●ヤクルトは 1回、山田哲人内野手(27)の「適時2塁打」で先制。阪神近本光司外野手(24=大阪ガス)が新人最多記録となる「154安打」を達成も、 3回まで無得点。ヤクルトは 5回、塩見泰隆外野手(26)とウラディミール・バレンティン外野手(35)の 2本の「2ラン」で 4得点。阪神は 6回まで 7安打を放ちながらも無得点。ヤクルトは先発小川泰弘投手(29)が 9安打を浴びながらも完封で「5勝」目を挙げた。阪神は好機での 1本が遠く、「5位」に転落した。阪神高橋遥人投手(23=亜細亜大學OB)が「9敗」目。秋風は骨身に染みる。阪神が「最下位」確定のヤクルトにまた不覚を取った。打てず守れず抑えられず…。まさに「三重苦」の完敗で、ついに「5位」」に転落した。先発高橋遥が抑えられない。 1回に 1失点したあとは 2回以降、立ち直ったかに映った。だが、またも燕打線につかまる。 5回二死 2塁。塩見に高め速球を強振されると、ライナーは右中間をグングン伸びる。そのままスタンドイン…。直後にはバレンティンに初球の内角スライダーをすくわれて左中間に「2ラン」を被弾。致命的な 4点を失った。打線が小川を打てず、今季「14度目の完封負け」。試合後の矢野燿大監督(50)は何度も首をひねった。この日はベテラン福留孝介外野手(42)を休ませ、植田海外野手(23)を 7月17日中日戦(豊橋)以来となるスタメンに抜てきし、「2番」に置いた。好調の近本をプロ初の「3番」で起用したが実らなかった。「逆転CS」を目指すはずが 7月20日以来、約 2カ月ぶりの「5位」に落ちた。「3位」広島は遠ざかり、中日にも抜かれた。指揮官は言い聞かせるが21日にもCSが完全消滅する可能性がある。絶体絶命の窮地に追い詰められた。
●木浪聖也内野手(25=ホンダ=亜細亜大學OB)が「100安打」の大台まで、「7本」と迫った。 3回、得点にこそつながらなかったが二死から右中間へ 2塁打を放った。残り 6試合。「キナチカのダブル100安打」達成は射程圏内だ。
●近本光司外野手が、長嶋超えのセ・リーグ新人記録を打ち立てた。プロ初の「3番」でヤクルト戦に出場。初回二死の第 1打席で、小川の変化球をとらえて右前に運んだ。今季「154安打」。1958年(昭33)に長嶋茂雄氏(巨人=83=現・読売ジャイアンツ終身名誉監督。日本プロ野球名球会顧問)がマークしたリーグ新人の最多安打を更新した。ビジョンに記録達成のメッセージが映し出され、 1塁ベース上で笑顔のガッツポーズ。公約通り、本拠地でプロ野球史を塗り替えた。試合中、球団を通じ喜びを表現した。飽くなき向上心で、ヒットを積み重ねてきた。春季キャンプやオープン戦で評判通りの打撃を披露し、開幕スタメンをつかんだ。 3月29日ヤクルト戦の第 3打席、右中間 3塁打で偉業へのスタートを切った。ミスターを超え、「近本光司」の名を歴史に刻んだ。だが、まだ残り 6試合ある。これまでと同じようにヒットを量産していくだけだ。
●植田海外野手(23)は自身初となる中堅スタメン出場に対応した。「2番中堅」で先発し、守備では無難にプレー。打っては 6回、先頭で中前打を放った。
●途中出場の 捕手(27)がマルチ安打を記録した。 5回二死 1塁で代打で出場すると、小川の低めの 142キロを左前へ運んで、 1、 2塁と好機を拡大。 8回にも先頭で安打を放ったが、得点には結びつかなかった。チームの敗戦に反省を口にした。
●高橋遥人投手は 5回 6安打 5失点でマウンドを下りた。 1回、「3番」山田哲人内野手に先制の「適時2塁打」を許す。 1点ビハインドの 5回には「2番」塩見、「4番」バレンティンにそれぞれ「特大2ラン」を浴び、降板を余儀なくされた。試合前の時点で自身「3連敗」中。 9月に入ってからは 6日広島戦で 4回 6失点、12日ヤクルト戦で 4回 8失点と炎上続き。雪辱を期した今回も打ち込まれ、無念のマウンドとなった。最近 4試合で計21失点(自責18)、「防御率8.10」と打ち込まれている。猛省した。
記事をまとめてみました。
<阪神 0- 8ヤクルト>◇第25回戦◇阪神14勝 9敗 2分◇19日◇阪神甲子園球場
ヤクルトは 1回、山田哲の「適時2塁打」で先制。阪神近本が新人最多記録となる「154安打」を達成も、 3回まで無得点。
ヤクルトは 5回、塩見とバレンティンの 2本の「2ラン」で 4得点。阪神は 6回まで 7安打を放ちながらも無得点。
ヤクルトは先発小川が 9安打を浴びながらも完封で「5勝」目を挙げた。阪神は好機での 1本が遠く、「5位」に転落した。
阪神高橋遥が「9敗」目。
9回裏阪神二死 1、 3塁、小川泰弘投手は代打中谷将大外野手を遊飛に打ち取りマウンド上でガッツポーズを見せる=阪神甲子園球場
秋風は骨身に染みる。阪神が「最下位」確定のヤクルトにまた不覚を取った。打てず守れず抑えられず…。まさに「三重苦」の完敗で、ついに「5位」」に転落した。矢野燿大監督も険しい表情で「期待に応えられていないのは本当に悔しい」と話した。
先発高橋遥が抑えられない。 1回に 1失点したあとは 2回以降、立ち直ったかに映った。だが、またも燕打線につかまる。 5回二死 2塁。塩見に高め速球を強振されると、ライナーは右中間をグングン伸びる。そのままスタンドイン…。直後にはバレンティンに初球の内角スライダーをすくわれて左中間に「2ラン」を被弾。致命的な 4点を失った。
9回裏阪神二死 1、 3塁、中谷将大が遊飛に倒れ阪神が敗れる=阪神甲子園球場
1週間前の12日も塩見やバレンティンに痛打されていた。立ち上がりと打者 3巡目の失点も同様だ。今年はローテーションで奮闘してきたが自身「4連敗」。指揮官も「疲れも出てくる。打者も自分の投球や球筋や、いろんなことが分かってくるなか、どうしていくかは誰もが通る道。壁に当たっている」と奮起を求めた。
打線が小川を打てず、今季「14度目の完封負け」。試合後の矢野監督は何度も首をひねった。「う~ん。早い回にちょっと点を取れば変わっただろうけど結局、ズルズルいった」。この日はベテラン福留を休ませ、植田を 7月17日中日戦(豊橋)以来となるスタメンに抜てきし、「2番」に置いた。好調の近本をプロ初の「3番」で起用したが実らなかった。
ヤクルトに敗れスタンドに一礼する矢野燿大監督=阪神甲子園球場
野手が手堅く守れない。 7回無死 1、 2塁。山田哲の低いライナーを 3塁大山がダイレクト捕球した。飛び出した 2塁走者広岡はあわてて帰塁するが大山が 2塁悪送球失策。その後、 2点を失うミスになった。指揮官は渋面で「特に送球のエラーというのはしっかりしていかないと」と苦言を呈した。守備力は今季の泣きどころだ。リーグワーストの今季「99失策」。大台到達なら00年の「101個」以来、19年ぶりの屈辱を味わう。
「逆転CS」を目指すはずが 7月20日以来、約 2カ月ぶりの「5位」に落ちた。「3位」広島は遠ざかり、中日にも抜かれた。指揮官は「残り試合をどうやるかが俺らにとっては一番大事」と言い聞かせるが21日にもCSが完全消滅する可能性がある。絶体絶命の窮地に追い詰められた。
4回裏阪神二死、糸原の見逃し三振判定について杉本大成球審(右)へ抗議する矢野燿大監督=阪神甲子園球場
阪神が「最下位」確定のヤクルトにまた不覚を取った。打てず守れず抑えられず…。まさに「三重苦」の完敗で、ついに「5位」に転落した。矢野燿大監督も険しい表情で「期待に応えられていないのは本当に悔しい」と話した。
その他の一問一答は以下の通り。
-週末は広島、DeNA戦だ。どう戦うか
ここまで来たら相手は関係ない。僕たちの野球を精いっぱいやるだけですね。
-残り6試合について
期待に応えられていないのは本当に悔しい。残りの試合でかえせるように頑張ります。
-打線が打てず、小川の印象はどうだったか
う~ん。まあ、どうなのかなあ。すごくいいとはもちろん思わない。う~ん。早い回にちょっと点を取れば変わったんだろうけど、結局、ズルズルいった。
-打順も機動力のある「1、2、3番」に変更した
う~ん。いろいろ考えたというか、現状のなかで、どういうことができるのかなと考えた結果やけどね。
- 7回は失策から失点につながってしまった
走者が重なったとか、いろいろあるかもしれないけど、言い訳にはならない。そういうのをしっかりできるよう、やっていきます。
2回裏阪神 2死、右中間へ 2塁打を放った木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
木浪聖也内野手が「100安打」の大台まで、「7本」と迫った。 3回、得点にこそつながらなかったが二死から右中間へ 2塁打を放った。
2戦連続での安打に「打てたのは良かった。もっといい内容にしたい」。残り 6試合。「キナチカのダブル100安打」達成は射程圏内だ。
3回表ヤクルト一死、木浪聖也内野手は塩見泰隆外野手の打球を好捕する=阪神甲子園球場
近本光司外野手が、長嶋超えのセ・リーグ新人記録を打ち立てた。
プロ初の「3番」でヤクルト戦に出場。初回二死の第 1打席で、小川の変化球をとらえて右前に運んだ。今季「154安打」。1958年(昭33)に長嶋茂雄がマークしたリーグ新人の最多安打を更新した。ビジョンに記録達成のメッセージが映し出され、 1塁ベース上で笑顔のガッツポーズ。「ファンに喜んでもらいたい」と話していた公約通り、本拠地でプロ野球史を塗り替えた。
試合中、球団を通じ「( 1塁ベース上で)記念パネルをいただいた時のファンの皆さんの声援で、実感がわきました。塁に多く出ることが自分の仕事なので、 1本でも多く打ってチームに貢献できるように頑張ります」と喜びを表現した。
1回裏阪神二死、右前打を放ち「シーズン154本」目の安打を記録した近本光司外野手=阪神甲子園球場
近本光司外野手が、「セ界新人最強のヒットマン」となった。ヤクルト戦(甲子園)の 1回に右前打。今季「154安打」目を刻み、「153安打」で並んでいた1958年巨人長嶋茂雄の「セ・リーグ新人最多安打記録」を更新した。チームは敗戦で「5位」転落となったが、虎の「ドラフト1位ルーキー」が歩んできたヒットロードの輝きは薄れない。
◇ ◇ ◇
あっさりとミスターを抜いた。近本は 1塁ベース上で、照れながら記念のパネルを受け取った。58年巨人長嶋と並んでいた「セ・リーグ新人最多安打記録」の更新。61年ぶりとなる 1歩も、いきなり初回の右前打で踏み出した。
「記念パネルをいただいた時のファンのみなさんの声援で(新記録を達成した)実感が少しだけ湧きました。いつものヒットとは、また違った声援でした」
プロ入り初の「3番」起用だったが「深く考えず。初回二死からだったので、 3人で終わるのはと思って。しっかりボールも見ながらという感じでした」と目前の打席に集中していた。
飽くなき向上心で、ヒットを積み重ねてきた。春季キャンプやオープン戦で評判通りの打撃を披露し、開幕スタメンをつかんだ。思い出の 1本は「一番はじめの、開幕戦のヒット。 1本目なので」と即答するほど、脳裏に焼き付いている。 3月29日ヤクルト戦の第 3打席、右中間 3塁打で偉業へのスタートを切った。
1回裏阪神二死、「セ・リーグ新人最多安打」を更新する右前打を放った近本光司外野手=阪神甲子園球場
6月には「プロの壁」にぶつかり不調に陥った。それでも球宴でDeNA筒香や広島鈴木ら「スーパースター」たちと野球談議に花を咲かせ、復調に成功した。その球宴では第 2戦で「初回先頭打者本塁打」を含むサイクル安打を達成するなど大活躍。ファンを喜ばせ続けてきた一方で、大事なことも心に留めてきた。「いいときもあれば、悪いときもある。自分の大事な部分をできるだけ失わないように」。最大の持ち味の思い切りのあるスイング。「タイミングを合わせてストレートに振り負けないように。調子が悪くなる原因はタイミング。自分の得意なボールが打てなくなると、余計に打てなくなる」。基本の徹底や原点回帰こそ、快挙の源だ。
1回裏阪神二死、右前打を放ち「シーズン154本」目の安打を記録した近本光司外野手=阪神甲子園球場
ミスターを超え、「近本光司」の名を歴史に刻んだ。だが、まだ残り 6試合ある。「残り試合どうなるか分からないですけど、自分のできることをやっていきたい」。これまでと同じようにヒットを量産していくだけだ。
近本光司外野手がヤクルト戦の 1回に右前打を放ち、今季通算「154安打」となった。58年長嶋茂雄の「153安打」を超え「セ・リーグ新人最多安打記録」を更新した。
近本の一問一答は以下の通り。
1回裏阪神二死、近本光司外野手は右前打を放ち「セ・リーグ新人記録154安打」を記録する=阪神甲子園球場
◇ ◇ ◇
-セリーグの新人安打記録達成
ありがとうございます。
-率直な気持ち
パネルを頂いて、ファンの方からも歓声を頂いて、少しだけ実感わいたかかなという気持ちです。
-その歓声というのは
いつも、ヒットやタイムリーを打ったときに頂くんですけど、また違った感じがしました。
1回裏阪神二死、近本光司外野手(右から 2人目)は右前打を放ち「セ・リーグ新人記録154安打」を記録する=阪神甲子園球場
-長嶋さんの記録を61年ぶりに塗り替えた
正直あんまり分からないので、そこは考えていませんでした。
-開幕戦から積み重ねてきた、1番印象に残っているヒットは
1番はじめの開幕戦で打てたヒットです。
-盗塁もトップ、新人王と盗塁王の2冠が現実味帯びてきた
まだ試合があるのでどうなるかわからないので、自分のできることをやっていきたい。
-今後について
まだCSの可能性があるので、残りの試合をしっかり勝ちたい。
[154安打」を達成した近本光司外野手。ミスターの記録を塗り替え、ボードを高く掲げた=阪神甲子園球場
-具体的な目標は
とりあえず1日1本打ちたいなと思います。 -プロ初の3番起用 とくに、あまり深く考えずに3番目に打席に入るということを考えていました。初回で2死からだったので、3人で終わるよりは。しっかりボールも見ながらという感じでした。
-記録の反響は
少々と。僕自体は、あまり深く考えていない。連絡をいただいたときに、ああ、よく見てくれているんだなという感じです。
1回、「シーズン154安打」を達成した近本光司外野手はボードを掲げる=阪神甲子園球場
-状態の波はあった
いいときもあれば悪いときもある。しっかり自分の持っている大事な部分を失わないようにと思っています。しっかりタイミングを合わせてストレートに振り負けないように。調子が悪くなる原因はタイミング。自分の得意なボールが打てなくなると、余計に打てなくなるので。
-全国のファンに印象つけている
正直、そこまでは考えられていない。オールスターとかだったら、考えられていましたけどね。
矢野燿大監督が近本の大記録達成をたたえた。
2回表ヤクルト無死、守備位置に就いた近本光司外野手はスタンドからの声援に帽子をとって一礼する=阪神甲子園球場
敗戦後に「本人はプレッシャーを感じてないかもしれないですけどね。(安打が)なかなか出ないと、そういうのも(重圧も)出てくるところで、最初の打席で打ったのも大きい」と振り返った。 2月のキャンプから俊足強打の適性を見抜き、開幕戦から抜てき。いまや主力として欠かせない。巨人長嶋を超えても、戦いは続く。「まだまだ残り試合がある。もっともっと上に行ってもらいたい」と、さらなる記録更新を求めた。
4回裏阪神無死、近本光司外野手を応援する阪神ファン=阪神甲子園球場
近本光司外野手が 1回の第 1打席で右前打を放ち、並んでいた1958年巨人長嶋茂雄を抜いて、「セ・リーグ単独新人記録」となる「154安打」目を刻んだ。
近本は安打数だけでなく、多くの部門で驚異の数字を残している。18日現在で主だったものを記してみた。
◆連続試合安打:近本は 4月18日ヤクルト戦から 5月 2日広島戦にかけて「13試合連続安打」。01年赤星の「12試合連続」を抜いて、ドラフト制後の「球団新人記録」を樹立した。(後に木浪も「13試合連続安打」をマーク)
◆マルチ安打:マルチ安打は「42度」を数える。新人マルチ安打最多は56年佐々木の「54度」で、セ最多は58年長嶋の「48度」だが、近本は「プロ野球6位タイ」、セでは「2位タイ」。
初回に近本光司外野手の記念安打は飛び出したもののヤクルトにリードを許す展開に厳しい表情の矢野耀大監督=阪神甲子園球場
◆猛打賞:猛打賞は「13度」。新人の猛打賞回数は58年長嶋の「14度」が最多で、阪神では48年別当薫、16年高山俊の「13度」に並ぶ最多タイ。
◆ 3塁打: 2塁打は「20本」だが、 3塁打はリーグトップの「7本」。新人の「セ・リーグ最多記録」は50年福田(国鉄)の「10本」。阪神の「新人最多3塁打」は、53年吉田と92年久慈が記録した「8本」で、近本は球団記録にあと「1」に迫っている。
◆本塁打:近本は「9本塁打」。阪神新人の「2ケタ本塁打」は80年岡田「18本」が最後のケースで39年ぶりの記録に王手中。阪神新人の「2ケタ本塁打」は過去 4人いるが、いずれも右打者で近本が達成すれば初の左打者となる。
◆盗塁:近本は「34盗塁」で「新人歴代9位タイ」。球団の新人最多は01年赤星の「39盗塁」。
植田海内野手は自身初となる中堅スタメン出場に対応した。「守ったことはなくはないので」。
「2番中堅」で先発し、守備では無難にプレー。打っては 6回、先頭で中前打を放った。ただ、 3回二死 2塁では遊ゴロに倒れるなど、 6回をのぞく 3打席は凡退し「それ以外がダメでした。また頑張ります」と反省した。
6回裏阪神無死、植田海内野手は中前打を放った=阪神甲子園球場
植田は 7月17日の中日戦(豊橋)以来、今季 2度目のスタメン出場。中堅での先発はプロ入り後初めてだったが「ちょっと緊張はしていたけど、守ったことがないわけではないので」とそつなくこなした。 6回には中前打を放ったが「それ(安打)以外は全然アカンかったので、頑張ります」と前を向いた。
阪神は途中出場の原口文仁捕手がマルチ安打を記録した。 5回二死 1塁から代打出場すると、ヤクルト小川の変化球を左前へ。先頭の 8回にも痛烈な当たりを左前へ運んだ。
6回からマスクもかぶった原口は「自分の形で打つことがチームのためになると思った。(敗戦は)捕手としての責任もあるし、練習してコミュニケーションを取ってカバーしていきたい」と笑顔はなかった。
8回裏阪神無死、原口文仁捕手は左前打を放った=阪神甲子園球場
途中出場の原口が 2安打と気を吐いた。「自分の形で打ってチームのプラスになればと思っていた」。 5回二死 1塁で代打で出場すると、小川の低めの 142キロを左前へ運んで、 1、 2塁と好機を拡大。 8回にも先頭で安打を放ったが、得点には結びつかなかった。チームの敗戦に「捕手の僕の責任もある。練習やコミュニケーションをとってカバーしていかないと」と反省を口にした。
※矢野監督5位転落CS進出へ絶体絶命…木浪が2塁打、100安打までM7!近本2冠現実味に!-2に続く!