●河野太郎防衛相(57)は 1日、自身のブログを更新し、 5月29日に航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」 6機が都心の上空を飛行した経緯について明かした。ブルーインパルスの飛行をめぐっては、多くの人に好意的に受け止められる一方、異例の試みでもあっただけに、誰の指示で、いつ決まったのかなど、実現までのプロセスの説明を求める声も出ていた。河野氏は、今回の飛行にかかった費用について明かした。ブルーインパルスが 6機で飛行できるのは 5月末までの時期に限られていたとした。
●「新型コロナウイルス感染症」の収束を願い、 1日午後 8時、札幌市や横浜市など各地で花火が一斉に打ち上げられた。花火業者の有志が企画し、感染防止のため、打ち上げ会場に人が集まらないよう、事前に場所を公表せずに実施した。当初は日時も伏せていたが、突然の花火の音に不安を感じる人が出る恐れがあり、公開した。有志の一人で響屋大曲煙火(秋田県大仙市)の斎藤健太郎社長(40)は語った。感染拡大の影響で、東京の「隅田川花火大会」など各地で花火大会の中止決定が相次いでいる。
●東京都で 1日、「新型コロナウイルス」の感染者が新たに13人報告されたことが関係者への取材で分かった。直近 7日間の平均では 1日当たり約12.9人。累計は約5250人になった。
●「新型コロナウイルス感染拡大防止」のため 2月29日から休業していた「鉄道博物館」(さいたま市)が、10日から営業を再開する。開館時間は午前10時から午後 5時に短縮。また、当分の間は窓口などでの入館券、年間パスポート券の販売はせず、コンビニで販売する時間指定の入館券のみの対応となる。
●オリエンタルランドは 1日、東京ディズニーランド(千葉県浦安市)と東京ディズニーシー(同)の臨時休園を継続するとホームページ上で公表した。千葉県は休業要請を解いたが、東京都など全国から来場者が集まるため、他の自治体の状況を踏まえ、運営の準備などが整った段階で再開日を決めるという。
●神奈川県の鎌倉市、逗子市、葉山町が今年夏の海水浴場開設を断念したと 1日、連名で発表した。連名での発表によると、開設断念について説明。また、藤沢市もこの日、 3つの海水浴場組合から海水浴場開設中止の報告があったと発表した。開設中止は来訪禁止ではないことから、各自治体では、今後、安全や風紀対策のガイドライン作りが必要と考えている。これまでに茅ケ崎市、平塚市、大磯町が海水浴場を開設しないと発表している。例年、湘南エリアは海水浴客でにぎわう人気エリアだった。
●大阪府では 1日、「新型コロナウイルス感染拡大防止」を受けて出されていた休業要請が全面解除され、「クラスター(集団感染)」が発生した業種も含めて営業が再開された。高級クラブやバーが集まる大阪の繁華街・北新地では、営業再開を歓迎しつつ、新たなルールに困惑する声も上がった。カウンター10席だけのバーを経営する女性(41)は、ため息をついた。接待を伴う飲食店の営業再開の条件とする府の感染予防指針は、従業員と客はマスクを着用し、接客の際に横並びで座り、席をひとつ空けるか、 1メートルを目安に間隔をとることなどが明記されている。
●岡山県警は 1日、輸入販売業者から購入した衛生マスク 1万6000枚を仕入れよりも高い価格で転売したとして、国民生活安定緊急措置法違反の疑いで高松市、清掃会社代表藤井淳希容疑者(34)を逮捕した。同法違反容疑での逮捕は全国初。国民生活安定緊急措置法は、価格高騰や供給不足に対処するため、日常生活に欠かせない物資を国が指定し売買を制限できると定めている。「新型コロナウイルスの感染拡大」でマスクが品薄になったことを受け、政府は 3月、同法の政令を改正。マスクを購入価格よりも高く転売することを禁じた。岡山県警によると、藤井容疑者は知人以外にも会員制交流サイト(SNS)や路上で客を募り、計約16万枚を売るなどして数十万円の利益を得たと話しているという。三重県では 5月下旬、マスクを転売し利益を得た同法違反の疑いで、50代男性社長が書類送検されている。
記事をまとめてみました。
河野太郎防衛相は 1日、自身のブログを更新し、 5月29日に航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」 6機が都心の上空を飛行した経緯について、「私から航空幕僚監部に対し、医療従事者への敬意と感謝を示すために飛行させることができないか検討するように指示を出し」たことを明かした。
ブルーインパルスの飛行をめぐっては、多くの人に好意的に受け止められる一方、異例の試みでもあっただけに、誰の指示で、いつ決まったのかなど、実現までのプロセスの説明を求める声も出ていた。
河野氏は、今回の飛行にかかった費用について「ブルーインパルスの燃料費、スモークに使う発煙油、随伴機と整備員を輸送するコスト、合計して約 360万円」だと明かした。
河野太郎防衛相 (2018年 4月 6日撮影)
また「ブルーインパルスを飛ばすより、医療関係者に手当を配るのが先だろうというご意見もありました」とした上で「それは別物だと思います」と、主張している。
河野氏は、都心上空の飛行を決めたプロセスを明かさないのは「けしからん」というメールがあったとも記した。ブルーインパルスが 6機編隊で飛ぶのは「しばらく見納めになる」とし、 6機で飛行できるのは 5月末までの時期に限られていたとした上で「一度の飛行で全国の医療従事者に敬意と感謝を表すためには、首都東京の上空を飛行させることにしたいという案が報告され、その通り実施するよう指示した」とも、記した。
コロナ終息を願い花火事業関連者が全国一斉に花火を打ち上げた==東京都・隅田川
「新型コロナウイルス感染症」の収束を願い、 1日午後 8時、札幌市や横浜市など各地で花火が一斉に打ち上げられた。花火業者の有志が企画し、感染防止のため、打ち上げ会場に人が集まらないよう、事前に場所を公表せずに実施した。
コロナ終息を願い花火事業関連者が全国一斉に花火を打ち上げた==東京都・隅田川
日本煙火協会(東京)青年部に属する業者の有志が「悪疫退散」を祈願し、見る人に笑顔になってもらいたいと「チアアップ!花火プロジェクト」を企画した。集客はせず、打ち上げは 5分間以内などのルールを設け、全国に参加を募った。
隅田川のスカイツリー周辺で上がった花火=東京・隅田川
当初は日時も伏せていたが、突然の花火の音に不安を感じる人が出る恐れがあり、公開した。
有志の一人で響屋大曲煙火(秋田県大仙市)の斎藤健太郎社長)は「大変な状況で落ち込んでいても、上を向いて明るい気持ちになってほしかった」と語った。
感染拡大の影響で、東京の「隅田川花火大会」など各地で花火大会の中止決定が相次いでいる。
「新型コロナウイルス感染症」の収束を願い、札幌市の大倉山ジャンプ競技場から打ち上げられた花火
「新型コロナウイルス感染症」の収束を願い、 1日午後 8時、札幌市や横浜市など各地で花火が一斉に打ち上げられた。花火業者の有志が企画し、感染防止のため、打ち上げ会場に人が集まらないよう、事前に場所を公表せずに実施した。
「新型コロナウイルス感染症」の収束を願い、事前に場所を公表せずに打ち上げられた花火=愛知・豊橋市
日本煙火協会8東京)青年部に属する業者の有志が「悪疫退散」を祈願し、見る人に笑顔になってもらいたいと「チアアップ!花火プロジェクト」を企画した。集客はせず、打ち上げは 5分間以内などのルールを設け、全国に参加を募った。宮城県岩沼市、愛知県豊橋市、大阪市、福岡市などでも大輪が夜空を彩った。
当初は日時も伏せていたが、突然の花火の音に不安を感じる人が出る恐れがあり、公開した。
悪疫退散を祈願して打ち上げられた花火=大阪・阿倍野区のあべのハルカスから
有志の一人で響屋大曲煙火(秋田県大仙市)の斎藤健太郎社長は「大変な状況で落ち込んでいても、上を向いて明るい気持ちになってほしかった」と語った。
感染拡大の影響で、東京の「隅田川花火大会」など各地で花火大会の中止決定が相次いでいる。
「悪疫退散」を祈願し、事前に場所を公表せずに打ち上げられた花火=福岡市
東京都で 1日、「新型コロナウイルス」の感染者が新たに13人報告されたことが関係者への取材で分かった。直近 7日間の平均では 1日当たり約12.9人。累計は約5250人になった。
都内の感染者数は 3月下旬から急増し、 4月中旬にピークに達した。その後は日によってばらつきはあるが、減少傾向にある。
「新型コロナウイルス感染拡大防止」のため 2月29日から休業していた「鉄道博物館」(さいたま市)が、10日から営業を再開する。
開館時間は午前10時から午後 5時に短縮。また、当分の間は窓口などでの入館券、年間パスポート券の販売はせず、コンビニで販売する時間指定の入館券のみの対応となる。
入館の際、スタッフが検温を行い、37.5度以上の発熱がある場合は入館できない。未就学児を除いて、マスクは必ず着用。3密を避けるため、「車掌シミュレータ」「みどりの窓口体験」など一部の体験プログラムや、展示施設などを中止・閉鎖する。
オリエンタルランドは 1日、東京ディズニーランド(千葉県浦安市)と東京ディズニーシー(同)の臨時休園を継続するとホームページ上で公表した。千葉県は休業要請を解いたが、東京都など全国から来場者が集まるため、他の自治体の状況を踏まえ、運営の準備などが整った段階で再開日を決めるという。
ディズニーランドで計画している新エリアの開業時期についても、両パークの再開後に改めて決定する。両パークは、「新型コロナウイルスの感染拡大」に伴い、 2月29日から臨時休園している。
神奈川県の鎌倉市、逗子市、葉山町が今年夏の海水浴場開設を断念したと 1日、連名で発表した。
連名での発表によると、開設断念について「県から『海水浴場等における新型コロナウイルス感染症の感染防止対策ガイドライン』を参考に、対策について熟慮を重ねて参りましたが、感染拡大のリスクを徹底的に抑えることは難しいと判断しました」と説明。さらに「今夏は、遊泳等に対する十分な安全対策や海の家による飲食、更衣休憩所やシャワーなどの提供ができない状況となるため、来訪を控えていただきますよう、お願いいたします」と呼び掛けている。
また、藤沢市もこの日、 3つの海水浴場組合から海水浴場開設中止の報告があったと発表した。
開設中止は来訪禁止ではないことから、各自治体では、今後、安全や風紀対策のガイドライン作りが必要と考えている。
鎌倉市の由比ガ浜海水浴場 (2013年 5月15日)
鎌倉市によると、今年は遊泳者を見守る監視員を置かず、遊泳者とサーファーらマリンスポーツをする人々を区切っていたロープを張らないことになる。例年、海水浴場開設期間の午前 9時~午後 5時までは、砂浜にボードも持ち込めないなどサーフィンなどマリンスポーツはできなかったが、今年はサーファーらが自由に入ってこられる状態になるため、すみ分けができなくなる。担当者は「遊泳者とサーファーらの接触事故が起きる可能性がある」と懸念する。「マリンスポーツ関連団体と協議し、安全に関する『鎌倉ルール』のような仕組みできれば」と話している。
葉山町は「開設中止は『3密』を防ぐ『コロナ対策』に尽きるものなので、今年の夏は来訪を控えていただきたいですが、強制力はありません。今後、安全面や風紀における最低限の対策を詰めていきたい」と話した。
藤沢市は「ゴミ放置や『コロナ対策』など、市としても対応しなければならないだけに、今後、ルール作りを検討していきます。また、どのように呼び掛けていくかなど、関係各所と協議していきます」と話した。
逗子市は「例年より遊泳区域の規模をかなり縮小し、マリンスポーツとのすみ分けをするブイを置くことを検討中です」とした。
これまでに茅ケ崎市、平塚市、大磯町が海水浴場を開設しないと発表している。例年、湘南エリアは海水浴客でにぎわう人気エリアだった。
大阪府では 1日、「新型コロナウイルス感染拡大防止」を受けて出されていた休業要請が全面解除され、「クラスター(集団感染)」が発生した業種も含めて営業が再開された。
高級クラブやバーが集まる大阪の繁華街・北新地では、営業再開を歓迎しつつ、新たなルールに困惑する声も上がった。
再開する店が増えた、JR大阪駅近くの繁華街・北新地
カウンター10席だけのバーを経営する女性は「できるだけの感染対策はするけど、全部は無理。とくに席の間隔は…」と、ため息をついた。接待を伴う飲食店の営業再開の条件とする府の感染予防指針は、従業員と客はマスクを着用し、接客の際に横並びで座り、席をひとつ空けるか、 1メートルを目安に間隔をとることなどが明記されている。
再開する店が増えた、JR大阪駅近くの繁華街・北新地
室内の席数を制限し、テーブルにアクリル板を置いて営業を再開した老舗クラブを経営する女性は「マスクが難題」と指摘。「お客さんの言葉だけではなく表情をみて、接客するのがプロなのに…」と、話していた。
岡山県警は 1日、輸入販売業者から購入した衛生マスク 1万6000枚を仕入れよりも高い価格で転売したとして、国民生活安定緊急措置法違反の疑いで高松市、清掃会社代表藤井淳希容疑者(34)を逮捕した。同法違反容疑での逮捕は全国初。
国民生活安定緊急措置法は、価格高騰や供給不足に対処するため、日常生活に欠かせない物資を国が指定し売買を制限できると定めている。「新型コロナウイルスの感染拡大」でマスクが品薄になったことを受け、政府は 3月、同法の政令を改正。マスクを購入価格よりも高く転売することを禁じた。
逮捕容疑は 4月29日、衛生マスク 7万枚を輸入販売業者から 308万円( 1枚44円)で購入し、同日、香川県坂出市の知人男性(38)に 1万4000枚を約69万円(同49.5円)で、翌30日には岡山県浅口市の知人男性(38)に2000枚を約10万円(同50.6円)で、それぞれ転売した疑い。
岡山県警によると、藤井容疑者は知人以外にも会員制交流サイト(SNS)や路上で客を募り、計約16万枚を売るなどして数十万円の利益を得たと話しているという。
三重県では 5月下旬、マスクを転売し利益を得た同法違反の疑いで、50代男性社長が書類送検されている。