日本( 2次ラウンド 1組 1位)は、プエルトリコ(同 2組 2位）に＜日本 1－ 3プエルトリコ＞で敗れ、 3連覇を逃した。
7回に 2番手の能見(阪神)が 2ランを浴び、打線は 8回に井端(中日)の右前適時打で 1点を返したが、内川聖一外野手(30)の走塁ミスもあり、反撃機はしぼんだ。プエルトリコは初の決勝進出。 3位決定戦は行わない。記事をまとめてみました。
日本( 2次ラウンド 1組 1位)はプエルトリコ(同 2組 2位）に＜日本 1－ 3プエルトリコ＞で敗れ、 3連覇を逃した。プエルトリコは初の決勝進出。 3位決定戦は行わない。
日本の歴代監督の 2人、ソフトバンクの王貞治球団会長と巨人の原辰徳監督が始球式を行った。
両者はプエルトリコ出身で米大リーグ、ジャイアンツの往年の強打者セペダ氏からボールを受け取り、並んで投球。大きな声援と拍手を受けた。
王球団会長は 3連覇の重責を担う山本監督を激励し｢(当時とは)全然、気楽さが違うから。大変でしょう。俺から何も言うことはない｣と気遣った。
歴代ＷＢＣ優勝監督として始球式を行った巨人原監督(中央)と王氏
日本は 1回に 1点を先制されると、 7回に 2番手の能見(阪神)が 2ランを浴びた。打線は 8回に井端(中日)の右前適時打で 1点を返したが、走塁ミスもあり、反撃機はしぼんだ。
18日(日本時間19日)にドミニカ共和国( 2次ラウンド 2組 1位)とオランダ(同 1組 2位)が準決勝を戦い、決勝は19日午後5時(同20日午前9時)から行われる。
3連覇を逃し観客に挨拶する山本浩二監督
プエルトリコが日本に勝利し、決勝に進出した。
日本の 4番打者は度重なる好機をものにできなかった。得点圏に走者を置いた 4、 6回で凡退した阿部慎之助捕手(巨人)は、 1－ 3の 8回二死 2塁でも左投手の前に 2ゴロに倒れた。
米大リーグに所属する選手が次々と参加を辞退した今大会。主将としてチームを引っ張ってきたが、目標に掲げていた 3連覇には届かなかった。
6回裏日本二死 3塁、空振り三振に打ち取られ、悔しがる阿部慎之助捕手
侍ジャパン終戦――。第 3回ワールド・ベースボール・クラシック(ＷＢＣ)で 3連覇を目指した日本代表は17日(日本時間18日)、サンフランシスコでの準決勝でプエルトリコに＜日本 1－ 3プエルトリコ＞で敗れ、敗退が決まった。プエルトリコは初の決勝進出を果たした。
日本は初回、先発の前田が連続四球でピンチを迎えると、 5番アービレイスの中前適時打で先制を許し、 7回には 2番手の能見が 6番リオスに左越え 2点本塁打を浴びて突き放された。
日本は 8回に鳥谷の 3塁打、井端の右前適時打、内川の右前打で反撃に出たが、打者阿部の時に内川が 1、 2塁間ではさまれタッチアウトとなり、痛恨のミスが出て好機がしぼんだ。 5回一死 1、 2塁、 6回二死 3塁もプエルトリコ投手陣のボールになる変化球にことごとく手を出し、三振。最後まで攻撃に精彩を欠いた。
8回裏、 1塁を飛び出した内川聖一外野手にタッチするＹ・モリーナ
井端の適時打で 1点を奪い、追い上げの機運が高まった 8回一死 1、 2塁だ。 4番阿部の 2球目に重盗を試みたが、失敗。 1塁走者の内川がアウトになり、チャンスは一瞬にしてついえた。
｢行ければ 3塁に盗塁してもいい｣というサインで、井端は十分なスタートが切れずに、盗塁を断念した。だが、 1塁の内川は、井端が 3盗を決行したと思い、一目散に 1塁に走った。盗塁断念に気が付いたのは、塁間の半分を超えてから。 2塁近くで立ちすくむ内川は、走ってきたモリーナ捕手にタッチされ、万事休す。試合後は｢申し訳ない気持ち…｣と、涙ながらに話した。
プエルトリコに敗れ厳しい表情の山本浩二監督(左)
＜日本 1－ 3プエルトリコ＞で敗れ 3連覇を逃した侍ジャパン山本浩二監督のコメント。
｢選手は本当によくやってくれた。慎之助（阿部）がチームをまとめ、ベテランが彼をサポートし、若い選手が付いていった。私は幸せでした｣。
プエルトリコ代表(手前)に敗れ、ファンへ挨拶に向かう日本代表
球場を深いため息が包んだ。日本代表はプエルトリコに敗れた。 3連覇を逃し、ファンは残念そうに肩を落とし、選手は無念の表情を浮かべた。
球場には 3万 3000人を超える観客が集まった。日本人が多く住む土地柄も手伝って日の丸を身に着けたファンも多く、日本の攻撃中にはトランペットを使った｢日本式｣の鳴り物応援の音も響いた。スタンドでは選手名を書いたボードが掲げられ、メガホンが打ち鳴らされた。
8回に 1点を返してなお一死 1、 2塁の好機では夜空の下、逆転を信じて、総立ちで日の丸の横断幕を揺らしながら懸命に声援を送ったが、願いは届かなかった。 9回に最後の打者が打ち取られると、日本のファンが陣取った応援席には沈痛な表情が並んだ。
試合後にはグラウンドでプエルトリコの選手が歓喜の輪をつくり、日本代表の選手はぼうぜんと見つめた。
プエルトリコ代表・ロドリゲス監督｢日本に勝てたのは大きい。意味ある勝利だ。日本の打線には目立った弱点はなかった。
Ｙ・モリーナがうまく投手をリードして、内角を攻めた。チームは戦うたびに自信をつけている。
日本代表の山本監督は目に涙をため、静かに敗戦を振り返った。
―― 3連覇はならなかった。
｢相手は素晴らしいチームで打者も積極的に打ってきたし、投手陣も良く、チャンスらしいチャンスもなかった。投打ともに日本が押された｣
―― 8回の重盗失敗は。
｢投手のモーションが大きいのが分かっていた。一つでも前の塁に行くという姿勢で、失敗したが悔いはない｣
――阿部主将の評価は。
｢阿部がチームをまとめてベテランがサポートし、若い連中がついていった。そこに 2次ラウンドからチームのまとまりが出てきた。本当に素晴らしい選手とともにできて私は幸せでした｣
――代表監督を務めて。
｢監督の通達を受けてからの半年間はいろんなプレッシャーを感じた。でも、この年であらためて勝負の厳しさを味わわせてもらったし、ユニホームを着るのは燃えるものがあった｣
お疲れ様でした。例え｢V3｣達成できなくてもそれは監督だけの問題では無い。エラーが無ければ今回どこまで行けたか。TVニュースで見たが、｢オレの責任です｣と涙した内川がいたが、彼のミスは酷いとしか言うしかない。しかし、それを起こさせたのは何かが問題だろう。
上司からの指示を途中までしか聞かない様な部下もいる。その反面、何を求めているのかを素早く判断する部下もいる。また、素早く判断しながらもジックリと行動に移す部下もいる。それはどこの会社でも有ることだが、それはプロ野球でも言えるのでは無いだろうか。その為に今回のミスが発生して敗戦へとなる導火線がが引かれたのではないだろかと思う。
今回の場合も、｢行ければ 3塁に盗塁してもいい｣というサインが出ていたという。出たらどうなるか？を考えて井端は止めたが、盗塁断念していたのにも関わらす出塁してしまった内川に問題が有るのだろうか？その辺も考えた方が良いかも知れない。
とにかく、これからは公式戦のプレイオフを待つとしましょう。
※この試合の模様は、TBS系列で夜21：00からダイジェストで放送されました。
ＷＢＣ組み合わせ
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3月 2日から福岡ドームで戦いが始まります！
ニッポン放送でも実況中継が決定！
■ 1次ラウンド(福岡ヤフオク！ドーム)
3／ 6(水) 日本 対 キューバ １９時ＰＢ予定
■ 2次ラウンド（東京ドーム）
※日本代表が出場する試合のみ中継予定
3／ 8(金) ＧＡＭＥ②：
福岡ラウンド通過チーム 対 台中ラウンド通過チーム
19時ＰＢ予定
3／ 9(土) ＧＡＭＥ③：ＧＡＭＥ①敗者 対 ＧＡＭＥ②敗者
19時ＰＢ予定
3／10(日) ＧＡＭＥ④：ＧＡＭＥ①勝者 対 ＧＡＭＥ②勝者
19時ＰＢ予定
3／11(月) ＧＡＭＥ⑤：ＧＡＭＥ③勝者 対 ＧＡＭＥ④敗者
19時ＰＢ予定
■決勝ラウンド(サンフランシスコ ＡＴ＆ＴＰａｒｋ)
※日本代表が出場する場合のみ中継予定
3／18(月) 準決勝①：マイアミラウンド 2位 対 東京ラウンド 1位
10時ＰＢ予定
3／19(火) 準決勝②：東京ラウンド 2位 対 マイアミラウンド 1位
10時ＰＢ予定
3／20(水) 決勝：準決勝①勝者 対 準決勝②勝者 9時ＰＢ予定
※日程・時間はいずれも日本時間。中継予定は変更になる場合がございます。どうお、お楽しみに！
ニッポン放送では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
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侍ジャパン負けた… 3連覇ならず…阿部主将、度重なる好機で凡退…プエルトリコ監督 意味ある勝利
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