9回無死 1、 2塁。鳥谷敬内野手(32)がバットを横に寝かせた。 8月の月間打率は 3割を超えた。右肩上がりになっている夏男が職人技を、いとも簡単に決めた。
アニヤン新井・新井貴浩内野手(36)が、 5回に同点の13号ソロ本塁打を放った。同点で迎えた 9回裏一死満塁で、ヤクルトのバーネットが投じたカットボールをセンターに運び、今季 8度目のサヨナラ勝ち。新井は 1人で全打点を挙げた。
虎のリードオフマンは西岡剛内野手(29)だ。左ひざ痛からの復帰戦で今季28度目のマルチを記録。拳を握りしめ、サヨナラのホームを踏んだ。
能見篤史投手(34)は 8回途中 5安打 1失点と力投したが、今季ワーストの 5四球と苦しみ、無念の途中降板で 9勝目はお預け 8試合連続勝ち星なしとなった。
同点の 8回二死満塁、バレンティンを迎えた場面で先発能見からセットアッパー安藤優也投手(35)へスイッチ。安藤はフルカウントから空振り三振にしとめ、和田豊監督(50)がを称賛した。記事をまとめてみました。
ヤクルトは 2回、先頭のバレンティンが左翼スタンドへ42号ソロを放ち、 1点を先制した。阪神は先発木谷の前に序盤は無安打。
阪神は 5回、新井貴浩が左翼へ13号ソロを放ち、同点にした。ヤクルトは中盤、得点圏に走者を進めるも、得点につながらなかった。
同点の9回、阪神は一死満塁から新井貴の中犠飛で<阪神 2- 1ヤクルト>とサヨナラ勝ちで連勝。ヤクルトはバーネットが誤算で連敗。
お立ち台で新井貴浩内野手(右)から手を挙げられる安藤優也投手
9回無死 1、 2塁。鳥谷敬内野手がバットを横に寝かせた。 3万超の観衆からどよめきが起きる。転がす。バーネットが大股でマウンドを駆け降り、拾うが、 1塁悪送球。誰もが今季 8度目のサヨナラ劇を確信した。和田監督の執念タクトにキャプテンが応えた瞬間に、それが必然となった。
「状況が状況なんで。サインが出れば、当たり前のことです」
カウント 1- 1。 139キロの外角シンカーだった。犠打自体、昨季は 5個記録しているが、今季初(犠飛は 1個)。 8月の月間打率は 3割を超えた。右肩上がりになっている夏男が職人技を、いとも簡単に決めた。さすがだ。
「勝負どころ。よく鳥谷がいいバントをしてくれて、かつセーフになった。素晴らしいバントだった」
9回無死 1、 2塁からバントを決めた鳥谷敬内野手。相手のミスを誘い無死満塁として劇勝のおぜん立てをした
和田監督は試合後のテレビインタビューで声を弾ませた。およそ 1週間前を思い出した虎党も多かったはずだ。10日の中日戦(ナゴヤD)。同点の 9回無死 1、 2塁という酷似した場面で今成がバント失敗。その後、大和が見逃し三振&三盗失敗で無得点という場面があった。背番号「 1」が悪夢を吹き飛ばした。
「サヨナラになったし、よかったです」
鳥谷が笑う。試合開始の 6時間以上前に球場入りし、早出ランニングなどを欠かさない。それは甲子園も京セラドームでも同じ。ルーティンを大事にするからこそ、どんな場面でも対応できる。
首位巨人とはゲーム差を 7.5に縮め、17日の結果次第で自力Vも復活する。鳥谷はあきらめない。
9回、サヨナラ犠飛を放った新井貴浩内野手
新井!! 新井!!でサヨナラや!!
アニヤン新井・新井貴浩内野手が、 5回に同点の13号ソロ本塁打を放った。
「打ったのはスライダー。失投を見逃さず、一振りで仕留められてよかったです」と話した。
さらにアニヤン新井・新井貴浩内野手がサヨナラの犠飛を放った。同点で迎えた 9回裏一死満塁で、ヤクルトのバーネットが投じたカットボールをセンターに運び、今季 8度目のサヨナラ勝ち。新井は 1人で全打点を挙げた。
1軍復帰した西岡が決勝のホームを踏み、チームは 2連勝を飾った。新井貴浩はお立ち台の上で、会心の表情を見せた。「最高です。うれしいです。あまり考えずに楽に入ろうと思った。可能性がある限り、最後まであきらめずに戦いたい」。 5回には同点の13号ソロを放ち、自らのバットで貴重な 2打点を挙げた。劇的な勝利で、首位巨人が敗れたためゲーム差は 7.5と縮め、17日にも自力Vが復活する。
9回裏、サヨナラ中犠飛を放った新井貴浩内野手
高く上がった大きな飛球を目で追いながら確信した。一死満塁。中犠飛で 3走・西岡が笑顔でホームに駆け込んだ。新井は 1塁で、右手の人さし指を突き上げた。
「最高です。あんまり考えずに楽な気持ちで(打席に)入りました」
1- 1の 9回だった。左ひざ痛から復帰した西岡が遊撃内野安打でチャンスメーク。大和の左前打で無死 1、 2塁になると、 3番鳥谷は投前にバント。和田監督の執念のタクトだった。バーネットが 1塁送球を悪投し、無死満塁-。 3万2712人をのみ込んだ京セラドームが沸く。マートンが浅い中飛に倒れても期待感が充満している中、主砲がチーム一丸の劇勝を完結させた。
9回阪神一死満塁、サヨナラ犠飛の新井貴浩内野手はナインの祝福を受けた
「何とか早く同点に追いつきたいと思っていた」
プロ初先発のヤクルト・木谷に苦戦した。中継ぎ経験しかなく5試合連続失点中の 2年目右腕。いつか打てるだろう-。そんなムードも、変化球を打たされゴロの山が築かれるにつれ、焦燥感に…。だが、そこに風穴を開けたのも新井だった。
パーフェクトに抑えられていた 1点ビハインドの 5回一死。同点となる12試合ぶりの13号ソロを左翼席に運んだ。サヨナラ犠飛とあわせれば全2打点を挙げる活躍だ。
前日は 4タコで 3三振。 1塁ベンチ上からヤジるファンと言い合った。「なるべく 1人でも多くの人にやってあげたい」とキャンプ中は、時間の許す限りサインに応じる。ファンを大切にするからこそ、品のない罵声には心を痛めた。
サヨナラ勝ちを決め、ベンチに向かってポーズをつける新井貴浩内野手
8回二死満塁のピンチを切り抜けた安藤と初めて 2人でお立ち台に立った。
「 2人とも今年のスタートがあまりよかったわけじゃない。( 2軍キャンプの)安芸で一緒にリハビリしながら、練習しながら『お互いここからはい上がろうな』と言っていた」。苦しむ右腕を知るからこそ、好投がうれしかった。
「守っていて、このピッチャーのために何とかしようって強く思う。そう思わせる背中なんよ」という。この日も大ピンチを切り抜け「あん(安)ちゃん、ガッツポーズ決めてかっこよかった」と心から喜んだ。
9回、遊撃内野安打を放った西岡剛内野手
拳を握りしめ、サヨナラのホームを踏んだ。やはり、虎のリードオフマンは西岡剛内野手だ。左ひざ痛からの復帰戦で今季28度目のマルチを記録。チームに活力を生み出した。
「 9回は僕が決めるのではなく、塁に出ることが仕事と割り切った。初球をとらえることで勢いに乗ると思っていた」
6回二死走者なし、フルカウントからきれいに中前へはじき返し、復帰後初安打を放つと、先頭で回ってきた 9回だ。バーネットの初球、外角の変化球を流し、一目散に快足を飛ばし遊撃内野安打とした。その後、 3塁まで進塁すると、新井の中犠飛で生還。 4打数 2安打。最高の復活劇となった。
7月27日のDeNA戦(甲子園)以来の出場。その間、 1番打者を欠いたチームは16試合で 8勝 8敗と貯金を積み上げられていない。巨人とのゲーム差を詰めなければいけないが、開く一方。頼れる存在が戻ってきた。
西岡剛内野手はサヨナラのホームを踏んでガッツポーズ
母校の大阪桐蔭高は17日に明徳義塾高(高知)と夏の甲子園3回戦を戦う。西岡が 3年時に主将で出場した2002年は東邦(愛知)に初戦敗退。プロへアピールとはならなかったが、西岡の担当スカウト、ロッテ・松本尚樹編成統括(42)は「剛はチームの勝利を第一に考えていた」と振り返る。例えば、 3ゴロの際、 2塁を守る西岡の 1塁へのバックアップの速さは尋常ではなかったという。他球団のスカウトが「ロッテが 1巡目で指名して驚いた」という評価の中、勝利にひたむきな姿に 1巡目指名。西岡自身もその姿勢は今も変わっていない。
「H(ランプ)がつけば、どんな打席でもシーズン中は納得できる。いい当たりでもアウトじゃ納得できない」
2位にいながらも、連日苦戦が続く虎。チームを引っ張るのは再出発となった背番号「 7」であることに違いない。
大和外野手(25)が 9回、先頭西岡の内野安打に続いて、左前安打を放った。
今日から復帰した西岡との 1、 2番のコンビでサヨナラ勝ちにつないだ。「剛さん(西岡)が前にいるんで自分も何とかしようと思った」と話した。
8回表、二死満塁となったところで降板の能見篤史投手
能見篤史投手は 8回途中 5安打 1失点と力投したが、今季ワーストの 5四球と苦しみ、無念の途中降板で 9勝目はお預け 8試合連続勝ち星なしとなった。
毎回のように走者を背負ったが、ピンチになるたび踏ん張った。 8回、二死満塁と追い込まれ、本塁打、 2塁打を打たれていたバレンティンを迎えたところでで安藤にタッチ。これで 5試合連続勝ち星のないまま、無念の思いでマウンドを降りた。
投球中に左手薬指を負傷し、流血もしていた。 降板時には左手も損傷していたが、 3日東京ドームと同様に、爪等のケガではなく自らの手で指をえぐったもの。次回登板にも影響はない模様だ。能見は「(自分は)できることをやるだけなんで。(ケガは)問題ない。まあ、今日は勝ててよかったです」と笑みを見せ、球場をあとにした。
中西投手コーチは交代の理由に「いっぱいいっぱいだったから。アクシデントは関係ない」と説明した。
2番手で登板し満塁のピンチをしのいだセットアッパー安藤優也投手
和田豊監督がセットアッパー安藤優也投手を称賛した。同点の 8回二死満塁、バレンティンを迎えた場面で先発能見から安藤へスイッチ。
安藤はフルカウントから空振り三振にしとめた。「あの場面で代えられるのは安藤。ランナー背負った場面で経験がある。(カウント) 3- 2から非常にいきた球だった。駆け引きというか、すばらしい球だった」。サヨナラ勝ちの後、お立ち台に上がった安藤は「なかなかリリーフで上がることはないので、うれしいです」と笑顔だった。
二死満塁からバレンティンを三振に抑えた安藤優也投手
誰もが固唾をのんで見守った。 1- 1の 8回二死満塁、フルカウント。打席にはこの日、リーグトップの42号ソロを放っているバレンティン。絶体絶命のピンチでエースから託された男が覚悟を決めた。安藤は口を真一文字に結び、信念の1球を選択した。
「腕だけは振ろうと思った。あそこで逃げたら、やられるだけ。向かっていくしかない」
投げ込んだのは 144キロの真っすぐ。インハイを狙った速球は真ん中高めのボール球になったが、「高めの方がいい。真っすぐを狙っていたら、振ってくると思った」。投げミスも想定したベテランの読みが勝った。B砲のバットは豪快に空転。マウンド上で小さく拳を握りしめた。
出番は突如、訪れた。好投を続けていた先発・能見が二死までこぎ着けたものの、満塁の窮地を招き、よもやの交代となった。四球も許されない極限の登板。首脳陣の選択は制球力のある背番号「16」だった。気迫満点の「安藤の 8球」が強打者をねじ伏せた。
8回、ヤクルト・バレンティンを三振に仕留め、ガッツポーズをする安藤優也投手
ミドリムシ入りのサプリメントを試すなど、チャレンジャー精神で突き進んできたプロ12年目の右腕。最後の勝負球は酸いも甘いも味わったキャリアを凝縮していた。
「昔はやせて失敗もしたけど、後悔はしてない。久保田みたいに体重を使って、投げるやり方もあるってわかったから」。数年前には10キロ以上の減量に挑戦して、体のキレを求めた。しかし、球質が軽くなった分だけ、痛打されて気づいた。いまは微増の97キロ前後をキープ。体重を思いっきり乗せた渾身の剛球をお見舞いした。不振で終えた昨シーズン末に「クビかも…」と腹をくくっていた元開幕投手がチームを救った。
「まさか…だったね」
実はブルペンで「エエッー」と悲鳴を上げ、戦いの場に向かっていた。緊張感から解放された駐車場。お立ち台でもらったトラッキーの人形を大事にかかえて、車に乗り込んだ。小学生の 2児のパパはお土産を携え、帰路についた。
悪い癖が出てきたのかと心配していたが、その心配も無い様な試合をしてくれた。
特にアニヤンが頑張ってくれて、燕に対して勝利したのは実に良いことだろう。このまま前進を進めてG軍を潰せ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2013.08.16 勝敗表
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鳥谷、今季初送りバント!新井貴浩サヨナラ犠飛犠飛で阪神連勝!能見 1失点も 5戦連続勝ち星なし
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