先発の能見篤史投手(33)が 8回無失点の快投で、毎回のように走者を出したが粘りの投球で巨人打線に得点を許さない。 1点リードの 6回一死 2塁では村田、谷をそれぞれ直球で中飛に抑え、今季 9勝目をマークした。
両チーム無得点のまま迎えた 4回、先頭の鳥谷敬内野手(31)は 4球目、高めに浮いた変化球を捉えると、プロ通算 100号本塁打で先制。鋭いライナーで打球は右翼席最前列に飛び込んだ。
今季限りで現役引退するアニキ・金本知憲外野手(44)は、 2試合続けて次打者席に控えているところで味方の 9回の攻撃が終わり、出番に恵まれなかった。
藤川球児投手(31)が 2点リードの 9回に登板し、 1回をピシャリ。「24セーブ目」を挙げた。
阪神桧山進次郎外野手(43)が、南信男球団社長(57)、中村勝広GM(63)、和田豊監督(50)ら球団首脳が都内の宿舎で拡大編成会議を行い、来季も残留する可能性が高まった。
マット・マートン外野手(30)、ランディ・メッセンジャー投手(31)、ジェイソン・スタンリッジ投手(33)の外国人 3選手と来季契約を更新する意向があることが14日、分かった。クレイグ・ブラゼル内野手(32)の来季契約については、現時点では未定。記事をまとめてみました。
東京ドームでの今季初勝利を挙げた。能見は7安打を許したが 8回無失点と好投し 9勝目。 9回は藤川が締めた。打線は 4回に鳥谷のソロで先制。 9回にアニヤン・新井のソロで加点した。巨人の引き分けを挟んでの連勝は 6で止まった。
巨人の本拠地、東京ドームで11試合目にしての今季初勝利。和田監督は「本当に遅ればせながらという言葉しかない」と、安堵の表情を見せた。立役者となった能見は、 3試合連続で 8回無失点の好投を披露し「勝てていないのは知ってた。勝てて良かった」と笑顔だった。
借金「19」で迎えた10度目の試合にまたも勝ち、2001年以来の借金「20」は食い止めた。
先発は巨人がホールトンで、阪神が能見。阪神は 3回に無死 1、 3塁の好機をつくったが無得点に終わった。
阪神は 4回、鳥谷の通算 100号となる 6号ソロで 1点を先制した。巨人は 4、 5、 6回と得点圏に走者を置いたが無得点。
阪神は東京ドームで今季初勝利。 8回無失点の能見は 9勝目をマーク。巨人は<巨人 0- 2阪神>完封負けで、連勝は「 6」で止まった。
巨人戦に先発した能見
阪神が巨人を<巨人 0- 2阪神>で下し、東京ドームで今季初勝利、昨シーズンから続いていた同ドームでの連敗を「10」で止めた。先発の能見が 8回を 7安打無失点と好投。 3試合連続で 8回無失点の快投で、今季「 9勝目」をマークした左腕は「東京ドームで勝っていないのは知っていた。何とか(東京のファンに)勝利を届けられてよかったです」と笑った。
8回無失点で「9勝目」の能見は藤井彰人とグータッチ
毎回のように走者を出したが粘りの投球で巨人打線に得点を許さない。 1点リードの 6回一死 2塁では村田、谷をそれぞれ直球で中飛に抑えた。「この球場は疲れる。(打球が)上がると、ちょっと怖い。藤井さんがいろいろ考えながら、やってくれている」。チームは今季、ここまで東京ドームで未勝利だった。屈辱的な連敗を止める働きを見せた。
能見と巨人の先発・ホールトンとの投手戦。均衡を破ったのは阪神だった。 4回、先頭の鳥谷が右翼へ 6号ソロ。通算 100号となる節目の一発が先制点となり「とにかく出塁することを意識していた。結果として本塁打になってくれて良かった」と喜んだ。
今季 9勝目を挙げヒーローインタビューを受ける能見
その裏、能見は一死から 1、 3のピンチを招いたものの、村田を捕邪飛、谷を空振り三振に仕留めて切り抜けると、首位を快走する巨人に得点を許さず「ピンチの時ほど強気に攻められたのがよかったと思います」と胸を張った。
9回には新井貴が左越えに 9号ソロで貴重な追加点。最後は守護神の藤川球が締めた。「本当に“遅ればせながら”という言葉しかない。こんな時期になってしまったが、やっと勝ててよかった」と和田監督。クライマックスシリーズ進出は絶望的な状況だが、ようやく意地を示した指揮官は「あしたも何とかもう1勝できるように一丸となって頑張りたい」と、16日の今季最後の“伝統の一戦”に目を向けていた。
4回先頭で、今季 6号を右翼席へ運んだ鳥谷。通算 100号のメモリアル弾だ
高く上がった打球を見上げながら、端正な顔が、笑顔になることはなかった。越えるか、届かないか。巨人ファンの陣取る右翼席前列に、入った。いつものように淡々とベースを 1周した。鳥谷のメモリアル弾で、やっと勝てた。
両チーム無得点のまま迎えた 4回、先頭の鳥谷は 4球目、高めに浮いた変化球を捉えると、鋭いライナーで打球は右翼席最前列に飛び込んだ。プロ通算 100号本塁打で先制し、「イニングの先頭打者だったのでとにかく出塁することを意識していました。それが結果としてホームランになってくれてよかったです」と振り返った。
今季、東京ドーム11戦目で、やっと飛び出したチーム初本塁打だった。
4回、先制ソロを放った鳥谷(左)を迎える和田監督
「イニングの先頭打者だったので、とにかく出塁することを意識していました。それが、たまたまね。結果としてホームランになってくれてよかったです」
6号先制ソロは通算 100号本塁打。 8月15日のDeNA戦(横浜)以来、27試合ぶり、 117打席ぶりの一発だった。プロ 9年目、1242試合目での大台到達となった。常々、自身の打撃スタイルを「ホームランバッターじゃない」という。試合後も「特に自分はホームランバッターじゃないので、本数でどうこうはないです」と、クールに振り返った。それでも、貴重な 1本。チームにとって、今季の東京ドーム11試合目にして出た初ホームランだった。
プロ 100号本塁打を放ちアニキ・金本らの出迎えを受ける鳥谷
レギュラーを張り続けるからこそ、ベストの尽くし方を知っている。体調を整えるため、甲子園の試合日では午前中からトレーニング。室内での打撃練習も欠かさない。地道な積み重ねでここまできた。
「ドームで勝っていなかったので、勝ちたい気持ちが強かった」
能見の好投をアシストし、勝利に導いた。16日は宿敵との今季最終戦。優勝間近のチームと、 5位のチームでは、伝統の一戦もかすむ。それでも、やすやすとマジックを減らすことは、させない。
阪神ファンの声援が一段と大きくなった。今季限りで現役引退するアニキ・金本は、 9回二死、打席は 8番・藤井彰人。ネクストバッターズサークルには、今季限りでの引退を表明したアニキ・金本が待つ。だが、アニキ・金本の雄姿を見たいというファンの願いが藤井彰人への声援となったが、 3ゴロに終わり、前日(14日)もネクストバッターズサークルで試合終了を迎えており、 2試合続けてネクストバッターズサークルに控えているところで味方の 9回の攻撃が終わり、出番に恵まれなかった。手袋を外しながらベンチに戻る背番号「6」の姿は寂しげだった。
前打者の藤井彰人(手前)が 3ゴロに倒れ試合終了。ベンチへ引き揚げるアニキ・金本(左)
ベンチから姿を現すと、スタンドからは大歓声が起き、衰えない人気を感じさせた。16日は今季最後の巨人戦。和田監督は「何とか打席に、それもいいところで立たせたいと思っていたんだけど…。あしたは何とか打席に立つチャンスをつくって、お客さんにお見せしたい」と話した。
今季最後の巨人戦となる16日、金本の出番はあるのだろうか?
9回に登板し、 3人で抑えた藤川球児
藤川球児が 2点リードの 9回に登板し、 1回をピシャリ。「24セーブ目」を挙げた。チーム今季11試合目での東京ドーム初勝利に、悲壮な決意でゲームに臨んでいたことを明かした。「伝統の巨人-阪神戦なんで、まずいなと思っていた。阪神の先輩方が築いてきたものを自分たちが汚してはいけない、と。とんでもない歴史のなかで、(敵地勝ちなしを)やってしまったら、『全員やめないといけないんじゃないか』と思うぐらいの気持ちでやっていた。あした(16日)も阪神のプライドをかけてやりたい」。伝統の一戦に最後まで全力を注ぐ。
桧山が、来季も残留する可能性が高まった。南信男球団社長、中村勝広GM、和田豊監督ら球団首脳が都内の宿舎で拡大編成会議を行い、来季構想を話し合った。最終的に残留が決まれば、タテジマ一筋の「代打の神様」が、自らが持つ球団記録を更新する在籍22年目のシーズンに入る。
「代打の神様」が来季も残留する可能性が高まった。南球団社長や中村GMら球団首脳が東京入り。和田監督を加えて、14日の巨人戦後に都内のチーム宿舎で拡大編成会議を行った。来季コーチ陣の組閣や戦力補強、整理選手など多くの課題を話し合った模様だ。その案件のひとつとして、43歳のベテラン・桧山の去就も議題に挙がった。
14日、逆転負けに厳しい顔で引き揚げる桧山
チームの建て直しが急務の阪神は、12日に金本が今季限りの現役引退を発表。チームのお手本とも言える精神的支柱を失うことになった。今季でタテジマひと筋21年目を迎えた桧山は、打率こそ 2割 4分 1厘ではあるが、持ち前の勝負強さは変わらない。 8月23日の中日戦(倉敷)では、勝利を決定づける2点タイムリーを放ち、代打通算98打点を記録。球団最多の八木(現育成チーフコーチ)に並んだ。球団の在籍年数も、21年目で遠井吾郎氏を抜く球団新記録を打ち立て、名実ともに「代打の神様」として、不動の地位を築いた。
今季は厳しいシーズンインになった。オフに左鎖骨を骨折するアクシデントに見舞われた。しかし驚異的な回復で開幕1軍に間に合わせた。 5月27日の西武戦(甲子園)に 5番右翼でスタメン出場を果たし、若手に負けない健在ぶりをアピールした。ファンの間でもチームで 1、 2位を争う人気を誇る。和田監督は「それは帰ってからのこと。現時点では何も…」とベテランの去就に関して多くを語らなかったが、来季も戦力になれると球団は検討した。
桧山自身も現役続行に強い意欲を燃やしている。最終的な交渉の場はオフになるが、来季の契約が正式に決定すれば、「代打桧山」のコールが球場に響く。自らが持つ球団記録を更新する阪神在籍22年目のシーズンを迎えることになる。
◆桧山進次郎(ひやま・しんじろう):1969年(昭44) 7月 1日、京都府生まれ。1991年ドラフト 4位で阪神入り。2006年から代打の切り札として活躍し、起用回数 695、本塁打14、安打 148、打点98の代打での球団記録を樹立。通算成績は1896試合に出場し、1253安打、 159本塁打、 694打点、打率 2割 6分 1厘。 177センチ、80キロ。右投げ左打ち。
マートン外野手、メッセンジャー投手、スタンリッジ投手の外国人 3選手と来季契約を更新する意向があることが14日、分かった。先発右腕の 2人は 1年間、先発ローテーションの軸として活躍。来季の戦力として計算している。マートンは暴言事件やコーチと衝突するなどトラブル続きで打撃も精彩を欠いていた。しかし 2年連続最多安打の実績があり、再生は可能と判断。今季限りで現役を引退する金本に代わる左翼のポジションを任せることになる。
2年契約の 2年目は球団側に選択権があるが、契約更新の方向になる。ブラゼル内野手の来季契約については、現時点では未定。残留か戦力外か慎重に議論していく構えだ。
今回の試合の殊勲賞は能見だろう。今まで巨人相手にここまで踏ん張った事が有っただろうか?それを、今回はここまで踏ん張ったと言う事で殊勲賞だとお思う。
残念なのは、アニキ・金本だ。前日,今回と 2試合連続でネクストバッターズサークルで打順を待たされながらも、前の打者が凡退して試合終了。これじゃあ、浮かばれないだろう。どうせ出すなら、 8回から代打に出せば良い。それができていないから目の前でゲームセットとなっている。アニキ・金本の東京Dでの最終試合となる試合には、絶対に打順が回るところで代打に出すべきだ。そうしなければ、折角最後の勇士を見に行っているファンに失礼だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
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番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
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放送の有る日は、18時少し前と19時,20時の時報の後にクイズが有ります。これに正解し、抽選で当たるとG戦の招待券が当たります!
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両チーム無得点のまま迎えた 4回、先頭の鳥谷敬内野手(31)は 4球目、高めに浮いた変化球を捉えると、プロ通算 100号本塁打で先制。鋭いライナーで打球は右翼席最前列に飛び込んだ。
今季限りで現役引退するアニキ・金本知憲外野手(44)は、 2試合続けて次打者席に控えているところで味方の 9回の攻撃が終わり、出番に恵まれなかった。
藤川球児投手(31)が 2点リードの 9回に登板し、 1回をピシャリ。「24セーブ目」を挙げた。
阪神桧山進次郎外野手(43)が、南信男球団社長(57)、中村勝広GM(63)、和田豊監督(50)ら球団首脳が都内の宿舎で拡大編成会議を行い、来季も残留する可能性が高まった。
マット・マートン外野手(30)、ランディ・メッセンジャー投手(31)、ジェイソン・スタンリッジ投手(33)の外国人 3選手と来季契約を更新する意向があることが14日、分かった。クレイグ・ブラゼル内野手(32)の来季契約については、現時点では未定。記事をまとめてみました。
東京ドームでの今季初勝利を挙げた。能見は7安打を許したが 8回無失点と好投し 9勝目。 9回は藤川が締めた。打線は 4回に鳥谷のソロで先制。 9回にアニヤン・新井のソロで加点した。巨人の引き分けを挟んでの連勝は 6で止まった。
巨人の本拠地、東京ドームで11試合目にしての今季初勝利。和田監督は「本当に遅ればせながらという言葉しかない」と、安堵の表情を見せた。立役者となった能見は、 3試合連続で 8回無失点の好投を披露し「勝てていないのは知ってた。勝てて良かった」と笑顔だった。
借金「19」で迎えた10度目の試合にまたも勝ち、2001年以来の借金「20」は食い止めた。
先発は巨人がホールトンで、阪神が能見。阪神は 3回に無死 1、 3塁の好機をつくったが無得点に終わった。
阪神は 4回、鳥谷の通算 100号となる 6号ソロで 1点を先制した。巨人は 4、 5、 6回と得点圏に走者を置いたが無得点。
阪神は東京ドームで今季初勝利。 8回無失点の能見は 9勝目をマーク。巨人は<巨人 0- 2阪神>完封負けで、連勝は「 6」で止まった。
巨人戦に先発した能見
阪神が巨人を<巨人 0- 2阪神>で下し、東京ドームで今季初勝利、昨シーズンから続いていた同ドームでの連敗を「10」で止めた。先発の能見が 8回を 7安打無失点と好投。 3試合連続で 8回無失点の快投で、今季「 9勝目」をマークした左腕は「東京ドームで勝っていないのは知っていた。何とか(東京のファンに)勝利を届けられてよかったです」と笑った。
8回無失点で「9勝目」の能見は藤井彰人とグータッチ
毎回のように走者を出したが粘りの投球で巨人打線に得点を許さない。 1点リードの 6回一死 2塁では村田、谷をそれぞれ直球で中飛に抑えた。「この球場は疲れる。(打球が)上がると、ちょっと怖い。藤井さんがいろいろ考えながら、やってくれている」。チームは今季、ここまで東京ドームで未勝利だった。屈辱的な連敗を止める働きを見せた。
能見と巨人の先発・ホールトンとの投手戦。均衡を破ったのは阪神だった。 4回、先頭の鳥谷が右翼へ 6号ソロ。通算 100号となる節目の一発が先制点となり「とにかく出塁することを意識していた。結果として本塁打になってくれて良かった」と喜んだ。
今季 9勝目を挙げヒーローインタビューを受ける能見
その裏、能見は一死から 1、 3のピンチを招いたものの、村田を捕邪飛、谷を空振り三振に仕留めて切り抜けると、首位を快走する巨人に得点を許さず「ピンチの時ほど強気に攻められたのがよかったと思います」と胸を張った。
9回には新井貴が左越えに 9号ソロで貴重な追加点。最後は守護神の藤川球が締めた。「本当に“遅ればせながら”という言葉しかない。こんな時期になってしまったが、やっと勝ててよかった」と和田監督。クライマックスシリーズ進出は絶望的な状況だが、ようやく意地を示した指揮官は「あしたも何とかもう1勝できるように一丸となって頑張りたい」と、16日の今季最後の“伝統の一戦”に目を向けていた。
4回先頭で、今季 6号を右翼席へ運んだ鳥谷。通算 100号のメモリアル弾だ
高く上がった打球を見上げながら、端正な顔が、笑顔になることはなかった。越えるか、届かないか。巨人ファンの陣取る右翼席前列に、入った。いつものように淡々とベースを 1周した。鳥谷のメモリアル弾で、やっと勝てた。
両チーム無得点のまま迎えた 4回、先頭の鳥谷は 4球目、高めに浮いた変化球を捉えると、鋭いライナーで打球は右翼席最前列に飛び込んだ。プロ通算 100号本塁打で先制し、「イニングの先頭打者だったのでとにかく出塁することを意識していました。それが結果としてホームランになってくれてよかったです」と振り返った。
今季、東京ドーム11戦目で、やっと飛び出したチーム初本塁打だった。
4回、先制ソロを放った鳥谷(左)を迎える和田監督
「イニングの先頭打者だったので、とにかく出塁することを意識していました。それが、たまたまね。結果としてホームランになってくれてよかったです」
6号先制ソロは通算 100号本塁打。 8月15日のDeNA戦(横浜)以来、27試合ぶり、 117打席ぶりの一発だった。プロ 9年目、1242試合目での大台到達となった。常々、自身の打撃スタイルを「ホームランバッターじゃない」という。試合後も「特に自分はホームランバッターじゃないので、本数でどうこうはないです」と、クールに振り返った。それでも、貴重な 1本。チームにとって、今季の東京ドーム11試合目にして出た初ホームランだった。
プロ 100号本塁打を放ちアニキ・金本らの出迎えを受ける鳥谷
レギュラーを張り続けるからこそ、ベストの尽くし方を知っている。体調を整えるため、甲子園の試合日では午前中からトレーニング。室内での打撃練習も欠かさない。地道な積み重ねでここまできた。
「ドームで勝っていなかったので、勝ちたい気持ちが強かった」
能見の好投をアシストし、勝利に導いた。16日は宿敵との今季最終戦。優勝間近のチームと、 5位のチームでは、伝統の一戦もかすむ。それでも、やすやすとマジックを減らすことは、させない。
阪神ファンの声援が一段と大きくなった。今季限りで現役引退するアニキ・金本は、 9回二死、打席は 8番・藤井彰人。ネクストバッターズサークルには、今季限りでの引退を表明したアニキ・金本が待つ。だが、アニキ・金本の雄姿を見たいというファンの願いが藤井彰人への声援となったが、 3ゴロに終わり、前日(14日)もネクストバッターズサークルで試合終了を迎えており、 2試合続けてネクストバッターズサークルに控えているところで味方の 9回の攻撃が終わり、出番に恵まれなかった。手袋を外しながらベンチに戻る背番号「6」の姿は寂しげだった。
前打者の藤井彰人(手前)が 3ゴロに倒れ試合終了。ベンチへ引き揚げるアニキ・金本(左)
ベンチから姿を現すと、スタンドからは大歓声が起き、衰えない人気を感じさせた。16日は今季最後の巨人戦。和田監督は「何とか打席に、それもいいところで立たせたいと思っていたんだけど…。あしたは何とか打席に立つチャンスをつくって、お客さんにお見せしたい」と話した。
今季最後の巨人戦となる16日、金本の出番はあるのだろうか?
9回に登板し、 3人で抑えた藤川球児
藤川球児が 2点リードの 9回に登板し、 1回をピシャリ。「24セーブ目」を挙げた。チーム今季11試合目での東京ドーム初勝利に、悲壮な決意でゲームに臨んでいたことを明かした。「伝統の巨人-阪神戦なんで、まずいなと思っていた。阪神の先輩方が築いてきたものを自分たちが汚してはいけない、と。とんでもない歴史のなかで、(敵地勝ちなしを)やってしまったら、『全員やめないといけないんじゃないか』と思うぐらいの気持ちでやっていた。あした(16日)も阪神のプライドをかけてやりたい」。伝統の一戦に最後まで全力を注ぐ。
桧山が、来季も残留する可能性が高まった。南信男球団社長、中村勝広GM、和田豊監督ら球団首脳が都内の宿舎で拡大編成会議を行い、来季構想を話し合った。最終的に残留が決まれば、タテジマ一筋の「代打の神様」が、自らが持つ球団記録を更新する在籍22年目のシーズンに入る。
「代打の神様」が来季も残留する可能性が高まった。南球団社長や中村GMら球団首脳が東京入り。和田監督を加えて、14日の巨人戦後に都内のチーム宿舎で拡大編成会議を行った。来季コーチ陣の組閣や戦力補強、整理選手など多くの課題を話し合った模様だ。その案件のひとつとして、43歳のベテラン・桧山の去就も議題に挙がった。
14日、逆転負けに厳しい顔で引き揚げる桧山
チームの建て直しが急務の阪神は、12日に金本が今季限りの現役引退を発表。チームのお手本とも言える精神的支柱を失うことになった。今季でタテジマひと筋21年目を迎えた桧山は、打率こそ 2割 4分 1厘ではあるが、持ち前の勝負強さは変わらない。 8月23日の中日戦(倉敷)では、勝利を決定づける2点タイムリーを放ち、代打通算98打点を記録。球団最多の八木(現育成チーフコーチ)に並んだ。球団の在籍年数も、21年目で遠井吾郎氏を抜く球団新記録を打ち立て、名実ともに「代打の神様」として、不動の地位を築いた。
今季は厳しいシーズンインになった。オフに左鎖骨を骨折するアクシデントに見舞われた。しかし驚異的な回復で開幕1軍に間に合わせた。 5月27日の西武戦(甲子園)に 5番右翼でスタメン出場を果たし、若手に負けない健在ぶりをアピールした。ファンの間でもチームで 1、 2位を争う人気を誇る。和田監督は「それは帰ってからのこと。現時点では何も…」とベテランの去就に関して多くを語らなかったが、来季も戦力になれると球団は検討した。
桧山自身も現役続行に強い意欲を燃やしている。最終的な交渉の場はオフになるが、来季の契約が正式に決定すれば、「代打桧山」のコールが球場に響く。自らが持つ球団記録を更新する阪神在籍22年目のシーズンを迎えることになる。
◆桧山進次郎(ひやま・しんじろう):1969年(昭44) 7月 1日、京都府生まれ。1991年ドラフト 4位で阪神入り。2006年から代打の切り札として活躍し、起用回数 695、本塁打14、安打 148、打点98の代打での球団記録を樹立。通算成績は1896試合に出場し、1253安打、 159本塁打、 694打点、打率 2割 6分 1厘。 177センチ、80キロ。右投げ左打ち。
マートン外野手、メッセンジャー投手、スタンリッジ投手の外国人 3選手と来季契約を更新する意向があることが14日、分かった。先発右腕の 2人は 1年間、先発ローテーションの軸として活躍。来季の戦力として計算している。マートンは暴言事件やコーチと衝突するなどトラブル続きで打撃も精彩を欠いていた。しかし 2年連続最多安打の実績があり、再生は可能と判断。今季限りで現役を引退する金本に代わる左翼のポジションを任せることになる。
2年契約の 2年目は球団側に選択権があるが、契約更新の方向になる。ブラゼル内野手の来季契約については、現時点では未定。残留か戦力外か慎重に議論していく構えだ。
今回の試合の殊勲賞は能見だろう。今まで巨人相手にここまで踏ん張った事が有っただろうか?それを、今回はここまで踏ん張ったと言う事で殊勲賞だとお思う。
残念なのは、アニキ・金本だ。前日,今回と 2試合連続でネクストバッターズサークルで打順を待たされながらも、前の打者が凡退して試合終了。これじゃあ、浮かばれないだろう。どうせ出すなら、 8回から代打に出せば良い。それができていないから目の前でゲームセットとなっている。アニキ・金本の東京Dでの最終試合となる試合には、絶対に打順が回るところで代打に出すべきだ。そうしなければ、折角最後の勇士を見に行っているファンに失礼だ!
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