糸原と木浪がインスタライブで赤裸々な３０分！サンズ母の日に誓う！プロ野球、６月上旬に実戦再開へ！

●阪神の糸原健斗内野手(27)と木浪聖也内野手(25)が 9日、球団の公式インスタグラムにてライブ配信を行った。甲子園の室内練習場で、野球の話からプライベートの話まで赤裸々に約30分配信。事前に募集したファンからの質問に 2人が答える形で行われ、｢好きな女性の髪形は｣という質問に対して、糸原が｢ベリーショート｣と答えると木浪は｢絶対ロング｣と対照的な好みとなった。最後はサプライズで選手会長の梅野隆太郎捕手(28)も登場するなど、視聴者を盛り上げた。

●坂本誠志郎捕手(26)は母の日に合わせて花を贈ったという。甲子園での自主練習後にオンライン取材に対応。感謝を込めていた。この日の練習ではマウンドで投球する岩貞の捕手役を務め前向きに話した。｢緊急事態宣言｣が延長されたことにも全てを前向きにとらえ、レベルアップの時間につなげている。

●岩貞祐太投手(28)が 9日、自主練習再開後初めて、甲子園のマウンドでピッチングを行った。坂本を相手に変化球も交えて33球を投げた。途中からは福留孝介外野手(43)が打席に入って目慣らしもしたようで気合を込めた。

● 5月10日の｢母の日｣に、青柳晃洋投手(26)が母への感謝を明かした。母利香さん(55)は女手一つで 2人の子どもを育て、進路に迷う青柳の背中を押してくれた。母への思いとともに、18年シーズン後に結婚した夫人への感謝の気持ちも。｢コロナ禍｣が明けてプロ野球が開幕したらマウンドで奮闘し、支えてくれる家族に恩返しを届ける。普段から連絡を取り合うほど仲のいい母へ、感謝は尽きない。18年シーズン後に結婚した夫人にも。食事面はもちろん、メンタル面での支えも大きい。試合に勝っても負けても、家に帰れば明るく接してくれる。 1人暮らしの時にはなかった心の支えに、感謝は尽きない。登板試合に家族を招待したい。勝利で恩返しできれば最高だ。その日を信じて、今は自主練習で黙々と汗を流す。

●阪神｢ドラフト２位｣の井上広大外野手(18＝履正社高校)が 9日、鳴尾浜での自主練習後、広報を通じて研究漬けの毎日を明かした。 3度の｢３冠王｣落合博満氏(66)の打撃を参考にするなど、チームの活動停止期間から加速させた動画研究を継続中。現在は｢侍ジャパン４番｣の広島鈴木誠也外野手(25)、｢２年連続本塁打王｣の西武山川穂高内野手(28)、｢２年連続３０本塁打｣の巨人岡本和真内野手(23)ら、国内屈指の長距離砲の足腰に着目。踏ん張りの効いたフォームへの進化を目指す。井上の自由研究には続きがあった。今回のテーマは｢下半身｣。材料となる動画をかき集め、イメージするのはどっしりと粘り強い足腰だ。狙いも明確。グラウンドで優秀な成果を発表するべく、コツコツ研究を進めている。チームは 3選手が｢新型コロナウイルス｣に感染したこともあり、 3月27日から 4月14日まで活動を停止した。井上はその間、動画研究を加速させていた。｢コロナ禍｣で自主練習が続く毎日。未来の大砲は 1分 1秒を大切に使っている。

●阪神のジェリー・サンズ外野手(32＝前韓国キウム)が 9日、甲子園で自主練習を行い、オンライン会見で、先に開幕を迎えた韓国プロ野球の話題にも触れた。昨季は韓国で｢打点王｣に輝いた。古巣の明るいニュースも力に変え、打撃練習やウエートトレーニングに励んだ。自宅では、子どもたちが初めてグラブを手に入れたようで笑顔で明かした。家では、初めてグラブをプレゼントした息子 2人とのキャッチボールがリフレッシュになっている。この日は打撃練習や守備練習で約 3時間汗を流した。

●阪神で10～15年まで 6年間プレーし、現在米カブスで競技運営部門補佐を務めているマット・マートン氏(38)が 9日、全国のプロ野球ファンへ向けてのメッセージ動画を配信した。趣旨を説明し、自身のツイッターで動画を投稿。｢全国のプロ野球ファンのみなさまへ｣と題し、ＮＰＢの選手会会長の炭谷銀仁朗捕手(巨人＝32)から始まり巨人坂本勇人内野手(31)、オリックス吉田正尚外野手(26)、阪神藤川球児投手(39)など36人の選手が登場。 2分20秒の動画で｢コロナ禍｣に苦しむ日本へエールの言葉を並べた。途中にはマット・マートン外野手(38)、クレイグ・ブラゼル内野手(39)ら元阪神の助っ人のほかスティーブン・マッツ投手(メッツ)やチェイス・ヘッドリー内野手(ヤンキース＝36)らも登場する。動画の最後にはソフトバンク柳田悠岐外野手(31)が合図を送り、全員でガッツポーズを掲げて締めた。

●プロ野球が最短で 6月上旬の練習試合開始に向けて、準備を進めていくことが 9日、分かった。あす11日の｢１２球団代表者会議｣で開幕に向けた協議を重ねる。プロ野球は11日に感染症の専門家を交えた対策連絡会議も開く。｢新型コロナ｣の状況が改善した場合は、専門家のアドバイスを取り入れながら、最短で 6月19日の開幕を視野に 5月中に各球団が全体練習を再開、 6月上旬の練習試合を検討していくことになりそうだ。あくまでも状況が改善した場合となるが、プロ野球はシーズン開幕に向けて動き出す。

記事をまとめてみました。

　阪神の糸原健斗内野手と木浪聖也内野手が 9日、球団の公式インスタグラムにてライブ配信を行った。

　事前に募集したファンからの質問に 2人が答える形で行われ、｢好きな女性の髪形は｣という質問に対して、糸原が｢ベリーショート｣と答えると木浪は｢絶対ロング｣と対照的な好みとなった。

　また、｢緊張はしますか｣と聞かれると糸原は｢今でも緊張する、毎試合。試合前は今でも吐きそうなくらい緊張する｣と明かした。

　インスタライブを配信する木浪聖也内野手(上)と糸原健斗内野手＝阪神甲子園球場

　糸原健斗内野手と木浪聖也内野手が 9日、球団公式インスタグラムのライブ配信で、事前にファンから募集した質問に答えるファンサービスを行った。

　甲子園の室内練習場で、野球の話からプライベートの話まで赤裸々に約30分配信。 4月26日に43歳の誕生日を迎えた福留孝介に、｢バースデーサプライズを提案したのは誰ですか？｣という旨の質問には｢みんなだよね。誠志郎(坂本)がケーキ作ろうかって言って、そこから。球団にクラッカーあったからそれを鳴らして｣と糸原が回答。続けて｢でも事件が起きて。孝介さんが来ないっていう。休みと勘違いして、すごい事件になったよね。あれは孝介さんじゃなかったら…｣と口ごもると、木浪が｢(孝介さんじゃなかったら)やめてましたね(笑)｣と、裏話も明かした。

　インスタライブを配信する木浪聖也内野手(上)と糸原健斗内野手＝阪神甲子園球場

　｢阪神の選手なら誰と付き合いたいですか？｣の質問には、糸原は｢岩崎さん。昭和な感じがする。 100歩くらい引いて見守ってくれそう｣。木浪は｢中谷さん。かっこいいし、スタイルもいい｣と回答。糸原は｢中谷と結婚は無理だわ。付き合うならいいよ(笑)｣と笑いを誘った。最後はサプライズで選手会長の梅野も登場するなど、視聴者を盛り上げた。

　坂本誠志郎捕手は母の日に合わせて花を贈ったという。甲子園での自主練習後にオンライン取材に対応。

　｢(毎年母の日は)連絡するのと、使えそうな物をあげたり、お花を送ったりとかですかね。派手なこととかはできないですけど、少しでも感謝の気持ちというか、伝わるようにしています｣と感謝を込めていた。

　オンライン取材を受ける坂本誠志郎捕手＝阪神甲子園球場

　坂本誠志郎捕手が 9日、甲子園での自主練習に参加し、終了後にオンライン取材に応じた。

　この日の練習ではマウンドで投球する岩貞の捕手役を務め｢いろいろ変化球も、言い合いながらやったり、自分の思ったことも伝えたり、福留(孝介)さんも打席立ってボール見てもらったりして、いろいろ感じたこととかもおっしゃってましたし。そうやってみんなで個人のレベルを上げて、それがチームの力になるように、やっていけてるんじゃないかなと思います｣と前向きに話した。

　自主練習を行う坂本誠志郎捕手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)

　｢おうち時間｣も料理をするなど、充実させている様子。｢もともと料理するのが好きなので｣と現在はほぼ毎日キッチンに立ち、夫人の手伝いをしているという。チームメートの糸原からはお古の自転車を譲り受け｢ちょっと買い物行くとか、そういうのでも僕が自転車乗って行ったり｣と家事を手伝いながら運動している様子だ。

　｢緊急事態宣言｣が延長されたことにも｢出来ないことが多いって言われますけど、出来ないことよりも出来ることを探して、探してみたら結構いっぱいあるんで、前向きにとらえるように、なんとかいい準備が出来たらいいなと思って毎日やってます｣。全てを前向きにとらえ、レベルアップの時間につなげている。

　甲子園のマウンドで投球練習を行う岩貞祐太投手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)

　岩貞祐太投手が 9日、自主練習再開後初めて、甲子園のマウンドでピッチングを行った。坂本を相手に変化球も交えて33球を投げた。

　球団広報を通じて｢実際に甲子園のマウンドから投球できて、福留さんも途中から打席に立っていただきましたし、いい時間になりました。開幕した時にベストの投球ができるように、しっかり準備していきたいと思います｣と話していた。

　甲子園のマウンドで投球練習を行う岩貞祐太投手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)

　岩貞祐太投手が 9日、自主練習が始まってから初めて甲子園のマウンドに立ち、投球練習を行った。坂本に約33球を投げ｢室内のブルペンとは気持ちの面がやはり違いますし、自然と、早くこのマウンドで投げたいという気持ちがわいてきました｣と広報を通じてコメント。途中からは福留が打席に入って目慣らしもしたようで｢開幕したときにベストの投球ができるように、しっかり準備していきたいと思います｣と気合を込めた。

　岩貞祐太投手の球を受ける坂本誠志郎捕手（左）と打席に入る福留孝介外野手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)

　お母さん、ありがとう！　 5月10日の｢母の日｣に、青柳晃洋投手が母への感謝を明かした。

　母利香さんは女手一つで 2人の子どもを育て、進路に迷う青柳の背中を押してくれた。母への思いとともに、18年シーズン後に結婚した夫人への感謝の気持ちも。｢コロナ禍｣が明けてプロ野球が開幕したらマウンドで奮闘し、支えてくれる家族に恩返しを届ける。

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　甲子園でキャッチボールを行う青柳晃洋投手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)

　｢ありがとう｣を伝えたい。まずは、母利香さんへ。｢働いてる母親のイメージが一番強いですね｣。利香さんはヤクルトレディとして働き、女手一つで2人の子どもを育て上げた。進路に迷う息子の背中を押したのも利香さん。プロを目指すか、社会人野球に進むか…。悩む青柳に｢挑戦できるんだったらした方がいい｣と助言してくれた。｢そういう面では尊敬もしますし、いつも感謝してます｣。普段から連絡を取り合うほど仲のいい母へ、感謝は尽きない。

　｢ありがとう｣は18年シーズン後に結婚した夫人にも。食事面はもちろん、メンタル面での支えも大きい。｢ 1人でいたくない時に一緒にいてくれるんで、ありがたかったと思います｣。試合に勝っても負けても、家に帰れば明るく接してくれる。 1人暮らしの時にはなかった心の支えに、感謝は尽きない。

　笑顔で自主練習を行う青柳晃洋投手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)

　大学時代の母の日には利香さんにカーネーションを贈り、プロ入り後もプレゼントを渡してきた。結婚後は夫人の母にもプレゼントを贈る。｢実家に帰った時に、もう何十年あるのかなというぐらいドライヤー使ってたんで。ちょっといいものを、毎日使えるものをあげます｣。今年、利香さんへのプレゼントはドライヤーを選び、夫人の母には髪用のストレートアイロンを贈ることに決めた。プレゼントはいらないと言った夫人には、ケーキを買いに行く。

　｢新型コロナウイルス感染拡大｣の影響でいまだプロ野球は開幕せず、今年は母の日に試合ができなかった。｢母の日だけじゃなく、僕は全試合勝ちたいと思ってるんで。でも(来年の)母の日は、ホーム開催であれ、どこで開催であれ、母親を呼んであげたいなっていうのはありますね｣。登板試合に家族を招待したい。勝利で恩返しできれば最高だ。その日を信じて、今は自主練習で黙々と汗を流す。

　阪神｢ドラフト２位｣の井上広大外野手(履正社)が 9日、鳴尾浜での自主練習後、広報を通じて研究漬けの毎日を明かした。

　 3度の｢３冠王｣落合博満氏の打撃を参考にするなど、チームの活動停止期間から加速させた動画研究を継続中。現在は｢侍ジャパン４番｣の広島鈴木誠也外野手、｢２年連続本塁打王｣の西武山川穂高内野手、｢２年連続３０本塁打｣の巨人岡本和真内野手ら、国内屈指の長距離砲の足腰に着目。踏ん張りの効いたフォームへの進化を目指す。

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　井上の自由研究には続きがあった。今回のテーマは｢下半身｣。材料となる動画をかき集め、イメージするのはどっしりと粘り強い足腰だ。

　｢鈴木誠也さんや岡本和真さん、山川穂高さんの下半身の使い方や踏ん張り方などを見ています｣

　鳴尾浜球場でフリー打撃に励む井上広大外野手＝阪神鳴尾浜球場 (阪神タイガース球団提供)

　狙いも明確。グラウンドで優秀な成果を発表するべく、コツコツ研究を進めている。

　チームは 3選手が｢新型コロナウイルス｣に感染したこともあり、 3月27日から 4月14日まで活動を停止した。井上はその間、動画研究を加速させていた。

　 3度の｢３冠王｣を誇る落合氏の打撃論や、楽天浅村の体幹について勉強。｢飛ばそうと思うとスイングが大きくなる。バットを(トップから)落とすことだけを考えています｣。冷静に自身の打撃フォームを分析し続ける中で、また新たな研究テーマが見つかった。

　｢バッティングで下半身が使えていない｣－。

　下半身の重心移動を意識づけようと、すぐさま内野ノックの量を増加。それだけで満足せず、今度は日本屈指のスラッガーたちの足腰にも注目したというわけだ。

　もちろん、鍛える部位は下半身だけにとどまらない。履正社高校時代から取り入れているという、生き物の動きをまねするクリーチャー・トレーニングでも全身をいじめている。

　向上心の塊。目先の楽しみも「研究」だという。

　鳴尾浜球場で自主トレに励む井上広大外野手＝阪神鳴尾浜球場 (阪神タイガース球団提供)

　｢(ソフトバンク)内川さんの『バッティングバイブル』という本を購入したので、手元に届けばそれを早く読みたいです｣　｢コロナ禍｣で自主練習が続く毎日。未来の大砲は 1分 1秒を大切に使っている。

◆プロ入り後の井上

　 2軍安芸キャンプでのプロ初実戦、 2月15日の練習試合・四国銀行戦の初打席で本塁打デビュー。同23日の練習試合・西武戦でもアーチを描き、破壊力を見せつけた。 3月 6日の教育リーグ中日戦では、高卒ルーキーながら初の｢４番｣を務めた。甲子園での 1軍オープン戦にも 2試合参戦。 7日の日本ハム戦は無安打も、 8日の巨人戦では17年｢ドラフト１位｣の鍬原から左中間を破る｢弾丸２塁打｣を放ち、 1軍初安打初打点。その後 2軍戦で｢２本塁打｣を放ち、プロ実戦は通算｢４本塁打｣。10日の教育リーグ・ソフトバンク戦から｢４番｣に定着した。

○…履正社時代の昨夏、全国制覇した井上は苦悩する後輩、高校球児たちを気遣った。今年は｢新型コロナウイルスの感染拡大｣の影響で夏の甲子園の開催自体が不透明な状況。｢今は思ったように練習できていないと思いますが、今できることをしっかりとやっていれば、必ず後で自分に返ってくると思います。やる日はとことん満足するまでやって、自分を高めてほしいです｣と力を込めた。

　阪神のジェリー・サンズ外野手(前韓国キウム)が 9日、甲子園で自主練習を行い、オンライン会見で、先に開幕を迎えた韓国プロ野球の話題にも触れた。

　｢(韓国球界に)所属していたし、気にはしていた。彼らのことを思うと、よかったし、自分もうれしく思うよ。うらやましいけど、(開幕できないのは)自分たちのせいではない。みんなで我慢して、日本も米国も早く始まればいいな｣

　昨季は韓国で｢打点王｣に輝いた。古巣の明るいニュースも力に変え、打撃練習やウエートトレーニングに励んだ。自宅では、子どもたちが初めてグラブを手に入れたようで｢喜んでくれて、家の中でキャッチボールをして楽しく遊んでいるよ｣と笑顔で明かした。

　オンライン取材を受けるジェリー・サンズ外野手＝阪神甲子園球場

　阪神新外国人のジェリー・サンズ外野手が 9日、甲子園で自主練習後にオンライン取材に応じ、 5日に韓国プロ野球(ＫＢＯ)が開幕したことを祝福した。

　サンズは以前、韓国・キウムに所属し、昨季は打点王を獲得した。日本より先に開幕した思い出深い地に対して｢うれしいです。自分が所属していたとうのもあり、気にしていました。韓国という国の状況が開幕できる状況になったからこそ開幕したんだと思う。何人か知っている人もいますし、彼らのことを思うと開幕出来てよかったなと思うよ｣と喜んだ。

　オンライン取材を受けるジェリー・サンズ外野手＝阪神甲子園球場

　｢コロナ禍｣で日本は開幕の日がいまだ不透明のまま。｢正直なところ、うらやましいなという思いは当然ある。何年も野球をしていてこの時期に野球をしていないのは珍しいこと｣と、胸の内を明かしたが｢しょうがない理由で出来ないことですし、何か問題があるわけではない。みんなで我慢しなくてはいけない時期なので、日本もアメリカもそうですけど、韓国のようにシーズンが始まれば｣と焦りはない。

　家では、初めてグラブをプレゼントした息子 2人とのキャッチボールがリフレッシュになっている。｢家の中でやっている。楽しく遊んでいて、いい思い出になっているよ｣と笑顔を見せた。この日は打撃練習や守備練習で約 3時間汗を流した。

　甲子園で自主練習を行うサンズ外野手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)

　阪神新外国人のジェリー・サンズ外野手が母の日の誓いを立てた。甲子園での自主練習後にオンライン取材に対応。アメリカにいる自身の母と、モーガン夫人の母と祖母にカーネーションやバラの入ったブーケをプレゼントしたことを明かした。｢しっかり元気にプレーして、いい結果を残す。それがいい贈り物になると思うよ｣と開幕後の活躍で恩返しを約束。夫人には｢自宅近くのお花屋さんで購入して渡します｣とほほ笑んだ。

　 5日に韓国プロ野球(ＫＢＯ)が開幕。昨季まで韓国でプレーしていたサンズは｢正直なところ、うらやましいなという思いは当然ある｣としつつ、｢個人的に応援したい選手もいる。彼らの野球を頑張ってる姿を見られてうれしかったよ｣と祝福した。この日は打撃練習や守備練習で約 3時間汗を流した。｢今は我慢すべき時。できることからやっていきたい｣。母の日に決意を新たにしていた。

　阪神で10～15年まで 6年間プレーし、現在米カブスで競技運営部門補佐を務めているマット・マートン氏が 9日、全国のプロ野球ファンへ向けてのメッセージ動画を配信した。｢炭谷銀仁朗選手の協力のもとＮＰＢとＭＬＢとＫＢＯの仲間と共にメッセージビデオを作りました｣と趣旨を説明し、自身のツイッターで動画を投稿。

　｢全国のプロ野球ファンのみなさまへ｣と題し、ＮＰＢの選手会会長の炭谷から始まり巨人坂本、オリックス吉田正、阪神藤川など36人の選手が登場。 2分20秒の動画で｢コロナ禍｣に苦しむ日本へエールの言葉を並べた。

　途中にはマートン、ブラゼルら元阪神の助っ人のほかマッツ(メッツ)やヘッドリー(ヤンキース)らも登場する。動画の最後にはソフトバンク柳田が合図を送り、全員で｢みんなで頑張りましょう！｣とガッツポーズを掲げて締めた。

　阪神時代のマット・マートン氏＝阪神甲子園球場 (2011年 4月12日撮影)

　マートン氏は｢“野球”で繋がっている私たちがひとつになれば、必ず『新型コロナウイルス』に打ち勝てます。近い将来、皆様の笑顔と再会できることを楽しみにしています。Thx　2　everyone　involved！(協力してくれた皆さんに感謝します！)｣とツイッターに明記している。

　動画の出演順は、巨人炭谷、巨人坂本、オリックス吉田正、ヤクルト青木、ＤｅＮＡ山崎、阪神藤川、西武中村、日本ハム杉谷、楽天岸、中日大島、西武山川、ロッテ佐々木朗、オリックス山本、広島大瀬良、ＤｅＮＡ宮崎、ソフトバンク甲斐、ブラゼル(元阪神)、ソフトバンクサファテ父娘、マッツ(メッツ)、オリックスモヤ、マキャン(ホワイトソックス)、ブキャナン(元ヤクルト)、ヘッドリー(ヤンキース)、マートン(元阪神)、ロッテ鳥谷、西武森、中日大野雄、阪神原口、巨人亀井、巨人岡本、日本ハム西川、日本ハム中田、楽天浅村、ＤｅＮＡパットン、広島鈴木、ソフトバンク柳田。

　プロ野球が最短で 6月上旬の練習試合開始に向けて、準備を進めていくことが 9日、分かった。あす11日の｢１２球団代表者会議｣で開幕に向けた協議を重ねる。

　東京都の｢新型コロナウイルス｣感染者は 9日に36人と、 7日間連続で 100人を下回った。政府は14日をめどに、緊急事態宣言の地域ごとの解除を検討。密閉、密集、密接の｢３密｣回避の徹底などを前提とした上で、施設使用制限の一部緩和の検討も進める方針だ。

　プロ野球は11日に感染症の専門家を交えた対策連絡会議も開く。｢新型コロナ｣の状況が改善した場合は、専門家のアドバイスを取り入れながら、最短で 6月19日の開幕を視野に 5月中に各球団が全体練習を再開、 6月上旬の練習試合を検討していくことになりそうだ。

　前日 8日にはチーム活動を休止していた楽天が仙台で自主練習を再開。エースの則本昂はこの日、本拠地で体を動かし、｢ 6月の頭くらいには実戦形式で投げられるようにしておきたい｣と語った。あくまでも状況が改善した場合となるが、プロ野球はシーズン開幕に向けて動き出す。

　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！