フィギュアスケートの元世界女王でソチ冬季五輪シーズンに復帰する安藤美姫(25)は2013年 6月28日、不在となっているコーチについて交渉中であることを明らかにした。 7月からの13-14年シーズンで引退を決めているが、希望する出場試合などで、日本スケート連盟の意向と合致しない事態にあると吐露した。
7月 1日、テレビ朝日系の「報道ステーション」に出演し、昨年10月ごろに妊娠が判明し、今年 4月に第 1子女児(3350グラム)を出産していたことを明かした。記事をまとめてみました。
落ち着いた演技で観客を魅了した安藤美姫
フィギュアスケートの元世界女王でソチ冬季五輪シーズンに復帰する安藤美姫は2013年 6月28日、不在となっているコーチについて「今 1人に声を掛けて話している。 100パーセント決まった上で発表する」と交渉中であることを明らかにした。当面は練習拠点を国内に置き、 7月にフリーの振り付けで渡米する予定。
安藤は昨年のグランプリ(GP)シリーズを欠場したため、日本スケート連盟からアイスショー出演を禁じられたと主張。「(復帰後の国際大会出場の機会も)まだつくってもらえず(目標を)言えない状態」と不快感を示した。さらに「(ことしの)GPに出る資格はあるみたいなので、出たいと正直思うが、日本連盟がどう判断するか」と話した。
この日は新横浜スケートセンターで催されたアイスショーに出演し、得意な 3回転サルコーの着氷で珍しく手を付いたが、久々にジャンプを披露。3月の世界選手権代表の羽生結弦や鈴木明子(邦和スポーツランド)村上佳菜子(中京大學)も熱演した。浅田真央(中京大學)、高橋大輔(関西大學大学院)は出演しなかった。
オープニングでスポットライトを浴びる安藤美姫
3季ぶりの復帰を目指す元世界女王の安藤美姫が複雑な胸中を明かした。 6月28日、新横浜スケートセンターで行われた「ドリーム・オン・アイス 2013」にゲスト出演。 7月からの13-14年シーズンで引退を決めているが、希望する出場試合などで、日本スケート連盟の意向と合致しない事態にあると吐露した。過去の実績による「特別待遇」は行わない方針を取っており、思い描く青写真とズレがあるようだ。
安藤が現状を訴えた。置かれた状況、気持ちを包み隠さずに発言した。「国際スケート連盟(ISU)の回答と、日本連盟の回答が違って、自分は日本連盟の意向に従わないといけない。少し残念ではあります」。ラストシーズンだからこそ、思いが言葉になった。
昨年10月に始まったGP(グランプリ)シリーズ。出場のサインをしながら、コーチ不在を理由に欠場した。故障以外の場合は罰則があることは承知だったが、ISUのチンクワンタ会長宛ての手紙を書き、「良いアンサーをもらった」。昨年12月まではISU公認大会に出場停止だったが、それ以上の罰はなかった。だが、「日本連盟からは 6月までアイスショーも出てはいけない」と伝えられたという。
笑みも交えながら今後について語る安藤美姫(写真は2012年10月 9日)
さらに来季GPシリーズ(今年10月スタート)も、「出場資格は持っていたが、日本連盟の判断がISUと違った」と説明した。過去10季で表彰台に上がった選手はISUとしては出場可能だが、判断は各国の連盟。日本は強化指定でなければ派遣しない方針を取り、安藤は昨秋に辞退していたため、出場はかなわなかった。
連盟の伊東フィギュア委員長は、強化指定は「 2年間実績がなく、特別扱いはできない」とし、「 6月までショーも出てはだめと、私は言っていない。強化部に確認したい」と話した。
ソチ五輪出場には、12月の全日本選手権での表彰台が条件。同大会までにISUの技術最低点の獲得も必要だが、現状ではISU公認大会に日本代表として参加できない。「最低点を取れる場(試合)を作ってもらいたい」と訴えた。
今後は、全日本の予選の関東選手権(10月)を目指す。そこで結果を残して強化指定に入り、GP以外のISU公認大会で最低点を取ることが、現実的な道筋となる。この日のショーでは 3回転サルコーに挑戦。 7月には米国合宿も行うなど、復帰への歩みは進める。「前向きにやるしかない」と自分に言い聞かせるように話した。
◆GPシリーズ:米国、カナダ、中国、ロシア、フランス、日本の 6カ国で行われ、男女シングルは 1大会10人、ペアは 8組で競う。選手は基本、 2大会に出場し、順位でポイントを獲得。合計点の上位 6人がシリーズ王者を決めるファイナルに進出。今年は2014年ソチ五輪の会場で行われる。ファイナルで日本女子は2003年に村主章枝、2005、2008年に浅田真央が優勝しているが、男子の優勝者はいない。
イベントで 1年を振り返る安藤美姫(写真は2012年11月28日)
安藤美姫が 7月 1日、テレビ朝日系の「報道ステーション」に出演し、昨年10月ごろに妊娠が判明し、今年 4月に第 1子女児(3350グラム)を出産していたことを明かした。
番組内では「今シーズンいっぱいで、現役を引退します。一人の女性として生きたいというわがままな決断により、 4月に赤ちゃんを無事出産して、もう母になりました」と話した。
女児の父親については触れず、結婚はしていないという。
復帰を目指していた昨秋に妊娠が分かった際「スケートよりもその子の命を選んだ」という。母として 3大会連続の五輪出場へ向け「リンクの上で責任を持って、これからも頑張りたい」と気を引き締めた。
安藤は、2011年の世界選手権後に当時コーチを務めていたニコライ・モロゾフ氏との師弟関係を解消した後、 2シーズン主要国際大会の出場を見送っていた。
所属していたトヨタ自動車も 1月 1日付で退社していた。
安藤美姫が妊娠して、出産までしていたなんて言う事を聞いて驚いていました。
今までアマとしての記録は一つも無いが、皆の前滑ってきた事は事実だろう。しかし、それをタテにして記録がないからソチへは行かせないなんて可愛そうだとは思うが、しかし規則は規則なのだから仕方無いのかも知れない。
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安藤美姫が復帰へコーチ交渉中!特別扱いなく五輪条件クリア危機! 4月に出産していた!
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