●DeNAは 1回無死 1、2塁、「3番」に入れた筒香嘉智外野手(27)が「先制3ラン」を放った。阪神は、先発西勇輝投手(28=オリックス)が宮崎敏郎内野手(30)の打球を左足に当て 1回途中降板。急きょマウンドに上がった「2番手」守屋功輝投手(25)が無死 1、 2塁のピンチを無失点に抑えた。 2回からは「3番手」オネルキ・ガルシア投手(30=中日)がロングリリーフ。 4回まで追加点を許さない好投を見せた。阪神は 4回に梅野隆太郎捕手(28)の犠飛で 1点を返したが、DeNAは 5回に筒香、ホセ・ロペス内野手(35)、柴田竜拓内野手(25)の適時打で一挙 4点を追加した。阪神は 7回に北條史也内野手(25)の「3ラン」などで 4点を返すと、 8回にも北條が「逆転適時3塁打」を放つなど一挙 3得点。逆転で先勝した。勝利投手はラファエル・ドリス投手(31)、敗戦投手はエドウィン・エスコバー投手(27)。阪神は梅野隆太郎捕手の犠飛で 1点を返した。 3点を追う 4回、先頭の「5番」大山悠輔内野手(24)が左中間への 2塁打で出塁。続く糸原健斗内野手(26)の右飛で一死 3塁に。「7番」梅野は、DeNA先発石田健大投手(26)の高め直球を右翼に打ち上げ、 3塁走者大山が生還。 2点差に迫った。
●「CS史上最大の逆転劇」の裏に近本光司外野手(24=大阪ガス)は決死の覚悟があった。 5点を追う 7回一死 1塁、エスコバーの初球、抜けたスライダーが近本の頭部すれすれを通過。剛腕助っ人の荒れ球にのけ反ったが、おじけづかなかった。 7球目を直球を振り抜くと、俊足を飛ばし遊撃内野安打。続く北條の3ランを呼び込んだ。 1点差の 8回二死 1塁では右前打を放ち、すかさず 2盗に成功。この日 2個目の盗塁を決めると、またも北條の中越え適時打で逆転のホームを踏んだ。
●ラッキーボーイは俺だぁ~。木浪聖也内野手(25=ホンダ=亜細亜大學OB)が途中出場ながら 2安打 2打点と「大逆転勝利」に貢献した。 6点を追う 7回一死 2塁から代打出場すると、エディソン・バリオス投手(30)から中前適時打を放ち反撃ののろしを上げた。 8回にはエスコバーから右前適時打をマーク。今季はセ・リーグの新人では同僚近本に次ぐ 113試合に出場。 3桁にあと 1歩の「95安打」を積み上げた。 2日前には甲子園の 1軍練習から離れて、鳴尾浜で行われた 2軍の練習試合に志願して出場。試合勘を失わないために実戦で調整する道を自ら選択した。その姿を見た矢野監督も目を細めていた。数年前とまるで違う。大学時代の恩師である亜細亜大學・生田勉監督(53)が証言する。プロでの自信が木浪を大きく変えた。矢野阪神には頼もしいラッキーボーイがいる。
●これが奇跡の始まりや。阪神がプレーオフ、「クライマックスシリーズ(CS)史上最大の逆転劇」で、「CSファーストステージ突破」に王手をかけた。DeNAに最大 6点のリードを許した一戦で、北條史也内野手が終盤に 5打点の活躍。 7回に「反撃3ラン」、 8回には「逆転2点3塁打」を放ち、劇的勝利を呼んだ。シーズン最終盤に「6連勝」して「逆転CS進出」を決めた虎が、「下克上ロード」を突っ走る。国吉佑樹投手(28)の外角カットボールを捉えた。打球は前進守備を敷いていた中堅神里和毅外野手(25)の頭上を越えた。一気に 3塁まで到達すると、勢いそのまま 3塁側ベンチに向かってド派手にガッツポーズ。ベンチも総立ちでヒーローを祝福した。かけ声通り、 6点差となっても誰も諦めなかった。指揮官は試合後、大逆転劇に目を潤ませた。感情が高ぶり、続く声が出ない。約20秒の沈黙。鼻もすすって、声を震わせながら絞り出した。会見で“泣く”のは 6月 9日の北海道日本ハム戦で原口文仁捕手(27)がサヨナラ打を放って以来2度目だった。もちろん、北條も諦めない男の 1人。今季は序盤から遊撃を新人木浪に奪われ、終盤は大山と 3塁を競い合った。決して多くない出場機会。だが、ベンチでは誰よりも大声を張り上げ、準備を怠らなかった。本拠地甲子園での試合後は、残ってバットを振り続けた。そんな男のバットで、虎は奇跡への1歩を踏み出した。北條は誓った。王手から一気に決めてみせる。
●阪神先発の西勇輝投手が打球を足に受け、一死も取れずにわずか12球で緊急降板した。初回、「1番」神里から連打で無死 1、 2塁のピンチを招くと、「3番」筒香に「先制3ラン」を浴びた。「4番」ロペスにも左前安打を許し無死 1塁。続く「5番」宮崎の鋭い打球はゴロで西の左すね付近を直撃した。西は打球を拾いに行くも、内野安打となった。西は前回登板の 9月28日のDeNA戦(横浜)でも、右足首付近に打球を受けた。この時は痛みを堪え、 5回 4安打無失点と好投を見せたが、 2戦連続のアクシデントに見舞われた。
●オネルキ・ガルシア投手は笑顔のロングリリーフで劇的勝利の土台を作った。 3点ビハインドの 2回に早くもマウンドへ。 3イニングを 1安打無失点に抑え、試合を落ち着かせた。まさかの序盤救援にも余裕の表情。大逆転勝ちに満面の笑みだった。
●真っ青に染まった敵地でも、自慢の救援陣が差を見せつけた。 6回以降 4つのゼロを確実に並べ、逆転を呼び込む鉄壁リレー。 1点のリードを守り、試合を締めくくったのは守護神・藤川球児投手(39)だ。一打同点のピンチも動じなかった。 8- 7の 9回。筒香、ロペスを打ち取り二死で打席に宮崎を迎えた。 2球目、外角高め 148キロを捉えられた打球を右翼手・高山がフェンスにぶつかりながら捕球しゲームセット!と思われたが、ここでアレックス・ラミレス監督(45)がリクエスト。フェンスダイレクトと判定され、二死 2塁に。状況が一転したが冷静に後続を断った。勝敗を分けたのはブルペンだった。 6回終了時で 6点リードしていたDeNAは救援陣が 7、 8回に崩壊。計 7失点で大逆転を許したが、虎投は違う。 6回以降を能見篤史投手(40)-ドリス-岩崎優投手(28)-藤川とつないで散発 3安打無失点。流れを引きよせた。“一大事”も一丸で乗り越えた。シーズン中に主に勝ちパターンの 8回を任されてきたピアース・ジョンソン投手(28)がこの日、夫人の出産立ち会いのため帰国。代わって、 1点を勝ち越した直後の 8回は岩崎がマウンドへ。大和内野手(31)、神里、ネフタリ・ソト外野手(30)をK、K、Kの完ぺき投球。見事に役割を果たしてみせた。
●阪神の救援陣の柱、ピアース・ジョンソン投手(28)が 5日、妻の出産に立ち会うため緊急帰国した。再来日は未定。 5日から始まるDeNAとの「クライマックスシリーズ・ファーストステージ」は、ジョンソン不在で戦うことになった。
記事をまとめてみました。
セ・CSファーストステージ<DeNA 7- 8阪神>◇第 1回戦◇阪神 1勝 0敗 0分◇ 5日◇横浜スタジアム
DeNAは 1回無死 1、2塁、「3番」に入れた筒香が「先制3ラン」を放った。阪神は、先発西が宮崎の打球を左足に当て 1回途中降板。
8回表阪神二死 2、 3塁、北條史也内野手の「2点適時3塁打」に喜びを爆発させる阪神ベンチ=横浜スタジアム
阪神は 4回に梅野の犠飛で 1点を返したが、DeNAは 5回に筒香、ロペス、柴田の適時打で一挙 4点を追加した。
阪神は 7回に北條の「3ラン」などで 4点を返すと、 8回にも北條が「逆転適時3塁打」を放つなど一挙 3得点。逆転で先勝した。勝利投手はドリス、敗戦投手はエスコバー。
DeNAに逆転勝ちし、笑顔の藤川球児投手(中央)ら阪神ナイン=横浜スタジアム
▼ともに「リーグ3位」の阪神、楽天が先勝した。 3回戦制のプレーオフ、CS(セ07年~、パ04年~)は過去27度あり、初戦に勝った23チームが最終ステージに進出し突破率「85.2%」。「3位」が先勝したケースは過去13度のうち12度が勝ち上がり、「突破率92.3%」。
3回表阪神一死 3塁、梅野隆太郎捕手は右飛を放ち犠飛となる=横浜スタジアム
阪神は梅野隆太郎捕手の犠飛で 1点を返した。
3点を追う 4回、先頭の「5番」大山が左中間への 2塁打で出塁。続く糸原の右飛で一死 3塁に。「7番」梅野は、DeNA先発石田の高め直球を右翼に打ち上げ、 3塁走者大山が生還。 2点差に迫った。
4回表阪神一死 3塁、右犠飛を放った梅野隆太郎捕手=横浜スタジアム
阪神は先発西が初回、「3番」筒香に「3ラン」を浴びて先制を許した。直後には打球を左足に受けて緊急降板。急きょマウンドに上がった「2番手」守屋が無死 1、 2塁のピンチを無失点に抑えた。 2回からは「3番手」ガルシアがロングリリーフ。 4回まで追加点を許さない好投を見せた。
4回表阪神一死 3塁、右犠飛を放った梅野隆太郎捕手=横浜スタジアム
「CS史上最大の逆転劇」の裏に近本光司外野手は決死の覚悟があった。
5点を追う 7回一死 1塁、エスコバーの初球、抜けたスライダーが近本の頭部すれすれを通過。剛腕助っ人の荒れ球にのけ反ったが、おじけづかなかった。
5回表阪神二死 1塁、打者福留孝介外野手のとき、 2塁盗塁を決める近本光司外野手。遊撃手大和内野手=横浜スタジアム
「あの球がもう 1球続けてくることはないと思った。次に来たら『当たってもいい』と思っていた。しっかり踏み込めました」。 7球目を直球を振り抜くと、俊足を飛ばし遊撃内野安打。続く北條の3ランを呼び込んだ。 1点差の 8回二死 1塁では右前打を放ち、すかさず 2盗に成功。この日 2個目の盗塁を決めると、またも北條の中越え適時打で逆転のホームを踏んだ。
8回表阪神二死 2塁、木浪聖也内野手は中前適時打を放った=横浜スタジアム
ラッキーボーイは俺だぁ~。木浪聖也内野手が途中出場ながら 2安打 2打点と「大逆転勝利」に貢献した。
6点を追う 7回一死 2塁から代打出場すると、バリオスから中前適時打を放ち反撃ののろしを上げた。 8回にはエスコバーから右前適時打をマーク。初の大舞台で輝いたルーキーは「ちゃんと準備はしていたんで、あそこでタイムリーが 2本出て良かった」とはにかんだ。
プロ 1年目のシーズンがルーキーをたくましく成長させた。今季はセ・リーグの新人では同僚近本に次ぐ 113試合に出場。 3桁にあと 1歩の「95安打」を積み上げた。 2日前には甲子園の 1軍練習から離れて、鳴尾浜で行われた 2軍の練習試合に志願して出場。試合勘を失わないために実戦で調整する道を自ら選択した。その姿を見た矢野監督も「プロになってきた。(CSで)ラッキーボーイになってくれれば」と目を細めていた。
8回表阪神二死 2塁、木浪聖也内野手は中前適時打を放ち笑顔でベンチに手を振る=横浜スタジアム
数年前とまるで違う。大学時代の恩師である亜大・生田勉監督が証言する。「(大学時代は)なんせ、すぐ緊張するんですよ。サイン間違いに、けん制アウトに、もうミスばっかり。せっかくのチャンスも全然だめ。使えばエラーしたり、ミスしたり。いつも怒られて…」。プロでの自信が木浪を大きく変えた。
指揮官の言葉を借りれば、「奇跡」は始まったばかり。木浪は「勢いが付いたら止まらないと思う。自分がそういう(ラッキーボーイ的な)存在になれば。自分のこともしっかりやってチームが勝てればいいですね」と力強く言った。矢野阪神には頼もしいラッキーボーイがいる。
8回表阪神二死 2、 3塁、北條史也内野手は「中越え2点3塁打」を放ちガッツポーズ=横浜スタジアム
これが奇跡の始まりや。阪神がプレーオフ、「クライマックスシリーズ(CS)史上最大の逆転劇」で、「CSファーストステージ突破」に王手をかけた。
DeNAに最大 6点のリードを許した一戦で、北條史也内野手が終盤に 5打点の活躍。 7回に「反撃3ラン」、 8回には「逆転2点3塁打」を放ち、劇的勝利を呼んだ。シーズン最終盤に「6連勝」して「逆転CS進出」を決めた虎が、「下克上ロード」を突っ走る。
◇ ◇ ◇
神経を研ぎ澄ましていた。 1点差まで追い詰めた 8回二死 2、 3塁。北條が振り抜いた。「どんどん甘い球を振っていこうと。最後まで集中力は絶対に切らさず、ここ一番で集中できた」。国吉の外角カットボールを捉えた。打球は前進守備を敷いていた中堅神里の頭上を越えた。一気に 3塁まで到達すると、勢いそのまま 3塁側ベンチに向かってド派手にガッツポーズ。ベンチも総立ちでヒーローを祝福した。
8回表阪神二死 2、 3塁、北條史也内野手の「2点適時3塁」打に喜びを爆発させる阪神ベンチ=横浜スタジアム
7回一死 1、 2塁では 2点差に迫る「反撃の3ラン」を放っていた。「点差が開いても諦めない気持ちはみんなあった。そういうのが結果的にホームランになった」。初回に 3点を先行された。 5回にも 4点を奪われ、最大 6点ビハインドの苦しい展開だった。だが、 7回の 1発で勝利への扉に手を掛け、 8回の一打で「CS史上最大の逆転劇」を結実させた 5打点だ。
試合前には矢野監督がナインを奮い立たせていた。練習直前のミーティング。「『6連勝』してCSに来たことは、俺は奇跡だと思っていない。みんなの力、粘り、諦めない気持ちでここに来たと思う。CSを勝って、甲子園で『日本シリーズ』を戦おう。今日から奇跡のスタートだ」。かけ声通り、 6点差となっても誰も諦めなかった。指揮官は試合後、大逆転劇に目を潤ませた。「全員で野球できたのがすごくうれしい。常々、苦しい時どうするかとか、諦めないとか…」。感情が高ぶり、続く声が出ない。約20秒の沈黙。鼻もすすって、声を震わせながら絞り出した。「…そういう野球をできました」。会見で“泣く”のは 6月 9日の日本ハム戦で原口がサヨナラ打を放って以来2度目だった。
8回表阪神二死 2、 3塁、北條史也内野手は「中越え2点3塁打」を放ちナインから祝福される=横浜スタジアム
もちろん、北條も諦めない男の 1人。今季は序盤から遊撃を新人木浪に奪われ、終盤は大山と 3塁を競い合った。決して多くない出場機会。だが、ベンチでは誰よりも大声を張り上げ、準備を怠らなかった。本拠地甲子園での試合後は、残ってバットを振り続けた。陰の努力を知る清水ヘッドコーチは「あいつは試合が終わっても、どんな時でも打っている」という。そんな男のバットで、虎は奇跡への1歩を踏み出した。
北條は「明日決める気持ちで。今日みたいに諦めない気持ちを持って、全力でプレーしたい」と誓った。王手から一気に決めてみせる。
9回裏DeNA二死 1、 2塁、柴田竜拓内野手が左飛に倒れ勝利が決まるとベンチで大きくガッツポーズを決める矢野燿大監督=横浜スタジアム
阪神が最大 6点のビハインドをひっくり返し、[CSファーストステージ」突破に王手をかけた。立役者となったのは、北條史也内野手。 6点を追う 7回。一死から代打高山、代打木浪が連打で 1点を返し、さらに「1番」近本が内野安打で 1、 2塁と好機が続いたところで、「反撃の3ラン」。
2点差で迎えた 8回には、 1点をかえし、なおも二死 2、 3塁の場面で「中越えの逆転2点3塁打」を放った。
5打点と暴れた北條の試合後のインタビューは以下の通り。
試合前、円陣を組む阪神ナイン=横浜スタジアム
-今の気分
疲れました。
-ここちよい疲れでは
最高な疲れですね。
-5打点の活躍 僕が5打点するのはなかなかないんで、みんなのおかげだと思ってます。
DeNAに勝利しスタンドに手を振る北條史也内野手=横浜スタジアム
-一時は厳しい展開、どんな気持ちで戦っていた
序盤に点数入れられたんですけど、みんなが諦めない気持ちを持って、プレーしてたんで、最後まで分からない、分からなくなったのも、みんなの気持ちのおかげだと思ってます。
-逆転の一打。どんな気持ちの準備で
打席入る前に、福留さんとしゃべって、「今日は俺の日ちゃうからお前いってこい」と言われたんで、まあもう、決めたろうと思って打席に入りました。
ファンに手を振り引き揚げる北條史也内野手=横浜スタジアム
-シーズンとは違った雰囲気
完全アウエーの中で、やったのは初めてなんで、いつも通りの思い切ったプレーをしようっていう気持ちだけで、戦ってました。
-レギュラーシーズンから7連勝。チームの雰囲気は
いつも練習から試合入る前まで、ずっといい雰囲気でやれてるので、これを明日もつなげて、明日も勝てるように頑張ります。
-明日勝てば突破、意気込みを
あした決める気持ちで、きょうみたいに諦めない気持ちを持って、全力でプレーしたいと思います。
1回裏DeNA無死 1塁、西勇輝投手は宮崎の打球を受けマウンドに転倒する=横浜スタジアム
阪神先発の西勇輝投手が打球を足に受け、一死も取れずにわずか12球で緊急降板した。
初回、「1番」神里から連打で無死 1、 2塁のピンチを招くと、「3番」筒香に「先制3ラン」を浴びた。「4番」ロペスにも左前安打を許し無死 1塁。続く「5番」宮崎の鋭い打球はゴロで西の左すね付近を直撃した。西は打球を拾いに行くも、内野安打となった。
1回裏DeNA無死 1塁、西勇輝投手は宮崎敏郎内野手の打球を受けマウンドを降りる、右は福原忍コーチ=横浜スタジアム
ベンチからトレーナーや福原投手コーチ、矢野監督がマウンドに向かい、西は治療でベンチに下がった。その後、マウンドに戻ることはなく、「2番手」守屋へ交代となった。
西は前回登板の 9月28日のDeNA戦(横浜)でも、右足首付近に打球を受けた。この時は痛みを堪え、 5回 4安打無失点と好投を見せたが、 2戦連続のアクシデントに見舞われた。
3番手で力投するオネルキ・ガルシア投手=横浜スタジアム
オネルキ・ガルシア投手は笑顔のロングリリーフで劇的勝利の土台を作った。
3点ビハインドの 2回に早くもマウンドへ。 3イニングを 1安打無失点に抑え、試合を落ち着かせた。まさかの序盤救援にも「1イニング目からずっと準備していたからね」と余裕の表情。「これ以上点を取られたら苦しいと思っていた。粘って粘ってと思っていた」と大逆転勝ちに満面の笑みだった。
※西一死もとれず12球緊急降板!打球が足に直撃!梅野の犠飛で1点返す!緊急登板の守屋が好投!-2に続く!