西武・秋山｢必死こいて｣先制打！ソフトバンク・小久保裕紀内野手｢疲れ取って｣、武田翔太投手KO…

　西武・秋山翔吾外野手(24)が 3回、一死 1、 3塁からソフトバンク武田のカーブに食らい付き、遊撃への内野安打。先制の適時打を放った。
　西武・ホセ・オーティズ内野手(35)が 3回、 2点先制してなお一死満塁から、ソフトバンクの 2番手・金沢の直球を左前に運び、追加点となる適時打を放った。
　西武・炭谷銀仁朗捕手(25)が、 1イニングで適時打と四球を選んだ。 3回無死、先頭で四球を選び、秋山翔吾外野手(24)の内野安打で生還。さらに二死 2、 3塁から右翼へ適時打を放った。
　西武中島裕之内野手(30)が、。 3回一死 1、 2塁、ソフトバンク武田の外角直球に、コンパクトに合わせ、右翼の頭上を越え技ありの適時 2塁打を放った
　西武・大崎雄太朗外野手(27)が 3回、二死満塁からソフトバンク金沢のスライダーをとらえ、流し打ちで 3塁線を破り、追加点となる適時 2塁打を放った。
　投打がかみ合っての勝利に、渡辺久信監督(47)は｢序盤からしっかりボールを見極めて、四球をとって武田君をうまくとらえたれた｣と、大量点を奪った打線を評価した。
　ソフトバンク・小久保裕紀内野手(41)が大量失点した上の完封負けで、 1勝 1敗のタイに並ばれたが反省会不要を訴えた。
　ソフトバンクが完封負けを喫し、 1勝 1敗の五分に持ち込まれた。 3回に14日出場選手登録した武田翔太投手(19)が崩れ、 2番手の金沢も打ち込まれて大量 7失点。
　秋山幸二監督(50)は｢切り替えるしかない。あと 1試合しかないんだから｣。勝った方が日本ハムとのファイナルステージに進む、15日の第 3戦に気持ちを向けた。
　セリーグは、中日・山内壮馬投手(27)、後のないヤクルトは館山昌平投手(31)が先発。山内は制球が不安定で 3回まで毎回走者を背負う。互いに得点なく、中盤へ突入。 7回先発要員の赤川克紀投手(21)を投入。 8回からは守護神トニー・バーネット投手(28)が 2回を投げた。小川淳司監督(55)は｢(館山は)よく投げてくれた。状態は決して良くないと思う。よく粘った。明日の試合をできる挑戦権を得た｣と話した。記事をまとめてみました。



　負ければ終戦のリーグ 2位・西武が同 3位のソフトバンクに圧勝し、最終Ｓ進出に逆王手をかけた。 3回、ポストシーズン最多の 1イニング 7点で先手を奪うと、先発の岸から 5投手の継投で無失点で切り抜け完勝。第 3戦は西武・石井、ソフトバンク・大隣の先発で行われ、西武は勝つか引き分け、ソフトバンクは勝てば最終Ｓ進出が決まる。
　西武は 3回一死 1、 3塁から秋山の適時打で先制すると、続く中島の 2塁打やオーティズ、大崎の適時打などで打者一巡の攻撃で一挙 7得点。ソフトバンク武田を 3回途中でKOした。
　西武は 4回にも中村の中前適時打で追加点を挙げ、リードを 8点に広げた。先発の岸は 1回一死 1、 3塁のピンチでペーニャ、松田を抑えると、そのままソフトバンク打線を 6回 6安打無失点に抑え、 7回以降は 4投手をつないだ。
　岸は、直球は抜ける球もあったが、武器のカーブが低めに決まり｢きょうで終わるわけにはいかない。 6回だけど何とか試合をつくれて良かった｣と息をついた。
　ソフトバンクは新人の武田が 2回 1/3を 5失点でKO。打線は 1回の好機を逃すなど沈黙した。
　西武は 7回以降、 4人の継投で無失点リレー。最後は涌井が締め、＜パＣＳファーストステージ：西武８－０ソフトバンク＞快勝でファイナルステージ進出に逆王手をかけた。


　逆王手でファンの声援へ手を振って応える渡辺監督(右)

　西武が快勝で 1勝 1敗のタイに持ち込んだ。 3回、秋山の先制適時打から打線がつながり、一挙 7得点。ソフトバンク先発の武田を 3回途中でKOした。先発の岸孝之投手(27)は 6回無失点と好投。投打がかみ合っての勝利に、渡辺久信監督は｢序盤からしっかりボールを見極めて、四球をとって武田君をうまくとらえたれた｣と、大量点を奪った打線を評価した。


　 3回裏西武一死 1、 3塁、先制適時内野安打を放った秋山翔吾外野手

　西武・秋山が 3回、先制の適時打を放った。一死 1、 3塁からソフトバンク武田のカーブに食らい付き、遊撃への内野安打。待望の先制点を奪い｢必死こいて食らい付きました｣とコメントした。

　西武・ホセ・オーティズが 3回、追加点となる適時打を放った。 2点先制してなお一死満塁から、ソフトバンクの 2番手・金沢の直球を左前に運んだ。勢いを加速させる一打を｢チームの流れもすごく良かったので、ゴロを打たずにライナーを打とうと思った。(前の打者の9中村選手が(四球で)歩かされたので、僕が打たないといけないと思って打席に立ったよ｣と振り返った。


　 3回裏西武二死 2、 3塁、右前安打を放った炭谷銀仁朗捕手

　西武・炭谷が、 1イニングで適時打と四球を選んだ。 3回無死、先頭で四球を選び、秋山の内野安打で生還。さらに二死 2、 3塁から右翼へ適時打を放った。｢みんなの勢いに乗せていただきました｣と喜んだ。


　 3回裏、適時 2塁打を放った中島

　西武・中島が、技ありの適時 2塁打を放った。 3回一死 1、 2塁、ソフトバンク武田の外角直球に、コンパクトに合わせ、右翼の頭上を越えた。｢追加点が取れて良かった｣とコメント。塁上では右手でガッツポーズを決めた。
　中島は満面の笑みで大歓声を背に受けた。 1点を先制した 3回一死 1、 2塁。武田の外角低めの直球を右越えに適時 2塁打。｢最初にチャンスで打てなかったので何とか打ったろうと思った｣。13日の初戦では好機で併殺打。初回は一死 3塁で三振。嫌な記憶が頭に残る中、狙った直球をはじき返し、ビッグイニングへつなげた。


　 3回に猛打を見せた西武。中島(左)も適時 2塁打を放ち、 2塁塁上でガッツポーズ

　極限の状況でベストを尽くしている。先月中旬に左脇腹を負傷。スイングする度に激痛が襲い、額からは汗がにじみ出るほどだった。本来なら 1か月程度の安静が必要で、今もけがの状況に大きな変化はないという。それでも｢大丈夫です｣と言い訳はない。今オフにＦＡでのメジャー移籍が確実なだけに、負ければ日本ラストゲームだった。長年、チームを支えてきた主砲の意地を見せた。
　中島が｢せっかく今日勝っても明日(15日)勝たないと意味がない｣と力を込めると、指揮官も｢とにかく全員選手を使うくらいの気持ちでいきたい｣。猛打の勢いに乗って、最終Ｓ進出を決める。


　 3回裏西武二死死満塁、 2点適時 2塁打を放った大崎雄太朗外野手

　西武・大崎雄太朗外野手(27)が 3回、追加点となる適時 2塁打を放った。二死満塁からソフトバンク金沢のスライダーをとらえ、流し打ちで 3塁線を破った。 2点追加で一気にソフトバンクを突き放し｢点でなく、打線の線となれるように打ちました｣と話した。

　西武・岸が 6回 6安打無失点と好投し、チームの快勝に貢献した。 1回に一死 1、 3塁のピンチを背負ったが、後続を抑え無失点。打線の大量得点もあり、その後は落ち着いて投球した。負ければファーストステージ敗退のプレッシャーの中で快投し｢今日で終わるわけにはいかなかった。 6回ですけど、ゲームを作れて良かったです｣と振り返った。


　 6回を無失点の好投を見せた岸孝之投

　充実感より安ど感に包まれていた。岸が 6回を 6安打無失点。｢飛ばした？　いつもそれで失敗しているから、丁寧に丁寧に。最後まで真っすぐは高かった。よくゼロで抑えられたなという気持ち｣。ゲームをつくり、先発の仕事を果たした。
　山場はいきなり訪れた。初回、連打で一死 1、 3塁。ペーニャは３ボールとしながら最後は遊飛に、続く松田はカーブで空振り三振に仕留めた。｢カーブが低めにいっていたので助かった｣。粘り強くホームだけは踏ませず、試合の流れをつかんだ。
　勝負の 9月、 5度先発し 0勝 3敗。Ｖ逸の要因にもなった。｢今年どうやって２ケタ勝ったんだろう。勝ち方がわからない。プロに入って今が一番悩んでいます｣。この期間の援護点を調べてもらうと最大 3点。｢ゼロに抑えるしかない｣。強い思いをマウンドで出し切った。
　 9月の悪夢を振り払い、チームは逆王手をかけた。｢やり返すには今日しかなかった。次も勝たないと僕のモヤモヤはきれいにはなくならない。明日、全員の力で勝って北海道へ行きたい｣。狙うのはリーグ制覇を許した日本ハムへのリベンジ。後を託した仲間を信じ、ステージ突破の朗報を待つ。


　 4回裏、犠打の中島(左)へタッチしようと追いかける小久保裕紀内野手

　ソフトバンク・小久保が反省会不要を訴えた。大量失点した上の完封負けで、 1勝 1敗のタイに並ばれた。それでも｢短期決戦は振り返らなくても、反省もしなくていい。明日(15日の第 3戦)はナイターなのでゆっくり寝て、疲れをとって、最高の状態で臨むだけ｣と主将として余裕のアドバイスを残した。
　自身は 4回の左前打で、今CS初安打。｢明日勝てば(ファイナルステージ日本ハム戦で)札幌に行ける。分かりやすい｣。敗れた時点で現役生活が終わる瀬戸際でも、落ち着き払っていた。


　 3回裏西武一死 1、 2塁、中島に適時 2塁打を許し、打球を見つめる武田翔太投手

　ソフトバンクが完封負けを喫し、 1勝 1敗の五分に持ち込まれた。 3回に14日出場選手登録した武田が崩れ、 2回 1/3を 5失点(自責点 4)で降板し、プロ入り最短KOされた。武田が公式戦では 7月の 1軍初昇格から 8勝 1敗の好成績。高卒新人では史上初のCS先発を託された。制球の乱れが目立ち、自分のリズムで投げられなかった。｢全体的に力んでしまいましたし、気持ちの余裕がありませんでした。投げるごとにチームに悪い流れを持ってきてしまった気がします。大事な試合を任せてもらったのに試合を作ることができず、申し訳ないし悔しいです｣と話した。 2番手の金沢も打ち込まれて大量 7失点。打線も西武の 5投手の継投に封じられた。
　秋山幸二監督は｢切り替えるしかない。あと 1試合しかないんだから｣。勝った方が北海道日本ハムとのファイナルステージに進む、15日の第 3戦に気持ちを向けた。

▽西武・渡辺監督：｢初回を何とか岸が粘りきった。点を与えなかったのが大きい。(打線は)序盤からしっかり球を見極めた。(15日は)全選手を使うつもりでいきたい｣

▽ソフトバンク・秋山監督：｢(ノックアウトされた先発の武田は)自分のペースでいけなかったね。切り替えるしかない。あと 1試合しかないんだから｣



　セリーグは、中日・山内、後のないヤクルトは館山が先発。山内は制球が不安定で 3回まで毎回走者を背負う。互いに得点なく、中盤へ突入。
　 4回、ヤクルトがバレンティンの本塁打で 1点を先制した。中日は 4回二死満塁の好機で谷繁が三振するなど、本塁が遠い。
　中日は 7回に二死 2塁のチャンスを得たが、森野が凡退。ヤクルトは 8回から抑えのバーネットを投入し、 1点差で逃げ切り＜セＣＳファーストステージ：中日 0－ 1ヤクルト＞。


　中日・先発の山内壮馬投手

　中日先発の山内は 5回 1失点で降板した。山内は｢クライマックスシリーズ初登板で初回は緊張しましたが、 2回以降はいつも通り投げられました｣とコメントした。
　ヤクルト先発の館山が 6回無失点の好投で、後がないチームを救った。得点圏に走者を背負いながらも要所を締めて、ホームは踏ませず。 4回二死満塁では、谷繁に粘られながらも｢いいところに落ちてくれました｣という10球目のフォークで、空振り三振に仕留めた。｢全力で、ゼロに抑える強い気持ちで向かいました。先に点をやらないことだけ考えて、味方が点を取ってくれると信じて、無我夢中で投げました｣と、充実の表情で振り返った。


　中日に勝利しタッチを交わす小川監督(左)と館山

　館山が 6回無失点と好投すると、 7回二死 2塁、 1ボールの場面で、先発要員の赤川を投入。 8回からは守護神バーネット投手が 2回を投げた。
　小川は｢(館山は)よく投げてくれた。状態は決して良くないと思う。よく粘った。明日の試合をできる挑戦権を得た｣と話した。



　ナベＱ・西武がクビの皮 1枚残し、終戦を阻止したというのは良いですね。もしも、今日(15日)も勝てば北海道行きが決定。しかし、もしも九州からこの試合の為に上京してきている秋山・ソフトバンクも、勝てばこれで終戦となり｢九州 － 埼玉 － 北海道｣と急ぎ旅となってしまう。できたら、約30年前に知り合った秋山クンに勝って欲しいが…
　セ・リーグでも、互いに一歩も譲らない試合となってしまった。今日勝った方が上京して来る事になった。ヤクルトはただ単に戻って来るだけだが、中日は｢名古屋 － 東京｣という事になってしまった。虎ちゃんとしては、できたら守道・ドラゴンズに来て欲しいのだが…


2012 マニュライフ生命 クライマックスシリーズ 日程＆結果

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