●東京都は23日、「新型コロナウイルス」の感染者が新たに 186人報告されたと明らかにした。累計は 2万9706人となった。大阪府は23日、「新型コロナウイルス」に感染していた90代の女性が死亡し、新たに 100人の感染が確認されたと発表した。感染者が「3桁台」となるのは 9月11日以来で約 1カ月半ぶり。府内の死者は 232人、感染者は 1万1880人になった。沖縄県は23日、「新型コロナウイルス」に感染した90代の女性 1人の死亡と46人の感染を確認したと発表した。県内の死者は計58人、感染確認は計3091人となった。
●政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は23日、忘年会シーズンを前に、飲酒を伴う懇親会など感染リスクが高まる「五つの場面」を列挙し、改めて注意を呼び掛けた。その上で飲酒する場合は少人数、短時間で行うよう求めるなど、感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫を提言した。「クラスター」(感染者集団)の分析結果を踏まえ、これまでに示していた 7場面を改訂した。
●東京都が都民の都内観光を促進する事業「もっと楽しもう! Tokyo Tokyo」の対象旅行商品の販売が23日、始まった。「新型コロナウイルス」の影響で落ち込んだ「旅行業の消費喚起」を狙う。政府の観光支援事業「Go To トラベル」に上乗せし、 1泊 1人当たり 5千円、日帰りは 1回2500円を補助する。対象は24日から来年 3月31日までの旅行。旅行会社や宿泊施設など約 800の登録事業者に申し込めば、補助による割引が適用された料金で利用できる。事業者は都が立ち上げた公式ウェブサイトで確認が可能。各事業者に配分された予算が消化され次第、終了する。東京都内を中心に観光バスを運行する「はとバス」(https://www.hatobus.co.jp/tokyo)では23日午後 2時から対象となるツアーの受け付けを開始した。約 2時間半後には 838人が予約を入れ、クルーズ船に乗りフランス料理を楽しむツアーや、高尾山麓の高級日本料理店を訪れるツアーなどがほぼ満席に。
●蒲生篤実観光庁長官(60)は23日の記者会見で、観光支援事業「Go To トラベル」を含む旅行について、休日に集中しないよう、平日の宿泊などを予約した場合、旅行会社が独自ポイントを加算する案を協議していると明らかにした。国内旅行代金の50%相当を補助、35%分は代金割引で、残る15%分は旅先で使える地域共通クーポンが配られる。政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、混雑度に応じた「GoTo」の割引率調整などを提言している。
●日本航空は23日、「新型コロナウイルス」の「PCR検査」を気軽に受けて安心して旅行に出掛けてもらおうと、東京都内の医療機関と連携し、手頃な価格で検査を申し込めるサービスを開始した。日航グループのパックツアー利用者は出発前に 1万1000円から検査を受けられる。「陰性証明書」の発行は、別途5500円を支払う必要がある。
●「新型コロナウイルスの影響」で今年は中止となった東京の夏の風物詩、「隅田川花火大会」の実行委員会は23日、来年の開催候補日を10月23日と発表した。来年の日程は警備員の人件費の高騰から五輪後の10月が妥当と判断した。
●韓国で今月中旬以降、「インフルエンザの予防接種」を受けた後に死亡する事例が多発している。韓国メディアによると23日までの死者は36人に上り、韓国社会で不安が高まっている。死者の大半は「基礎疾患」を持つ高齢者で、10代も含まれている。ワクチンに対するアレルギー反応が疑われる例もあり保健当局が調査を進めている。日本でも10月以降、「インフルエンザの予防接種」を受ける人が増えているが、厚生労働省によると韓国産ワクチンは日本で使われていない。
●神奈川県内で相次いでいる異臭騒ぎを巡り、黒岩祐治知事(66)は23日、小泉進次郎環境相(39)と東京都内で面会し、原因調査のため環境省から大気採取機器40台を貸与されたことに謝意を伝えた。原因はまだ特定されておらず、県と国は連携して究明を急ぐ方針で一致した。異臭騒ぎは 6月以降、小泉氏の地元・横須賀市の他、横浜市や三浦市で発生。消防に住民からの通報が多数寄せられている。
記事をまとめてみました。
東京都は23日、「新型コロナウイルス」の感染者が新たに 186人報告されたと明らかにした。累計は 2万9706人となった。
都内は直近 7日間を平均した 1日当たりの感染者数が 100人台の後半でほぼ横ばいとなって推移。都は感染状況に関する「4段階の警戒度」を高い方から 2番目の「再拡大に警戒が必要」としている。
大阪府は23日、「新型コロナウイルス」に感染していた90代の女性が死亡し、新たに 100人の感染が確認されたと発表した。感染者が「3桁台」となるのは 9月11日以来で約 1カ月半ぶり。府内の死者は 232人、感染者は 1万1880人になった。
感染疑いに対する検査は1986人分実施され、陽性率は 5.0%。 100人のうち、感染経路が不明だったのは59人だった。
沖縄県は23日、「新型コロナウイルス」に感染した90代の女性 1人の死亡と46人の感染を確認したと発表した。46人には野党会派「沖縄・自民党」の県議計10人が含まれ、県は「クラスター」(感染者集団)が発生したとみている。県内の死者は計58人、感染確認は計3091人となった。
最初に陽性が判明した県議と共に、18~21日に与那国、石垣、宮古の各島を視察した同じ会派の議員17人が「濃厚接触者」とされ、うち 1人は検査結果が出ていない。
政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は23日、忘年会シーズンを前に、飲酒を伴う懇親会など感染リスクが高まる「五つの場面」を列挙し、改めて注意を呼び掛けた。その上で飲酒する場合は少人数、短時間で行うよう求めるなど、感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫を提言した。
5場面は<1>飲酒を伴う懇親会<2>大人数や長時間におよぶ飲食<3>マスクなしでの会話<4>狭い空間での共同生活<5>居場所の切り替わり-。居場所の切り替わりについては、仕事で休憩時間に入った時など、場所が変わると気の緩みなどにより、感染リスクが高まることがあるとした。
「クラスター」(感染者集団)の分析結果を踏まえ、これまでに示していた 7場面を改訂した。
特に飲酒を伴う会食での「クラスター」発生が目立つため、分科会はリスクを減らすための工夫を提言。<1>酒を飲む時はなるべく普段一緒にいる人と行う<2>箸やコップは使い回さない<3>正面や真横に座るのは避けて、斜め向かいに座る-など注意するべきポイントを示した。
分科会の尾身茂会長は「お酒を飲んでは駄目というのではなく、五つの場面をみんなが理解することが社会経済を活発化させるための条件だ」と述べた。
東京都が都民の都内観光を促進する事業「もっと楽しもう! Tokyo Tokyo」の対象旅行商品の販売が23日、始まった。「新型コロナウイルス」の影響で落ち込んだ「旅行業の消費喚起」を狙う。政府の観光支援事業「Go To トラベル」に上乗せし、 1泊 1人当たり 5千円、日帰りは 1回2500円を補助する。
対象は24日から来年 3月31日までの旅行。旅行会社や宿泊施設など約 800の登録事業者に申し込めば、補助による割引が適用された料金で利用できる。事業者は都が立ち上げた公式ウェブサイトで確認が可能。各事業者に配分された予算が消化され次第、終了する。
小池百合子東京都知事=都庁 (2020年10月19日撮影
都民が対象のため、運転免許証などでの住所確認が必要。都は「新型コロナの感染拡大防止」のため、旅行での注意事項をまとめたチラシもつくった。小池百合子知事は23日の定例記者会見で「観光産業は東京にとって大きな役割を担っている。都民の楽しみにもつながると期待している」と述べた。
東京都内を中心に観光バスを運行する「はとバス」では23日午後 2時から対象となるツアーの受け付けを開始した。約 2時間半後には 838人が予約を入れ、クルーズ船に乗りフランス料理を楽しむツアーや、高尾山麓の高級日本料理店を訪れるツアーなどがほぼ満席に。担当者は「予想以上。感染防止に注意しつつ、都民の方でも非日常を味わえるツアーを増やしていきたい」と話した。
蒲生篤実観光庁長官は23日の記者会見で、観光支援事業「Go To トラベル」を含む旅行について、休日に集中しないよう、平日の宿泊などを予約した場合、旅行会社が独自ポイントを加算する案を協議していると明らかにした。混雑が想定される年末年始に「間に合うのが理想だ」と述べた。
国内旅行代金の50%相当を補助、35%分は代金割引で、残る15%分は旅先で使える地域共通クーポンが配られる。政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、観光地の密集による「感染拡大」を懸念し、混雑度に応じた「GoTo」の割引率調整などを提言している。
日本航空は23日、「新型コロナウイルス」の「PCR検査」を気軽に受けて安心して旅行に出掛けてもらおうと、東京都内の医療機関と連携し、手頃な価格で検査を申し込めるサービスを開始した。
日航グループのパックツアー利用者は出発前に 1万1000円から検査を受けられる。「陰性証明書」の発行は、別途5500円を支払う必要がある。
パックツアーを利用しなくても、日航のウェブサイトから誰でも 1万4850円から申し込み可能。日航によると、通常の自費診療であれば「PCR検査」の費用は 3万~ 4万円かかるという。
申込者には唾液採取キットを郵送。返送された唾液を検査し、24時間以内にメールで結果を通知する。陽性の場合、保健所にも連絡する仕組み。
「新型コロナウイルスの影響」で今年は中止となった東京の夏の風物詩、「隅田川花火大会」の実行委員会は23日、来年の開催候補日を10月23日と発表した。例年 7月最終週の土曜日に開催されているが、来年は東京「五輪・パラリンピック」の期間と重なっており、秋に移した。
最終的には今後の「新型コロナの感染状況」や「イベントの開催制限」などを踏まえ、来年 6月ごろに決定する方針。
例年、「隅田川花火大会」には約95万人が来訪。実行委によると、今年は延期決定前の東京五輪の時期を避けて 7月11日に開催予定だったが、「新型コロナ」のため中止された。来年の日程は警備員の人件費の高騰から五輪後の10月が妥当と判断した。
韓国で今月中旬以降、「インフルエンザの予防接種」を受けた後に死亡する事例が多発している。
保健当局は予防接種と死亡との直接の因果関係は「確認できていない」と説明しているが、韓国メディアによると23日までの死者は36人に上り、韓国社会で不安が高まっている。
死者の大半は「基礎疾患」を持つ高齢者で、10代も含まれている。ワクチンに対するアレルギー反応が疑われる例もあり保健当局が調査を進めている。「インフルエンザの予防接種」を受けた後の死者数は2009年から昨年までで計25人にとどまり、例年と比べ多い。
保健当局は、死者が予防接種を受けた病院やワクチンの製造企業、ロット番号などの共通点が乏しいことから、予防接種と死亡を結び付けるほどの証拠はなく「ワクチン自体の問題とは考えていない」としている。
「新型コロナウイルスの影響」から、「インフルエンザの予防接種」への関心は高い。韓国政府によると、今年に入り既に約1300万人が接種を受けた。昨年は少なくとも1100万人が接種した。
日本でも10月以降、「インフルエンザの予防接種」を受ける人が増えているが、厚生労働省によると韓国産ワクチンは日本で使われていない。
神奈川県内で相次いでいる異臭騒ぎを巡り、黒岩祐治知事は23日、小泉進次郎環境相と東京都内で面会し、原因調査のため環境省から大気採取機器40台を貸与されたことに謝意を伝えた。原因はまだ特定されておらず、県と国は連携して究明を急ぐ方針で一致した。
黒岩知事は「住民が非常に不安に思っている。異臭の分析結果の成分はだいたい同じだが、原因が分からない」と現状を説明。小泉氏は一部で取り沙汰される海上のタンカーからのガス放出説に言及し、「調べてみたが、どうも違うようだ」と述べた。
異臭騒ぎは 6月以降、小泉氏の地元・横須賀市の他、横浜市や三浦市で発生。消防に住民からの通報が多数寄せられている。
これまで県は14、15日に横須賀市で採取した大気を分析した結果、ガソリンなどが蒸発したガスに含まれる化学物質が検出されたと発表。12日に横浜市で検出された物質とほぼ一致している。