初マラソン佐藤悠基｢いつも通りです｣、猫ひろしリオは｢タイムが伸びたら｣、西谷綾子は涙の完走

　今年で 7回目となる｢東京マラソン2013｣の招待選手会見が22日、都内のホテルで開かれ、初マラソンに挑む佐藤悠基(26＝東京・日清食品)。トラックでエリート街道を歩んできたスピードスターは｢失敗探し｣の長丁場に挑んだ。
　11位に終わった今井正人(28＝福岡・トヨタ自動車)は自己ベストを 3秒更新する 2時間10分29秒にも浮かない表情だ。
　2011年11月にカンボジア国籍を取得し、五輪出場を目指すお笑いタレント猫ひろし(35)は、昨年 2月にマークした自己ベスト 2時間30分26秒に迫る 2時間30分41秒の76位でゴールした。
　また同じ｢芸人ランナー｣として、猫をライバル視するお笑いコンビげんきーず宇野けんたろう(30)は｢風に勝てなかった｣と 2時間39分18秒でゴール。
　24日に行われた｢東京マラソン2013｣で、｢美女軍団｣として知られるオスカープロモーション所属のタレント西谷綾子(26)、フリーアナウンサーの魚住咲恵(31)、女優の阪田瑞穂(26)の 3人も完走した。記事をまとめてみました。

　今年で 7回目となる｢東京マラソン2013｣の招待選手会見が22日、都内のホテルで開かれた。今夏のモスクワ世界陸上代表選考会を兼ねた男子の注目は、初マラソンに挑む佐藤悠基。トラックでエリート街道を歩んできたスピードスターは｢失敗探し｣の長丁場に挑んだ。
　男子の部が今夏のモスクワ世界陸上代表選考会を兼ねる｢東京マラソン2013｣(都庁～東京ビッグサイト)は24日、都庁を出発し東京ビッグサイトをフィニッシュするコースで行われた。
　レースを翌日に控えた23日、各選手は宿舎となる東京・新宿のホテル周辺で最終調整に汗を流した。
　走りのようなスピードもテンポの良さも、話す口調にはなかった。ポーカーフェースで佐藤は話した。

　佐藤：周りの期待はありますが、あくまでもマラソンがどんなものかを経験するのが一番の目標。まずはゼロの状態で 1回走って、ゼロに何を足したら数字が増えていくか、何が足りず何が必要なのか、体でマラソンを感じたい。


　会見後、記念撮影に納まる今井正人(左)と佐藤悠基

　昨年11月下旬に左ふくらはぎを肉離れ。12月は満足な練習を積めず、 1月は基礎練習中心だった。40キロ走は 3回したが練習方法は自己流。｢(人から)与えられたもので失敗したら、そのせいにしてしまう。 100％自分の責任で考えるのが大事｣。東海大學 1年時から箱根駅伝で史上 3人目の 3年連続区間新記録を樹立し、 1万メートルは日本歴代 3位。時間をかけて、そのスピードに磨きをかける。
　初マラソンに挑む注目の佐藤悠基は、午前11時から約 1時間、都庁周辺を走る最終調整で汗を流した。｢いつも通りです｣と、普段着のまま42.195キロの長丁場に臨む。｢苦しいんだろうな、とは思うけど距離の不安はない。ただ“苦しかった”で終わるのでなく、体の状態を把握しながら走りたい｣と前日の会見で話していたように、まずは 3年後のリオデジャネイロ五輪に向けた試金石のレースと位置づけて挑んだ。


　｢東京マラソン2013｣で男子マラソン11位の今井正人

　11位に終わった今井正人は自己ベストを 3秒更新する 2時間10分29秒にも浮かない表情だ。
　｢悔しいし、情けないし、力不足｣。25キロ過ぎから右足に張りを感じ、30キロ過ぎの急なペースアップに対応できず失速した。｢後半もしっかり走れば(失速する選手を)拾っていけると思ったけど、自分も落ちてた｣。今回も 2時間10分の壁を突破できなかったが｢早く気持ちを切り替えたい。課題を克服して、また挑戦したい｣と巻き返しを誓っていた。

　｢東京マラソン2013｣が24日、都内で行われ、全種目合計で過去最多の 3万6675人が参加した。芸能界からも多くのランナーが出場し、沿道から大きな声援を受けた。
　2011年11月にカンボジア国籍を取得し、五輪出場を目指すお笑いタレント猫ひろしは、昨年 2月にマークした自己ベスト 2時間30分26秒に迫る 2時間30分41秒の76位でゴールした。自己新はお預けとなったが｢風が強い中でよくやった。品川がきつかった｣と振り返った。また、｢自分で自分を褒めてあげたい｣と、有森裕子さん(46)の名言を用いて自賛した。


　猫ひろし(左)は女子 8位のスタラボイタワと一緒に手を上げてゴール

　猫は昨年、 1度はロンドン五輪のカンボジア代表に選ばれながら、国際陸連から｢連続 1年以上の居住実績がない｣と出場資格を認められず涙をのんでいる。2016開催のリオデジャネイロ五輪への思いを聞くと、｢タイムが伸びたら考えたい｣と冷静に話した。
　｢リオデジャネイロ五輪を目指す｣と、気持ちを切り替えて臨んだ昨年10月のちばアクアラインマラソンは、自己ベストに遠く及ばない 2時間35分52秒だった。この時より大幅にタイムを縮めたが｢このタイムじゃ、五輪は到底無理｣と渋い表情だ。国籍に関しても｢リオ五輪が終わっても、ぼくはカンボジア人。日本には戻しません｣と明言。現在もカンボジア陸連とは密に連絡を取り合い、今後の出場大会などを話し合っているという。
　 2日前に38.9度まで熱が上がり、前日は寝込んだ。沿道の人の求めに何度も｢ニャー｣と応じ、いくらか時間と体力のロスはあったが、完走後には｢猫もしゃくしもアベノミクス｣という即興で思いついた新ギャグを披露するなど、まだまだ走れそうな様子。国籍は変えず、このままカンボジア人として高みを目指す。


　不本意な結果に涙を流す宇野けんたろう

　また同じ｢芸人ランナー｣として、猫をライバル視するお笑いコンビげんきーず宇野けんたろうは｢風に勝てなかった｣と 2時間39分18秒でゴール。｢あの風で 2時間30分を出した猫さんはすごい｣と白旗を上げていた。
　猫からの｢国籍を変えて出直せ｣という言葉を伝え聞くと、｢あすからケニアにマラソン留学します。ケニアの“住みます芸人”になる。(所属の吉本興業の)大崎社長に土下座したい｣と突然の留学宣言。相方の元気☆たつや(31)は、｢コンビ解散の危機です｣と顔を引きつらせていた。

　24日に行われた｢東京マラソン2013｣で、｢美女軍団｣として知られるオスカープロモーション所属の 3人も完走した。女性芸能人ランナーの最高記録を持つ東京ＭＸテレビのランナー情報番組でＭＣを務めるタレント西谷綾子は 3時間23分38秒の好タイムで完走した。ゴール後｢無名タレントだったんですけど 1年間、皆さんが応援してくれてうれしかった｣と目を潤ませた。
　昨年11月の神戸マラソンで 3時間13分59秒を記録し、それまでタレント長谷川理恵が持っていた女性芸能人記録、 3時間15分36秒を更新した。その直前、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子氏から、東京・昭和の森でマンツーマンで 1泊 2日、特別指導を受けた上、手料理もふるまってもらったという。


　東京マラソンで完走した、左から阪田瑞穂、西谷綾子、魚住咲恵

　西谷は鳥取・倉吉北高時代、バスケットボール部に所属し、 3年連続で全国高校総体に出場した。ポジションはフォワードで最高成績は全国ベスト16だった。その運動能力もマラソンに生かしている。
　鳥取には2003年に心筋梗塞を患い、病気と闘う父和弘さん(62)がいる。今大会 3週間前にも危篤状態となり一時、帰郷した。そのため、今回は万全の状態では臨めなかったが、今後も最愛の父のためにも走り続けるつもり。友人の高橋尚子さん(40)からマンツーマン指導を受けたこともあり、目標タイムは 3時間切りで｢Ｑちゃん(高橋氏)もできると言ってくれています｣と胸を張った。さらに、｢ 3月10日の名古屋ウィメンズマラソンでサブ３に挑戦です｣と話した。
　フリーアナウンサーの魚住咲恵は、 3回目のマラソンで初めて 4時間を切る 3時間35分 3秒。2002年の第 8回全日本国民的美少女コンテスト・グランプリで女優の阪田瑞穂は、初マラソンを 4時間17分37秒で完走した。

　マラソンにはトマトが効く！｢東京マラソン2013｣に向けて、練習を積んでいる人も多いはず。そんなランナーにオススメなのが、運動によってたまりやすい活性酸素を消去する効果があるといわれるトマト。｢東京マラソン2013｣にはカゴメが初協賛し、ランナーに 3万6000個の“東京マラソン2013公認トマト”を提供することが決定。話題となっている。
　完走を目指すランナーにとって“新定番”となりそうなのがトマト。今回、｢東京マラソン2013｣に初協賛するカゴメは｢高リコピントマト｣と｢ちいさなももこ｣の 2種類を厳選。同社コーポレート・コミュニケーション本部メディアコミュニケーション部広報グループの仲村亮氏は｢栃木県那須塩原市の研究所は約7500種類のトマトの種子を保有しています。今回の 2種類はその中からランナーにオススメのものを選びました｣と話す。レース当日はスタート地点、コース上 4カ所、ゴール地点の 6カ所で 3万6000個を無償提供することにした。


　｢ハリアーズ｣の練習会で好評だったカゴメのトマト。｢東京マラソン2013｣に出場予定の今野昌子さん(前列右)と錦織由美子さん(同左)もニッコリ

　では、なぜランナーに生鮮トマトが配られるのか。アスリートフードマイスターで、トライアスロン選手でもある村山彩さんは｢ランニング中は汗を多くかくため、水分が減少してしまいます。トマトは水分が多いため、水分補給に適しています。ほどよい酸味もあり、さっぱりとしていて食べやすく、気分転換にもなります｣と説明する。さらに｢メンタル面でのコントロールという意味でも、トマトは入手しやすく食べ慣れているため、オススメです。また、トマトの赤色はレシピの彩りがよくなるだけでなく戦闘色として意欲がわくので、視覚的にもパワーが出ます｣とその効果に太鼓判を押した。
　今回、提供される２種類はそんなランナーにぴったり。4000個が用意される｢高リコピントマト｣はカゴメが独自に開発したこだわりのトマトで、抗酸化作用が強いリコピン含量が約 1.5倍(同社こくみトマトラウンド比)。厳しいリコピン値検査のもと選び抜かれた、中までしっかり赤いトマトだ。
　 3万2000個が提供される｢ちいさなももこ｣はマラソン時にも食べやすい小さなサイズのピンク系トマト。皮が柔らかく噛(か)みやすいため、栄養素をより効果的に摂取できる。
　そんなトマトの効果を身をもって感じたランナーたちがいる。このほど、都内で行われたランニングクラブ｢ハリアーズ｣の練習会で、カゴメのトマトが約 500個も無償提供されたのだ。｢東京マラソン2013｣に出場予定の横浜市の今野昌子さんは｢酸味があっておいしい｣と喜びの表情。同じく同マラソンに出場する市川市の錦織由美子さんも｢みずみずしいので本番でもトマト効果に期待している｣と笑顔。用意されたトマトはあっという間に完食された。
　｢高リコピントマト｣と｢ちいさなももこ｣は現在、東日本エリアのスーパーで“東京マラソン2013公認トマト”として発売中。｢ちいさなももこ｣のパッケージには公認シールも貼られている。ランナーはもちろん幅広い年代にとって心強いパワー源となりそうだ。

　虎ちゃんも｢ボランティア・リーダー｣として参加した｢東京マラソン2013｣。担当場所は品川の15km給水所だったが、あまりの風の強さの為に準備している途中では水が入った紙コップが飛んでしまったりして大変でした。
　そこを走り抜けていったランナー達。中には虎ちゃんの友達も参加していたのですが、彼に対してはチョコレートやお守りなどを準備していました。虎ちゃんの所を通過する時に渡しましたが、｢足には十分注意して行けよ！｣と声を掛けました。前に一緒に参加した｢東京マラソン2009｣の時に、彼は生爪を剥がしてしまった経験が有ったからです。しかし、無事にゴールできたようなので良かったです。
　今回参加したランナーの皆さん本当にお疲れ様でした。











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