アニヤン新井・新井貴浩内野手(36)が先制打を放ち、阪神が前半戦最終戦を意地の白星で締めくくった。
西岡剛内野手(28)が 6回に中前打で出塁し、 7点目のホームを踏み連敗ストップにも、危機感をあらわにした。
浅井良外野手(33)が 3年ぶりに本塁打を放った。 2点リードの 8回に、巨人マシソンから左翼に 1号ソロ。
負傷欠場した中堅レギュラーの大和内野手(25)の代役、 2番の俊介外野手(25)が同一カード 3連敗阻止の立役者になった。
榎田大樹投手(26)がシュートとスライダーでコースを広く使う持ち味を発揮し、 6回 5安打 1失点と好投し、巨人から今季 3勝目を挙げた。
打倒巨人のスペシャルプランだったが、ランディ・メッセンジャー投手(31)がまさかの大炎上で救援に失敗した。記事をまとめてみました。
阪神は初回、 5番新井が先制の中前適時打を放つ。 2回は 2番俊介、 3番鳥谷が連続適時打、 3回には 7番坂が中犠飛を決めた。
巨人は 6点を追う 6回表、代打高橋由が中前適時打を放つ。阪神は直後の 6回裏、 4番マートンの右前適時打で突き放した。
巨人は 6点を追う 7回表、 6番長野の 3ランなどで 5得点。阪神は 7回裏に俊介の中前適時打で突き放し、<阪神 9- 6巨人>で連敗を 2で止めた。
チームは1985年に首位広島との前半戦最後の 3連戦に 2連敗したが、 3戦目を勝ち、日本一につなげた。その試合で主砲・岡田の欠場の穴を埋めたのが当時新人だった和田監督だった。吉兆とも呼べる巨人 3連戦。猛虎の底力を見せた夜だった。
俊介外野手は中前適時打を放った。左は、打球をよける巨人先発の宮国
甲子園の虎ファンは悪夢を思い出したに違いない。前夜、一挙 8失点で逆転を許した 7回。この日は 7― 1とリードしながら 5点を奪われ、 1点差に迫られた。しかし、伝統の一戦で 3連敗はできない。ベンチも選手も一体となっていた。
阪神が前半戦最終戦を意地の白星で締めくくった。首位巨人に連敗を喫して迎えた第 3ラウンド。 1点差に迫られた直後の 7回に、負傷欠場した大和の代役 2番、俊介外野手が、貴重な適時打を放った。チーム一丸で、打線は16安打の猛攻。 4回以外は毎回得点を重ね、今季巨人戦では最多の 9得点を挙げた。和田豊監督(50)の勝利の執念がにじむ采配で、 2.5ゲーム差に踏みとどまった。後半戦の巻き返しへ価値ある白星をもぎ取った。
最悪のシナリオは免れた。和田監督は、さすがに安堵(あんど)の表情だった。「しんどいゲームだった。冷や汗かいたわ~。甲子園で絶対に 3連敗できない」。初回から得点を積み上げた楽勝ムードも、 7回に連日の大量失点。宿敵の粘りにヒヤリとしながら、巨人戦の連敗を 4で止めた。甲子園での同一カード 3連敗は1999年が最後。14年ぶりの屈辱はゴメンとばかりに、ガムシャラに大きな 1勝をつかんだ。
和田監督:しんどいゲームでしたね。ずっと、いつひっくり返されるかと思いながらだった。昨日ああだったから 1点でも多くと。 1点 1点積み重ねたけど、簡単にはいかないね。これが(ゲーム差を) 4.5と 2.5に縮めるのではかなり違うからね。後半戦への入っていき方も、精神的にも。いろんな意味でね。
巨人に逃げ切り、笑顔でハイタッチする阪神ナイン
総力戦だった。前日16日は 7回に 8失点して逆転負けした。開幕から全試合先発していた大和も、右手中指負傷でベンチ外。代役俊介がイキイキと躍動すれば、ベンチも攻めた。 1- 0の 2回無死 1塁では、藤井彰人に初球をバスターエンドランさせて好機拡大。 6- 1の 6回無死 1塁では俊介にバントを指示して、 7点目につなげた。さらに 6点リードとした 7回。結果的には失敗したが、開幕投手のメッセンジャーを12日のDeNA(甲子園)から中 4日で、今季初めてリリーフで起用した。結果は 2/3回で 5失点と散々だったが、この試合にかける意気込みの表れだった。懸命に 1点を、勝利を追う姿がナインにも届いた。
勝つか負けるか。シーズンのポイントだった。入団 1年目の1985年、新人で優勝を経験した和田監督も当時の記憶が重なる。広島との首位攻防戦、球宴前の最終戦を奪って後半戦へつなげた。試合前のミーティング。冷静な指揮官は静かに、それでいて熱く訴えた。
和田監督:開幕から打倒巨人でやってきた。勝ち越していないのは巨人だけだ。今日取って、何とか終わろうや。甲子園で、ジャイアンツに3連敗するわけにはいかないんだ。
借金20の 5位で終えた昨季から一転、貯金13で球宴を迎える。福留の故障離脱を、今成や坂、俊介らがカバーしての 2位ターン。指揮官が掲げた「 3C」のように、チャンスでチャレンジしてチェンジして、驚異のV字回復を見せた。「チーム全員で結集した力が、貯金になって出ている。後半戦も 1つ 1つしっかりと戦いながら、最後はジャイアンツの上にいけるように」。巨人との一騎打ちを見据えて手応えは十分。虎将和田豊はチャンピオンフラッグだけを見ている。
1回裏阪神、新井貴浩内野手は中前適時打を放ちベンチに向かいポーズ
アニヤン新井・新井貴浩内野手が先制打を放った。初回二死 1、 2塁で中前適時打。
「先制のチャンスで打ててよかった」と振り返った。
巨人に勝利しハイタッチを交わす鳥谷敬内野手(左)と西岡剛内野手
西岡剛内野手が連敗ストップにも、危機感をあらわにした。 6回に中前打で出塁し、 7点目のホームを踏んだ。首位攻防戦は 1勝 2敗で一矢を報いたが、納得の表情は見せなかった。
「巨人の力を思い知らされた。勝ちはうれしいが、試合を振り返って、悔しさが残る。このままでは絶対に優勝できない。力をつけていきたい」。首位と 2.5ゲーム差で前半戦を終えたが、宿敵との実力差を痛感した。
前半戦を総括した和田豊監督のコメント。
「西岡の加入が大きい。明るくなって、新しい風を吹かせて、雰囲気が変わった。 6、 7月は中継ぎ陣も頑張ってくれた。全員で結集した力が、貯金になって出ている。 1つ 1つしっかりと戦いながら、最後はジャイアンツの上にいけるようにしたい」。
6回、中前打した西岡剛内野手
西岡が前半戦のチームMVPに指名された。「みんなの頑張りでここまで来れた。 1人に絞るのは難しいが、西岡の加入で雰囲気が明るくなった。外から新しい風を吹かせてくれた。西岡の良さがチームに浸透した」と和田監督。 7月に入り体調不良で先発落ちする試合もあったが、 1番打者として猛虎打線をけん引した姿が評価された。
昨オフ、ツインズから移籍し、タテジマに袖を通した。沖縄春季キャンプから持ち前の明るさと発言力でナインを引っ張り、開幕後も首位争いを演じる虎の主役に。初回先頭で安打を打てば14勝 5敗 2分けと圧倒的な勝率を誇る核弾頭ぶりだ。
球宴前最後の一戦も定位置である「 1番・ 2塁」で先発した。初回先頭は痛烈な左飛に倒れるも、再び先頭打者で回ってきた 6回の第 4打席は左腕・青木から中前打。マートンの右前打で 7点目の生還を果たし、勝利に貢献した。ただ、本人に一切の満足感はない。
「甲子園をホームにしているのに、負け越したのでね。巨人の底力をこの 3連戦で思い知った。このままでは、競って優勝はできない」
球宴が明けると、残る巨人戦は10試合(甲子園 4、東京ドーム 6)。下位相手に取りこぼしをせず、いかに直接対決で勝ちきれるか―。チームを引っ張る男だからこその警鐘。表情険しくクラブハウスへと引き揚げた。
8回裏阪神二死、マシソンから左越えにダメ押しの本塁打を放った浅井良外野手
浅井良外野手が 3年ぶりに本塁打を放った。 2点リードの 8回に、巨人マシソンから左翼に 1号ソロ。
巨人の反撃をしのぐ貴重な追加点になった。「ストレートの速い投手なので、振り遅れないようにしようと思った。まぐれです…」。2010年 8月25日広島戦以来のアーチに照れ笑いを浮かべた。 7回にも中前打を記録し、途中出場ながら 2安打の活躍だった。
3安打 2打点の活躍を見せ笑顔でヒーローインタビューを受ける俊介外野手(左)右は榎田大樹投手
負傷欠場した中堅レギュラーの大和内野手の代役 2番の俊介外野手(25)が同一カード 3連敗阻止の立役者になった。16日に大和内野手が右手中指を負傷し、この日は欠場。 2番中堅の代役に指名された俊介が、 2本のタイムリーを含む 3安打 2打点で活躍した。
「うれしいです。これからも、ドンドン出してもらえるように、必死にやっていきます!」と甲子園のお立ち台で喜びを爆発させた。
4回表巨人二死満塁、榎田大樹投手は代打矢野を 2ゴロに打ち取りガッツポーズ!
榎田大樹投手が 6回 5安打 1失点と好投し、巨人から今季 3勝目を挙げた。シュートとスライダーでコースを広く使う持ち味を発揮し、強力打線相手に 6回まで最少失点で切り抜けた。
「ジャイアンツに 2つ負けていたので、今日は絶対に勝ちたいと思ってマウンドに上がりました。藤井さんのリードのおかげで、なんとかゲームは作ることができたと思います」。
試合前の時点で巨人戦 3試合 2勝 0敗、防御率0.40。宿敵との好相性は健在だった。
4月にも巨人 3連戦 3連敗を阻止した左腕は「( 2連敗での先発も)正直、自分の流れと思っていた」と自信に満ちていた。相性の良さを評価し、中10日でこの日に合わせた和田監督は「大型打線を打ち取るすべを知っている」と頼もしそうに話した。
7回表巨人二死 1、 3塁、長野に中越え 3点本塁打を浴び肩を落とすランディ・メッセンジャー投手
ランディ・メッセンジャー投手(31)がまさかの大炎上で救援に失敗した。12日のDeNA戦で 8勝を挙げ、中 4日の登板間隔でブルペンに待機した。
打倒巨人のスペシャルプランだったが、長野に 3ランを浴びるなど 5安打 5失点と精彩を欠いた。アウト 2つを取るのが精いっぱいで降板。「今日は何もないよ」とうなだれた。
榎田の力投で頑張ったが、メッセンジャーが中 4日で登板したメッセンジャーが油に水を注ぐ感じになったが、打者によってそのまま勝ちゲームにしたのが良かった。
今日(18日)から約一週間オールスター戦を挟んでお休みとなるが、24日から始まる後期の試合は神宮球場でヤクルトとの試合になる。当然勝ち試合でスタートするだろうと思っています。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2013.07.17 勝敗表
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