大相撲初場所は27日に 千秋楽を迎え、今場所 5度目の満員札止めになるなど最近では盛況だった。2011年の八百長問題などの不祥事で遠のいた客足が戻る兆しが表れた。
元小結で東十両12枚目の高見盛(36=東関)が27日、現役引退を表明した。大相撲初場所で 5勝10敗に終わり幕下陥落が確実になり引退を決断。千秋楽の取組後に、東関親方(34=元前頭潮丸)先代東関親方の渡辺大五郎氏(68=元関脇高見山)に意思を伝えた。
日本大學の同期元大関琴光喜の田宮啓司氏(36)が27日、名古屋市内で経営する飲食店で取材に応じて高見盛をねぎらった。
日馬富士(28=伊勢ケ浜)が、白鵬(27=宮城野)との横綱対決を制した。北の湖理事長(59=元横綱)は日馬富士の全勝優勝を高く評価した。
東前頭筆頭の安美錦(34=伊勢ケ浜)が、西前頭 6枚目の碧山(26=春日野)を下し、 9勝目を挙げた。
大相撲初場所の三賞選考委員会が27日、東京・両国国技館で行われ、敢闘賞は、14日目までに自己最多の12勝を挙げた東前頭 7枚目の高安(22=鳴戸)が初受賞。
西前頭筆頭の妙義龍(26=境川)は、千秋楽で勝ち越しを決めれば殊勲賞だったが、千代大龍に敗れ受賞ならず。技能賞は、該当者なしだった。記事をまとめてみました。
大相撲初場所は27日に 千秋楽を迎え、今場所 5度目の満員札止めになるなど最近では盛況だった。
日本相撲協会広報部によると、東京開催場所で 5度の札止めになるのは、2010年初場所以来。 6日間の大入りも、初場所としては 7日間出た同場所以来となった。2011年の八百長問題などの不祥事で遠のいた客足が戻る兆しが表れた。
場所前から新宿でPRイベントを実施するなど、新たな集客策にも取り組んだ。北の湖理事長は「ファンあっての相撲ということを重視している。十両でも拍手がある相撲が増えたし、土俵の内容を含め、これ(活況ぶり)を重ねていきたい」と話した。
元小結で東十両12枚目の高見盛が27日、現役引退を表明した。大相撲初場所で 5勝10敗に終わり幕下陥落が確実になり引退を決断。
千秋楽の取組後に、東関親方先代東関親方の渡辺大五郎氏に意思を伝えた。相撲協会に引退届も提出、理事会で年寄「振分」襲名が承認された。今後は東関部屋の部屋付き親方として後進を指導する。
引退会見で思い出を感無量の表情で話す高見盛
引退会見では、右肩や古傷の右足をはじめ、体の各所が悲鳴を上げていたことを吐露。「いろんな人からも(ケガを)治せばまだできるんじゃないかと言われました。自分の中では、自分のライン、自分が力士でいられるラインみたいなものがありまして、それを切ってしまった以上、力士としての力が出るのかどうか、それが出ないということが分かってきているんです、ここ数年」と話し、幕下転落という一線を越えたことで、区切りをつけた心の内を示した。
一番印象に残っていることを聞かれると「ここまで相撲を取って、人気者と言われて、そこから自分の相撲が、取るたびにお客さんも盛り上がってくれて、いろいろなことがありすぎて、今すぐには全部は言い切れません」と答えた。
大相撲引退を決めた高見盛について、日本大學の同期でともに1999年春場所に初土俵を踏んだ元大関琴光喜の田宮啓司氏が27日、名古屋市内で経営する飲食店で取材に応じ「本人も満足しているのではないか。よく頑張ったと思う」とねぎらった。
最高位こそ違ったが「負けたくない相手。負けたらほかの力士より倍悔しかった」と意識する相手だった。対戦の思い出として「新十両の時に相手が幕下でぶざまな負け方をした」ことを挙げた。今場所の取組結果は毎日気にしていたという。
大学時代は同級生が集まって誕生日を祝い合う仲だった。昨年の名古屋場所では春日山親方(元幕内浜錦)らを加えた日大同期生で酒を酌み交わし「たわいもない話をした」と感慨深げに振り返った。
全勝優勝を決め、たくさんの懸賞金を両手で大事そうにつかむ日馬富士
日馬富士が、白鵬との横綱対決を制した。
当たって相手の体を突き起こすと、もろ差しに。左で投げを打ちながら寄り切った。14日目に優勝が決まっていたが、 3度目の全勝を達成。「今日の一番に集中して、お客さんが喜ぶ激しい相撲を取ろうと思っていました」と振り返った。
北の湖理事長(右)から賜杯を受け取る日馬富士
北の湖理事長は日馬富士の全勝優勝を高く評価した。
取組前は「白鵬は負けると3差。意地があるだろうと」と話していた。結果は日馬富士の快勝に「今場所一番いい相撲だった。うまく中に入った」。自らは24度の優勝中全勝は 7度。九州場所 9勝から巻き返しに「経験上、全勝はなかなかできないもの。相撲への厳しさを持っている」とほめた。白鵬に対しては「 3差は屈辱だろう。妙義龍戦が響いた」。
また、高見盛の引退には「思い切りのいい相撲で好感を持たれた。気合の入れ方からもお客さんが喜んでくれた。ファンはファイトを出す力士がほしいと思うでしょう」と話した。
碧山(左)を下し、バンザイする安美錦
東前頭筆頭の安美錦が、西前頭 6枚目の碧山を下し、 9勝目を挙げた。
立ち合いから押し込まれたが、土俵を 1周以上動きながら、「引っかけ」で転がした。「我慢して、焦らないで取った。ああいう、相撲はケガするね」と話した。 3月の春場所は、三役への復帰が確実。「今場所は、毎日集中して相撲が取れた」と振り返った。
敢闘賞を受賞した高安
大相撲初場所の三賞選考委員会が27日、東京・両国国技館で行われた。敢闘賞は、14日目までに自己最多の12勝を挙げた東前頭 7枚目の高安が初受賞。
西前頭筆頭の妙義龍は、千秋楽で勝ち越しを決めれば殊勲賞だったが、千代大龍に敗れ受賞ならず。技能賞は、該当者なし。
東前頭7枚目の高安が初の三賞となる敢闘賞を獲得した。千秋楽は栃煌山に、はたき込みで敗れたが、12勝 3敗の好成績。選考委員の鏡山審判部長(元関脇多賀竜)も「大関との対戦はないが、これだけ勝てるのは立派」と称賛した。
高安は「今場所は自分にとって、すごく成長できた大きな場所でした。強い気持ちで挑めた」と喜んだ。来場所は自己最高位の西前頭筆頭を超える可能性もある。「上位とあたるのは間違いない。初心を忘れないでやっていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
高見盛引退と聞いて、「今まで現役でやっていたのか…」と思ってしまいました。若田か時代の力士として、今まで頑張って来たのには感激します。お疲れ様でした。
日馬富士が、白鵬との横綱対決を制して全勝優勝。どこにそんな力が有ったのか…。しかし、よく頑張ってきましたね。横綱として、これからも頑張って欲しいですね。
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元小結で東十両12枚目の高見盛(36=東関)が27日、現役引退を表明した。大相撲初場所で 5勝10敗に終わり幕下陥落が確実になり引退を決断。千秋楽の取組後に、東関親方(34=元前頭潮丸)先代東関親方の渡辺大五郎氏(68=元関脇高見山)に意思を伝えた。
日本大學の同期元大関琴光喜の田宮啓司氏(36)が27日、名古屋市内で経営する飲食店で取材に応じて高見盛をねぎらった。
日馬富士(28=伊勢ケ浜)が、白鵬(27=宮城野)との横綱対決を制した。北の湖理事長(59=元横綱)は日馬富士の全勝優勝を高く評価した。
東前頭筆頭の安美錦(34=伊勢ケ浜)が、西前頭 6枚目の碧山(26=春日野)を下し、 9勝目を挙げた。
大相撲初場所の三賞選考委員会が27日、東京・両国国技館で行われ、敢闘賞は、14日目までに自己最多の12勝を挙げた東前頭 7枚目の高安(22=鳴戸)が初受賞。
西前頭筆頭の妙義龍(26=境川)は、千秋楽で勝ち越しを決めれば殊勲賞だったが、千代大龍に敗れ受賞ならず。技能賞は、該当者なしだった。記事をまとめてみました。
大相撲初場所は27日に 千秋楽を迎え、今場所 5度目の満員札止めになるなど最近では盛況だった。
日本相撲協会広報部によると、東京開催場所で 5度の札止めになるのは、2010年初場所以来。 6日間の大入りも、初場所としては 7日間出た同場所以来となった。2011年の八百長問題などの不祥事で遠のいた客足が戻る兆しが表れた。
場所前から新宿でPRイベントを実施するなど、新たな集客策にも取り組んだ。北の湖理事長は「ファンあっての相撲ということを重視している。十両でも拍手がある相撲が増えたし、土俵の内容を含め、これ(活況ぶり)を重ねていきたい」と話した。
元小結で東十両12枚目の高見盛が27日、現役引退を表明した。大相撲初場所で 5勝10敗に終わり幕下陥落が確実になり引退を決断。
千秋楽の取組後に、東関親方先代東関親方の渡辺大五郎氏に意思を伝えた。相撲協会に引退届も提出、理事会で年寄「振分」襲名が承認された。今後は東関部屋の部屋付き親方として後進を指導する。
引退会見で思い出を感無量の表情で話す高見盛
引退会見では、右肩や古傷の右足をはじめ、体の各所が悲鳴を上げていたことを吐露。「いろんな人からも(ケガを)治せばまだできるんじゃないかと言われました。自分の中では、自分のライン、自分が力士でいられるラインみたいなものがありまして、それを切ってしまった以上、力士としての力が出るのかどうか、それが出ないということが分かってきているんです、ここ数年」と話し、幕下転落という一線を越えたことで、区切りをつけた心の内を示した。
一番印象に残っていることを聞かれると「ここまで相撲を取って、人気者と言われて、そこから自分の相撲が、取るたびにお客さんも盛り上がってくれて、いろいろなことがありすぎて、今すぐには全部は言い切れません」と答えた。
大相撲引退を決めた高見盛について、日本大學の同期でともに1999年春場所に初土俵を踏んだ元大関琴光喜の田宮啓司氏が27日、名古屋市内で経営する飲食店で取材に応じ「本人も満足しているのではないか。よく頑張ったと思う」とねぎらった。
最高位こそ違ったが「負けたくない相手。負けたらほかの力士より倍悔しかった」と意識する相手だった。対戦の思い出として「新十両の時に相手が幕下でぶざまな負け方をした」ことを挙げた。今場所の取組結果は毎日気にしていたという。
大学時代は同級生が集まって誕生日を祝い合う仲だった。昨年の名古屋場所では春日山親方(元幕内浜錦)らを加えた日大同期生で酒を酌み交わし「たわいもない話をした」と感慨深げに振り返った。
全勝優勝を決め、たくさんの懸賞金を両手で大事そうにつかむ日馬富士
日馬富士が、白鵬との横綱対決を制した。
当たって相手の体を突き起こすと、もろ差しに。左で投げを打ちながら寄り切った。14日目に優勝が決まっていたが、 3度目の全勝を達成。「今日の一番に集中して、お客さんが喜ぶ激しい相撲を取ろうと思っていました」と振り返った。
北の湖理事長(右)から賜杯を受け取る日馬富士
北の湖理事長は日馬富士の全勝優勝を高く評価した。
取組前は「白鵬は負けると3差。意地があるだろうと」と話していた。結果は日馬富士の快勝に「今場所一番いい相撲だった。うまく中に入った」。自らは24度の優勝中全勝は 7度。九州場所 9勝から巻き返しに「経験上、全勝はなかなかできないもの。相撲への厳しさを持っている」とほめた。白鵬に対しては「 3差は屈辱だろう。妙義龍戦が響いた」。
また、高見盛の引退には「思い切りのいい相撲で好感を持たれた。気合の入れ方からもお客さんが喜んでくれた。ファンはファイトを出す力士がほしいと思うでしょう」と話した。
碧山(左)を下し、バンザイする安美錦
東前頭筆頭の安美錦が、西前頭 6枚目の碧山を下し、 9勝目を挙げた。
立ち合いから押し込まれたが、土俵を 1周以上動きながら、「引っかけ」で転がした。「我慢して、焦らないで取った。ああいう、相撲はケガするね」と話した。 3月の春場所は、三役への復帰が確実。「今場所は、毎日集中して相撲が取れた」と振り返った。
敢闘賞を受賞した高安
大相撲初場所の三賞選考委員会が27日、東京・両国国技館で行われた。敢闘賞は、14日目までに自己最多の12勝を挙げた東前頭 7枚目の高安が初受賞。
西前頭筆頭の妙義龍は、千秋楽で勝ち越しを決めれば殊勲賞だったが、千代大龍に敗れ受賞ならず。技能賞は、該当者なし。
東前頭7枚目の高安が初の三賞となる敢闘賞を獲得した。千秋楽は栃煌山に、はたき込みで敗れたが、12勝 3敗の好成績。選考委員の鏡山審判部長(元関脇多賀竜)も「大関との対戦はないが、これだけ勝てるのは立派」と称賛した。
高安は「今場所は自分にとって、すごく成長できた大きな場所でした。強い気持ちで挑めた」と喜んだ。来場所は自己最高位の西前頭筆頭を超える可能性もある。「上位とあたるのは間違いない。初心を忘れないでやっていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
高見盛引退と聞いて、「今まで現役でやっていたのか…」と思ってしまいました。若田か時代の力士として、今まで頑張って来たのには感激します。お疲れ様でした。
日馬富士が、白鵬との横綱対決を制して全勝優勝。どこにそんな力が有ったのか…。しかし、よく頑張ってきましたね。横綱として、これからも頑張って欲しいですね。
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