●来年 1月に行われる「第96回東京箱根間往復大学駅伝」(箱根駅伝)の予選会は26日、陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までの21.0975キロで行われる。参加43校から各校最大12人が出場し、上位10人の合計タイムで10校までが本大会に出場できる。明治大學、中央大學、早稲田大學、日本体育大學など本大会常連校に加え、 7月のユニバーシアード(ナポリ)ハーフマラソンで銅メダルを獲得した伊藤達彦( 4年)を擁する東京国際大學などが突破有力。最後の 1枠を目指す。
●東京国際大學が10時間47分29秒で「予選会1位」となり、「3年連続4回目」の本戦出場を決めた。 7月のユニバーシアードのハーフマラソンで「3位」となった伊藤達彦(東京国際大 4年)が、 1時間 2分34秒で「日本人1位」(全体5位)となり、チームを引っ張った。
●43校が参加し、各校上位10人の合計タイムで争われ、10度の「総合優勝」を誇る日本体育大學が「3位」で初出場から「72大会連続」となる出場を決めた。 3人の 1年生が出場し、藤本珠輝が「全体14位」でチームトップの 1時間 3分54秒と好走。いずれもチームの上位10人までに入って貢献した。
●東京国際大學が10時間47分 29秒のタイムで優勝し、「3年連続4度目」の本戦出場を決めた。筑波大學は「6位」で26年ぶりの箱根復帰を決めた。初出場を目指した麗沢大學は11位で26秒差に泣き、33年連続で本戦出場していた山梨学院大學は落選した。
●筑波大學が10時間53分18秒で「予選会6位」に入り、26年ぶり63度目の箱根駅伝(来年 1月 2、 3日)出場を決めた。2015年 4月からOBの弘山勉氏を駅伝監督に迎え、チームを立て直した。昨年の予選会は「17位」で、本戦出場圏内まで約 8分半及ばなかった。東京国際大が10時間47分29秒のタイムで「1位」となり、「3年連続4度目」の本戦出場を決めた。すでにシード権を持っている東海大學、青山学院大學、東洋大學、駒澤大學、帝京大學、法政大學、国学院大學、順天堂大學、拓殖大學、中央学院大學とともに、本戦に臨む。
●33年連続で本大会に出場していた「総合優勝3度」の山梨学院大が「17位」で落選した。上位15チームまでをゴール地点で知らせるアナウンスを聞けず、主将の首藤貴樹( 4年)は唇をかんだ。前駅伝監督で現在は陸上部を率いる上田誠仁監督(37)はレース後、OBらへの報告会で、巻き返しに向けて言葉に力を込めた。
記事をまとめてみました。
<第96回箱根駅伝予選会>◇26日◇東京・陸上自衛隊立川駐屯地?立川市街地?国営昭和記念公園◇21・0975キロ(ハーフマラソン)
来年 1月に行われる「第96回東京箱根間往復大学駅伝」(箱根駅伝)の予選会は26日、陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までの21.0975キロで行われる。参加43校から各校最大12人が出場し、上位10人の合計タイムで10校までが本大会に出場できる。
明大、中大、早大、日体大など本大会常連校に加え、 7月のユニバーシアード(ナポリ)ハーフマラソンで銅メダルを獲得した伊藤達彦( 4年)を擁する東京国際大などが突破有力。最後の 1枠を目指す10位争いも力のある大学が多く、混戦となりそうだ。
力走する東京国際大學の伊藤達彦=国営昭和記念公園 (右から 3人目)
東京国際大が10時間47分29秒で「予選会1位」となり、「3年連続4回目」の本戦出場を決めた。
7月のユニバーシアードのハーフマラソンで「3位」となった伊藤達彦(東京国際大 4年)が、 1時間 2分34秒で「日本人1位」(全体5位)となり、チームを引っ張った。「日本人トップを狙っていたので目標は達成できた。こんなもんで満足せずに、来週は全日本大学駅伝もありますし、その後箱根駅伝も控えていますし、チーム一丸となって頑張りたいと思います」と今後を見据えた。
43校が参加し、各校上位10人の合計タイムで争われ、10度の「総合優勝」を誇る日体大が「3位」で初出場から「72大会連続」となる出場を決めた。
3人の 1年生が出場し、藤本珠輝が「全体14位」でチームトップの 1時間 3分54秒と好走。いずれもチームの上位10人までに入って貢献した。
“1年生トリオ”の一角をなす名村樹哉は「本戦の『優勝』を目標に掲げている。シード校もいて、まだ上がある」とさらなる高みを見据えた。
東京国際大が10時間47分 29秒のタイムで優勝し、「3年連続4度目」の本戦出場を決めた。筑波大は「6位」で26年ぶりの箱根復帰を決めた。
初出場を目指した麗沢大は11位で26秒差に泣き、33年連続で本戦出場していた山梨学院大は落選した。
「予選6位」で26年ぶりの箱根復帰を決め、大喜びする筑波大學の選手たち=国営昭和記念公園
参加43校から各校最大12人が出場。明大、中大、早大、日体大など本大会常連校に加え、7月のユニバーシアード(ナポリ)ハーフマラソンで銅メダルを獲得した伊藤達彦(4年)を擁する東京国際大、26年ぶりの筑波大、創価大、神奈川大、国士舘大、日大が突破した。本大会で3回の優勝を誇る山梨学院大は、34年連続34回目の出場はならなかった。
上位10人の合計タイムで10校までが本大会に出場する。
26年ぶりの箱根復帰を決め、胴上げされる筑波大學・弘山勉駅伝監督=国営昭和記念公園
筑波大が10時間53分18秒で「予選会6位」に入り、26年ぶり63度目の箱根駅伝(来年 1月 2、 3日)出場を決めた。
2015年 4月からOBの弘山勉氏を駅伝監督に迎え、チームを立て直した。昨年の予選会は「17位」で、本戦出場圏内まで約 8分半及ばなかった。今年の箱根駅伝では、相馬崇史が関東学連の 5区として、12年ぶりに筑波大の選手が箱根路を走るなど、徐々にチームとしての底力をアップしてきた。
予選会6位で本戦出場を決め、胴上げをして喜ぶ筑波大學の選手たち=国営昭和記念公園
東京国際大が10時間47分29秒のタイムで「1位」となり、「3年連続4度目」の本戦出場を決めた。以下、神奈川大、日体大、明大、創価大、筑波大、日大、国士舘大、早大、中大が本戦出場を決めた。
すでにシード権を持っている東海大、青学大、東洋大、駒大、帝京大、法大、国学院大、順大、拓大、中央学院大とともに、本戦に臨む。
43校が参加し、各校上位10人の合計タイムで争われ、33年連続で本大会に出場していた「総合優勝3度」の山梨学院大が「17位」で落選した。
上位15チームまでをゴール地点で知らせるアナウンスを聞けず、主将の首藤貴樹( 4年)は「何を言っていいのか分からない。頭が真っ白で何も考えることができない」と唇をかんだ。
箱根駅伝予選会で力走する各大学の選手たち=東京・陸上自衛隊立川駐屯地
前駅伝監督で現在は陸上部を率いる上田誠仁監督はレース後、OBらへの報告会で「勝者がいれば敗者がいる。希望があれば挫折がある。決断があれば逡巡(しゅんじゅん)がある。人生とは相反する相克のドラマ。 1歩を踏み出すための力をいただいた」と、巻き返しに向けて言葉に力を込めた。