●中日先発の大野雄大投手(30)は 3回まで無安打投球。阪神先発の青柳晃洋投手(25)は要所を抑え、梅野隆太郎捕手(28)の 2度の盗塁阻止もあり、 3回まで無失点に抑えた。阪神は 4回一死、代わった中日三ツ間卓也投手(27)から北條史也内野手(25)が左前打。四球、暴投が絡み2点を先制。中日は再三出塁するも好機を生かせず。阪神は青柳から完封リレーで「6連勝」し、「逆転CS」を決めた。中日の先発大野雄は、最優秀防御率のタイトルを確定させた。阪神青柳が「9」勝目、中日三ツ間は「2敗」目。セ・リーグは30日、甲子園球場で阪神-中日の 1試合が行われてレギュラーシーズンの全日程が終了した。阪神が 3- 0で「6連勝を」飾り、広島に代わって「3位」に浮上して「2年ぶり8度目のクライマックスシリーズ(CS)進出」を決めた。「日本シリーズ進出」を懸けて戦うCSは10月 5日にセ、パ両リーグともにファーストステージ( 3試合制)が開幕し、セは「2位」DeNAと阪神が横浜スタジアムで、パは「2位」ソフトバンクと「3位」楽天がヤフオクドームで対戦する。
●有言実行のタイトル獲得だ! 阪神「ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)」が今季「36盗塁」で「盗塁王」に輝いた。ドラフト指名時から「新人王と盗塁王」の獲得を目標としてきた。相手バッテリーの研究を重ね、自慢のスピードにも磨きをかけた。盗塁は「36個」で盗塁死は15回。プロ 1年目の今季は何度も失敗を重ねて、成功をもぎ取ってきた。新人の盗塁王は 2リーグ分立後、阪神の大先輩で憧れの赤星憲広氏(43、2001年に「39盗塁」)以来、史上 2人目の快挙となった。チームは「6連勝」でシーズンフィニッシュ。大逆転で「CS出場」も決めた。この日は無安打だったが、今季は「リーグ新人最多安打記録」を更新する「159本」のヒットを放って、勝利に貢献してきた初めて過ごすシーズンを、まだまだ終わらせる気はない。攻めの気持ちで突き進む。CSファーストステージの地、ハマスタは「通算打率0.396(48打数19安打)」と大得意。ファイナルで待つ巨人には、球団別最多の「9盗塁」を稼いできた。「新人王」も現実味を帯びてきた近本が、虎党を夢の続きへと連れていく。
●北條史也内野手(25)が30日の中日戦(甲子園)に「2番・遊撃」で先発出場。今季限りでの退団を表明している鳥谷敬内野手(38)が2016年に使用していた「Sexy Papi」に登場曲を変更し、打席に立った。 1回一死での第 1打席では見逃し三振に倒れた。 5回にも右前に落ちるヒットでマルチ安打。CSを見据えた。
●最後は「4番」で決めた。大山悠輔内野手(24)が大一番で先制適時打を放った。 0- 0の 4回。一死から中日は先発大野雄から「2番手」三ツ間にスイッチ。すかさず「2番」北條が左翼前へチーム初安打を放ち、続く福留孝介外野手(42)が四球。一死 1、 2塁で打席が回ってきた。 7球目の内角ツーシームを捉え、中前にはじき返すタイムリー。決勝点となり、「チームトップ13度目の勝利打点」だ。塁上で筒井 1塁コーチとハイタッチを交わすと、珍しく感情を表に出して喜んだ。 3年目、初の「開幕4番」でスタートした今シーズン。 1年を通して、「4番」の座を守ることはできなかった。打撃不振により、 8月10日広島戦で「6番」に降格。その後は一時期、「7番」にまで打順を下げて 3塁の先発を北條と争う時期もあった。打撃が上向かない中では濱中治打撃コーチ(41)指導のもと、普段は行わないロングティーを取り入れることもあった。常に理想型を追い求めて続けてきた。ジェフリー・マルテ内野手(28=ロサンゼルス・エンゼルス)の離脱によって 9月28日DeNA戦から再び座った「4番」で最高の結果を残した。「CS進出」をかけたシーズン最終戦。背番号「1」との時間をつなぐ、大きな一打にもなった。
●今季最終戦、 0- 0の 4回一死 1塁。「3番」福田永将内野手が放った 2遊間の当たりを 2塁糸原健斗内野手(26)がグラブに当てるも捕球できず。「Eランプ」が点灯した。 6回には右前打をマークし、チームを支えた主将は表情を引き締めた。
●阪神先発の青柳晃洋投手(25)が 5回 2安打無失点の好投で「2番手」島本浩也投手(26)にバトンをつないだ。逆転での「CS進出」へ、勝つしかない大一番のシーズン最終戦。先発を託された右腕は、打たせて取る持ち味を存分に発揮した。 5回までに 2併殺でピンチをしのぐなど 3塁を踏ませない投球で、絶対に落とせない試合の流れを引き寄せ「9勝」目も手に入れる好投で虎を「逆転CS」へ導いた。 5回を投げきったことで今季投球回は 143回 1/3に。あと「 4回 2/3」としていた 4年目で自身初の規定投球回( 143回)にも到達した。今季限りでの退団を表明している鳥谷とは、負ければ最後となる一戦だった。まだ終わらせたくない-。気持ちは投球に乗り移った。もらった“金言”も、背中を押してくれた。この日の試合前、色紙にサインをもらおうと鳥谷のもとを訪れると、ベテランは粋な添え書きをしてくれた。『未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ!』-。サインの横にしたためられた言葉に、奮い立った。気持ちを一つに、さらなる下克上へ挑む。
●藤川球児投手(39)が9回を 1安打 2奪三振の無失点で「16セーブ」目をあげ、大事なシーズン最終戦を締めた。一死から福田に中前打を許したが、後続を連続三振に仕留めた。遊撃には今季限りで退団する鳥谷。打球は飛ばなかったが次戦を見据えた。
記事をまとめてみました。
<阪神 6- 0中日>◇第25回戦◇阪神10勝14敗 1分◇30日◇阪神甲子園球場
中日先発の大野雄は 3回まで無安打投球。阪神先発の青柳は要所を抑え、梅野の 2度の盗塁阻止もあり、 3回まで無失点に抑えた。
阪神は 4回一死、代わった中日三ツ間から北條が左前打。四球、暴投が絡み2点を先制。中日は再三出塁するも好機を生かせず。
阪神は青柳から完封リレーで「6連勝」し、「逆転CS」を決めた。中日の先発大野雄は、最優秀防御率のタイトルを確定させた。阪神青柳が「9」勝目、中日三ツ間は「2敗」目。
7回表中日無死、最終登板を終えた高橋聡文投手(左)にサプライズで中日の大野雄大投手から花束が贈られ笑顔を見せる=阪神甲子園球場
セ・リーグは30日、甲子園球場で阪神-中日の 1試合が行われてレギュラーシーズンの全日程が終了した。阪神が 3- 0で「6連勝を」飾り、広島に代わって「3位」に浮上して「2年ぶり8度目のクライマックスシリーズ(CS)進出」を決めた。
「日本シリーズ進出」を懸けて戦うCSは10月 5日にセ、パ両リーグともにファーストステージ( 3試合制)が開幕し、セは「2位」DeNAと阪神が横浜スタジアムで、パは「2位」ソフトバンクと「3位」楽天がヤフオクドームで対戦する。
4回裏阪神二死満塁、暴投で 3走福留孝介外野手の生還を許す中日三ツ間卓也投手(手前)。打者高山俊外野手=阪神甲子園球場
阪神に球運も味方した。相手先発は14日にノーヒットノーランを喫した大野雄。この日も 4回一死まで無安打に封じ込められた。だが「最優秀防御率」のタイトルを確定させた左腕はここで降板。
代わった「2番手」三ツ間から「2番」北條が左前打を放つと、 2四球と相手の暴投もあり一気に大山の適時打などで 2点を先制。大野雄が続投していれば厳しい展開が予想されただけに、ラッキーを生かした。
今季最終戦を終えた矢野燿大監督はCSへの意気込み語る=阪神甲子園球場
阪神は今季最終戦で中日に勝って「3位」を確定させ「クライマックスシリーズ(CS)進出」が決まった。これに伴い、広島の「4位」が確定した。
◇ ◇ ◇
以下は阪神矢野監督のレギュラーシーズン終了あいさつ
今年も 300万人以上の方々が球場に来てくださいました。ありがとうございました。そしてビジター球場でも、たくさんのタイガースファンの人が来てくれて、一緒に戦っていただいたことに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
そして現在、日本では、ラグビーワールドカップで、日本チームが、日本中に大きな感動を与えてくれています。僕たち阪神タイガースも、ファンの皆さんにこれから感動と、そして子供たちに夢を与えられるような、そういうチームになっていきます。そして選手たちが粘りに粘って、3位ではありますが、このつかんだクライマックスシリーズの切符を、皆さんと最後までしっかり、戦っていきたいと思います。 1年間どうもありがとうございました。
1回、内野ゴロに倒れた近本光司外野手=阪神甲子園球場
有言実行のタイトル獲得だ! 阪神「ドラフト1位の近本光司外野手が今季「36盗塁」で「盗塁王」に輝いた。
「それ(盗塁王)は一番目標にしていたことなので、(タイトルを)取れたってことは良かったです。ただ数字や目標などで、まだ(達成が)できていない部分もある。来年も(目標を9意識しながらやっていきたい」
ドラフト指名時から「新人王と盗塁王」の獲得を目標としてきた。相手バッテリーの研究を重ね、自慢のスピードにも磨きをかけた。盗塁は「36個」で盗塁死は15回。プロ 1年目の今季は何度も失敗を重ねて、成功をもぎ取ってきた。
1回裏阪神無死、近本光司外野手は投ゴロに倒れる=阪神甲子園球場
スタートは「頭」で切る。投手から野手に転向した関学大時代から体に染みこませたスタートが、近本を加速させる。「足を前に出すというよりは、体を前に倒して。頭を 2塁(方向に)持っていく感じ」。倒れ込むように切るロケットスタートで低姿勢を保つから、速さを増している。
チームは「6連勝」でシーズンフィニッシュ。大逆転で「CS出場」も決めた。この日は無安打だったが、今季はリーグ「新人最多安打記録」を更新する「159本」のヒットを放って、勝利に貢献してきた。「短い調整期間ですけど、しっかり(状態を)合わせたい。こうなれば自分の結果より、チームの結果」。初めて過ごすシーズンを、まだまだ終わらせる気はない。攻めの気持ちで突き進む。
▼近本が「36盗塁」で、「盗塁王」のタイトルを獲得した。新人の盗塁王は01年の赤星(阪神)以来、プロ野球 3人目。なお、この日はノーヒットに終わり、「159安打」で 1年目を終えた。新人安打記録はプロ野球3位で確定した。
5回裏阪神一死 1塁、近本光司外野手は右飛に倒れる=阪神甲子園球場
セ・リーグの全日程が終了し、阪神の「ドラフト1位・近本光司外野手が「36盗塁」で、セ・リーグの「盗塁王」に輝いた。新人の盗塁王は 2リーグ分立後、阪神の大先輩で憧れの赤星憲広氏(2001年に「39盗塁」)以来、史上 2人目の快挙となった。
プロ 1年目を全速力で駆け抜けた。気付けば名だたる先輩たちは全員、後ろにいた。虎のルーキー近本が「36」で「盗塁王」を獲得。この日は 4打数無安打に終わったが、この快挙が、次なる戦いへ力になる。
「(「盗塁王」は)一番目標としていたところなので、それをとれたというのは良かったかなと思いますけど。その中でも、目標とか数字とかそういうのにまだできていない部分があったので。来年そういうのも意識しながらやっていきたいと思います」
最終戦はノーヒットに終わった近本光司外野手だが、有言実行で「盗塁王」をつかみとった=阪神甲子園球場
自慢の快足への自信がにじんだ。金屏風の前で行った入団会見で公言した「新人王」&「盗塁王」のタイトル獲得。まずは 1つ目の公約を果たしたが、長い球史の中で新人の「盗塁王」は近本自身があこがれる、2001年の阪神・赤星憲広以来18年ぶり 2人目の快挙となった。
最高の“相棒”を見つけて、さらに加速した。シーズン序盤に使用していたスパイクと別で、柔らかい革が足の甲によりフィットするスパイクを球宴用に用意。これがハマッた。すぐさま黒色のシーズン用をオーダーし、装着した。 9月は20試合で「10盗塁」。驚異のペースで走って走って、走りまくった。
「短い調整期間でしっかり合わせて、こうなれば自分の結果ではなくチームの結果になるので。自分がヒットで出るよりも、他にいろんなやり方もあるので。そういうところを意識しながら、しっかりホームにかえっていきたいと思います」
試合前練習中、赤星憲広氏(右)と話す近本光司外野手=阪神甲子園球場
CSファーストステージの地、ハマスタは「通算打率0.396(48打数19安打)」と大得意。ファイナルで待つ巨人には、球団別最多の「9盗塁」を稼いできた。「新人王」も現実味を帯びてきた近本が、虎党を夢の続きへと連れていく。
◇データBOX◇
◎…近本の「159安打」は歴代新人「3位」で、「セ・リーグ新記録」。
◎…「マルチ安打43度」は源田壮亮(2017年、西武)らに並ぶ歴代新人「4位」。
◎…「猛打賞13度」目。長嶋茂雄(1958年、巨人)の歴代新人記録に「1」及ばない「2位タイ」。 ◎…新人選手の「盗塁王」は 2リーグ分立以降、2001年の阪神・赤星憲広以来、「史上2人目」。
4回裏阪神一死一塁、北條史也内野手は右前打を放った=阪神甲子園球場
北條史也内野手が30日の中日戦(甲子園)に「2番・遊撃」で先発出場。今季限りでの退団を表明している鳥谷敬内野手が2016年に使用していた「Sexy Papi」に登場曲を変更し、打席に立った。
1回一死での第 1打席では見逃し三振に倒れた。
4回、安打を放った北條史也内野手=阪神甲子園球場
阪神「2番」北條史也内野手が攻撃の起点になった。 4回一死から「2番手」三ツ間の変化球を左前に運び、大山の適時打で先制のホームを踏んだ。
5回にも右前に落ちるヒットでマルチ安打。この日は打席登場曲を今季限りで退団する鳥谷が16年に使用していた「Sexy Papi」に変更。「このメンバーで戦えるのも最後何でいい流れで勝ちたい」とCSを見据えた。
4回裏阪神一死 1、 2塁、大山悠輔内野手は中前適時安打を放った=阪神甲子園球場
最後は「4番」で決めた。大山悠輔内野手が大一番で先制適時打を放った。
0- 0の 4回。一死から中日は先発大野雄から「2番手」三ツ間にスイッチ。すかさず「2番」北條が左翼前へチーム初安打を放ち、続く福留が四球。一死 1、 2塁で打席が回ってきた。 7球目の内角ツーシームを捉え、中前にはじき返すタイムリー。決勝点となり、「チームトップ13度目の勝利打点」だ。「大事な試合だったので。あそこで先制点を取ることができて良かった」。塁上で筒井 1塁コーチとハイタッチを交わすと、珍しく感情を表に出して喜んだ。
4回裏阪神一死 1、 2塁、先制の中前適時打を放った大山悠輔内野手。投手三ツ間卓也=阪神甲子園球場
3年目、初の「開幕4番」でスタートした今シーズン。 1年を通して、「4番」の座を守ることはできなかった。打撃不振により、 8月10日広島戦で「6番」に降格。その後は一時期、「7番」にまで打順を下げて 3塁の先発を北條と争う時期もあった。打撃が上向かない中では「スイングの前(フォロー)が小さくなっている」と濱中打撃コーチ指導のもと、普段は行わないロングティーを取り入れることもあった。「いろいろあります…」と多くは語らなかったが、常に理想型を追い求めて続けてきた。マルテの離脱によって 9月28日DeNA戦から再び座った「4番」で最高の結果を残した。
「CS進出」をかけたシーズン最終戦。勝たなければ、先輩鳥谷との時間も終わりだった。「次につながった。これでまた、鳥谷さんと 1日でも長く野球ができる。感謝の気持ちを込めて残りの戦い、CSを戦っていきたい」。背番号「1」との時間をつなぐ、大きな一打にもなった。
4回表中日一死 1塁、福田永将外野手のゴロをエラーした糸原健斗内野手=阪神甲子園球場
阪神が「シーズン102失策」目を記録し、00年の「101失策」を超えた。
今季最終戦、 0- 0の 4回一死 1塁。「3番」福田永将内野手が放った 2遊間の当たりを 2塁糸原健斗内野手がグラブに当てるも捕球できず。「Eランプ」が点灯した。
6回裏阪神一死、糸原健斗内野手は右前安打を放った=阪神甲子園球場
今季からキャプテンを務める糸原健斗内野手「2年連続の全試合出場」を達成した。
「5番2塁」で出場し、 6回には右前打をマークした。チームを支えた主将は「いろいろあってしんどかったですけど、何とかCSというところにいける。いい雰囲気ですし、チーム一丸でもう少し頑張っていきたい」と表情を引き締めた。
中日戦に先発した青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
阪神先発の青柳晃洋投手が 5回 2安打無失点の好投で「2番手」島本にバトンをつないだ。
逆転での「CS進出」へ、勝つしかない大一番のシーズン最終戦。先発を託された右腕は、打たせて取る持ち味を存分に発揮した。 5回までに 2併殺でピンチをしのぐなど 3塁を踏ませない投球で、絶対に落とせない試合の流れを引き寄せ「9勝」目。降板後は「負けられない試合で、 0点で後ろにつなぐことができて良かったです。大事な所でしっかりゲッツーを取ることができましたし、守ってくれた野手の方々に感謝です」とコメントした。
5回を投げきったことで今季投球回は 143回 1/3に。 4年目で自身初の規定投球回( 143回)にも到達した。
力投した青柳晃洋投手。 5回を零封し、規定投球回にも初めて到達した=阪神甲子園球場
大役を全うした。先発した青柳が 5回「0封」。 4年目で自身初の規定投球回を達成し、「9勝」目も手に入れる好投で虎を「逆転CS」へ導いた。
「勝ってCSも決まってよかったです。いつ代わってもいい、チームが勝てればいいという気持ちでした」
投球する先発の青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
初めて開幕から先発ローテを守り続け、勝てば「CS進出」が決まる大一番の最終戦を託された。 2安打 2四球で走者を背負いながらも、持ち味を発揮。要所で 3併殺を奪った。あと「 4回 2/3」としていた規定投球回にも、 5回無死 1塁から遊ゴロ併殺で到達。「うれしいことですし、そこまで使ってもらった監督と投手コーチに本当に感謝です」と頭を下げた。
1回表中日無死、先発の青柳晃洋投手は先頭打者大島洋平外野手を遊ゴロに仕留め笑顔を見せる=阪神甲子園球場
今季限りでの退団を表明している鳥谷とは、負ければ最後となる一戦だった。まだ終わらせたくない-。気持ちは投球に乗り移った。もらった“金言”も、背中を押してくれた。この日の試合前、色紙にサインをもらおうと鳥谷のもとを訪れると、ベテランは粋な添え書きをしてくれた。『未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ!』-。サインの横にしたためられた言葉に、奮い立った。
4回、中日・ダヤン・ビシエド内野手を併殺打に仕留め喜ぶ青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
「本当に 1日でも長くやりたい。学ぶことも一日一日あるので、トリさんの背中を見て学んでいきたいと思います」
気持ちを一つに、さらなる下克上へ挑む。
中日を破りCSを決め藤川球児投手(手前)と抱き合う鳥谷敬内野手、右は梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場
藤川球児投手が9回を締めて今季「16セーブ」目を挙げた。
一死から福田に中前打を許したが、後続を連続三振に仕留めた。遊撃を守った鳥谷について「ショートゴロを考えたけど(笑い)。打順が自分の中でそんなに得意とする打者たちではなかったので。トリと最後『球児さん、打たせてくれると思ったけど』という話をちょろっとしながら」と笑顔を見せた。最後に「6連勝」したチームには「この経験は大きいと思う。今までにないタイガースの形じゃないかな。最後にチームとして強くなってきたのは。自分はあまり見たことがないですね」と力強く話した。
シーズン最終戦、中日を破り鳥谷敬内野手(右)は藤川球児投手(中央)と抱き合って喜ぶ左は梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場
藤川が 1回 1安打 2奪三振の無失点で「16セーブ」目をあげ、大事なシーズン最終戦を締めた。遊撃には今季限りで退団する鳥谷。打球は飛ばなかったが「ショートゴロをね、考えたけど」と笑い「「トリに最後、『球児さん、打たせてくれると思ったけど』という話をちょろっとしながら。だけどまだクライマックスもあるし、また、そんな話も50、60歳になったときにできる」と次戦を見据えた。
昨年の屈辱を跳ね返し て、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を 打ち破 るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状 況でも「オレ がやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思 いをスローガンと して表現しています。
※このスローガン・デザ インは 2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と 結果 (08月)
2019年 公式戦 日程と 結果 (09月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュ ース を配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!