阪神は 5日、球団史上初のゼネラルマネジャー(GM)に元監督の中村勝広氏(63)が就任したと発表した。
セ、パ両リーグは 5日、 8月のJA全農Go・Go賞(最多 2、 3塁打賞)に上本博紀内野手(26=阪神)と角中勝也外野手(25=ロッテ)を選んだと発表した。
4カ月ぶりのG倒にスカッ!!鳥谷敬内野手(31)が先制点を呼び込んだ。 3回一死から 2塁内野安打で出塁。敵失で 2塁に進むと、マートンの初球にスタート。 3盗阻止を狙った捕手実松の送球を村田が後逸する間に、先制のホームを踏んだ。
ランディ・メッセンジャー投手(31)が 124球の熱投で 4月17日のヤクルト戦以来、来日 2度目の完封劇でG打線を寄せ付けなかった。先発のメッセンジャーが今季 2度目の完封で、 7勝目を挙げた。記事をまとめてみました。
5日、球団史上初のゼネラルマネジャー(GM)に元監督の中村勝広氏が就任したと発表した。
阪神は今季、主力の不振や若手の伸び悩みなどで 5位と低迷している。シーズン途中という異例の時期に、現場とフロントで経験豊富な中村氏に立て直しを託した。
中村氏は千葉・成東高-早大から1972年に内野手として阪神入り。阪神では1990年から1995年途中まで指揮を執り、オリックスでも監督、GMを務めた。
中村GMの話:大変光栄なことと感じている。今季は近年にない成績不振のペナントレースを強いられている。再建は待ったなしではあるが、チームを正確に分析し、スタッフと力を合わせ、微力ながら尽力していきたい。
投げて打って、助っ人右腕が宿敵相手に躍動した。先発メッセンジャーは、巨人打線を 9回 4安打12奪三振で 0封。 124球の熱投で 4月17日のヤクルト戦以来、来日 2度目の完封勝利で 7勝目を挙げた。阪神は 6― 0で快勝し、巨人戦の連敗を 9で止めた。
巨人は 1回、 2四球などで二死 1、 2塁の好機をつくったが、無得点。阪神は 3回、敵失で 1点を先制し、 3連続適時打で 3点追加。
巨人は 4回二死満塁で古城が右飛に倒れ無得点。阪神は 4回、鳥谷の適時 3塁打と新井良太の左犠飛で加点。リードを 6点に広げた。
阪神先発メッセンジャーは12三振を奪い、 4安打完封で 7勝目を挙げた。チームの巨人戦連敗は「9」で止め<阪神 6- 0巨人>と勝った。
セ、パ両リーグは 5日、 8月のJA全農Go・Go賞(最多 2、 3塁打賞)に上本博紀内野手と角中勝也外野手を選んだと発表した。
阪神が元監督・中村氏のGM就任を発表した日に、聖地で虎が首位巨人に<阪神 6- 0巨人>と完勝した。中村氏の早大の後輩となる鳥谷が、 2安打 1打点に 2盗塁と大暴れ。新体制と大先輩の門出に背番号「1」が花を添えた。
鳥谷が先制点を呼び込んだ。 3回一死から 2塁内野安打で出塁。敵失で 2塁に進むと、マートンの初球にスタート。 3盗阻止を狙った捕手実松の送球を村田が後逸する間に、先制のホームを踏んだ。「チャンスがあったらいこうと思っていた」。 4点リードの 4回無死 2塁では、右翼フェンス直撃の 3塁打でリードを広げた。
4回、鳥谷敬内野手が快足を飛ばして、 3塁を陥れた
先輩の船出に花を添えた。これ以上、伝統の一戦の品格を下げるわけにはいかなかった。巨人から 5月 5日(甲子園)以来 4カ月ぶりの勝利。鳥谷が超攻撃的な“足技”で突破口を開いた。
「(盗塁は)チャンスがあれば、いつでも行こうと思っていた。( 3盗は)同点だったので思い切っていきました」
2盗塁で流れをたぐり寄せた。 1回に 2盗を決めると、 0- 0の 3回一死。初対戦の先発・江柄子から 2塁内野安打。その後 1、 2塁となり、 2走・トリの瞳がぎらついた。マートンの打席の初球。ノーサインで 3盗を成功させた。しかも、捕手・實松の送球が逸れ、ボールは 3塁後方のファウルゾーンを転々。『いける!』と瞬時に判断し、先制のホームを踏んだ。打者 9人一挙 4得点のビッグイニングを呼び込んだ。
3回裏一死 1、 2塁、 3盗を決めた鳥谷(左)は敵失の間に先制のホームを陥れる。 3塁手・村田
4回無死 2塁の第 3打席では鋭い弾丸ライナーで右翼フェンス直撃の適時 3塁打もマーク。試合前ミーティングで「全体として足を使っていこう」と指示が出ていたなか、まさに野手キャプテンが体現した。負ければ、ワーストの巨人戦10連敗という屈辱が待ち構えていた。背番号「1」の躍動はまるで大先輩の思いを聞いているかのようだった。
「西の雄であるためにも、巨人に引けを取る訳にはいかない。宿命のライバルだと、現役のときも監督のときもそう思っていた。(いまは)ライバルと言うにはおこがましい結果ですけど。追いつき追い越せという気持ちは強いです」
言葉の主は宝塚市内で取材に応じた中村新ゼネラルマネジャー。くしくも、球団初のポストに正式就任が決まった日だった。早大時代、中村GMは主将で 4番を担い、鳥谷も大学時代に「三冠王」を獲得するなど、大活躍。“同門”の後輩から先輩へ白星を届けた。
3回裏一死 1、 2塁、 3盗を決めた鳥谷は捕手・實松からの送球がそれる間に本塁へ生還
メジャー志向を持つと言われる鳥谷は今季海外FA権を取得した。流出阻止へ、球団は将来の幹部候補生に 4年総額14億円を提示する見込み。だがバックネット裏にはレンジャーズやツインズ、など複数のメジャー球団が目を光らせる。それでも新GMの来季構想に攻守の要の存在は必要不可欠。それだけは確かだ。
和田監督は「連敗は止まりましたけど、対戦成績からいえば1つ勝っただけでは喜べない状況。あした、甲子園最後の巨人戦ということで何とかとりたい」と話した。
借金「19」で迎えたゲームで“ 7連勝”。その事実が厳しい現状を物語る。この日、野手キャプテンは 2安打&自己最多タイの 2盗塁。優勝の可能性はなくとも、虎の意地だけは見せていく。
マートンが前日 4日に 1軍再復帰してから、初安打を放った。 2回先頭で、カウント 2- 2からルーキー江柄子のストレートをとらえ、中前打。だがその後は右飛、中飛、 2ゴロに倒れ、途中交代した。試合後は報道陣の質問に対し、通訳が遮り、コメントはなしだった。
大和が攻撃の手を緩めぬ快打。 4- 0の 4回先頭、売り出し中の巨人 3番手・小山の 2球目を捉え左中間 2塁打を放った。「思い切っていくだけです」と短く振り返ったが、出場 6試合連続安打中。 5試合連続で「 2番・中堅」としてスタメン出場するなど、欠かせぬ存在になりつつある。
鳥谷の生還に続く、 3連続タイムリーの口火を切ったのは平野だ。 1- 0の 4回二死 1、 2塁で中前適時打。ブラゼルが敬遠気味に歩かされた直後に意地を見せた。「あしたも頑張ります」と言葉少なに引き揚げたが、 4打数 2安打で 2試合連続のマルチ安打。「 7番・右翼」として出場している最近 5試合でも打率 0.316(19打数 6安打)と存在感を見せている。
メッセンジャーの熱投が、巨倒の原動力になった
G打線を寄せ付けなかった。メッセンジャーが今季 2度目の完封劇だ。
先発のランディ・メッセンジャー投手が今季 2度目の完封で、 7勝目を挙げた。 5月 6日以降続いた巨人戦連敗を「9」で止める快投。ポイントは 4点先制した直後の 4回だ。制球を乱して二死 満塁のピンチを招いたが、代打古城を直球で右飛に抑えた。 9回を 124球の熱投で無失点。「(巨人戦の連敗は)頭の片隅にあったけど、試合が始まったら試合を作ることだけを考えていた」と振り返った。
この日は球団から中村勝広新GMの就任が発表された。その話題を振られると「今年は残念な成績だけど、自分たちはこんなものじゃない。いまフィールドでやっている野球より上のものを見せたい」と気持ちを新たにした。
完封勝利し、ガッツポーズする阪神・メッセンジャー
「チームがいい攻撃をしてくれたから、なんとかジャイアンツを 0に抑えることだけを考えていた。気持ちいい。実は体調があまりよくなかった。たくさん点をとってくれていいピッチングができた」ひたすら捕手のミットをめがけ投げ込んだという右腕は初回、 2つの四球で自らピンチを招いた。「自分ができること以上のことをやろうとしていた。ベンチに戻って、もう一度考え直してからマウンドに上がったよ」と開き直り、その後は安定した投球を見せた。
風邪の症状があったが、影響を感じさせなかった。ピンチらしいピンチは 4回のみ。二死から 2連打と四球で満塁としたが代打・古城を右飛。 150キロ超の速球を中心に巨人を翻弄し、 9回を投げきった。
完封のメッセンジャーはお立ち台でトラッキーと笑顔
1回は制球が定まらなかったが、 2回から修正。 3回には 4点目の適時打も放って勢いに乗った。被安打 4、今季自身最多12奪三振を奪った。
4月17日のヤクルト戦(ほっともっと神戸)以来の完封星だが、阪神の外国人投手の巨人戦ゼロ封は1988年 9月 9日(甲子園)のキーオ以来24年ぶり。昨季からの自身の同戦連敗も「4」で止めた。昨オフに 2年契約を結んだが 2年目は球団に選択権がある。この日、中村新GMが正式就任。バツグンの投球で 7勝目(10敗)を挙げ、残留へ猛アピールだ。
「今年は残念なシーズンだがこんなもんじゃない」と奮起を誓ったメッセンジャー。このまま終わるつもりはない。
3回の第 2打席では二死 1、 3塁からこの回 4得点目となる適時左前打。「いい状況でいいタイムリーだったと思う」と自身の思わぬ一打を笑顔で振り返った。
今季の優勝の可能性は既になく、自力でのCS進出の可能性も消滅。 5位に甘んじるチームはこの日、球団史上初のGMに中村勝広氏が就任したと発表。いきなり“GM効果”が出て?これまでの苦戦がウソのような快勝劇。猛虎復活へ、新たな1歩踏み出した。
阪神球団初のゼネラルマネジャー(GM)に就任した中村勝広氏の略歴。
◆中村勝広(なかむら・かつひろ):千葉・成東高-早大から1972年にドラフト 2位で阪神入り。 2塁手としてプレーし、1982年の現役引退までの通算成績は 939試合で 648安打。1990年から1995年途中まで阪神監督。オリックスで2003年にゼネラルマネジャーに就任し、2006年には監督を務めた。監督での通算成績は 373勝 487敗 7分け。千葉県出身。63歳。
非常に珍しい試合というか奇跡の試合というか…。メッセンジャーが完封して、巨人戦の連敗を止めたなんて、いったい巨人は何をしていたんだろう…。確かにエラーが出て阪神に点数を許している。首位だからと言って甘んじ始めたのだろうか? 2位の中日に追いつかれてしまうかも知れないが、CSでその分頑張れば良いというのでは無いはずだ!
しかし、中村勝広氏が阪神球団初のゼネラルマネジャー(GM)に就任したから頑張ったのか、纏まってできた試合だということはやはりフロントサイドがだらしないから今まで勝てなかったのだろうか…。
これからは、中村勝広氏の下で星野SD時代と同様に残り試合を消化していって欲しい。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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中村GM就任発表の日…メッセンジャー完封、巨人戦連敗止めた!鳥谷先制ホーム& 4回適時 3塁打!
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