●近本光司外野手(25)が、 7回に右前打を放ち、 8月21日のヤクルト戦(神宮)以来、今季 7度目の猛｢打賞｣を記録した。この日、近本が放った 3本のヒットはいずれも回の先頭で出たもの。 2試合連続で｢２番｣に座った梅野隆太郎捕手(29)が、｢３本｣の犠打でチャンスメークする形となった。梅野は｢３本｣の犠打すべてを初球で決める安定感。新たな｢１、２番｣の活躍で得点圏に走者を進めた阪神だったが、クリーンアップが続かず、 7回まで初回に大山が放った｢３ラン｣の 3得点にとどまった。電光石火の先制も、“チカウメ”の成功も、すべてはリードオフマンしだいだ。流れるような 3度のチャンスメーク。エンジン全開の｢１番｣、近本が｢３連勝｣への道を作った。 2試合連続で｢２番｣を務めた梅野が自身 1試合最多の 3犠打を決めた。先制した 1回、 5回と 7回も無死 1塁で投前にすべて一発で犠打成功。守備では先発の秋山を好リードし、胸を張った。
●阪神は 1回、大山悠輔内野手(25)がバックスクリーンに｢１８号３ラン｣を放ち、｢５試合連続｣で先制した。先頭の近本が左前打で出塁すると、 2試合連続で｢２番｣に座った梅野が犠打で一死 2塁。糸原健斗内野手(27)は死球、｢４番・ジェリー・サンズ外野手(32＝キウム・ヒーローズ)｣は中飛に倒れ、二死 1、 2塁で打席に向かうと、遠藤の 142キロをたたいた。これでサンズに並ぶ｢チームトップ｣の｢１８本塁打｣。前日11日は｢３打数無安打｣に終わり、矢野燿大監督(51)からハッパをかけられていた。見事な一発回答で応えた。サンズに並んでチームトップタイの｢１８本塁打｣。チーム内で繰り広げる“ホームランダービー”は相乗効果をもたらしている。 2人は打撃理論について話し合うこともしばしば。Ｓ砲の相手の配球を読み解く頭脳、そしてセ・リーグトップの得点圏打率を誇る勝負強さ。目の前には最高のお手本がいる。阪神では2017年の中谷将大外野手(27)以来となる｢２０発｣は目前だ。15日から始まる巨人との 3連戦を見据えた。今季一度も勝っていない敵地・東京ドームに勢いをつけて乗り込むためにも、ここで流れを止めるわけにはいかない。大山も力を込めた。｢４連勝｣でいざ首位追い上げへ。背番号｢３｣のバットが再び快音を残す。
●秋山拓巳投手(29)が 7回まで散発の 5安打で無得点に抑え、先頭打者を一度も許さない快投。 8回途中まで 1失点で｢５勝｣目を挙げた。無走者でもセットポジションやクイックを織り交ぜ｢いろいろやれるのが僕のスタイル。梅野の配球を理解しながら一球一球投げた｣と手応えをにじませた。直球は 140キロ前後でもコースを丁寧に突き、テンポ良く打たせて取る投球が光った。悔やまれるのは 8回。先頭打者から 2者連続で四球を与えて降板し気を引き締めた。 7回終了時点で、球数は76球と完投も狙えるペースだったが、 8回に突如制球が乱れる。先頭の田中広輔内野手(31)、続く代打・大盛穂外野手(24)に連続四球で無死 1、 2塁。ここで、ベンチは｢２番手・ジョー・ガンケル投手(28＝ウェストチェスター大学)｣をマウンドに送った。ガンケルは｢１番・ホセ・ピレラ内野手(30)｣を 2ゴロ併殺。菊池涼介内野手(30)に中前適時打を浴びるも、最少失点で切り抜け、 3－ 1とリードを守った。これで今季広島戦｢３勝｣目。鯉キラーぶりを発揮した。
●ガンケルは連続四球で降板した秋山の後を受け 3－ 0の 8回無死 1、 2塁で登板。打順も｢１番｣ピレラからという難所だったが、いきなり持ち味の内角へ食い込む 147キロで 2ゴロ併殺に料理した。二死 3塁で菊池涼に中前適時打を許し悔やんだが、広がりかけた傷口を見事にふさいで｢１１ホールド｣目を挙げた。
●ロベルト・スアレス投手(29＝福岡ソフトバンク)は 2点リードの 9回をわずか 8球で 3人斬り。｢リーグ単独トップ｣を快走する｢１５セーブ｣目を挙げた。｢４番・鈴木誠｣を右飛、松山竜平内野手(34)を 2ゴロ、堂林翔太外野手(28)を 3ゴロと強打者もあっさり片づけた。 4日の巨人戦(甲子園)からの直近 3登板は連続でイニングまたぎの熱投を見せてきたが意に介さず。これで登板 5戦にまたがって｢１８人連続無安打投球｣となった。
●藤浪晋太郎投手(26)が13日に汚名返上のマウンドに上がる。 5日の巨人戦(甲子園)で球団史上ワーストの｢１１失点｣を喫してから中 7日。12日はキャッチボールで投球フォームを確認した。 2軍降格の瀬戸際で、甲子園で白星を挙げれば1235日ぶり。
●今季限りでの引退を表明している阪神・藤川球児投手(40)が、実戦復帰の可能性があった12日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)での登板を回避した。状態を見て、 8月13日の抹消後初となる実戦登板に臨む見込みだ。
●19日以降のプロスポーツなどイベントの入場制限が収容人員の上限50％に緩和されたことを受け、阪神は12日、甲子園で開催する21日のＤｅＮＡ戦(甲子園)以降の入場者制限の上限を引き上げることを決めた。
記事をまとめてみました。
＜阪神 3－ 1広島＞◇16回戦◇阪神 9勝 5敗 2分◇12日◇阪神甲子園球場
阪神・近本光司外野手が、 7回に右前打を放ち、 8月21日のヤクルト戦(神宮)以来、今季 7度目の猛｢打賞｣を記録した。
この日、近本が放った 3本のヒットはいずれも回の先頭で出たもの。 2試合連続で｢２番｣に座った梅野が、｢３本｣の犠打でチャンスメークする形となった。梅野は｢３本｣の犠打すべてを初球で決める安定感。新たな｢１、２番｣の活躍で得点圏に走者を進めた阪神だったが、クリーンアップが続かず、 7回まで初回に大山が放った｢３ラン｣の 3得点にとどまった。
7回、安打を放った阪神近本光司外野手＝西宮市・阪神甲子園球場
電光石火の先制も、“チカウメ”の成功も、すべてはリードオフマンしだいだ。流れるような 3度のチャンスメーク。エンジン全開の｢１番｣、阪神・近本が｢３連勝｣への道を作った。
｢しっかり先頭で(塁に)出られているというのが一番いいのかなと思っています。内容よりも、しっかり出て得点にもなっているので｣
1回先頭で左前へ。｢２番・梅野｣の投前犠打で生まれた好機から大山の｢先制３ラン｣につながった。 5回に遊撃内野安打。 7回は右前打。先頭で迎えた 3打席で安打を放った。今季 7度目の｢猛打賞｣。 5試合連続安打は、特に第 1打席の活躍が光る。
7回裏阪神無死、近本光司外野手は右前打を放った＝阪神甲子園球場
2試合連続で｢２番｣を務めた梅野が自身 1試合最多の 3犠打を決めた。｢近本が出塁してくれているからこそ。想定される自分の役割を考えながら打席に立てているので、明日からも役割を全うしたい｣。先制した 1回、 5回と 7回も無死 1塁で投前にすべて一発で犠打成功。守備では先発の秋山を好リードし、｢バッテリーとして意図を持ったアウトの取り方ができた｣と胸を張った。
1回に犠打を決める梅野隆太郎捕手。２番の役割を果たした＝西宮市・阪神甲子園球場
阪神は 1回、大山がバックスクリーンに｢１８号３ラン｣を放ち、｢５試合連続｣で先制した。
｢初回のチャンスの場面でしたし、きのうはチャンスで打つことができていなかったので、打つことができてよかった。良いスイングができました｣
先頭の近本が左前打で出塁すると、 2試合連続で｢２番｣に座った梅野が犠打で一死 2塁。糸原は死球、｢４番・サンズ｣は中飛に倒れ、二死 1、 2塁で打席に向かうと、遠藤の 142キロをたたいた。
これでサンズに並ぶ｢チームトップ｣の｢１８本塁打｣。前日11日は｢３打数無安打｣に終わり、矢野監督から｢大山にチームを引っ張っていく気持ちはあると思うが、それを結果でみせていくのがプロ｣とハッパをかけられていた。見事な一発回答で応えた。
1回、中越に先制の｢３点本塁打｣を放った、大山悠輔内野手＝西宮市・阪神甲子園球場
悔しさ晴らした！！ ｢２位の｣阪神は広島戦に 3－ 1で勝利し、｢３連勝｣で今季最多タイの貯金｢３｣とした。 1回に大山悠輔内野手が｢先制＆決勝の３ラン｣。前日は好機で凡退していたが、矢野燿大監督からのハッパに見事に応えた。13日も勝って、15日からの首位巨人との 3連戦(東京ドーム)に弾みをつける。
青空にきれいな放物線が映えた。こだまする大歓声に押され、白球がバックスクリーンへ吸い込まれる。甲子園では今季初のデーゲーム。大山が太陽に照らされたダイヤモンドを踏みしめた。
｢毎日毎日(のように)悔しい思いばかりしているので、何とか打ってやろうと。とにかく『(フェンスを)越えてくれ』と思って走っていました。本塁打になってくれてよかった｣
1回二死 1、 2塁の好機で遠藤の 142キロを振り切った。打球は飛びついた中堅・長野のグラブを越えスタンドイン。殊勲の一撃に胸を張った。
1回裏阪神二死 1、 2塁、大山悠輔内野手は先制の｢中越え３ラン本塁打｣を放った＝阪神甲子園球場
｢監督の言葉はいろいろあると思いますけど、僕は僕でそのときに自分のやるべきことをしっかりやるだけです｣
前日11日は好機で併殺に倒れるなど｢３打数無安打｣。チームは勝利したが試合後、矢野監督から名指しされ｢結果で見せていくのがプロ｣とゲキを飛ばされた。期待が大きいからこそ、求められるものも多い。
｢昨日の分を取り返すというよりも、昨日は昨日、きょうはきょうという思いでやっている。昨日の反省はして、気持ちを新たにして｣。いつまでも悔しさを引きずらないのが信条。気持ちを切り替え｢きょうは自分が先制打を打つという気持ちだった｣と“一発回答”で応えた。
これでサンズに並んでチームトップタイの｢１８本塁打｣。チーム内で繰り広げる“ホームランダービー”は相乗効果をもたらしている。 2人は打撃理論について話し合うこともしばしば。Ｓ砲の相手の配球を読み解く頭脳、そしてセ・リーグトップの得点圏打率を誇る勝負強さ。目の前には最高のお手本がいる。｢昨日の自分よりも成長した姿を一日一日積み重ねていく。対戦相手、そして自分自身に勝てるように毎日やっています｣。阪神では2017年の中谷以来となる｢２０発｣は目前だ。
お立ち台後、記念撮影に応じる秋山拓巳投手と大山悠輔内野手＝阪神甲子園球場
矢野監督は｢ああいう場面で打つバッターに(なってほしい)。そしてもっともっと打てるバッターだと思うので、これからもランナーを置いたときにこそ、かえせるバッティングをしてもらいたい｣と期待。すぐさま｢(13日の広島戦も)チームとして勝って、ジャイアンツ戦にいけるように全力で戦います｣と15日から始まる巨人との 3連戦を見据えた。今季一度も勝っていない敵地・東京ドームに勢いをつけて乗り込むためにも、ここで流れを止めるわけにはいかない。大山も力を込めた。
｢まだまだだと思っているので、勝利に貢献できる一打を増やしていきたい。また明日からも頑張ります！｣
｢４連勝｣でいざ首位追い上げへ。背番号｢３｣のバットが再び快音を残す。
阪神の秋山が 7回まで散発の 5安打で無得点に抑え、先頭打者を一度も許さない快投。 8回途中まで 1失点で｢５勝｣目を挙げた。無走者でもセットポジションやクイックを織り交ぜ｢いろいろやれるのが僕のスタイル。梅野の配球を理解しながら一球一球投げた｣と手応えをにじませた。
直球は 140キロ前後でもコースを丁寧に突き、テンポ良く打たせて取る投球が光った。悔やまれるのは 8回。先頭打者から 2者連続で四球を与えて降板し｢反省して次に向かわないといけない｣と気を引き締めた。
阪神先発の秋山拓巳投手＝西宮市・阪神甲子園球場
阪神の先発・秋山拓巳投手は、 7回 0/3を 5安打無失点でマウンドを降りた。
序盤から安定感抜群の投球を見せた右腕は、 7回まで連打を許さず散発の 5安打に抑えた。 7回終了時点で、球数は76球と完投も狙えるペースだったが、 8回に突如制球が乱れる。先頭の田中広、続く代打・大盛に連続四球で無死 1、 2塁。ここで、ベンチは｢２番手・ガンケル｣をマウンドに送った。ガンケルは｢１番・ピレラ｣を 2ゴロ併殺。菊池涼に中前適時打を浴びるも、最少失点で切り抜け、 3－ 1とリードを守った。
ファンに手をふってひきあげる秋山拓巳投手＝西宮市・阪神甲子園球場
ベンチに戻る阪神・秋山に向かって、スタンドからは大きな拍手が送られた。 7回 0/3を投げて 5安打 1失点。約 1カ月ぶりの今季｢５勝｣目を挙げたが、｢完封勝利｣を逃した無念の思いの方が上回った。
｢ちょっと悔しい終わり方をしたので。西(勇)さんも、昨日(前日11日)に完封をしましたし、ちょっと頭に入って…｣
7回までは無失点で、球数も｢７６｣。完封を意識し始めた 3－ 0の 8回、先頭の田中広に続き、代打・大盛と連続四球。無死 1、 2塁となったところで交代指令を受けた。それでも、緩急自在の投球で広島打線に的を絞らせず｢思った以上に打者が(直球にも)詰まってくれていた｣。 6回二死 1塁からは鈴木誠を 139キロの直球で見逃し三振を奪った。これで今季広島戦｢３勝｣目。鯉キラーぶりを発揮した。
8回途中に登板したジョー・ガンケル投手＝西宮市・阪神甲子園球場
阪神・ガンケルは連続四球で降板した秋山の後を受け 3－ 0の 8回無死 1、 2塁で登板。打順も｢１番｣ピレラからという難所だったが、いきなり持ち味の内角へ食い込む 147キロで 2ゴロ併殺に料理した。二死 3塁で菊池涼に中前適時打を許し｢秋山もすごく頑張っていたからゼロで抑えたかったね｣と悔やんだが、広がりかけた傷口を見事にふさいで｢１１ホールド｣目を挙げた。
9回に登板したロベルト・スアレス投手＝西宮市・阪神甲子園球場
阪神・スアレスは 2点リードの 9回をわずか 8球で 3人斬り。｢リーグ単独トップ｣を快走する｢１５セーブ｣目を挙げた。｢秋山とガンケルがいい形でつないでくれたから、自分もすごく集中してマウンドに上がったよ｣。｢４番・鈴木誠｣を右飛、松山を 2ゴロ、堂林を 3ゴロと強打者もあっさり片づけた。 4日の巨人戦(甲子園)からの直近 3登板は連続でイニングまたぎの熱投を見せてきたが意に介さず。これで登板 5戦にまたがって｢１８人連続無安打投球｣となった。
キャッチボールする藤浪晋太郎投手＝西宮市・阪神甲子園球場
阪神・藤浪が13日に汚名返上のマウンドに上がる。｢やるべきことは変わらないし、ゲームでしっかり投げることができるように調整してきました｣。 5日の巨人戦(甲子園)で球団史上ワーストの｢１１失点｣を喫してから中 7日。12日はキャッチボールで投球フォームを確認した。 2軍降格の瀬戸際で、甲子園で白星を挙げれば1235日ぶり。今季 4度目の対戦の広島に｢傾向を出して対策をきっちり立ててくるチーム｣と気を引き締めた。
キャッチボールをする藤川球児投手＝阪神鳴尾浜球場
今季限りでの引退を表明している阪神・藤川が、実戦復帰の可能性があった12日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)での登板を回避した。平田 2軍監督が｢状態が良かったらシート打撃よりゲームで投げましょうかねと言っていたけど、きょうはちょっとやめておきますということなので。別に故障とかそういうのではない｣と説明。トレーニングのみで球場を離れた。状態を見て、 8月13日の抹消後初となる実戦登板に臨む見込みだ。
19日以降のプロスポーツなどイベントの入場制限が収容人員の上限50％に緩和されたことを受け、阪神は12日、甲子園で開催する21日のＤｅＮＡ戦(甲子園)以降の入場者制限の上限を引き上げることを決めた。
阪神甲子園球場（2020年3月26日撮影）
9月中の 5試合は販売済みの5000席に加え、 1、 3塁側のアルプス席など未販売区画の席を追加して、 1万人程度になる見込み。10月以降は合計 2万人程度の上限で発売することを検討している。
清水事業本部長は｢政府や日本野球機構(ＮＰＢ)の方針を元に、現在チケットの発売に向けて準備を進めています｣と説明。近日中に詳細を発表する。
※ 9月13日の予告先発は、阪神・藤浪晋太郎投手(26)ー広島・薮田和樹投手(27)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time！オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (08月)
2020年 公式戦日程と 結果 (09月)
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