●阪神が高知・安芸で秋季キャンプをスタートさせた。期間は10月31日から11月19日まで。練習前にグラウンドにナインや矢野監督が集まり、歓迎セレモニーが行われた。安芸市の横山幾夫市長(64)が激励のあいさつを送った。
●高橋遥人投手(23＝亜細亜大學)がチェンジアップ習得に取り組んだ。ブルペンで捕手の片山雄哉(25)、打者役の藤井彰人バッテリーコーチ(43)に意見を聞きながら、秋季練習から取り組んでいるチェンジアップをブルペンで重点的に練習。70球中33球を投げて感触を確かめた。動画サイトを見たり、同じ左腕の井川慶氏を受けたことがあるブルペン捕手の話を聞きながら試行錯誤中。
●秋山拓巳投手(28)がフォーム調整に取り組んだ。ブルペンで動画を撮ってもらいながら64球。好感触を継続する。
●大山悠輔内野手(24)はフリー打撃では 140スイング中22本の柵越え。今季はチーム最多の｢１４本塁打｣をマークしたが、ここぞでの場面で凡退する場面も目立った。シーズン途中からは｢４番｣をはずされる悔しい思いも経験。守備だけでなく、勝負強い打撃に磨きをかける。今季、｢１２球団ワースト｣だった｢１０２失策｣のチームの中で、両リーグワーストの｢２０失策｣を犯した大山らが志願。ミス撲滅＆守備力向上へ汗を流した。守備のミス撲滅へ。並々ならぬ思いが大山にはある。今季は両リーグ最多の｢２０失策｣。チームも同最多の 102個のエラーを記録し、悔しさを味わった。そんななかで早出の特守を志願。ノックした久慈照嘉内野守備走塁コーチ(50)は送球の向上をポイントに挙げた。一番最後まで自主練習を行い、すっかり暗くなった球場を後にした大山。土まみれのユニホームを、実りの秋の勲章にする。
●参加最年少の 2年目19歳、小幡竜平内野手(19)が充実の初日を終えた。初めて 1軍練習に混じり苦笑い。藤本敦士内野守備走塁コーチ(42)から捕球体勢などのアドバイスを受けた。打撃練習では、矢野監督から声をかけられ数を振り込む。
●矢野阪神 2年目の秋季キャンプが10月31日、高知・安芸で始まった。安芸のブルペンに梅野隆太郎捕手(28)の声が響いたかと思えば、今度はメイングラウンドでフリー打撃。守って打って、精力的に取り組む鍛錬の秋が始まった。ブルペンでは望月惇志投手(22)の投球を受けながら細かく、時には厳しく声を掛けた。フリー打撃では、 111スイングで7本の柵越えをマーク。新任の井上一樹打撃コーチ(48)からも、熱心にティー打撃の指導を受けた。日差しの強い朝から真っ暗になった夕方まで、休まず汗を流し続けた。今年は巨人の胴上げの瞬間をテレビで目に焼き付け、｢日本シリーズ｣も見た。パ・リーグ捕手部門で受賞したソフトバンク甲斐拓也捕手(26)は、｢日本一の歓喜｣を味わった。チームは05年を最後に、14年間｢リーグ優勝｣から遠ざかる。来年こそは自分がその舞台に立つ。優勝につながる実りの秋にする。
●鉄砲肩で勝負だ。阪神から｢ドラフト４位指名｣された東海大相模・遠藤成内野手(18)が、神奈川・相模原市内の同校で畑山統括スカウトらの指名あいさつを受けた。甲子園を沸かせた｢Ｕ１８日本代表｣は、表情を引き締めた。高校通算45本の長打力に加え、投手としても最速 145キロの強肩が魅力だが、プロでは遊撃手 1本で勝負する。土の甲子園、深い 3遊間へのあたりも 145キロの地肩でカバーだ。お手本は源田壮亮内野手(26)でプラス、虎の新鉄人も目指す。目標を虎のレジェンドに定めた。つらい時はエンゼルス・大谷翔平投手(25)の写真を見ては自身を奮い立たせてきた。
●今季限りで阪神から｢戦力外通告｣を受けた山崎憲晴内野手(32)が、現役引退を表明。来季はスコアラーとして球団に残ることを明かした。
記事をまとめてみました。
歓迎セレモニーに臨む阪神ナイン＝安芸市営球場(安芸タイガース球場)
阪神秋季キャンプ(31日、安芸)練習前にグラウンドにナインや矢野監督が集まり、歓迎セレモニーが行われた。安芸市の横山幾夫市長が｢来シーズンは今シーズン終盤に見せた粘り強さを見せて、『リーグ優勝、日本一』を勝ち取っていただくためにも、安芸市で存分に力を蓄えてください｣と激励のあいさつを送った。
キャンプイン初日、ブルペンで投げ込む高橋遥人投手＝安芸市営球場
阪神が高知・安芸で秋季キャンプをスタートさせた。期間は10月31日から11月19日まで。
◇ ◇ ◇
高橋遥がチェンジアップ習得に取り組んだ。ブルペンで捕手の片山、打者役の藤井バッテリーコーチに意見を聞きながら、70球のうち33球を投げ込んだ。｢まだ全然です。ピッチングの時はいい感じだったので、次の日も投げられるようにやっていきたい｣。動画サイトを見たり、同じ左腕の井川慶氏を受けたことがあるブルペン捕手の話を聞きながら試行錯誤中。｢能見さんや岩崎さんも投げるので、いろんな人に聞いていきたい｣と意気込んだ。
ブルペンで投げ込む高橋遥人投手＝安芸市営球場
高橋遥は秋季練習から取り組んでいるチェンジアップをブルペンで重点的に練習。70球中33球を投げて感触を確かめ｢きょうはよくなかったので、秋季キャンプでレベルアップができたら。いい感じだったところは忘れずに｣と力強く語った。｢コーチとかいろんな人に聞いている段階。緩急をつけられるように｣。来季に向けてマスターし、投球の幅を広げていく。
ブルペンで投げ込む秋山拓巳投手＝安芸市営球場
秋山拓巳投手がフォーム調整に取り組んだ。
ブルペンで動画を撮ってもらいながら64球。｢感覚も良くなってきたし、こうかなというのが途中出たので。どうなっているのかなと、その確認を映像でしました｣。左足を少し下げたフォームで投げて｢上体が突っ込んでいたので、(左足を)下ろしてやってみたのがいい方向に出た｣と好感触を継続する。
大山はフリー打撃では 140スイング中22本の柵越え。今季はチーム最多の｢１４本塁打｣をマークしたが、ここぞでの場面で凡退する場面も目立った。シーズン途中からは｢４番｣をはずされる悔しい思いも経験。守備だけでなく、勝負強い打撃に磨きをかける。
早出特守を行う大山悠輔内野手(手前)、(後ろ左から)小幡竜平内野手、藤谷洸介内野手。初日では異例の光景だ＝安芸市営球場
ノー・モア・エラー！ 大山悠輔内野手ら若手内野手 5人が31日、秋季キャンプ初日では異例の早出特守を行った。今季、｢１２球団ワースト｣だった｢１０２失策｣のチームの中で、両リーグワーストの｢２０失策｣を犯した大山らが志願。ミス撲滅＆守備力向上へ汗を流した。
朝日が差し込む安芸の地で、声を張り上げながら懸命に白球を追いかけた。全体練習開始の 1時間前にグラウンドに出た大山が、キャンプ初日から異例の特守。早朝から砂にまみれた姿が決意を表していた。
｢バッティングも守備も全てが課題なので。本当にやることはたくさんある。その中でムダにする時間がないように。時間がないので、 1球 1球を大事にするというか、 1秒 1秒を大事にするという気持ちでやっていきたいなと思っています｣
宿舎出発の予定時刻より早く球場に到着した早出練習組は 8時半過ぎにサブグラウンドで練習を開始。大山、木浪、小幡、藤谷、熊谷の若手 5内野手が参加し、まずは全員で 3塁でノック。次は、 2塁や遊撃などポジション別で二手に分かれて行った。途中では矢野監督が内野付近に近づき、練習を見守る場面も。約 1時間、ノックを行った後、全体練習へと向かった。
守備のミス撲滅へ。並々ならぬ思いが大山にはある。今季は両リーグ最多の｢２０失策｣。チームも同最多の 102個のエラーを記録し、悔しさを味わった。そんななかで｢やりたいと思っていたので｣と早出の特守を志願。ノックした久慈内野守備走塁コーチは｢大山もスローイングを頭に入れて(練習を)やっている。今年は、北條も大山もミスの半分がスローイング。スローイング(のミス)は減らさないと。毎日キャッチボールしているのだから｣と送球の向上をポイントに挙げた。
キャンプでは自主性を求める矢野燿大監督は、大山悠輔内野手らの姿勢を評価した＝安芸市営球場
虎将も｢しっかり選手がうまくなるには何が一番いいのか。お互いに考えながらやっていけたら｣と自主的に考えて練習に取り組んでいくことの重要性を改めて強調。全体練習では、野手全員が 2人 1組になって捕球体勢でお互いに転がしたボールを捕る練習も行った。
｢エラーすることでチームにも投げているピッチャーにも迷惑がかかるので。そういうのを減らさないといけないと思っていますし、そういう意味でも練習するしかない。そういったミスを減らせるようにやっていきたい｣
一番最後まで自主練習を行い、すっかり暗くなった球場を後にした大山。土まみれのユニホームを、実りの秋の勲章にする。
★送球ミスが失点に直結
阪神の今季｢１０２失策｣は｢１２球団ワースト｣。｢リーグ最下位｣に終わった2000年の｢１０１失策｣以来、19年ぶりとなる大台だった。最少｢４５失策｣だった中日と比べると倍以上の多さだった。開幕から｢４番・３塁｣を務めた大山の｢失策数２０｣は｢両リーグワースト｣で、｢１５失策｣の木浪が｢２位｣。送球ミスが失点につながるケースが目立ち、矢野監督も｢特に送球のエラーというのはしっかりしていかないと｣と苦言を呈していた。
秋季キャンプ初日から早出特守を行う小幡竜平内野手(手前)ら選手たち＝安芸市営球場
阪神が高知・安芸で秋季キャンプをスタートさせた。期間は10月31日から11月19日まで。
◇ ◇ ◇
参加最年少の 2年目19歳、小幡竜平内野手が充実の初日を終えた。
初めて 1軍練習に混じり｢今日は(練習に)付いていくのに必死だった｣と苦笑い。藤本内野守備走塁コーチから捕球体勢などのアドバイスを受け｢今後は自分の時間、心の余裕を持っていけたら。自分のものに自然にできるように｣と振り返った。打撃練習では、矢野監督から｢強く！｣と声をかけられ｢バッティングは振ることだけ｣と数を振り込む。
２年連続で｢ゴールデン・グラブ賞｣を獲得した梅野隆太郎捕手。朗報が安芸に届いた＝安芸市営球場
矢野阪神 2年目の秋季キャンプが10月31日、高知・安芸で始まった。同日、｢三井ゴールデン・グラブ賞｣が発表され、セ・リーグ捕手部門で梅野隆太郎捕手の｢２年連続受賞｣が決定。球団初の｢３年連続受賞｣で伝説の田淵幸一を超え、チームを｢日本一｣に導く捕手を目指す意気込みを明かした。
◇ ◇ ◇
矢野阪神 2年目の秋季キャンプ初日。安芸のブルペンに梅野の声が響いたかと思えば、今度はメイングラウンドでフリー打撃。守って打って、精力的に取り組む鍛錬の秋が始まった。
ブルペンでは望月の投球を受けながら細かく、時には厳しく声を掛けた。フリー打撃では、 111スイングで7本の柵越えをマーク。新任の井上打撃コーチからも、熱心にティー打撃の指導を受けた。日差しの強い朝から真っ暗になった夕方まで、休まず汗を流し続けた。
トス打撃で汗を流す梅野隆太郎捕手＝安芸市営球場
｢賞が全てではないので、もっともっとレベルアップ出来るように、頑張っていくだけです｣。
輝く栄誉にも気を緩めるそぶりはない。キャンプインのこの日、｢三井ゴールデン・グラブ賞｣が発表され、捕手部門で「２年連続２度目｣の受賞を果たした。阪神での連続受賞は同じ捕手の田淵幸一が73～74年にマークして以来、実に45年ぶり 2人目だった。｢続けて取ることに意味があると思っていたので、本当にうれしい。 3年連続を目指して、追い越せという気持ちを常に持って、また臨みたいと思います｣。球団初の｢３連続受賞｣へ、貪欲に“田淵超え”を誓った。
今季は正捕手として 129試合に出場。ショートバウンドの空振り三振は体を張って止めるなど、積み重ねた｢１２３補殺｣は、プロ野球記録を65年ぶりに塗り替えた。それでもまだ、足りないものがある。｢やっぱり『リーグ優勝、日本一』、そういうチーム成績がついての『ゴールデングラブ賞』はまたひと味違うと思う。そこを目指して、また受賞できるように頑張りたいなと思います｣。｢リーグ３位｣では満足できない。目指すは｢日本一のキャッチャー｣だ。
ダッシュする梅野隆太郎捕手＝安芸市営球場
今年は巨人の胴上げの瞬間をテレビで目に焼き付け、｢日本シリーズ｣も見た。パ・リーグ捕手部門で受賞したソフトバンク甲斐は、｢日本一の歓喜｣を味わった。｢日本シリーズを見て感じるものは、ここ苦しいだろうなとか、共感できるものがすごくあった｣。チームは05年を最後に、14年間｢リーグ優勝｣から遠ざかる。来年こそは自分がその舞台に立つ。優勝につながる実りの秋にする。
◆阪神選手のゴールデン・グラブ賞
これまでに27人が計61度受賞。ポジション別では外野手の 7人、19度がともに最多。個人の受賞回数最多は新庄剛志 7度で、 2位も赤星憲広 6度と、外野手が上位を占めている。なお投手が選ばれたのは、今季の西が球団初となった。
鉄砲肩で勝負だ。阪神から｢ドラフト４位指名｣された東海大相模・遠藤成内野手が、神奈川・相模原市内の同校で畑山統括スカウトらの指名あいさつを受けた。｢指名を受けて、友達からたくさん声をかけてもらったけど、浮かれずに、基本からもう 1回、自分を見つめ直していきたい｣。甲子園を沸かせた｢Ｕ１８日本代表｣は、表情を引き締めた。
高校通算45本の長打力に加え、投手としても最速 145キロの強肩が魅力だが、プロでは遊撃手 1本で勝負する。土の甲子園、深い 3遊間へのあたりも 145キロの地肩でカバーだ。お手本は西武源田でプラス、虎の新鉄人も目指す。｢金本さんや鳥谷さんなどは、ずっとフルイニング出場を重ねた体の強い選手というイメージ。けがせずに年間を通して試合に出られるようになりたい｣。目標を虎のレジェンドに定めた。
努力は惜しまない。昨夏前に右手首を骨折。その期間もトレーニングに手を抜かなかった。ポール間ダッシュを20本、その後に半ポール間ダッシュを20本。最後にはバイクをこいで徹底的に下半身を鍛え続けた。つらい時はエンゼルス・大谷翔平の写真を見ては｢(大谷さんに)負けたくない｣と自身を奮い立たせてきた。
阪神｢ドラフト４位］の東海大相模・遠藤成内野手は指名あいさつを受け、校門の前で座右の銘を書いた色紙を手に笑顔を見せる＝東海大学付属相模高校キャンパス
鉄砲肩でレギュラーをつかみ、フルイニング出場へ。向上心あふれる万能型ルーキーに、乞うご期待だ。
◆遠藤成(えんどう・じょう)
2001年(平1) 9月19日生まれ、秋田県出身。東海大相模では 1年春からベンチ入りし、甲子園は18年春と19年夏の 2度出場。今夏の神奈川大会決勝・日大藤沢戦では横浜スタジアムのバックスクリーンに 2発。甲子園初戦の近江戦(滋賀)では 8回途中 1失点と二刀流で活躍した。｢Ｕ１８高校日本代表｣。 178センチ、84キロ。右投げ左打ち。 ▽阪神吉野スカウト バッティングが力強い選手。最速 145キロの肩の強さも高く評価した。他の選手や甲子園で活躍した同期から刺激をもらって頑張ってほしい。
今季限りで阪神から｢戦力外通告｣を受けた山崎憲晴内野手が31日、高知・安芸市営球場を訪れ、現役引退を表明。来季はスコアラーとして球団に残ることを明かした。来年 1月からスコアラーを務める。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2018年の悔しい結果を 打ち破 るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状 況でも｢オレ がやってやる｣｢オレが決めてやる｣という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思 いをスローガンと して表現しています。
※このスローガン・デザ インは 2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と 結果 (09月)
2019年 ＣＳ日程と 結果 (１0月)
クライマックスシリーズ セリーグ日程
日本シリーズ2019 日程
※阪神タイガース公式スマホ携帯サ イト
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報！タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が｣一目で分かる｢観戦モード｣も必見！
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