●阪神は 2回、藤浪晋太郎投手(26)と近本光司外野手(25)の適時打などで 4点を先取。 3回にジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)「8号2ラン」で加点。ヤクルトは 2回に 2点を挙げた。ヤクルト吉田大喜投手(23=日本体育大學)は 4回 6失点で降板。「2番手」中尾輝投手(25)が 5、 6回を無失点に抑えた。打線は 5回に村上宗隆内野手(20)の「9号ソロ」で 1点を返した。ヤクルトは 7回、坂口智隆内野手(35)の「4号ソロ」で追い上げるも届かず、吉田喜が「3敗」目。阪神は連敗を「3」で止めた。藤浪が 692日ぶりの「白星」。ロベルト・スアレス投手(29=福岡ソフトバンクホークス)が「8セーブ」目。
●藤浪晋太郎投手が692日ぶりに「白星」を手にした。今季 5度目の先発で、ヤクルト打線を 7回途中 4失点に抑えた。 2回には自らのバットで先制点を挙げるなど投打で勝利への執念を見せた。あの時、藤浪がふと見せた寂しげな表情を忘れられずにいる。いつ頃だったか、何げない雑談を交わしていた。有名人が少しでもスキを見せる度、SNSやインターネットを通して、不特定多数から一斉に批判を受けがちな昨今。「大変な時代だ」なんて話をしていた時、遠い目で呟いた言葉が妙に記憶に残っている。不調が続いたここ数年、藤浪は一部から厳しい非難も受けた。まっとうで愛のある指摘だけでなく、誹謗(ひぼう)中傷に近いモノもあった。疑心暗鬼になった時期もあっただろうが、胸にくすぶっていた切ない「誤解」はこの日、解けて消えたと信じたい。 1回、先頭打者の坂口に死球を与えたが後続を抑えて無失点。 4点の援護をもらった 2回は、味方の失策も絡んで 2点を失ったが、大崩れすることはなかった。特に外角低めに落ちていくフォークを中心に、奪った三振は 6個。 5回に「4番」村上に左翼へソロ、 6回には坂口に右中間席へソロを許し、 7回一死で青木に 2塁打を許した場面で「2番手」岩崎にスイッチした。
●矢野燿大監督(51)のリクエストも実った。 2回無死 2塁で梅野隆太郎捕手(29)がバントした場面。処理したヤクルト吉田喜は 3塁に送球し、 2走の大山悠輔内野手(25)はタッチアウトと 1度はコールされた。だが、矢野監督がリプレー検証を要求し、セーフに。無死 1、 3塁となり、その後、チーム38イニングぶりの得点につながった。
●近本光司外野手にも快音が戻ってきた。近本光司外野手が 8試合ぶりに「猛打賞」をマークした。 1回、先頭で迎えた第 1打席は左翼フェンス直撃の 2塁打。 2回は 1点を先制し、なおも一死満塁の好機で、 1塁強襲の 2点 2塁打を放った。 4回には 2塁内野安打で、11日DeNA戦以来の 1試合 3安打とした。近本は直前の 2カード 6試合で「24打数3安打(打率1割2分5厘)と苦しんでいたが、 3打席連続で「H」ランプをともした。安打ショーは止まらない。 9回にも中前打。 7日広島戦以来、今季 3度目の 1試合 4安打と打ちまくった。直前の 2カード 6試合で「24打数3安打(打率1割2分5厘)」と苦しんでいたが、切り込み役のバットは再び上昇気配。反攻を期すチームにとっても何とも大きい 4安打だった。
●神宮で「復活の花火」を 2発打ち上げた。ジャスティン・ボーア内野手が、来日初の 1試合「2本塁打」と大当たり。試合前まで「14打席無安打&20試合ノーアーチ」と不振が続き、来日初の「7番」に降格した助っ人が汚名を返上した。阪神にとって待望の 1発が 3回の攻撃で飛び出した。二死 1塁で打席を迎えたのは、この日「7番」に打順が下がっていたジャスティン・ボーア内野手。カウント 1- 1からの 3球目を捉え、左中間スタンドに「8号2ラン」を運んだ。ボーアはこの日の試合前の時点で 8月の月間打率が「1割8分6厘」と不振に陥り、本塁打は 7月28日ヤクルト戦第 2打席で放って以降、出ていなかった。実に21試合ぶり、83打席ぶりのアーチ。ホームイン後に恒例の「ファイアボール」ポーズも決めていた。さらに 8回の打席では低め変化球をすくい、右中間スタンドに「9号ソロ」。来日初の 1試合 2発を決めた。神宮は「打率3割1分8厘、3本塁打8打点」と打ちまくっている。試合後も上機嫌。相性抜群の地から、B砲も復活する。
●セットアッパーの岩崎優投手(29)が 7回のピンチを防いだ。 2点差に迫られ、一死 2塁の場面でマウンドへ。村上を左飛、アルシデス・エスコバー内野手(33=ロイヤルズ)を詰まらせて 2ゴロに抑えて流れを渡さなかった。 8回表の攻撃では、昨年 7月 6日以来の打席に入ったが、その裏の先頭山崎晃大朗外野手(26)に代打廣岡大志が送られたため、ジョー・ガンケル投手(28=ウェストチェスター大学)にスイッチ。 14日に 1軍復帰して以降では初ホールドとなる今季「7ホールド」目を挙げた。
●阪神「3番手」ジョー・ガンケル投手が安定の「3人斬り」だ。 8回に代打廣岡を中飛に打ち取ると、続く田代将太郎外野手(30)を直球で三振。最後は代打川端慎吾内野手(32)を変化球で遊ゴロに仕留めた。今季「6ホールド」目を記録した。
●阪神守護神ロベルト・スアレス投手(29=福岡ソフトバンクホークス)がリーグトップタイの「8セーブ」目を挙げた。 3点リードの 9回に登板。二死から宮本丈内野手(25)に四球を与えたが、最後は青木宣親外野手(38)を遊ゴロに抑えてゲームセット。
記事をまとめてみました。
<東京ヤクルト 4- 7阪神>◇10回戦◇阪神 5勝 5敗 0分◇21日◇明治神宮野球場
阪神は 2回、藤浪と近本の適時打などで 4点を先取。 3回にボーア「8号2ラン」で加点。ヤクルトは 2回に 2点を挙げた。
ヤクルト吉田喜は 4回 6失点で降板。「2番手」中尾が 5、 6回を無失点に抑えた。打線は 5回に村上の「9号ソロ」で 1点を返した。
ヤクルトは 7回、坂口の「4号ソロ」で追い上げるも届かず、吉田喜が「3敗」目。阪神は連敗を「3」で止めた。藤浪が 692日ぶりの「白星」。スアレスが「8セーブ」目。
5回裏ヤクルト一死、村上宗隆内野手は「左翼ソロ本塁打」を放つ。投手藤浪晋太郎投手=明治神宮野球場
藤浪晋太郎投手が 7回途中 4失点(自責 2)と粘り、 692日ぶりの「白星」を手にした。矢野燿大監督にとってもうれしい勝利。矢野監督の試合後の主なコメントは以下の通り。
-藤浪が粘った。 7回は投げ切ってほしかったか
いやいや、あそこは代えてもよかったし。しっかり投げてくれたと思います。
- 2回のピンチでは直球で押して持ち味も出た
あそこもすごく(大きい)ね。ミスというか、そういう流れの中で、イヤな流れになってたし。点を取った後だったので。あいつが2点で頑張ってくれたのが、流れを向こうに持っていかせないところになったと思う。あとはソロホームランか。そういう形なんで。何よりも勝ちが付いたんで、晋太郎にとっても大きいし、チームにも大きいかなと。
勝利しタッチを交わす阪神の矢野燿大監督(左)と藤浪晋太郎投手=明治神宮野球場
-紆余(うよ)曲折あって、ここまでたどり着いた、どう見守っていたか
マウンドで投げれるっていうのもどうなんだろうと思うときもあったし、晋太郎自身も、この 1勝は「絶対戻るぞ」とか「絶対勝つぞ」と思いながらやってたと思うけど、その段階でいろいろあったと思うし。特に高校出てすぐ活躍した分ね。逆に苦しんだ部分もあったと思う。第 2のスタートじゃないけど。その 1勝になったと思う。数字が付くというのは前にいけるものになる。あいつ自身、いろいろな人に支えてもらっての 1勝。晋太郎だけでは、この1勝はなかったと思う。逆に厳しいことを言われることも多かったと思うけど。よく、ここまで来たなと思う。でも、ここからがスタート。もちろん本人も満足していないと思う。今日も、あいつ自身の力で勝ったというところまでは来てないと思うのでね。あいつ自身が引っ張って、勝つようなピッチングをしてくれたら。
阪神先発の藤浪晋太郎投手=明治神宮野球場
- 2回の攻撃は思いが結果につながったような感じ
あのボテボテの当たりでも、あいつが一生懸命に走っているし。振り逃げのところでも 1塁までしっかり走りきっているし。ピッチャーでもそういう姿をしっかり見せている。チームとしてはみんな見ているんでね。そういう部分では神様も、もしかしたら味方してくれたのかなと思う。
-チームとしても 2回に点が入ったのは
もちろん(無死満塁から)聖也(木浪)がかえしてくれればよかったんだけど、流れ的には聖也が三振してピッチャーのところなんで。ゼロで終わってもおかしくないところで、ラッキーもあったけど。まあ、 4点を取れたので。
-( 2回梅野のバント後の)リクエストはタッチがあまく見えたのか
俺は( 2塁走者だった)悠輔(大山)の姿を見たらタッチをされていないような感じやったんでいったんやけど。
2回表阪神無死 2塁、 2塁走者大山悠輔内野手の 3塁アウト判定にリクエストする矢野燿大監督。判定が覆りセーフとなる=明治神宮野球場
-近本は形的にもよかったのでは
チカ(近本)もジェリー(サンズ)も調子を落としていたので。そういうところで当たりが出た部分もあるし。打線全体としてはもっともっと上がってこないとダメなんで。今日勝って良かったなというのはもちろんあるんだけど、でも、もっともっとというところがあるかな。
-ボーアの打順を変更。結果が出た。きっかけにしてほしい
打順はそのときにいいと思ってやっていることなので、俺にも分からないけど。まあまあ、本人もいつも同じ打順で打つより、「7番」で打ったらもしかしたら悔しいと思ったかもしれないし、俺には分からないけれど、打順ってそういうのもあるのでね。ベストだと思うところを。
マイクを手にヒーローインタビューに答える藤浪晋太郎投手=明治神宮野球場
-岩崎から勝ちパターンで締められた
スグル(岩崎)も別に右左大きく関係する投手でもないので、そんなにあまり気にしてないんだけど、ガンケルもしっかり投げてくれたのはチームとしても落ち着くし。スグルが帰ってきてくれたのはすごくチームとして大きい。サダ(岩貞)も状態、中でしっかりやってくれているので、中継ぎはだいぶ厚くなってきたと思う。打線が点を取ってしっかりやっていけば、いい戦いができると思う。
藤浪晋太郎投手が692日ぶりに「白星」を手にした。今季 5度目の先発で、ヤクルト打線を 7回途中 4失点に抑えた。 2回には自らのバットで先制点を挙げるなど投打で勝利への執念を見せた。
◇ ◇ ◇
あの時、藤浪がふと見せた寂しげな表情を忘れられずにいる。
いつ頃だったか、何げない雑談を交わしていた。有名人が少しでもスキを見せる度、SNSやインターネットを通して、不特定多数から一斉に批判を受けがちな昨今。「大変な時代だ」なんて話をしていた時、遠い目で呟いた言葉が妙に記憶に残っている。
2回表阪神一死 2、 3塁、 3走藤浪晋太郎投手は上本博紀内野手の 2邪飛でスタートを切り生還=明治神宮野球場
「それがたとえ1人の意見だとしても、半数がそう思っているんじゃないかって、言われた側は感じてしまうものなんですよね…」
不調が続いたここ数年、藤浪は一部から厳しい非難も受けた。まっとうで愛のある指摘だけでなく、誹謗(ひぼう)中傷に近いモノもあった。疑心暗鬼になった時期もあっただろうが、胸にくすぶっていた切ない「誤解」はこの日、解けて消えたと信じたい。
「復活星」の夜。「勝利投手」の名前がコールされると、敵地神宮は敵味方関係なく温かい拍手に包まれた。仲間もわが事のように拍手、笑顔だ。どれだけ多くの人に支えられていたのか、あらためて実感した。「すごく拍手をもらって…。本当にうれしかった」。藤浪は本来の優しい笑顔を取り戻した。
阪神先発の藤浪晋太郎投手=明治神宮野球場
藤浪晋太郎投手が 7回途中 4失点(自責は 2)と粘り、 692日ぶりの「勝利投手」の権利を持ってマウンドを降りた。
1回、先頭打者の坂口に死球を与えたが後続を抑えて無失点。 4点の援護をもらった 2回は、味方の失策も絡んで 2点を失ったが、大崩れすることはなかった。特に外角低めに落ちていくフォークを中心に、奪った三振は 6個。 5回に「4番」村上に左翼へソロ、 6回には坂口に右中間席へソロを許し、 7回一死で青木に 2塁打を許した場面で「2番手」岩崎にスイッチした。
阪神先発の藤浪晋太郎投手=明治神宮野球場
藤浪晋太郎投手が 7回途中 4失点(自責 2)と粘り、 692日ぶりの「白星」を手にした。
1回、先頭打者の坂口にはフォークが引っ掛かり死球を与えたが後続を抑えて無失点。 4点の援護をもらった 2回は、味方の失策も絡んで 2点を失ったが、大崩れすることはなかった。特に外角低めに落ちていくフォークを中心に、奪った三振は 6個。 5回、 7回に「ソロアーチ」を浴びたが最少失点で切り抜けた。
打席では両軍無得点の 2回一死満塁で、 3塁への内野安打。「チーム38イニングぶり」の得点は藤浪のバットから生まれていた。「復活星&決勝打」のおまけつきで、チーム連敗も「3」で止めた。
5回を終えベンチで笑顔を見せる藤浪晋太郎投手=明治神宮野球場
昨年の藤浪はプロ 7年目で初めて「未勝利」に終わった。背水の覚悟で臨んだ今季は 3月下旬、「新型コロナウイルス」に感染。 5月下旬には練習への遅刻が理由で 2軍降格となった。右胸の筋挫傷など試練を乗り越え、18年 9月29日中日戦以来の「白星」。悩める右腕が長い、長いトンネルを抜け出した。
▽藤浪晋太郎投手
「やっと勝てたかという気持ちが一番強いです。苦しいことがあったり、辛いことも多かった。コツコツやるしかないと思って毎日練習してきた」
ラッキーセブンの攻撃で盛り上がるヤクルトつば九郎を横目に投球練習する阪神先発の藤浪晋太郎投手=明治神宮野球場
藤浪晋太郎投手が 7回途中 4失点(自責 2)と粘り、 692日ぶりの「白星」を手にした。主なヒーローインタビューは以下の通り。
- 2年ぶり勝利おめでとうございます
「ありがとうございます」
-阪神ファンがこの日を待っていた
「 2年間くらい勝てなかったので、すごく長かったなという気持ちと、今シーズンもなかなか勝てない投球が続いてたので、やっと勝てたかという気持ちが一番強いです」
7回裏ヤクルト無死、坂口智隆内野手に「中越えソロ本塁打」を許し、打球を見つめる藤浪晋太郎投手=明治神宮野球場
-この 2年間はどんな気持ちで
「苦しいことばかりだったように思いますし、つらいことが多かったですけど、こつこつやるしかないと思って、毎日毎日練習してきました」
-今季 5試合目のマウンドだった
「『勝ち星』はもちろん欲しい気持ちはありますけど、そういう欲は持ちながら、そういう気持ちを抑えつつ、力まないように自然体で入ろうと思ってマウンドに上がりました」
7回裏、打者村上宗隆内野手を迎えたところで降板する藤浪晋太郎投手=明治神宮野球場
- 2回は一死満塁で適時打
「ラッキーだったと思いますね。打った瞬間は『やばい、ホームゲッツーだ』と思いましたけど。一生懸命走っていたし、 1塁もセーフになったし、結果として、いいように動いた要因かなと思います」
-自身もチームも連敗もストップ。チームは上がっていくのでは
「そうですね。今日は自分のラッキーなヒットで点が入ったりもしたので、流れが変わると思いますし、あまりチームのことを言える立場じゃないですけど、いい流れになってくるんじゃないかなと思っています」
約「2年ぶりの勝利」となった藤浪晋太郎投手(右)は、満面の笑みでベンチから引き揚げる。左は上本博紀内野手=明治神宮野球場
-次回への抱負
「今日もたくさんのファンの方々が応援してくださいましたし、こんな状況の中ででたくさんの方が応援してくれて励みになりますし、次の登板、 1個勝って自分自身の流れも変わってくると思うので、しっかり勝てるように、長いイニング投げられるように、チームに貢献できるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします」
矢野燿大監督のリクエストも実った。
2回無死 2塁で梅野がバントした場面。処理したヤクルト吉田喜は 3塁に送球し、 2走の大山はタッチアウトと 1度はコールされた。だが、矢野監督がリプレー検証を要求し、セーフに。無死 1、 3塁となり、その後、チーム38イニングぶりの得点につながった。
2回表阪神無死 2塁、 2塁走者大山悠輔内野手(右)は 3塁アウト判定となるもリクエストの結果判定が覆りセーフとなる=明治神宮野球場
矢野監督は「悠輔(大山)の姿を見たらタッチをされていないような感じだった」。 7回途中からは継投も決まり「中継ぎは厚くなってきた。打線が点を取ってしっかりやっていけば、いい戦いができる」と話していた。
近本光司外野手が 8試合ぶりに「猛打賞」をマークした。
1回、先頭で迎えた第 1打席は左翼フェンス直撃の 2塁打。 2回は 1点を先制し、なおも一死満塁の好機で、 1塁強襲の 2点 2塁打を放った。 4回には 2塁内野安打で、11日DeNA戦以来の 1試合 3安打とした。
近本は直前の 2カード 6試合で「24打数3安打(打率1割2分5厘)と苦しんでいたが、 3打席連続で「H」ランプをともした。
2回表阪神一死満塁、近本光司外野手は2点適時二塁打を放った。投手吉田大喜投手=明治神宮野球場
近本光司外野手にも快音が戻ってきた。 1回、先頭での第1打席は左翼フェンス直撃の 2塁打。この回は得点に結びつかなかったものの、ヤクルト先発の吉田喜にいきなり重圧をかけた。
2回は 1点を先制し、なおも一死満塁の好機で打席が巡ってきて、初球変化球を捉えた。 1塁強襲の 2点 2塁打。藤浪の復活勝利に向け、大きく後押しする一打を「打ったのはカーブ。初球から思い切って打ちにいくことができました」と振り返った。
2回表阪神一死満塁、近本光司外野手は右線に「適時2塁打」を放ちベンチに向かってポーズを決める=明治神宮野球場
安打ショーは止まらない。 4回には 2塁内野安打で、11日DeNA戦以来の「猛打賞」をマーク。さらに、 9回にも中前打。 7日広島戦以来、今季 3度目の 1試合 4安打と打ちまくった。
直前の 2カード 6試合で「24打数3安打(打率1割2分5厘)」と苦しんでいたが、切り込み役のバットは再び上昇気配。反攻を期すチームにとっても何とも大きい 4安打だった。
3回表阪神二死 1塁、「中越え2点本塁打」を放ったジャスティン・ボーア内野手=明治神宮野球場
阪神にとって待望の 1発が 3回の攻撃で飛び出した。二死 1塁で打席を迎えたのは、この日「7番」に打順が下がっていたジャスティン・ボーア内野手。カウント 1- 1からの 3球目を捉え、左中間スタンドに「8号2ラン」を運んだ。
「打ったのはカットボール。チームにようやく点が入ったし、個人的にも追加点になるホームランを久しぶりに打てて良かったね。ファンの方々にも久しぶりに『ファイアボール』を見せられて良かったよ」とコメントした。
3回表阪神二死 1塁、ボーア内野手(左)が「2点本塁打」を放ち、迎える藤浪晋太郎投手(右)にポーズ=明治神宮野球場
ボーアはこの日の試合前の時点で 8月の月間打率が「1割8分6厘」と不振に陥り、本塁打は 7月28日ヤクルト戦第 2打席で放って以降、出ていなかった。
実に21試合ぶり、83打席ぶりのアーチ。ホームイン後に恒例の「ファイアボール」ポーズも決めていた。
さらに 8回の打席では低め変化球をすくい、右中間スタンドに「9号ソロ」。来日初の 1試合 2発を決めた。
4回表阪神二死 1塁、ボーア内野手は「中越え2点本塁打」を放ちベンチ前の藤浪に向かってファイアポーズを決める=明治神宮野球場
神宮で「復活の花火」を 2発打ち上げた。ジャスティン・ボーア内野手が、来日初の 1試合「2本塁打」と大当たり。試合前まで「14打席無安打&20試合ノーアーチ」と不振が続き、来日初の「7番」に降格した助っ人が汚名を返上した。
まずは 3回の第 2打席だ。 2点リードの 2回二死 1塁。ヤクルト吉田喜の高め 129キロカットボールをかち上げた。「ホームランを久しぶりに打てて良かったね」。 7月28日のヤクルト戦で「満塁弾」を放って以来、実に83打席ぶりのアーチ。約 1カ月ぶりの快音に興奮を抑えられず、普段は自軍ベンチ前で行う「ファイアボールポーズ」をダイヤモンド 1周中に発動した。
B砲の勢いは止まらない。 7回に藤浪がソロを浴び、再び 2点差に迫られた 8回の第 4打席。一死走者なしで、「3番手」大下の外角低めフォークをすくい上げた。「コンパクトに後ろにつなぐバッティングをしたのが結果的にホームランになったよ」高々とバットを突き上げ、ゆっくりと歩き出した。追いすがるヤクルトを振り払う 1発。 2発 3打点で藤浪の復活劇に貢献した。
8回表阪神一死、ボーア内野手は「右中間ソロ本塁打」を放った。投手大下佑馬投手=明治神宮野球場
今月19日は最愛の息子、ジミー君の1歳の誕生日だった。ボーアは自身のインスタグラムに、ジミー君にキスをしている写真を投稿していたが、その日の巨人戦では「4打数無安打」。20日も 3三振を含む無安打だった。テレビで応援する息子にかっこ悪い姿ばかりは見せられない。「ちょっと遅れてしまったけど、打ててよかったね」。豪快な「アーチ2本」は、ジミー君に送る 2日遅れの誕生日プレゼントでもあった。
神宮は「打率3割1分8厘、3本塁打8打点」と打ちまくっている。「今日は通訳の栗山君がおいしい担々麺をお昼に食べさせてくれたので、調子の良さにつながっていると思うよ」と試合後も上機嫌。相性抜群の地から、B砲も復活する。
▼阪神が 2回に 4点を取り、16日広島戦の 2回から続いていた連続イニング無得点を「37イニング」で止めた。「37イニング無得点」は11年 5月17~22日と並ぶ「球団ワースト6位」。11年は 5月22日の西武戦の 6回二死 1、 3塁から、 1塁走者がディレードスチールを仕掛け、 1、 2塁間にはさまれる間に 3塁走者がホームインして不名誉な記録を止めている。球団の連続イニング無得点は79年の「43イニング」が最長。
7回裏、阪神2番手で登板した岩崎優投手=明治神宮野球場
セットアッパーの岩崎優投手が 7回のピンチを防いだ。 2点差に迫られ、一死 2塁の場面でマウンドへ。
村上を左飛、エスコバーを詰まらせて 2ゴロに抑えて流れを渡さなかった。「0点で抑えることができて良かったです」。 8回表の攻撃では、昨年 7月 6日以来の打席に入ったが、その裏の先頭山崎に代打廣岡が送られたため、ガンケルにスイッチ。 2/3回を無安打無失点。14日に 1軍復帰して以降では初ホールドとなる今季「7ホールド」目を挙げた。
8回裏、阪神3番手で登板したジョー・ガンケル投手=明治神宮野球場
阪神「3番手」ジョー・ガンケル投手が安定の「3人斬り」だ。
8回に代打廣岡を中飛に打ち取ると、続く田代を直球で三振。最後は代打川端を変化球で遊ゴロに仕留めた。中継ぎに転向した 7月25日中日戦から11試合でわずか 1失点。今季「6ホールド」目を記録した助っ人は「いいゲーム展開の中で 3人で抑えることができて良かった」と冷静だった。
9回裏、阪神「4番手」で登板したロベルト・スアレス投手=明治神宮野球場
阪神守護神ロベルト・スアレス投手がリーグトップタイの「8セーブ」目を挙げた。
3点リードの 9回に登板。二死から宮本に四球を与えたが、最後は青木を遊ゴロに抑えてゲームセット。 最速 158キロを計測するなど持ち味を発揮した右腕は「セーブ機会だったんで自分の仕事が出来るようにと思って頑張りました。この頑張りを続けていきたい」と振り返った。
※ 8月22日の予告先発は、東京ヤクルト・東京ヤクルト・クック投手投手(29=アリゾナ・ダイヤモンドバックス)ー阪神・西勇輝投手(29)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (08月)
2020年 公式戦日程と 結果 (09月)
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