレーでの他の野手への送球などが含まれる。

 

 近本光司外野手が 8日の広島戦(マツダ)の 1回一死で 3塁へ内野安打を放ち、今季「141安打」目をマーク。「140安打」を放った高橋由伸(巨人)を抜き、セ・リーグの新人で「単独3位」に立った。

  1回一死で打席に入り、 2ボールからの 3球目にスッとバットを寝かせた。絶妙なセーフティーで 3塁・メヒアの前に転がすと、快足でバント安打をもぎとった。

 これでセ新人最多の「153安打」を放った長嶋茂雄まであと「12」とした。

  1回表阪神一回死、近本光司外野手は 3塁線にセーフティーバントを決める=マツダスタジアム

 近本光司外野手は喜べない記録更新となった。初回1死走者なしから 3塁方向へセーフティーバントを決めて内野安打。

 広島ジョンソンの不意を突く巧打、そして俊足と持ち味を生かした。「いい投手なので今日は簡単には打てない、汚くても良いから、と思っていた」。シーズン安打を「141本」に伸ばし、自身の持つ球団新人記録を更新。セ・リーグ新人記録でも98年高橋由伸(巨人)を抜いて「単独3位」となった。

 しかし、福留の犠打で 2塁へ進んで二死 1、 2塁となって打席に糸原の場面で、ジョンソンと捕手石原、遊撃手の三好の連係から 2塁けん制死を喫した。「少しでも先の塁というのを考えて常に狙っていたたんですけど、うまくやられたなと思います」。 4日DeNA戦でのプロ初となるけん制死に続き、チャンスをつぶし表情はくもった。

 それでも敵失で出塁した 8回はマルテの適時打で 1塁から長駆して反撃のホームを踏み、最後までファイティングポーズを続けた。

  1回、セーフティバントを決めた近本光司外野手=マツダスタジアム

 「D1位・近本」は 1回一死、ジョンソンから 3塁前へ絶妙なセーフティーバントを決めた。今季「141安打」目は、並んでいた高橋由伸(巨人)を抜きセ・リーグ新人の「歴代単独3位」に。しかしその後、 2塁まで進むも痛恨のけん制死。先制の好機を潰してしまい「うまくやられました」と反省した。 8回一死では敵失で出塁し、マルテの 2塁打で生還。すでに球団新人記録の得点を「72」とし、南村不可止(西日本)に並ぶ「リーグ5位」となった。

 

  5回、安打を放つ阪神・木浪=マツダスタジアム

 「D3位・木浪」が 5回二死で中前打を放ったが、得点にはつながらず。「きょうは捉えられたほうでしたが、打球が正面をついたりしたというか。きょうはそういう日だったかなと思います」と前を向いた。これで今季「84安打」目となり、残り15試合で「100安打」到達も射程圏。球団新人では近本に続く 8人目の偉業へ、「1番打者」として、攻撃の突破口を開く。

 

 阪神はベテラン野手 2人の奮闘は実らなかった。 7回一死 1塁で代打鳥谷敬内野手は菊池保の速球を痛烈に引っ張るも 1ゴロ併殺。「何もしていないよ」。 8月末に事実上の「戦力外通告」を受け、阪神ではレギュラーシーズン最後のマツダスタジアムでの 3連戦だったが、快音は奏でられなかった。

 福留は 1回一死 1塁で自らも生きようとするセーフティーバントを敢行し、近本を 2塁へ進めた。残り15試合が大切になると聞かれ「そうだね」と言葉少なだった。

  7回表阪神一死 1塁、代打鳥谷敬内野手は 1塁併殺打に倒れる=マツダスタジアム

 阪神の一員としては最後になった広島でのゲームで、鳥谷は痛いゲッツーだ。 3点を追う 7回一死 1塁で代打に立ったが 1ゴロ併殺。「何も(活躍)してない」と足早に球場を離れた。 8月29日に球団から「引退勧告」を受けて以降、これで 5打席に立ち 4打数無安打 1四球。大歓声に応える快音を響かせられないまま、今季の打率も「0.198」と「2割」を切ってしまった。

 

※岩貞無念4回2失点降板4敗、長野に先制許す…梅野が谷繁抜きセ新110補殺!プロ記録119!-2に続く!

 

 

 

 

 

 

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