●東京都は 8日、「新型コロナウイルス」の感染者が新たに39人確認されたと発表した。都内の感染者は累計で4810人になった。 1日当たりの感染者数は、 6日連続で 100人を下回った。また11人の死亡も判明し、累計の死者数は 171人になった。 都によると、新たな感染者に重症者はおらず、経路が不明なのは16人。感染者数は17日には 201人に達した。
●東京都の小池百合子知事(67)は 8日の会見で、「新型コロナウイルス特措法」に基づく、「外出自粛」や「休業要請の解除」などの「出口戦略」表明に慎重な構えを示した。「出口戦略」に積極的に言及する大阪府の吉村洋文知事(44)とは対照的に、「ロードマップ」を示すと表明したが、時期は明示しなかった。一方、吉村氏は、大阪独自の「出口戦略大阪モデル」を府民に浸透させるため、大阪のシンボル・通天閣とのコラボレーションなどを通じ、「見える化」を強化する考えを示した。積極的に「出口戦略」のあり方を発信する大阪府の吉村洋文知事とは、一線を画した。小池氏はまた、「コロナ禍」で学費や生活費に不安が増している大学生に、都として 1日当たり計約 190人のアルバイトの機会を用意すると表明。都内では 7日に24のパチンコ店が営業再開したが、都の要請で、 5店が休業に応じた。残りについては 9日も確認し、休業要請や店名の公表も検討する。また都は、「新型コロナウイルス」の「PCR検査」実施件数に陽性者が占める割合を計算した「陽性率」の公表を始めた。最大は 4月11、14日の31.6%。最新の今月 7日は 7.5%だった。
●大阪府の吉村洋文知事が 8日、西村康稔経済再生担当相(57)のバトルについて終戦宣言した。府庁で記者団の質問の応じた。「新型コロナウイルス対策」の「出口戦略」をめぐり、吉村知事が 5日、解除の独自基準「大阪モデル」を公表した際、「出口戦略」を国が示さないと非難。両者の歩み寄りでバトルはスピード決着した。一連の経緯についてきっぱり話した。両者の歩み寄りでバトルはスピード決着した。大阪府は 8日、「新型コロナウイルス対策」で実施している「外出自粛要請」や「休業要請の解除」に向け、独自基準(大阪モデル)に基づく現状評価の公表を始めた。信号機に見立てた「緑、黄、赤」の 3色で、初日は目標達成の「黄」でスタート。14日まで 1週間連続で達成すれば「緑」に変わり、段階的に解除する予定だ。府は公式ホームページで信号の色を表示。三つの基準のうち一つでも達成できなければ赤、全て達成すれば黄、黄が 1週間以上続けば緑になる。早ければ16日にも一部の「休業要請」が解除される可能性がある。 8日に発表した感染者のうち 1人は 4月13日の検査で「陽性」が判明したが、保健所の報告漏れで集計が遅れた。感染疑いの人の「PCR検査」は 460件実施され、陽性となった人の割合は 2.2%。経路不明は 4人だった。
記事をまとめてみました。
東京都は 8日、「新型コロナウイルス」の感染者が新たに39人確認されたと発表した。都内の感染者は累計で4810人になった。 1日当たりの感染者数は今月 3日以降、 6日連続で 100人を下回った。また11人の死亡も判明し、累計の死者数は 171人になった。 都によると、新たな感染者に重症者はおらず、経路が不明なのは16人。
都内の感染者数は 4月 4日に初の 3桁となる 116人に上り、17日にはピークとなる 201人に達した。その後は日によってばらつきはあるが、減少する傾向が見えている。
東京都の小池百合子知事は 8日の会見で、「新型コロナウイルス特措法」に基づく、「外出自粛」や「休業要請の解除」などの「「出口戦略」」表明に慎重な構えを示した。
「出口戦略」に積極的に言及する大阪府の吉村洋文知事とは対照的に、「ロードマップ」を示すと表明したが、時期は明示しなかった。一方、吉村氏は、大阪独自の「出口戦略大阪モデル」を府民に浸透させるため、大阪のシンボル・通天閣とのコラボレーションなどを通じ、「見える化」を強化する考えを示した。
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小池百合子知事は 8日の会見で、いわゆる「出口戦略」について、今後段階的なロードマップを示す考えを示したものの、提示の時期は明言しなかった。
東京都庁で会見を行った東京都小池百合子知事=東京新宿・都庁
「出口、出口と言うと、全てクリアされたような雰囲気が漂う。『出口戦略』という言葉そのものは、私はあまり使わない」と警戒。その上で「この先いくつかのフェーズ(段階)がある。それについてのロードマップは示していきたい」「今、どのくらいか、あとどのくらい頑張ればいいか、全体像が分かるものを紹介していきたい」と説明。積極的に「出口戦略」のあり方を発信する大阪府の吉村洋文知事とは、一線を画した。
小池氏はまた、「コロナ禍」で学費や生活費に不安が増している大学生に、都として 1日当たり計約 190人のアルバイトの機会を用意すると表明。内容は、休業などへの協力金支給業務の一部で50人、都立高校の補助事務で 100人、児童養護施設・児童相談所・保健所の業務で約40人という。都内では 7日に24のパチンコ店が営業再開したが、都の要請で、 5店が休業に応じた。残りについては 9日も確認し、休業要請や店名の公表も検討する。
また都は、「新型コロナウイルス」の「PCR検査」実施件数に陽性者が占める割合を計算した「陽性率」の公表を始めた。最大は 4月11、14日の31.6%。最新の今月 7日は 7.5%だった。
大阪府の吉村洋文知事が 8日、西村康稔経済再生担当相のバトルについて「わだかまりは全然ないです」と終戦宣言した。府庁で記者団の質問の応じた。
「新型コロナウイルス対策」の「出口戦略」をめぐり、吉村知事が 5日、解除の独自基準「大阪モデル」を公表した際、「出口戦略」を国が示さないと非難。これに対し、西村氏は「仕組みを勘違いしており、強い違和感を感じる」と不快感を示し、バトルが発生。 6日夜、吉村知事が自身のツイッターで西村氏に謝罪した。
その後、吉村知事の携帯電話に西村氏から着信があったという。吉村知事は「僕自身はこういう風に考えてますと。国と自治体は協力してやっていきましょうという話をしました」と明かした。西村氏も「言葉のあやがあったが、ぜひそうやっていきましょう」と話したという。
両者の歩み寄りでバトルはスピード決着した。一連の経緯についての「わだかまりは? 全然ないです」ときっぱり話した。両者の歩み寄りでバトルはスピード決着。7日夜に西村氏が「むしろ、絆が深まった」とツイートしたことに対し、吉村知事は「僕も同じです」と話した。
大阪府の吉村洋文知事=府庁 (2020年 4月30日撮影)
大阪府は 8日、「新型コロナウイルス対策」で実施している「外出自粛要請」や「休業要請の解除」に向け、独自基準(大阪モデル)に基づく現状評価の公表を始めた。信号機に見立てた「緑、黄、赤」の 3色で、初日は目標達成の「黄」でスタート。14日まで 1週間連続で達成すれば「緑」に変わり、段階的に解除する予定だ。
大阪モデルは(1(感染経路不明者が10人未満(2)「PCR検査」で「陽性」になった人の割合が 7%未満(3)重症患者用の病床使用率が60%未満-の三つの基準で構成。(1)と(2)は直近 7日間の平均値で判断する。 8日は新たに男女10人の感染が確認され、(1)3.71人(2) 2.7%(3)30.9%と、いずれも基準を満たす結果になった。
府は公式ホームページで信号の色を表示。三つの基準のうち一つでも達成できなければ赤、全て達成すれば黄、黄が 1週間以上続けば緑になる。
吉村洋文知事は記者団に、14日までこの状況が続けば「15日に『対策本部会議』を開いて(解除の)判断をする」と話した。早ければ16日にも一部の「休業要請」が解除される可能性がある。
8日に発表した感染者のうち 1人は 4月13日の検査で「陽性」が判明したが、保健所の報告漏れで集計が遅れた。感染疑いの人の「PCR検査」は 460件実施され、陽性となった人の割合は 2.2%。経路不明は 4人だった。